JP3312291B2 - エンコ−ダを用いたモ−タ制御装置 - Google Patents
エンコ−ダを用いたモ−タ制御装置Info
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- JP3312291B2 JP3312291B2 JP09735096A JP9735096A JP3312291B2 JP 3312291 B2 JP3312291 B2 JP 3312291B2 JP 09735096 A JP09735096 A JP 09735096A JP 9735096 A JP9735096 A JP 9735096A JP 3312291 B2 JP3312291 B2 JP 3312291B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転駆動に連動
して被移送物を移送させるモ−タを、モ−タ回転を検出
するエンコ−ダの出力パルスにしたがって制御するモ−
タ制御装置に関する。
して被移送物を移送させるモ−タを、モ−タ回転を検出
するエンコ−ダの出力パルスにしたがって制御するモ−
タ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モ−タによって移動駆動する被移送物の
移動量をモ−タの回転数にしたがって決めるため、モ−
タ回転をエンコ−ダで検出し、エンコ−ダの出力パルス
をカウントしてモ−タ制御するモ−タ制御装置がある。
移動量をモ−タの回転数にしたがって決めるため、モ−
タ回転をエンコ−ダで検出し、エンコ−ダの出力パルス
をカウントしてモ−タ制御するモ−タ制御装置がある。
【0003】例えば、AF(オ−トフォ−カス)カメラ
の焦点調節装置には同様のモ−タ制御装置を備えたもの
がある。このようなAFカメラの焦点調節装置は、カメ
ラ本体に装着されるレンズ鏡胴内にモ−タを取付け、ヘ
リコイドねじによって回転螺進する焦点調節用のレンズ
ユニットをモ−タによって回転駆動するようになってい
る。
の焦点調節装置には同様のモ−タ制御装置を備えたもの
がある。このようなAFカメラの焦点調節装置は、カメ
ラ本体に装着されるレンズ鏡胴内にモ−タを取付け、ヘ
リコイドねじによって回転螺進する焦点調節用のレンズ
ユニットをモ−タによって回転駆動するようになってい
る。
【0004】そして、モ−タ回転数をエンコ−ダで検出
し、このエンコ−ダの出力パルスをカウントしてモ−タ
の回転数、つまり、レンズユニットの移動量を検出して
おり、エンコ−ダの出力パルスのカウント値が測距信号
に対して所定の関係になったときモ−タを停止させ、合
焦位置でレンズユニットを静止させる構成となってい
る。
し、このエンコ−ダの出力パルスをカウントしてモ−タ
の回転数、つまり、レンズユニットの移動量を検出して
おり、エンコ−ダの出力パルスのカウント値が測距信号
に対して所定の関係になったときモ−タを停止させ、合
焦位置でレンズユニットを静止させる構成となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなAFカ
メラの焦点調節装置は、焦点調節用レンズユニットが移
動する最長の移動範囲、つまり、無限遠端位置と至近端
位置とを定めるために機械的な位置規制部(例えば、ス
トッパ−)が設けられている。
メラの焦点調節装置は、焦点調節用レンズユニットが移
動する最長の移動範囲、つまり、無限遠端位置と至近端
位置とを定めるために機械的な位置規制部(例えば、ス
トッパ−)が設けられている。
【0006】このため、レンズユニットが無限遠端或い
は至近端に送られて位置規制部に突き当った場合、レン
ズユニットやモ−タなどの慣性作用が働いてモ−タがそ
の位置で確実に停止せず、レンズユニットの移動が停止
した後にもエンコ−ダの出力パルスが発生することがあ
る。したがって、このような不適正な出力パルスをカウ
ントすることになり、無限遠端或いは至近端の位置が正
確に検出できなく、また、焦点調節制御に誤差が生ずる
等の問題がある。
は至近端に送られて位置規制部に突き当った場合、レン
ズユニットやモ−タなどの慣性作用が働いてモ−タがそ
の位置で確実に停止せず、レンズユニットの移動が停止
した後にもエンコ−ダの出力パルスが発生することがあ
る。したがって、このような不適正な出力パルスをカウ
ントすることになり、無限遠端或いは至近端の位置が正
確に検出できなく、また、焦点調節制御に誤差が生ずる
等の問題がある。
【0007】そこで、本発明では上記した実情にかんが
み、モ−タ駆動される被移動物の移動範囲が機械的な位
置規制部によって定まる場合に、モ−タ回転を検出する
エンコ−ダから不適正なパルスが出力されないようにし
て被移動物を正確に位置規制するようにしたモ−タ制御
装置を提供する。
み、モ−タ駆動される被移動物の移動範囲が機械的な位
置規制部によって定まる場合に、モ−タ回転を検出する
エンコ−ダから不適正なパルスが出力されないようにし
て被移動物を正確に位置規制するようにしたモ−タ制御
装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、モ−
タ回転を検出するエンコ−ダを備え、被移動物を移動さ
せるモ−タを上記エンコ−ダの出力パルスのカウントに
したがって制御するモ−タ制御装置に関する。
タ回転を検出するエンコ−ダを備え、被移動物を移動さ
せるモ−タを上記エンコ−ダの出力パルスのカウントに
したがって制御するモ−タ制御装置に関する。
【0009】そして、この発明では、被移動物の移動範
囲の一方端と他方端との各々の位置に設け、被移動物の
当接によって第1状態から第2状態に変化させる端位置
検出スイッチ手段を備える。
囲の一方端と他方端との各々の位置に設け、被移動物の
当接によって第1状態から第2状態に変化させる端位置
検出スイッチ手段を備える。
【0010】さらに、この発明では、上記端位置検出ス
イッチ手段に応動し、第1状態では被移動物の移動モ−
ドで、上記エンコ−ダの出力パルスをカウントしてモ−
タ制御する第1の制御手段と、第2状態では被移動物を
移動させないモ−ドで、第1の制御手段による出力パル
スのカウントをリセットし、その後、上記出力パルスを
新らたにカウントして所定数のカウントにしたがってモ
−タを停止制御する第2の制御手段とを備える。
イッチ手段に応動し、第1状態では被移動物の移動モ−
ドで、上記エンコ−ダの出力パルスをカウントしてモ−
タ制御する第1の制御手段と、第2状態では被移動物を
移動させないモ−ドで、第1の制御手段による出力パル
スのカウントをリセットし、その後、上記出力パルスを
新らたにカウントして所定数のカウントにしたがってモ
−タを停止制御する第2の制御手段とを備える。
【0011】上記のように構成したモ−タ制御装置は、
被移動物が移動範囲の一方端位置または他方端位置まで
移動していないときは、端位置検出スイッチが第1状態
にあり、第1の制御手段がエンコ−ダの出力パルスをカ
ウントし、カウント値にしたがってモ−タ制御し、被移
動物を予め定めた位置まで移動させる。
被移動物が移動範囲の一方端位置または他方端位置まで
移動していないときは、端位置検出スイッチが第1状態
にあり、第1の制御手段がエンコ−ダの出力パルスをカ
ウントし、カウント値にしたがってモ−タ制御し、被移
動物を予め定めた位置まで移動させる。
【0012】また、被移動物が移動範囲の一方端位置ま
たは他方端位置のいずれかの位置まで移動されれば、被
移動物が端位置検出スイッチに当接し、端位置検出スイ
ッチが第1状態から第2状態に変化する。したがって、
第1の制御手段による上記出力パルスのカウントをリセ
ットし、第2の制御手段がエンコ−ダの出力パルスを新
らたにカウントし、このカウント値にしたがってモ−タ
を停止制御する。
たは他方端位置のいずれかの位置まで移動されれば、被
移動物が端位置検出スイッチに当接し、端位置検出スイ
ッチが第1状態から第2状態に変化する。したがって、
第1の制御手段による上記出力パルスのカウントをリセ
ットし、第2の制御手段がエンコ−ダの出力パルスを新
らたにカウントし、このカウント値にしたがってモ−タ
を停止制御する。
【0013】したがって、被移動物が一方端または他方
端で停止すれば、その停止と同時に第1の制御手段がパ
ルス非カウント、第2制御手段がパルスカウントとな
り、エンコ−ダ出力パルスが第2の制御手段によってカ
ウントされてモ−タ制御される。この結果、不適正な出
力パルスをカウントすることがなく、一方端または他方
端に移動された被移動物の位置検出を高い精度で行なう
ことができると共に、被移動物の移動位置を決める信号
処理に誤差が生じない。
端で停止すれば、その停止と同時に第1の制御手段がパ
ルス非カウント、第2制御手段がパルスカウントとな
り、エンコ−ダ出力パルスが第2の制御手段によってカ
ウントされてモ−タ制御される。この結果、不適正な出
力パルスをカウントすることがなく、一方端または他方
端に移動された被移動物の位置検出を高い精度で行なう
ことができると共に、被移動物の移動位置を決める信号
処理に誤差が生じない。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明をAFカメラの焦点
調節装置に実施した一実施形態について図面に沿って説
明する。図1はAFカメラの概略図を示す。図示するよ
うに、このカメラは、カメラ本体が外部本体11と内部
本体12とからなり、内部本体12が外部本体11の下
方部に固設されたガイド軸13に案内されて撮影レンズ
14の光軸15方向に進退するように外部本体11内に
設けられている。
調節装置に実施した一実施形態について図面に沿って説
明する。図1はAFカメラの概略図を示す。図示するよ
うに、このカメラは、カメラ本体が外部本体11と内部
本体12とからなり、内部本体12が外部本体11の下
方部に固設されたガイド軸13に案内されて撮影レンズ
14の光軸15方向に進退するように外部本体11内に
設けられている。
【0015】また、この内部本体12には、ミラ−ボッ
クス16、クイックリタ−ンミラ−17によって撮影光
が導かれるファィンダ−ユニット18、全反射ミラ−1
9によって撮影光が導かれる測距ユニット20が備えら
れ、さらに、この内部本体12には、フイルムの巻き上
げ・巻き戻し機構、ガイドロ−ラ、圧板などからなるフ
イルム給送ユニット、フォ−カルプレ−ンシャッタなど
が備えてある。
クス16、クイックリタ−ンミラ−17によって撮影光
が導かれるファィンダ−ユニット18、全反射ミラ−1
9によって撮影光が導かれる測距ユニット20が備えら
れ、さらに、この内部本体12には、フイルムの巻き上
げ・巻き戻し機構、ガイドロ−ラ、圧板などからなるフ
イルム給送ユニット、フォ−カルプレ−ンシャッタなど
が備えてある。
【0016】外部本体11には、撮影レンズ14の装着
用マウント、電池室、後蓋、レリ−ズボタンやその他の
操作ボタン、次に説明するところの焦点調節ユニットな
どが備えてある。
用マウント、電池室、後蓋、レリ−ズボタンやその他の
操作ボタン、次に説明するところの焦点調節ユニットな
どが備えてある。
【0017】焦点調節ユニットは、制御手段を形成する
CPU(マイクロプロセッサ)21、ドライバ−22、
超音波モ−タ23を備える駆動機構、超音波モ−タ23
の実速度を検出するモニタ手段が主な構成部となってい
る。
CPU(マイクロプロセッサ)21、ドライバ−22、
超音波モ−タ23を備える駆動機構、超音波モ−タ23
の実速度を検出するモニタ手段が主な構成部となってい
る。
【0018】CPU21は、予め設定される超音波モ−
タ23の目標速度に応じたD/A信号を出力する。ドラ
イバ−22はそのD/A信号を入力し、目標速度にした
がって電圧−周波数変換(V/f変換)し、また、その
周波数の2系統の給電々圧Va、Vbを90°の位相差
をもたせて出力し、この給電々圧Va、Vbにより超音
波モ−タ23を給電する。
タ23の目標速度に応じたD/A信号を出力する。ドラ
イバ−22はそのD/A信号を入力し、目標速度にした
がって電圧−周波数変換(V/f変換)し、また、その
周波数の2系統の給電々圧Va、Vbを90°の位相差
をもたせて出力し、この給電々圧Va、Vbにより超音
波モ−タ23を給電する。
【0019】超音波モ−タ23は、2系統の給電々圧V
a、Vbによって、例えば、A相とB相とが給電され、
給電々圧の周波数にしたがう回転速度で回転駆動する。
超音波モ−タ23の第1の出力ギヤ24は減速ギヤ25
を回転駆動し、この減速ギヤ25が内部本体12に設け
たラックギヤ26を移動駆動する。つまり、ラックギヤ
26が減速ギヤ25によって駆動されると、内部本体1
2がガイド軸13に案内されて光軸15方向に進出し、
また、後退する。
a、Vbによって、例えば、A相とB相とが給電され、
給電々圧の周波数にしたがう回転速度で回転駆動する。
超音波モ−タ23の第1の出力ギヤ24は減速ギヤ25
を回転駆動し、この減速ギヤ25が内部本体12に設け
たラックギヤ26を移動駆動する。つまり、ラックギヤ
26が減速ギヤ25によって駆動されると、内部本体1
2がガイド軸13に案内されて光軸15方向に進出し、
また、後退する。
【0020】また、超音波モ−タ23には回転速度(ま
たは回転数)をモニタするための第2の出力ギヤ27が
設けてある。この出力ギヤ27には連動ギヤ28が噛合
しており、この連動ギヤ28の回転駆動によって羽根車
29が回転し、フォト・インタラプタ30により超音波
モ−タ23の回転速度に応じたパルス信号S1がCPU
21に送られる。つまり、これら羽根車29、フォト・
インタラプタ30等によってエンコ−ダ−を形成してい
る。
たは回転数)をモニタするための第2の出力ギヤ27が
設けてある。この出力ギヤ27には連動ギヤ28が噛合
しており、この連動ギヤ28の回転駆動によって羽根車
29が回転し、フォト・インタラプタ30により超音波
モ−タ23の回転速度に応じたパルス信号S1がCPU
21に送られる。つまり、これら羽根車29、フォト・
インタラプタ30等によってエンコ−ダ−を形成してい
る。
【0021】CPU21はフォト・インタラプタ30か
ら送られたパルス信号S1と測距ユニット20から送ら
れる被写体の測距信号S2とを信号処理し、その処理値
にしたがってフイルム面に合焦させるに必要な内部本体
12の移動量を決める。つまり、その信号処理よりドラ
イバ−22から給電々圧Va、Vbが出力されて超音波
モ−タ23の回転によって内部本体12を合焦位置に移
動させる。
ら送られたパルス信号S1と測距ユニット20から送ら
れる被写体の測距信号S2とを信号処理し、その処理値
にしたがってフイルム面に合焦させるに必要な内部本体
12の移動量を決める。つまり、その信号処理よりドラ
イバ−22から給電々圧Va、Vbが出力されて超音波
モ−タ23の回転によって内部本体12を合焦位置に移
動させる。
【0022】また、このAFカメラは外部本体11内の
前側に無限遠端スイッチ31と、その後側に至近端スイ
ッチ32とが設けてある。これらスイッチ31または3
2の動作に応じてCPU21が焦点調節モ−ドと焦点非
調節モ−ドとのいずれかに切換わるようになっている。
そして、焦点調整モ−ドでは、内部本体12が無限遠端
スイッチ31に当接したとき、CPU21がパルス信号
S1のカウントをリセットし、内部本体12の後退移動
によってパルス信号を加算カウントし、至近端スイッチ
32に内部本体12が当接することによってパルスカウ
ントを停止する。内部本体12が上記と反対に移動する
ときは、CPU21が減算カウントする。なお、カメラ
のメインスイッチがOFFされると、CPU21のパル
スカウント値が不揮発性メモリに記憶される。また、焦
点非調節モ−ドでは、内部本体12の停止状態でパルス
信号S1をカウントしてモ−タ制御する。
前側に無限遠端スイッチ31と、その後側に至近端スイ
ッチ32とが設けてある。これらスイッチ31または3
2の動作に応じてCPU21が焦点調節モ−ドと焦点非
調節モ−ドとのいずれかに切換わるようになっている。
そして、焦点調整モ−ドでは、内部本体12が無限遠端
スイッチ31に当接したとき、CPU21がパルス信号
S1のカウントをリセットし、内部本体12の後退移動
によってパルス信号を加算カウントし、至近端スイッチ
32に内部本体12が当接することによってパルスカウ
ントを停止する。内部本体12が上記と反対に移動する
ときは、CPU21が減算カウントする。なお、カメラ
のメインスイッチがOFFされると、CPU21のパル
スカウント値が不揮発性メモリに記憶される。また、焦
点非調節モ−ドでは、内部本体12の停止状態でパルス
信号S1をカウントしてモ−タ制御する。
【0023】図2はドライバ−22の具体的な回路例を
示したものである。図示するように、CPU21には要
望する超音波モ−タ23の回転速度(目標速度)を設定
し、この設定値にしたがう電圧信号をCPU21からV
/f変換・鋸波作成回路33にD/A信号として送る。
つまり、CPU21はD/A設定入力を変えることでD
/A信号発生部(例えば、レジスタ)より段階的にレベ
ルが変わるD/A信号(電圧信号)を出力するようにな
っている。
示したものである。図示するように、CPU21には要
望する超音波モ−タ23の回転速度(目標速度)を設定
し、この設定値にしたがう電圧信号をCPU21からV
/f変換・鋸波作成回路33にD/A信号として送る。
つまり、CPU21はD/A設定入力を変えることでD
/A信号発生部(例えば、レジスタ)より段階的にレベ
ルが変わるD/A信号(電圧信号)を出力するようにな
っている。
【0024】V/f変換・鋸波作成回路33は、入力し
た電圧信号を電圧−周波数変換し、周波数fnの鋸波信
号を作り、これを分配器34に入力する。分配器34は
4fnのクロックにより位相を90°ずつ遅延させなが
らfnの鋸波信号を矩形波に整形して4分配する。つま
り、φ1より90°の位相を遅らせてφ3より、φ3よ
り90°の位相を遅らせてφ2より、φ2より90°の
位相を遅らせてφ4より各々矩形波信号を出力する。
た電圧信号を電圧−周波数変換し、周波数fnの鋸波信
号を作り、これを分配器34に入力する。分配器34は
4fnのクロックにより位相を90°ずつ遅延させなが
らfnの鋸波信号を矩形波に整形して4分配する。つま
り、φ1より90°の位相を遅らせてφ3より、φ3よ
り90°の位相を遅らせてφ2より、φ2より90°の
位相を遅らせてφ4より各々矩形波信号を出力する。
【0025】4分配された矩形波信号はアンド回路35
a〜35dに各々入力する。アンド回路35a〜35d
の第3の入力端子には超音波モ−タ23のON信号が入
力し、第2の入力端子には後述するPWM信号が入力し
ており、各アンド回路35a〜35dがゲ−ト開の間に
出力するパルス周波数信号を増幅作用のトランジスタ3
6a〜36dのベ−スに入力する。
a〜35dに各々入力する。アンド回路35a〜35d
の第3の入力端子には超音波モ−タ23のON信号が入
力し、第2の入力端子には後述するPWM信号が入力し
ており、各アンド回路35a〜35dがゲ−ト開の間に
出力するパルス周波数信号を増幅作用のトランジスタ3
6a〜36dのベ−スに入力する。
【0026】トランジスタ36aと36bのコレクタは
昇圧トランス37aの一次コイルの両端に各々接続し、
また、トランジスタ36cと36dのコレクタは昇圧ト
ランス37bの一次コイルの両端に各々接続してある。
そして、昇圧トランス37a、37bの二次コイルの出
力端が超音波モ−タ23に接続してある。
昇圧トランス37aの一次コイルの両端に各々接続し、
また、トランジスタ36cと36dのコレクタは昇圧ト
ランス37bの一次コイルの両端に各々接続してある。
そして、昇圧トランス37a、37bの二次コイルの出
力端が超音波モ−タ23に接続してある。
【0027】なお、コンパレ−タ38はアンド回路35
a〜35dから出力されるパルス周波数信号のパルス幅
を換えるためのもので、このコンパレ−タ38はCPU
21の設定値にしたがったD/A信号(電圧信号)を第
1入力端子に、V/f変換・鋸波作成回路33からの鋸
波信号を第2入力端子に各々入力してPWM信号を出力
し、このPWM信号をアンド回路35a〜35dの第2
の入力端子に入力させる。D/A信号も設定入力にした
がって段階的に変化する。また、モニタ39は既に述べ
たところの羽根車29とフォト・インタラプタ30から
なるモ−タ回転速度の検出器である。
a〜35dから出力されるパルス周波数信号のパルス幅
を換えるためのもので、このコンパレ−タ38はCPU
21の設定値にしたがったD/A信号(電圧信号)を第
1入力端子に、V/f変換・鋸波作成回路33からの鋸
波信号を第2入力端子に各々入力してPWM信号を出力
し、このPWM信号をアンド回路35a〜35dの第2
の入力端子に入力させる。D/A信号も設定入力にした
がって段階的に変化する。また、モニタ39は既に述べ
たところの羽根車29とフォト・インタラプタ30から
なるモ−タ回転速度の検出器である。
【0028】このように構成したドライバ−22は、昇
圧トランス37a、37bより出力する給電々圧Va、
Vbの周波数が、CPU21によって設定される目標速
度にしたがって決定され、超音波モ−タ23がその周波
数にしたがう回転速度で回転駆動することになる。すな
わち、CPU21によって目標速度の設定値(D/A設
定入力値)を変えれば、給電々圧Va、Vbの周波数が
その目標速度の設定値に応じて変わり、超音波モ−タ2
3の回転速度をその設定値にしたがって変えることがで
きる。
圧トランス37a、37bより出力する給電々圧Va、
Vbの周波数が、CPU21によって設定される目標速
度にしたがって決定され、超音波モ−タ23がその周波
数にしたがう回転速度で回転駆動することになる。すな
わち、CPU21によって目標速度の設定値(D/A設
定入力値)を変えれば、給電々圧Va、Vbの周波数が
その目標速度の設定値に応じて変わり、超音波モ−タ2
3の回転速度をその設定値にしたがって変えることがで
きる。
【0029】しかしながら、実際には超音波モ−タ23
を目標速度に正確に合わせて回転させることが難しい。
超音波モ−タ23の固体差による特性のばらつき、負荷
条件、周囲温度などの影響を受けるために、設定した目
標速度に対して超音波モ−タ23の実際の回転速度にず
れが生ずる。
を目標速度に正確に合わせて回転させることが難しい。
超音波モ−タ23の固体差による特性のばらつき、負荷
条件、周囲温度などの影響を受けるために、設定した目
標速度に対して超音波モ−タ23の実際の回転速度にず
れが生ずる。
【0030】そこで、この発明では、モニタ手段によっ
て超音波モ−タ23の実速度を検出し、この実速度と設
定した目標速度との差を求め、さらに、この差と目標速
度との比を算出し、この算出結果にもとづいて給電々圧
の周波数の補正量を定める構成としてある。
て超音波モ−タ23の実速度を検出し、この実速度と設
定した目標速度との差を求め、さらに、この差と目標速
度との比を算出し、この算出結果にもとづいて給電々圧
の周波数の補正量を定める構成としてある。
【0031】言換えれば、実速度が目標速度に対してず
れているかぎり、そのときの実速度のずれ量にもとづい
て周波数の補正量が定まり、超音波モ−タ23が補正さ
れた周波数にしたがって目標速度で回転する。
れているかぎり、そのときの実速度のずれ量にもとづい
て周波数の補正量が定まり、超音波モ−タ23が補正さ
れた周波数にしたがって目標速度で回転する。
【0032】超音波モ−タ23の実速度はCPU21が
フォト・インタラプタ30から入力するパルス信号S1
より検出し、目標速度はCPU21の設定値より定ま
る。そして、このCPU21が実速度信号と目標速度信
号との差信号を算出し、また、この差信号と目標速度と
の比を算出する。
フォト・インタラプタ30から入力するパルス信号S1
より検出し、目標速度はCPU21の設定値より定ま
る。そして、このCPU21が実速度信号と目標速度信
号との差信号を算出し、また、この差信号と目標速度と
の比を算出する。
【0033】具体的にはCPU21が {(目標速度−実速度)/目標速度}×100(%) の計算を行なうようになっている。
【0034】回転速度のずれ量をこのように算出したC
PU21は、目標速度とずれ量とから周波数の補正量を
定め、この補正量にしたがって設定値を変えてD/A信
号を出力する。言換えれば、算出したずれ量に所定の係
数を掛けて補正量を算出し、この補正量を既設定の目標
速度に加味させるようにD/A設定入力を加減し、この
加減にしたがってD/A信号を出力する。これによって
D/A信号レベルが増加し、また、減少する。
PU21は、目標速度とずれ量とから周波数の補正量を
定め、この補正量にしたがって設定値を変えてD/A信
号を出力する。言換えれば、算出したずれ量に所定の係
数を掛けて補正量を算出し、この補正量を既設定の目標
速度に加味させるようにD/A設定入力を加減し、この
加減にしたがってD/A信号を出力する。これによって
D/A信号レベルが増加し、また、減少する。
【0035】このように、目標速度に対する実速度のず
れ量にもとづいて定められた周波数の補正量が設定さ
れ、この補正量にしたがったD/A信号がV/f変換・
鋸波作成回路33に送られる。この結果、給電々圧V
a、Vbの周波数が実速度のずれ量にしたがって変化
し、超音波モ−タ23が周波数補正前の実速度から目標
速度に向かって加速し、また、減速する。
れ量にもとづいて定められた周波数の補正量が設定さ
れ、この補正量にしたがったD/A信号がV/f変換・
鋸波作成回路33に送られる。この結果、給電々圧V
a、Vbの周波数が実速度のずれ量にしたがって変化
し、超音波モ−タ23が周波数補正前の実速度から目標
速度に向かって加速し、また、減速する。
【0036】上記のように速度制御される超音波モ−タ
23によって内部本体12が光軸方向に移動して焦点調
節が行なわれるが、このAFカメラでは内部本体12が
無限遠端または至近端の位置規制部に突き当って発生す
る不適当なエンコ−ダ出力パルスを防ぐために、図3に
示すところのラックバネ40、41を備えている。
23によって内部本体12が光軸方向に移動して焦点調
節が行なわれるが、このAFカメラでは内部本体12が
無限遠端または至近端の位置規制部に突き当って発生す
る不適当なエンコ−ダ出力パルスを防ぐために、図3に
示すところのラックバネ40、41を備えている。
【0037】すなわち、ラックギヤ26はそのラック支
持部26aを内部本体12に摺動自在に取付け、ラック
ギヤ26が内部本体12に対して光軸方向に移動するよ
うになっている。そして、ラック支持部26aの前部と
内部本体12に固定したバネ受け板42との間にラック
バネ40を設け、また、ラック支持部26aの後側と内
部本体12の後側ケ−ス12aとの間にラックバネ41
を設け、これら2つのラックバネ40、41の拡圧勢力
によってラックギヤ26を静止させるようにしてある。
持部26aを内部本体12に摺動自在に取付け、ラック
ギヤ26が内部本体12に対して光軸方向に移動するよ
うになっている。そして、ラック支持部26aの前部と
内部本体12に固定したバネ受け板42との間にラック
バネ40を設け、また、ラック支持部26aの後側と内
部本体12の後側ケ−ス12aとの間にラックバネ41
を設け、これら2つのラックバネ40、41の拡圧勢力
によってラックギヤ26を静止させるようにしてある。
【0038】このように内部本体12が外部本体11の
前部内面と後部内面まで移動する間は図4に示すよう
に、ラックギヤ26が内部本体12に対してラックバネ
40、41の釣り合いによって決まる位置を保持する。
前部内面と後部内面まで移動する間は図4に示すよう
に、ラックギヤ26が内部本体12に対してラックバネ
40、41の釣り合いによって決まる位置を保持する。
【0039】ラックギヤ26がこのバネの釣り合い状態
で超音波モ−タ23の出力ギヤ24と減速ギヤ25とに
よって連動され、内部本体12が外部本体11の後部内
面に当接するまで後退移動すると、図5、図6に示した
如く、至近端スイッチ32に内部本体12が当接してこ
のスイッチ32がOFFからONに切換わる。このと
き、CPU21が至近端スイッチ32のON信号を入力
して焦点非調節モ−ドとなり、また、その後、ラックギ
ヤ26が内部本体12に対して独立に移動するようにな
る。
で超音波モ−タ23の出力ギヤ24と減速ギヤ25とに
よって連動され、内部本体12が外部本体11の後部内
面に当接するまで後退移動すると、図5、図6に示した
如く、至近端スイッチ32に内部本体12が当接してこ
のスイッチ32がOFFからONに切換わる。このと
き、CPU21が至近端スイッチ32のON信号を入力
して焦点非調節モ−ドとなり、また、その後、ラックギ
ヤ26が内部本体12に対して独立に移動するようにな
る。
【0040】つまり、内部本体12が外部本体11の後
部内面に当接してその移動が停止した後、図7に示すよ
うに、ラックギヤ26が超音波モ−タ23によって連動
されて後退移動する。このため、ラックバネ41のバネ
勢力に逆ってラックギヤ26が後退し、ラックギヤ26
のこの後退移動の間にCPU21が焦点非調節モ−ドで
パルス信号S1をカウントする。
部内面に当接してその移動が停止した後、図7に示すよ
うに、ラックギヤ26が超音波モ−タ23によって連動
されて後退移動する。このため、ラックバネ41のバネ
勢力に逆ってラックギヤ26が後退し、ラックギヤ26
のこの後退移動の間にCPU21が焦点非調節モ−ドで
パルス信号S1をカウントする。
【0041】このように、内部本体12が外部本体11
の後部内面に当接すると、既に述べたように、至近端ス
イッチ32が動作し、その後CPU21が焦点調節のパ
ルスカウントを停止して焦点非調節モ−ドとなり、ま
た、その後は超音波モ−タ23がラックバネ41を圧縮
させるようにラックギヤ26を連動する押し当て駆動と
なることから、CPU21が焦点非調節モ−ドでパルス
信号S1をカウントしてモ−タ制御し、内部本体12を
停止させた状態で押し当て駆動に移り、この間にパルス
信号S1をカウントし、予め定めたカウント値となった
時に超音波モ−タ23を停止制御する。この停止制御は
アンド回路35a〜35dの第3の入力端子にOFF信
号を与える。
の後部内面に当接すると、既に述べたように、至近端ス
イッチ32が動作し、その後CPU21が焦点調節のパ
ルスカウントを停止して焦点非調節モ−ドとなり、ま
た、その後は超音波モ−タ23がラックバネ41を圧縮
させるようにラックギヤ26を連動する押し当て駆動と
なることから、CPU21が焦点非調節モ−ドでパルス
信号S1をカウントしてモ−タ制御し、内部本体12を
停止させた状態で押し当て駆動に移り、この間にパルス
信号S1をカウントし、予め定めたカウント値となった
時に超音波モ−タ23を停止制御する。この停止制御は
アンド回路35a〜35dの第3の入力端子にOFF信
号を与える。
【0042】また、ラックバネ40側、つまり、ラック
支持部26aの前側についても同様の動作となり、内部
本体12が前進移動し外部本体11の前部内面に当接し
た後は、ラックバネ40を圧縮させながらラックギヤ2
6が前方に移動させる。
支持部26aの前側についても同様の動作となり、内部
本体12が前進移動し外部本体11の前部内面に当接し
た後は、ラックバネ40を圧縮させながらラックギヤ2
6が前方に移動させる。
【0043】つまり、内部本体12が外部本体11の前
部内面に当接して移動停止した後、超音波モ−タ23が
ラックバネ40を圧縮させるようにラックギヤ26を連
動させる押し当て駆動に移り、この押し当て駆動後に超
音波モ−タ23を停止する。
部内面に当接して移動停止した後、超音波モ−タ23が
ラックバネ40を圧縮させるようにラックギヤ26を連
動させる押し当て駆動に移り、この押し当て駆動後に超
音波モ−タ23を停止する。
【0044】既に述べたように、内部本体12が外部本
体11の前部内面に当接するまで移動すると、無限遠端
スイッチ31が動作し、CPU21が焦点非調整モ−ド
となり、パルスカウントをリセットする。そして、この
CPU21が押し当て駆動の間にカウントしたパルス信
号S1によって超音波モ−タ23を停止制御する。
体11の前部内面に当接するまで移動すると、無限遠端
スイッチ31が動作し、CPU21が焦点非調整モ−ド
となり、パルスカウントをリセットする。そして、この
CPU21が押し当て駆動の間にカウントしたパルス信
号S1によって超音波モ−タ23を停止制御する。
【0045】図8は上記のように内部本体12をモ−タ
駆動する超音波モ−タ23の制御動作を示す説明図であ
る。図示するように、内部本体12を前進させ、また、
後退させて焦点調節する場合には超音波モ−タ23を通
常速度で駆動させて行なうが、内部本体12が無限遠端
或いは至近端に近づいたときは超音波モ−タ23を減速
制御する。なお、この場合は無限遠端スイッチ31と至
近端スイッチ32とがOFFとなっており、CPU21
が焦点調節モ−ドとなっている。
駆動する超音波モ−タ23の制御動作を示す説明図であ
る。図示するように、内部本体12を前進させ、また、
後退させて焦点調節する場合には超音波モ−タ23を通
常速度で駆動させて行なうが、内部本体12が無限遠端
或いは至近端に近づいたときは超音波モ−タ23を減速
制御する。なお、この場合は無限遠端スイッチ31と至
近端スイッチ32とがOFFとなっており、CPU21
が焦点調節モ−ドとなっている。
【0046】このような通常速度と減速はCPU21に
設定する目標速度を予め定めておくことにより、CPU
21がこれらの速度に応じたD/A信号を出力するか
ら、超音波モ−タ23が通常速度で駆動し、また、減速
制御される。なお、このような速度は、給電々圧Va、
Vbの周波数を変え、または、PWM信号によって給電
々圧Va、Vbの電圧制御によって行なうことができ
る。
設定する目標速度を予め定めておくことにより、CPU
21がこれらの速度に応じたD/A信号を出力するか
ら、超音波モ−タ23が通常速度で駆動し、また、減速
制御される。なお、このような速度は、給電々圧Va、
Vbの周波数を変え、または、PWM信号によって給電
々圧Va、Vbの電圧制御によって行なうことができ
る。
【0047】また、通常速度と減速の切換点は、CPU
21がパルス信号S1をカウントすることによって行な
われる。すなわち、内部本体12が無限遠端と至近端と
の間で移動しているときにフォト・インタラプタ30が
出力するパルス信号S1をCPU21がカウントし、こ
のカウント値を信号処理する。
21がパルス信号S1をカウントすることによって行な
われる。すなわち、内部本体12が無限遠端と至近端と
の間で移動しているときにフォト・インタラプタ30が
出力するパルス信号S1をCPU21がカウントし、こ
のカウント値を信号処理する。
【0048】そして、無限遠端から至近端までのト−タ
ルパルス数が予め定めてあるから、無限遠端或いは至近
端までの残りパルス数を算出し、所定数の残りパルス数
となった時に通常速度から減速制御に切換える構成とし
てある。
ルパルス数が予め定めてあるから、無限遠端或いは至近
端までの残りパルス数を算出し、所定数の残りパルス数
となった時に通常速度から減速制御に切換える構成とし
てある。
【0049】内部本体12が無限遠端方向(図1におい
て前方向)に移動して無限遠端に達するときには、超音
波モ−タ23の減速駆動によって外部本体11の前部内
面に当接して移動停止する。なお、この動作段階では、
内部本体12の停止にかかわらず、ラックバネ40を圧
縮させるようにしてラックギヤ26の駆動が続き、超音
波モ−タ23が押し当て駆動に移る。
て前方向)に移動して無限遠端に達するときには、超音
波モ−タ23の減速駆動によって外部本体11の前部内
面に当接して移動停止する。なお、この動作段階では、
内部本体12の停止にかかわらず、ラックバネ40を圧
縮させるようにしてラックギヤ26の駆動が続き、超音
波モ−タ23が押し当て駆動に移る。
【0050】また、この動作段階では、無限遠端スイッ
チ31に内部本体12が当接し、このスイッチ31がO
FFからONに切換わる。これより、CPU21がこの
ON信号を入力し焦点非調節モ−ドとなり、パルス信号
S1のカウントをリセットする。
チ31に内部本体12が当接し、このスイッチ31がO
FFからONに切換わる。これより、CPU21がこの
ON信号を入力し焦点非調節モ−ドとなり、パルス信号
S1のカウントをリセットする。
【0051】なお、この焦点非調節モ−ドでは超音波モ
−タ23が駆動しているため、フォト・インタラプタ3
0のパルス信号S1がCPU21に引き続き送られ、C
PU21はこのパルス信号S1をカウントし、このカウ
ントが所定値となったとき超音波モ−タ23を停止させ
る。つまり、アンド回路35a〜35dにOFF信号を
入力させて超音波モ−タ23を停止させる。
−タ23が駆動しているため、フォト・インタラプタ3
0のパルス信号S1がCPU21に引き続き送られ、C
PU21はこのパルス信号S1をカウントし、このカウ
ントが所定値となったとき超音波モ−タ23を停止させ
る。つまり、アンド回路35a〜35dにOFF信号を
入力させて超音波モ−タ23を停止させる。
【0052】内部本体12が至近端方向(図1において
後方向)に移動して至近端に達するときも同様の動作と
なり、内部本体12が外部本体11の後部内面に当接し
て移動停止し、このとき至近端スイッチ32がOFFか
らONに切換わることから、CPU21が焦点調節モ−
ドから焦点非調節モ−ドに切換り、CPU21が焦点調
節のパルスカウントを停止する。
後方向)に移動して至近端に達するときも同様の動作と
なり、内部本体12が外部本体11の後部内面に当接し
て移動停止し、このとき至近端スイッチ32がOFFか
らONに切換わることから、CPU21が焦点調節モ−
ドから焦点非調節モ−ドに切換り、CPU21が焦点調
節のパルスカウントを停止する。
【0053】そして、超音波モ−タ23がラックバネ4
1を圧縮させる押し当て駆動に移り、その後、CPU2
1がこの押し当て駆動の間にカウントしたパルス信号S
1のカウント値にしたがって超音波モ−タ23を停止さ
せる。
1を圧縮させる押し当て駆動に移り、その後、CPU2
1がこの押し当て駆動の間にカウントしたパルス信号S
1のカウント値にしたがって超音波モ−タ23を停止さ
せる。
【0054】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は超音波モ−タを使用したAFカメラの焦
点調節装置にかぎらず、エンコ−ダを用いた各種のモ−
タ制御として実施することができる。
たが、本発明は超音波モ−タを使用したAFカメラの焦
点調節装置にかぎらず、エンコ−ダを用いた各種のモ−
タ制御として実施することができる。
【図1】本発明の一実施形態を示すAFカメラの概略図
である。
である。
【図2】超音波モ−タのドライバ−回路例を示す図であ
る。
る。
【図3】超音波モ−タの駆動機構を示すAFカメラの部
分的な底面図である。
分的な底面図である。
【図4】内部本体が無限遠端と至近端との間で移動する
ときのラックギヤの動作を示す機構図である。
ときのラックギヤの動作を示す機構図である。
【図5】内部本体が至近端スイッチに当接した状態を示
す図4同様の機構図である。
す図4同様の機構図である。
【図6】至近端スイッチがOFFからONに切換った状
態を示す図4同様の機構図である。
態を示す図4同様の機構図である。
【図7】超音波モ−タが押し当て駆動している状態を示
す図4同様の機構図である。
す図4同様の機構図である。
【図8】超音波モ−タの制御動作を示す説明図である。
11 外部本体 12 内部本体 21 CPU 22 ドライバ− 23 超音波モ−タ 24 第1の出力ギヤ 25 減速ギヤ 26 ラックギヤ 27 第2の出力ギヤ 28 連動ギヤ 29 羽根車 30 フォト・インタラプタ 31 無限遠端スイッチ 32 至近端スイッチ 40、41 ラックバネ
フロントページの続き (72)発明者 安原 伸 東京都世田谷区玉川台二丁目14番9号 京セラ株式会社 東京用賀事業所内 (56)参考文献 特開 平6−165590(JP,A) 特開 昭62−102212(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/00 - 5/26 H02P 7/00 - 7/34
Claims (1)
- 【請求項1】 モ−タ回転を検出するエンコ−ダを備
え、被移動物を移動させるモ−タを上記エンコ−ダの出
力パルスのカウントにしたがって制御するモ−タ制御装
置において、被移動物の移動範囲の一方端と他方端との
各々の位置に設け、被移動物の当接によって第1状態か
ら第2状態に変化させる端位置検出スイッチ手段と、こ
の端位置検出スイッチ手段に応動し、第1状態では被移
動物の移動モ−ドで、上記エンコ−ダの出力パルスをカ
ウントしてモ−タ制御する第1の制御手段と、第2状態
では被移動物を移動させないモ−ドで、第1の制御手段
による出力パルスのカウントをリセットし、その後に上
記出力パルスを新らたにカウントして所定数のカウント
にしたがってモ−タを停止制御する第2の制御手段とを
備えたことを特徴とするエンコ−ダを用いたモ−タ制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09735096A JP3312291B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | エンコ−ダを用いたモ−タ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09735096A JP3312291B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | エンコ−ダを用いたモ−タ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09266687A JPH09266687A (ja) | 1997-10-07 |
JP3312291B2 true JP3312291B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=14190044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09735096A Expired - Fee Related JP3312291B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | エンコ−ダを用いたモ−タ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3312291B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP09735096A patent/JP3312291B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09266687A (ja) | 1997-10-07 |
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