JP3309910B2 - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP3309910B2
JP3309910B2 JP35122799A JP35122799A JP3309910B2 JP 3309910 B2 JP3309910 B2 JP 3309910B2 JP 35122799 A JP35122799 A JP 35122799A JP 35122799 A JP35122799 A JP 35122799A JP 3309910 B2 JP3309910 B2 JP 3309910B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置及び
半導体製造方法に関し、特に、ウェハー製造後にプロセ
スガスラインに付着した反応副生成物を除去するための
装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体製造装置、特に、CVDや
エッチングを行う装置においては、ウェハーの処理を重
ねることにより、その処理室内に付着する反応副生成物
が増加し、その後、圧力変動やプラズマ発生等の影響に
よりその反応副生成物が剥がれ、パーティクルとして付
着し、半導体装置の歩留まりや信頼性が劣化するという
問題が生じている。
【0003】一般的には、処理室内に反応副生成物を除
去するためのガスを導入し、処理室内の温度や処理室内
で発生したプラズマを利用することにより、そのような
反応副生成物を除去している。
【0004】しかしながら、処理室内に導入した反応副
生成物を除去するガスにより反応副生成物を除去できる
のは、反応副生成物を除去するための充分な温度やプラ
ズマ等のエネルギーがある領域に限られる。処理室内に
おけるそのような領域は、多くの場合、処理室内におい
て処理を実施するためにウェハーが載置される領域に限
られる。
【0005】従って、そのような領域以外の領域におい
ては、反応副生成物が残留してしまうという問題が新た
に生じる。この残留した反応副生成物は、ウェハーの処
理枚数が少ない場合はその量が少なく、かつ、密着性が
良好であるため、パーティクルとしてウェハー表面上で
検出されることは少ない。
【0006】しかしながら、ウェハーの処理枚数が多く
なるにつれて、パーティクルの量は増加する。これらの
パーティクルは処理室内の圧力変動やプラズマ発生その
他の種々の原因により処理室内において剥がれ、パーテ
ィクルとしてウェハーに付着することになる。
【0007】具体的に、反応副生成物の除去が不可能な
領域は、(1)プロセスガスラインが処理室に接する箇
所、(2)排気配管が処理室に接する箇所、(3)処理
室の隅、の3つに代表される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このうち、(2)排気
配管が処理室に接する箇所に関しては、実開平6−34
236号公報において示されているように、排気配管に
エッチングガスラインとプラズマ発生手段とを設けるこ
とにより、排気配管が処理室に接する箇所における反応
副生成物を除去することができる。
【0009】しかしながら、この方法によると、エッチ
ングガスラインとプラズマ発生手段とを新たに設ける必
要があるため、半導体製造装置全体のサイズが大きくな
るとともに、部品点数も増加し、装置コストが高くなる
という問題がある。
【0010】また、(3)処理室の隅に関しては、処理
室内の温度やプラズマを制御することにより、処理室の
隅に生じた反応副生成物を除去することができる。
【0011】さらに、(1)プロセスガスラインが処理
室へ接する箇所に関しては、プロセスガスラインはウェ
ハーを処理するために必要なプロセスガスが供給される
ラインであることから、このプロセスガスラインに反応
副生成物が付着し、残留すると、パーティクル発生に直
結するため、この箇所における反応副生成物は必ず除去
しなければならない。
【0012】しかしながら、プロセスガスラインはその
構造が複雑であることから、前述の(2)対する対策で
あるエッチングガスライン及びプラズマ発生手段の増
設、あるいは、前述の(3)に対する対策である温度や
プラズマの制御を行うことは非常に困難な箇所である。
【0013】このため、従来は、半導体製造装置の稼働
を停止し、プロセスガスラインを外してから反応副生成
物を除去するという方法が採用されていた。この結果、
半導体製造装置の稼働率が下がるだけでなく、反応副生
成物を除去するまでの間、反応副生成物が付着した状態
でウェハーの処理を行うため、パーティクルの発生が避
けられない状態であった。
【0014】また、特開平3−25923号公報は、プ
ロセスガスライン内を洗浄するための薬液や純水の導入
及び排液手段を備える半導体製造装置を提案している。
【0015】しかしながら、このような薬液や純水の導
入及び排液手段を設けると、半導体製造装置のサイズが
大きくなるとともに、半導体製造装置の構造が複雑にな
ることを避けられない。加えて、プロセスガスラインを
洗浄した後に、プロセスガスラインを完全に乾燥させる
ための乾燥手段を必要とするため、より一層の半導体製
造装置のサイズの増大と構造の複雑さの増加を免れな
い。また、プロセスガスラインの洗浄に使用した薬液の
乾燥に要する時間も小さくないため、半導体製造装置の
稼働効率の低下を避けることもできない。
【0016】また、特許第2670515号公報は、プ
ロセスガスラインを内管と外管の二重構造とした半導体
製造装置を提案している。プロセスガスは、内管を介し
て処理室に導入され、外管を介して処理室から排気され
る。
【0017】しかしながら、このように、プロセスガス
ラインを二重管構造とすると、もともと複雑な構造であ
るプロセスガスラインの構造上の複雑さが一層増加す
る。加えて、内管の内壁に反応副生成物が堆積すること
は、結局、避けられない。
【0018】本発明はこのような従来の方法における問
題点に鑑みてなされたものであり、プロセスガスライン
を外すことなく、プロセスガスラインの構造上の複雑さ
を増すことなく、かつ、半導体製造装置の稼働率を低下
させことなく、プロセスガスラインが処理室に接する箇
所における反応副生成物を除去することができる半導体
製造装置及び反応副生成物除去方法を提供することを目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のうち、請求項1は、ウェハーの処理を行う
処理室と、プロセスガスを前記処理室内に流すプロセス
ガスラインと、前記処理室内に残留している前記プロセ
スガスを除去するためにプロセスガスパージ用ガスを前
記処理室内に流すプロセスガスパージ用ガスラインと、
前記処理室内のガスを前記処理室外に排気させる排気手
段と、からなる半導体製造装置において、前記プロセス
ガスラインと前記排気手段とを接続するパージ用ガス排
気ラインと、前記プロセスガスラインと前記パージ用ガ
ス排気ラインとの間を開閉する制御バルブとを備える半
導体製造装置を提供する。
【0020】本請求項に係る半導体製造装置によれば、
プロセスガスパージ用ガスラインから処理室に流入され
たプロセスガスパージ用ガスは処理室からプロセスガス
ラインに流される。次いで、プロセスガスパージ用ガス
はパージ用ガス排気ラインを介して排気手段(例えば、
真空ポンプ)により処理室外へ排気される。プロセスガ
スパージ用ガスはプロセスガスラインを通過する際に、
プロセスガスラインに付着した反応副生成物を除去す
る。
【0021】このように、本請求項に係る半導体製造装
置によれば、一本のパージ用ガス排気ラインを追加する
だけで、プロセスガスラインの構造上の複雑さを増すこ
となく、プロセスガスラインに付着した反応副生成物を
除去することができる。
【0022】また、本請求項に係る半導体製造装置によ
れば、半導体製造装置の稼働を一旦停止させる必要はな
く、また、プロセスガスラインを取り外す必要もないた
め、半導体製造装置の稼働率を低下させることはない。
【0023】請求項2に記載されているように、本半導
体製造装置は、プロセスガスパージ用ガスが、反応副生
成物を除去することができる条件を備えるように、プロ
セスガスパージ用ガスを処理するプロセスガスパージ用
ガス処理手段をさらに備えることが好ましい。
【0024】プロセスガスパージ用ガス処理手段は、例
えば、請求項3に記載されているように、ヒーターから
構成される。
【0025】このヒーターにより、反応副生成物の除去
に必要な温度までプロセスガスパージ用ガスを昇温さ
せ、昇温後のプロセスガスパージ用ガスをプロセスガス
ラインに通すことにより、反応副生成物を除去すること
ができる。
【0026】あるいは、プロセスガスパージ用ガス処理
手段は、例えば、請求項4に記載されているように、プ
ラズマ発生装置から構成される。
【0027】プラズマ発生装置によりプラズマを発生さ
せ、このプラズマにより、プロセスガスパージ用ガスか
ら、反応副生成物の除去に必要な元素を解離させる。こ
の元素をプロセスガスラインに流すことにより、プロセ
スガスラインに付着した反応副生成物を除去することが
できる。
【0028】本半導体製造装置においては、除去すべき
反応副生成物の種類は問わない。また、除去すべき反応
副生成物の種類に応じて、プロセスガスパージ用ガスの
種類が決定される。例えば、請求項5に記載されている
ように、最も一般的な反応副生成物はNH4Clであ
り、この反応副生成物としてのNH4Clを除去する場
合には、プロセスガスパージ用ガスとしてN2ガスが選
択される。
【0029】請求項6は、ウェハーの処理を行う処理室
内にプロセスガスを流すプロセスガスラインに付着した
反応副生成物を除去する方法であって、前記処理室内に
残留した前記プロセスガスをパージするために前記処理
室内に導入されるパージ用ガスに対して、前記反応副生
成物の除去に必要な条件を与える第一の過程と、前記パ
ージ用ガスを前記プロセスガスライン内において逆流さ
せる第二の過程と、を備えることを特徴とする、プロセ
スガスラインに付着した反応副生成物を除去する方法を
提供する。
【0030】本方法によれば、先ず、反応副生成物の除
去に必要な条件がパージ用ガスに与えられ、このパージ
用ガスがプロセスガスラインに流される。これにより、
プロセスガスラインに付着した反応副生成物を除去する
ことができる。
【0031】第一の過程は、請求項7に記載されている
ように、例えば、パージ用ガスを所定の温度に加熱する
過程であり、この場合の所定の温度は、例えば、請求項
8に記載されているように、パージ用ガスが、処理室を
通過し、プロセスガスラインに付着している反応副生成
物に到達したときに、反応副生成物を除去し得る温度に
達しているような温度である。
【0032】例えば、反応副生成物がNH4Clである
場合には、NH4Clは約摂氏150度の温度で昇華す
ることがわかっているため、パージ用ガス(例えば、窒
素ガス)が反応副生成物としてのNH4Clに到達した
ときに、約摂氏150度の温度になっているように、パ
ージ用ガスを加熱する。
【0033】請求項9に記載されているように、第一の
過程は、プラズマを発生させ、パージ用ガスから、反応
副生成物の除去に必要な元素を解離させる過程として構
成することができる。
【0034】例えば、パージ用ガスとしてNF3又はC2
6を用いる場合、プラズマによって、これらのパージ
用ガスからフッ素(F)が解離される。このフッ素がプ
ロセスガスラインを通過することにより、プロセスガス
ラインに付着した反応副生成物を除去することができ
る。
【0035】請求項10に記載されているように、反応
副生成物がNH4Clである場合には、パージ用ガスと
してN2ガスを選択することができる。。
【0036】請求項11は、ウェハーの処理を行う処理
室内の温度を反応副生成物の除去に必要な除去可能温度
に設定する第一の過程と、前記反応副生成物を除去する
ための反応副生成物除去用ガスを前記処理室内に導入す
る第二の過程と、前記反応副生成物除去用ガスを、プロ
セスガスを前記処理室内に流すプロセスガスラインを介
して、排気し、前記プロセスガスラインに付着した前記
反応副生成物を除去する第三の過程と、からなるプロセ
スガスライン内の反応副生成物を除去する方法を提供す
る。
【0037】本方法によれば、先ず、反応副生成物除去
用ガスが反応副生成物の除去に必要な温度まで昇温さ
れ、次いで、昇温された反応副生成物除去用ガスがプロ
セスガスラインに流される。これにより、プロセスガス
ラインに付着した反応副生成物を除去することができ
る。
【0038】請求項12に記載されているように、前記
除去可能温度としては、前記反応副生成物除去用ガス
が、前記処理室を通過し、前記プロセスガスラインに付
着している前記反応副生成物に到達したときに、前記反
応副生成物を除去し得る温度に達しているような温度が
選定される。
【0039】請求項13に記載されているように、反応
副生成物除去用ガスをプロセスラインを介して排気する
量は反応副生成物の付着状態に応じて決定される。
【0040】請求項14は、ウェハーの処理を行う処理
室内に、反応副生成物を除去するための反応副生成物除
去用ガスを導入する第一の過程と、前記処理室内におい
て、前記反応副生成物の除去に適したプラズマを発生さ
せる第二の過程と、前記反応副生成物除去用ガスを、プ
ロセスガスを前記処理室内に流すプロセスガスラインを
介して、排気し、前記プロセスガスラインに付着した前
記反応副生成物を除去する第三の過程と、からなるプロ
セスガスライン内の反応副生成物を除去する方法を提供
する。
【0041】本方法によれば、先ず、反応副生成物に対
応したプラズマを発生させ、このプラズマにより、プロ
セスガスパージ用ガスから、反応副生成物の除去に必要
な元素を解離させる。この元素をプロセスガスラインに
流すことにより、プロセスガスラインに付着した反応副
生成物を除去することができる。
【0042】請求項15に記載されているように、反応
副生成物がNH4Clである場合には、反応副生成物除
去用ガスとしてN2ガスを選択することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一の実施形態
に係る、プロセスガスラインに付着した反応副生成物を
除去する方法のフローチャートである。図1に示したフ
ローチャートは、減圧CVD法によりSi34膜を形成
する場合、プロセスガスラインに付着する反応副生成物
であるNH4Clを除去する場合を想定したものであ
る。図1のフローチャートに示した手順を以下に説明す
る。
【0044】ウェハー上におけるSi34膜の成膜が終
了し、プロセスガスラインに反応副生成物であるNH4
Clが付着した状態で半導体装置がスタンバイしている
(ステップ101)。
