JP3305506B2 - 蓄熱燃焼装置 - Google Patents
蓄熱燃焼装置Info
- Publication number
- JP3305506B2 JP3305506B2 JP18801294A JP18801294A JP3305506B2 JP 3305506 B2 JP3305506 B2 JP 3305506B2 JP 18801294 A JP18801294 A JP 18801294A JP 18801294 A JP18801294 A JP 18801294A JP 3305506 B2 JP3305506 B2 JP 3305506B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- supply
- exhaust
- fuel
- combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
Landscapes
- Air Supply (AREA)
- Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は蓄熱燃焼装置に関するも
のである。
のである。
【０００２】
【従来技術】従来の蓄熱燃焼装置は、図１に示すよう
に、バーナ部と蓄熱部を一体構成したものを一対として
炉体に取着け交互切換燃焼させるものである。かかる装
置は排気顕熱が蓄熱部に蓄熱された後、空気を通過さ
せ、予熱することによって廃熱回収を行ない高熱効率を
達成している。
に、バーナ部と蓄熱部を一体構成したものを一対として
炉体に取着け交互切換燃焼させるものである。かかる装
置は排気顕熱が蓄熱部に蓄熱された後、空気を通過さ
せ、予熱することによって廃熱回収を行ない高熱効率を
達成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の蓄熱燃焼装
置は、バーナ部は、高温排気が通過したり、高温火炎を
発生させたりするので、バーナ部は耐火断熱のライニン
グが必要である。また、燃料供給部の先端部は高温にさ
らされるので、焼損の危険があり、これを避けるため、
空冷又は水冷の必要がある。更に、設備全体の構造が複
雑となり、大きくなるため設備費が高くなる上、高温空
気予熱燃焼であるため、ＮＯｘ排出レベルが極めて高く
なる。
置は、バーナ部は、高温排気が通過したり、高温火炎を
発生させたりするので、バーナ部は耐火断熱のライニン
グが必要である。また、燃料供給部の先端部は高温にさ
らされるので、焼損の危険があり、これを避けるため、
空冷又は水冷の必要がある。更に、設備全体の構造が複
雑となり、大きくなるため設備費が高くなる上、高温空
気予熱燃焼であるため、ＮＯｘ排出レベルが極めて高く
なる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、炉壁に直接に複数の給排気兼用流路を設
け、その一端を炉内に開口させ、前記給排気兼用流路に
は蓄熱体を内蔵させると共に、複数の燃料供給部を、前
記給排気兼用流路の炉内開口部とは離間させて炉壁に直
接に設けて、その一端を炉内に開口させたことを特徴と
する蓄熱燃焼装置を提供するものである。
に、本発明は、炉壁に直接に複数の給排気兼用流路を設
け、その一端を炉内に開口させ、前記給排気兼用流路に
は蓄熱体を内蔵させると共に、複数の燃料供給部を、前
記給排気兼用流路の炉内開口部とは離間させて炉壁に直
接に設けて、その一端を炉内に開口させたことを特徴と
する蓄熱燃焼装置を提供するものである。
【０００５】本発明の蓄熱燃焼装置では、各燃料供給部
からの燃料は、炉内に噴出して燃焼に供させ、その際の
排気は、他の給排気兼用流路から行って排熱回収し、給
排気兼用流路は交互に切換えて燃焼させるものである。
からの燃料は、炉内に噴出して燃焼に供させ、その際の
排気は、他の給排気兼用流路から行って排熱回収し、給
排気兼用流路は交互に切換えて燃焼させるものである。
【０００６】また本発明では、前記複数の燃料供給部を
給排気兼用流路の切り換えに同期させて交互に切り換え
てもよく、給排気兼用流路の切り換えとは関係なく、常
時燃料噴射させても良い。
給排気兼用流路の切り換えに同期させて交互に切り換え
てもよく、給排気兼用流路の切り換えとは関係なく、常
時燃料噴射させても良い。
【０００７】
【特徴および作用】本発明の蓄熱燃焼装置では、給排気
兼用流路の炉内開口部と燃料の炉内への噴射口を離間さ
せて設置する構成から必然的に次のような燃焼法とな
る。即ち、燃料供給部から噴出する燃料ガスは、その噴
出エネルギーにより、炉内燃焼ガスを吸引混合してから
燃焼に供される。他方、給排気兼用流路の炉内開口部か
らは、蓄熱体を経て予熱された空気が炉内燃焼ガスを巻
き込みながら炉内に噴出する。この炉内燃焼ガスを巻き
込んだ予熱空気は、前記燃料ガスと、混合燃焼し、更
に、炉内燃焼ガスを巻き込みつつ燃焼を持続する。その
際、燃料は、燃料供給管から常時噴出させておき、複数
の給排気兼用流路のみを給気と排気に切換えて燃焼させ
てもよいし、又は燃料供給部と給排気兼用流路とを同時
に適宜切換えて燃焼させてもよい。
兼用流路の炉内開口部と燃料の炉内への噴射口を離間さ
せて設置する構成から必然的に次のような燃焼法とな
る。即ち、燃料供給部から噴出する燃料ガスは、その噴
出エネルギーにより、炉内燃焼ガスを吸引混合してから
燃焼に供される。他方、給排気兼用流路の炉内開口部か
らは、蓄熱体を経て予熱された空気が炉内燃焼ガスを巻
き込みながら炉内に噴出する。この炉内燃焼ガスを巻き
込んだ予熱空気は、前記燃料ガスと、混合燃焼し、更
に、炉内燃焼ガスを巻き込みつつ燃焼を持続する。その
際、燃料は、燃料供給管から常時噴出させておき、複数
の給排気兼用流路のみを給気と排気に切換えて燃焼させ
てもよいし、又は燃料供給部と給排気兼用流路とを同時
に適宜切換えて燃焼させてもよい。
【０００８】
【実施例】符号１は給排気兼用流路であって、この給排
気兼用流路１は炉壁に直接に設けており、その一端を直
接炉内２に開口させる。符号１′は、この開口部を示す
ものである。そしてこの給排気兼用流路１には蓄熱体３
を内蔵させる構成とする。蓄熱体３は、セラミック又は
金属製のボール状物、ハニカム状物又それらでつくられ
たフィンやメッシュ状物、更には、それらを組合せた物
等である。４は燃料供給部であって、この燃料供給部４
は、前記給排気兼用流路１とは離間させて炉壁に直接に
設けて、その一端を炉内２に開口させる。燃料供給部４
と給排気兼用流路１の設置数、配置の仕方は自由でよ
い。
気兼用流路１は炉壁に直接に設けており、その一端を直
接炉内２に開口させる。符号１′は、この開口部を示す
ものである。そしてこの給排気兼用流路１には蓄熱体３
を内蔵させる構成とする。蓄熱体３は、セラミック又は
金属製のボール状物、ハニカム状物又それらでつくられ
たフィンやメッシュ状物、更には、それらを組合せた物
等である。４は燃料供給部であって、この燃料供給部４
は、前記給排気兼用流路１とは離間させて炉壁に直接に
設けて、その一端を炉内２に開口させる。燃料供給部４
と給排気兼用流路１の設置数、配置の仕方は自由でよ
い。
【０００９】本発明の給排気兼用流路１の炉内開口部
１′と燃料供給部４における燃料の炉内への噴射口を離
間させて設置している構成から必然的に次のような燃焼
法が具現化される。即ち、燃料供給部４から、燃料ガス
が炉内２に噴出して、その噴出エネルギーにより、炉内
燃焼ガスを吸引混合してから燃焼に供される。他方、給
排気兼用流路１の炉内開口部１′からは蓄熱体３を経て
予熱された空気が炉内燃焼ガスを巻き込みながら炉内２
に噴出する。炉内燃焼ガスを巻き込んだ予熱空気は、や
はり、炉内燃焼ガスを巻き込んだ燃料と混合して燃焼
し、更に炉内燃焼ガスと混合しつつ燃焼を持続する。そ
の際、燃料は、燃料供給部４から常時噴出させておき、
複数の給排気兼用流路１のみを給気と排気に切換えて燃
焼させてもよいし、又は燃料供給部４と、給排気兼用流
路１とを同時に切換えて燃焼させてもよい。この場合、
配置したどの燃料供給部４を、どの給排気兼用流路１と
共に切換えるかは選択的に行なえばよい。
１′と燃料供給部４における燃料の炉内への噴射口を離
間させて設置している構成から必然的に次のような燃焼
法が具現化される。即ち、燃料供給部４から、燃料ガス
が炉内２に噴出して、その噴出エネルギーにより、炉内
燃焼ガスを吸引混合してから燃焼に供される。他方、給
排気兼用流路１の炉内開口部１′からは蓄熱体３を経て
予熱された空気が炉内燃焼ガスを巻き込みながら炉内２
に噴出する。炉内燃焼ガスを巻き込んだ予熱空気は、や
はり、炉内燃焼ガスを巻き込んだ燃料と混合して燃焼
し、更に炉内燃焼ガスと混合しつつ燃焼を持続する。そ
の際、燃料は、燃料供給部４から常時噴出させておき、
複数の給排気兼用流路１のみを給気と排気に切換えて燃
焼させてもよいし、又は燃料供給部４と、給排気兼用流
路１とを同時に切換えて燃焼させてもよい。この場合、
配置したどの燃料供給部４を、どの給排気兼用流路１と
共に切換えるかは選択的に行なえばよい。
【００１０】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、次の諸
効果がある。バーナタイルが不要で、蓄熱部を炉壁に
内蔵させたこと、及び蓄熱体を出た後の排気温度が低く
耐火断熱のライニングが不要となることでコンパクトに
なる。構成が簡易化されているので、設備費が軽減で
きる。燃料供給部には火炎が定着しておらず、先端部
の焼損が回避できる、空気及び燃料を直接炉内に噴射
させて、通常のバーナに比較して大量の炉内燃焼ガスを
火炎発生前から、そして燃焼を持続しながら吸引混合を
実行するため、局所的な高温部が生じず、ＮＯｘの発生
を低レベルに抑制することができる。
効果がある。バーナタイルが不要で、蓄熱部を炉壁に
内蔵させたこと、及び蓄熱体を出た後の排気温度が低く
耐火断熱のライニングが不要となることでコンパクトに
なる。構成が簡易化されているので、設備費が軽減で
きる。燃料供給部には火炎が定着しておらず、先端部
の焼損が回避できる、空気及び燃料を直接炉内に噴射
させて、通常のバーナに比較して大量の炉内燃焼ガスを
火炎発生前から、そして燃焼を持続しながら吸引混合を
実行するため、局所的な高温部が生じず、ＮＯｘの発生
を低レベルに抑制することができる。
【図１】 従来の蓄熱燃焼装置の説明図である。
【図２】 本発明の要部を示す説明図である。
【図３】 燃料供給部と給排気兼用流路の配置の一例を
示す説明図である。
示す説明図である。
１ 給排気兼用流路 １′ 給排気兼用流路の炉内開口部 ２ 炉内 ３ 蓄熱体 ４ 燃料供給部 ５ 炉壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F23L 15/02 F23C 3/00 F23C 7/06 F23D 14/66 F23D 23/00
Claims (1)
- 【請求項１】 炉壁に直接に複数の給排気兼用流路を設
け、その一端を炉内に開口させ、前記給排気兼用流路に
は蓄熱体を内蔵させると共に、複数の燃料供給部を、前
記給排気兼用流路の炉内開口部とは離間させて炉壁に直
接に設けて、その一端を炉内に開口させたことを特徴と
する蓄熱燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18801294A JP3305506B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 蓄熱燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18801294A JP3305506B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 蓄熱燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0849835A JPH0849835A (ja) | 1996-02-20 |
| JP3305506B2 true JP3305506B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=16216115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18801294A Expired - Fee Related JP3305506B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 蓄熱燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3305506B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2849061B2 (ja) * | 1995-12-29 | 1999-01-20 | 中外炉工業株式会社 | 炉壁一体型蓄熱式燃焼装置 |
| JP6211657B1 (ja) * | 2016-08-16 | 2017-10-11 | 中外炉工業株式会社 | リジェネバーナ装置及びその運転方法 |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP18801294A patent/JP3305506B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0849835A (ja) | 1996-02-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH01159511A (ja) | ラジアントチューブバーナ | |
| JPH05126316A (ja) | 火室内での燃料燃焼法及び装置 | |
| CN101338894A (zh) | 低热值燃料双预热蓄热式节能锅炉 | |
| KR100880330B1 (ko) | 싱글 엔드형 축열식 복사 튜브 버너 장치 및 그 연소 방법 | |
| JPH0726730B2 (ja) | 炉内燃焼方法 | |
| JP2788698B2 (ja) | 低ＮＯｘ燃焼法及びそのバーナ | |
| JP3305506B2 (ja) | 蓄熱燃焼装置 | |
| JP4165993B2 (ja) | 予混合型蓄熱式交番燃焼装置 | |
| JP2837787B2 (ja) | 蓄熱型低ＮＯｘバーナ | |
| JP3668546B2 (ja) | 気流循環式管式加熱設備 | |
| JP2860948B2 (ja) | 窒素酸化物低発生燃焼方法 | |
| JPH08128608A (ja) | ダブルエンド型ラジアントチューブバーナシステム | |
| CN109945192A (zh) | 一种高热值燃料同心射流空气单蓄热烧嘴 | |
| JPH0849837A (ja) | 蓄熱燃焼装置及び燃焼方法 | |
| JP4248132B2 (ja) | 燃料供給装置及び燃料供給方法 | |
| JP3254337B2 (ja) | 低ＮＯｘバーナ | |
| JPH08121712A (ja) | 蓄熱燃焼方法及び装置 | |
| EP0696707B1 (en) | A regenerative burner combustion system and method of combustion | |
| JP3499963B2 (ja) | 蓄熱式交番燃焼バーナ | |
| JP2002005415A (ja) | 蓄熱式還元燃焼装置 | |
| JP2001065822A (ja) | 燃料ガスの予熱機構を有する蓄熱式バーナ装置 | |
| JPH0849836A (ja) | 蓄熱燃焼装置 | |
| CN2117567U (zh) | 燃油热风炉 | |
| JP2832288B2 (ja) | 窒素酸化物低発生燃焼方法 | |
| JPH07117202B2 (ja) | 予燃焼室付ボイラの燃焼方法および燃焼装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |