JP3309421B2 - タイトル入力装置とその方法 - Google Patents

タイトル入力装置とその方法

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JP3309421B2
JP3309421B2 JP08808492A JP8808492A JP3309421B2 JP 3309421 B2 JP3309421 B2 JP 3309421B2 JP 08808492 A JP08808492 A JP 08808492A JP 8808492 A JP8808492 A JP 8808492A JP 3309421 B2 JP3309421 B2 JP 3309421B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイトル画像を入力する
媒体としての指標を用いて人間がタイトル文字,図形な
どを描画した軌跡をタイトル画像として背景映像ととも
に入力するタイトル入力装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ一体型ビデオテープ記録装置(V
TR)などにおいて,撮像した映像にタイトルを利用者
が自由に付加したい場合がある。従来のタイトル撮影方
法としては,(1)カメラ一体型VTRで採用されてい
る,たとえば,紙などにタイトルを書き,それをカメラ
一体型VTRで撮影する一般的なタイトル入力方法,
(2)カーソルキーを上下左右に移動させてその軌跡を
実時間(リアルタイム)で書き込み消去する手法をとる
タイトル入力方法,(3)パネルにペンでタイトルを書
きながらそのタイトルに入力する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記カメラ一体型VT
Rにおいて採用されている一般的なタイトル入力方法
は,2値化されたデータを1フィールド(フレーム)し
か書き込めず,作成過程を書き込めないという問題,お
よび,タイトルをリアルタイムにスーパーインポーズし
ながら書いている自分を撮影できないという問題を有し
ている。カーソルキーを上下左右に移動させてその軌跡
を実時間で書き込み消去する手法をとるタイトル入力方
法は,カーソルキーを上下左右方向にしか移動できない
からタイトル入力における自由度が低いという問題,お
よび,手で自由に書くようには円滑にタイトルを書くこ
とができないという問題を有している。パネルにペンで
タイトルを書きながらそのタイトルを入力する方法は,
パネルが必要になるという問題,および,タイトルを入
力する人間がカメラ,TVモニタおよびペン先を同時に
見ることができずタイトルを書くのが難しいという問題
を有している。
【0004】上述した問題を解決する試みの1つとし
て,本件出願人が先に出願した「画像入力装置(平成2
年9月13日出願,特願平2−243466号)におい
て開示したポインティングデバイスを用いて自由にタイ
トルを描画する技術が考えられる。この画像入力方法は
必ずしもタイトル入力を明示してはいないが,本発明の
先行技術して位置していると考えることができるので,
その内容を図16〜図18を参照して述べる。
【0005】図16は画像入力装置をコンピュータゲー
ム等に利用した場合の全体的な概要構成を示す図であ
る。動く被写体211である人間はタイトルを描画する
媒体としてのポインテングデバイス212を手に持って
表示手段222内のCRT205の画面に対向した位置
に居る。被写体211がポインティングデバイス212
を手に持ってそれを動かす。ビデオカメラ等の撮像手段
213が被写体211とともにポインティングデバイス
212を撮影し,電子機器235において撮像結果を信
号処理してCRT205に表示する。
【0006】撮像手段213は,撮像素子はCCDなど
で構成させ,ズームレンズ,アイリスレンズ,フォーカ
スレンズなどを有し,これらのレンズのコントロールが
行えるようなビデオムービーが可能になっている。電子
機器235はポインテングデバイス212の存在および
その位置を検知する検知手段,および,コンピュータゲ
ームを行うためのゲーム機器を含む電子機器であり,ゲ
ームソフト236の各種画像,文字,記号などのアプリ
ケーション229は表示手段222内のCRT205の
画面上に表示される。撮像手段213は表示手段222
の前面でCRT205の画面を視ている動く被写体21
1としての人間が手に持っているポインテングデバイス
212の動きを被写体211の動きとともに撮像し,ポ
インテングデバイス212をCRT205内のカーソル
230としてCRT205の画面に表示するように構成
されている。
【0007】図17は撮像手段213およびポインテン
グデバイス212によって画像入力装置を構成させるた
めのシステム構成図である。撮像手段213で被写体
11にフォーカスをあわせて撮像する。撮像手段213
から出力される撮像信号が画面合成回路221,外部同
期制御回路214およびポインタ検出部215に出力さ
れる。外部同期制御回路214の出力はX軸用カウンタ
216およびY軸用カウンタ218に供給され,ポイン
テングデバイス212のX軸位置およびY軸位置がX軸
用カウンタ216およびY軸用カウンタ218でカウン
トされ,それらのカウント結果は表示画面発生回路22
0,X軸位置保持回路217およびY軸位置保持回路2
19に供給されて,ポインテング検出回路215からの
ポインテングデバイス212の位置がカウント値として
X軸保持回路217およびY軸位置保持回路219で保
持される。
【0008】X軸保持回路217およびY軸位置保持回
路219の保持カウント位置出力はCPU224に接続
されたバス228を介してCPU224に供給される。
バス228にはROM225,RAM226およびキー
ボード227が接続され,さらに表示画面メモリ223
もバス228に接続され,CPU224と表示画面メモ
223との間で信号が伝送されて,CPU224はX
軸保持回路217およびY軸位置保持回路219におけ
るX位置保持およびY位置保持を表示画面メモリ223
に格納する。
【0009】表示画面メモリ223の出力側は表示画面
発生回路220に接続され,表示画面発生回路220は
画面合成回路221に出力され,撮像手段213の撮像
出力と合成される。画面合成回路221の出力は表示手
段222内のCRT205に供給されている。したがっ
て,被写体211の撮像結果は背景にしてゲームソフト
236を介して入力された,たとえば,押しボタンを表
すアプリケーション229と,ポインテングデバイス2
12を示すカーソル230が表示手段222内のCRT
205の画面上に表示される。
【0010】ポインテングデバイス212の輝点の移動
軌跡を検出するポインテングデバイス検出回路215を
図18に示す。図18はCPU224とRAM226な
どを含む機能ブロックを示す,入力端子T1 に供給した
撮像手段213の撮像出力を比較回路239および合成
部238に供給する。比較回路239はRAM226に
格納した1フィールド分(あるいは1フレーム分)の撮
像出力信号と次の1フィールド分(あるいは1フレーム
分)撮像出力信号との差を検出する。フレームメモリ2
26では1フィールド分遅延した撮像出力信号を比較回
路239に戻し、現在の撮像出力信号と比較し、その相
互間の相違部分を合成部238で合成し,再びフレーム
メモリ226に書き換えることにより,ポインテングデ
バイス212の軌跡を得ることができる。
【0011】上述した画像入力装置によれば,被写体2
11である人間がポインティングデバイス212の,た
とえば,カーソル230がCRT205に表示されてい
る位置を画面上で視ながら画面上に映出されたアプリケ
ーション229の押しボタン位置にもっていけば,ゲー
ムソフト236の所定の動作が行われる。たとえば,押
しボタンの動作指標としたり、あるいは音を出力させた
りすることが出来る。ポインテングデバイス212を移
動させたマウスの様に絵を描くこともできるので,画像
入力者は空間内でポインテングデバイス212を動かす
たけで画像入力を容易に行うことができることになり、
ポインテングデバイス212の移動範囲を平面だけでな
く三次元的に拡大することのできるものが得られる。入
力時に表示手段上で操作が完結し,キーボードと表示画
面を交互に視る必要がなく,表示手段上のカーソルの動
きはポインテングデバイスの操作の動きと1対1に対応
した解り易いものが得られる。ビデオカメラのズーム等
を使って1mmの移動の表示手段1ドットに対応させる
こともでき,あるいは,1mの移動を1ドットに対応さ
せることも自由にできるので検出精度も自由に設定可能
である。
【0012】上述した画像入力装置はポインティングデ
バイスを用いて自由な画像を入力可能なことを示してい
るが,本発明の対象とするタイトル入力を目的としてい
ないので,そのまま本発明のタイトル入力装置に適用で
きない。特に,ポインティングデバイスの存在を検出す
る方法として,図18を参照して述べた検出方法では背
景となる被写体211が動いた場合もタイトルとして扱
われることになるという問題に遭遇する。本発明は上述
した問題を解決し,タイトル描画として自由度を有する
ポインティングデバイスをタイトル入力媒体として用
い,タイトル入力に適した装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決し、
上記目的を達成するため,本発明のタイトル入力装置
は,タイトルに応じた動きをする入力する媒体としての
輝度が背景画像よりも高い光を発する部材または反射部
材からなる指標手段の存在を撮像する撮像手段,該撮像
手段から出力される撮像信号から背景画像よりも輝度の
高い点を上記指標手段の存在として検出する指標手段存
在検出手段,該指標手段存在検出手段における上記指標
手段の存在検出に応答して上記指標手段の表示領域にお
ける位置を検出する指標手段位置検出手段,該指標手段
位置検出手段で検出された上記指標手段の位置を,新た
な位置と以前の位置とを組み合わせて記憶する指標記憶
手段,上記指標手段位置検出手段における指標位置検出
に応答して上記指標記憶手段の対応する位置に上記指標
手段の位置データを記憶し,または,該記憶された上記
指標手段の位置データを読み出す,記憶・読み出し手
段,および,上記撮像手段からの撮像信号と上記指標記
憶手段に記憶された指標手段の位置データとを混合して
出力する信号調整手段を有し,上記記憶・読み出し手段
は,上記指標手段存在検出手段で検出した上記指標手段
の存在の連続的な動きに対応して実時間で上記指標手段
の位置データを上記信号調整手段に出力し,上記信号調
整手段は上記撮像手段からの撮像信号と上記指標記憶
手段から読み出した位置データである上記指標手段の存
在の動きの軌跡とを混合して出力し,上記信号調整手段
からの調整信号を表示装置に出力し,該表示装置に上記
指標手段の動きをタイトルとして表示することを特徴と
する。好適には,上記撮像手段は撮像状態を左右反転す
る手段を有する。
【0014】好ましくは、上記指標手段は所定の色で発
光し,上記指標手段存在検出手段は上記撮像手段から
出力される撮像信号から上記所定の色を検出して上記指
標手段の存在を検出する。また好ましくは、上記指標手
段位置検出手段における上記指標手段の位置検出に応答
して上記指標記憶手段の対応する位置に上記指標手段の
位置データを記憶し、上記記憶・読み出し手段は,上記
指標手段の存在検出点を所定の広がりある領域として上
記指標記憶手段に記憶する。また好ましくは、上記信号
調整手段は上記撮像手段からの撮像信号に上記指標
憶手段から読み出した位置データである上記指標手段の
存在の動きの軌跡を重ねて出力する。また好ましくは、
上記信号調整手段は上記撮像手段からの撮像信号と、
上記指標記憶手段から読み出した位置データである上記
指標手段の存在の動きの軌跡とを選択的に出力する。
【0015】また本発明によれば,タイトル入力方法が
提供され,そのタイトル入力方法は,タイトルに応じた
動きをする入力する媒体としての指標手段の存在を撮像
し,該撮像信号から上記指標手段の存在を検出し,該
出された上記指標手段の存在検出に応答して上記指標手
段の表示領域における位置を検出し,上記指標位置検出
に応答して指標記憶手段の対応する位置に新たな位置と
以前の位置とを組み合わせて上記指標手段の位置データ
を記憶し,または,該記憶された上記指標手段の位置デ
ータを読み出し,上記読み出された指標手段の位置デー
タである上記検出された上記指標手段の存在の連続的な
動きの軌跡と,上記撮像信号とを混合して上記指標手段
の動きに対応して信号調整して実時間で出力し,上記
号調整結果を表示装置に出力し,該表示手段に上記指標
手段の動きをタイトルとして表示する。
【0016】
【作用】撮像手段が,タイトルに応じた動きをする入力
する媒体としての輝度が背景画像よりも高い光を発する
部材または反射部材からなる指標手段の存在を撮像す
る。指標手段存在検出手段が,撮像手段から出力される
撮像信号から背景画像よりも輝度の高い点を指標手段の
存在として検出する。指標手段位置検出手段が,指標手
段の存在検出に応答して指標手段の表示領域における位
置を検出する。指標手段位置検出手段が,検出された指
標手段の位置を新たな位置と以前の位置とを組み合わせ
て記憶する。記憶・読み出し手段が,指標手段位置検出
手段における指標位置検出に応答して指標記憶手段の対
応する位置に上記指標手段の位置データを記憶し,また
は,該記憶された上記指標手段の位置データを読み出
す。信号調整手段が,撮像手段からの撮像信号と指標記
憶手段に記憶された指標手段の指標位置データとを混合
して出力する。記憶・読み出し手段は,指標手段存在検
出手段で検出した上記指標手段の存在の連続的な動きに
対応して実時間で指標手段の位置データを上記信号調整
手段に出力する。信号調整手段は上記撮像手段からの
撮像信号と上記指標記憶手段から読み出した位置データ
である上記指標手段の存在の動きの軌跡とを混合して出
力する。表示手段が,信号調整手段からの調整信号を表
示装置に出力し,タイトルに応じた動きをする上記指標
手段の動きを表示装置にタイトルとして表示する。好適
には,上記撮像手段は撮像状態を左右反転する手段を有
する。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【実施例】本発明のタイトル入力装置およびその方法の
基本的構成を図1および図2を参照して述べる。図1に
図解するように,タイトル入力装置はタイトル入力者1
が保持している上述したポインティングデバイスなどの
対応する指標手段3の動きをタイトル入力者1とともに
撮像する撮像手段5,撮像手段5からの撮像信号S5を
映像表示手段9に出力する信号調整手段7,映像表示手
段9に表示されている画像内容を記録する映像信号記録
手段11を有している。タイトル入力装置はさらに,撮
像手段5からの撮像信号S5を入力し,指標手段3の存
在を検出する指標検出手段13,指標手段3が検出され
たらその位置を映像表示手段9における対応する位置と
して検出する指標位置検出手段15,指標位置検出手段
15で検出した位置データを記憶する指標記憶手段1
9,および,指標位置検出手段15と指標記憶手段19
との間に配設され,指標位置検出手段15からの位置デ
ータを指標記憶手段19に記憶し,あるいは,指標記憶
手段19に記憶された位置データを信号調整手段7に出
力して映像表示手段9に表示させる指標記憶・読出制御
手段17を有している。
【0022】図2に図1に示したタイトル入力装置の動
作および本発明のタイトル入力方法の処理内容を示すフ
ローチャートである。ステップS001:撮像手段5が
タイトル入力者1および指標手段3を撮像する。ステッ
プS002:指標検出手段13は撮像手段5からの撮像
信号S5に基づいて指標手段3の存在を検出する。ステ
ップS003:撮像手段5の撮像信号S5は信号調整手
段7を介して映像表示手段9に印加され,撮像手段5が
撮像された画像が映像表示手段9に表示される。ステッ
プS004:指標位置検出手段15は指標検出手段13
で検出した指標手段検出信号S13に応答してその位置
を検出する。指標位置検出手段15における位置検出は
基本的には,映像表示手段9における点または画素単位
で検出される。ステップS005:指標記憶・読出制御
手段17は指標位置検出手段15において指標手段3の
動きが瞬間的な点または画素単位として不連続に検出さ
れた指標手段3の動きを指標記憶手段19に記憶されて
いる以前の指標手段3の動きのデータに組み合わせて連
続的な軌跡として指標記憶手段19に記憶する。指標記
憶手段19にはタイトル描画に関連するデータのみが記
憶される。ステップS006,S007:指標記憶・読
出制御手段17は利用者からの指標手段3の動き軌跡を
オンライン表示する要求が存在するとき,指標記憶手段
19に記憶されている軌跡データを信号調整手段7に出
力する。信号調整手段7は撮像手段5からの撮像信号S
5に指標記憶・読出制御手段17からのタイトル描画軌
跡データとを組み合わせて,映像表示手段9に出力す
る。これにより,タイトル入力者1は自己が描画してい
るタイトルの軌跡を映像表示手段9から確認することが
できる。オンライン軌跡表示要求がないとき,映像表示
手段9には撮像手段5が撮像した結果がそのまま表示さ
れる。したがって,映像表示手段9には以前に描画した
タイトルの一部は表示されない。ステップS008,S
009:一通りタイトル描画が終了したとき,軌跡デー
タの表示要求に応じて,指標記憶・読出制御手段17は
指標記憶手段19に記憶されたタイトル描画結果を信号
調整手段7に出力して,信号調整手段7から撮像手段5
における現在の撮像信号S5にタイトル描画結果を重ね
て出力させ,映像表示手段9に背景にタイトルが付加さ
れた画像を表示させる。映像表示手段9におけるタイト
ル付加画像は映像信号記録手段11によって記録でき
る。
【0023】このように,本発明のタイトル入力装置に
よれば,タイトル入力者1が映像表示手段9の表示され
たタイトル描画状態を確認しながら,希望するタイトル
を希望する映像表示手段9の位置に入力することがで
き,その結果を映像信号記録手段11に記録することが
できる。本発明は上述したポインティングデバイスを用
いるという先行技術を本発明の手段とするタイトル入力
に適用しつつ,従来のタイトル入力方法における問題を
全て解決している。
【0024】以下,上述した本発明のより具体的な実施
例を述べる。図3は本発明のタイトル入力装置の第1実
施例の構成を示す。図3において,タイトル入力者1は
指標手段3としてのポインティングデバイス3Aを持っ
ている。指標手段3としては,種々の形態のものを利用
することができるが,その1例を図4に図解する。図4
(A)に図解した指標手段3は反射部材を利用したもの
である。ポインティングデバイス3Aは,人間が手に持
つ棒状把手3aの上部に球状部材3bを固定し,この球
状部材3bの表面に図5に示すように,直径10〜10
0ミクロン程度のガラス球からなる再帰性光学部材3c
を貼着させる。好ましくは図5に示すように球状部材3
bあるいは後述するバッジの基板3g上に反射銀膜3j
を形成し,この反射銀膜3j上に再帰性光学部材3cを
接着剤3kを用いて貼着させる。このように構成したポ
インティングデバイス3Aは45°以下の入射光3iの
ほとんどが入射方向に反射光3rとなって反射されて光
軸方向輝度を向上させることができる。この再帰性部材
3bとしてはガラス球の他にコーナキューブなどのもの
でもよく,もちろん,ミラーボールのように複数の鏡の
小片を張付けたものでもよい。
【0025】図4(B)に示すポインティングデバイス
3Bは,発光部材を用いたものである。発光部材として
は可視光,赤外光などをを発光するランプや発光ダイオ
ード(LED)を用いることができ,あるいは,蛍光体
などでもよい。ポインティングデバイス3Bは,タイト
ル入力者1が手で持つ部分である筒状棒3a内に電池3
eを収納し,筒状棒3aの先端に透明ガラス球3dを固
定し,ガラス球3d内にLEDなどの発光素子3fを配
設し,電池3eで発光素子3fを点灯させるようにした
ものである。図4(C)に示すポインティングデバイス
3Cは人の服や帽子につけるようにしたバッジの基板3
gに再帰性光学部材3cを貼着したものである。図4
(D)に示すポインティングデバイス3Dは,ヘアバン
ドあるいは帽子に発光素子3fを取付け,電池3eで点
灯させる様にしたものであり,人の頭に巻き付けたり,
かぶったりする。もちろん,これらのバンドは通常の腰
に巻き付けるバンド,あるいはハンドバンドなどでもよ
い。
【0026】以下の実施例において,指標手段3として
は図4(B)に示したポインティングデバイス3Bを用
いた例について述べる。図3において,図1に示した撮
像手段5がカメラブロック5A,信号調整手段7がスイ
ッチング回路7A,指標検出手段13が指標明るさ検出
回路13A,指標位置検出手段15がマイクロコンピュ
ータ装置15A,指標記憶手段19がスタテックRAM
(SRAM)19A,指標記憶・読出制御手段17がメ
モリコントローラ17A,スイッチング回路17Bおよ
びタイトラーIC回路17C,映像信号記録手段11が
ビデオテープ記録装置11Aで実現されている。これら
の構成要素がカメラ一体型ビデオ装置100として構成
されている。図1における映像表示手段9が図3に示し
たCRT表示装置9Aで実現されている。マイクロコン
ピュータ装置15Aは,タイマー回路151,CPU1
52,RAM153およびROM154で構成されてい
る。SRAM19Aを用いたのはバッテリバックアップ
可能とし,かりに電源がダウンしても,記憶された明る
さ位置が保存されることを意図したためである。したが
って,指標記憶手段19としては,SRAM19Aに代
えて,ダイナミックRAM,あるいは,フロッピディス
クなどの記憶媒体を用いることもできる。
【0027】図6は図3に示したカメラ一体型ビデオ装
置100の動作を記述するフローチャートである。ステ
ップS021:ポインティングデバイス3Bの軌跡を画
素データに対応付けて記憶するSRAM19Aの内容を
クリアする(初期化)。ステップS022:カメラブロ
ック5Aは手にポインティングデバイス3Bを持ったタ
イトル入力者1を撮影しており,その撮像信号S5Aが
スイッチング回路7A,指標明るさ検出回路13A,マ
イクロコンピュータ装置15A内のタイマー回路151
およびCPU152に入力されている。CPU152は
撮像信号S5Aを監視し,カメラブロック5Aから出力
される撮像信号S5Aに包含される垂直同期信号VDが
到来することを検出する。垂直同期信号VDの到来は,
カメラブロック5Aにおける新たなフィールド(または
フレーム)の開始を意味している。垂直同期信号VDが
到来しない場合はCPU152は垂直同期信号VDが到
来するまで待機する。ステップS023〜S025:垂
直同期信号VDの到来を検出したとき,CPU152は
スイッチング回路17Bを付勢してSRAM19Aと接
続可能にする(ステップS023)。次いで,CPU1
52はカメラブロック5Aから出力される撮像信号S5
Aに包含される水平走査線Hの数を計数するカウンタと
しても機能するRAM153内の所定のアドレスの内容
をリセットする(ステップS024)。さらに,CPU
152は図7および図8に示す割り込み処理ルーチンの
割り込み処理を許可する(ステップS025)。
【0028】図7に示した水平同期信号HD割り込み処
理ルーチンの処理内容について述べる。この水平同期信
号HD割り込み処理ルーチンは,カメラブロック5Aか
らの撮像信号S5Aに含まれる水平同期信号HDからC
PU152に割り込みがかけられ動作する。ステップS
041:水平同期信号HDによって割り込みが発生する
と,CPU152はRAM153内の水平走査線Hの計
数を行うカウンタの値をインクリメントする。その結
果,水平走査線Hのカウンタは水平走査線Hの到来に応
じた計数値を示す。ステップS042:CPU152は
水平同期信号HDが到来したときのタイマー回路151
の値をタイマー回路151から入力し,RAM153内
の所定のアドレスとして規定される水平同期信号検出時
間記憶部HDTMに記憶する。以上の割り込み処理によ
って,水平同期信号HDの数が更新され,水平同期信号
HDが到来したときの時間が記憶される。
【0029】図8に示す明るさ割り込み処理ルーチンの
動作について述べる。この割り込み処理は,指標明るさ
検出回路13Aがカメラブロック5Aから出力される撮
像信号S5Aから,輝度の高い部分を検出し,ポインテ
ィングデバイス3Bの先端であると検出したとき,指標
明るさ検出回路13Aがタイマー回路151に割り込み
信号をかけ,タイマー回路151がそのときの時間を
持し、それと同時に、CPU152に割り込みかけられ
ることにより開始する。上述した先行出願においては,
図18に示したように,ポインティングデバイス3B
検出は前回のフレームの映像信号と今回の映像信号とを
比較して行っていたが,本実施例においては,背景より
もポインティングデバイス3Bの先端が輝度が高くなる
ことを利用してポインティングデバイス3Bの先端を検
出している。ステップS045:CPU152はタイマ
ー回路151からの明るさ(LIGHT)発見時の時間
をRAM153内のあるアドレスとして規定される明る
さ検出時間記憶部LIGHTTMに記憶する。ステップ
S046:CPU152は次いで,RAM153内に記
憶されている水平走査線Hの数を,明るさ検出時の水平
走査線記憶部LIGHTHに記憶する。ステップS04
7:CPU152はこの明るさ割り込みを禁止して終了
する。この割り込み禁止処理は,1フィールド内には1
つの明るさだけが検出されると仮定しており,上述のよ
うに,一度,ポインティングデバイス3Bの先端の明る
さが検出されたら,その後,そのフィールドでは明るさ
検出を防止するためである。なお上述した方法の他にポ
インティングデバイス3Bの先端の明るさ検出の信頼性
を向上させる方法としては,たとえば,1フィールドに
ついての明るさ検出を複数回可能とし,1フィールドの
最終段階が最も明るさ(輝度)の高い点をポインティン
グデバイス3Bの先端とすることもできる。以上の明る
さ割り込み処理によって,ポインティングデバイス3B
の先端位置に対応するタイマー回路151からの時間,
および,CRT表示装置9Aにおける水平走査線Hの数
が判る。
【0030】再び,図6に図解したフローチャートの処
理の記述を行う。ステップS026:CPU152は前
の垂直走査線Vにおいて明るさが検出されている否かを
判断する。ステップS027:前の垂直走査線Vにおい
て明るさが検出されている場合,CPU152は前回ま
でフィールドの明るさ位置データをSRAM19Aから
読みだし,この読みだした位置データに今回フィールド
の明るさ位置データを組み合わせて,ポインティングデ
バイス3Bの先端の軌跡を更新してその結果を再び,S
RAM19Aに書き込む。
【0031】上記位置データの軌跡更新と位置データの
規定について詳述する。図8を参照して述べたポインテ
ィングデバイス3Bの先端位置検出は,CRT表示装置
9Aの2次元マトリクス状に配置された画素位置に対応
して行われる。したがって,基本的にはポインティング
デバイス3Bの先端は1画素(または1ドット)として
規定される。しかしながら,ポインティングデバイス3
Aの先端を常に1画素としてCRT表示装置9Aに表示
したとしたら,タイトルとしては非常に線の細いものと
なる。そこで,本実施例においては,図9に図解したよ
うに,ポインティングデバイス3Bの先端が1画素Dc
として検出されたものを,その画素Dcを中心とする3
x3画素の広がりある画素群としてつポインティングデ
バイス3Bの先端をSRAM19Aに記憶する。広がり
の大きさは,上記した例示である3x3画素に限らず,
任意の広がりを持つ大きさに設計することができる。
【0032】次いで,位置データの更新について述べ
る。図10はSRAM19Aとメモリコントローラ17
Aとの接続関係をより詳細に図解した図である。図11
は位置データの更新を説明する図である。メモリコント
ローラ17Aからはライトイネーブル信号WE,アウト
プットイネーブル信号OE,アドレス信号,および,算
出された位置データが出力される。またSRAM19A
からは記憶された位置データがメモリコントローラ17
Aに出力される。図11(A)に示したように,ポイン
ティングデバイス3Bの動きを検出して新たに明るさが
検出され,メモリコントローラ17Aで指定したSRA
M19A内のあるアドレス(場所:ロケーション)に新
たに書き込みたい位置検出データがあるとき,そのまま
その位置データをそのアドレスに書き込んでは,図11
(B)に示す既に書き込まれているアドレスのデータを
破壊する。したがって,メモリコントローラ17AはC
PU152と協働して,新たな明るさ位置データをSR
AM19Aに記憶する際,そのアドレスに現在記憶され
ているデータ(図11(B))を一旦読みだし,新たに
書き込む位置データと論理和(OR)をとって,再び,
SRAM19Aの該当するアドレスに記憶する。これに
より,前回までの位置データを破壊することなく,今回
の位置データを前回までの位置データに重ねて更新する
ことができ,ポインティングデバイス3Bの先端の動き
を,移動軌跡としてSRAM19Aに記憶し,更新して
いくことができる。
【0033】再び,図6に図解したフローチャートの処
理について述べる。ステップS028:上述した軌跡デ
ータの更新処理が終了したら,CPU152はスイッチ
ング回路17Bを消勢して,SRAM19Aがタイトラ
ーIC回路17Cに接続されるようにする。タイトラー
IC回路17Cは,SRAM19Aから上記したタイト
ル描画データを読みだし,スイッチング回路7Aを消勢
して自己から出力されるSRAM19Aから読みだした
タイトル描画データS17AがCRT表示装置9Aに印
加されるようにする。これにより,CRT表示装置9A
にはポインティングデバイス3Bの先端の軌跡がある程
度の広がりを持ったタイトル描画軌跡として,利用者が
事前に希望してCPU152に設定した所定の色,たと
えば,緑色で,その周囲がカメラブロック5Aからの撮
像信号S5Aに基づく背景の中に表示される。
【0034】ステップS029:以上の処理は水平走査
線Hが「260」になるまで連続的に行われる。数「2
60」は,CRT表示装置9AがNSTCの例に対応さ
せた数字であり,CRT表示装置9Aあるいはカメラブ
ロック5Aの水平方向走査線に対応させて適宜,設定さ
れる。ステップS030:CPU152は水平走査線H
が「260」に到達すると,つまり,1フィールドが終
了すると,CPU152は図7に図解した水平同期信号
HD割り込み処理ルーチンへの割り込みを禁止して,ス
テップS022の処理に戻る。
【0035】以下,次のフィールドについても上記同様
の処理が行われ,タイトル入力者1がポインティングデ
バイス3Bを介して描画するタイトルが更新されてい
く。タイトル入力者1はCRT表示装置9Aに表示され
る自己が描画したタイトルの途中の軌跡を見ながら,希
望する大きさで希望する位置にタイトルの描画を行うこ
とができる。以上述べたように,タイトル入力者1がポ
インティングデバイス3Bを介して直接,希望するタイ
トルを自由に背景画像とともに入力することができる。
又、一旦,希望するタイトルの描画が終了してからタイ
トル描画中のタイトル入力者101およびタイトルをリ
アルタイムに記録することができる。利用者はビデオテ
ープ記録装置11Aを介して,CRT表示装置9Aに表
示されている表示されたタイトル入力者101および表
示されたポインティングデバイス103の軌跡としての
タイトルを含む画像をビデオテープなどの記録媒体に記
録する。これにより,ビデオテープにはタイトルを含む
映像が記憶される。
【0036】図12を参照して本発明のタイトル入力装
置の第2実施例を述べる。上述した第1実施例において
は,タイトル入力者1がカメラブロック5Aに対向して
ポインティングデバイス3Bを介して描画したタイトル
は左右反転されてCRT表示装置9Aに表示され映像信
号記録手段11に記録されることになる。したがって,
上述した実施例においては,タイトル入力者1は左右反
転するように,ポインティングデバイス3Bを左右逆に
描画する必要がある。第2実施例はかかる不便さを解決
するものであり,タイトル入力者1とカメラ一体型ビデ
オ装置100内のカメラブロック5Aとの間に鏡102
を配置し,タイトル入力者1がポインティングデバイス
3Bを用いて描画したポインティングデバイス3Bの先
端の軌跡であるタイトルがそのまま,CRT表示装置9
Aに表示され,ビデオテープ記録装置11Aを介してビ
デオテープに記録されるようにしたものである。つま
り,表示されたポインティングデバイス103と表示さ
れたタイトル入力者101とは左右反転がない状態でC
RT表示装置9Aに表示される。
【0037】左右反転に関する上述した問題を解決する
方法としては,図12に示した方法の他,種々の方法を
とることができる。たとえば,カメラブロック5A内に
はCCDが内蔵されており,CCDで検出した画像を信
号処理によって左右反転させて,上記図12に示した鏡
102を配設した場合と同様の効果を得ることができ
る。あるいは,上述した鏡102に代えて,カメラブロ
ック5A内の光学系に鏡102と同様の左右反転手段を
設けてもよい。
【0038】図13に本発明のタイトル入力装置の第3
実施例を示す。図13に示したカメラ一体型ビデオ装置
100Aは図3に示したカメラ一体型ビデオ装置100
内のスイッチング回路7Aをミキシング回路7Bに代え
たものである。その他の回路構成は図3に示したものと
同様である。タイトラーIC回路17Cは図6における
ステップS028における処理で,SRAM19Aに記
憶された位置データを読みだし,ミキシング回路7Bに
印加する。ミキシング回路7Bはカメラブロック5Aか
らの撮像信号S5Aに上記位置データを重畳してCRT
表示装置9Aに出力する。その結果,CRT表示装置9
Aには撮像信号S5Aに位置データが重畳された状態の
映像が出力される。
【0039】図14に本発明のタイトル入力装置の第4
実施例を示す。図14に示したタイトル入力装置は,上
述した回路構成を簡略化したものである。カメラ一体型
ビデオ装置100Bは,カメラブロック5A,指標明る
さ検出回路13A,マイクロコンピュータ装置16A,
信号調整手段7,および,映像信号記録手段11を有し
ている。信号調整手段7は上述したスイッチング回路7
Aまたはミキシング回路7Bのいずれでもよい。マイク
ロコンピュータ装置16Aは,タイマー回路161,C
PU162,RAM163,および,ROM164を有
している。この実施例においては,図3に示した,SR
AM19A,メモリコントローラ17A,スイッチング
回路17B,タイトラーIC回路17Cを用いず,SR
AM19AをRAM163,メモリコントローラ17A
およびタイトラーIC回路17CをCPU162で代用
している。つまり,SRAM19Aを専用に設けず,マ
イクロコンピュータ装置16A内のRAM163で代用
し,メモリコントローラ17A,スイッチング回路17
B,タイトラーIC回路17Cの機能をCPU162で
信号処理する。
【0040】図15は図14に示したマイクロコンピュ
ータ装置16A内のCPU162の動作を中心に示した
フローチャートである。図6に示したCPU152の処
理内容と比較すると,図6のステップS022が図15
のステップS51に対応し,ステップS024〜S02
6がステップS52〜S54に対応し,ステップS02
9〜S030がステップS56〜S57に対応してい
る。図15には,図6に示したステップS021,S0
23,S028の処理が明示されていない。ステップS
021の処理はCPU162が直接RAM163を初期
化する。ステップS023の処理はSRAM19Aがな
いので必要がない。ステップS028の処理はCPU1
62がタイトラーIC回路17Cの処理を行うので必要
がない。一方,ステップS55においては,CPU16
2がポインティングデバイス3Bの輝度の高さに対応し
た明るさのある位置を計算し、RAM163に書き込
む。図3に示したスイッチング回路7A,図13に示し
たミキシング回路7Bのいずれを用いてCRT表示装置
9Aに接続してもよい。
【0041】上述したように,図14に示したタイトル
入力装置も,図3または図13に示したタイトル入力装
置と同様の動作を行う。図14に示したタイトル入力装
置においても,図12に示した鏡102,または上述し
たその他の左右反転手段を用いることができる。
【0042】上述した実施例は指標手段3として,図4
(B)に示したポインティングデバイス3Bを用いた例
について述べたが,指標手段3としては,図4(A),
(C),(D)に図解した他のポインティングデバイス
を用いることができる。たとえば,図4(B)に示した
ポインティングデバイス3Bを用いて,緑色の発光を用
いてタイトルを描画することができる。この場合,図
3,図13および図14に示した指標明るさ検出回路1
3Aに代えて,緑色検出回路を設ける。又は、指標明る
さ検出回路13Aと緑色検出回路の両方を設ける。その
他の回路構成およびその動作は上述したものと同様であ
る。ポインティングデバイス3Bから出力される光の色
としては,上記緑色に代えて,他の3原色である赤色,
青色などを用いることができ,あるいは,通常の映像に
は存在しないシアン色などを用いることができる。な
お,ポインティングデバイス3Bから出力される光は直
接LEDから放射される光である必要はなく,適宜カラ
ーフィルタなどを介して希望する光を放射可能にするこ
とができる。
【0043】本発明のタイトル入力装置およびその方法
を実施するには,上述した例示に限らず,種々の変形形
態をとることができる。またタイトルとしては,文字に
限らず,任意の図形を描画することができる。さらに,
タイトル入力者1が実際に描画したタイトルの大きさを
任意の倍率で拡大したり,あるいは縮小させることもで
きる。これら拡大または縮小は,たとえば,利用者が事
前に希望する倍率あるいは縮小率を設定しておき,メモ
リコントローラ17AがSRAM19Aに記憶すると
き,倍率または縮小率に応じて画素データを修正するこ
とで容易に可能となる。もし,タイトル入力者1が誤っ
てタイトルを描画したときは,その取消を押しボタンな
どでCPU152(162)に指示し,タイトルの書き
直しを行うこともできる。このタイトルの消去はタイト
ルの一部について行ってもよく,部分的に行ってもよ
い。
【0044】
【発明の効果】上述したように,本発明のタイトル入力
装置およびその方法によれば,実時間で利用者が自己の
描画したタイトルの軌跡を確認しながら,自由に希望す
る大きさで希望する位置に任意のタイトルを入力するこ
とができる。本発明のタイトル入力装置およびその方法
を実施するには,従来技術におけるような制限事項,制
約が存在しないので,容易にタイトルを入力することが
できる。さらに本発明のタイトル入力装置は構成が簡単
である。本発明のタイトル入力装置においては,タイト
ル入力者の意図するとおり,左右反転の面倒さに影響さ
れずにタイトルを描画することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイトル入力装置の構成を示す図であ
る。
【図2】図1に示したタイトル入力装置の動作を説明す
るフローチャートである。
【図3】図1に示した本発明のタイトル入力装置の第1
実施例としてのタイトル入力装置の構成図である。
【図4】図1に示した指標入力指示手段の具体例として
のポインティングデバイスを示す図である。
【図5】図4に示したポインティングデバイスにおける
再帰性光学部材の拡大断面図である。
【図6】図3に示したタイトル入力装置におけるタイト
ル入力処理の主動作を示す第1のフローチャートであ
る。
【図7】図3に示したタイトル入力装置における水平走
査線割り込み処理動作を示す第2のフローチャートであ
る。
【図8】図3に示したタイトル入力装置における明るさ
割り込み処理動作を示す第3のフローチャートである。
【図9】ポインティングデバイスの1画素の位置検出を
複数の広がりを持った画素に拡大する処理を示す図であ
る。
【図10】図3に示したメモリコントローラとSRAM
との接続関係を図解する図である。
【図11】以前のポインティングデバイスの位置データ
を保持しつつ新たな位置データを更新し,ポインティン
グデバイスの動きを軌跡して更新する動作を説明する図
である。
【図12】図1に示した本発明のタイトル入力装置の第
2実施例の部分構成図である。
【図13】図1に示した本発明のタイトル入力装置の第
3実施例の構成図である。
【図14】図1に示した本発明のタイトル入力装置の第
4実施例の構成図である。
【図15】図14に示したタイトル入力装置におけるタ
イトル入力処理の主動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明のタイトル入力装置に先行する技術と
しての画像入力装置の概略構成図である。
【図17】図16に図解した画像入力装置における信号
処理回路構成図である。
【図18】図16に図解した画像入力装置におけるポイ
ンティングデバイスの位置を検出する回路構成図であ
る。
【符号の説明】
1・・タイトル入力者,3・・指標手段,5・・撮像手
段,7・・信号調整手段,9・・映像表示手段,11・
・映像信号記録手段,13・・指標検出手段,15・・
指標位置検出手段,17・・指標記憶・読出制御手段,
19・・指標記憶手段,3A〜3D・・ポインティング
デバイス,5A・・カメラブロック,7A・・スイッチ
ング回路,7B・・ミキシング回路,9A・・CRT表
示装置,11A・・ビデオテープ記録装置,13A・・
指標明るさ検出回路,15A,16A・・マイクロコン
ピュータユニット,151・・タイマー回路,152・
・CPU,153・・RAM,154・・ROM,17
A・・メモリコントローラ,17B・・スイッチング回
路,17C・・タイトラーIC回路,19A・・SRA
M,100,100A,100B・・カメラ一体型ビデ
オ装置,102・・鏡。
フロントページの続き (72)発明者 古屋 美紀 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−228387(JP,A) 特開 昭63−20615(JP,A) 特開 平2−268315(JP,A) 特開 平4−123121(JP,A) 特開 平4−127674(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/278 G06F 3/033 310

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイトルに応じた動きをする入力する媒体
    としての輝度が背景画像よりも高い光を発する部材また
    は反射部材からなる指標手段の存在を撮像する撮像手
    段, 該撮像手段から出力される撮像信号から背景画像よりも
    輝度の高い点を上記指標手段の存在として検出する指標
    手段存在検出手段, 該指標手段存在検出手段における上記指標手段の存在検
    出に応答して上記指標手段の表示領域における位置を検
    出する指標手段位置検出手段, 該指標手段位置検出手段で検出された上記指標手段の位
    置を,新たな位置と以前の位置とを組み合わせて記憶す
    る指標記憶手段, 上記指標手段位置検出手段における指標位置検出に応答
    して上記指標記憶手段の対応する位置に上記指標手段の
    位置データを記憶し,または,該記憶された上記指標手
    段の位置データを読み出す,記憶・読み出し手段,およ
    び, 上記撮像手段からの撮像信号と上記指標記憶手段に記憶
    された指標手段の位置データとを混合して出力する信号
    調整手段を有し, 上記記憶・読み出し手段は,上記指標手段存在検出手段
    で検出した上記指標手段の存在の連続的な動きに対応し
    て実時間で上記指標手段の位置データを上記信号調整手
    段に出力し, 上記信号調整手段は上記撮像手段からの撮像信号と上
    記指標記憶手段から読み出した位置データである上記指
    標手段の存在の動きの軌跡とを混合して出力し, 上記信号調整手段からの調整信号を表示装置に出力し,
    該表示装置に上記指標手段の動きをタイトルとして表示
    することを特徴とするタイトル入力装置。
  2. 【請求項2】上記撮像手段は撮像状態を左右反転する手
    段を有する請求項1記載のタイトル入力装置。
  3. 【請求項3】上記指標手段は所定の色で発光し, 上記指標手段存在検出手段は上記撮像手段から出力さ
    れる撮像信号から上記所定の色を検出して上記指標手段
    の存在を検出する請求項1または2記載のタイトル入力
    装置。
  4. 【請求項4】上記指標手段位置検出手段における上記指
    標手段の位置検出に応答して上記指標記憶手段の対応す
    る位置に上記指標手段の位置データを記憶し、 上記記憶・読み出し手段は,上記指標手段の存在検出点
    を所定の広がりある領域として上記指標記憶手段に記憶
    する請求項3記載のタイトル入力装置。
  5. 【請求項5】上記信号調整手段は上記撮像手段からの
    撮像信号に上記指標記憶手段から読み出した位置データ
    である上記指標手段の存在の動きの軌跡を重ねて出力す
    る請求項4に記載のタイトル入力装置。
  6. 【請求項6】上記信号調整手段は上記撮像手段からの
    撮像信号と、上記指標記憶手段から読み出した位置デー
    タである上記指標手段の存在の動きの軌跡とを選択的に
    出力する請求項5に記載のタイトル入力装置。
  7. 【請求項7】タイトルに応じた動きをする入力する媒体
    としての指標手段の存在を撮像し, 該撮像信号から上記指標手段の存在を検出し, 該検出された上記指標手段の存在検出に応答して上記指
    標手段の表示領域における位置を検出し, 上記指標位置検出に応答して指標記憶手段の対応する位
    置に新たな位置と以前の位置とを組み合わせて上記指標
    手段の位置データを記憶し,または,該記憶された上記
    指標手段の位置データを読み出し, 上記読み出された指標手段の位置データである上記検出
    された上記指標手段の存在の連続的な動きの軌跡と,上
    記撮像信号とを混合して上記指標手段の動きに対応して
    信号調整して実時間で出力し, 上記信号調整結果を表示装置に出力し,該表示手段に上
    記指標手段の動きをタイトルとして表示することを特徴
    とするタイトル入力方法。
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