JP3310450B2 - 羽口の補修方法ならびに補修用治具 - Google Patents
羽口の補修方法ならびに補修用治具Info
- Publication number
- JP3310450B2 JP3310450B2 JP05066994A JP5066994A JP3310450B2 JP 3310450 B2 JP3310450 B2 JP 3310450B2 JP 05066994 A JP05066994 A JP 05066994A JP 5066994 A JP5066994 A JP 5066994A JP 3310450 B2 JP3310450 B2 JP 3310450B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tuyere
- insert ring
- rod
- repair
- outer tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は取鍋、タンディッシュや
転炉などの溶融金属処理容器の溶融金属取出用羽口の損
耗部位を、耐用寿命の延長を図って補修することが可能
な羽口の補修方法ならびに該方法の実施に好適に用いら
れる補修用治具に関する。
転炉などの溶融金属処理容器の溶融金属取出用羽口の損
耗部位を、耐用寿命の延長を図って補修することが可能
な羽口の補修方法ならびに該方法の実施に好適に用いら
れる補修用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融金属処理容器(以下処理容器と称す
る)における溶融金属取出用羽口の延命対策として、そ
の損耗部位に溶射材を溶射吹付けをする場合、たとえば
耐火物容器の開口部の熱間補修方法として、特開昭56
−97784号公報に開示されているように、溶融金属
取出用羽口の内孔径部に溶射材が付着しないように、鉄
皮外部から溶融金属取出用羽口の内孔径部へ空気を吹込
みながら、溶融金属取出用羽口上部より溶射吹付けをす
る方法がある。
る)における溶融金属取出用羽口の延命対策として、そ
の損耗部位に溶射材を溶射吹付けをする場合、たとえば
耐火物容器の開口部の熱間補修方法として、特開昭56
−97784号公報に開示されているように、溶融金属
取出用羽口の内孔径部に溶射材が付着しないように、鉄
皮外部から溶融金属取出用羽口の内孔径部へ空気を吹込
みながら、溶融金属取出用羽口上部より溶射吹付けをす
る方法がある。
【0003】溶融金属取出用羽口は使用毎に、溶融金属
との摩擦によって損耗していき、内孔径部の径も大きく
なっていくが、その径は溶融金属取出用羽口の下部にあ
る上ノズルやスライディングプレートを保護するために
一定の大きさを確保し、それ以上は大きくならないよう
にしておく必要がある。
との摩擦によって損耗していき、内孔径部の径も大きく
なっていくが、その径は溶融金属取出用羽口の下部にあ
る上ノズルやスライディングプレートを保護するために
一定の大きさを確保し、それ以上は大きくならないよう
にしておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た特開昭56−97784号公報にて開示された方法で
は、溶融金属取出用羽口の高さ方向への肉盛りのみに限
られており、その内孔径部の径を軸線方向の全長にわた
って一定の大きさに確保することはできなかった。
た特開昭56−97784号公報にて開示された方法で
は、溶融金属取出用羽口の高さ方向への肉盛りのみに限
られており、その内孔径部の径を軸線方向の全長にわた
って一定の大きさに確保することはできなかった。
【0005】一方前記した公知の方法とは別の対策とし
てインサートリングを使用する補修方法がある。図9に
損耗時の羽口部の概要が示され、図10にこの補修方法
の態様が示されるが、羽口れんが2が図9の斜線を施し
た部分だけ溶損してくると、その直下部に設けられる上
ノズル6を取外して、図10に示すように、損耗部分に
嵌まり合う外径を持つインサートリング13を下方から
羽口2の内孔部に挿入して、モルタルなどにて仮固定し
た後、羽口2とインサートリング13との隙間に向けて
処理容器1の上方開口部側からたとえばAl2O3から成
るモルタル塊を順次投付けてゆくことによって、羽口2
とインサートリング13とを一体になるように固め付け
ることが行われている。
てインサートリングを使用する補修方法がある。図9に
損耗時の羽口部の概要が示され、図10にこの補修方法
の態様が示されるが、羽口れんが2が図9の斜線を施し
た部分だけ溶損してくると、その直下部に設けられる上
ノズル6を取外して、図10に示すように、損耗部分に
嵌まり合う外径を持つインサートリング13を下方から
羽口2の内孔部に挿入して、モルタルなどにて仮固定し
た後、羽口2とインサートリング13との隙間に向けて
処理容器1の上方開口部側からたとえばAl2O3から成
るモルタル塊を順次投付けてゆくことによって、羽口2
とインサートリング13とを一体になるように固め付け
ることが行われている。
【0006】この補修方法は、インサートリング13を
挿入することによって、溶融金属取出しのための取鍋に
必要な自然開孔が一応確保されるとしても、モルタル材
をコントロールよく目標個所に投げるのは容易なことで
はなく、ことに羽口2とインサートリング13との隙間
をモルタル塊で充填することは至難の業であって、した
がってインサートリング13の安定性が悪くて、結果的
にインサートリング13の耐用寿命が短くなる。また、
投げたモルタル塊がインサートリング13の開口周縁部
に盛上がったり、リング内壁部に付着したりすることが
しばしばあって、そのために自然開孔にも悪影響を与え
る結果となり、この方法もまた万全なものとは言い難か
った。
挿入することによって、溶融金属取出しのための取鍋に
必要な自然開孔が一応確保されるとしても、モルタル材
をコントロールよく目標個所に投げるのは容易なことで
はなく、ことに羽口2とインサートリング13との隙間
をモルタル塊で充填することは至難の業であって、した
がってインサートリング13の安定性が悪くて、結果的
にインサートリング13の耐用寿命が短くなる。また、
投げたモルタル塊がインサートリング13の開口周縁部
に盛上がったり、リング内壁部に付着したりすることが
しばしばあって、そのために自然開孔にも悪影響を与え
る結果となり、この方法もまた万全なものとは言い難か
った。
【0007】本発明の目的は、上述するようなインサー
トリング挿入方式が持つ長寿命の利点を活かしながら、
インサートリングの確実な固定を簡単な手段で実現する
ことによって、補修後の処理容器における自然開孔率の
向上ならびに羽口の長寿命を図ることにある。
トリング挿入方式が持つ長寿命の利点を活かしながら、
インサートリングの確実な固定を簡単な手段で実現する
ことによって、補修後の処理容器における自然開孔率の
向上ならびに羽口の長寿命を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融金属処理
容器に設けられる溶融金属取出用羽口の損耗部を補修す
る方法であって、この羽口の直下部に取付けられるノズ
ルを外して、羽口内孔部に耐火物から成るインサートリ
ングを挿入し仮固定した後、このインサートリングに耐
火性の棒体を貫挿通して該リングの開口部を塞がせ、溶
融金属処理容器の内方から前記羽口とインサートリング
とに向けて耐火材を吹き付けもしくは溶射し、その後に
前記棒体を抜取ってノズルを取付けることを特徴とする
羽口の補修方法である。
容器に設けられる溶融金属取出用羽口の損耗部を補修す
る方法であって、この羽口の直下部に取付けられるノズ
ルを外して、羽口内孔部に耐火物から成るインサートリ
ングを挿入し仮固定した後、このインサートリングに耐
火性の棒体を貫挿通して該リングの開口部を塞がせ、溶
融金属処理容器の内方から前記羽口とインサートリング
とに向けて耐火材を吹き付けもしくは溶射し、その後に
前記棒体を抜取ってノズルを取付けることを特徴とする
羽口の補修方法である。
【0009】本発明はまた、耐火性の棒体として、円柱
体の一端側から円錐台が同軸の一体に延長する先絞り円
柱体に形成される棒体が用いられ、インサートリングの
上端部から円錐台および円柱体の一部分が突出するよう
に、インサートリングに貫挿通されることを特徴とする
羽口の補修方法である。
体の一端側から円錐台が同軸の一体に延長する先絞り円
柱体に形成される棒体が用いられ、インサートリングの
上端部から円錐台および円柱体の一部分が突出するよう
に、インサートリングに貫挿通されることを特徴とする
羽口の補修方法である。
【0010】本発明はまた、円筒部の一端からテーパ筒
部が同軸の一体に延長して、円筒部の他端およびテーパ
筒部の先端が塞がれている外管と、この外管に軸線を偏
心させて挿通され、一端が外管内でテーパ筒部に臨んで
開口し、他端が外管の外に開口している内管とから成
り、内管の内部、内・外管間の空間部を経て、外管の円
筒部の他端側に設けられる液取出口から冷却水が取出さ
れる水冷構造で先絞り偏心二重管形の棒体に形成される
ことを特徴とする補修用治具である。
部が同軸の一体に延長して、円筒部の他端およびテーパ
筒部の先端が塞がれている外管と、この外管に軸線を偏
心させて挿通され、一端が外管内でテーパ筒部に臨んで
開口し、他端が外管の外に開口している内管とから成
り、内管の内部、内・外管間の空間部を経て、外管の円
筒部の他端側に設けられる液取出口から冷却水が取出さ
れる水冷構造で先絞り偏心二重管形の棒体に形成される
ことを特徴とする補修用治具である。
【0011】
【作用】本発明に従えば、損耗している羽口の内孔部に
インサートリングを挿入して仮固定の後、耐火性の棒体
がインサートリングに貫挿通される。これによってイン
サートリングの開口部は塞がれる。その後、耐火材を処
理容器の内方から溶射ノズル等を用いて機械的に吹き付
けもしくは溶射し、羽口とインサートリングとに向けて
耐火材を吹付けて、それらの間の隙間と、インサートリ
ングの上端面部とに耐火材を密に肉盛りすることがで
き、したがって、インサートリングの固定は確実に行わ
れる。この場合、インサートリングには棒体が貫挿通さ
れているので、溶射材がリング内側に入り込むことがな
い。
インサートリングを挿入して仮固定の後、耐火性の棒体
がインサートリングに貫挿通される。これによってイン
サートリングの開口部は塞がれる。その後、耐火材を処
理容器の内方から溶射ノズル等を用いて機械的に吹き付
けもしくは溶射し、羽口とインサートリングとに向けて
耐火材を吹付けて、それらの間の隙間と、インサートリ
ングの上端面部とに耐火材を密に肉盛りすることがで
き、したがって、インサートリングの固定は確実に行わ
れる。この場合、インサートリングには棒体が貫挿通さ
れているので、溶射材がリング内側に入り込むことがな
い。
【0012】耐火材の吹き付けもしくは溶射が終わっ
て、固まった状態になると、インサートリングの外面は
耐火材の密着に伴って露出部分が全く存在しなく、か
つ、周囲の羽口れんがと一体化しているため強力に固定
されている。この状態が確認されると、棒体は下方に引
抜かれる。インサートリングの内方部には耐火材が全然
付着していないので、処理容器の自然開孔率は、羽口損
耗前の初期値が確保される。
て、固まった状態になると、インサートリングの外面は
耐火材の密着に伴って露出部分が全く存在しなく、か
つ、周囲の羽口れんがと一体化しているため強力に固定
されている。この状態が確認されると、棒体は下方に引
抜かれる。インサートリングの内方部には耐火材が全然
付着していないので、処理容器の自然開孔率は、羽口損
耗前の初期値が確保される。
【0013】本発明に従えば、前記耐火性棒体として先
絞り円柱体に形成される棒体が用いられ、インサートリ
ングに対して円錐台および円柱体の一部分が突出するよ
うに貫挿通される。
絞り円柱体に形成される棒体が用いられ、インサートリ
ングに対して円錐台および円柱体の一部分が突出するよ
うに貫挿通される。
【0014】このように、先絞り円柱体に形成される棒
体が使用されることによって、耐火材を上方から吹付け
る際、インサートリングの上端部から上方の棒体は円錐
台形になっているために、円柱形に比べて上方空間が広
く展開していて、耐火材が吹き出される個所からの死角
となる部分が極めて少ない状態となり、したがって、イ
ンサートリングの上端面およびインサートリングと羽口
との境界部分の隙間に耐火材をまんべんなく吹付けて確
実に肉盛りさせることが可能であり、さらに、棒体の上
端部は円錐台の小径面であるため、耐火材が乗載し難く
て傘のように溶射材が盛り上がって固着することがな
く、インサートリングから棒体を抜取る際に障害物が存
在しなくスムーズに抜取りできる。
体が使用されることによって、耐火材を上方から吹付け
る際、インサートリングの上端部から上方の棒体は円錐
台形になっているために、円柱形に比べて上方空間が広
く展開していて、耐火材が吹き出される個所からの死角
となる部分が極めて少ない状態となり、したがって、イ
ンサートリングの上端面およびインサートリングと羽口
との境界部分の隙間に耐火材をまんべんなく吹付けて確
実に肉盛りさせることが可能であり、さらに、棒体の上
端部は円錐台の小径面であるため、耐火材が乗載し難く
て傘のように溶射材が盛り上がって固着することがな
く、インサートリングから棒体を抜取る際に障害物が存
在しなくスムーズに抜取りできる。
【0015】さらに本発明に従えば、耐火性の棒体が、
外管と内管とを備える水冷構造で先絞り偏心二重管形に
形成される。前述するように、熱間でインサートリング
挿入による羽口補修を行う際に、棒体内に冷却水を流通
することによって、冷却作用が充分に発揮され、棒体が
熱損傷を受けるのを未然に防止することができる。この
棒体が上部を円錐形でなく円錐台形にしていることによ
