JP3304050B2 - 熱間圧延におけるシートバー接合部の冷却方法及び装置 - Google Patents

熱間圧延におけるシートバー接合部の冷却方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延における
シートバー接合部の冷却方法及び装置に係り、特に、鋼
片の接合時に用いるのに好適な、熱間仕上圧延に先立
ち、先行するシートバーの後端部と後行するシートバー
の先端部を加熱・昇温、押圧して突き合わせ接合する際
に、接合後のシートバー接合部直近のみを冷却して、安
定した圧延を図ることが可能な、熱間圧延におけるシー
トバー接合部の冷却方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼片の熱間圧延に際しては、加熱
炉から抽出した鋼片を1本ずつ圧延していたため、特に
仕上圧延工程において、次に述べるような種々のトラブ
ルを生じていた。
【0003】 鋼片先端の噛込不良 鋼片後端の絞り込み 鋼片先端のランナウトテーブル上での走行トラブル 鋼片先後端の寸法不良
【0004】これらの問題を解決するため、熱間仕上圧
延機の入側搬送ラインにおいて、先行する鋼片の後端部
と後行する鋼片の先端部とを順次接合してから仕上圧延
に供する連続圧延方法が提案され、これに伴い、鋼片の
接合方法についても、種々の方法が開発されている。
【0005】その中でも、比較的短時間で接合を終了で
きる方法として、特開昭60−24401に開示された
誘導加熱圧接法が知られている。この方法は、加熱手段
としてソレノイド型コイルを用い、先行鋼片の後端部と
後行鋼片の先端部との接合部を誘導加熱した後、両端部
を押圧することによって、先行、後行両鋼片を接合する
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、先行鋼片の後端面及び後行鋼片の先端面の全面
が接合面となり、この接合面全域に渡って加熱が行われ
るため、接合後の圧延時に接合部温度が高温となり、接
合面強度が弱くなって、圧延中に接合部が過薄となり、
圧延機間の張力により圧延中破断が発生するという問題
があった。
【0007】一方、本発明に関連するものとして、出願
人の一人が提案した特開平6−106203には、仕上
圧延設備の入側で鋼片の予接合部を冷却することによ
り、鋼片の予接合時に生じていた鋼片相間のギャップを
仕上圧延の初期段階で閉塞させ、板幅方向全域に渡る完
全接合の下に熱間仕上圧延を安定して実施できるように
することが記載されている。
【0008】しかしながら、この方法では、冷却装置が
固定されていたため、予接合部のみを的確に冷却するこ
とはできなかった。
【0009】又、同じく出願人の一人が提案した特開平
6−262244には、鋼片と同期して移動するデスケ
ーリングヘッダにより、鋼片相互間に残存するギャップ
の未接合面に対して継続してデスケーリング水を噴射す
ることにより、鋼片の予接合の際に形成されるギャップ
の未接合面でのスケール生成を極めて小さくして、板幅
方向全域にわたる接合の下に熱間仕上圧延を安定して実
施することが記載されている。
【0010】この方法においては、デスケーリングヘッ
ダと鋼片接合面の走行速度を同期する必要があるが、デ
スケーリング水を噴射するためのバルブを、デスケーリ
ングヘッダの走行速度が鋼片接合面の走行速度と同期し
た後に開閉するのでは、バルブ開閉時期の遅れや不安定
性により、温度精度が悪化したり、走行距離が長く必要
となり、冷却設備が過大となる。一方、走行速度が同期
する以前から噴射させたのでは、接合面前後を過冷却す
る恐れがあるという問題点を有していた。
【0011】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、比較的簡単な設備でシートバーの接
合部直近のみを的確に冷却することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱間仕上圧延
に先立ち、先行するシートバーの後端部と後行するシー
トバーの先端部を加熱・昇温、押圧して突き合わせ接合