【0045】NH4Clは、特に圧力は問わない真空状
態の下において、約150℃の温度をかけることで昇華
することがわかっているため、この特性を利用し、以下
のように、反応副生成物であるNH4Clを除去する。
【0046】まず、処理室を反応副生成物であるNH4
Clを除去するために適切な温度に設定し、処理室内の
温度がその適切な温度に安定するのを待つ(ステップ1
02)。
【0047】この適切な温度とは、プロセスガスを処理
室内からパージするためのN2ガスが処理室を通り、プ
ロセスガスラインの反応副生成物が付着している箇所に
到達したときに、NH4Clの除去可能温度である約1
50℃に達しているような温度である。
【0048】処理室内の温度が安定するまでの間に処理
室を閉空間にし、処理室内を真空状態にしておく(ステ
ップ103)。
【0049】その後、排気側より反応副生成物であるN
4Clを除去するためのガス、この場合、N2ガスを処
理室内に導入する。NH4Clは、ガスの反応性を利用
することなく、高温にさらすだけで昇華し、除去するこ
とができるため、成膜後の処理室のパージに使用するN
2ガスをNH4Cl除去用のガスとして用いることにす
る。
【0050】N2ガスを、処理室を介して、プロセスガ
スラインへ流し、真空ポンプへ排気する。この時、N2
ガスは処理室を通ることにより約150℃の温度に高温
化されるので、プロセスガスラインの反応副生成物であ
るNH4Clを除去することができる(ステップ10
4)。
【0051】N2ガスをプロセスガスラインに導入して
いる時間はNH4Clを完全に除去することができる時
間としなければならない。当然、反応副生成物の付着状
態により、その時間は異なるため、それに対応できる時
間を設定する必要がある。
【0052】反応副生成物であるNH4Clを除去した
後、処理室の圧力を大気圧に復帰させ、半導体製造装置
をスタンバイ状態に戻し、次のウェハー処理に備える
(ステップ105)。
【0053】次いで、図2及び図3を参照して、本発明
の一実施形態に係る半導体製造装置を説明する。図2は
本発明の一実施形態に係るバッチ式減圧CVD装置の断
面図であり、図3は図2に示したバッチ式減圧CVD装
置のウェハー処理に関するフローチャートである。
【0054】図1のステップ101に示したように、ウ
ェハー上におけるSi34膜の成膜が終了し、プロセス
ガスラインに反応副生成物であるNH4Clが付着した
状態で、図2に示す半導体製造装置20がスタンバイし
ているものとする。
【0055】図2に示す半導体製造装置20は、インナ
ー管3と、インナー管3の周囲を囲み、インナー管3と
の間に、ガスを流すための空間2aを形成しているアウ
ター管2とを備えている。インナー管3の内部がウェハ
ー処理室を形成している。
【0056】アウター管2の底部は上下動自在のハッチ
16により閉じられており、ハッチ16上には、インナ
ー管3の内部において、ウェハー18を搭載する治具と
してのボート1が載せられている。
【0057】アウター管2とインナー管3との間の空間
2aは排気配管4を介して真空ポンプ6と接続されてい
る。排気配管4にはゲートバルブ5が設けられており、
ゲートバルブ5を開閉することにより、アウター管2の
内部と真空ポンプ6とが接続及び断絶するようになって
いる。
【0058】アウター管2の周囲には、処理室内に導入
されるウェハー18を加熱するためのヒーター17が配
置されている。
【0059】インナー管3の内部には、プロセスガスラ
イン9を介して、プロセスガスが導入される。プロセス
ガスライン9には、第一エアバルブ10及び第三エアバ
ルブ12が設けられており、第一エアバルブ10及び第
三エアバルブ12の開閉を制御することにより、インナ
ー管3の内部へのプロセスガスの供給又は供給停止を行
うことができる。また、プロセスガスライン9には、第
三エアバルブ12の上流側において、第一ガス流量制御
装置13が設けられており、第一ガス流量制御装置13
は所定の流量のプロセスガスを計測し、この所定の流量
のプロセスガスがプロセスガスライン9を介してインナ
ー管3の内部に導入される。
【0060】プロセスガスライン9と真空ポンプ6とは
パージ用ガス排気ライン19を介して接続されている。
パージ用ガス排気ライン19は、第一エアバルブ10の
下流側であって、かつ、第三エアバルブ12の上流側に
おいて、プロセスガスライン9に接続されており、ゲー
トバルブ5の下流側において、真空ポンプ6と接続され
ている。
【0061】パージ用ガス排気ライン19には、第二エ
アバルブ11が設けられており、第二エアバルブ11の
開閉を制御することにより、プロセスガスライン9と真
空ポンプ6との間の接続及び断絶を行うことができる。
【0062】アウター管2の内部には、パージ用ガスラ
イン8を介して、プロセスガスを処理室内からパージす
るためのパージ用ガスとしての窒素ガスが導入される。
パージ用ガスライン8には、第四エアバルブ14が設け
られており、第四エアバルブ14の開閉を制御すること
により、アウター管2の内部への窒素ガスの供給又は供
給停止を行うことができる。また、パージ用ガスライン
8には、第四エアバルブ14の上流側において、第二ガ
ス流量制御装置15が設けられており、第二ガス流量制
御装置15は所定の流量の窒素ガスを計測し、この所定
の流量の窒素ガスがパージ用ガスライン8を介してアウ
ター管2の内部に導入される。
【0063】図2に示すように、プロセスガスライン9
がアウター管2に接続する箇所の近傍において、プロセ
スガスライン9の内壁に反応副生成物7であるNH4
lが付着している。
【0064】以上のような構成を有する半導体製造装置
20の動作を図3を参照して以下に説明する。
【0065】成膜を行うウェハー18を石英やSiC等
からなるボート1に移載し(ステップ301)、ボート
1をウェハー処理室となるインナー管3の内部に入炉す
る(ステップ302)。ボート1はハッチ16上に載置
されており、入炉はハッチ16を上昇させることにより
行われる。
【0066】このように処理室内にウェハー18を導入
した後、第一エアバルブ10、第四エアバルブ14及び
ゲートバルブ5を閉じる。これによって、ウェハー18
が導入されている処理室は、アウター管2、排気配管
4,ハッチ16、閉じた第一エアバルブ10、閉じた第
四エアバルブ14、及び、閉じたゲートバルブ5によ
り、閉空間となる。
【0067】次に、ゲートバルブ5を開けることによ
り、真空ポンプ6により処理室内を真空状態にする(ス
テップ303)。
【0068】圧力が下がりきった状態、すなわち、処理
室内の圧力が約0.1Paになった時点において、ゲー
トバルブ5を閉じ、閉空間としての処理室内の圧力上昇
の有無を確認する(ステップ304)。ここで圧力上昇
があると、成膜中に大気を巻き込むことになり、所望の
Si34膜を得ることができなくなる。
【0069】次に、ヒーター17によりウェハー18を
加熱し、ウェハー18が成膜温度になるまで待機する
(ステップ305)。成膜温度はおおよそ650℃から
780℃の間である。
【0070】ウェハー18が成膜温度に達した後、ウェ
ハー18上に成膜を行う(ステップ306)。
【0071】成膜が完了した後、第三エアバルブ12及
び第一エアバルブ10を開け、プロセスガスライン9を
通じてプロセスガスを処理室内に導入する。Si34
を成膜する場合、プロセスガスとしては、SiH2Cl2
及びNH3を用いるのが一般的である。
【0072】なお、図2においては、プロセスガスライ
ン9は1系統のラインとして記載しているが、通常、S
iH2Cl2とNH3とは別系統のラインを介してそれぞ
れ導入する。
【0073】SiH2Cl2及びNH3のガス流量は第一
ガス流量制御装置13により制御され、SiH2Cl2
約50sccmから約100sccm、NH3は約20
0sccmから約1000sccmの範囲内の流量で処
理室内に導入される。
【0074】成膜の圧力は、ゲートバルブ5を開け、排
気配管4にある圧力制御装置(図2には図示せず)によ
り、約50Paから約100Paの範囲内になるように
制御される。成膜の時間はその成膜速度と膜厚とにより
異なる。
【0075】所望のSi34膜の成膜が終了した後、N
2ガスを用いて、処理室内に残留したプロセスガスを除
去する(ステップ307)。
【0076】N2ガスの除去は、第三エアバルブ12及
び第一エアバルブ10を閉じることにより、処理室内を
真空に引き、その後、パージ用ガスライン8の第四エア
バルブ14を開け、第二ガス流量制御装置15により流
量調整されたN2ガスを処理室内に導入し、更に、プロ
セスガスライン9に接続されている他のN2ガスライン
(図2には図示せず)からもN2ガスを導入することを
繰り返すことにより、行われる。これはプロセスガスの
大気への流出を防止するためである。
【0077】処理室からのプロセスガスの除去が終了す
るまでの間、SiH2Cl2とNH3により反応副生成物
であるNH4Clが形成され、排気配管4やプロセスガ
スライン9に付着する。ボート1、アウター管2,イン
ナー管3、パージ用ガスライン8には、Si34膜が形
成される。プロセスガスラインに付着した反応副生成物
7としてのNH4Clを除き、他の反応副生成物は図2
には示していない。
【0078】NH4Clが形成されるかSi34膜が形
成されるかはプロセスガスが反応するのに必要となるエ
ネルギーであるヒーター17からの熱が充分に供給され
ているか否かによる。
【0079】本実施形態に係る半導体製造装置が除去す
ることを目的とする反応副生成物は、プロセスガスライ
ン9において、アウター管2との接続箇所の近傍に付着
した反応副生成物7である。
【0080】プロセスガスライン9の内壁に付着する形
で示されている反応副生成物7は、成膜中はプロセスガ
スライン9から処理室内にプロセスガスが供給されてい