って、外管内の上端部まで冷却水が円滑に行きわたっ
て、しかも滞留することがなく、さらに上端部の熱伝達
面積が確保されることによって、この上端部に対する冷
却効果も充分奏されて、棒体の過熱を防止することが可
能であり、棒体自体の耐用性の向上が図れる。
外管と内管とを備える水冷構造で先絞り偏心二重管形に
形成される。前述するように、熱間でインサートリング
挿入による羽口補修を行う際に、棒体内に冷却水を流通
することによって、冷却作用が充分に発揮され、棒体が
熱損傷を受けるのを未然に防止することができる。この
棒体が上部を円錐形でなく円錐台形にしていることによ
って、外管内の上端部まで冷却水が円滑に行きわたっ
て、しかも滞留することがなく、さらに上端部の熱伝達
面積が確保されることによって、この上端部に対する冷
却効果も充分奏されて、棒体の過熱を防止することが可
能であり、棒体自体の耐用性の向上が図れる。
【0016】
【実施例】図1には本発明方法の実施による補修完了状
態の羽口部が断面示される。処理容器1としてのたとえ
ば取鍋における溶融金属取出用羽口(以下、羽口と称す
る)の部分は、溶融金属を取出すための内孔部が貫通し
て設けられる羽口れんが2と、この羽口れんが2を囲繞
して固定するために設けられるたとえば300mm角の
横断面形状を有する羽口抑え3と、この羽口抑え3の周
りの取鍋内底部に敷設される内張敷き材4と、上ノズル
6、上ゲート7、下ゲート8および下部ノズル9を含ん
で構成されるノズル装置5とロングノズル10とを備え
る。羽口れんが2は、MgO−Cを成分とする材料によ
って形成される。以下同様に、上ノズル6はAl2O3−
SiO2、上ゲート7および下ゲート8はAl2O3−
C、下部ノズル9およびロングノズル10はAl2O3−
SiO2−Cをそれぞれ主成分とする材料によって所定
形状に形成される。
態の羽口部が断面示される。処理容器1としてのたとえ
ば取鍋における溶融金属取出用羽口(以下、羽口と称す
る)の部分は、溶融金属を取出すための内孔部が貫通し
て設けられる羽口れんが2と、この羽口れんが2を囲繞
して固定するために設けられるたとえば300mm角の
横断面形状を有する羽口抑え3と、この羽口抑え3の周
りの取鍋内底部に敷設される内張敷き材4と、上ノズル
6、上ゲート7、下ゲート8および下部ノズル9を含ん
で構成されるノズル装置5とロングノズル10とを備え
る。羽口れんが2は、MgO−Cを成分とする材料によ
って形成される。以下同様に、上ノズル6はAl2O3−
SiO2、上ゲート7および下ゲート8はAl2O3−
C、下部ノズル9およびロングノズル10はAl2O3−
SiO2−Cをそれぞれ主成分とする材料によって所定
形状に形成される。
【0017】上記羽口れんが2は、40〜50チャージ
の溶鋼運転が行われた時点では、内孔部の周縁部分が損
耗してくるために、耐火物から成るインサートリング1
3がこの内孔部に介挿される。インサートリング13
は、化学成分がMgO70.8%、F.C22.0%で
ある耐火材料によって、たとえば、内径80mm、外径
90mm、長さ100mmの円筒体に形成されるものが
用いられる。インサートリング13を介挿した後に、耐
火材からなる溶射材12で固定することによって行われ
る羽口の補修方法について以下説明する。
の溶鋼運転が行われた時点では、内孔部の周縁部分が損
耗してくるために、耐火物から成るインサートリング1
3がこの内孔部に介挿される。インサートリング13
は、化学成分がMgO70.8%、F.C22.0%で
ある耐火材料によって、たとえば、内径80mm、外径
90mm、長さ100mmの円筒体に形成されるものが
用いられる。インサートリング13を介挿した後に、耐
火材からなる溶射材12で固定することによって行われ
る羽口の補修方法について以下説明する。
【0018】図2には補修を必要とする羽口部が概略示
される。前述するように、溶鋼注入が40チャージ程度
行われると羽口れんが2の内孔部は周縁部分2Aが損耗
してきて孔径が大きくなってくる。この状態になると取
鍋内を空にした後、前記ノズル装置5を取外して、取鍋
の下方からインサートリング13を損耗している内孔部
に挿入する。
される。前述するように、溶鋼注入が40チャージ程度
行われると羽口れんが2の内孔部は周縁部分2Aが損耗
してきて孔径が大きくなってくる。この状態になると取
鍋内を空にした後、前記ノズル装置5を取外して、取鍋
の下方からインサートリング13を損耗している内孔部
に挿入する。
【0019】図3にインサートリング13の挿入状態が
示されるが、ノズル装置の取付部からインサートリング
13を内孔部に押込ませた後、モルタル材によって仮固
