JP3309371B2 - データを解読するための、チェックする状態が少なくてすむ装置および方法 - Google Patents

データを解読するための、チェックする状態が少なくてすむ装置および方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを解読する
ための装置および方法に関し、特にエンコーダのすべて
の可能な状態から、いくつかの状態に対する累積条件付
き確率(ACP)を発生することにより、データを解読
するための、チェックする状態が少なくてすむ装置およ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】従
来のコンボルーショナル・エンコーダは、シフト・レジ
スタおよび複数の加算器を使用して情報を符号化する。
図1は、従来の半速コンボルーショナル・エンコーダの
簡単な図面である。図に示すように、従来のコンボルー
ショナル・エンコーダ100は、相互に直列に接続して
いる複数のメモリ・ユニットM0−M7からなるシフト
・レジスタ11、および第一および第二の係数C0およ
びC1を発生するために、シフト・レジスタ11に接続
している、第一および第二の加算器10および12を含
む。各メモリ・ユニットM0−M7は、それに対する1
ビット入力を記憶するための、1ビット・メモリであ
る。一方、その中に情報を記憶したビットは、次の1ビ
ット・メモリにシフトされる。
【0003】シフト・レジスタ11内には、1ビットメ
モリ・ユニットが8個含まれているので、シフト・レジ
スタ11は、(状態0から状態255までの)256の
可能な状態を持つ。「状態」という用語は、所与の時点
のシフト・レジスタ11の内容を示す。シフト・レジス
タ11の前の状態の到着情報ビット(すなわち、第一の
メモリ・ユニットM0に入力する準備ができているビッ
ト)がゼロである場合、シフト・レジスタ11の状態は
偶数であり、シフト・レジスタの前の状態の到着情報ビ
ットが1である場合には、シフト・レジスタ11の状態
は奇数であることが分かっている。
【0004】図1の従来のコンボルーショナル・エンコ
ーダの動作について以下に説明する。符号化される情報
ビットは、一度に第一のメモリ・ユニットM0に入力さ
れる。情報ビットの一つのブロック(例えば、196ビ
ットからなる)は、通常、一度に処理される。エンコー
ダ100への新しい各情報ビット入力は、シフト・レジ
スタ11の第一のメモリ・ユニットM0内に導入され
る。何故なら、第一のメモリ・ユニットM0の前の内容
が、第二のメモリ・ユニットM1にシフトされ、第二の
メモリ・ユニットM1の前の内容が第三のメモリ・ユニ
ットM2にシフトされ、第三のメモリ・ユニットM2の
前の内容が第四のメモリ・ユニットM3にシフトされ、
以下同様にシフトが行われるからである。コントローラ
(図示せず)は、所定の時間的間隔でメモリ・ユニット
M0−M7のビットをシフトするためのクロック・ビッ
トを発生する。
【0005】第一の加算器10は、第一の係数C0を発
生するために、シフト・レジスタ11の到着情報ビット
に、メモリ・ユニットM0、M1、M2、M4、M6お
よびM7に記憶しているビットを加算する。第二の加算
器12は、第二の係数C1を発生するために、上記到着
情報ビットに、メモリ・ユニットM1、M2、M3およ
びM7に記憶しているビットを加算する。このプロセス
により、上記データの一つのビットがエンコーダ100
に入力されると、一組の係数C0およびC1が、符号化
されたデータとしてエンコーダ100から出力される。
それ故、エンコーダ100は、1/2の処理速度を持
つ。従来の半速コンボルーショナル・エンコーダ100
について説明してきたが、当業者にとっては、例えば、
1/3、2/3およびその他の処理速度を持つエンコー
ダも周知である。
【0006】エンコーダ100が発生する第一および第
二の係数C0およびC1は、通信チャネルを通して、他
のエンコーダ/デコーダに送られる。しかし、このプロ
セス中、符号化されたデータは、ビット変質を起こし、
信頼性が低下する。例えば、符号化されたデータが通信
チャネルを通過すると、いくつかのゼロ(0)ビットが
1ビットに変化する場合があるし、その逆も起こる。こ
のように変質した係数CC0およびCC1は、符号化さ
れたデータとして送信され、従来のコンボルーショナル
・デコーダにより解読される。
【0007】変質した係数CC0およびCC1を解読す
るために、従来のコンボルーショナル・デコーダは、エ
ンコーダ100のシフト・レジスタ11のすべての可能
な状態を仮定して、元の変質していない係数C01およ
びC1が、何であったかを判断しようとする。エンコー
ダ100からの元の係数C0およびC1が判断できれ
ば、正確な入力データ(すなわち、エンコーダ100の
上記到着ビット)を解読済みデータとして回復すること
ができる。
【0008】図2は、変質した係数CC0およびCC1
のような符号化されたデータを解読するための上記の従
来のコンボルーショナル・デコーダ200の、ブロック
図である。デコーダ200は、状態カウンタ20、前の
状態ロケータ22、第一および第二のエンコーダ24A
および24B、モジュロ2ユニット26、第一および第
二の量子化器28Aおよび28B、第一および第二の加
算器30Aおよび30B、最大値選択装置32、メモリ
・ユニット34、および解読ユニット36を含む。これ
ら部材は、図に示すように接続している。
【0009】状態カウンタ20は、従来のエンコーダ1
00のシフト・レジスタ11の、可能なすべての256
の状態をカバーするために、変質した係数CC0および
CC1の各組の状態0から状態255をカウントする。
状態カウンタ20の状態のカウントは、メモリ・ユニッ
ト34から発生するクロック信号に基づいて行われる。
現在の各状態カウント値に基づいて、前の状態ロケータ
22は、既知のプロセスにより、二つの可能な前の状態
(すなわち、図1のシフト・レジスタ11のメモリ・ユ
ニットM0−M7の二つの可能な状態)を決定する。二
つの可能な前の状態の一方は、第一のエンコーダ24A
に出力され、また他方の可能な前の状態は、第二のエン
コーダ24Bに出力される。
【0010】モジュロ2ユニット26は、状態カウンタ
20から状態カウント値を受信し、各状態カウント値に
基づいて0または1を発生する。モジュロ2ユニット2
6からの0および1の出力は、デコーダ200が回復す
る可能な情報ビット(0および1)を表わす。
【0011】第一および第二の各エンコーダ24Aおよ
び24Bは、理論係数TC0およびTC1を発生するた
めに、モジュロ2ユニット26、および前の状態ロケー
タ22が決定した二つの可能な前の状態の中の一つを受
信する。第一および第二のエンコーダ24Aおよび24
Bへの各入力に対して、第一のエンコーダ24Aは、一
組の理論係数TC0およびTC1を発生し、第二のエン
コーダ24Bは、一組の理論係数TC0およびTC1を
発生する。256の可能な状態の各状態に対してこのプ
ロセスが反復して実行され、その結果、256組の理論
係数TC0およびTC1が、第一および第二の各エンコ
ーダ24Aおよび24Bから順次出力される。
【0012】第一および第二の各量子化器28Aおよび
28Bは、各状態カウント値に対する一組の理論係数T
C0およびTC1、およびデコーダ200への符号化さ
れたデータ・ビット(一組の変質した係数CC0および
CC1)を受信する。第一および第二の量子化器28A
および28Bは、変質していない係数C0およびC1
が、デコーダ200に入力されたものと仮定して、順次
受信した理論係数TC0およびTC1の各組に基づい
て、変質した係数CC0およびCC1の各組の条件付き
確率を決定する。そして、その後で、条件付き確率を、
例えば、32または64レベルのような、ある数のレベ
ルに量子化する。第一および第二の量子化器28Aおよ
び28Bから出力された量子化された数値は、入力され
変質した係数CC0およびCC1の各組が、理論係数T
C0およびTC1の256組とどのくらいよく一致する
かを示す。従って、従来のコンボルーショナル・デコー
ダ100は、エンコーダ100の全部で256の可能な
状態に対する、条件付き確率を決定することにより、全
探索アルゴリズムを実行する。
【0013】量子化器28Aおよび28Bが量子化され
ら数値を出力する度に、第一および第二の各加算器30
Aおよび30Bは、更新済みのACPを発生するため
に、現在の量子化された数値に、メモリ・ユニット34
に記憶している、対応する累積された量子化された数値
(例えば、ACP)を加算する。最大値選択装置32
は、所与の時間に加算器30Aおよび30Bから二つの
ACPを受信し、これら二つのACPを比較し、これら
二つのACPの中の大きい方を選択する。以後、選択さ
れたACPを勝ち残りACPと呼び、勝ち残りACPと
なった前の状態を勝ち残り前の状態(PS)と呼ぶ。勝
ち残りACPおよびPSは、メモリ・ユニット34に出
力され、そこで、現在の状態カウント値に対応するメモ
リ・ユニット34のデータ・スロットに現在記憶されて
いるACPの代わりに勝ち残りACPが記憶される。
【0014】196の情報ビットからなるブロックが、
エンコーダ100により一度に処理されると、メモリ・
ユニット34は、196の各情報ビットに対する、0か
ら255までの可能なACPとそれに対応するPSを記
憶しなければならないし、また最大値選択装置32の出
力を使用して、256すべてのACPを更新しなければ
ならない。このプロセスおよび解読ユニット36による
出力を実行するために、メモリ・ユニット34は、勝ち
残りACPを記憶するための他のメモリ・アレーの他
に、勝ち残りPSを記憶するための256×196のメ
モリ・アレーを必要とする。図2Aは、勝ち残りPSを
記憶するためのメモリ・ユニット34の256×196
のメモリ・アレー34aの一例である。この図に示すよ
うに、メモリ・ユニット34のメモリ・アレー34a
は、256の列(R0−R255)および196の行
(C0−C195)からなる。各列番号は現在の状態値
を表わし、各行番号は196の情報ビット内の一つのビ
ットを表わす。各情報ビットに対して(すなわち、各行
に対して)、メモリ・ユニット34は、そのアレー34
a内に、全部で256の可能な状態に対応するPSを記
憶する。例えば、現在の状態がゼロ(すなわち、R0)
である場合には、196番目の情報ビットが、デコーダ
200により解読され、最大値選択装置200により、
この特定の現在の状態に対する勝ち残りPSが三(3)
であると決定され、その後で、3である勝ち残りPS
が、アレー34aのデータ・スロット(R0、C19
5)に記憶される。
【0015】アレー34a内のすべてのスロットが満た
されると、解読ユニット36は、アレー34aを使用し
て元の情報の回復作業を開始する。解読ユニット36
は、最初、アレー34aのスロット(R0、C195)
から、3である勝ち残りPSを検索する。勝ち残りPS
は3に等しいので、解読ユニット36は、次の行C19
4の列R3に行き、そこから1という勝ち残りPSを検
索する。勝ち残りPSは1に等しいので、解読ユニット
36は、次の行C193の列R1に行き、そこから25
5という勝ち残りPSを検索する。勝ち残りPSは25
5に等しいので、解読ユニット36は、次の行C192
の列R255へ行き、そこから勝ち残りPS62を検索
する。このプロセスは、最後の行C0が探索されるまで
反復して行われる。この検索プロセスの結果、解読ユニ
ット36は、196の整数を順次収集する。196の各
整数が奇数であるか、偶数であるかにより、元の196
の情報ビットを表わす解読データとして、解読ユニット
36からゼロ(0)または1ビットが出力される。
【0016】すでに説明したとおり、従来のデコーダ
は、エンコーダのすべての可能な状態をに対するPSを
記憶するために、大型のメモリ・アレー(例えば、25
6×196)を必要とする。しかし、多くの場合、経済
上の理由から、デコーダでこのような大型のメモリ・ア
レーを実際に使用することは不可能である。さらに、時
間が経過すると、一つのデータ・ブロックの大きさおよ
び可能な状態の数が増大する傾向があるので、遙かに大
型のメモリが必要になる。しかし、システムで大型のメ
モリを使用することができても、従来のコンボルーショ
ナル・デコーダの場合、全探索アルゴリズムを実行する
には非常に長い時間が掛かる。何故なら、ACPは、エ
ンコーダのすべての可能な状態に対して計算を行わなけ
ればならないからである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、発生するAC
Pの数が少ないので、累積条件付き確率(ACP)に関
連する、前の勝ち抜きの状態(PS)を記憶するための
メモリの容量が少なくてすむ、データ解読のための、チ
ェックする状態が少なくてすむ装置および方法に関す
る。上記チェックする状態が少なくてすむ装置および方
法は、制御信号に基づいて、解読された各データに対す
るエンコーダのすべての可能な状態から、いくつかの現
在の状態だけを選択し、そして選択した現在の状態に対
するACPを発生する。選択されなかった現在の各状態
に対しては、所定の量子化された数値(PQV)が出力
される。ACPおよびPQVはしきい値と比較される。
ACP/PQVがしきい値より大きいか、等しい場合に
は、このようなACP/PQVに関連するPSは、第一
のメモリ・アレー内に記憶される。第二のメモリ・アレ
ーは、勝ち残りPSが記憶されている第一のメモリ・ア
レーの位置情報を記憶する。第一のメモリ・アレーの各
行から、その内部に記憶されている数値の中の一つが、
前の行から選択された数値に基づいて選択される。これ
らの選択された数値は、0ビットまたは1ビットに変換
され、変換されたデータ・ビットは、解読データとして
出力される。従って、本発明は、すべての可能な状態の
中のいくつかの状態に対してだけ、ACPを発生するす
るので、ACPに関連するPSを記憶するために少ない
容量のメモリしか必要としない。さらに、本発明は、よ
り高速な解読プロセスを提供する。何故なら、解読デー
タを発生するために、少ない数の状態を探索するだけで
よいからである。
【0018】
【発明の実施の形態】下記の詳細な説明は、本発明のデ
ータを解読するためのデコーダおよびその方法に関す
る。この装置および方法の場合には、デコーダのメモリ
容量を小さくし、デコーダの解読速度を速くするため
に、符号化装置のすべての可能性のある状態の中から、
いくつかの状態(例えば、発生する可能性が非常に高い
状態)だけが探索される。また、本発明の方法は、コン
ピュータ、コンピュータ・プログラム等を使用して実行
することもできる。
【0019】図3−図8Bを参照しながら、本発明のデ
コーダの動作および構造について説明する。この実施形
態の場合、本発明のデコーダは、例えば、図1のシフト
・レジスタ11のような、エンコーダの、(256の可
能な状態を持つ)8ビット・シフト・レジスタから出力
される、符号化されたデータ(変質した係数CC0およ
びCC1の組)を解読する。しかし、本装置および方法
は、異なるサイズの異なるタイプのエンコーダ、または
シフト・レジスタを使用して、発生した他の符号化され
たデータを解読する際にも使用することができる。
【0020】図3は、本発明のデコーダ300のブロッ
ク図である。この図に示すように、デコーダ300は、
状態カウンタ40、前の状態ロケータ42、状態選択装
置46、モジュロ2ユニット48、複数のエンコーダ5
0Aおよび50B、複数の量子化器52Aおよび52
B、複数の加算器54Aおよび54B、最大値選択装置
58、第一のメモリ・ユニット60A、第二のメモリ・
ユニット60B、コンパレータ62、しきい値推定装置
64、および解読ユニット68を含む。状態カウンタ4
0としては、当業者なら周知のシフト・レジスタ等を使
用することができる。前の状態ロケータ42、モジュロ
2ユニット48、エンコーダ50Aおよび50B、量子
化器52Aおよび52B、加算器54Aおよび54B、
および最大値選択装置58は、図1に示すように周知の
素子である。
【0021】状態カウンタ40は、第一のメモリ・ユニ
ット60Aが発生するクロック信号に基づいて、可能な
状態0から可能な状態255までをカウントする。状態
カウンタ40としては、当業者なら周知のシフト・レジ
スタまたは他の計数装置を使用することができる。この
実施形態の場合、状態カウンタ40は、256の可能な
状態をカウントするが、エンコーダの大きさ等により、
他の数の可能な状態をカウントすることもできる。状態
カウンタ40は、モジュロ2ユニット48および前の状
態ロケータ42の両方に、各状態カウント値を出力す
る。各状態カウント値に対して、前の状態ロケータ42
は、複数の可能な前の状態PS1およびPS2を決定す
る。現在の状態が「N」で、可能な状態の全数が「M」
である場合には、対応する二つの可能な前の状態は「N
/2」および「(N+M)/2」であることは、当業者
なら周知のことである。例えば、状態カウンタ40が、
現在の状態カウントとして、状態4から状態5にシフト
した場合には、前の状態ロケータ42は、現在の状態
(状態5)に対応する上記二つの可能な状態が、「状態
2」(2≒5/2)および「状態130」(130≒
(5+256)/2)であると判断する。この実施形態
の場合のように、割り算の結果が小数になった場合に
は、小数は四捨五入される。
【0022】その後で、前の状態ロケータ42は、それ
ぞれ、第一および第二の入力ライン70Aおよび70B
を通して、状態選択装置46に上記二つの可能な前の状
態PS1およびPS2(例えば、状態2および状態13
0)を出力する。図4は、状態選択装置46の詳細なブ
ロック図である。
【0023】図4に示すように、状態選択装置46は、
第一および第二の送信機73Aおよび73B、および第
一および第二の送信機73Aおよび73Bにそれぞれ接
続している第一および第二のメモリ75Aおよび75B
を含む。第一および第二の送信機73Aおよび73B
は、当業者なら周知の論理ゲートのグループにより実行
することができる。第一および第二のメモリ75Aおよ
び75Bは、その内部に所定の量子化した数値(PQ
V)を予め記憶している。PQVは、第一のメモリ・ユ
ニット60Aに記憶している(256ステージに対す
る)任意のACP(好適には、それより下の)とは異な
る任意の数値を取ることができる。この実施形態の場合
には、PQVは、−1のような負の数であり、一方、第
一のメモリ・ユニット60Aに記憶されているすべての
ACPは、負でない数である。しかし、本発明の場合に
は、PQVとして他の数も使用することができる。
【0024】状態選択装置46は、第一および第二の入
力ライン70Aおよび70Bを通して、状態カウンタ4
0がカウントした256の各状態に対して一組の可能な
前の状態PS1およびPS2(例えば、状態2および状
態3)を受信する。第一のメモリ・ユニット60Aから
の使用可能信号ENAまたは使用不能信号DISは、接
続部71を通して、状態選択装置46の第一および第二
の送信機73Aおよび73Bの両方に同時に送られる。
【0025】第一の送信機73Aが、第一のメモリ・ユ
ニット60Aから、使用可能信号ENAを受信した場合
には、第一の送信機73Aは、第一の送信ライン72A
を通して、第一のエンコーダ50Aに第一の可能な前の
状態PS1(例えば、状態2)を送る。同様に、第二の
送信機73Bが、第一のメモリ・ユニット60Aから、
使用可能信号ENAを受信した場合には、第二の送信機
73Bは、第二の送信ライン72Bを通して、第二のエ
ンコーダ50Bに第二の可能な前の状態PS2(例え
ば、状態130)を送る。同時に、第一および第二の送
信機73Aおよび73Bは、第一および第二のメモリ7
5Aおよび75Bをそれぞれ使用不能にし、その結果、
メモリ75Aおよび75Bはデータを何も出力しない。
【0026】第一の送信機73Aが、第一のメモリ・ユ
ニット60Aから、使用不能信号DISを受信した場合
には、第一の送信機73Aは、第一のメモリ75Aに予
め記憶していたPQVを、第一の接続部74Aを通し
て、最大値選択装置58に出力するために、第一の送信
ライン72Aを使用不能にし、同時に第一のメモリ75
Aを使用可能にする。同時に、第二の送信機73Aが、
第二のメモリ・ユニット60Bから、使用不能信号DI
Sを受信した場合には、第二の送信機73Bは、第二の
メモリ75Bに予め記憶していた同じPQVを、第二の
接続部74Bを通して、最大値選択装置58に出力する
ために、第二の送信ライン72Bを使用不能にし、同時
に第二のメモリ75Bを使用可能にする。
【0027】それ故、現在のいくつかの状態に対応する
前の状態PS1およびPS2の組は、それぞれ、第一お
よび第二の送信ライン72Aおよび72Bを通して、状
態選択装置46から第一および第二のエンコーダ50A
および50Bに送信される。前の可能な状態PS1およ
びPS2の選択されなかった組は、状態選択装置46に
より捨てられ、代わりに、メモリ75Aおよび75Bに
予め記憶されていたPQVが、第一および第二の接続ラ
イン74Aおよび74Bを通して、最大値選択装置58
に送信される。
【0028】モジュロ2ユニット48は、状態カウンタ
40から状態カウント値を受信し、各状態カウント値に
基づいて、例えば、0または1のような任意の奇数およ
び偶数を発生する。例えば、奇数の状態カウント値を受
信した場合には、モジュロ2ユニット48は0を発生
し、偶数の状態カウント値を受信した場合には1を発生
する。モジュロ2ユニット48からの出力、0および1
は、デコーダ300により回復するための可能な情報ビ
ット(0および1)を表わす。この例の場合には、現在
の状態カウントが5(状態5)の場合、モジュロ2ユニ
ット48は、エンコーダ50Aおよび50Bに対して1
を発生する。
【0029】第一のエンコーダ50Aは、モジュロ2ユ
ニット48からビット(例えば、1)を受信し、状態選
択装置46から第一の可能な前の状態PS1(例えば、
状態2)を受信し、これら入力に基づいて、理論係数T
C0およびTC1の第一の組を発生する。第二のエンコ
ーダ50Bは、モジュロ2ユニット48から同じビット
(例えば、1)を受信し、状態選択装置46から第二の
可能な前の状態PS2(例えば、状態130)を受信
し、これら入力に基づいて、理論係数TC0およびTC
1の第二の組を発生する。このプロセスは、状態選択装
置46により選択された、可能な前の状態の各組に対し
て反復して行われる。
【0030】第一の量子化器52Aは、第一のエンコー
ダ50Aから、理論係数TC0およびTC1を、また解
読のために、デコーダ300への外部からの入力であ
る、符号化されたデータ・ビット(例えば、変質した係
数CC0およびCC1)を受信する。同様に、第二の量
子化器52Bは、第二のエンコーダ50Bから、理論係
数TC0およびTC1、および変質した係数CC0およ
びCC1を受信する。第一および第二の各量子化器52
Aおよび52Bは、対応するエンコーダ50Aまたは5
0Bが発生する、理論係数TC0およびTC1の組に基
づいて、変質した係数CC0およびCC1の各組の、条
件付き確率を決定し、その後で、量子化した数値を発生
するために、各条件付き確率を、例えば、32レベル、
64レベルのような、所定の数のレベルに量子化する。
例えば、全部で256の可能な状態の中の約40状態
が、(40の選択した状態に対応する約80の前の状態
を発生する)状態選択装置46により選択された場合に
は、各量子化器52Aおよび52Bは、変質した係数C
C0およびCC1の各組に対して選択した40の状態当
り80の量子化された数値を発生する。これらの量子化
された数値は、変質した係数CC0およびCC1が、理
論係数TC0およびTC1の各組にどのくらいよく整合
するかを示す。
【0031】量子化された数値が、各量子化器52Aお
よび52Bから出力される度に、第一および第二の各加
算器54Aおよび54Bは、現在の量子化された数値
に、第一のメモリ・ユニット60Aに記憶している、対
応する蓄積した量子化された数値(すなわち、ACP)
を加算する。
【0032】図5Aおよび図5Bは、本発明の第一のメ
モリ・ユニット60Aの、メモリ・アレーの実施形態で
あるが、これら図を見れば、第一のメモリ・ユニット6
0Aに記憶しているデータをよりよく理解することがで
きる。これら図に示すように、第一のメモリ・ユニット
60Aは、インデックスIN1により参照されるデータ
領域92を持つ第一のメモリ・アレー90、およびイン
デックスIN2により参照されるデータ領域95を持つ
第二のメモリ・アレー93を含む。インデックスIN1
およびIN2のインデックス数は、インデックス数が、
現在の状態カウントに対応するように、可能な256
(インデックス0−インデックス255)を表わす。デ
ータ領域92内においては、一組のACP、およびイン
デックス0−インデックス255に対応する、前の状態
PS(ACP0、ACP1、ACP2...ACP255;P
0、PS1,PS2,...,PS225)が記憶される
が、この場合、PQVは、状態選択装置46によりAC
Pの代わりに記憶される。第二のメモリ・アレー93
は、そのデータ領域95内に、インデックス番号に従っ
て、現在の各状態に対する条件付き確率(CP0、C
1、CP2...CP255)を記憶する。現在の状態の
ACPが更新された場合には、これらの数値は加算器5
4Aおよび54Bに出力される。さらに、メモリ・ユニ
ット60Aは、アレー90に記憶しているデータに基づ
いて、状態選択装置46に使用可能信号ENS、および
使用不能信号DISを出力するための他の回路を含む。
PQVが、現在の状態カウントに整合するインデックス
番号に対応するデータ領域92内に記憶されている場合
には、使用不能信号DISが状態選択装置46に出力さ
れる。そうでない場合には、メモリ・ユニット60A
は、状態選択装置46に使用可能信号ENSを出力す
る。
【0033】例えば、現在の状態カウントが、対応する
前の状態として状態2、および状態130を発生した5
(状態5)である場合には、(前の状態が2であるの
で)インデックス2に対応するACP2、および(他方
の前の状態=130であるので)インデックス130に
対応するACP130は、第一のメモリ・アレー90か
ら、第一および第二の加算器54Aおよび54Bに出力
される。その後で、第一および第二の加算器54Aおよ
び54Bは、最大値選択装置58に一組の新しいACP
を出力する。最大値選択装置58は、勝ち残りACPを
発生するために、二つのACPを相互に比較し、二つの
ACPの中の大きい方を選択し、第一のメモリ・アレー
90内にインデックス5(現在の状態)で、現在記憶さ
れているACP/PQVを勝ち残りACPで置き換え
る。最大値選択装置58が、現在の状態カウントに対し
て、状態選択装置46のメモリ75Aおよび75Bに、
予め記憶されているPQVを受信した場合には、最大値
選択装置58は、インデックス5で現在記憶されている
ACP/PQVをPQVで更新する。
【0034】この実施形態の場合には、256の可能な
状態が対象になっているので、第一のメモリ・アレー9
0は256×2アレーであり、第二のメモリ・アレー9
3は256×1アレーである。しかし、エンコーダのサ
イズにより、またエンコーダにより処理されるブロック
・データのサイズにより、異なるサイズを持つメモリ・
アレーを第一のメモリ・ユニット60A用に使用するこ
とができる。256すべてのインデックス番号に対応す
るデータが発生し、第一のメモリ・ユニット60Aによ
り処理されると、第一のメモリ・ユニット60Aは、変
質した係数CC0およびCC1の次の組に対して、0か
ら係数処理を再びスタートするために、状態カウンタ4
0に制御信号を発生する。この実施形態の場合には、こ
のプロセスは、196回行われる。何故なら、一回処理
される符号化されたデータのブロックは、196の情報
ビットを持っているからである。
【0035】第一のメモリ・ユニット60Aのデータ領
域92内に記憶している、256すべてのACP/PQ
Vデータは、しきい値推定装置64に順次出力される。
図6は、図3の閾値推定装置の詳細なブロック図であ
る。図6に示すように、しきい値推定装置64は、25
6の状態に対応する256のACP/PQVをいくつか
の予め設定した数値にデジタル化し、量子化するための
ディジタイザ80と;ACP/PQVを使用して蓄積数
値を発生するためのカウンタ・アレー84と;そこに入
力されるしきい値設定値(TSV)に基づいて、カウン
タ・アレー84からインデックス数にアクセスし、上記
インデックス数をしきい値hとして出力するためのアレ
ー・アクセス論理(AAL)ユニット86を含む。AA
Lユニット86は、当業者なら周知の論理ゲートのグル
ープにより、実行することができる。
【0036】しきい値推定装置64のディジタイザ80
は、第一のメモリ・ユニット60Aのデータ領域92か
ら、256組のデータを受信し、これらデータを所定の
数のレベルに量子化し、量子化した数値をカウンタ・ア
レー84に出力する。図7Aおよび7Bに示すように、
カウンタ・アレー84は、第一のカウンタ・アレー11
0、および第二のカウンタ・アレー113を含む。第一
のカウンタ・アレー110は、インデックスIN3の、
インデックス数に対応するデータを記憶するためのデー
タ領域112を含む。同様に、第二のカウンタ・アレー
113は、インデックスIN4のインデックス数に対応
するデータを記憶するためのデータ領域115を含む。
インデックスIN3およびIN4のインデックス数は、
ディジタイザ80からの可能な量子化された数値の範囲
に対応する。例えば、ディジタイザ80から出力するこ
とができる、可能な量子化された数値の範囲が0−10
0である場合には、例えば、図7Aに示すように、イン
デックスIN3およびIN4のインデックス数は、順次
0−100の範囲になる。
【0037】第一のカウンタ・アレー110は、ディジ
タイザ80から、256の量子化された数値を受信し、
256の量子化された数値で、個々の量子化された数値
が発生する頻度をカウントする。例えば、図7Aに示す
ように、「0」の五つの量子化された数値、「1」の二
つの量子化された数値、「2」の三つの量子化された数
値、「97」の六つの量子化された数値、「98」のゼ
ロの量子化された数値、「99」の三つの量子化された
数値、および「100」の一つの量子化された数値が存
在する場合には、第一のカウンタ・アレー110は、デ
ータ領域112内に、それぞれ、インデックス番号
「0、1、2、...、97、98、99、100」に
対応する数値「5、2、3、...6、0、3、1」を
記憶する。
【0038】その後で、第二のカウンタ・アレー113
は、最後のインデックス番号、すなわち、インデックス
100から、データ領域112内に記憶しているデータ
にアクセスし、そのデータをデータ領域115内に蓄積
する。例えば、第二のカウンタ・アレー113は、それ
ぞれ、インデックスIN3のインデックス100に対応
する「1」という数値、インデックス99に対応する
「4」(=1+3)という数値、インデックス98に対
応する「4」(4+0)という数値、インデックス97
に対応する「10」(=4+6)という数値を記憶す
る。このプロセスは、第一のアレイ110のインデック
ス0に対応するデータがアクセスされるまで継続して行
われる。このプロセスが終了すると、第二のカウンタ・
アレー113は、この例の場合には、第二のカウンタ・
アレー113の、インデックス96とインデックス0と
の間のどこかのデータ領域115に記憶されている「2
56」という数値を持つ。
【0039】AALユニット86は、外部ソースのユー
ザからTSVを受信する。ユーザは、AALユニット8
6へのTSV入力の数値を制御することにより、第二の
メモリ・ユニット60Bのサイズを制御することができ
る。AALユニット86は、TSVと整合するデータを
探して、第二のカウンタ・アレー113のデータ領域1
15を探索する。正確に整合しない場合には、AALユ
ニット86はTSVに最も近いデータを探索する。整合
するデータが発見された場合には、AALユニット86
は、整合データに対応するインデックス番号を出力し、
このインデックス番号をコンパレータ62へのしきい値
hとして出力する。例えば、TSV=9の場合には、A
ALユニット86は、アレー113からインデックス9
7を選択する。何故なら、その対応するデータ「10」
がTSVに整合する最も近い数値であるからである。そ
の結果、この実施形態の場合には、h=97はコンパレ
ータ62へ出力される。
【0040】しきい値hの他に、コンパレータ62は、
256すべてのインデックス番号に対する、第一のメモ
リ・ユニット60Aのデータ領域92内に記憶している
データ(ACPまたはPQV、PS)を順次受信する。
上記データは順次受信されるので、コンパレータ62
は、しきい値hを受信ACP/PQVと比較する。受信
ACP/PQVが、しきい値hより大きいか、等しい場
合には、ACP/PQVに対応するPSは、第二のメモ
リ・ユニット60Bに送られる。そうでない場合には、
受信データは捨てられ、次のインデックス番号に対応す
る次のデータが、比較され、同様に処理される。
【0041】図8Aおよび図8Bは、本発明の第二のメ
モリ・ユニット60Bのメモリ・アレーの実施形態であ
る。この図に示すように、第二のメモリ・ユニット60
Bは、第一のメモリ・アレー120および第二のアレー
122を含む。この実施形態の場合には、TSVに基づ
いて、また196の情報ビットを一度のプロセスで解読
しなければならない場合には、第一のメモリ・アレー1
20は、例えば、64×196のサイズを持ち、第二の
メモリ・アレー122は、例えば、256×2のサイズ
を持つ。しかし、種々の異なるサイズのメモリ・アレー
も、TSVおよび/または、例えば、データ・ブロック
・サイズのような他の素子により、使用することができ
る。第一のメモリ・アレー120の各行は、回復しなけ
ればならない196の情報の中の一つを表わす。
【0042】本発明の第二のメモリ・ユニット60B
に、データを記憶する方法の一例について以下に説明す
る。
【0043】第一および第二のメモリ・アレー120お
よび122は、その内部に任意のデータを記憶する前
に、例えば、−1のような所定の数により初期化され
る。すなわち、−1が付いている任意のデータ・スロッ
トは、そのスロットが空であることを示す。コンパレー
タ62の比較試験に合格した勝ち残りPSは出力され、
第一のメモリ・アレー120に順次記憶されるが、その
場合記憶場所は、データ・スロット(R0、C0)から
スタートして、列方向に(例えば、行C0をR1、R
2、R3...R263のように)順次下に向かって移
動する。各勝ち残りPSは特定の現在の状態と関連して
いて、アレー120は、一度に1行ずつ処理されるが、
この場合1行は、回復しなければならない一つの情報ビ
ットを表わす。すなわち、1行に対するすべての勝ち残
りPSが処理された場合には、次の隣接する行に対する
すべての勝ち残りPSが処理され、最後の行(行C19
5)が処理されるまで、順次同じ処理が行われる。
【0044】例えば、アレー120の行C3が現在処理
中で、コンパレータの出力が、現在の状態=12、勝ち
残りPS=6であると仮定しよう。行C3(3=奇数)
は奇数の行であるので、第二のメモリ・アレー122の
第二の行CC1が探索される。しかし、現在処理中の第
一のアレー120の行が偶数である場合には、第二のメ
モリ・アレー122の第一の行CC0が最初に探索され
る。
【0045】勝ち残りPS=6であるので、行CC1の
列RR6の位置が探索され、そこに記憶されている数値
がアクセスされる。この時、第二のアレー122のイン
デックス番号(すなわち、列番号)は、勝ち残りPSを
表わす。スロット(RR6、CC1)内には、数値3が
記憶される。この数値は、第一のアレー120内での勝
ち残りPSの記場所を示す。列RR6に記憶している数
値は3であるので、6という勝ち残りPSは、第一のア
レー120の列R3(3=アレー192内に記憶した数
値)、行C3に記憶される。その後で、スロット(RR
3、CC1)内に記憶している数値3は、占有場所を示
すために(図8Cに示すように)−2に変更され、現在
の状態=12であるので、行CC0の列RR12がアク
セスされる。すなわち、この時点で、第二のアレー12
2のインデックスは、現在の状態カウントを示す。スロ
ット(RR12、CC0)内には、同じ数値3が記憶さ
れる。
【0046】すべての勝ち残りACPに対して、すでに
説明したとおり、アレー120の行C3の処理が行われ
た後で、次の行C4が処理される。行C4は偶数の行で
あるので、アレー92の行CC0が最初にアクセスされ
る。コンパレータ62が、現在の状態=24および勝ち
残りPS=12を出力した場合には、スロット(RR1
2、CC0)に記憶している数値がアクセスされる。こ
の時点で、第二のアレー122のインデックスは、勝ち
残りPSを表わす。図8Cに示すように、スロット(R
R12、CC0)は数値3を記憶しているので、勝ち残
りPS12は、第一のアレー120の列3(3=アレー
122内に記憶している数値)、行C4に記憶される。
その後で、スロット(RR12、CC0)内の数値3
は、占有場所を示す−2に変更され、次の行プロセスの
ためにスロット(RR24、CC1)内に数値3が記憶
される。第一のアレー120の、最後の行C195が完
全に処理されるまで、上記プロセスが継続して行われ
る。その後で、解読ユニット68は、元の情報ビットを
回復するために、最後の行から最初の行へ(C19から
C0へ)、第一のアレー120内に記憶されている勝ち
残りPSにアクセスする。
【0047】第一のアレー120内に記憶しているデー
タを使用して、解読済みの情報ビットを発生する動作は
下記のように行われる。
【0048】解読ユニット68は、数値ゼロを求めて、
アレー120の最後の行C195を探索する。何故な
ら、任意のデータ・ブロックの最後の状態は、終わりの
8ビットによりゼロであることが分かっているからであ
る。列R0に数値ゼロが発見されると、情報ビット位置
#195に対して数値ゼロが選択される。解読ユニット
68は、次の左の行に移動し、その内部に、すなわち、
スロット(R1、C194)に記憶している数値を読み
とる。解読ユニット68は、次の行に移動し、数値−1
が検出されない限りは、自分が位置する場所の各数値を
読みとる。この実施形態の場合には、スロットが空であ
ることを示す数値−1は、スロット(R1、C194)
で発見される。その後で、もう一つのゼロが発見される
まで、行R195が、列ゼロから列64まで探索され
る。このプロセスにより、スロット(R2、C195)
内にもう一つのゼロが発見される。その後で、解読ユニ
ット68は、行C192で−1を発見するまで、次の左
の行に移動し、その数値128および64を読みとる。
その後で、もう一つの64を発見するまで、行C193
がR0からR64まで探索が行われる。もう一つの64
は、スロット(R5、C193)内で発見される。解読
ユニット68は、−1を発見するまで、次の行に移動し
て数値32および144を読みとる。行C0からある数
値を読みとるまで、このプロセスは継続して行われる。
【0049】従って、解読ユニット68は、196の整
数を集め、上記整数が奇数であるか偶数であるかによ
り、解読データとして0または1を発生する。例えば、
上記整数が奇数である場合には、解読ユニット68は、
1を出力し、上記整数が偶数である場合には、解読ユニ
ット68は、0を出力し、その結果、解読ユニット68
から解読済みデータとして、196の情報ビットが出力
される。この実施形態の場合には、整数0、128、6
4、32、144...がアレー120内で発見された
ので、解読済みのデータ0、0、0、0、0...が、
解読ユニット68から解読済みデータとして出力され
る。
【0050】本発明の解読装置および方法の場合には、
装置および方法のコストを下げるために、また装置およ
び方法の動作速度を増大するために、より容量の少ない
メモリを使用することができ、状態の数が少ない探索ア
ルゴリズムが実行される。
【図面の簡単な説明】
以下の詳細な説明および添付の図面を見れば、本発明を
よりよく理解することができるだろう。上記図面は説明
のためだけのものである。図面は数枚あるが、対応する
部品には参照番号がつけてある。
【図1】従来のコンボルーショナル・エンコーダの略図
である。
【図2】従来のコンボルーショナル・デコーダのブロッ
ク図である。
【図2A】図2の従来のデコーダで使用するメモリ・ア
レーの一例である。
【図3】本発明の一実施形態のコンボルーショナル・デ
コーダのブロック図である。
【図4】図3のデコーダの状態選択装置のブロック図で
ある。
【図5A】図3のデコーダの第一のメモリ・ユニットの
メモリ・アレーの実施形態である。
【図5B】図3のデコーダの第一のメモリ・ユニットの
メモリ・アレーの実施形態である。
【図6】図3のデコーダのしきい値推定装置のブロック
図である。
【図7A】図6のしきい値推定装置のカウンタ・アレー
の実施形態である。
【図7B】図6のしきい値推定装置のカウンタ・アレー
の実施形態である。
【図8A】図3のデコーダの第二のメモリ・ユニットの
第一のメモリ・アレーの一実施形態である。
【図8B】二つの異なる時点における、図3のデコーダ
の第二のメモリ・ユニットの第二のメモリ・アレーの実
施形態である。
【図8C】二つの異なる時点における、図3のデコーダ
の第二のメモリ・ユニットの第二のメモリ・アレーの実
施形態である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00 G06F 17/10 H04L 1/00

Claims (38)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化されたデータを解読するための装
    置であって、 符号化された各データに対するすべての可能な状態か
    ら、いくつかの現在の状態を選択し、前記選択した現在
    の状態に対する累積条件付き確率(ACP)を発生し、
    前記ACPをしきい値と比較し、比較結果に基づいてA
    CPに関連する前の状態(PS)を記憶するための処理
    ユニットと、 前記の記憶した前の状態に基づいて、符号化されたデー
    タを解読するための解読ユニットとを備え、 選択したいくつかの現在の状態は、残りの現在の状態の
    組に基づいて、選択されていないことを特徴とする装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記処
    理ユニットが、制御信号に基づいて、いくつかの現在の
    状態を選択し、前記選択した現在の状態に対する二つの
    前の状態を送信するか、または選択されなかった現在の
    各状態に対する所定の量子化された数値(PQV)を送
    信するための状態選択装置を含む装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、前記P
    QVが負の数である装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の装置において、前記処
    理ユニットが、前記PQVを前記の選択されなかった現
    在の各状態と比較し、この比較結果に基づいて前記PQ
    Vを捨てる装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置において、前記処
    理ユニットが、制御信号に基づいて、前記いくつかの現
    在の状態を選択し、前記選択した現在の各状態に対する
    二つの前の状態を送信する状態選択装置を含む装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の装置において、前記処
    理ユニットが、制御信号に基づいて、前記いくつかの現
    在の状態を選択し、前記選択しなかった現在の各状態に
    対する所定の量子化された数値(PQV)を送信するた
    めの状態選択装置を含む装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の装置において、符号化
    された各データおよび各係数データに基づいて、前記選
    択した現在の各状態に対する二つの条件付き確率を発生
    するための複数の符号化ユニットを含む装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の装置において、さら
    に、前記の選択した現在の各状態に対する一組の新しい
    ACPを発生するために、前記符号化ユニットからの各
    条件付き確率出力に、対応するACPを加算するための
    複数の加算器を含む装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の装置において、前記処
    理ユニットが、さらに、 勝ち残りACPおよび関連勝ち残りPSを発生するため
    に、前記の選択した現在の状態に対する新しいACPの
    各組で、二つのACPを比較し、前記の選択した現在の
    状態に対して、勝ち残りACPおよび関連勝ち残りPS
    を出力し、選択しなかった現在の状態に対する所定の量
    子化された数値(PQV)と、関連勝ち残りPSとを出
    力するための最大値選択装置を含む装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の装置において、さら
    に、 複数のデータ・スロットを持つメモリ・アレーを含む第
    一のメモリ・ユニットであって、各データ・スロット
    が、一つのインデックス番号に割り当てられ、前記イン
    デックス番号が、現在の状態値を表わす第一のメモリ・
    ユニットを含み、その場合、可能な各状態に対する、前
    記勝ち残りACPまたはPQVおよび関連勝ち残りPS
    が、前記第一のメモリ・ユニットの前記メモリ・アレー
    内に記憶される装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の装置において、前
    記メモリ・アレーに割り当てられた、異なるインデック
    ス番号の全数が、すべての可能な状態に対応する装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の装置において、前
    記処理ユニットが、さらに、 ユーザ入力に基づいて、また前記メモリ・アレー内に記
    憶している勝ち残りACPまたは前記PQVに基づいて
    前記しきい値を発生するためのしきい値推定装置と、 前記勝ち残りACPまたは前記PQVと前記しきい値と
    を比較し、前記比較結果に基づいて、前記勝ち残りAC
    Pに関連する前記勝ち残りPSを出力し、前記比較結果
    に基づいて他の勝ち残りPSを捨てるコンパレータと、 前記コンパレータの出力を記憶するための第二のメモリ
    ・ユニットとを含む装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の装置において、前
    記第一のメモリ・ユニットからの勝ち残りACP出力
    が、前記しきい値より大きいかまたは等しい場合には、
    前記コンパレータが、前記第二のメモリ・ユニットに前
    記勝ち残りACPを記憶し、前記勝ち残りACPが前記
    しきい値より小さい場合には、前記コンパレータが前記
    勝ち残りACPを捨てる装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の装置において、前
    記しきい値推定装置が、 前記第一のメモリ・ユニットのメモリ・アレーからの前
    記勝ち残りACPおよび前記PQVを量子化するための
    ディジタイザと、 前記勝ち残りACPおよび前記PQVに基づいて、累積
    数値を発生するためのカウンタ・アレーと、 前記 ユーザ入力に対応する前記蓄積値の中の一つを検
    出し、前記しきい値として、前記蓄積値中の検出した一
    つの数値に対応する前記カウンタ・アレーのインデック
    ス番号を出力するための論理ユニットとを含む装置。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載の装置において、前
    記第二のメモリ・ユニットが、 前記コンパレータからの前記勝ち残りPSを順次記憶す
    るための第一のメモリ・アレーと、 各インデックス番号が、前の状態番号または現在の状態
    番号を表わす場合に、複数のインデックス番号を持ち、
    前記コンパレータから、前記勝ち残りPS出力に関連す
    る前記第二のメモリ・アレーのインデックス番号の下
    で、前記第一のメモリ・アレーの位置情報を記憶するた
    めの第二のメモリ・アレーとを含む装置。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載の装置において、前
    記第二のメモリ・ユニットの前記第一のメモリ・アレー
    のサイズが、前記第二のメモリ・ユニットの前記第二の
    メモリ・アレーのサイズより大きい装置。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の装置において、前記
    解読ユニットが、前記解読済みの各データに対して記憶
    しているPSから勝ち残りPSを選択的に入手し、前記
    の選択的に入手した勝ち残りPSに基づいて、0または
    1を発生する装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の装置において、前
    記の選択的に入手した勝ち残りPSが偶数の場合には、
    前記解読ユニットが0を出力し、前記の選択的に入手し
    た勝ち残りPSが奇数の場合には、前記解読ユニットが
    1を出力する装置。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載の装置において、前記
    処理ユニットが、 現在の状態カウント値を発生するために、すべての可能
    な状態を順次カウントするための状態カウンタと、 ACPを発生するために、現在の各状態カウント値に関
    連する二つの前の状態を計算するための前の状態ロケー
    タとを含む装置。
  20. 【請求項20】 符号化されたデータを解読するための
    方法であって、 符号化された各データに対する可能なすべての状態から
    いくつかの現在の状態を選択し、前記の選択した現在の
    状態に対する蓄積条件付き確率(ACP)を発生し、前
    記ACPをしきい値と比較し、前記比較の結果に基づい
    て、前記ACPに関連する前の状態(PS)を記憶する
    ステップと、 前記の記憶した前の状態に基づいて、前記符号化された
    データを解読するステップとを含み、 選択したいくつかの現在の状態は、残りの現在の状態の
    組に基づいて、選択されていないことを特徴とする方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の方法において、前
    記選択ステップが、制御信号に基づいていくつかの現在
    の状態を選択し、前記選択した現在の状態に対する二つ
    の前の状態を送信する方法。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の方法において、前
    記選択ステップが、制御信号に基づいていくつかの現在
    の状態を選択し、前記選択しなかった現在の各状態に対
    する所定の量子化された数値(PQV)を送信する方
    法。
  23. 【請求項23】 請求項20に記載の方法において、前
    記選択ステップが、制御信号に基づいていくつかの現在
    の状態を選択し、前記の選択した現在の各状態に対する
    二つの前の状態、または前記選択しなかった現在の状態
    に対する所定の量子化された数値(PQV)を送信する
    方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の方法において、前
    記選択ステップにおいて、前記PQVが負の数である方
    法。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載の方法において、前
    記選択ステップが、前記PQVを前記の選択されなかっ
    た現在の各状態に対するしきい値のと比較し、この比較
    結果に基づいて前記PQVを捨てる方法。
  26. 【請求項26】 請求項20に記載の方法において、前
    記選択ステップが、 符号化された各データおよび各係数データに基づいて、
    前記選択した現在の各状態に対する二つの条件付き確率
    を発生するステップを含む方法。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の方法において、前
    記選択ステップが、さらに、 前記の選択した現在の各状態に対する、一組の新しいA
    CPを発生するために、前記の発生各条件付き確率に、
    対応するACPを加算するステップを含む方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の方法において、前
    記選択ステップが、さらに、 前記の選択した現在の各状態に対する、勝ち残りACP
    および関連勝ち残りPSを発生するために、前記の選択
    した現在の状態に対する新しいACPの各組で、二つの
    ACPを比較するステップと、 前記の選択した現在の状態に対して、前記勝ち残りAC
    Pおよび関連勝ち残りPSを出力するステップと、 前記の選択しなかった現在の状態に対する所定の量子化
    された数値(PQV)と関連勝ち残りPSとを出力する
    ステップとを含む方法。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の方法において、前
    記選択ステップが、さらに、 第一のメモリ・ユニットのメモリ・アレー内に、可能な
    各状態に対する前記勝ち残りACPまたは前記PQVお
    よび前記関連勝ち残りPSを記憶するステップを含み、
    前記メモリ・アレーが、複数のデータ・スロットを含
    み、各データ・スロットが、一つのインデックス番号に
    割り当てられ、前記インデックス番号が一つの現在の状
    態値を表わす方法
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の方法において、前
    記記憶ステップ中に、前記第一のメモリ・ユニットの前
    記メモリ・アレーに割り当てられた異なるインデックス
    番号の全数が、すべての可能な状態に対応する方法。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の方法において、前
    記選択ステップが、さらに、 前記メモリ・アレー内に記憶しているユーザ入力、前記
    勝ち残りACPまたは前記PQVに基づいて、前記しき
    い値を発生するステップと、 コンパレータにより、前記勝ち残りACPまたは前記P
    QVと、前記しきい値とを比較し、前記比較ステップの
    結果に基づいて、前記勝ち残りACPに関連する前記勝
    ち残りPSを出力し、前記比較ステップの結果に基づい
    て、他の勝ち残りPSを捨てるステップと、 第二のメモリ・ユニットに、前記コンパレータの出力を
    記憶するステップとを含む方法。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載の方法において、前
    記比較ステップにおいて、前記第一のメモリ・ユニット
    からの勝ち残りACP出力が、前記しきい値より大きい
    かまたは等しい場合には、前記勝ち残りACPが、前記
    第二のメモリ・ユニットに記憶され、前記勝ち残りAC
    Pが前記しきい値より小さい場合には、前記勝ち残りA
    CPが捨てられる方法。
  33. 【請求項33】 請求項31に記載の方法において、し
    きい値を発生するステップが、 前記第一のメモリ・ユニットの前記メモリ・アレーから
    の前記勝ち残りACPおよび前記PQVを量子化するス
    テップと、 カウンタ・アレーにより、前記量子化された数値に基づ
    いて、累積数値を発生するステップと、 前記ユーザ入力に対応する前記蓄積値の中の一つを検出
    するステップと、 前記しきい値として、前記蓄積値中の検出した一つの数
    値に対応する前記カウンタ・アレーのインデックス番号
    を出力するステップとを含む方法。
  34. 【請求項34】 請求項31に記載の方法において、前
    記コンパレータの出力を記憶するステップが、前記第二
    のメモリ・ユニットが、それに割り当てられた複数のイ
    ンデックス番号を含む、第一および第二のメモリ・アレ
    ーを含み、前記第二のメモリ・アレーの各インデックス
    番号が、前の状態番号または現在の状態番号を表わす方
    法。
  35. 【請求項35】 請求項34に記載の方法において、前
    記コンパレータの出力を記憶するステップが、 前記コンパレータからの前記勝ち残りPS出力を前記第
    二のメモリ・ユニットの前記第一のメモリ・アレー内に
    順次記憶するステップと、 前記第二のメモリ・ユニットの前記第二のメモリ・アレ
    ー内に、前記コンパレータからの、前記勝ち残りPS出
    力に関連する、前記第二のメモリ・アレーの前記インデ
    ックス番号の下で、前記第一のメモリ・アレーの位置情
    報を記憶するステップとを含む方法。
  36. 【請求項36】 請求項20に記載の方法において、前
    記解読ステップが、前記解読済みの各データに対して記
    憶しているPSから勝ち残りPSを選択的に入手し、前
    記の選択的に入手した勝ち残りPSに基づいて、0また
    は1を発生する方法。
  37. 【請求項37】 請求項36に記載の方法において、前
    記解読ステップが、前記の選択的に入手した勝ち残りP
    Sが偶数の場合には0を出力し、前記の選択的に入手し
    た勝ち残りPSが奇数の場合には1を出力する方法。
  38. 【請求項38】 請求項20に記載の方法において、前
    記選択ステップが、 現在の状態カウント値を発生するために、すべての可能
    な状態を順次カウントするステップと、 ACPを発生するために、現在の各状態カウント値に関
    連する二つの前の状態を計算するステップとを含む方
    法。
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