JP2002325200A - 資料提示装置 - Google Patents

資料提示装置

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JP2002325200A
JP2002325200A JP2001129078A JP2001129078A JP2002325200A JP 2002325200 A JP2002325200 A JP 2002325200A JP 2001129078 A JP2001129078 A JP 2001129078A JP 2001129078 A JP2001129078 A JP 2001129078A JP 2002325200 A JP2002325200 A JP 2002325200A
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Japan
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image
light emitting
presentation device
camera
point light
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JP2001129078A
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English (en)
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Taku Watanabe
卓 渡辺
Yutaka Chiba
千葉  裕
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 提示台(ステージ)上方に配置されたカメラ
の存在によって資料交換の操作が妨害されたり、プレゼ
ンテーションを行う発表者の顔が聴衆から隠されたり、
また装置の小型化や簡潔化を阻害する等の従来構成の諸
問題を解決し、かつ表示画面に台形歪み(キーストン歪
み)が発生することの無い資料提示装置を提供する。 【解決手段】 操作者から離す方向にオフセットして配
置することが可能なカメラ3と、提示台2上の方形の4
頂点の各位置に配置した発光マーカー7a〜7dと、カ
メラ3が撮影して出力する映像信号から各発光マーカー
7a〜7dに係る映像信号を抽出する抽出部11と、撮
影画面内の各発光マーカー7a〜7dの位置情報に基い
て撮影された映像信号における台形歪みを補正する補正
手段(算出部、表示映像生成部)13、14とを具備す
る資料提示装置1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書類や立体物など
の資料を撮影した映像信号を出力して所定のモニター装
置に表示させたり、或いは所定のプロジェクター装置を
介してスクリーン上に投影させる資料提示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】会議や学会、展示会等で用いられる視聴
覚機器の1種として、平板状のステージ上に書類や実体
物等の被写体を載置し、上方から撮影した被写体の撮影
像をモニター装置の画面に表示させたり、プロジェクタ
ーを介してスクリーン上に投影する資料提示装置が従来
から用いられてきた。
【0003】以下、従来の技術に係る資料提示装置a1
0を、図4を参照して説明する。
【0004】従来の資料提示装置a10の外観斜視図で
ある図4において、資料提示装置a10は、各部品が取
り付く主構造体である本体基台a1、書類や実体物等の
資料を載置する載置面(ステージ)である提示台a2、
上方から提示台a2を撮影して資料を含む撮影画像を映
像信号として出力するカメラa3、本体基台a1から延
設されてカメラa3を支持して適切な撮影ポジションに
位置させるカメラ支持アームa4、及び配設された複数
のボタンスイッチを操作することにより装置a10の各
種操作を行う操作部a5とを備えている。なお、図4図
示のように資料を照明する手段である投光器を備える構
成としても良い。
【0005】また図4には、カメラa3が出力する映像
信号を受けて表示画面b1上に資料を含めた映像を表示
するモニターb0を、資料提示装置a10と共に示して
ある。
【0006】資料提示装置a10の使用方法には、モニ
ターb0を用いる表示方法のほかにも、カメラa3が出
力する映像信号を受けて所定のスクリーン上に表示する
ビデオプロジェクター(図示しない)を用いる方法があ
ることは上述の通りである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の資料提示
装置a10を用いて資料を表示する操作方法を、以下に
具体的に説明する。
【0008】図5は従来の資料提示装置a10の操作方
法を説明する概念図である。資料提示装置a10を用い
る操作者5aは、表示をさせたい資料(書類や実体物な
ど、図5では図示していない)を装置a10の提示台a
2上の所定の資料載置面a2−1に載せる。資料載置面
a2−1の上方にはカメラa3がカメラ支持アームa4
で支持されて配設されている。このときカメラa3の撮
影光軸5bは、資料載置面a2−1に対し、そのほぼ中
央位置において垂直、又はほぼ垂直に交差するよう構成
されている。5cは、カメラa3の撮影画角範囲を示す
ための境界線である。
【0009】操作者5aは、会議やプレゼンテーション
の進行に合わせて資料中の特定箇所を指や指し棒で指し
示したり、資料中の特定箇所が表示画面の中央に来るよ
うに資料の載置位置をずらしたり、あるいはプレゼンテ
ーションのための説明を聴衆に対して発話するなどしな
がら表示を続行し、また表示する資料を適宜他の資料へ
交換する。
【0010】ところで、上記したように資料提示装置a
10の構成においてカメラa3は資料載置面a2−1の
ほぼ中央の上方に配設されているので、通常、操作者5
aの顔面付近に位置することが多い。そのため、操作者
5aが資料の交換等を行う作業の妨げとなるとともに、
操作者5aがプレゼンテーションの説明者を兼ねる場
合、操作者(説明者)5aの顔を聴衆に対して隠してし
まい、プレゼンテーションの進行、品位、効果としては
甚だ具合が悪いこととなる。
【0011】更に、資料載置面a2−1のほぼ中央かつ
上方にカメラa3を位置させることは資料提示装置a1
0の設計に際して大きな制約となり、例えばカメラ支持
アームa4を折りたたみ方式とする構成では簡潔な折り
たたみのための構成を設計することが困難となる場合が
あった。また上記の制約によりカメラ支持アームa4ひ
いては資料提示装置a10が大型、大重量、高コストの
構成となってしまう恐れがあった。同様にして上記の制
約から資料提示装置a10の自由なデザインを行なうこ
とを妨げ、資料提示装置a10のデザイン性を低下させ
る恐れもあった。
【0012】資料の表示を行なう際の操作性を低下さ
せ、説明者の顔を聴衆に対して隠してしまい、また資料
提示装置a10の設計、デザインを制約してしまう、と
いう上記の問題を解決しようとして、例えば図6(A)
に示す如くの構成を有する仮想的な資料提示装置a20
を想起することは容易である。
【0013】図6(A)に示す仮想的な資料提示装置a
20は、図5に示した従来の資料提示装置a10に対
し、カメラa23の設置位置と、撮影光軸6aの方向と
を異なる構成としたものである。すなわち仮想的な資料
提示装置a20においてカメラa23は、提示台a22
上面の資料載置面a22−1の中央ではなく、操作者5
aから離れた(オフセットした)位置の上方に設置さ
れ、更にカメラa23の撮影光軸6aが直角とは異なる
角度で資料載置面a22−1に対し、そのほぼ中央で交
差するよう構成されている。また上記の構成が実現する
ようにカメラ支持アームa24がカメラa23を支持し
て延設されている。
【0014】図6(A)の仮想的な資料提示装置a20
によれば、カメラa23が操作者5aから離れた位置に
あり、またカメラa23を支持するカメラ支持アームa
24が従来よりもコンパクトに構成できるので、資料の
表示を行なう際の操作性を低下させ、説明者の顔を聴衆
に対して隠してしまい、また資料提示装置の設計、デザ
インを制約してしまう、という上記に示した従来の問題
は、確かに解決される。しかしながら図6(A)の仮想
的な資料提示装置a20では、カメラa23の撮影光軸
6aが資料載置面a22−1に対して直交しないことか
ら、以下に説明するように表示画面における「台形歪
み」という新たな問題が生じることとなる。
【0015】上記の台形歪み(キーストン歪みともい
う)とは、例えば方形(正方形や長方形)の被写体が、
実際とは異なる台形の形状に表示されてしまう現象であ
る。すなわち図5の従来の資料提示装置a10では図6
(B)の如く正常に長方形に表示される長方形の資料6
bが、図6(A)の構成の仮想的な資料提示装置a20
では、図6(C)に示すように図示上方の辺6c−1が
拡大される一方、図示下方の辺6c−2が縮小された、
台形に歪んだ形状6cで表示されてしまう。
【0016】上記の台形歪み現象は、周知の幾何光学に
基いて以下のように発生原因を説明できる。図6(A)
において、6aは上述のように撮影光軸、6dは資料載
置面a22−1の点であり撮影光軸6a上にあるものと
する。6fは資料載置面a22−1面上で点6dよりも
操作者から奥の方向にある点、6eは点6dの手前方向
にある資料載置面a22−1上の点であり、また点6d
は、点6fと点6eとの中央に位置するものとする。
【0017】また、6gはカメラa23の撮影レンズの
主点、6iは点6fから主点6gに至る主光線、6hは
点6eから主点6gへ至る主光線である。
【0018】図6(A)の配置において、上述の如く撮
影光軸6aが資料載置面a22−1と交わる角度pは直
角とは異なる鋭角であるので、幾何学的な性質から主光
線6iが撮影光軸6aとなす角qは、主光線6hが撮影
光軸6aとなす角rより大となる。
【0019】一方、主光線6i及び6hは主点6gを通
過後もそのまま直進して撮影レンズの後方に配置された
撮像素子(図示しない)に達する。撮像素子は撮影光軸
6aに対して垂直に配置されているので、主光線6iが
撮像素子と交わる像点は、主光線6hが撮像素子と交わ
る像点よりも撮影光軸6aからの距離(像高)が大であ
る。すなわち、物界である資料載置面a22−1上では
撮影光軸6aが交わる点6dから同一距離にあるにも関
わらず、像界である撮像素子面上では点6fの方が点6
eよりも像倍率が大であるので、図6(C)の如くの台
形歪みが発生するものである。なお、台形歪みを含め、
上記のように像倍率の不均一に起因して像が歪む現象を
総称して図形歪みともいう。
【0020】上記したように従来技術によれば、資料の
表示を行なう際の操作性を低下させ、説明者の顔を聴衆
に対して隠してしまい、また資料提示装置の設計、デザ
インを制約してしまう、という従来の問題を解決し、か
つ図形歪みの無い資料表示映像が得られる資料提示装置
を実現することが出来なかった。また従来技術の資料提
示装置を改変した、図6図示構成とは又異なる構成の資
料提示装置として、カメラを支持するアームが可動式で
あって、操作者がカメラを動かして撮影位置を変える操
作(いわゆるスイング操作)を適宜行うことによって、
ステージを真上から撮影することも、ステージを真上以
外の斜めの位置から撮影することも可能な資料提示装置
(図示しない)もまた想定が可能である。しかしこの構
成においても図6図示構成と同じように、カメラが操作
者の顔面等から離れた位置に位置させることが可能で操
作性等の使い勝手が向上するものの、図形歪みが表示画
面に発生してしまう不具合が生じる。
【0021】そこで、本発明は、上記した問題点に鑑み
て成されたものであり、特に被写体となる資料を載置す
る資料載置部を、資料載置部の真上以外の位置から撮像
したときに、資料載置部上に載置される方形状の資料を
方形状の資料の映像として映像出力する資料提示装置で
あって、資料載置部を有するステージと、資料載置部の
四隅にそれぞれ配置される複数の点発光部を有し、複数
の点発光部を発光することにより全体として方形状の発
光表示を行なう点発光手段と、資料載置部の真上以外の
撮像位置から方形状の発光表示を行なう点発光手段を撮
像したときに、方形状の発光表示を行なう点発光手段を
非方形状の発光表示を行なう点発光手段の映像として映
像出力する撮像手段と、撮像手段から出力する非方形状
の発光表示を行なう点発光手段の映像が、元の方形状の
発光表示を行なう点発光手段の映像として映像出力され
るように、撮像手段から出力する映像の補正を行なう補
正手段とを備えたことを特徴とする資料提示装置とする
ことにより、資料の表示を行なう際の操作性を向上さ
せ、説明者の顔を聴衆に対して隠すことが無く、またカ
メラの配置に起因する資料提示装置の設計、デザイン上
の制約を解消し、かつ図形歪みの無い資料表示映像を得
ることが出来る資料提示装置を提供することを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、下記の構成を有する資料提示装置を
提供する。被写体となる資料(原稿、実体物)を載置す
る資料載置部(資料載置面)2−1を、前記資料載置部
2−1の真上以外の位置から撮像したときに、前記資料
載置部2−1上に載置される方形状の資料を方形状の資
料の映像として映像出力する資料提示装置1であって、
前記資料載置部2−1を有するステージ(提示台)2
と、前記資料載置部2−1の四隅にそれぞれ配置される
複数の点発光部(発光マーカー)7a〜7dを有し、複
数の前記点発光部7a〜7dを発光することにより全体
として方形状の発光表示を行なう点発光手段7a〜7d
と、前記資料載置部2−1の真上以外の撮像位置から方
形状の発光表示を行なう前記点発光手段7a〜7dを撮
像したときに、方形状の発光表示を行なう前記点発光手
段7a〜7dを非方形状の発光表示を行なう点発光手段
7a〜7dの映像(図3(A))として映像出力する撮
像手段(カメラ)3と、前記撮像手段3から出力する非
方形状の発光表示を行なう前記点発光手段7a〜7dの
映像が、元の方形状の発光表示を行なう前記点発光手段
の映像として映像出力されるように、前記撮像手段から
出力する映像の補正を行なう補正手段(図2 抽出部1
1、画像メモリ12、算出部13、表示映像生成部1
4)とを備えたことを特徴とする資料提示装置1を提供
するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の好ま
しい一実施例につき、図1〜図3を用いて説明を行な
う。図1は本発明の実施の形態に係る一実施例である資
料提示装置の模式的な斜視図、図2は図1の装置が有す
るカメラのブロック図、図3は図1の装置が実行する台
形歪み補正を説明するための表示画面のパターン図であ
る。なお、前述したものと同一部分には同一符号を付し
その説明を省略する。
【0024】本実施例の資料提示装置1は、その模式的
な外観斜視図である図1に示すように、各部品が取り付
く主構造体である本体基台2、書類や実体物等の資料を
載置する載置面(ステージ)である提示台2、上方から
提示台2を撮影して資料を含む撮影画像を映像信号とし
て出力するカメラ3、本体基台2から延設されてカメラ
3を支持することによって適切な撮影ポジションにカメ
ラ3を位置させるカメラ支持アーム4、及び装置の各種
の操作を行なう操作部とを備え、また資料の照明手段で
ある投光器を備えても良い構成とした点は、先に説明し
た従来の資料提示装置a10と同じである。
【0025】しかしながら本実施例の資料提示装置1
は、カメラ3は提示台2上面の資料載置面2−1の中央
上方のみではなく、図示しない操作者の位置に対して反
対側の位置(図1図示方向で右側)へオフセットして配
置することが可能なようにスイング操作を行うことが出
来、上記のオフセットして配置した場合はカメラ3の撮
影光軸1aは資料載置面2−1とその中央又はほぼ中央
で交差するものの、直交することは無く、所定の角度s
で交差するよう配置することができる構成を採用し得
る。
【0026】上記のようにカメラ3を配置、支持するた
めのカメラ支持アーム4は、従来の構成と比較して小
型、軽量、簡潔な構成であって、折りたたみ方式の構成
とすることもまた容易である。従って上記した従来技術
に係る資料提示装置a10の使用上の問題点である、カ
メラを資料載置面の中央に位置させる必要からカメラ支
持アーム、ひいては資料提示装置が大型、高コスト、複
雑な構成となり、デザイン性の向上を妨げる、という問
題が本実施例の装置1では解消される。
【0027】更に、カメラ3が上記のようにオフセット
されて配置が可能に構成されているので、オフセットの
配置をすることにより操作者が行なう種々の操作の障害
となることは無く装置1の操作性が向上し、またプレゼ
ンテーションに際して操作者の顔が聴衆に対して隠され
る、という不具合も無くなる。
【0028】なお、図1においては、本実施例の特徴的
な構成に傾注して説明を行うため、投光器や操作部は図
示を省略し、また基台は提示台2と一体に図示してあ
る。また図1は発明の主旨をより明瞭とするために、カ
メラ支持アーム4の折りたたみ構造や、カメラ3をスイ
ングさせるための可動式構造の図示を省略してある。さ
らに、上記に説明したカメラ支持アーム4をスイング操
作可能な可動式とはせず、図1図示の位置でカメラ3が
固定されるように構成することも可能であり、その場合
も以下に説明する本発明の効果が同様に発揮されるもの
であり、本発明が包含する構成である。
【0029】更に、本実施例の資料提示装置1は、図1
に図示するように、資料載置面2−1面上において方形
(正方形又は長方形)の4の頂点にそれぞれ位置するよ
うに発光マーカー7a、7b、7c、7dをそれぞれ配
置している。発光マーカー7a、7b、7c、7dは発
光ダイオードなどの発光部材で実現され、図示せざる発
光制御手段により電力の供給と発光/非発光の制御とが
なされる。なお、発光マーカー7a、7b、7c、7d
は赤外光等の不可視領域光を発光する構成としても良
い。
【0030】次に、図3のブロック図を用いて、カメラ
3の内部構成の説明を行なう。
【0031】図3のブロック図において、8は資料載置
面2−1からの入射光を受けて資料を含めた資料載置面
2−1の被写体像を生成する撮影レンズである。9は、
撮影レンズ8が生成した被写体像をアナログ映像信号に
変換して出力する固体撮像素子であるカラー用CCDで
ある。10は、カラー用CCD9が出力するアナログ映
像信号をデジタル映像信号に変換するA/Dコンバータ
である。
【0032】11は、A/Dコンバータ10が出力する
デジタル映像信号に含まれる発光マーカー7a〜7dの
映像信号を抽出出力する抽出部である。12は、発光マ
ーカー7a〜7dが発光している時の上記デジタル映像
信号及び発光マーカー7a〜7dが発光していない時の
上記デジタル映像信号をそれぞれ記憶する映像メモリで
ある。
【0033】13は、抽出部11が出力する発光マーカ
ー7a〜7dの映像信号に基いて、後に説明する台形歪
み補正を行うための諸データを算出する算出部である。
14は、算出部13が算出した諸データに基いてA/D
コンバータ10が生成出力するデジタル映像信号を加工
変形して、台形歪みが補正された補正デジタル信号を生
成するDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)部
と、生成された補正デジタル信号をアナログ信号に変換
して出力するD/Aコンバータ部とを有する表示映像生
成部である。15は、表示映像生成部14が出力するア
ナログ映像信号を外部の表示手段へ出力するためのジャ
ックを有する出力端である。
【0034】次に、本実施例の資料提示装置1が実行す
る台形補正の手順を、図2のブロック図を参照しつつ図
3の表示画面パターン図を用いて説明する。なお図3
(A)は台形歪み補正前の表示画面、図3(B)は台形
歪み補正後の表示画面のそれぞれのパターン図である。
【0035】本実施例の資料提示装置1において台形歪
み補正を行なう方法は、画面の1方向に像倍率を変換す
る補正を行なって、補正前の画面に現れる台形の歪みを
方形に変換する方法である。
【0036】すなわち、先に図2を用いて説明した通
り、カメラ3の撮影レンズ8が生成した被写体像はCC
D9によってアナログ映像信号に変換された後、A/D
コンバータ10によってデジタル映像信号に変換され
て、随時、抽出部11に入力する。
【0037】抽出部11は、発光マーカー7a〜7dを
発光制御する発光制御部(図示しない)の発光タイミン
グと同期を取りつつ、各発光マーカー7a〜7dが発光
している時のデジタル映像信号(図3(A)のパター
ン)と、発光していない時のデジタル映像信号とを画像
メモリ12に記憶させる。各発光マーカー7a〜7dの
発光タイミングは、例えば映像信号の1フィールド毎に
発光と不発光とを交互に繰り返す制御を行っても良い。
【0038】なお、発光マーカー7a〜7dの発光がモ
ニター等の画面で表示されないようにするために、歪み
補正を実行するための発光が終了するまでは表示映像が
出力されないようにしたり、表示開始時の短期間のみ発
光して補正を行なう検出が完了し、表示画面を見る聴衆
には発光が邪魔にならないようにする、などの構成が可
能である。
【0039】次に、抽出部11は、記憶した両映像信号
の差分計算を行なって、両映像信号の差である発光マー
カー7a〜7dの発光信号のみを含んだ映像信号を生成
して算出部13へ出力する。算出部13は入力した映像
信号の各画素のデータを所定の閾値で判別して、各発光
マーカー7a〜7dの信号を有する画素を特定する。そ
して特定した画素の画面内におけるアドレスから、算出
部13は、撮影した画面内における各発光マーカー7a
〜7dの座標情報を得る。
【0040】次に算出部13は、図3(A)の如き台形
歪みが発生している画面において、長辺3aの両端にあ
る第4発光マーカー7dと第3発光マーカー7cとの距
離x1、短辺3bの両端にある第1発光マーカー7aと
第2発光マーカー7bとの距離、及び長辺3aと短辺3
bとの距離yを得る。
【0041】算出部13は得られた上記のx1、x2及
びyを表示映像生成部14へ出力する。表示映像生成部
14は入力する上記の各値を用いて以下の手順で台形歪
み補正を実行する。
【0042】上述のように本実施例の補正方法では撮影
画面における1の方向(図3(A)図示例では図示横方
向)に倍率の補正を行なって台形を方形とするものであ
るから、例えば短辺3bに位置するラインにおいては横
方向に(x1)/(x2)倍に画像を拡大すれば長辺3
aと同じ長さとなって補正が終了する。長辺3aと短辺
3bとの間の各ラインは、1倍から(x1)/(x2)
倍まで縦方向の座標に応じてリニアに(比例的に)変化
する倍率で拡大すればよい。長辺3aより上、短辺3b
より下の各ラインについてはそもそも補正を行わない
か、あるいは上記の補正倍率をリニアに更に変化させた
倍率で拡大もしくは縮小を行ない、補正を完了して図3
(B)の如き補正済み映像信号を得る。
【0043】上記に説明した本実施例の台形歪み補正方
法では、図3(A)図示方向で画面横方向にのみ画像の
拡大、縮小を行って台形を方形に変換したものの画面縦
方向補正は行なわなかった。一方、先に「従来の技術」
において説明したように、台形歪みの発生原因は像倍率
の不均一にあるのであるから画面縦方向にも歪みは発生
しており、例えば真円状の図形を上記の方法で補正を行
なった結果の表示画面(図3(B))を微細に観察すれ
ば、円の上部は上下に引き伸ばされる一方、円の下部は
上下に圧縮された画像となっていることは確かである。
しかしながら台形歪みを有する表示画像が見るものに違
和感を与える最大の理由は、本来方形であるべき資料が
台形に歪んで表示される現象にある。従って上記に説明
した補正方法によって方形が台形に歪む現象が解消され
るので、見るものに違和感を与える最大の原因が取り除
かれて本実施例では実用上充分な表示画面が得られるも
のである。
【0044】なお、上記に説明した資料提示装置1の発
光マーカー7a〜7dは、その他の構成として特定の発
色を呈するカラーマーカーとして、特定の発色に応じた
映像信号を抽出することにより、台形歪み補正を実行す
る構成としても良い。また上記の説明では、本実施例の
資料提示装置1ではカメラ3の配置位置のオフセット方
向を、資料載置面2−1を上面から見て上部とし、図3
のパターン図もこの方向に応じた台形歪みを図示したも
のである。しかし当然、操作者から向かって右又は左方
向、あるいは斜めの方向にカメラ3をオフセットした構
成としても良く、その場合オフセット方向に応じた図形
歪み(上下又は左右にオフセットした場合には台形歪
み、斜め方向にオフセットした場合には菱形状の歪み)
が発生するものの、その発生方向に応じた補正を実行す
る構成は上記の本実施例の説明から容易に導かれるもの
であり、いずれも本発明に含まれる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は、被写体と
なる資料を載置する資料載置部を、資料載置部の真上以
外の位置から撮像したときに、資料載置部上に載置され
る方形状の資料を方形状の資料の映像として映像出力す
る資料提示装置であって、資料載置部を有するステージ
と、資料載置部の四隅にそれぞれ配置される複数の点発
光部を有し、複数の点発光部を発光することにより全体
として方形状の発光表示を行なう点発光手段と、資料載
置部の真上以外の撮像位置から方形状の発光表示を行な
う点発光手段を撮像したときに、方形状の発光表示を行
なう点発光手段を非方形状の発光表示を行なう点発光手
段の映像として映像出力する撮像手段と、撮像手段から
出力する非方形状の発光表示を行なう点発光手段の映像
が、元の方形状の発光表示を行なう点発光手段の映像と
して映像出力されるように、撮像手段から出力する映像
の補正を行なう補正手段とを備えたことを特徴とする資
料提示装置とすることにより、資料の表示を行なう際の
操作性を向上させ、説明者の顔を聴衆に対して隠すこと
が無く、またカメラの配置に起因する資料提示装置の設
計、デザイン上の制約を解消し、かつ図形歪みの無い資
料表示映像を得ることが出来る資料提示装置を提供する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る一実施例である資
料提示装置の模式的な斜視図である。
【図2】 図1の装置が有するカメラのブロック図であ
る。
【図3】 図1の装置が実行する台形歪み補正を説明す
るための表示画面のパターン図である。
【図4】 従来の資料提示装置の外観斜視図である。
【図5】 従来の資料提示装置の操作方法を説明する模
式図である。
【図6】 従来の資料提示装置を改変した仮想的な資料
提示装置を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 資料提示装置 2 提示台(ステージ) 2−1 資料載置面(資料載置部) 3 カメラ(撮像手段) 7a、7b、7c、7d 発光マーカー(点発光部、点発
光手段) 11 抽出部(補正手段) 12 画像メモリ(補正手段) 13 算出部(補正手段) 14 表示映像生成部(補正手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 裕 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 BA19 CA12 CA16 CB12 CB16 CC01 CD12 DB02 DC02 5C022 AB00 AC26 AC42 AC77 CA07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体となる資料を載置する資料載置部
    を、前記資料載置部の真上以外の位置から撮像したとき
    に、前記資料載置部上に載置される方形状の資料を方形
    状の資料の映像として映像出力する資料提示装置であっ
    て、 前記資料載置部を有するステージと、 前記資料載置部の四隅にそれぞれ配置される複数の点発
    光部を有し、複数の前記点発光部を発光することにより
    全体として方形状の発光表示を行なう点発光手段と、 前記資料載置部の真上以外の撮像位置から方形状の発光
    表示を行なう前記点発光手段を撮像したときに、方形状
    の発光表示を行なう前記点発光手段を非方形状の発光表
    示を行なう点発光手段の映像として映像出力する撮像手
    段と、 前記撮像手段から出力する非方形状の発光表示を行なう
    前記点発光手段の映像が、元の方形状の発光表示を行な
    う前記点発光手段の映像として映像出力されるように、
    前記撮像手段から出力する映像の補正を行なう補正手段
    とを備えたことを特徴とする資料提示装置。
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