るので、プロセスガスライン9の内壁に反応副生成物7
が付着することはないと考えられる。従って、成膜後の
プロセスガス除去時にプロセスガスがプロセスガスライ
ン9内を逆流することにより付着するものと考えられ
る。このプロセスガスの除去は、前述したとおり、プロ
セスガスの大気への流出を防止するという目的があるた
めなくすことはできない。
【0081】次に、処理室内の圧力を大気圧へ復帰させ
る(ステップ308)。これはプロセスガスを除去する
ためのN2ガスを処理室内に導入した状態でゲートバル
ブ5を閉じることにより行う。
【0082】次に、ボート1を出炉し(ステップ30
9)、ウェハーを冷却した後に(ステップ310)、ウ
ェハーをボート1から回収する(ステップ311)。こ
の時点における状態が図1のステップ101に示した状
態である。
【0083】次いで、図1のステップ102に示すよう
に、処理室内の温度を所定の温度に設定し、処理室内の
温度をその所定の温度に安定させる。
【0084】Si34膜の成膜時にプロセスガスライン
9に付着するNH4Clは、特に圧力は問わない真空状
態の下で約150℃の温度をかけることにより、昇華す
ることがわかっている。
【0085】反応副生成物7を除去するためには、パー
ジ用ガスライン8を介して処理室内に導入されたN2
スが、プロセスガスライン9の反応副生成物7が付着し
ている箇所に到達したときに、前述したNH4Clの除
去可能温度である約150℃の温度に達していなければ
ならない。
【0086】このため、N2ガスが反応副生成物7に到
達したときに約150℃の温度に達しているように、ヒ
ーター17の温度を設定し、処理室内の温度をその温度
に安定させる。その間、ボート1をウェハー処理室とな
るインナー管3内へ入炉する(ステップ302)。
【0087】次いで、第一エアバルブ10、第四エアバ
ルブ14及びゲートバルブ5を閉じる。これによって、
処理室は、アウター管2、排気配管4,ハッチ16、閉
じられた第一エアバルブ10、閉じられた第四エアバル
ブ14、及び、閉じられたゲートバルブ5により、閉空
間となる。
【0088】次に、ゲートバルブ5を開け、真空ポンプ
6を作動させることにより、処理室内を真空状態にする
(ステップ303)。
【0089】処理室内の温度が安定した後(ステップ3
05)、反応副生成物7を除去するために、第四エアバ
ルブ14を開け、第二ガス流量制御装置15により流量
調整されたN2ガスを、パージ用ガスライン8を介し
て、処理室内に導入する。
【0090】処理室内の温度は、N2ガスがプロセスガ
スライン9の反応副生成物7が付着している箇所に到達
したときに約150℃に達するように、設定され、か
つ、安定している。このため、処理室を通過したN2
スは約150℃に昇温される。
【0091】次いで、第一エアバルブ10及び第二エア
バルブ11を開け、かつ、真空ポンプ6を作動させる。
これにより、処理室を通ることにより約150℃の温度
に昇温されたN2ガスは、プロセスガスライン9の内壁
に付着した反応副生成物7であるNH4Clを除去し、
その後、パージ用ガス排気ライン19を介して、真空ポ
ンプ6に吸引される(ステップ307)。
【0092】N2ガスを処理室ひいてはプロセスガスラ
イン9に導入している時間は、NH4Clを完全に除去
することができる時間としなければならない。その時間
は反応副生成物7の付着状態により異なるため、それに
対応できる時間を設定する必要がある。
【0093】反応副生成物7を除去した後、処理室内の
圧力を大気圧へ復帰させる(ステップ308)。これは
2ガスを処理室内に導入状態でゲートバルブ5を閉じ
ることにより行う。
【0094】次に、ボート1を出炉することにより(ス
テップ309)、半導体製造装置20はスタンバイ状態
に戻り、次のウェハー処理に備える。
【0095】以下に、本発明の第二の実施形態について
説明する。第二の実施形態においては、処理室で発生し
たプラズマを利用し、プロセスガスラインに付着した反
応副生成物を除去する。図4は、本発明の第二の実施形
態に係る、プロセスガスラインに付着した反応副生成物
を除去する方法のフローチャートである。
【0096】プロセスガスライン9に反応副生成物7が
付着した状態で半導体製造装置20がスタンバイしてい
る(ステップ401)。
【0097】処理室に発生するプラズマを利用して反応
副生成物7を除去する場合、先ず、パージ用ガスライン
8を介して反応副生成物7を除去するためのガスを処理
室内に導入し、プロセスガスライン9より排気する(ス
テップ402)。パージ用ガスとしては、NF3やC2
6が代表的なものであるが、必ずしもこれらに限定され
るものではない。
【0098】その後、処理室内に、反応副生成物7を除
去するために適切なプラズマを発生させる(ステップ4
03)。プラズマが発生している処理室をパージ用ガス
が通ることにより、パージ用ガスNF3またはC26
らFが解離される。このように解離されたFがプロセス
ガスライン9を通過することにより、プロセスガスライ
ン9の内壁に付着した反応副生成物7を除去することが
できる(ステップ404)。
【0099】反応副生成物7を除去した後、半導体製造
装置20はスタンバイ状態に戻り、次のウェハー処理に
備える(ステップ405)。
【0100】上述の第一及び第二の実施形態は、枚葉式
の半導体製造装置に適用することも可能である。
【0101】枚葉式の半導体製造装置の場合、プロセス
ガスラインが処理室に接する箇所には、多くの場合、シ
ャワー状にガス吹き出し口が形成されているガス吹き出
し板が設置されている。上述の第一及び第二の実施形態
によれば、シャワー状の無数に空いたガス吹き出し口の
内部に付着する反応副生成物をも除去することができ
る。
【0102】また、枚葉式の半導体製造装置であって
も、図2に示されているようなノズル状のプロセスガス
ライン9を有するものも存在するが、当然、その場合で
も、叙述の第一及び第二の実施形態と同様にして、反応
副生成物を除去することは可能である。
【0103】
【発明の効果】第1の効果は、半導体装置の歩留まりを
向上できることである。
【0104】その理由は、プロセスガスラインに付着し
た反応副生成物を除去し、パーティクルの発生を防止で
きるためである。
【0105】第2の効果は、半導体装置の信頼性を向上
できることである。
【0106】その理由は、プロセスガスラインに付着し
た反応副生成物を除去し、パーティクルの発生を防止で
きるためである。
【0107】第3の効果は、半導体製造装置の稼働率を
著しく下げることがないことである。
【0108】従来、半導体製造装置を停止させ、処理室
の温度を下げた後に反応副生成物を除去する場合、半導
体製造装置により、その時間は12時間から2日ほど必
要とした。これに対して、本発明に係る半導体製造装置
又は反応副生成物除去方法によれば、ウェハーの処理の
間に、半導体製造装置の種類によるが、おおよそ10秒
から30分ほどで反応副生成物を除去することができ
る。
【0109】第4の効果は、エッチングガスラインとプ
ラズマ発生手段などの付帯設備を増設することなく、反
応副生成物を除去できることである。
【0110】例えば、図1に示した第一の実施形態に係
る半導体製造装置は、従来の半導体製造装置の構成要素
に加えて、パージ用ガス排気ライン19及び第二エアバ
ルブ11を追加しただけの構成を有している。このよう
に、大幅な付帯設備の増設を必要としないため、半導体
製造装置の製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る、プロセスガス
ラインに付着した反応副生成物を除去する方法のフロー
チャートである。
【図2】本発明の一実施形態に係るバッチ式減圧CVD
装置の断面図である。
【図3】図2に示したバッチ式減圧CVD装置のウェハ
ー処理に関するフローチャートである。
【図4】本発明の第二の実施形態に係る、プロセスガス
ラインに付着した反応副生成物を除去する方法のフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ボート 2 アウター管 3 インナー管 4 排気配管 5 ゲートバルブ 6 真空ポンプ 7 反応副生成物(NH4Cl) 8 パージ用ガスライン 9 プロセスガスライン 10 第一エアバルブ 11 第二エアバルブ 12 第三エアバルブ 13 第一ガス流量制御装置 14 第四エアバルブ 15 第二ガス流量制御装置 16 ハッチ 17 ヒーター 18 ウェハー 19 パージ用ガス排気ライン

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハーの処理を行う処理室と、 プロセスガスを前記処理室内に流すプロセスガスライン
    と、 前記処理室内に残留している前記プロセスガスを除去す
    るためにプロセスガスパージ用ガスを前記処理室内に流
    すプロセスガスパージ用ガスラインと、 前記処理室内のガスを前記処理室外に排気させる排気手
    段と、 からなる半導体製造装置において、 前記プロセスガスラインと前記排気手段とを接続するパ
    ージ用ガス排気ラインと、 前記プロセスガスラインと前記パージ用ガス排気ライン
    との間を開閉する制御バルブとを備え、 前記プロセスガスパージ用ガスラインから前記処理室に
    流入された前記プロセスガスパージ用ガスを前記プロセ
    スガスラインに流し、さらに、前記プロセスガスパージ
    用ガスを前記パージ用ガス排気ラインを介して前記排気
    手段により前記処理室外へ排気することにより、前記プ
    ロセスガスラインに付着した反応副生成物を除去する半
    導体製造装置。
  2. 【請求項2】 前記プロセスガスパージ用ガスが、前記
    反応副生成物を除去することができる条件を備えるよう
    に、前記プロセスガスパージ用ガスを処理するプロセス
    ガスパージ用ガス処理手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記プロセスガスパージ用ガス処理手段
    はヒーターであることを特徴とする請求項2に記載の半
    導体製造装置。
  4. 【請求項4】 前記プロセスガスパージ用ガス処理手段
    はプラズマ発生装置であることを特徴とする請求項2に
    記載の半導体製造装置。
  5. 【請求項5】 前記反応副生成物はNH4Clであり、
    前記プロセスガスパージ用ガスはN2ガスであることを
    特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の半導体
    製造装置。
  6. 【請求項6】 ウェハーの処理を行う処理室内にプロセ
    スガスを流すプロセスガスラインに付着した反応副生成
    物を除去する方法であって、 前記処理室内に残留した前記プロセスガスをパージする
    ために前記処理室内に導入されるパージ用ガスに対し
    て、前記反応副生成物の除去に必要な条件を与える第一
    の過程と、 前記パージ用ガスを前記プロセスガスライン内において
    逆流させる第二の過程と、 を備えることを特徴とする、プロセスガスラインに付着
    した反応副生成物を除去する方法。
  7. 【請求項7】 前記第一の過程は、前記パージ用ガスを
    所定の温度に加熱する過程であることを特徴とする請求
    項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記所定の温度は、前記パージ用ガス
    が、前記処理室を通過し、前記プロセスガスラインに付
    着している前記反応副生成物に到達したときに、前記反
    応副生成物を除去し得る温度に達しているような温度で
    あることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第一の過程は、プラズマを発生さ
    せ、前記パージ用ガスから、前記反応副生成物の除去に
    必要な元素を解離させる過程であることを特徴とする請
    求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記反応副生成物はNH4Clであ
    り、前記パージ用ガスとしてN2ガスを選択する過程を
    さらに備えることを特徴とする請求項6乃至9の何れか
    一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ウェハーの処理を行う処理室内の温度
    を反応副生成物の除去に必要な除去可能温度に設定する
    第一の過程と、 前記反応副生成物を除去するための反応副生成物除去用
    ガスを前記処理室内に導入する第二の過程と、 前記反応副生成物除去用ガスを、プロセスガスを前記処
    理室内に流すプロセスガスラインを介して、排気し、前
    記プロセスガスラインに付着した前記反応副生成物を除
    去する第三の過程と、 からなるプロセスガスライン内の反応副生成物を除去す
    る方法。
  12. 【請求項12】 前記除去可能温度は、前記反応副生成
    物除去用ガスが、前記処理室を通過し、前記プロセスガ
    スラインに付着している前記反応副生成物に到達したと
    きに、前記反応副生成物を除去し得る温度に達している
    ような温度であることを特徴とする請求項11に記載の
    プロセスガスライン内の反応副生成物を除去する方法。
  13. 【請求項13】 前記反応副生成物除去用ガスを前記プ
    ロセスラインを介して排気する量は前記反応副生成物の
    付着状態に応じて決定されるものであることを特徴とす
    る請求項11又は12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 ウェハーの処理を行う処理室内に、反
    応副生成物を除去するための反応副生成物除去用ガスを
    導入する第一の過程と、 前記処理室内において、前記反応副生成物の除去に適し
    たプラズマを発生させる第二の過程と、 前記反応副生成物除去用ガスを、プロセスガスを前記処
    理室内に流すプロセスガスラインを介して、排気し、前
    記プロセスガスラインに付着した前記反応副生成物を除
    去する第三の過程と、 からなるプロセスガスライン内の反応副生成物を除去す
    る方法。
  15. 【請求項15】 前記反応副生成物はNH4Clであ
    り、前記反応副生成物除去用ガスとしてN2ガスを選択
    する過程をさらに備えることを特徴とする請求項11乃
    至14の何れか一項に記載の方法。
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