JP3307210B2 - 速度測定装置 - Google Patents

速度測定装置

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JP3307210B2
JP3307210B2 JP01767696A JP1767696A JP3307210B2 JP 3307210 B2 JP3307210 B2 JP 3307210B2 JP 01767696 A JP01767696 A JP 01767696A JP 1767696 A JP1767696 A JP 1767696A JP 3307210 B2 JP3307210 B2 JP 3307210B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は速度測定装置で、
特に光源にコヒーレントCWレーザを用いた速度測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12はアレクサンダー・ビンツにより
特公平2−272382号公報に示された光源にレーザ
を用いた速度測定装置である。1は単一波長で発振する
レーザ、2はレーザ1より出されるレーザ光、3は目
標、4は部分反射鏡、5は光合波器、6はヘテロダイン
検波を行う受信器、7は光分岐器、8は全反射鏡、9は
周波数シフタ、10は送受光学系である。
【0003】図に基づき動作を説明する。単一波長で発
振するレーザ1からのレーザ光2を目標3に向けて放射
する。レーザ光2は部分反射鏡4によりその一部分2a
が分岐され、ローカル光として光合波器5を経て、受信
器6へ達する。レーザ光2の残りの部分2bは周波数シ
フタ9によりその周波数が中間周波数fIFだけシフトさ
れ、光分岐器7を介して、送受光学系10により目標3
に照射される。目標3から反射散乱されたレーザ光2c
は送受光学系10で受光され、光分岐器7、全反射鏡
8、光合波器5を経て、信号光として受信器6に達す
る。受信器6はコヒーレント検波を行い、信号光2cと
ローカル光2aのビート信号を出力する。このビート信
号の周波数と中間周波数fIFとの差が目標3の速度に比
例する。これにより、目標3の速度を測定することがで
きる。
【0004】上記のようなレーザ光源を用いた速度測定
装置では、ローカル光2aがレーザ1から受信器6に至
るまでにかかる時間(τL )と信号光2cがレーザ1か
ら目標3を経て受信器6に至るのにかかる時間(τs
の間には、ほぼラウンドトリップタイム(τrt)に対応
した時間差(τd =τs −τL )が生じる。そのため、
レーザ光のスペクトル線幅(△f)が装置が必要とする
速度分解能に対応したドプラ周波数よりも広い光源を用
いたとき、遠距離の目標に対しては信号光とローカル光
の間に時間的コヒーレンスが保てず、装置に必要とされ
る速度分解能や十分なS/N比を確保することができな
かった。
【0005】大越、菊池等により、半導体レーザ(以
下、LDと呼ぶ)を光源に用いるものが示されているが
(コヒーレント光通信工学、p92-p94 、オーム社、198
9)、上記ビート信号のスペクトルは図13のようにな
る。上記ビート信号は、近距離の目標に対しては上記時
間差が小さいため、図13(A)に示すように時間的コ
ヒーレンスが保たれ、ビート信号のスペクトル線幅は線
スペクトルとなり、装置に必要とされる速度分解能や十
分なS/N比を確保することができる。一方、距離の遠
い目標に対しては時間的コヒーレンスが保たれず、時間
的にインコヒーレントな成分がレーザ光源の線幅に応じ
たブロードなスペクトルを成す(図13(B))。さら
に遠方の目標に対しては、そのビート信号のスペクトル
線幅は図13(C)に示すように上記レーザ光の線幅の
約2倍のブロードなスペクトルとなる。
【0006】例えば、波長 1.5〔μm〕、線幅5〔MH
z〕の光源を用いたとき、距離1〜2〔m〕の目標に対
してはビート信号のスペクトルは図13(A)のように
線スペクトルとなり、1〔cm/s〕(ドプラ周波数13〔k
Hz〕)というような高速度分解能でかつ高S/N比の測
定を行うことが可能である。しかし目標の距離が25
〔m〕程度になると、そのビート信号のスペクトル線幅
は図13(B)に示すように線スペクトルは指数関数的
に小さくなっていき、S/N比はそれに比例して劣化す
る。さらに目標の距離が50〔m〕を超えると、そのビー
ト信号のスペクトル線幅は図13(C)に示すように線
幅10〔MHz〕のブロードなスペクトルとなり、1〔cm/
s〕(ドプラ周波数13〔kHz〕)というような高速度分
解能測定は不可能である。
【0007】このように装置に必要とされる速度分解能
を満たせなかったり、またS/N比が劣化する欠点があ
るため、従来のレーザ光源を用いた速度測定装置では例
えばDFB(distribution feed back)−LDといった
安価ではあるが線幅が数〔MHz〕と広い光源は近距離の
測定にしか用いることができなかった。距離の遠い目標
に対しては狭線幅でかつ単一波長で発振する固体レーザ
(線幅:数〔kHz〕)のような高価な光源を用いる必要
があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにレーザ光
源を用いた速度測定装置では、レーザ光のスペクトル線
幅が比較的広い光源を用いたとき、距離の遠い目標に対
しては信号光とローカル光の間に時間的コヒーレンスが
保たれず、そのビート信号のスペクトル線幅は上記レー
ザ光の線幅の約2倍となる。そのため装置に必要とされ
る速度分解能を満たせない問題や、S/N比が劣化する
欠点があった。
【0009】本発明は上記欠点を解消し、線幅の広い光
源を用いて、安価で、距離の遠い目標の速度を高速度分
解能でかつ高S/N比で測定し得る速度測定装置を得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る速度測定
装置は、スペクトル線幅の広い単一波長で発振するレー
ザ光源と、当該レーザ光源からのレーザ光を送信光とロ
ーカル光とに分岐する光分岐手段と、光路切替光学系と
送受光学系とを有し、上記送信光を上記光路切替光学系
を通じて上記送受光学系より目標に照射し、当該目標か
らの反射、散乱光を信号光として上記送受光学系で受光
し、上記光路切替光学系を通じて上記信号光を上記送信
光の光路と異なる光路に切り替える送受光学手段と、上
記ローカル光をそれぞれ異なる遅延時間で遅延させる複
数の光遅延素子と、上記複数の光遅延素子の内、上記ロ
ーカル光が通過するただ一つの光遅延素子を選択する光
遅延素子切替手段と、上記送受光学系からの上記送信光
の照射の集光点を上記目標に調整するオートフォーカス
機構と、当該オートフォーカス機構より得られるフォー
カスデータに応じて上記光遅延素子切替手段を制御する
切替制御手段と、当該遅延された上記ローカル光と上記
信号光とを合波する光合波手段と、上記合波された上記
ローカル光及び上記信号光をコヒーレント検波し、上記
目標の速度に比例したドプラ周波数を中心周波数として
持つビートスペクトル信号を出力する光受信手段とを備
え、上記ビートスペクトル信号を線スペクトル信号と成
して、上記光受信手段の出力によって上記目標の速度を
測定することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図12との対応部分に同一符号を付けた図1及び図2
は、この発明による速度測定装置の実施の形態1を示
し、図中11はレーザ光2を分岐する第1の光カプラ、
12は光サーキュレータ、13はローカル光2aを所定
時間遅延させる光遅延線路、14はローカル光2aと信
号光2cを合波する第2の光カプラである。装置内の各
素子は光ファイバにより結合されている。また図2にお
いて100は送信光学系、101は受信光学系である。
なお図1は光送信手段と光受信手段とを同軸に一つの光
学系に構成した送受光学系10を用いた実施の形態であ
り、図2は光送信手段と光受信手段とをそれぞれ光送信
光学系100及び光受信光学系101で2軸に構成した
実施の形態であり、その分光サーキュレータ12が省略
されている。
【0012】次に図1に基づいて動作を説明する。単一
波長で発振するレーザ光源1からのレーザ光2は、光フ
ァイバ内を伝搬し第1の光カプラ11により任意の分岐
率でローカル光2aと送信光2bに分岐される。送信光
2bは光サーキュレータ12を介して送受光学系10か
ら目標3に対して照射される。目標3に照射された送信
光2bは目標3において反射、散乱され、その一部が送
受光学系10により受光される。これにより受光された
反射、散乱光は信号光2cとして、再び光ファイバ内を
伝搬し、光サーキュレータ12を介して第2の光カプラ
14に導かれる。一方、ローカル光2aは光遅延線路1
3を通過し、第2の光カプラ14に入力すされる。ロー
カル光2aと信号光2cは第2の光カプラ14において
合波され、受信器6においてコヒーレント検波される。
この結果受信器6からは目標3の速度に比例したドプラ
周波数を持つビート信号が出力される。
【0013】ここで、光遅延線路13による遅延時間
(△τ)を、ローカル光2aがレーザ光源1から受信器
6に至るまでにかかる時間(τL )が、信号光2cがレ
ーザ光源1から目標3を経て受信器6に至るのにかかる
時間(τs )に等しく、又はその近傍になるように設定
すると、ローカル光2aと信号光2cの間に時間的コヒ
ーレンスを採ることができる。従ってDFB−LDのよ
うな線幅が広い光源を用いても、ローカル光2aと信号
光2cの間のビート信号のスペクトルは、図13(A)
について上述したように線スペクトルとなる。これによ
り、目標3の速度を高い速度分解能及び高S/N比で測
定することができる。逆に光遅延線路13によるローカ
ル光2bの遅延時間△τを決めると、次の式(1)に示
すように距離R近傍からの目標からの信号光に対して、
高い速度分解能及び高S/N比で測定することができ
る。
【0014】 R=(τL0+△τ−τs0)・c/2 ……(1) (但し、τL0=τL −△τ、τs0=τs −τrt、τrt
ラウンドトリップタイム、c:光速度)
【0015】例えば、光源の波長 1.5〔μm〕、線幅5
〔MHz〕、τL0=τs0となる速度測定装置において、距
離50〔m〕の目標に対して、光遅延線路13が無ければ
そのビート信号のスペクトル線幅は図13(C)に示す
ような線幅10〔MHz〕のブロードなスペクトルとなる。
しかしローカル光2aの光路中にτrtに相当する約30
〔μs〕の光遅延線路13を設けると、そのビート信号
のスペクトルは図13(A)のように線スペクトルとな
り、高速度分解能でかつ高S/N比の測定を行うことが
できる。
【0016】図2は光の送受信を別々の光学系で構成し
た2軸の光学系を用いた例である。送信光2bは送信光
学系100から目標3に対して照射される。目標3に照
射された送信光は目標3において反射、散乱され、その
一部を受信光学系101により受光する。これにより受
光された反射、散乱光は信号光2cとして、再び光ファ
イバ内を伝搬して直接第2の光カプラ14に導かれる。
その他動作及びその結果得られる効果は図1に上述した
速度測定装置と同様である。
【0017】実施の形態2. 図1との対応部分に同一符号を付けた図3は、この発明
による速度測定装置の実施の形態2を示し、図中15は
時間遅延用の光ファイバである。動作原理は上述した実
施の形態1に等しい。光遅延線路が第1の光カプラ11
と第2の光カプラ14の間に入れられた光ファイバ15
により構成される。光ファイバ15による遅延時間△τ
は次の式(2)により表される。
【0018】△τ=n・lf /c ……(2) (但し、n :光ファイバ15の屈折率、lf :光ファ
イバ15の長さ)
【0019】光ファイバ15の長さを選択することによ
り、任意の距離近傍にある目標からの信号光に対して、
ローカル光2aとの時間的コヒーレンスを取ることがで
きるので、DFB−LDのような線幅が広い光源を用い
ても、目標の速度を高い速度分解能及び高S/N比で測
定することができる。光ファイバ15は取り扱いが容易
であり、60〔mmφ〕程度のボビンに巻くことができるの
で小型に光の光遅延線路を構成できる。
【0020】実施の形態3. 図1との対応部分に同一符号を付けた図4は、この発明
による速度測定装置の実施の形態3を示し、図中16
a、16b、16c、16dは光遅延線路を構成する全
反射鏡である。図4に基づき動作を説明する。単一波長
で発振するレーザ光源1からのレーザ光2を目標3に向
けて放射する。レーザ光2は部分反射鏡4によりその一
部分が分岐され、ローカル光2aとして全反射鏡8を経
て、全反射鏡16aに入射する。ローカル光2aは全反
射鏡16a、16b、16c、16dにより構成される
光遅延線路を通過して△τの時間遅延を受ける。全反射
鏡16dから出射したローカル光2aは光合波器5を経
て、受信器6へ達する。レーザ光2の残りの部分は送信
光2bとして光分岐器7を介して、送受光学系10によ
り目標3に照射される。目標3から反射、散乱された送
信光は送受光学系10で受光され、光分岐器7、全反射
鏡8、光合波器5を経て、信号光2cとして受信器6に
達する。受信器6はコヒーレント検波を行う。
【0021】目標3の速度の測定原理は上述した実施の
形態1、2に等しい。この実施の形態3の場合には、光
遅延線路を構成する全反射鏡16a、16b、16c、
16d間の距離を調整することにより、遅延時間を任意
に選ぶことができる。従って、この構成によりDFB−
LDのように線幅が広い光源を用いても、目標の速度を
高い速度分解能及び高S/N比で測定することができ
る。なお複数の全反射鏡による光遅延線路は、図4との
対応部分に同一符号を付けた図5に示すように構成して
も良い。この場合、全反射鏡16aより入射したローカ
ル光2aが全反射鏡16b、16c間で複数回反射し、
全反射鏡16dより出射する。全反射鏡16b、16c
間で複数回反射することにより、全体として光遅延線路
を小型化できる。
【0022】実施の形態4. 図1との対応部分に同一符号を付けた図6は、この発明
による速度測定装置の実施の形態4を示し、図中17
a、17bは光遅延線路切替機構であり、181、182
、……、18n はそれぞれ長さの異なる光遅延線路と
なる光ファイバである。光遅延線路用光ファイバ18
1 、182 、……、18n は、それぞれ一端が光遅延線
路切替機構17aに、他端が光遅延線路切替機構17b
に接続されている。
【0023】次に図6に基づいて説明する。単一波長で
発振するレーザ光源1からのレーザ光2は光ファイバ内
を伝搬し、第1の光カプラ11により任意の分岐率でロ
ーカル光2aと送信光2bに分岐される。送信光2bは
光サーキュレータ12を介して送受光学系10から目標
3に対して照射される。目標3に照射された送信光は目
標3において反射、散乱され、その一部が送受光学系1
0により受光される。これにより受光された反射、散乱
光は信号光2cとして、再び光ファイバ内を伝搬し、光
サーキュレータ12を介して第2の光カプラ14に導か
れる。一方、ローカル光2aは光遅延線路切替機構17
a、17bにより選択された光遅延線路用光ファイバ1
1 、182 、……、18n の任意の光ファイバ18i
を通過し、第2の光カプラ14に導かれる。ローカル光
2aと信号光2cは第2の光カプラ14において合波さ
れ、受信器6においてコヒーレント検波される。受信器
6からは目標3の速度に比例したドプラ周波数を持つビ
ート信号が出力される。
【0024】光遅延線路用光ファイバ181 、182
……、18n はそれぞれ長さが異なり、これにより遅延
時間が異なるように選定されている。それぞれが所望の
測定距離範囲内の距離Ri (i=1、2、……、n)近
傍にある目標3からの信号光に対してローカル光の時間
的コヒーレンスを持ち、目標3の速度を高い速度分解能
及び高S/N比で測定することができる。光遅延線路切
替機構17a、17bにより時間遅延用光ファイバ18
1 、182 、……、18n から目標3の距離に応じた適
切な遅延時間を持つ光ファイバ18i を選択することに
より、全体として所望の測定距離範囲にある目標の速度
を高い速度分解能及び高S/N比で測定することができ
る。
【0025】実施の形態5. 図7はこの発明による速度測定装置の実施の形態5とし
て、速度測定装置の光遅延線路切替機構の構成を示す。
図中19はローカル光2aの入力用光ファイバであり、
20はローカル光2aの出力用光ファイバであり、21
a、21bは入力用光ファイバ19と任意の光遅延線路
用ファイバ18i を結合する第1の光ファイバコネク
タ、22a、22bは出力用光ファイバ20と任意の光
遅延線路用ファイバ18i を結合する第2の光ファイバ
コネクタである。
【0026】速度測定装置全体としての動作の原理は、
上述した実施の形態4の速度測定装置と等しい。すなわ
ち第1の光ファイバコネクタ21a、21b及び第2の
光ファイバコネクタ22a、22bは常に同一の光遅延
線路用ファイバ18i にそれぞれ入力用光ファイバ19
及び出力用光ファイバ20を結合するように連動して動
くようになされている。従って目標の距離又は測定対象
の距離に適した光遅延線路用ファイバ18i を結合する
ように、第1の光ファイバコネクタ21a、21b及び
第2の光ファイバコネクタ22a、22bを操作する。
これにより、簡単な構成で所望の測定距離範囲にある目
標の速度を高い速度分解能及び高S/N比で測定するこ
とができる。
【0027】実施の形態6. 図8はこの発明による速度測定装置の実施の形態6とし
て、速度測定装置の光遅延線路切替機構の構成を示す。
図中23、24は第1及び第2の光スイッチ、25は第
1及び第2の光スイッチを制御する遅延時間制御回路で
ある。速度測定装置全体としての動作の原理は、上述し
た実施の形態4の速度測定装置に等しい。すなわち入力
用光ファイバ19は第1の光スイッチ23の入力ポート
に、出力用光ファイバ20は第2の光スイッチ24の出
力ポートに結合される。
【0028】時間遅延用光ファイバ181 、182 の両
端はそれぞれ第1の光スイッチ23の出力ポート及び第
2の光スイッチ24の入力ポートに結合される。第1及
び第2の光スイッチ23、24は常にローカル光2aが
入力用光ファイバ19から出力用光ファイバ20へ通過
するように連動して遅延時間制御回路25により制御さ
れる。遅延時間制御回路25は目標の距離又は測定対象
の距離に適した光遅延線路用ファイバをローカル光2a
が通過するように第1及び第2の光スイッチ23、24
を操作する。これにより、簡単な構成で所望の測定距離
範囲にある目標の速度を高い速度分解能及び高S/N比
で測定することができる。
【0029】このような光スイッチ23、24にはLi
NbO3 基板上に構成された電気光学効果を利用した導
波路型光スイッチ、ファラデー回転子と偏光子からなる
ファラデー効果を用いた光スイッチ等が利用できる。ま
た図8においては1×2の光スイッチを用いたが1×n
の光スイッチを用い、n個の時間遅延用光ファイバを用
いても良い。
【0030】実施の形態7. 図4との対応部分に同一符号を付けた図9は、この発明
による速度測定装置の実施の形態7を示す。図中26
a、26bは光遅延線路切替機構、27、28、29、
30は光遅延線路を構成する第1、第2、第3、第4の
全反射鏡である。図9に基づき動作を説明する。単一波
長で発振するレーザ光源1からのレーザ光2を目標3に
向けて放射する。レーザ光2は部分反射鏡4によりその
一部分が分岐され、ローカル光2aとして全反射鏡8を
経て、第1の全反射鏡27に入射する。ローカル光2a
は全反射鏡27、28、29、30により構成される光
遅延線路を通過して時間遅延を受ける。全反射鏡30か
ら出射したローカル光2aは光合波器5を経て、受信器
6へ達する。レーザ光2の残りの部分は送信光2bとし
て光分岐器7を介して、送受光学系10により目標3に
照射される。目標3から反射、散乱されたレーザ光は送
受光学系10で受光され、光分岐器7、全反射鏡8、光
合波器5を経て、信号光2cとして受信器6に達する。
受信器6はコヒーレント検波を行う。
【0031】目標3の速度の測定は、上述した実施の形
態3に等しい。光遅延線路を構成する第2の全反射鏡2
8、第3の全反射鏡29を光遅延線路切替機構26a、
26bにより任意の位置に移動させることにより、遅延
時間を任意に選ぶことができる。第2の全反射鏡28、
第3の全反射鏡29を281 、291 の位置に選定した
とき、所望の測定距離範囲の最短距離に応じた遅延時間
を、28n 、29n の位置にしたとき、所望の測定距離
範囲の最長距離に応じた遅延時間をとるものとする。こ
れにより、所望の測定距離範囲にある目標の速度を高い
速度分解能及び高S/N比で測定することができる。
【0032】実施の形態8. 図10はこの発明による速度測定装置の実施の形態8と
して、速度測定装置の光遅延線路切替機構の構成を示
す。図中31は光遅延線路内を通過するローカル光、3
2は第1の可動式全反射鏡、33、34は第1、第2の
全反射鏡、35は第2の可動式全反射鏡である。動作の
原理は実施の形態4に等しい。光遅延線路を通過するロ
ーカル光31は第1の可動式全反射鏡32により第1、
第2の全反射鏡33、34に入力され、2つの全反射鏡
33、34間で複数回の全反射を行い、最後には第2の
可動式全反射鏡35により出力される。第1の可動式全
反射鏡32と第2の可動式全反射鏡35の角度と位置を
動かすことにより、ローカル光31が第1、第2の全反
射鏡33、34間で行う全反射の回数を調整することが
できる。ただし、光遅延線路を通過するローカル光31
が常に光合波器5により信号光2cと合波され受信器6
でヘテロダイン検波されるように、第1の可動式全反射
鏡32と第2の可動式全反射鏡35の角度と位置は動か
される。
【0033】以上により、第1、第2の全反射鏡33、
34及び第1の可動式全反射鏡32、第2の可動式全反
射鏡35で構成される光遅延線路の遅延時間を任意に選
択することができる。かくして、所望の測定距離範囲に
ある目標の速度を高い速度分解能及び高S/N比で測定
することができる。またこの実施の形態8では第1及び
第2の反射鏡33、34を固定していたが、第1及び第
2の反射鏡33、34をも連動させて動かしても良く、
この場合同様の効果が得られかつより遅延時間を大きく
変化させることができる。
【0034】実施の形態9. 図6との対応部分に同一符号を付けた図11は、この発
明による速度測定装置の実施の形態9を示す。図中36
は送受光学系の集光点距離を調整するオートフォーカス
機構であり、37は光遅延線路切替調整装置である。
【0035】次に図に基づいて説明する。単一波長で発
振するレーザ光源1からのレーザ光2は光ファイバ内を
伝搬し、第1の光カプラ11により任意の分岐率でロー
カル光2aと送信光2bに分岐される。送信光2bは光
サーキュレータ12を介して送受光学系10から目標3
に対して照射される。オートフォーカス機構36によ
り、送受光学系10からの送信光が目標3の距離近傍で
集光点を取るように送受光学系10のフォーカスが調整
される。目標3に照射された送信光は目標3において反
射、散乱され、その一部が送受光学系10により受光さ
れる。
【0036】これにより、受光された反射、散乱光は信
号光2cとして、再び光ファイバ内を伝搬し、光サーキ
ュレータ12を介して第2の光カプラ14に導かれる。
一方、ローカル光2aは光遅延線路切替機構17a、1
7bにより選択された光遅延線路用光ファイバ群18
1 、182 、……、18n の任意の光ファイバ18i
通過し、第2の光カプラ14に入力する。このとき選択
される光ファイバ18iはオートフォーカス機構36か
ら得られる目標3の距離情報を用いて光遅延線路切替調
整機構37において決定される。ローカル光2aと信号
光2cは第2の光カプラ14において合波され、受信器
6においてコヒーレント検波される。受信器6からは目
標3の速度に比例したドプラ周波数を持つビート信号が
出力される。
【0037】単一波長で発振するレーザを光源に用い、
コヒーレント検波により目標の速度を測定する速度測定
装置においては目標上に送信光を集光させるように送受
光学系のフォーカスを調整させたときに最も高いコヒー
レント検波効率を得られることが分かっている。従っ
て、オートフォーカス機構36により、送受光学系10
からの送信光を目標3の距離近傍で集光させることによ
り、高効率な測定が行われる。またこのときのフォーカ
スの調整量より、目標3の距離情報を得ることができ
る。
【0038】この場合速度測定の手順は以下のように行
う。(1)オートフォーカス機構36により、送受光学
系10からの送信光2bが目標3の距離近傍で集光点を
取るように送受光学系のフォーカスを調整する。(2)
フォーカスの調整量より得られる目標3の距離情報よ
り、最も適した遅延時間を持つ光遅延線路18i を選択
する。(3)受信器6から出力される信号光2cとロー
カル光2aのビート信号より目標3の速度を算出する。
以上の構成と手順により、線幅の広いレーザ光源を用い
て、所望の測定距離範囲にある目標の速度をすばやく、
高い速度分解能及び高S/N比で測定することができ
る。
【0039】実施の形態10. なお上述した実施の形態2から実施の形態9において、
レーザ光の送信手段と受信手段に同軸の送受光学系を用
いた例を示しているが、図2について上述した実施の形
態1と同様に送信光学系100と受信光学系101より
なる2軸の光学系を用いても良い。その際も動作の原理
や効果は上述の実施の形態2から実施の形態9と同様の
ものを得ることができる。
【0040】また実施の形態1、2、4、5、6、9に
おいては、第1の光カプラ11から送受光学系10に送
信光2bを送る手段及び送受光学系10から第2の光カ
プラ14に信号光2cを送る手段として光サーキュレー
タ12を用いているが、光サーキュレータ12に代え、
同様の作用を行う光カプラなどの光分岐器を用いても、
上述の実施の形態1、2、4〜6、9と同様の効果を得
ることができる。
【0041】さらに上述の実施の形態3、7、8におい
ては、反射鏡として全反射鏡を用いているが、全反射鏡
に代え任意の反射率を有する反射鏡を用いても、上述の
実施の形態3、7、8とと同様の効果を得ることができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のようにこの発明の速度測定装置に
よれば、スペクトル線幅の広い単一波長で発振するレー
ザ光源と、当該レーザ光源からのレーザ光を送信光とロ
ーカル光とに分岐する光分岐手段と、光路切替光学系と
送受光学系とを有し、上記送信光を上記光路切替光学系
を通じて上記送受光学系より目標に照射し、当該目標か
らの反射、散乱光を信号光として上記送受光学系で受光
し、上記光路切替光学系を通じて上記信号光を上記送信
光の光路と異なる光路に切り替える送受光学手段と、上
記ローカル光をそれぞれ異なる遅延時間で遅延させる複
数の光遅延素子と、上記複数の光遅延素子の内、上記ロ
ーカル光が通過するただ一つの光遅延素子を選択する光
遅延素子切替手段と、上記送受光学系からの上記送信光
の照射の集光点を上記目標に調整するオートフォーカス
機構と、当該オートフォーカス機構より得られるフォー
カスデータに応じて上記光遅延素子切替手段を制御する
切替制御手段と、当該遅延された上記ローカル光と上記
信号光とを合波する光合波手段と、上記合波された上記
ローカル光及び上記信号光をコヒーレント検波し、上記
目標の速度に比例したドプラ周波数を中心周波数として
持つビートスペクトル信号を出力する光受信手段とを備
え、上記ビートスペクトル信号を線スペクトル信号と成
して、上記光受信手段の出力によって上記目標の速度を
測定することを特徴とするので、任意の距離にある目標
の速度を、レーザ光のスペクトル線幅が広いレーザ光源
を用いても、高速度分解能かつ高S/N比で測定し得る
速度測定装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による速度測定装置の実施の形態1
の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の速度測定装置の他の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 この発明による速度測定装置の実施の形態2
の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明による速度測定装置の実施の形態3
として複数の全反射鏡でなる光遅延線路を有する構成を
示すブロック図である。
【図5】 図4の速度測定装置の他の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】 この発明による速度測定装置の実施の形態4
として光遅延線路切替機構の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 この発明による速度測定装置の実施の形態5
として光遅延線路切替機構の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 この発明による速度測定装置の実施の形態6
として光遅延線路切替機構の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】 この発明による速度測定装置の実施の形態7
の構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明による速度測定装置の実施の形態
8として光遅延線路切替機構の構成を示すブロック図で
ある。
【図11】 この発明による速度測定装置の実施の形態
9の構成を示すブロック図である。
【図12】 従来の速度測定装置の構成を示すブロック
図である。
【図13】 線幅の広いレーザ光源を用いたときのロー
カル光と信号光のビート信号のスペクトルの説明に供す
るスペクトル分布図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 レーザ光 2a、31 ローカル光 2b 送信光 2c 信号光 3 目標 4 部分反射鏡 5 光合波器 6 受信器 7 光分岐器 8 全反射鏡 9 周波数シフタ 10 送受光学系 11、14 光カプラ 12 光サーキュレータ 13 光遅延線路 14 第2の光カプラ 15、181 、182 、……、18n 、19、20 光
ファイバ 16a、16b、16c、16d、33、34 全反射
鏡 17a、17b 光遅延線路切替機構 21a、21b、22a、22b 光ファイバコネクタ 23、24 光スイッチ 25 遅延時間制御回路 26a、26b 光遅延線路切替機構 27、28、29、30 全反射鏡 32、35 可動式全反射鏡 36 オートフォーカス機構 37 光遅延線路切替調整装置 100 送信光学系 101 受信光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−131764(JP,A) 特開 昭57−147800(JP,A) 特開 平2−71187(JP,A) 実開 昭58−1915(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/48 - 7/51 G01S 17/00 - 17/95 G01P 3/36 G01B 11/00 - 11/30 G01C 3/00 - 3/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトル線幅の広い単一波長で発振す
    るレーザ光源と、当該レーザ光源からのレーザ光を送信
    光とローカル光とに分岐する光分岐手段と、光路切替光
    学系と送受光学系とを有し、上記送信光を上記光路切替
    光学系を通じて上記送受光学系より目標に照射し、当該
    目標からの反射、散乱光を信号光として上記送受光学系
    で受光し、上記光路切替光学系を通じて上記信号光を上
    記送信光の光路と異なる光路に切り替える送受光学手段
    と、上記ローカル光をそれぞれ異なる遅延時間で遅延さ
    せる複数の光遅延素子と、上記複数の光遅延素子の内、
    上記ローカル光が通過するただ一つの光遅延素子を選択
    する光遅延素子切替手段と、上記送受光学系からの上記
    送信光の照射の集光点を上記目標に調整するオートフォ
    ーカス機構と、当該オートフォーカス機構より得られる
    フォーカスデータに応じて上記光遅延素子切替手段を制
    御する切替制御手段と、当該遅延された上記ローカル光
    と上記信号光とを合波する光合波手段と、上記合波され
    た上記ローカル光及び上記信号光をコヒーレント検波
    し、上記目標の速度に比例したドプラ周波数を中心周波
    数として持つビートスペクトル信号を出力する光受信手
    段とを備え、上記ビートスペクトル信号を線スペクトル
    信号と成して、上記光受信手段の出力によって上記目標
    の速度を測定することを特徴とする速度測定装置。
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