JP3307349B2 - プログラム回路および冗長アドレスデコーダ - Google Patents

プログラム回路および冗長アドレスデコーダ

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    • G11C29/781Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices combined in a redundant decoder

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プログラム回路
および冗長アドレスデコーダに関し、特に、冗長メモリ
セルの置き換え設定を行う際に用いられるプログラム回
路およびこのプログラム回路を備えた冗長アドレスデコ
ーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高集積化及び大容量化された半導
体記憶装置において、冗長セルを備えた半導体記憶装置
が知られている。これは、製造段階で不良となったセル
を予め作り込んでおいた冗長セルに置き換えることによ
り、良品の半導体記憶装置として出荷するためである。
【0003】この半導体記憶装置における不良セルの検
出及び冗長セルの置き換え処理等は、例えば、複数のチ
ップが形成されたウェーハ状態において、冗長設定回路
に設けたフューズを切断することにより行われる。この
ため、フューズが切断されたことを確認する必要があっ
た。
【0004】図11は、従来のフューズの切断を判定す
る回路を示し、(a)は判定回路の説明図、(b)は判
定回路を設けたアドレスデコーダの説明図である。図1
1に示すように、判定回路1は、pチャネル形MOS
(pMOS)トランジスタp、フューズF、及びnチャ
ネル形MOS(nMOS)トランジスタnが直列接続さ
れた判定信号線を有している((a)参照)。
【0005】この判定信号線を、プリチャージ(PRE
CHARGE)信号で充電し、イネイブル(ENABL
E)信号でこれを放電してリザルト(RESULT)信
号を出力することにより、切断されたか否かを判定す
る。ここで、トランジスタp,nを抵抗と考えれば、抵
抗の分割値で結果が決まることになり、フューズFが切
断されていればフューズFの所で抵抗が無限大になるの
で、リザルト信号は、ハイ(High)が出力される。
【0006】判定回路1を備えたアドレスデコーダ2
は、冗長(redundancy)回路を構成し、複数
のアドレス信号(A0,A0B,A1,…,A3B)が
入力される。通常は、このような判定回路が複数チップ
内に存在している判定信号線のトランジスタn及びフュ
ーズFは、入力するアドレス信号の数に合わせて設けら
れている。
【0007】このように、フューズFを多く設けたアド
レスデコーダ2の場合、先ず、プリチャージ信号で接点
RESULTをプリチャージする。ここで、ハイレベル
のアドレス線に対応するフューズFが切断されていない
と、プリチャージされた電荷がフューズFを介して速や
かにGND(接地電位)へ抜けて、接点RESULTの
電位はロー(Low)となる。
【0008】一方、フューズFが完全に切断されている
と、プリチャージ信号を抜くトランジスタnのスイッチ
がオンしたとしても、上述した電荷はフューズFを介し
てGNDへ抜けることはないので、接点RESULTは
ハイ(High)のままとなる。
【0009】これに対し、切断したはずのフューズが完
全に切断されず高抵抗でつながっている場合は、フュー
ズの切断抵抗を介して電荷がゆっくりとGNDに抜ける
ので、プリチャージ後ハイからローになるまでの時間が
長くかかる。このような場合でも、正しいRESULT
信号を得ようとすると、プリチャージ後からRESUL
T判定までの時間を長く取る必要が起こり、判定に時間
がかかってしまう。また、場合によっては誤判定を招い
てしまうという欠点があった。
【0010】このような切断不良の発生は、最近増加す
る傾向にある。つまり、最近のDRAM(dynami
c random access memory)等の
メモリの場合、アドレスの増加に対応して切断用のフュ
ーズFをかなり多く使用しているので、4層、5層等の
多層配線に対しDRAMを載せる場合、フューズFとな
るシリサイド配線層が深くなり切断できない場合が生じ
てしまう。また、フューズFとしてアルミニウム等の金
属配線を使用した場合も、切断し難くなる。
【0011】図12は、切断部分における配線切断不良
の発生状況を説明しており、(a)〜(d)は、同一平
面上に設けたヒューズを示し、(a)は切断前の平面
図、(b)は切断後の平面図、(c)は切断前の断面
図、(d)は切断後の断面図、(e)及び(f)は、上
層配線と下層配線を結ぶコンタクトプラグ部に設けたヒ
ューズを示し、(e)は切断する前の断面図、(f)は
切断後の断面図である。
【0012】図12(a)〜(d)に示すように、ウェ
ーハ3の酸化膜3a中に設けられた、横方向に延在する
形状のヒューズ3bを切断する場合、フューズ3bに対
応して酸化膜3aの表面を覆うカバー3cに開けられた
窓4から、フューズ3bに向けてレーザ光線Lを照射す
る(a),(c)参照)。レーザ光線Lが照射される
と、フューズ3bが気化し飛散して溶断され((b),
(d)参照)、プログラムされる。
【0013】また、図12(e),(f)に示すよう
に、上層配線3dと下層配線3eを結ぶコンタクトプラ
グ部に設けたヒューズ3fを切断する場合、フューズ3
fに対応して酸化膜3aの表面を覆うカバー3cに開け
られた窓4から、フューズ3fに向けてレーザ光線Lを
照射する((e)参照)。レーザ光線Lが照射される
と、フューズ3fが気化し飛散して溶断され((f)参
照)、プログラムされる。
【0014】フューズ3b,3fとしては、ポリシリコ
ン配線やアルミニウム配線等が使用され、ウェーハ表面
を保護しているカバー3cとしては、例えばポリイミド
が使用される。
【0015】ところで、最近のアルミニウムフューズ等
の金属フューズの場合、反射率が高いので、照射された
レーザ光線Lを反射してしまい、溶断し難い。このた
め、例えばコンタクトプラグ部に設けたヒューズ3f
が、配線3d,3eの材質とは異なった材質であるタン
グステン等により形成されている場合、熱吸収率が異な
ることから、一様に切断されない。
【0016】また、レーザ光線Lの照射に際し、例えば
ショットが僅かにずれたり照射部分の膜厚が厚かったり
して、確実に切断されない場合が起こり易い。ポリシリ
コンフューズの場合、レーザ光線Lの照射により照射部
分が気化し飛散してその部分が抜け切断されるが、抜け
跡の底部や角部等に配線の一部がフューズ残りSとして
残ってしまい易い((d)参照)。アルミニウムフュー
ズ等の金属ヒューズの場合、飛散に際し一旦溶融してか
ら気化するが、この際、アルミニウム等の金属蒸気が飛
散によりできた孔の表面に付着して膜状のヒューズ残り
Sが発生してしまう((f)参照)。このヒューズ残り
Sは、切断前に比べて数十倍〜百倍程度の抵抗値を有す
る。
【0017】従って、不要なアドレスを別なアドレスに
置き換えるためにフューズ3b,3fの切断を行うが、
フューズ3b,3fにシリサイド配線や金属配線を使用
した場合、フューズ3b,3fの切断がし難くなる。こ
れにより、フューズ3b,3fの切断が不十分となり、
切断したにも拘わらず高抵抗で繋がった状態になってし
まう。
【0018】このような、フューズを完全に切断できな
い生切れの場合に対応したものとして、特開昭64−6
7798号公報に開示された冗長セルを有する半導体
記憶装置がある。
【0019】図13は、従来の冗長セルを備えた半導体
記憶装置の回路構成図である。図13に示すように、半
導体記憶装置5は、正規メモリセルアレイ6a、冗長メ
モリセルアレイ6b、X及びYデコーダ6c,6d、冗
長メモリセルアレイ6bを直接駆動するANDゲート、
入力アドレス番号に対応して設けられた複数のプログラ
ム回路7a〜7n、冗長メモリ駆動回路8、及びワンシ
ョット信号発生回路9を有している。ワンショット信号
発生回路9は、プログラム回路7a〜7nと冗長メモリ
駆動回路8に入力するワンショット信号を発生させる。
【0020】図14は、図13のプログラム回路の回路
図である。図14に示すように、例えばプログラム回路
7aは、フューズFと、フリップフロップF・Fと、n
MOSトランジスタn1,n2と、pMOSトランジス
タp1,p2とが、それぞれ組み合わされて構成され、
アドレス信号が入力されるトランスファゲートG1,G
2とからなっている。プログラム回路7a〜7nは、同
一の構成を有する。
【0021】この冗長セルを備えた半導体記憶装置5に
より、ワンショット信号を入力してプルダウン或いはプ
ルアップ回路をオンさせ、仮にヒューズ切断が不完全な
生切れの場合でも、フリップフロップF・Fの出力は、
時間と共に自動的に所望のレベルに反転して、所望のプ
ログラム出力が得られ、冗長セルの置換を行うことが可
能になる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冗長
セルを有する半導体記憶装置においては、ワンショット
信号発生回路9が必要になる。このワンショット信号発
生回路9は、基本的にはチップ全体に設けなければなら
ない。また、最近はメモリが大きくなっていることか
ら、各デコーダ6c,6dの側に回路を付けたものがい
くつも並ぶことになり、デコーダ部が大きくなって全体
的に大型化するのが避けられない。また、遅延回路のタ
イミング設定が困難である。
【0023】この発明の目的は、ワンショット信号を必
要とせず全体的に大型化することのないプログラム回路
およびこのプログラム回路を備えた冗長アドレスデコー
ダを提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るプログラム回路は、一対のトランジ
スタとそれに対応する一対の負荷素子とを含むフリップ
フロップで構成され、前記一対の負荷素子の一方を、プ
ログラム手段として使用し、前記一対の負荷素子の他方
は、前記プログラム手段の切断前抵抗値より大きく切断
後抵抗値より小さい抵抗値を有することを特徴としてい
る。
【0025】このようにフリップフロップの負荷素子
の一方としてプログラム手段を設け、負荷素子の他方
を、プログラム手段の切断前抵抗値より大きく切断後抵
抗値より小さい抵抗値を有するようにしたことにより、
ワンショット信号を必要とせず全体的に大型化すること
がないプログラム回路とすることができる。
【0026】また、この発明に係る冗長アドレスデコー
ダは、一対のトランジスタとそれに対応する一対の負荷
素子を備えたフリップフロップを用い、前記一対の負荷
素子の一方を、不良メモリセルを冗長メモリセルで置き
換えるアドレスのプログラム手段として使用し、前記一
対の負荷素子の他方は、前記プログラム手段の切断前抵
抗値より大きく切断後抵抗値より小さい抵抗値を有する
ことを特徴としている。
【0027】上記構成を有することにより、一対のトラ
ンジスタとそれに対応する一対の負荷素子を備え、そ
一方が、不良メモリセルを冗長メモリセルで置き換える
アドレスのプログラム手段として使用され、その他方
は、プログラム手段の切断前抵抗値より大きく切断後抵
抗値より小さい抵抗値を有する、フリップフロップが用
いられる。これにより、ワンショット信号を必要とせず
全体的に大型化することのないプログラム回路を備え
た、冗長アドレスデコーダとすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1は、この発明の
第1の実施の形態に係るプログラム回路の回路構成図で
ある。図1に示すように、プログラム回路10は、フリ
ップフロップを構成する一対のpチャネル形MOS(p
MOS)トランジスタp1,p2、及び一対の負荷素子
である2個のフューズFa,Fbを有し、フューズFb
は、直列接続された2個のフューズFb1,Fb2から
なる。
【0030】この2個のフューズFa,Fbの内の一方
のフューズFaは、プログラム手段として使用され、他
方のフューズFbは、フューズFaの切断前抵抗値より
大きく切断後抵抗値より小さい抵抗値を有している。こ
こで、フューズFbは、例えば、抵抗体により形成して
もよい。また、フューズFbを、フューズFaを複数個
直列に接続して形成してもよく、例えば、2個のフュー
ズFaからなるフューズFb1,Fb2(図1参照)と
してもよい。
【0031】pMOSトランジスタp1及びp2のソー
スは、高電位の電源電圧VDDノードに接続されてい
る。pMOSトランジスタp1のドレイン及びpMOS
トランジスタp2のゲートの共通接続接点Aは、フュー
ズFaを介して、pMOSトランジスタp2のドレイン
及びpMOSトランジスタp1のゲートの共通接続接点
Bは、フューズFbを介して、共に低電位のGND(接
地)ノードに接続されている。
【0032】即ち、切断するフューズFaと切断しない
フューズFbとを、フリップフロップの負荷として用い
て、両フューズを流れる電流を比較して切断の有無を判
定する。なお、フューズ切断による抵抗値は、例えばメ
タルフューズの場合、切断前の千倍以上の数キロ乃至数
メガオーム程になり、切断不良の生切れ状態では、数百
キロオーム程になる。
【0033】次に、このプログラム回路10による動作
を説明する。プログラム回路10において、フューズF
aが切断されている場合、フューズFaの抵抗値がフュ
ーズFbの抵抗値より大きいので、pMOSトランジス
タp1がオンして共通接続接点Aが電源電圧VDDに繋
がり、共通接続接点Aの電位はハイ(High)とな
り、pMOSトランジスタp2がオフして共通接続接点
BがGNDに繋がり、共通接続接点Bの電位はロー(L
ow)となる。一方、フューズFaが切断されていない
場合、フューズFaの抵抗値がフューズFbの抵抗値よ
り小さいので逆転し、共通接続接点Aの電位はロー(L
ow)となり、共通接続接点Bの電位はハイ(Hig
h)となる。
【0034】このようにフューズが切断されているとき
でも切断されていないときでも、プログラム回路10の
フリップフロップが安定状態に速やかに決着し、RES
ULT信号が出力されて切断されたか否かが判定され
る。
【0035】図2は、この発明の第1の実施の形態の変
形例に係るプログラム回路の回路構成図である。図2に
示すように、プログラム回路11は、プログラム回路1
0のpMOSトランジスタp1,p2をnMOSトラン
ジスタn1,n2に変えて構成されている他は、プログ
ラム回路10と同様である。
【0036】このプログラム回路11において、フュー
ズFaが切断されている場合、nMOSトランジスタn
1がオンして共通接続接点AがGNDに繋がり、共通接
続接点Aの電位はロー(Low)となり、nMOSトラ
ンジスタn2がオフして共通接続接点Bが電源電圧VD
Dに繋がり、共通接続接点Bの電位はハイ(High)
となる。一方、フューズFaが切断されていない場合、
逆転し、共通接続接点Aの電位はハイ(High)とな
り、共通接続接点Bの電位はロー(Low)となる。
【0037】この状態で、プログラム回路11のフリッ
プフロップが安定状態に決着し、RESULT信号が出
力されて切断されたか否かが判定される。プログラム回
路11においては、RESULT信号がプログラム回路
10の場合と逆転することとなるが、そのような条件で
使用すればよい。
【0038】このように、上述したプログラム回路1
0,11により、ワンショット信号を必要とせず全体的
に大型化することがないプログラム回路を得ることがで
きる。このように、切断判定の機能を果たす一方で、切
断判定後に定常的に電流が流れてしまうという問題があ
る。そこで、省電力化の観点から、定常的に電流が流れ
ることのないプログラム回路を次に示す。
【0039】(第2の実施の形態)図3は、この発明の
第2の実施の形態に係るプログラム回路の回路構成図で
ある。図3に示すように、プログラム回路20は、フリ
ップフロップを構成する一対のpMOSトランジスタp
1,p2、第2のフリップフロップを構成する一対のn
MOSトランジスタn1,n2、及び2個のフューズF
a,Fbを有する。
【0040】即ち、プログラム回路20は、一対の負荷
素子である2個のフューズFa,Fbのそれぞれが接続
された各接点を有する、第1のフリップフロップのトラ
ンジスタとは異なる導電形の一対のトランジスタからな
る第2のフリップフロップを有している。その他の構成
は、第1のフリップフロップからなるプログラム回路1
0と同様である。
【0041】nMOSトランジスタn1のドレインは、
フューズFaを介して共通接続接点Aに接続され、nM
OSトランジスタn2のドレインは、フューズFbを介
して共通接続接点Bに接続されている。nMOSトラン
ジスタn1及びn2のソースは、共に低電位のGNDノ
ードに接続されている。nMOSトランジスタn1のゲ
ートは、共通接続接点Bに接続され、nMOSトランジ
スタn2のゲートは、共通接続接点Aに接続されてい
る。
【0042】このプログラム回路20による動作を、図
4及び図5を参照して説明する。図4は、図3のプログ
ラム回路による判定動作に伴う電圧及び電流の過渡的変
化を示す波形図である。
【0043】図4に示すように、先ず、フューズFaが
切断されていない場合、電源電圧VDDが、GNDから
上昇し、pMOSトランジスタp1の閾値(thres
hold)Vtpを越えると、pMOSトランジスタp
1がオンする。即ち、プログラム判定に際し、プログラ
ム回路20への電源電圧VDDの印加により、フリップ
フロップは過渡的に応答し、pMOSトランジスタp1
がオンすることにより、共通接続接点A及びBは、電源
電圧VDDに対し閾値VTpだけ低い値を維持して上昇
する。
【0044】この時点では、nMOSトランジスタn
1,n2のゲート電位が、それぞれ共通接続接点A,B
の電位であり、この値がnMOSトランジスタn1,n
2の閾値VTnを超えていないので、nMOSトランジ
スタn1,n2はオフしており、フューズFa,Fbに
は電流が流れない。
【0045】電源電圧VDDが更に上昇し、共通接続接
点A,BがnMOSトランジスタn1,n2の閾値Vt
nを越えると、nMOSトランジスタn1,n2がオン
する。nMOSトランジスタn1,n2がオンすること
により、共通接続接点A,Bを流れる電流の差から電位
差が発生し、電源電圧VDDからGNDへ、フューズF
a,Fbを介して電流が流れる。
【0046】ここで、フューズFaの抵抗値をr、pM
OSトランジスタのオン抵抗値をRp、nMOSトラン
ジスタのオン抵抗値をRn、フューズFbの数に基づく
係数をkとすると、共通接続接点A,Bの各電流IA,
IB及び各電圧VA,VBは、次のようになる。
【0047】IA=VDD/(r+Rn+Rp) VA=VDD×(r+Rn)/(r+Rp+Rn) =VDD×{1−Rp/(r+Rp+Rn)} IB=VDD/(k×r+Rn+Rp) VB=VDD×{1−Rp/(k×r+Rp+Rn)} このとき、VA<VBとなって、共通接続接点A,Bの
電圧が各トランジスタのゲート電圧として作用し、共通
接続接点Bの電位が電源電圧VDD、共通接続接点Aの
電位がGNDとなって、プログラム回路20のフリップ
フロップが安定状態に決着する。決着の結果、RESU
LT信号が出力され切断されたか否かが判定される。安
定状態の時pMOSトランジスタp2はオンであるが、
nMOSトランジスタn2はオフになるので、第1の実
施の形態のように安定時に電流が流れることはない。
【0048】次に、フューズFaが切断されている場
合、切断されたフューズFaの抵抗値をRfとすると、
共通接続接点Aの電流IA及び電圧VAは、次のように
なる。
【0049】IA=VDD/(Rf+Rn+Rp) VA=VDD×{1−Rp/(Rf+Rp+Rn)} ここで、フューズFaが完全に切断されていれば、VA
=VDDとなって共通接続接点Bの電位はGNDとな
り、プログラム回路20のフリップフロップが安定状態
に決着し、RESULT信号が出力されて切断されたか
否かが判定される。
【0050】また、フューズFaが完全に切断されてい
ない切断不良の場合でも、少なくとも(50〜100)
×r<Rfの条件は期待できることから、1<k<50
とすれば、VA>VBとなり切断を判定することができ
る。このとき、nMOSトランジスタn1はオフなの
で、pMOSトランジスタp2がオンしていても電源電
圧VDDとGND間に電流は流れない。
【0051】図5は、図3のプログラム回路による判定
動作を示すフローチャートである。図5に示すように、
先ず、GND電位と同電位の電源電圧VDD(VDD=
GND)がGNDから上昇し(ステップS101)、p
MOSトランジスタp1,p2の閾値Vtpを越える
と、両pMOSトランジスタp1,p2がオン(ON)
する(ステップS102)。
【0052】pMOSトランジスタp1,p2がオンす
ると、共通接続接点A,Bは、電源電圧VDDに対し閾
値VTpだけ低い値(VDD−VTp)を維持して上昇
する(ステップS103)。電源電圧VDDが更に上昇
し、共通接続接点A,BがnMOSトランジスタの閾値
Vtnを越えると、両nMOSトランジスタn1,n2
がオンする(ステップS104)。
【0053】次に、共通接続接点Aが電源電圧VDDと
同電位(A=VDD)であるか否かが判定される(ステ
ップS105)。判定結果が同電位である(Yes)場
合、即ち、フューズFaが完全に切断されている場合、
フューズ切断と判定されてハイ(RESULT=H)を
出力した(ステップS106)後、電源電圧VDDの上
昇が停止して接点RESULTが電源電圧VDD(RE
SULT=VDD)となり(ステップS107)、終了
する。
【0054】ステップS105の判定結果が同電位でな
い(No)場合、共通接続接点Aの電圧VAが共通接続
接点Bの電圧VBより大きいか否かが判定され(ステッ
プS108)、大きい(Yes)場合、即ち、フューズ
Faが不完全に切断されている場合、pMOSトランジ
スタp1がオンしてVA=VDDとなり(ステップS1
09)、フューズ切断と判定される(ステップS10
6)。
【0055】一方、ステップS108の判定結果が大き
くない(No)場合、即ち、フューズFaが切断されて
いない場合、nMOSトランジスタn1がオンしてVA
=GNDとなり(ステップS110)、フューズ未切断
と判定されてロー(RESULT=L)を出力した(ス
テップS111)後、電源電圧VDDの上昇が停止して
接点RESULTがGND(RESULT=GND)と
なり(ステップS112)、終了する。
【0056】つまり、フューズFaが切断されている場
合、喩え切断不良でも、切断された抵抗値が切断されて
いない抵抗値よりも高ければ、完全な切断状態と同様に
ハイが出力される。一方、フューズFaが切断されてい
ない場合、常に切断されないフューズFbの抵抗が勝る
ためローが出力される。いずれの場合も、電流カット用
のnMOSトランジスタn1,n2を入れているので安
定状態時は電流を流さない。
【0057】従って、このプログラム回路20には、フ
ューズFaが中途半端に繋がっていたとしても、この繋
がった状態の抵抗値が、切断しないフューズFbの抵抗
値よりも高ければ、切断判定が可能であるという利点が
ある。また、フリップフロップなので、必ずハイかロー
かの何れかに判定され、更に、フリップフロップの決着
時間が判定時間になるので、切断されなかったからとい
って判定時間が遅くなったり速くなったりするというこ
とがない。
【0058】(第3の実施の形態)図6は、この発明の
第3の実施の形態に係る冗長アドレスデコーダの回路構
成図である。図6に示すように、冗長アドレスデコーダ
30は、上述したプログラム回路20を備えた冗長メモ
リの設定を行うアドレスデコーダである。
【0059】この冗長アドレスデコーダ30は、プログ
ラム回路20に加えて、2個のpMOSトランジスタp
3,p4、nMOSトランジスタn3、複数のnMOS
トランジスタn4a〜n4h、及び複数のフューズFa
1〜Fa7を有する。nMOSトランジスタn4a〜n
4h及びフューズFa1〜Fa7は、入力する複数のア
ドレス信号に対応して設けられる。
【0060】nMOSトランジスタn4及びフューズF
aは、一例として、入力するアドレス信号(A0,A0
B,A1,…,A3B)の数に対応する8個(n4a〜
n4h、Fa,Fa1〜Fa7)が設けられている(図
6参照)。各フューズFa,Fa1〜Fa7は、適宜切
断するフューズであり、フューズFbは、複数個(例え
ば2個)のフューズFaを直列接続したものである。
【0061】pMOSトランジスタp3は、ソースが電
源電圧VDDに、ドレインがpMOSトランジスタp2
のドレイン、即ち共通接続接点Bに、それぞれ接続さ
れ、ゲートにプリチャージ(PRECHARGE)信号
が入力する。pMOSトランジスタp4は、ソースが電
源電圧VDDに、ドレインがRESULT信号の出力
端、即ち共通接続接点Aに、それぞれ接続され、ゲート
にプリチャージ信号が入力する。
【0062】nMOSトランジスタn3は、ドレインが
フューズFbに、ソースがnMOSトランジスタn2の
ドレインに、それぞれ接続され、ゲートにイネイブル
(ENABLE)信号が入力する。
【0063】nMOSトランジスタn4aは、ドレイン
がフューズFaに、ソースがnMOSトランジスタn1
のドレインに、それぞれ接続され、ゲートにアドレス信
号A0が入力する。同様に、各nMOSトランジスタn
4b〜n4hは、ドレインが各フューズ(Fa1〜Fa
7)に、ソースがnMOSトランジスタn1のドレイン
に、それぞれ接続され、ゲートに各アドレス信号(A0
B〜A3B)が入力する。
【0064】この冗長アドレスデコーダ30における切
断判定動作を、図7及び図8を参照して説明する。図7
は、図6の冗長アドレスデコーダにおける判定動作を示
し、(a)はヒューズが切断されていない(プログラム
されていない)ときのタイミングチャート、(b)はヒ
ューズが切断されている(プログラムされている)とき
のタイミングチャートである。この冗長アドレスデコー
ダ30は、プログラム回路20(図1参照)の場合とほ
ぼ同様に動作する。
【0065】先ず、フューズFaが切断されていない
(プログラムされていない)ときは、1本のフューズも
切断されていないのだから、全てのフューズ抵抗はrで
ある。従って、どのアドレス信号がハイ(High)に
なってもそれに対応するフューズの抵抗はrなので、m
本のアドレス信号がハイ(High)のとき、フューズ
Fa,Fa1〜Fa7からなるヒューズアレイ部の並列
抵抗は、m本分の非切断フューズの並列合成抵抗、即
ち、r/mとなる。アドレス信号が(A0,A0B,A
1,A1B,……,A3,A3B)の8本のとき、mは
必ず4本となる。
【0066】図7(a)に示すように、予めプリチャー
ジされた共通接続接点Bと接点RESULTに対して、
アドレス(ADDRESS)信号とイネイブル(ENA
BLE)信号がほぼ同時((a)、t1参照)に入力さ
れる。アドレス信号とイネイブル信号が入力された直後
に、共通接続接点BとGNDの間に電位差が発生して電
流が流れる。
【0067】このとき、pMOSトランジスタp1,p
2は、電源電圧VDDプリチャージのためオフしている
ので、共通接続接点BとGNDの間の電流差から、アド
レス入力直後の共通接続接点Bの電流IB及び接点RE
SULTの電流IRは、次のように決定される。kはフ
ューズFbを構成する直列接続されたフューズの数、m
はハイ(High)入力されるアドレスフューズの本
数、RnはnMOSトランジスタn3,n4のオン抵抗
値である。
【0068】IB=VDD/(k×r+Rn) IR=VDD/{(r/m)+Rn} ここで、IR>IBとなり、共通接続接点Bの電圧VB
及び接点RESULTの電圧VRは、VB>VRへ推移
する。
【0069】そして、ある程度の差電位が生じ、接点R
ESULTの電位がpMOSトランジスタの閾値Vtp
を越えると、共通接続接点Bに接続されたpMOSトラ
ンジスタp2がオンする。pMOSトランジスタp2が
オンして、共通接続接点Bを電源電圧VDDにまで押し
上げ、フリップフロップを一気に、共通接続接点Bを電
源電圧VDDに接点RESULTをGNDにして、安定
状態へと決着させる(図7(a)、t2参照)。決着の
結果、RESULT信号のレベルにより入力されたアド
レスは、冗長回路で帰還されたメモリのアドレスでない
ことが分かる。
【0070】次に、フューズFaが切断されている(プ
ログラムされている)ときは、切断されたフューズFa
に対応するアドレス信号がハイ(High)のときと、
ロー(Low)のときの、2通りの場合が起こる。ここ
で、アドレス信号がハイ(High)のときをヒットと
称し、ロー(Low)のときをミスヒットと称す。
(a)q本のアドレスフューズの内、m本がヒットでn
本がミスヒットのとき(m+n=q)は、フューズ切断
時抵抗値をRfとして、Rfの抵抗がm本、rの抵抗が
n本の並列合成抵抗、即ち、 {(Rf/m)×(r/n)}/{(Rf/m)+(r
/n)}={(Rf×r)/(n×Rf+m×r)} となる。
【0071】従って、 IB=VDD/(k×r+Rn) IR=VDD/[{Rf/n×Rf+m×r}×r+R
n} このとき、n=0(ヒット)のとき以外は、常に、{R
f/n×Rf+m×r}×r<k×Rであるので、IB
<IRとなり、共通接続点Bの電圧VB及び接点RES
ULTの電圧VRは、VB<VRへ推移する。そして、
kが2以上の値で必ずRESULT信号がローになり、
フリップフロップが安定状態手に決着し判定可能にな
る。
【0072】そして、n=0のとき、即ち、全アドレス
がヒットのときは、フューズFbを流れる電流IB及び
フューズFaを流れる電流IRは、次のように決定され
る。
【0073】IB=VDD/(k×r+Rn) IR=VDD/{(Rf/m)+Rn} このとき、IB>IRとなれば切断を判断できるので、
k×r<Rf/mである。よって、k<(Rf/r)×
(1/m)となり、フューズ切断したのに切断不良の生
切れ状態であったとしても、繋がった状態の抵抗値が5
0倍で、アドレスヒット時に入力されるアドレス本数を
10本とすると、1<k<5を得る。
【0074】図8は、図7の判定動作を示すフローチャ
ートである。図8に示すように、先ず、共通接続接点B
と接点RESULTに対し、電源電圧VDDがプリチャ
ージされる(ステップS201)。その後、アドレス
(ADDRESS)信号とイネイブル(ENABLE)
信号がほぼ同時に入力され(ステップS202)、両信
号の入力により、共通接続接点BとGNDの間に電位差
が発生して電流が流れる(ステップS203)。
【0075】次に、接点RESULTが電源電圧VDD
と同電位(RESULT=VDD)であるか否かが判定
される(ステップS204)。判定結果が同電位である
(Yes)場合、即ち、フューズが完全に切断されてい
る場合、フューズ切断と判定されてハイ(RESULT
=H)を出力した(ステップS205)後、接点RES
ULTが電源電圧VDD(RESULT=VDD)とな
り(ステップS206)、終了する。
【0076】ステップS204の判定結果が同電位でな
い(No)場合、共通接続接点Bの電圧VBが接点RE
SULTより小さいか否かが判定され(ステップS20
7)、小さい(Yes)場合、即ち、フューズが不完全
に切断されている場合、pMOSトランジスタがオンし
て接点RESULTが電源電圧VDD(RESULT=
VDD)となり(ステップS208)、フューズ切断と
判定される(ステップS205)。
【0077】一方、ステップS207の判定結果が小さ
くない(No)場合、即ち、フューズが切断されていな
い場合、nMOSトランジスタがオンして接点RESU
LTがGNDとなり(ステップS209)、フューズ未
切断と判定されてロー(RESULT=L)を出力した
(ステップS210)後、接点RESULTがGND
(RESULT=GND)となり(ステップS21
1)、終了する。
【0078】従って、デコーダ30により、フューズ切
断が不完全な場合でも、プログラム回路10から所望の
プログラム出力を送出することができ、冗長セルの置換
を行うことが可能になる。
【0079】(第4の実施の形態)図9は、この発明の
第4の実施の形態に係るモード切替回路の回路構成図で
あり、図10は、図9のモード切替回路の動作を示し、
(a)はRESULT信号がハイ(High)の場合の
タイミングチャート、(b)はRESULT信号がロー
(Low)の場合のタイミングチャートである。
【0080】図9に示すモード切替回路40は、上述し
たプログラム回路10,20を用いて、製品品種の切り
替えを行う。汎用DRAMの場合、アドレスを入力せず
にメモりに内蔵されたアドレスカウンタによりアドレス
を内部で自動発生しリフレッシュする動作モードの、C
BR(CAS before RAS)リフレッシュ期
間を変更でさるように構成されている場合があり、これ
をフューズで行った場合の例を示す。このモード切替回
路40により、例えば、CBRリフレッシュを1Kリフ
レッシュで行う場合と2Kリフレッシュで行う場合と
に、切り替える。
【0081】図10(a)に示すように、プログラム回
路41が切断されると、RESULT信号にハイ(Hi
gh)が出力され、これを入力するアドレスカウンタ
(ADDRESS COUNTER)42の最上位ビッ
ト(MSB)X10N、X10Tの両信号が、ハイ(H
igh)を出力する。
【0082】これにより、Xデコーダ43は、X9〜X
0のアドレスのみでデコードし、DRAMセルアレイ部
44のXl0T領域及びX10N領域の両方のワード線
Xを活性化することで、1Kアドレスとして動作させ
る。
【0083】また、図10(b)に示すように、プログ
ラム回路41が切断されていないと、RESULT信号
にロー(Low)が出力され、これを入力するアドレス
カウンタ42は、カウンタの最上位ビットX10N、X
10Tまで動作させ、最上位ビットX10N、X10T
の何れかの信号をハイ(High)出力し、2Kアドレ
スとして動作させる。
【0084】このように、この発明に係るプログラム回
路10,11,20及び冗長アドレスデコーダ30にお
いては、切断するのは一対のフューズの内の一方だけと
なるので、切断する方のフューズに対応した窓のみ設け
ればよく、切断するフューズが分からず両方のフューズ
に対応して窓を設けなければならない従来のものに比べ
て、フューズ切断用レーザ光線を照射するためのウェー
ハ表面のカバーに開ける窓を少なくすることができる。
更に、ワンショット信号を必要としないので、全体的に
大型化することなく小さな回路構成で、フューズが切断
されたか否かを判定することができる。
【0085】また、プログラム回路10,11,20及
び冗長アドレスデコーダ30は、フリップフロップ構成
を有し、フリップフロップのトランジスタサイズを揃え
てフューズの抵抗比を利用し、電流比で切断判定をして
いるため、切断不良のフューズの抵抗値が、切断前に比
べて、R1×R2×…×Rn/{(R1+R2+…+R
n)k×r}倍以上あれば十分動作する。ここで、rは
未切断時の抵抗値、Rは切断時の抵抗値であり、確実に
切断されていればRは無限大となるが、生切れの場合は
何らかの値を有する。
【0086】そして、この判定動作により、判定後の各
接点が急速に電源電圧VDD、GNDへ決着するため、
判定の高速化が可能となり、その上、切断の良・不良に
拘わらず判定時間が変わることがない。
【0087】また、プログラム回路20においては、判
定後に貫通電流を流さない。更に、上述したプログラム
回路を用いたモード切替回路40により、製品品種の切
り替えを行うことができる。
【0088】なお、上記実施の形態においては、MOS
回路を例に挙げたが、バイポーラ回路でもよく、また、
フューズとして金属膜を想定したが、当然、ポリシリ膜
でも同様の効果を得ることができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、一対のトランジスタとそれに対応する一対の負荷素
子とを含むフリップフロップで構成されたプログラム回
路の、一対の負荷素子の一方が、プログラム手段として
使用されるので、ワンショット信号を必要とせず全体的
に大型化することなく、一定の判定時間で切断判定がで
きる。また、判定の高速化が可能となり、その上、切断
の良・不良に拘わらず判定時間が変わらない。
【0090】また、判定後に貫通電流を流さないプログ
ラム回路及び冗長アドレスデコーダとすることができ、
更に、品種の切り替えを行うことができるモード切替回
路とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るプログラム
回路の回路構成図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態の変形例に係るプ
ログラム回路の回路構成図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態に係るプログラム
回路の回路構成図である。
【図4】図3のプログラム回路による判定動作に伴う電
圧及び電流の変化を示す波形図である。
【図5】図3のプログラム回路による判定動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】この発明の第3の実施の形態に係る冗長アドレ
スデコーダの回路構成図である。
【図7】図6の冗長アドレスデコーダにおける判定動作
を示し、(a)はヒューズが切断されていない(プログ
ラムされていない)ときのタイミングチャート、(b)
はヒューズが切断されている(プログラムされている)
ときのタイミングチャートである。
【図8】図7の判定動作を示すフローチャートである。
【図9】この発明の第4の実施の形態に係るモード切替
回路の回路構成図である。
【図10】図9のモード切替回路の動作を示し、(a)
はRESULT信号がハイ(High)の場合のタイミ
ングチャート、(b)はRESULT信号がロー(Lo
w)の場合のタイミングチャートである。
【図11】従来のフューズの切断を判定する回路を示
し、(a)は判定回路の説明図、(b)は判定回路を設
けたアドレスデコーダの説明図である。
【図12】切断部分における配線切断不良の発生状況を
説明しており、(a)〜(d)は、同一平面上に設けた
ヒューズを示し、(a)は切断前の平面図、(b)は切
断後の平面図、(c)は切断前の断面図、(d)は切断
後の断面図、(e)及び(f)は、上層配線と下層配線
を結ぶコンタクトプラグ部に設けたヒューズを示し、
(e)は切断する前の断面図、(f)は切断後の断面図
である。
【図13】従来の冗長セルを備えた半導体記憶装置の回
路構成図である。
【図14】図13のプログラム回路の回路図である。
【符号の説明】
10,11,20 プログラム回路 30 冗長アドレスデコーダ 40 モード切替回路 41 プログラム回路 42 アドレスカウンタ 43 Xデコーダ 44 DRAMセルアレイ部 A,B 共通接続接点 Fa,Fa1〜Fa7,Fb,Fb1,Fb2 フュー
ズ Vtp pMOSトランジスタの閾値 VTn nMOSトランジスタの閾値 n1,n2,n3,n4,n4a〜n4h nMOSト
ランジスタ p1,p2,p3,p4 pMOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 29/00 G11C 11/401 G11C 16/06 H01L 21/82 H03K 3/286 H03K 3/356

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のトランジスタとそれに対応する一対
    の負荷素子とを含むフリップフロップで構成され、 前記一対の負荷素子の一方を、プログラム手段として使
    し、前記一対の負荷素子の他方は、前記プログラム手
    段の切断前抵抗値より大きく切断後抵抗値より小さい抵
    抗値を有することを特徴とするプログラム回路。
  2. 【請求項2】前記プログラム手段は、溶断するヒューズ
    からなることを特徴とする請求項に記載のプログラム
    回路。
  3. 【請求項3】前記一対の負荷素子の他方は、溶断しない
    抵抗体からなることを特徴とする請求項1または2に記
    載のプログラム回路。
  4. 【請求項4】前記一対の負荷素子の他方は、前記プログ
    ラム手段を複数個直列接続して形成されることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のプログラム回路。
  5. 【請求項5】前記プログラム回路が安定状態時に電流を
    流さないように、前記フリップフロップに電流カット用
    のトランジスタを挿入したことを特徴とする請求項1〜
    のいずれかに記載のプログラム回路。
  6. 【請求項6】前記電流カット用トランジスタは前記フリ
    ップフロップとは逆導電型のトランジスタからなり、そ
    れぞれ前記一対のトランジスタを負荷素子とする第2の
    フリップフロップを構成していることを特徴とする請求
    に記載のプログラム回路。
  7. 【請求項7】一対のトランジスタとそれに対応する一対
    の負荷素子を備えたフリップフロップを用い、前記一対
    の負荷素子の一方を、不良メモリセルを冗長メモリセル
    で置き換えるアドレスのプログラム手段として使用し、
    前記一対の負荷素子の他方は 、前記プログラム手段の切
    断前抵抗値より大きく切断後抵抗値より小さい抵抗値を
    することを特徴とする冗長アドレスデコーダ。
  8. 【請求項8】前記プログラム手段はアドレス信号数分並
    列に接続されていることを特徴とする請求項に記載の
    冗長アドレスデコーダ。
  9. 【請求項9】前記プログラム手段は、溶断するヒューズ
    からなることを特徴とする請求項7または8に記載の冗
    長アドレスデコーダ。
  10. 【請求項10】前記一対の負荷素子の他方は、溶断しな
    い抵抗体からなることを特徴とする請求項7〜9のいず
    れかに記載の冗長アドレスデコーダ。
  11. 【請求項11】前記プログラム手段が安定状態時に電流
    を流さないように、前記フリップフロップに電流カット
    用のトランジスタを挿入したことを特徴とする請求項
    〜10のいずれかに記載の冗長アドレスデコーダ。
  12. 【請求項12】前記電流カット用のトランジスタは前記
    フリップフロップとは逆導電型のトランジスタからな
    り、それぞれ前記一対のトランジスタを負荷素子とする
    第2のフリップフロップを構成していることを特徴とす
    る請求項11に記載の冗長アドレスデコーダ。
  13. 【請求項13】請求項1〜のいずれかに記載のプログ
    ラム回路を備え、前記プログラム手段からの結果信号を
    用いて、製品品種の切り替えが行われる複数の製品の各
    々が接続されていることを特徴とするモード切替回路。
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