するに際して、シートバー接合部を冷却するための、シ
ートバー走行速度に同期して走行する冷却手段とマスキ
ング手段とを用いて、該冷却手段の走行速度がシートバ
ー走行速度に同期する際の加減速中は、シートバーに冷
却剤がかからないようにして、前記課題を解決したもの
である。
【0013】又、前記冷却手段を複数種類設け、シート
バーの厚さ、走行速度、接合部温度に応じて、使用する
冷却手段の種類や冷却時間を決めるようにしたものであ
る。
【0014】又、同様の熱間圧延におけるシートバー接
合部の冷却装置において、シートバー接合部を冷却する
ための冷却手段が搭載された、シートバー走行速度に同
期して走行する走行台車と、該走行台車の走行速度がシ
ートバー走行速度に同期する際の加減速中は、シートバ
ーに冷却剤がかからないようにするためのマスキング手
段とを備えることにより、前記課題を解決したものであ
る。
【0015】発明者等は、鋼片の接合に際して、無駄な
エネルギを消費することなく、簡便且つ速やかに、しか
も確実に接合できる接合方法について、研究、開発を重
ねた結果、各鋼片の先端部と後端部の間に数〜数十mm
の間隙を開けて設置し、この領域で鋼片の厚み方向に貫
通する交番磁界を印加して加熱する処理と、該鋼片の少
なくとも一方を押圧する種類とを組み合わせることが、
特に有効との知見を得た。
【0016】この方法によれば、接合領域に交番磁界に
よって渦電流が誘導され、この渦電流に由来した発熱に
よって、特に鋼片の接合面が昇温することから、効率良
く極めて短時間に加熱することができ、確実に鋼片を接
合することが可能となった。
【0017】ところで、このような誘導加熱方法では、
接合する鋼片表面に生成するスケールの融点若しくは鋼
片の融点(固相線温度)以上まで昇温する。ところが、
このような加熱、押付接合では、接合部分が高温とな
り、圧延時の強度が弱いため、通常の圧延制御を行う
と、圧延時の鋼片厚みが接合部以外の鋼片厚みと比べて
薄くなる。このため、仕上圧延機の後段スタンドにおい
て、単位面積当りの仕上圧延機間張力が過大となり、仕
上圧延中破断になるという問題があった。
【0018】発明者等は、上記問題を解決するため、更
に研究を進めた結果、鋼片接合部を局所的に冷却するこ
とにより、圧延時の過薄を防ぎ、安定した熱間圧延が継
続できることを見出した。但し、接合部は鋼片圧延速度
で移動しており、又、接合部の前後まで冷却してしまう
と、仕上圧延機間張力が大きくなり、接合部にかかる張
力も大きくなってしまう。このため、接合部直近のみを
冷却するのが望ましい。
【0019】しかしながら、出願人の一人が既に提案し
た特開平6−106203のように、冷却装置が固定さ
れていたのでは、走行する接合部直近のみをうまく冷却
することができない。
【0020】そこで、同じく出願人の一人が既に特開平
6−262244で提案したように、鋼片走行速度に同
期した走行台車から、接合部に上下両方あるいは片方か
ら冷却水をかけて冷却することが考えられる。このよう
な方法では、走行台車と鋼片接合部の走行速度を同期す
る必要があるが、同期後にバルブ操作により冷却水をか
けるのでは、バルブ開閉時間の遅れや不安定性により温
度精度の悪化を生じるだけでなく、走行台車の走行距離
が長くなり、冷却設備が過大となるという問題がある。
【0021】そこで、本発明では、走行台車の走行速度
が、鋼片等のシートバーの走行速度に同期する際の加減
速中は、シートバーに水等の冷却剤がかからないように
するためのマスキング手段を設け、冷却剤は走行速度が
同期する以前から噴出させ、走行台車が加減速する際は
鋼片と冷却手段の間をマスキングすることにより、バル
ブ開閉時間の時間遅れを無視でき、接合部前後を過冷却
することなく、精度のよい冷却制御を行えるようにした
ものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0023】本発明の第1実施形態が組み込まれた仕上
圧延機の入側搬送ラインを図1に模式的に示す。
【0024】図1において、10a、10bはそれぞれ
先行及び後行鋼片、12は、加熱炉(図示省略)で加熱
された鋼片を巻き取って保存しておくためのコイルボッ
クス、14、20、24は、鋼片を搬送するためのピン
チロール、16は、コイルボックス12から巻き戻され
た鋼片を平坦に矯正するためのレベラ、18は、接合前
に鋼片先後端のクロップをカットして、接合に適した形
状に整形するための切断装置、22は、例えば走間で先
行鋼片10aの後端と後行鋼片10bの先端を接合する
ための接合装置、26は、本発明による接合部冷却装
置、28は、スケールを除去するためのデスケーラ、3
0は、仕上圧延機の第1スタンドである。なお、図1で
は、接合装置22として、加熱、接合処理を鋼片の走行
と同期させて走間で行う場合を例示しているが、図中に
破線で示したルーパ25を利用することによって、接合
装置を停止した状態で加熱、接合処理を行うことも可能
である。
【0025】今、前記接合装置22により、図2に示す
ようなトランスバース方式によって、先行鋼片10aと
後行鋼片10bの突合わせ部10cに交番磁界Aを印加
した場合、図3に示すような渦電流Bが誘発されて、接
合面が優先的に加熱されることになる。図2において、
32は、鋼片の板厚方向に貫通されて交番磁界Aを発生
させる交番磁界発生コイルであり、この交番磁界発生コ
イル32は、鋼片を挟んで上下に設置した一対の鉄心3
4a、34bと、これらの鉄心34a、34bに連続し
て巻き回した導線36と、電源38からなる。
【0026】前記接合部冷却装置26は、図4に詳細に
示す如く、紙面に垂直な鋼片の幅方向に複数のノズル4
2が設けられた、鋼片の接合部に上下から水をかけて冷
却するための上下のノズルヘッダ40a、40bと、各
ノズルヘッダ40a、40bから供給される冷却水をオ
ンオフするためのバルブ44と、走間冷却を行うために
前記ノズルヘッダ40a、40bを走行させる走行台車
50と、該走行台車50の走行速度が鋼片走行速度に同
期する際の加減速中は、鋼片に冷却水がかからないよう
にするための、上下の加速時及び減速時マスキング装置
60a、60b、62a、62bを備えている。
【0027】前記上下のノズルヘッダ40a、40b
は、走行台車50と同じ速度で移動するように、連結部
材46を介するか、又は直接的に走行台車50に結合さ
れている。
【0028】前記走行台車50は、駆動モータ52によ
り駆動される車輪54と、該車輪54及び前記ノズルヘ
ッダを支えるボディ56から構成されており、前記駆動
モータ52により、例えば鋼片の上方に配置されたレー
ル58上を走行距離Cだけ自走するようにされている。
【0029】以下、第1実施形態の作用を説明する。
【0030】まず、切断装置18により、先行する鋼片
10aの後端部と後行する鋼片10bの先端部とを切断
する。
【0031】次いで、接合装置22のところで、先行鋼
片10aの後端部と後行鋼片10bの先端部とを、図2
及び図3に示す如く、間隙を隔てて対向させる。
【0032】次に、対向した先行鋼片10aの後端部と
後行鋼片10bの先端部とを覆うように配置された交番
磁界発生コイル32に鋼片厚み方向に交番磁界Aを印加
することにより、先行鋼片10aの後端部及び後行鋼片
10bの先端部を、鋼片幅方向にわたって加熱する。
【0033】接合装置22で加熱・接合された鋼片は、
接合部冷却装置26で接合部直近のみが冷却される。具
体的には、前記走行台車50は、図5の待機位置Dで、
鋼片の接合部が所定の位置に近付くまで停止している。
接合部が所定の位置に到着すると、走行台車50は実線
Iに示す如く加速を開始し、加速時マスキング範囲内で
鋼片速度(破線H)になり、加速時マスキング範囲を外
れた位置Eで、接合部の上方、下方に上下のノズルヘッ
ダ40a、40bが位置するように移動する。走行台車
50は、図5に位置E〜Fで示される所定の範囲を鋼片
の速度に同期して移動した後、減速時マスキング範囲内
で減速して、所定位置Gで停止する。図5は、鋼片の速
度が一定である場合の鋼片速度(破線H)と走行台車の
速度(実線I)の関係の例を示したものである。走行台
車は、加減速時のマスキング範囲を外れた所定の範囲E
F間において、鋼片の速度に同期して移動している。
【0034】前記ノズル42は、加速時マスキング範囲
