JP3304860B2 - 立軸形回転電機の軸受装置 - Google Patents

立軸形回転電機の軸受装置

Info

Publication number
JP3304860B2
JP3304860B2 JP34464597A JP34464597A JP3304860B2 JP 3304860 B2 JP3304860 B2 JP 3304860B2 JP 34464597 A JP34464597 A JP 34464597A JP 34464597 A JP34464597 A JP 34464597A JP 3304860 B2 JP3304860 B2 JP 3304860B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
air
electric machine
bearing device
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34464597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11178268A (ja
Inventor
慎二 吉川
正隆 田中
謙一 会津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP34464597A priority Critical patent/JP3304860B2/ja
Publication of JPH11178268A publication Critical patent/JPH11178268A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3304860B2 publication Critical patent/JP3304860B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部、及び、下部
油切りに空気を強制的に吹き付ける構造を有した立軸形
回転電機の軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の立軸形回転電機の軸受装置は、特
開昭57−88851 号公報,特開昭61−106039号公報に記載
のように、一端側が大気中に開口した空気抜き管の他端
側を油槽に接続し、油槽内の圧力が上昇した場合には、
その空気抜き管を介して油槽内の蒸気を大気中に排出
し、油槽内の圧力を所定の圧力に保っていた。また、従
来の立軸形回転電機の軸受装置は、特開昭61−106039号
公報に記載のように、送風ファンによって発生した冷却
風の一部を油切り部に導き、軸受装置の上部,下部をシ
ールしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、送風ファンに
よって発生した冷却風の一部を油切り部に導き、軸受装
置の上部,下部をシールしていた従来の立軸形回転電機
の軸受装置では、油切り部に導いた冷却風の一部が油槽
内に吹き込み、油槽内の圧力を高めると共に、潤滑油の
油面を動揺させてオイルミストの発生を盛んにしてい
た。このため、油槽内で発生したオイルミストが、油槽
に接続した空気抜き取り管を介して回転電機の外部に排
出されていた。これにより、潤滑油の油面が低下し、潤
滑性能が低下してしまうので、潤滑油を補給しなければ
ならなかった。
【0004】本発明は、油槽内の圧力を常に所定の圧力
に保つことができると共に、オイルミストの発生,オイ
ルミストの回転電機外部への排出を抑えることができる
立軸形回転電機の軸受装置の提供を目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、回転軸に設けたシャフトカラーの外周
面に当接した軸受と、潤滑油を貯えていると共に前記軸
受を前記潤滑油に浸漬し支持固定した油槽と、前記油槽
の上部、及び、下部に設けた油切りと、電機内部で発生
した冷却風を前記上部、及び、下部油切りに導く空気吹
き込み管と、前記油槽内の蒸気を電機外部に排出する空
気抜き取り管とを有すると共に、前記空気抜き取り管を
前記上部油切りに接続してなり、前記シャフトカラーは
前記回転軸と接触しており、前記シャフトカラーを前記
接触部分から下方に向かって前記油槽内に延在せしめる
ことにより前記軸受を前記回転軸と間隔を持って支承し
ており、その延在部に連通孔を設け、前記上部油切りは
前記空気抜き取り管との連通部より下方で前記シャフト
カラーと狭間隙で近接するものであって、その近接部よ
り下方に前記連通孔を形成することにより、前記下部油
切りから前記油層内に導かれる空気は前記狭間隙通って
前記空気抜き取り管より排出されるように構成した。
【0006】これら油切りには、回転軸側が開放した上
部空気室,下部空気室を縦列して設け、電機内部で発生
した冷却風を導くための空気吹き込み管を、上部油切り
では、上部空気室に、下部油切りでは、下部空気室に接
続している。
【0007】また、本発明に係る立軸形回転電機の軸受
装置は、油槽内の蒸気を電機外部に排出するための空気
抜き取り管を有していると共に、この空気抜き取り管を
上部油切りの下部空気室に接続している。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1を用いて説
明する。
【0009】図1は、立軸形回転電機の軸受装置の縦断
面図であり、図中符号1は、立軸形回転電機の回転軸を
示している。回転軸1の上部には、端部に送風ファン3
を取り付けた回転子2を備えている。回転軸1の下部に
は、略逆L字断面形状した環状のシャフトカラー4を設
けている。また、回転軸1を支承するための軸受装置5
を備えている。
【0010】軸受装置5は、シャフトカラー4下部の外
周面に当接した環状の軸受6と、シャフトカラー4下部
に配設した油槽7を備えている。油槽7は、略凹断面形
状した環状のもので、その内部に潤滑油8を貯えている
と共に、その中央近傍で軸受6を支持固定している。潤
滑油8には、軸受6と、シャフトカラー4の軸受6が当
接する部分を浸漬している。
【0011】油槽7の上部には、シャフトカラー4と所
定の間隙を介してその外周部に配置した環状の上部油切
り9を設けており、油槽7の上部に固着している。上部
油切り9には、シャフトカラー4側を開放した上部空気
室10,下部空気室11を縦列して形成している。上部
空気室10には、送風ファン3の発生した冷却風をその
内部に導くための上部空気吹き込み管15の一端側を接
続している。上部空気吹き込み管15の他端側は、送風
ファン3の近傍に設けた空気吸気口19と接続してい
る。下部空気室11には、油槽7内の圧力が上昇した場
合、その内部の蒸気を大気中に逃がし、油槽7内の圧力
を所定の圧力に保つための空気抜き取り管17の一端側
を接続している。空気抜き取り管17の他端側には、エ
アブリザー18を設けている。
【0012】油槽7の下部には、回転軸1と所定の間隙
を介してその外周部に配置した環状の下部油切り12を
設けており、油槽7の下部に固着している。下部油切り
12には、回転軸1側を開放した上部空気室13,下部
空気室14を縦列して形成している。上部空気室13に
は、送風ファン3の発生した冷却風をその内部に導くた
めの下部空気吹き込み管16の一端側を接続している。
下部空気吹き込み管16の他端側は、途中で上部空気吹
き込み管15と接続している。
【0013】次に、前出した上部油切り9,下部油切り
12の作用を送風ファン3の発生する冷却風の流れに沿
って説明する。
【0014】回転子2が回転すると、回転軸1の回転と
共に送風ファン3も回転し、回転電機内を冷却するため
の冷却風を発生する。図中に示した矢印は、その冷却風
の流れを示しており、一部は回転電機内を循環し、一部
は空気吸気口19から上部空気吹き込み管15,下部空
気吹き込み管16を流通して、上部油切り9の上部空気
室10,下部油切り12の下部空気室14に吹き込む。
【0015】下部空気吹き込み管16を流通して下部油
切り12の下部空気室14に吹き込んだ冷却風は、軸受
装置5の下部をシールする。その後、冷却風の一部は、
軸受装置5から回転電機内に流通し、一部は、油槽7の
回転軸1側側壁と回転軸1との間隙、シャフトカラー4
の下部に設けた連通孔20,油槽7の空間の一部を流通
して上部油切り9の下部空気室11に至る。この時、冷
却風は、油槽7内の潤滑油8を動揺させることなく、ま
た、シャフトカラー4と上部油切り下部9aとの間隙を
流通して下部空気室11に至り、空気抜き取り管17を
流通して回転電機の外部に流れ出る。
【0016】上部空気吹き込み管15を流通して上部油
切り9の上部空気室10に吹き込んだ冷却風は、軸受装
置5の上部をシールする。その後、冷却風の一部は、軸
受装置5から回転電機内に流通し、一部は、下部空気室
11に流通する。この時、冷却風は、油槽7内の空間部
に流通することなく、下部油切り12側からの冷却風と
共に空気抜き取り管17を流通して回転電機の外部に流
れ出る。
【0017】以上の実施例によれば、上部油切り9の上
部空気室10,下部油切り12の下部空気室14に吹き
込んだ冷却風を、上部油切り9の下部空気室11に接続
した空気抜き取り管17を介して回転電機の外部に排出
するようにしたので、上部油切り9,下部油切り12に
おけるシール性を確保しつつ、油槽7内の圧力を常に所
定の圧力に保つことができると共に、オイルミストの発
生,オイルミストの回転電機外部への排出を抑えること
ができる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る立軸形回転電機の軸受装置
によれば、油槽内の蒸気を電機外部に排出するための空
気抜き取り管を有していると共に、この空気抜き取り管
を上部油切りの下部空気室に接続しているので、上部油
切りの上部空気室,下部油切りの下部空気室に吹き込ん
だ冷却風は、上部油切りの下部空気室に接続した空気抜
き取り管を介して回転電機の外部に流出するようにな
り、上部、及び、下部油切りに吹き込んだ冷却風によっ
て、油槽内の潤滑油が動揺したり、油槽内の圧力が上昇
したりすることがなくなる。したがって、油槽内の圧力
を常に所定の圧力に保つことができると共に、オイルミ
ストの発生,オイルミストの回転電機外部への排出を抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である立軸形回転電機の軸受装
置の縦断面図。
【符号の説明】
1…回転軸、2…回転子、3…送風ファン、4…シャフ
トカラー、5…軸受装置、6…軸受、7…油槽、8…潤
滑油、9…上部油切り、10,13…上部空気室送風フ
ァン、11,14…下部空気室、12…下部油切り、1
5…上部空気吹き込み管、16…下部空気吹き込み管、
17…空気抜き取り管、18…エアブリザー、19…空
気吸気口、20…連通孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02K 9/06 H02K 9/06 C (56)参考文献 特開 昭61−106039(JP,A) 実開 昭61−108059(JP,U) 実公 昭39−34204(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/16 H02K 5/10 H02K 5/167 H02K 5/15 H02K 7/08 F04D 29/44 H02K 9/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に設けたシャフトカラーの外周面に
    当接した軸受と、潤滑油を貯えていると共に前記軸受を
    前記潤滑油に浸漬し支持固定した油槽と、前記油槽の上
    部、及び、下部に設けた油切りと、電機内部で発生した
    冷却風を前記上部、及び、下部油切りに導く空気吹き込
    み管と、前記油槽内の蒸気を電機外部に排出する空気抜
    き取り管とを有すると共に、前記空気抜き取り管を前記
    上部油切りに接続してなり、前記シャフトカラーは前記
    回転軸と接触しており、前記シャフトカラーを前記接触
    部分から下方に向かって前記油槽内に延在せしめること
    により前記軸受を前記回転軸と間隔を持って支承してお
    り、その延在部に連通孔を設け、前記上部油切りは前記
    空気抜き取り管との連通部より下方で前記シャフトカラ
    ーと狭間隙で近接するものであって、その近接部より下
    方に前記連通孔を形成することにより、前記下部油切り
    から前記油層内に導かれる空気は前記狭間隙通って前記
    空気抜き取り管より排出されることを特徴とする立軸形
    回転電機の軸受装置。
  2. 【請求項2】前記回転軸側が開放した上部空気室,下部
    空気室を前記上部油切りに縦列して設けていると共に、
    前記空気吹き込み管を前記上部空気室に、空気抜き取り
    管を前記下部空気室にそれぞれ接続してなる請求項1記
    載の立軸形回転電機の軸受装置。
  3. 【請求項3】請求項1、又は、請求項2記載の軸受装置
    を備えた立軸形回転電機。
JP34464597A 1997-12-15 1997-12-15 立軸形回転電機の軸受装置 Expired - Fee Related JP3304860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34464597A JP3304860B2 (ja) 1997-12-15 1997-12-15 立軸形回転電機の軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34464597A JP3304860B2 (ja) 1997-12-15 1997-12-15 立軸形回転電機の軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11178268A JPH11178268A (ja) 1999-07-02
JP3304860B2 true JP3304860B2 (ja) 2002-07-22

Family

ID=18370874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34464597A Expired - Fee Related JP3304860B2 (ja) 1997-12-15 1997-12-15 立軸形回転電機の軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3304860B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11178268A (ja) 1999-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6528919B2 (en) Brushless motor having water draining portion
JP2007143611A (ja) 衣類乾燥機
US7670105B2 (en) Drain pump, and air conditioner provided therewith
JP3304860B2 (ja) 立軸形回転電機の軸受装置
JP5217626B2 (ja) 車両用空調装置のブロワユニット
JPH1175345A (ja) 水中ポンプ
JP3251838B2 (ja) 縦型回転機械の軸受装置
US5941695A (en) Submersible motor for driving a centrifugal pump having a separating wall disposed in a rotor chamber-space
JPS6229676B2 (ja)
US5114320A (en) Blower or pump with capillary filter for replenishment of oil separated by vacuum pump
JPH10205499A (ja) 竪型電動ポンプのモータ冷却装置
JP3952594B2 (ja) ウォータポンプ
KR19980032163A (ko) 배수 펌프
JPH05126085A (ja) 両翼型真空ポンプ付サンドポンプ並にバキユームポンプユニツト
JPH11241698A (ja) 浸漬式ポンプ
US1894165A (en) Centrifugal pump
CN211230878U (zh) 一种分子泵铸造底盘
JP2600957B2 (ja) 遠心機の排気構造
JP4225522B2 (ja) 表面処理槽の排気浄化装置
JPH05321888A (ja) 外輪回転式ウォータポンプ
JP2921738B2 (ja) オイルミスト除去装置
JP2020051421A (ja) 水切りつば及びポンプ装置
JP2000154781A (ja) 給油式圧縮機の油分離機構
JPH10215537A (ja) ファン駆動用モータの防水構造
JPS59221483A (ja) 密閉形圧縮機のオイルポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees