JP3304291B2 - 白金触媒ケース - Google Patents
白金触媒ケースInfo
- Publication number
- JP3304291B2 JP3304291B2 JP24853997A JP24853997A JP3304291B2 JP 3304291 B2 JP3304291 B2 JP 3304291B2 JP 24853997 A JP24853997 A JP 24853997A JP 24853997 A JP24853997 A JP 24853997A JP 3304291 B2 JP3304291 B2 JP 3304291B2
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- JP
- Japan
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- platinum catalyst
- frame
- case
- catalyst case
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- Prior art date
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、横延伸装置に設け
られる白金触媒ケースに関し、特に、白金触媒ブロック
の出入れを容易にするための新規な改良に関するもので
ある。
られる白金触媒ケースに関し、特に、白金触媒ブロック
の出入れを容易にするための新規な改良に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】一般に、合成樹脂フィルムを製造する横
延伸装置では、ノズル装置がフィルムの流れ方向に複数
個配置されており、そのノズル装置は図３に示す通りで
ある。すなわち、図３において、ノズル装置１０は、図
示しないフィルムの一方の側部に配置されるダクト１１
と、フィルムを上下方向から挟むようにして配置される
２本のノズル１２により構成されている。
延伸装置では、ノズル装置がフィルムの流れ方向に複数
個配置されており、そのノズル装置は図３に示す通りで
ある。すなわち、図３において、ノズル装置１０は、図
示しないフィルムの一方の側部に配置されるダクト１１
と、フィルムを上下方向から挟むようにして配置される
２本のノズル１２により構成されている。
【０００３】この横延伸装置では、ノズル装置１０にお
いて、ダクト１１に設けられた図示しないファンによ
り、ダクト１１から各ノズル１２へ熱風あるいは温風を
供給する。各ノズル１２では、矢印で示すように、フィ
ルムの表面へ熱風あるいは温風を均一に吹き付け、フィ
ルムの加熱又は冷却を行い、この空気は横延伸装置内を
循環している。
いて、ダクト１１に設けられた図示しないファンによ
り、ダクト１１から各ノズル１２へ熱風あるいは温風を
供給する。各ノズル１２では、矢印で示すように、フィ
ルムの表面へ熱風あるいは温風を均一に吹き付け、フィ
ルムの加熱又は冷却を行い、この空気は横延伸装置内を
循環している。
【０００４】このような横延伸装置内において、フィル
ムから周知のオリゴマー等が発生するため、このオリゴ
マーの除去に白金触媒ブロック１３を内蔵したフィルタ
を構成する白金触媒ケース２０が設けられている。
ムから周知のオリゴマー等が発生するため、このオリゴ
マーの除去に白金触媒ブロック１３を内蔵したフィルタ
を構成する白金触媒ケース２０が設けられている。
【０００５】従来のフィルタを構成する白金触媒ケース
２０は、複数の白金触媒ブロック１３と、この白金触媒
ブロック１３を収納する格子状の枠体２１と、この枠体
２１を保持するためのフレーム２２とから構成されてい
る。さらに、各白金触媒ブロック１３は直方体形状であ
り、気密性の確保と損傷防止のために、周囲に保護パッ
キン２３を介して、前記枠体２１の各小枠２１ａ内に嵌
め込まれている。
２０は、複数の白金触媒ブロック１３と、この白金触媒
ブロック１３を収納する格子状の枠体２１と、この枠体
２１を保持するためのフレーム２２とから構成されてい
る。さらに、各白金触媒ブロック１３は直方体形状であ
り、気密性の確保と損傷防止のために、周囲に保護パッ
キン２３を介して、前記枠体２１の各小枠２１ａ内に嵌
め込まれている。
【０００６】以上のように構成された白金触媒ケース２
０は、時間の経過と共に捕集したオリゴマーにより目詰
まりを起こす。そこで、一定期間毎に白金触媒ブロック
１３の交換が行われる。この白金触媒ブロック１３を交
換するには、先ず、ダクト１１から白金触媒ケース２０
を分解して外部に取り出し、図４のように、水平に置い
た状態で、フレーム２２を取外し、白金触媒ブロック１
３をフレーム２２の小枠２１ａから取り出す。次に、新
しい白金触媒ブロック１３を、保護パッキン２３を巻い
て、各小枠２１ａ内に嵌め込み、フレーム２２を組み付
けて固定保持し、白金触媒ケース２０を組立る。その
後、白金触媒ケース２０をダクト１１内に組み付ける。
０は、時間の経過と共に捕集したオリゴマーにより目詰
まりを起こす。そこで、一定期間毎に白金触媒ブロック
１３の交換が行われる。この白金触媒ブロック１３を交
換するには、先ず、ダクト１１から白金触媒ケース２０
を分解して外部に取り出し、図４のように、水平に置い
た状態で、フレーム２２を取外し、白金触媒ブロック１
３をフレーム２２の小枠２１ａから取り出す。次に、新
しい白金触媒ブロック１３を、保護パッキン２３を巻い
て、各小枠２１ａ内に嵌め込み、フレーム２２を組み付
けて固定保持し、白金触媒ケース２０を組立る。その
後、白金触媒ケース２０をダクト１１内に組み付ける。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来の白金触媒ケース
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、白金触媒ケースは総重量が
７０ｋｇで重量が大きく、その分解・組立に数人の作業
者を必要とする。また、白金触媒ブロックは脆くて壊れ
易く、分解・組立中の不手際により損傷することがあ
る。さらに、白金触媒ブロックの一個毎に保護パッキン
を巻き付けなければならず、非常に手間が掛かり、作業
性が極めて低いことになっていた。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、白金触媒ケースは総重量が
７０ｋｇで重量が大きく、その分解・組立に数人の作業
者を必要とする。また、白金触媒ブロックは脆くて壊れ
易く、分解・組立中の不手際により損傷することがあ
る。さらに、白金触媒ブロックの一個毎に保護パッキン
を巻き付けなければならず、非常に手間が掛かり、作業
性が極めて低いことになっていた。
【０００８】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、特に、多数の枠体を着脱自在
として、１枠体当たりの白金触媒ブロックの数を少なく
し、一人の作業者で容易に分解・組立の可能な白金触媒
ケースを提供することを目的とする。
めになされたものであり、特に、多数の枠体を着脱自在
として、１枠体当たりの白金触媒ブロックの数を少なく
し、一人の作業者で容易に分解・組立の可能な白金触媒
ケースを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明による白金触媒ケ
ースは、横延伸装置のノズル装置に設けられ複数の白金
触媒ブロックを保持するためのフレームを有する白金触
媒ケースにおいて、前記フレームに多段状に形成された
複数の収納空隙と、前記収納空隙内に着脱自在に設けら
れた長手形状の枠体と、前記枠体に形成されその長手方
向の中央に位置する突出部材と、よりなり、前記各白金
触媒ブロックを収納した前記枠体を前記各収納空隙に収
納する構成であり、さらに、前記枠体の両端には、各々
傾斜面が形成され、くさび状のストッパが前記各傾斜面
の内側に挿入され、各ストッパにより前記各白金触媒ブ
ロックが前記突出部材側へ押圧される構成である。
ースは、横延伸装置のノズル装置に設けられ複数の白金
触媒ブロックを保持するためのフレームを有する白金触
媒ケースにおいて、前記フレームに多段状に形成された
複数の収納空隙と、前記収納空隙内に着脱自在に設けら
れた長手形状の枠体と、前記枠体に形成されその長手方
向の中央に位置する突出部材と、よりなり、前記各白金
触媒ブロックを収納した前記枠体を前記各収納空隙に収
納する構成であり、さらに、前記枠体の両端には、各々
傾斜面が形成され、くさび状のストッパが前記各傾斜面
の内側に挿入され、各ストッパにより前記各白金触媒ブ
ロックが前記突出部材側へ押圧される構成である。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による白
金触媒ケースの好適な実施の形態について説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説
明する。図１において、フィルタを構成する白金触媒ケ
ース２０は、複数の横長状の収納空隙３０を多段状に有
する長方形のフレーム２２と、この各収納空隙３０内に
着脱自在に設けられた長手形状の枠体２１と、この各枠
体２１内に収容される複数の白金触媒ブロック１３とか
ら構成されている。前記枠体２１の長手方向の中央位置
には補強部材よりなる突出部材３１が形成され、この突
出部材３１によってこの枠体２１内は二分されている。
この枠体２１の両端には、各々傾斜面３２が形成され、
この各傾斜面３２の内側にはくさび状のストッパ３３が
挿入されている。
金触媒ケースの好適な実施の形態について説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説
明する。図１において、フィルタを構成する白金触媒ケ
ース２０は、複数の横長状の収納空隙３０を多段状に有
する長方形のフレーム２２と、この各収納空隙３０内に
着脱自在に設けられた長手形状の枠体２１と、この各枠
体２１内に収容される複数の白金触媒ブロック１３とか
ら構成されている。前記枠体２１の長手方向の中央位置
には補強部材よりなる突出部材３１が形成され、この突
出部材３１によってこの枠体２１内は二分されている。
この枠体２１の両端には、各々傾斜面３２が形成され、
この各傾斜面３２の内側にはくさび状のストッパ３３が
挿入されている。
【００１１】以上のように構成された白金触媒ケース２
０の各白金触媒ブロック１３は、時間の経過と共に捕集
したオリゴマーにより目詰まりを起こすため、一定期間
毎に白金触媒ブロック１３の交換を行う必要がある。こ
の白金触媒ブロック１３を交換するには、先ず、取出し
たフレーム２２の各収納空隙３０から枠体２１を引抜
き、両側のストッパ３３を引抜き、白金触媒ブロック１
３を取り出す。次に、新しい白金触媒ブロック１３を枠
体２１内に挿入し、各ストッパ３３を挿入して密着固定
する。その後、枠体２１をフレーム２２の各収納空隙３
０内に挿入する。
０の各白金触媒ブロック１３は、時間の経過と共に捕集
したオリゴマーにより目詰まりを起こすため、一定期間
毎に白金触媒ブロック１３の交換を行う必要がある。こ
の白金触媒ブロック１３を交換するには、先ず、取出し
たフレーム２２の各収納空隙３０から枠体２１を引抜
き、両側のストッパ３３を引抜き、白金触媒ブロック１
３を取り出す。次に、新しい白金触媒ブロック１３を枠
体２１内に挿入し、各ストッパ３３を挿入して密着固定
する。その後、枠体２１をフレーム２２の各収納空隙３
０内に挿入する。
【００１２】以上の操作をフレーム２２の各収納空隙３
０に挿入されている各枠体２１について実施する。ま
た、フレーム２２を清掃する場合は、全ての枠体２１を
引抜いた状態で分解して清掃する。なお、本実施例のフ
レーム２２は上下に二分割されており、各分割部分毎に
以上の清掃操作を実施することができる。なお、前述の
ストッパ３３は、必ずしも必要ではなく、ストッパ３３
を設けない場合、ストッパ３３の代わりに板ばねを用い
ることもできる。
０に挿入されている各枠体２１について実施する。ま
た、フレーム２２を清掃する場合は、全ての枠体２１を
引抜いた状態で分解して清掃する。なお、本実施例のフ
レーム２２は上下に二分割されており、各分割部分毎に
以上の清掃操作を実施することができる。なお、前述の
ストッパ３３は、必ずしも必要ではなく、ストッパ３３
を設けない場合、ストッパ３３の代わりに板ばねを用い
ることもできる。
【００１３】
【発明の効果】本発明による白金触媒ケースは、以上の
ように構成されているため、次のような効果を得ること
ができる。すなわち、フレームに多段状に設けた各枠体
内に従来よりも少ない量の白金触媒ブロックを収容して
いるため、従来よりも大幅に軽くすることができ、一人
の作業者で容易に分解・組立が可能である。また、スト
ッパにより、従来のような保護パッキンを必要とせず、
白金触媒ブロックを容易に密着固定することができる。
さらに、ケースの外側寸法は従来と同じであるが、従来
は枠体にフレームを取付ける構造になっているためその
分のスペースが必要であり、収容できる白金触媒の数は
５４個と少ないが、本発明ではケースの端まで白金触媒
をいれることができるため６０個収容することができ
る。
ように構成されているため、次のような効果を得ること
ができる。すなわち、フレームに多段状に設けた各枠体
内に従来よりも少ない量の白金触媒ブロックを収容して
いるため、従来よりも大幅に軽くすることができ、一人
の作業者で容易に分解・組立が可能である。また、スト
ッパにより、従来のような保護パッキンを必要とせず、
白金触媒ブロックを容易に密着固定することができる。
さらに、ケースの外側寸法は従来と同じであるが、従来
は枠体にフレームを取付ける構造になっているためその
分のスペースが必要であり、収容できる白金触媒の数は
５４個と少ないが、本発明ではケースの端まで白金触媒
をいれることができるため６０個収容することができ
る。
【図１】本発明による白金触媒ケースを示す分解斜視図
である。
である。
【図２】本発明による枠体を示す正面断面図である。
【図３】従来及び本発明における横延伸装置のノズル装
置を示す斜視図である。
置を示す斜視図である。
【図４】従来の白金触媒ケースの構成を示す分解斜視図
である。
である。
【図５】図４の要部を示す部分詳細斜視図である。
１０ ノズル装置 １３ 白金触媒ブロック ２１ 枠体 ２２ フレーム ３０ 収納空隙 ３１ 突出部材 ３２ 傾斜面 ３３ ストッパ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−59974（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−105535（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−65731（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−98821（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−97829（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−118227（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−263727（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−84817（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−14545（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 55/00 - 55/30 B29C 61/00 - 61/10
Claims (2)
- 【請求項１】 横延伸装置のノズル装置(10)に設けられ
複数の白金触媒ブロック(13)を保持するためのフレーム
(22)を有する白金触媒ケースにおいて、前記フレーム(2
2)に多段状に形成された複数の収納空隙(30)と、前記収
納空隙(30)内に着脱自在に設けられた長手形状の枠体(2
1)と、前記枠体(21)に形成されその長手方向の中央に位
置する突出部材(31)と、よりなり、前記各白金触媒ブロ
ック(13)を収納した前記枠体(21)を前記各収納空隙(30)
に収納することを特徴とする白金触媒ケース。 - 【請求項２】 前記枠体(21)の両端には、各々傾斜面(3
2)が形成され、くさび状のストッパ(33)が前記各傾斜面
(32)の内側に挿入され、各ストッパ(33)により前記各白
金触媒ブロック(13)が前記突出部材(31)側へ押圧される
ことを特徴とする請求項１記載の白金触媒ケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24853997A JP3304291B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 白金触媒ケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24853997A JP3304291B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 白金触媒ケース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1177823A JPH1177823A (ja) | 1999-03-23 |
| JP3304291B2 true JP3304291B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=17179697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24853997A Expired - Fee Related JP3304291B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 白金触媒ケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3304291B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108348903B (zh) | 2015-11-05 | 2021-02-26 | 日挥通用株式会社 | 聚合物膜制造炉内净化用催化剂及聚合物膜制造炉内净化方法 |
| JP6442426B2 (ja) * | 2016-03-24 | 2018-12-19 | ヤンマー株式会社 | 触媒反応器及びこれを備えた船舶 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP24853997A patent/JP3304291B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1177823A (ja) | 1999-03-23 |
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Legal Events
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