定される。インサートリング13が仮固定されると、次
に棒体14から成る補修治具がインサートリング13内
に貫挿通される。
示されるが、ノズル装置の取付部からインサートリング
13を内孔部に押込ませた後、モルタル材によって仮固
定される。インサートリング13が仮固定されると、次
に棒体14から成る補修治具がインサートリング13内
に貫挿通される。
【0020】図4に、棒体14が貫挿通された状態が概
略示される。棒体14は、円柱体14aの一端側から円
錐台14bが同軸の一体に延長している先絞り円柱体に
形成され、耐火性材料から成る中実体、あるいは内部に
冷却水が流通される中空体と成すことによって、耐火性
を有する棒体に形成される。棒体14は、円柱体14a
がインサートリング13に対して隙間がほとんど生じな
い程度に軽く摺接した状態で挿入することができる外径
寸法を有する。このように形成される棒体14を、先絞
りの部分および該部分に連なる円柱体部の一部分が、イ
ンサートリング13の上端部から突出するように位置決
めして、動かないように適宜固定する。
略示される。棒体14は、円柱体14aの一端側から円
錐台14bが同軸の一体に延長している先絞り円柱体に
形成され、耐火性材料から成る中実体、あるいは内部に
冷却水が流通される中空体と成すことによって、耐火性
を有する棒体に形成される。棒体14は、円柱体14a
がインサートリング13に対して隙間がほとんど生じな
い程度に軽く摺接した状態で挿入することができる外径
寸法を有する。このように形成される棒体14を、先絞
りの部分および該部分に連なる円柱体部の一部分が、イ
ンサートリング13の上端部から突出するように位置決
めして、動かないように適宜固定する。
【0021】図5には、本発明の一実施例である棒体1
4の縦断面図が示され、図6には、図5におけるA−A
矢視断面図が示される。図5図示の棒体14は、外管1
5と、この外管15内に軸線を偏心した平行またはほぼ
平行にさせて挿通される内管16とから成る偏心二重管
形に形成される。外管15は、円筒部15aの一端から
テーパ筒部15bが同軸の一体に延長して円筒部15a
の他端とテーパ筒部15bの先端とは平板で塞がれる。
この円筒部15aの前記他端寄りの胴壁部には液取出口
18が設けられる。一方、内管16は先端側となる一端
が外管15内でテーパ筒部15bに臨んで開口し、他端
が外管15の外に引出されて開口するように設けられ、
外管15に対してスペーサ17を介して固定される。
4の縦断面図が示され、図6には、図5におけるA−A
矢視断面図が示される。図5図示の棒体14は、外管1
5と、この外管15内に軸線を偏心した平行またはほぼ
平行にさせて挿通される内管16とから成る偏心二重管
形に形成される。外管15は、円筒部15aの一端から
テーパ筒部15bが同軸の一体に延長して円筒部15a
の他端とテーパ筒部15bの先端とは平板で塞がれる。
この円筒部15aの前記他端寄りの胴壁部には液取出口
18が設けられる。一方、内管16は先端側となる一端
が外管15内でテーパ筒部15bに臨んで開口し、他端
が外管15の外に引出されて開口するように設けられ、
外管15に対してスペーサ17を介して固定される。
【0022】このように形成される棒体14は、冷却液
としての冷水が、内管16における外管15の外方で開
放する開口から送り込まれることによって、内管16か
ら外管15内を経て液取出口18から取出される冷水の
流通路が形成され、水冷構造で先絞りの偏心二重管形を
成している。
としての冷水が、内管16における外管15の外方で開
放する開口から送り込まれることによって、内管16か
ら外管15内を経て液取出口18から取出される冷水の
流通路が形成され、水冷構造で先絞りの偏心二重管形を
成している。
【0023】図5に示される棒体14を図4図示のごと
くインサートリング13内に貫挿通した後、羽口れんが
2の損耗部の補修が行われる。
くインサートリング13内に貫挿通した後、羽口れんが
2の損耗部の補修が行われる。
【0024】図7には、溶射材12を溶射する補修最終
工程が概略示される。図7において、棒体14のセット
が終わった時点で棒体14内に冷却水を流通させなが
ら、取鍋1の内方に溶射ノズル11を挿入し、そのノズ
ル先を棒体14の上方部で羽口れんが2とインサートリ
ング13とに向ける。そして溶射ノズル11から溶射材
12を噴射させ羽口れんが2の表面とインサートリング
13の表面とに向けて溶射材12を溶射する。
工程が概略示される。図7において、棒体14のセット
が終わった時点で棒体14内に冷却水を流通させなが
ら、取鍋1の内方に溶射ノズル11を挿入し、そのノズ
ル先を棒体14の上方部で羽口れんが2とインサートリ
ング13とに向ける。そして溶射ノズル11から溶射材
12を噴射させ羽口れんが2の表面とインサートリング
13の表面とに向けて溶射材12を溶射する。
【0025】溶射材12としては、たとえばAl2O2か
らなる耐火材が用いられるが、羽口れんが2とインサー
トリング13との間の隙間の部分に入り込みやすく、か
つ耐摩耗性に優れている材質のものが好ましい。最初
は、回り込み性が良い低融点のものとし、次に耐摩耗性
に優れているものとの2種に別けて使用することがより
好ましい。
らなる耐火材が用いられるが、羽口れんが2とインサー
トリング13との間の隙間の部分に入り込みやすく、か
つ耐摩耗性に優れている材質のものが好ましい。最初
は、回り込み性が良い低融点のものとし、次に耐摩耗性
に優れているものとの2種に別けて使用することがより
好ましい。
【0026】溶射材12を溶射している際に、棒体14
は円柱体の一部がインサートリング13から突出してい
るので、リング内に空隙が生じないことから、溶射材1
2がインサートリング13の内側孔に浸入することがな
く、自然開孔率は羽口損耗前の初期値が確保される。一
方、棒体14は、先端側が円錐台形になっているため、
溶射時に棒体14の頂部に笠状に溶射材12が付着する
のを抑えることが可能であり、また、インサートリング
13と羽口れんが2との境界部分の隙間に対して溶射材
12がスムーズに回り込むことになって、インサートリ
ング13の上端縁面部の全面が溶射材12によって掩わ
れるために、インサートリング13は強力に固着され
る。
は円柱体の一部がインサートリング13から突出してい
るので、リング内に空隙が生じないことから、溶射材1
2がインサートリング13の内側孔に浸入することがな
く、自然開孔率は羽口損耗前の初期値が確保される。一
方、棒体14は、先端側が円錐台形になっているため、
溶射時に棒体14の頂部に笠状に溶射材12が付着する
のを抑えることが可能であり、また、インサートリング
13と羽口れんが2との境界部分の隙間に対して溶射材
12がスムーズに回り込むことになって、インサートリ
ング13の上端縁面部の全面が溶射材12によって掩わ
れるために、インサートリング13は強力に固着され
る。
【0027】溶射されて羽口れんが2およびインサート
リング13に溶着している溶射材12が冷やされて固ま
った状態になると、棒体14を引抜き、次いでノズル装
置5を取付けて、羽口の補修は完了する。
リング13に溶着している溶射材12が冷やされて固ま
った状態になると、棒体14を引抜き、次いでノズル装
置5を取付けて、羽口の補修は完了する。
【0028】溶射中は棒体14は水冷されていて破損等
は発生しなく、一方、補修直後の羽口れんが2は、高さ
方向については溶射材12で滑らかに肉盛りされ、内孔
開口部はインサートリング13によって一定の径が確保
される。また、インサートリング13は堅固に固定され
ているので、その後の溶鋼流出時にトラブルを生じるこ
となく長期にわたって安定した溶鋼取出しを続けること
が可能である。
は発生しなく、一方、補修直後の羽口れんが2は、高さ
方向については溶射材12で滑らかに肉盛りされ、内孔
開口部はインサートリング13によって一定の径が確保
される。また、インサートリング13は堅固に固定され
ているので、その後の溶鋼流出時にトラブルを生じるこ
となく長期にわたって安定した溶鋼取出しを続けること
が可能である。
【0029】なお、本発明方法の実施によって補修した
後、溶鋼取鍋を実際に使用したところ、インサートリン
グ13は10回の溶鋼注入に耐え、このことから羽口の
補修を1回行う毎に羽口れんがの寿命を10チャージ分
延長させることが可能となった。
後、溶鋼取鍋を実際に使用したところ、インサートリン
グ13は10回の溶鋼注入に耐え、このことから羽口の
補修を1回行う毎に羽口れんがの寿命を10チャージ分
延長させることが可能となった。
【0030】この場合の溶射条件を挙げると、溶射補修
用酸素210Nm3/Hr、キャリア用酸素30Nm3/
Hr、液化石油ガス(LPG)62Nm3/Hrを供給
した。一方、溶射材12の成分組成は、Al2O3:8
3.0重量%、MgO:9.5重量%、Cr2O3:3.
5重量%、SiO2とFe2O3との合計2.8重量%で
あった。また、棒体14の冷却水量は1.5m3/Hr
であった。
用酸素210Nm3/Hr、キャリア用酸素30Nm3/
Hr、液化石油ガス(LPG)62Nm3/Hrを供給
した。一方、溶射材12の成分組成は、Al2O3:8
3.0重量%、MgO:9.5重量%、Cr2O3:3.
5重量%、SiO2とFe2O3との合計2.8重量%で
あった。また、棒体14の冷却水量は1.5m3/Hr
であった。
【0031】図8には本発明方法に用いられるインサー
トリング13の第2実施例が部分的に斜視される。図8
に示されるインサートリング13は、羽口れんが2に挿
入する際の上端部となる端部内周縁部分にテーパ13A
が付けられている。このようにテーパ13Aを付けるこ
とによって、羽口れんが2の表面に層を成して肉盛りさ
れる溶射材12がインサートリング13の上端周縁部分
に回り込みやすくなって、リングの固定強度がより大き
くなる利点がある。
トリング13の第2実施例が部分的に斜視される。図8
に示されるインサートリング13は、羽口れんが2に挿
入する際の上端部となる端部内周縁部分にテーパ13A
が付けられている。このようにテーパ13Aを付けるこ
とによって、羽口れんが2の表面に層を成して肉盛りさ
れる溶射材12がインサートリング13の上端周縁部分
に回り込みやすくなって、リングの固定強度がより大き
くなる利点がある。
【0032】一方、以上説明した本発明方法の実施例と
同様な方法によって、Al2O395%,Al4%を成分
とする溶射材を用いて、酸素流量40Nm3/Hrと共
に溶射補修をした。この結果、インサートリング13は
7回の溶鋼注入に耐え、このことから羽口補修を1回行
うごとに羽口れんがの寿命を7チャージ分延長させるこ
とが可能となった。
同様な方法によって、Al2O395%,Al4%を成分
とする溶射材を用いて、酸素流量40Nm3/Hrと共
に溶射補修をした。この結果、インサートリング13は
7回の溶鋼注入に耐え、このことから羽口補修を1回行
うごとに羽口れんがの寿命を7チャージ分延長させるこ
とが可能となった。
【0033】また、本発明の前記実施例と同様な方法
で、溶射材の替りにMgO95%、SiO24%を主成
分とする吹付材を水分外数で5%加えて吹付け補修をし
た。この結果、インサートリング13は7回の溶鋼注入
に耐え、これから羽口補修を1回行えば羽口れんがの寿
命は7チャージ分延長させることが可能となった。
で、溶射材の替りにMgO95%、SiO24%を主成
分とする吹付材を水分外数で5%加えて吹付け補修をし
た。この結果、インサートリング13は7回の溶鋼注入
に耐え、これから羽口補修を1回行えば羽口れんがの寿
命は7チャージ分延長させることが可能となった。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、損耗
した羽口内孔部にインサートリングを挿入し、これを耐
火材で確実に固め付けることによって、補修後の自然開
孔率を低下させることなく、さらに溶融金属注入時のト
ラブルを発生させることなく、羽口の寿命を一層引延ば
すことができる。しかも本発明によれば、耐火材の吹き
付けもしくは溶射時に先絞り円柱体の棒体をインサート
リング内に貫挿通することによって溶射材がリング内に
浸入するのを確実に防止するとともに、羽口とインサー
トリングとの間に溶射材を万遍なくゆきわたらせて固定
強度を増大させることが可能である。また、前記棒体を
水冷構造とすることによって冷却性能を高め棒体の反復
使用が可能となる。
した羽口内孔部にインサートリングを挿入し、これを耐
火材で確実に固め付けることによって、補修後の自然開
孔率を低下させることなく、さらに溶融金属注入時のト
ラブルを発生させることなく、羽口の寿命を一層引延ば
すことができる。しかも本発明によれば、耐火材の吹き
付けもしくは溶射時に先絞り円柱体の棒体をインサート
リング内に貫挿通することによって溶射材がリング内に
浸入するのを確実に防止するとともに、羽口とインサー
トリングとの間に溶射材を万遍なくゆきわたらせて固定
強度を増大させることが可能である。また、前記棒体を
水冷構造とすることによって冷却性能を高め棒体の反復
使用が可能となる。
【図1】本発明方法の実施による補修完了状態の羽口部
の断面示正面図である。
の断面示正面図である。
【図2】補修を必要とする損耗した羽口部の略示断面図
である。
である。
【図3】本発明方法を説明するためのインサートリング
13挿入状態の断面図である。
13挿入状態の断面図である。
【図4】本発明方法を説明するための棒体14挿入状態
の断面図である。
の断面図である。
【図5】本発明の一実施例である棒体14の縦断面図で
ある。
ある。
【図6】図5におけるA−A矢視断面図である。
【図7】本発明方法における溶射材12溶射時の最終状
態の断面図である。
態の断面図である。
【図8】本発明の実施例にかかるインサートリング13
の部分示斜視図である。
の部分示斜視図である。
【図9】従来の羽口部の損耗状態を示す概要図である。
【図10】従来の羽口補修方法の説明図である。
1 溶融金属処理容器 2 羽口れんが 5 ノズル装置 11 溶射ノズル 12 溶射材 13 インサートリング 14 棒体 14a 円柱体 14b 円錐台 15 外管 15a 円筒部 15b テーパ筒部 16 内管 17 スペーサ 18 液取出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−42716(JP,A) 特開 昭58−81912(JP,A) 特開 平7−214292(JP,A) 実開 昭58−163550(JP,U) 特公 平1−40890(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27D 1/16 B22D 11/10 310 B22D 41/02 C21C 5/48
Claims (3)
- 【請求項1】 溶融金属処理容器に設けられる溶融金属
取出用羽口の損耗部を補修する方法であって、この羽口
の直下部に取付けられるノズルを外して、羽口内孔部に
耐火物から成るインサートリングを挿入し仮固定した
後、このインサートリングに耐火性の棒体を貫挿通して
該リングの開口部を塞がせ、溶融金属処理容器の内方か
ら前記羽口とインサートリングとに向けて耐火材を吹き
付けもしくは溶射し、その後に前記棒体を抜取ってノズ
ルを取付けることを特徴とする羽口の補修方法。 - 【請求項2】 耐火性の棒体として、円柱体の一端側か
ら円錐台が同軸の一体に延長する先絞り円柱体に形成さ
れる棒体が用いられ、インサートリングの上端部から円
錐台および円柱体の一部分が突出するように、インサー
トリングに貫挿通されることを特徴とする請求項1記載
の羽口の補修方法。 - 【請求項3】 円筒部の一端からテーパ筒部が同軸の一
体に延長して、円筒部の他端およびテーパ筒部の先端が
塞がれている外管と、この外管に軸線を偏心させて挿通
され、一端が外管内でテーパ筒部に臨んで開口し、他端
が外管の外に開口している内管とから成り、内管の内
部、内・外管間の空間部を経て、外管の円筒部の他端側
に設けられる液取出口から冷却水が取出される水冷構造
で先絞り偏心二重管形の棒体に形成されることを特徴と
する補修用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05066994A JP3310450B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 羽口の補修方法ならびに補修用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05066994A JP3310450B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 羽口の補修方法ならびに補修用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07260369A JPH07260369A (ja) | 1995-10-13 |
JP3310450B2 true JP3310450B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=12865361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05066994A Expired - Fee Related JP3310450B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 羽口の補修方法ならびに補修用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3310450B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP05066994A patent/JP3310450B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07260369A (ja) | 1995-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0598479A1 (en) | Metallurgical pouring vessels | |
JP3310450B2 (ja) | 羽口の補修方法ならびに補修用治具 | |
US4202533A (en) | Method and a device for unchoking the casting outlet of a metallurgical vessel | |
US4909421A (en) | Installation for teeming liquid metal and process for its use | |
CA1327887C (en) | Nozzles for injecting substances into liquids | |
CN109732071A (zh) | 一种具有防结壳保温功能的塞棒 | |
US5027881A (en) | Continuous casting apparatus | |
JPS6013015A (ja) | 溶融金属容器の精錬剤吹込装置 | |
CA1141174A (en) | Homogenization of metal using gas | |
JP3424144B2 (ja) | 転炉底吹き羽口の交換方法 | |
CN112458223A (zh) | 高炉风口带结构 | |
JP2897656B2 (ja) | 転炉内付着地金の除去方法 | |
JPS63502601A (ja) | 高温液体への物質の注入 | |
JPH10305357A (ja) | 連続鋳造用内挿式浸漬ノズル | |
JPH02502707A (ja) | 金属溶湯、特に鋼溶湯を含有する容器の注湯口開口内へガスを導入する方法並びにこの方法を実施するための注湯口スリーブ | |
JPS5837940Y2 (ja) | 上吹用ランスパイプ | |
JP2569878Y2 (ja) | 取鍋ノズルの開口装置 | |
JPS5837941Y2 (ja) | 炉外精錬用上吹きランス | |
JP3994890B2 (ja) | 冶金炉用ステーブクーラの製造方法 | |
JPS6112817A (ja) | 溶融金属容器における精錬剤の多数回吹込方法及び装置 | |
JPS62224472A (ja) | ノズル | |
GB2173582A (en) | Injection lance | |
JPH0228396Y2 (ja) | ||
SU1071213A3 (ru) | Способ непрерывного лить чугунных тонкостенных труб и установка дл его осуществлени | |
JPH0428689Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020507 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |