JP3308635B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3308635B2
JP3308635B2 JP07232893A JP7232893A JP3308635B2 JP 3308635 B2 JP3308635 B2 JP 3308635B2 JP 07232893 A JP07232893 A JP 07232893A JP 7232893 A JP7232893 A JP 7232893A JP 3308635 B2 JP3308635 B2 JP 3308635B2
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晋一 児玉
安司 戸泉
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影者の視線方向を検
出し、該視線方向の情報を用いてフォーカスエリアを設
定するフォーカスエリア設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラへのオートフォーカス装置
において、種々の被写体に体する合焦率を高めるため、
複数のフォーカスエリアを測距し、最適な測距を求める
ようにした所謂、多点測距装置が、特開昭59−146
028号公報、特開昭59−193307号公報及び、
特開平1−276106号公報等により開示されてい
る。 一方、ファインダを覗く撮影者の視線方向を検出
し、その検出結果に基づいて種々の情報の入力、例え
ば、前記多点測距におけるフォーカスエリアの選択等を
行わせることも、特開昭63−194237号公報や特
開平4−307506号公報等により開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く各公報に開
示されている多点測距方式を採用することにより、それ
ぞれ合焦率がかなり高くなっているが、撮影被写体条件
によっては、まだ間違った測距データを選択する場合が
ある。
【0004】一方、上記の如く各公報に開示されている
視線検出によって、フォーカスエリアを選択する場合、
撮影者はフォーカスエリア選択時において、確実にフォ
ーカスエリアを注視する必要があり、撮影者にはかなり
の負担となる。また、タイミング等により間違ったフォ
ーカスエリアを選択した場合は逆に合焦率を低下させる
ことになる。
【0005】また、精度の高い視線検出(例えば、複数
回の検出を行なわせて誤検出を防止する)は、長い検出
時間を必要とし、シャッタタイムラグを必要以上に多く
することになる。
【0006】さらに、フォーカスエリアが比較的少ない
場合(例えば、3点とか5点)、フォーカスエリアを選
択しなくても撮影される写真に影響がない場合(フォー
カスエリア内の測距値が全て深度内に存在する場合)も
ある。また、ストロボ発光モードになっている時には、
ストロボ光が到達しないフォーカスエリアを選択しても
無意味となる。
【0007】そこで本発明は、視線検出によりフォーカ
スエリアを選択するカメラにおいて、フォーカスエリア
を選択をしても、実質的に意味が無いと思われるときに
は、視線検出を行わず、所定のアルゴリズムにて測距値
を決定することで撮影の高速化図るカメラを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、カメラの露出を決定する露出決定手段と、被写体の
複数のエリアを測距する多点測距手段と、前記露出決定
手段により設定される絞り値と前記測距手段に基づき設
定される測距値とに応じて、被写界深度に対応するレン
ジを設定するレンジ設定手段と、撮影者の、ファインダ
内での視線方向を検出し、測距エリアを選択する視線検
出手段と、前記多点測距手段の出力した複数のエリアの
測距値が、前記レンジ設定手段の設定したレンジ内にす
べて含まれる場合には前記視線検出手段の出力を用いず
に、前記複数のエリアの測距値より測距代表点を設定
し、この測距代表点により撮影レンズの駆動量を設定す
る制御手段と、を具備したことを特徴とするカメラを提
供する。
【0009】また、上記カメラにおいて、ストロボの有
効発光領域に基づく領域値の出力手段を有し、前記制御
手段は、前記多点測距手段の出力した複数のエリアの測
距値が、前記レンジ設定手段の設定したレンジ内にすべ
て含まれる場合には前記視線検出手段の出力を用いず
に、前記複数のエリアの測距値より測距代表点を設定
し、この測距代表点により撮影レンズの駆動量を設定
し、そうでない場合には、前記多点測距手段が出力した
複数のエリアの測距値が、前記出力手段の設定した領域
値内に含まれるか否かを判定し、全てのエリアの測距値
が上記領域内に含まれるときには、前記領域値内に含ま
れるエリアにおける前記視線検出手段の出力に基づいて
撮影レンズの駆動量を設定することを特徴とするカメラ
を提供する。
【0010】
【0011】
【作用】以上のような構成のカメラでは、得られた絞り
値と測距値に応じてレンジ設定手段が被写界深度に対応
するレンジを設定し、多点測距手段が出力した複数のエ
リアの測距値がこのレンジ内にすべて含まれる場合には
視線検出手段による出力を用いずに、前記複数のエリア
の測距値より測距代表点が設定され、この測距代表点に
より撮影レンズの駆動量が設定される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】まず、本発明に用いる視線検出の原理につ
いて述べる。視線方向を検出する方式としては、種々の
方式が挙げられるが、本実施例では、プルキンエ像と眼
底の反射像、又は虹彩のエッジを用いて検出する方式を
採用する。
【0014】この方式は、図16に示すように光95が
眼球90を通過すると、各界面部ごとに反射が生じる。
即ち、角膜前面91、角膜後面91′、水晶体の前面9
3′、水晶体の後面93″の各界面で反射される。そし
て、これらの反射によって結ばれる像は、一般にプルキ
ンエ像と称されており、公知なものである。前記角膜前
面91から各々第1プルキンエ像、第2プルキンエ像、
第3プルキンエ像、第4プルキンエ像と称される。尚、
同図において、符号92は虹彩、93は水晶体、94は
網膜、97は強膜をそれぞれ示す。
【0015】本実施例では、前記第1プルキンエ像を利
用して視線を検出するもので、該第1プルキンエ像は角
膜前面91からの反射光によって結ばれる光源の虚像で
あり、単に角膜反射像とも呼ばれる最も強い反射像であ
る。
【0016】図17には、この反射像である第1プルキ
ンエ像95aの様子を示し、眼球90に光を投光し、そ
の反射像をとらえると受光出力の高い第1プルキンエ像
95aが検出される。但し、前記第1プルキンエ像95
a以外のプルキンエ像は、反射光量が弱く反射像のでき
る位置が異なる為、検出することは難しい。
【0017】そして、眼球90に光を投光した時に眼底
からの反射光95bにより眼底像が瞳孔の周縁99のシ
ルエットとして検出される。この眼底からの反射像95
bは第1プルキンエ像95aと共に図17に示してある
が、この2つの像を用いて視線方向を検出する。
【0018】前記検出像は、眼球の回転により図18
(a),(b)に示すように変化する。即ち、眼球90
の光軸98と眼に投光する光束が平行にある場合は、図
18(a)に示すように、眼底像95bの中心、即ち瞳
孔中心と第1プルキンエ像95aの中心が一致してい
る。
【0019】そして、眼球90が回転した場合には、図
18(b)に示すように、光軸98が眼球90の回転中
心90cを中心として回転している。その場合、眼底像
95bの中心は、眼からの反射光を受光するセンサ画素
列上の異なった位置に受光できる。
【0020】さらに、第1プルキンエ像95aの中心は
眼底像95bの中心とも、相対的に異なる位置に受光す
る。これは、角膜91の前面に持つ曲面の中心が眼球の
回転中心と異なる為である。
【0021】従って、この2つの像のセンサ画素列に対
する絶対位置のずれと前記2つの像の相対的なずれよ
り、ファインダをのぞく、撮影者の眼球90の回転量と
シフト量を求めることができ、更には、撮影者がどこを
見ているか判別することができる。
【0022】次に、本発明が採用した視線検出像に対す
る処理について説明する。
【0023】前述した角膜反射像95a及び眼底反射像
95bが明確に検出されている場合には、正確に視線検
出することが可能であるが、眼底反射像95が歪んであ
る場合や角膜反射像95aが正確に検出されていない場
合には、正確に視線検出することが不可能である。
【0024】そこで、図19(a)に示すように検出さ
れた出力信号を微分処理し、更に同図(b)に示すよう
に前記微分処理された信号を絶対値処理する。そして、
同図(c)に示すように、前記絶対値処理された信号を
所定のレベルVsにより、2値化することで、同図
(d)に示すように、正常に視線検出された場合には4
つの信号成分が検出される。
【0025】本発明では、このような演算により視線検
出像の信頼性を判断している。
【0026】一方、上記眼球90の回転角の検出につい
ては、図20(a)に示すような視線検出像に対して上
記したような処理を行い、図20(b)に示すよう信号
を得る。尚、図20(a),(b)共に横軸は画素列の
座標を示す。
【0027】この図20(b)に示す信号において、信
号a,dの中心をA、信号b,cの中心をBとし、この
A,B間の長さを像の中心位置間隔Xとすると、図20
(c)に示すように、この中心位置間隔Xと眼球の回転
角θとが比例関係になる。このような内容の詳細は、本
出願人が出願した特願平4−65697号に述べられて
いる。
【0028】以下、前述したような原理に基づく本発明
の実施例について説明する。
【0029】図1は、本発明によるカメラの概念を示す
図である。
【0030】このカメラにおいて、撮影光学系1には、
デフォーカス量設定装置2が接続され、該デフォーカス
量設定装置2には、視線検出装置3とレンジ設定装置4
が接続されている。さらに前記レンジ設定装置4には、
測距装置5と、図示しない測光回路やフィルム感度決定
装置を含む露出装置6と、ストロボ装置7とが接続され
ている。このストロボ装置7には、検出装置6に接続さ
れている。
【0031】このようなカメラは、レンジ設定装置4
が、露出装置6及びストロボ装置7からの情報に基づ
き、被写界深度情報とストロボ光の有効照射範囲を算出
し、さらに測距装置5からの測距情報を選択する。また
デフォーカス量設定装置2は、レンジ設定装置4及び視
検出装置3からの情報より撮影光学系1のデフォーカス
量を決定し、撮影光学系1を駆動する。
【0032】次に図2に本発明による第1実施例として
のカメラの構成を示し説明する。
【0033】このカメラは、測距回路(AF回路)1
1、図示しない測光回路やフィルム感度決定装置を含む
自動露出回路(AE回路)21、ストロボ回路22が、
それぞれ中央演算処理装置(CPU)12に接続され、
またCPU12には表示回路13が設けられている。そ
して、前記CPU12は駆動回路15を介してレンズ1
4に接続され、さらに前記CPU12は視線検出用の投
光LED17に接続される。
【0034】また、前記投光LED17、ファインダ光
学系16は図3に示すように、視線検出光学系18に接
続されており、さらに視線検出光学系18には、視線検
出センサ19が接続される。前記視線検出センサ19
は、アナログ/ディジタル(A/D)回路20を介して
上記CPU12に接続されている。また、ストロボ回路
22はAE回路21にも接続されている。
【0035】このような構成において、AE回路21
は、被写体輝度やフィルム感度に基づく露出情報をCP
U12に送る。前記ストロボ回路22は、AE回路21
の情報により、発光するか否かの情報をCPU12へ送
る。また、AF回路11は複数のエリアの測距情報を検
出し、その情報をCPU12へ送る。前記CPU12は
AE回路21、ストロボ回路22、AF回路11からの
情報に基づき、視線検出情報の必要性の有無を判定す
る。
【0036】そしてこの判定で、視線検出情報が必要な
時には、投光LED17へ発光信号を送り、A/D回路
20より視線検出に関する情報を入手する。前記CPU
12は、前記視線検出情報を用いて、または用いずに、
デフォーカス量を設定し、さらにこの設定されたデフォ
ーカス量に基づいて、駆動回路15を介してレンズ14
を駆動する。
【0037】なお、視線検出系は、CPU12からの指
令を受けると、投光LED17より視線検出光学系18
及びファインダ光学系16を介して、図示しない眼球に
対して、光が投光される。そして、この眼球からの反射
光は、再びファインダ光学系16、視線検出光学系18
を介して視線検出センサ19に受光される。この視線検
出センサ19からの出力信号は、A/D回路20により
ディジタル信号に変換された後、CPU12に入力され
る。
【0038】次に、図3には前述した視線検出光学系1
8の詳細な構成を示し説明する。
【0039】この視線検出光学系18においては、投光
LED17からの投光光の光路上には、投光レンズ21
を介してハーフミラー22が配置されており、前記投光
光は該ハーフミラー22により反射される。そして、こ
の反射光の光路上にはプリズム23が配置されており、
反射光はプリズム23の反射面23aにて反射され、フ
ァインダ24を介して、撮影者の眼球90へと導かれ
る。
【0040】前記撮影者の眼球からの反射光は、入射光
と同じ光路を通ってファインダ24を介してプリズム2
3に入射され、その反射面23aにて反射される。そし
て、その反射光はハーフミラー22を透過し、受光レン
ズ25を介して、斜線センサ19に受光される。
【0041】一方、被写体光は、該被写体光に重ねて表
示を示す表示液晶26を介してプリズムに入射され、そ
の反射面23aを透過して、更にファインダ24を介し
て撮影者の眼球90へと導かれる。
【0042】次に図4(a),(b)及び図5に示すフ
ローチャートを参照して、このような構成のカメラの動
作について説明する。
【0043】まず、イニシャライズ(フォーカスエリア
を中央に設定する)する(ステップS1)。次にレリー
ズボタンが押されて、lstレリーズがオンしたか否か
の判定を行う(ステップS2)。この判定で、lstレ
リーズがオフしている場合には(NO)、本シーケンス
を終了し、オンしている場合には(YES)、複数点の
測距(本実施例では3点測距を行い測距値は左:L1,
中央:L2,右:L3)を行い(ステップS3)、次で
測光(測光値:E)を行う(ステップS4)。そしてこ
の測光の結果により、ストロボ発光をするか否かの判定
を行う(ステップS5)。この判定で、ストロボ発光を
する場合には(YES)、ストロボ光のカバー範囲Ls
を測光に基づく所定値に設定する(ステップS6)。し
かし、ストロボ発光をしない場合には(NO)、ストロ
ボ光のカバー範囲Lsを無限長に設定する(ステップS
7)。この測光値に基づいて、絞り値が設定され、この
絞り情報より有効深度Ldが設定される(ステップS
8)。
【0044】ここで、図6に示すサブルーチン“深度設
定”のフローチャートを参照して、有効深度Ldの設定
について説明する。
【0045】まず、絞り値、測距情報を読み込む(ステ
ップS45)。そして、L1〜L3の平均値に対して、
深度範囲Ld1を設定する(ステップS46)。前記L
1,L2の平均値に対して、深度範囲Ld2を設定する
(ステップS47)。次に前記L2,L3の平均値に対
して、深度範囲Ld3を設定する(ステップS48)。次
に前記L3,L1の平均値に対して、深度範囲Ld4を設
定して(ステップS49)、リターンし、図4に示すス
テップS9に移行する。
【0046】そして、図4,図5のフローチャートに戻
り、以下、設定深度Ld、ストロボ光有効範囲Lsと測
距値L1,L2,L3との関係に基づき、視線検出する
か否かを判定する。
【0047】まず、測距値L1,L2,L3が深度Ld1
内に存在するか否か判定し(ステップS9)、深度Ld
内に全て存在する場合(YES)、測距値L1〜L3が
深度内に入る点を測距代表点Laとして設定し(ステッ
プS11)、ステップS41へ移行する。
【0048】この測距代表点Laは、図7(a)に示す
ようになり、この場合には、視線検出を行わなくても、
被写体距離をLaとしてレンズを駆動すれば、L1,L
2,L3の距離にある被写体は全て、被写界深度内に入
ることから、視線検出によるフォーカスエリア設定とい
うステップを踏まずに、直ちにステップS41に移行
し、1stレリーズ“ON”か否か判定すればよい。
【0049】しかし、前記ステップS9において、全て
の測距値が深度Ld1内に存在しない場合は(NO)、L
1,L2が深度Ld2内に存在するか否か判定する(ステ
ップS10)。この判定で、代表点Laが存在する場合
(YES)、L1,L2のみが深度内に入る距離、例え
ばL1,L2の平均値を測距代表点Laに設定し(ステ
ップS14)、図6のステップS21に移行する。しか
しステップS10の判定で代表点Laが存在しない場合
(NO)、ステップS12に移行する。
【0050】前記ステップ21では、ストロボ光有効範
囲Lsと測距代表点La,L3の関係{MAX(La,
L3)≦Ls:MAX(a,b)は、a,bの大きい値
を選択する}を判定する。この判定で、MAX(La,
L3)≦Lsの場合(YES)、視線検出領域を(s
1,s2)とs3に設定(s1,s2,s3は測距値L
1,L2,L3を検出する測距ゾーンに対応する)し
(ステップS23)、ステップS39に移行する。これ
を図で示すと、例えば図7(b)に示すような状態にな
る。つまり、撮影者がどのフォーカスエリアの被写体を
撮影しようとしているか不定なので、視線検出を行った
後、ステップS41へ移行する。しかしMAX (L
a,L3)≦Lsでない場合(NO)、L3<Lsの判
定を行い(ステップS22)、L3<Lsでない場合
(NO)、ステップS41に移行する。また、L3<L
sの場合(YES)、LaにL3を設定し(ステップS
24)、ステップS41に移行する。
【0051】ここで、L3<Lsでない場合とは、例え
ば図7(c)に示す状態であり、L3の位置の被写体を
選んだとしてもストロボ光が届かないため、被写体距離
をLaと設定して、ステップS41に移行する。
【0052】一方、L3<Lsの場合とは、例えば図7
(d)のような状態であり、L1,L2の被写体を選ん
だとしても、ストロボ光が届かないため、被写体距離を
L3までの距離に設定して、ステップS41に移行す
る。
【0053】次に、ステップS12では、測距値L2,
L3が深度Ld3内に存在するか否か判定し、L2,L3
のみが深度内に入る場合(YES)、L2,L3を深度
Ld3に入れる点を測距代表点Laに設定する(ステップ
S15)。次に、ストロボ光有効範囲Lsと測距代表点
La,L1の関係(MAX(La,L1)≦Ls)を判
定する(ステップS17)。この判定で、MAX(L
a,L1)≦Lsの場合(YES)、視線検出領域をs
1と(s2,s3)に設定し(ステップS19)、ステ
ップS39に移行する。しかし、MAX(La,L1)
≦Lsでない場合(NO)、L1<Lsの判定を行う
(ステップS18)。
【0054】このステップS18の判定で、L1<Ls
でない場合(NO)、ステップS39に移行し、L1<
Lsの場合(YES)、LaにL1を設定(ステップS
20)した後、ステップS39に移行する。
【0055】次に前述したステップS12において、測
距値L2,L3が深度Ld3内に存在しない場合(N
O)、測距値L1,L3が深度Ld4内に存在するか否か
判定する(ステップS13)。この判定で、L1,L3
のみが深度内に入る場合(YES)、L1,L3を深度
Ld4に入れる点を測距代表点Laとして設定し(ステッ
プS16)、ストロボ光有効範囲Lsと測距代表点L
a,L2の関係(MAX(La,L2)≦Ls)を判定
する(ステップS25)。このステップS25の判定
で、MAX(La,L2)≦Lsの場合(YES)、視
線検出領域をs2と(s1,s3)に設定し(ステップ
S27)、ステップS39に移行する。しかし、MAX
(La,L2)≦Lsでない場合(NO)、L2<Ls
の判定を行う(ステップS26)。このステップS26
で、L2<Lsでない場合(NO)、ステップS39に
移行し、L2<Lsの場合(YES)、LaにL2を設
定(ステップS28)した後、ステップS39に移行す
る。
【0056】また前述したステップS13の判定におい
て、所定の深度Ld内に2つ以上の測距値が存在しない
場合(NO)、さらに測距値L1〜L3が全てLsに含
まれるか否か判定する(ステップS29)。この判定で
測距値L1〜L3が全てLsに含まれる場合(YE
S)、視線検出領域をs1とs2とs3に設定し(ステ
ップS3)、ステップS39に移行する。しかしステ
ップS29の判定で、測距値L1〜L3がLsに含まれ
ない場合(NO)、L1,L3のみがLs内に含まれる
か否か判定する(ステップS32)。
【0057】このステップS32において、L1,L3
のみがLs内に含まれる場合(YES)、視線検出領域
をs1とs3に設定し(ステップS34)、ステップS
39に移行する。しかし、L1,L3がLs内に含まれ
ない場合(NO)、L1,L2のみがLs内に含まれる
か否か判定する(ステップS33)。この判定でL1,
L2のみがLs内に含まれる場合(YES)、視線検出
領域をs1とs2に設定し(ステップS36)、ステッ
プS39に移行する。
【0058】次に前記ステップS33において、L1,
L2がLs内に含まれない場合(NO)、L2,L3の
みがLs内に含まれるか否か判定し(ステップS3
5)、L2,L3のみがLs内に含まれる場合(YE
S)、視線検出領域をs2とs3に設定(ステップS3
7)した後、ステップS39に移行する。しかしステッ
プS35において、L1〜L3の1つのみがLs内また
はL1〜L3全てがLsに含まれない場合(NO)、L
sをL1〜L3の最小値(La=MIN(L1,L2,
L3):MIN(a,b,c)はa,b,cの最小値を
選択する)に設定し(ステップS38)、ステップS3
9に移行する。
【0059】次にステップS39において、設定された
視線検出領域に関して視線検出を行なった後、検出した
視線検出領域よりフォーカスエリアを設定し対応する測
距値を検出する(ステップS40)。
【0060】次に、lstレリーズスイッチがオンされ
たか否か判定し(ステップS41)、lstレリーズス
イッチがオフの場合はシーケンスを終了し、lstレリ
ーズすいっちがオンの場合(YES)、2ndレリーズ
スイッチがオンされたか否か判定を行する(ステップS
42)。この判定で、2ndレリーズがオフならば(N
O)、ステップS41に戻り、2ndレリーズスイッチ
がオンならば(YES)、設定された測距代表点Laに
てレンズ駆動し(ステップS43)、シャッタシーケン
ス(シャッタ以降の巻き上げまでのシーケンスを含む)
を行い(ステップS44)、本シーケンスを終了する。
【0061】次に、図8のフローチャートを参照して、
前述した視線検出のサブルーチンプログラムのシーケン
スについて説明する。
【0062】まず、視線検出データをメモリに記憶する
(ステップS51)。そして、この記憶した視線検出デ
ータに対して微分処理し(ステップS52)、絶対値に
変換する(ステップS53)。次に、この微分処理した
信号を所定のレベルで2値化処理し(ステップS5
4)、角膜反射と眼底反射の重心距離Xを算出する(ス
テップS55)。
【0063】次に、図9のフローチャートを参照して、
フォーカスエリア設定について説明する。
【0064】サブルーチン”フォーカスエリア設定”を
開始し(ステップS61)、まず、視線検出領域の読み
込む(ステップS62)。そして、視線の位置を読み込
み(ステップS63)、検出した視線位置と設定された
視線検出領域の関係を判定す(ステップS64)。
【0065】この判定で、検出した視線検出領域が設定
された視線検出領域に対応しない場合(NO)、測距値
の最小値をLaに設定し(ステップS66)、シーケン
スを終了する。しかし検出した視線検出領域が設定され
た視線検出領域に対応している場合には(YES)、検
出したフォーカスエリアに対応した測距値をLaに設定
し(ステップS65)、シーケンスを終了する。
【0066】次に図10には、本実施例に用いたファイ
ンダの表示の様子を示す。
【0067】このファインダは、レンズのズーム状態を
表示するズーム表示102、視線検出モードを示す視線
検出モード表示101及び、ストロボ発光時の発光表示
103より構成される。
【0068】次に本発明による第2実施例としてのカメ
ラについて説明する。この第実施例のシステム構成
は、第1実施例と同様であり、シーケンスのみ変更され
るものである。
【0069】図11には、第2実施例としてのカメラの
メインシーケンスのフローチャートを示し説明する。
【0070】まず、イニシャライズ(フォーカスエリア
を中央に設定)を行い(ステップS71)、lstレリ
ーズスイッチがオンされたか否か判定を行う(ステップ
S72)。前記lstレリーズスイッチがオフの場合
(NO)、本シーケンスを終了させ、lstレリーズス
イッチがオンの場合(YES)、複数点の被写体の測距
(本実施例では3点測距を行い測距値は左:L1,中
央:L2,右:L3)を行い(ステップS73)、測光
(測光値:E)を行い(ステップS74)、ストロボ発
光を発光するか否かの判定を行う(ステップS75)。
【0071】この判定で、ストロボ発光をしない“オ
フ”の場合(NO)、ストロボ光のカバー範囲Lsを無
限に設定する(ステップS77)、しかし、オンの場合
ストロボ光のカバー範囲Lsを所定値に設定する(ステ
ップS76)。これらの測光値に基づいて、絞り値が設
定され絞り情報より有効深度Ldが設定される(ステッ
プS78)、以下、設定深度Ld,ストロボ光有効範囲
Lsと測距値L1〜L3との関係を判定する多点測距分
析を行う(ステップS79)、視線検出が必要か否かの
判定を行う(ステップS80)。
【0072】この判定で視線検出情報が必要でない場
合、即ち、フラグSF=0には(NO)、ステップS8
5に移行し、視線検出情報が必要な場合、即ち、フラグ
SF=1(YES)、視線を検出する視線検知を行う
(ステップS81)。
【0073】次に視線検出ができたかの判定を行い(ス
テップS82)、視線検出が不可能な場合(NO)に、
検出するフォーカスエリアに対応する測距値の至近測距
値をLaに設定する(ステップS84)。しかし、視線
が検出された場合には(YES)、第1実施例の図10
と同様に、フォーカスエリアを設定する(ステップS8
3)。
【0074】次に1stレリーズスイッチのオンによ
り、2ndレリーズスイッチのオンを判定し、オンされ
ていれば(YES)、レンズを駆動させ(ステップS8
7)、所定のシャッタシーケンスを実行した(ステップ
S88)後、本メインシーケンスを終了させる。
【0075】次に図12,図13のフローチャートを参
照して、測距した多点測距の情報を分析する“多点測距
分析”のシーケンスを説明する。
【0076】まず、設定深度Ld,ストロボ光有効範囲
Lsと測距値L1〜L3との関係を判定する。測距値L
1,L2,L3が深度Ld1内に存在するか否か判定し
(ステップS91)、深度Ld内に全て存在する場合
(YES)、測距値L1〜L3が深度内に入る点を測距
代表点Laとして設定し(ステップS93)、ステップ
S99に移行する(図7(a)参照)。
【0077】しかし、前記ステップS91において、全
ての測距値が深度Ld1内に存在しない場合は(NO)、
L1,L2が深度Ld2内に存在するか否か判定する(ス
テップS92)。この判定で、代表点Laが存在する場
合(YES)、L1,L2のみが深度内に入る距離を測
距代表点Laとして設定し(ステップS95)、図13
のステップS105に移行する。しかし、ステップS9
2の判定で代表点Laが存在しない場合(NO)、ステ
ップS94に移行する。
【0078】前記ステップ105では、ストロボ光有効
範囲Lsと測距代表点La,L3の関係(MAX(L
a,L3)≦Ls:MAX(a,b)はa,bの大きい
値を選択する)を判定する。この判定で、MAX(L
a,L3)≦Lsの場合(YES)、視線検出領域を
(s1,s2)とs3に設定(s1,s2,s3は測距
値L1,L2,L3を検出する測距ゾーンに対応する)
し(ステップS107)、ステップS100へ移行す
る。しかし、ステップS105で、MAX(La,L
3)≦Lsでない場合(NO)、L3<Lsの判定を行
う(ステップS106)。この判定で、L3<Lsでな
い場合(NO)、ステップS100へ移行し、L3<L
sの場合(YES)、La=L3に設定し(ステップS
108)、ステップS100に移行する。
【0079】次にステップS94では、測距値L2,L
3が深度Ld3内に存在するか否か判定し、L2,L3の
みが深度内に入る場合(YES)、L2,L3を深度L
d3に入る点を測距代表点Laとして設定する(ステップ
S97)。次に、ストロボ光有効範囲Lsと測距代表点
La,L1の関係(MAX(La,L1)≦Ls)を判
定する(ステップS101)。この判定で、MAX(L
a,L1)≦Lsの場合(YES)、視線検出領域をs
1と(s2,s3)に設定し(ステップS103)、ス
テップS101に移行する。しかし、MAX(La,L
1)≦Lsでない場合(NO)、L1<Lsの判定を行
う(ステップS102)。この判定で、L1<Lsでな
い場合(NO)、ステップS99へ移行し、L1<Ls
の場合(YES)、La=L1として設定し(ステップ
S104)、ステップS99へ移行する。
【0080】次に前述したステップS94において、測
距値L2,L3が深度Ld3内に存在しない場合(N
O)、測距値L1,L3が深度Ld4内に存在するか否か
判定する(ステップS96)。この判定で、L1,L3
のみが深度内に入る場合(YES)、L1,L3を深度
Ld4に入れる点を測距代表点Laとして設定し(ステッ
プS98)、ストロボ光有効範囲Lsと測距代表点L
a,L2の関係(MAX(La,L2)≦Ls)を判定
する(ステップS109)。このステップS109の判
定で、MAX(La,L2)≦Lsの場合(YES)、
視線検出領域をs2と(s1,s3)に設定し(ステッ
プS111)、ステップS100へ移行する。しかし、
MAX(La,L2)≦Lsでない場合(NO)、L2
<Lsの判定を行う(ステップS110)。このステッ
プS110で、L2<Lsでない場合(NO)、ステッ
プS99へ移行し、L2<Lsの場合(YES)、La
にL2を設定し(ステップS112)、ステップS99
に移行する。
【0081】次に、前述したステップS96の判定にお
いて、所定の深度Ld内に2つ以上の測距値が存在しな
い場合(NO)、さらに測距値L1〜L3がLsに含ま
れるか否か判定し(ステップS113)、測距値L1〜
L3が全てLsに含まれる場合(YES)、視線検出領
域をs1とs2とs3に設定し(ステップS114)、
ステップS99へ移行する。しかし、ステップS113
の判定で、測距値L1〜L3がLsに含まれない場合
(NO)、L1,L3のみがLs内に含まれるか否か判
定する(ステップS115)。この判定で、L1,L3
のみがLs内に含まれる場合(YES)、視線検出領域
をs1とs3に設定し(ステップS117)、ステップ
S100へ移行する。しかし、L1,L3がLs内に含
まれない場合(NO)、L1,L2のみがLs内に含ま
れるか否か判定する(ステップS116)。この判定
で、L1,L2のみがLs内に含まれる場合(YE
S)、視線検出領域をs1とs2に設定し(ステップS
119)、ステップS100に移行する。
【0082】しかしステップS116において、L1,
L2がLs内に含まれない場合(NO)、L2,L3の
みがLs内に含まれるか否か判定し(ステップS11
8)、L2,L3のみがLs内に含まれる場合(YE
S)、視線検出領域をs2とs3に設定し(ステップS
120)、ステップS100へ移行する。しかし、ステ
ップS118において、L1〜L3の1つのみがLs内
またはL1〜L3全てがLsに含まれない場合(N
O)、LsをL1〜L3の最小値(La=MIN(L
1,L2,L3):MIN(a,b,c)はa,b,c
の最小値を選択する)に設定し(ステップS121)、
ステップS100に移行する。
【0083】次に、ステップS99において、グラフS
F(視線検出情報の必要性を示す)をSF=0に設定
し、または、ステップS100において、フラグSFを
SF=1に設定し、本シーケンスを終了する。
【0084】次に、図14に示すフローチャートを参照
して、視線検知(視線検出)のサブルーチンプログラム
のシーケンスを説明する。
【0085】まず、視線データをメモリに記憶する(ス
テップS131)。そして、この記憶した視線データに
対して微分処理を施し(ステップS132)、さらに、
この微分処理した信号を絶対値処理(ステップS13
3)した後、所定のレベルで2値化処理する(ステップ
S134)。
【0086】そして、検出された特徴点の数(レジスタ
TCに情報を格納する)を検出し(ステップS13
5)、検出された特徴点の数の判定(TC=4)を行う
(ステップS136)。
【0087】この判定で、TC=4でない場合(N
O)、フラグCF(視線検出が正常に終了するかの判定
する)をCF=0に設定し(ステップS138)、本シ
ーケンスを終了する。しかし、TC=4の場合(YE
S)、フラグCFをCF=1に設定し(ステップS13
7)、さらに、角膜反射と眼底反射の重心距離Xを算出
し(ステップS139)、本シーケンスを終了する。
【0088】次に、本発明による第3実施例としてのカ
メラについて説明する。この第3実施例のシステム構成
は、第1実施例と同様であり、シーケンスのみ変更す
る。
【0089】図15のフローチャートを参照して、本実
施例のメインシーケンスについて説明する。
【0090】まず、イニシャライズ(フォーカスエリア
を中央に設定)を行った後(ステップS141)、ls
tレリーズスイッチがオンされたか否か判定する(ステ
ップS142)。
【0091】この判定で、lstレリーズスイッチが、
オフの場合(NO)、本シーケンスを終了させ、lst
レリーズスイッチが、オンの場合(YES)、視線検出
を行う(ステップS143)。
【0092】次に複数点の測距(AF;本実施例では3
点測距を行い測距値は左:L1,中央:L2,右:L
3)を行い(ステップS144)、測光(AE、但し測
光値:E)を行う(ステップS145)。
【0093】そして、ストロボ発光を行うか否か判定す
る(ステップS146)。この判定で、ストロボ発光を
しない場合(NO)、ストロボ光のカバー範囲Lsを無
限に設定する(ステップS147)。しかしストロボ光
を発光する場合(YES)、ストロボ光のカバー範囲L
sを所定値に設定する(ステップS148)。
【0094】次に、測光値に基づいて、絞り値が設定さ
れ、絞り情報より有効深度Ldが設定される(ステップ
S149)、以下、設定深度Ld,ストロボ有効範囲L
sと測距値L1〜L3との関係を判定する多点測距分析
を行う(ステップS150)。次に視線検出の必要性の
有無の判定(フラグSF=1or0)を行う(ステップS
151)。この判定で、フラグSF=0、即ち、視線検
出情報が必要でない場合(NO)、ステップS153に
移行し、フラグSF=1、即ち、視線検出情報が必要な
場合(YES)、視線検出情報を基にフォーカスエリア
の設定を行う(ステップS152)。
【0095】次に、lstレリーズスイッチがオンされ
たか否か判定し(ステップS153)、lstレリーズ
スイッチがオフの場合はシーケンスを終了し、lstレ
リーズスイッチがオンの場合(YES)、2ndレリー
ズスイッチがオンされたか否か判定を行する(ステップ
S154)。この判定で、2ndレリーズがオフならば
(NO)、ステップS153に戻り、2ndレリーズス
イッチがオンならば(YES)、設定された測距代表点
Laにてレンズ駆動し(ステップS155)、シャッタ
シーケンス(シャッタ以降の巻き上げまでのシーケンス
を含む)を行い(ステップS156)、本シーケンスを
終了する。
【0096】以上、本発明のカメラの実施例について説
明したが、本発明はこれに限定されることなく種々の改
良、変更が可能であることは勿論である。例えば、スト
ロボ非発光時はストロボ光の範囲の検出は行わなくても
よい。また、視線検出方式もそのほかの方式を用いても
よい。また、測距点は複数であれば3点に捕らわれる必
要はない。
【0097】さらに、視線検出が必要なとき以外は視線
検出を行わないので高速化ができさらに視線検出が不要
な条件にて誤った視線検出も防止でき、撮影者によりよ
い画像が提供できる。
【0098】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、視
線検出が必要なとき以外は、視線検出を行わず、撮影の
高速化でき、さらに視線検出が不要な条件のときの誤っ
た視線検出も防止でき、撮影者の負荷を低減するカメラ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの概念を示す図である。
【図2】本発明による第1実施例としてのカメラのブロ
ック構成を示す図である。
【図3】図2に示した投光LED、ファインダ光学系の
構成例を示す図である。
【図4】図2に示されたカメラのメインシーケンスの一
部(前半)のフローチャートである。
【図5】図2に示されたカメラのメインシーケンスの一
部(後半)のフローチャートである。
【図6】図5に示した“深度設定”のサブルーチンフロ
ーチャートである。
【図7】カメラと被写体とによる被写界深度の関係を示
す図である。
【図8】視線検出のサブルーチンプログラムのシーケン
スを示すフローチャートである。
【図9】フォーカスエリア設定のサブルーチンプログラ
ムのシーケンスを示すフローチャートである。
【図10】ファインダの表示の様子を示す図である。
【図11】本発明による第2実施例としてのカメラのメ
インシーケンスを示すフローチャートである。
【図12】多点測距の情報を分析する“多点測距分析”
の一部(前半)のシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図13】多点測距の情報を分析する“多点測距分析”
の一部(後半)のシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図14】視線検知(視線検出)のサブルーチンプログ
ラムのシーケンスを示すフローチャートである。
【図15】本発明による第3実施例としてのカメラのメ
インシーケンスを示すフローチャートである。
【図16】目の構造を示す断面図である。
【図17】図16に示した目による第1プルキンエ像の
様子を示す図である。
【図18】回転した眼球による検出像を示す図である。
【図19】センサによって検出され処理された出力信号
を示す図である。
【図20】センサによって検出され処理された出力信号
と、中心位置間隔Xと眼球の回転角θとの関係を示す図
である。
【符号の説明】 1…撮影光学系、2…デフォーカス量設定装置、3…視
線検出装置、4…レンジ設定装置、5…測距装置、6…
露出装置、7…ストロボ装置、11…測距回路(AF回
路)、12…中央演算処理装置(CPU)、13…表示
回路、14…、15…駆動回路、16…ファインダ光学
系、17…視線検出用の投光LED、18…視線検出光
学系、19…視線検出センサ、20…アナログ/ディジ
タル(A/D)回路、21…自動露出回路(AE回
路)、22…ストロボ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03B 15/05 G03B 3/00 A (56)参考文献 特開 平1−284813(JP,A) 特開 平2−124543(JP,A) 特開 昭63−172133(JP,A) 特開 平3−225337(JP,A) 特開 平1−287512(JP,A) 特開 平4−153631(JP,A) 特開 平4−310908(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの露出を決定する露出決定手段
    と、 被写体の複数のエリアを測距する多点測距手段と、 前記露出決定手段により設定される絞り値と前記測距手
    段に基づき設定される測距値とに応じて、被写界深度に
    対応するレンジを設定するレンジ設定手段と、 撮影者の、ファインダ内での視線方向を検出し、測距エ
    リアを選択する視線検出手段と、 前記多点測距手段の出力した複数のエリアの測距値が、
    前記レンジ設定手段の設定したレンジ内にすべて含まれ
    る場合には前記視線検出手段の出力を用いずに、前記複
    数のエリアの測距値より測距代表点を設定し、この測距
    代表点により撮影レンズの駆動量を設定する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 ストロボの有効発光領域に基づく領域値
    の出力手段を有し、 前記制御手段は、前記多点測距手段の出力した複数のエリアの測距値が、
    前記レンジ設定手段の設定したレンジ内にすべて含まれ
    る場合には前記視線検出手段の出力を用いずに、前記複
    数のエリアの測距値より測距代表点を設定し、この測距
    代表点により撮影レンズの駆動量を設定し、 そうでない場合には、 前記多点測距手段が出力した複数のエリアの測距値が、
    前記出力手段の設定した領域値内に含まれるか否かを判
    定し、全てのエリアの測距値が上記領域内に含まれると
    きには、前記領域値内に含まれるエリアにおける前記視
    線検出手段の出力に基づいて撮影レンズの駆動量を設定
    することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
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