内で噴射を開始するようにバルブ44が予め開とされて
いる。従って、ノズル42が加速時マスキング範囲を外
れると、接合部の上方及び下方に上下のノズル42が位
置しているので、接合部にのみ直接注がれて、接合部の
直近のみが冷却される。走行台車50は、所定の範囲E
F間を鋼片の速度に同期して移動するので、冷却水は接
合部にのみ噴射される。
【0035】走行台車が減速時マスキング範囲内に入る
と、バルブ44が閉とされ、冷却水の噴射が停止され
る。
【0036】加減速時マスキング範囲内で噴射された冷
却水は、鋼片を冷却することなく、マスキング装置60
a、60b、62a、62bで受けて排出される。
【0037】なお、前記説明では、上下方向から鋼片を
冷却するとして説明していたが、上又は下方向のみから
冷却することにしてもよい。例えば、上方からのみ冷却
する場合には、下ノズルヘッダ40b、連結部材46、
下マスキング装置60b、62bは不要である。一方、
下方向のみから冷却する場合は、上ノズルヘッダ40
a、上マスキング装置60a、62bは不要である。
【0038】なお、接合部がテーブルローラ70の上を
通過する前後は、下ノズルからの冷却水がテーブルロー
ラ70で妨げられて鋼片の接合部に噴射できなかった
り、テーブルローラ70にあたって飛散するので、実冷
却長は短くなる。従って、冷却方式としては、上ノズル
を使用する方が望ましい。
【0039】又、バルブは開としてから水が安定して吐
出するまでに時間がかかるので、ノズル42の直近にあ
るのが望ましいが、本発明では、マスキング手段があ
り、事前に水を吐出することができるので、ヘッダにバ
ルブを設けても良い。
【0040】次に、図6を参照して、本発明の第2実施
形態を詳細に説明する。
【0041】この第2実施形態は、冷却対象となる鋼片
の厚みや搬送速度の大きな変化に対応できるよう、噴射
量の異なるノズルヘッダを複数個(図では80a、82
a、80b、82bの上下2個ずつ)設け、例えば鋼片
厚みと鋼片搬送速度の積により、使用するノズルヘッダ
を変更できるようにしたものである。
【0042】通常水スプレーの冷却能力は、鋼片にあた
る水流密度の0.8乗に比例することが知られているの
で、鋼片厚みと鋼片搬送速度の積が最大値の1/2程度
となる場合は、図6に示した如く、ノズルヘッダを2種
類設け、小さい方のノズルの流量を流量大のノズルの4
0%程度のものとするのが好ましい。
【0043】なお、前記実施形態においては、本発明
が、鋼片接合部の冷却に適用されていたが、本発明の適
用対象はこれに限定されず、鋼片以外の一般の金属片の
シートバーの接合部の冷却にも同様に適用できることは
明らかである。冷却剤も水に限定されない。
【0044】
【実施例】例えば、先行鋼片10a、後行鋼片10bと
して、それぞれ幅1000mm、厚み30mmの低炭素
鋼のシートバーを、図1に示したラインに供して、先行
シートバーの後端部及び後行シートバーの先端部を5m
mの間隙を隔てて対向させた後、この間隙を覆うよう交
番磁界発生コイル(例えば幅1300mm、長さ240
mm)32を配置し、次いで交番磁界Aを印加して加熱
した。このときの加熱条件は、投入電力が各々1000
KW、周波数1000Hzで12.5秒間加熱した。引
き続き鋼片を押圧力2kgf/mm2 で押圧して、接合
を完了させた。
【0045】次いで接合完了10秒後から、走行距離C
=3.5mの走行台車50により水流密度8000l/
2 分の水スプレーで2.5秒間冷却した。図7に、従
来の冷却無しの場合、及び、走間冷却有りでマスキング
無しの場合と、本発明による、走間冷却有りでマスキン
グ有りの場合の仕上圧延機入側の温度分布を比較して示
す。
【0046】冷却後、7スタンドミルにより板厚2mm
まで圧延を施したが、本発明法による冷却を実施したも
のは、圧延の際に接合面が分離することなく、良好な連
続圧延を継続できた。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、走行するシートバー接
合部直近のみを的確に且つ、応答性良く冷却することが
でき、接合部前後を過冷却することなく、精度の良い冷
却制御を行える。従って、接合後の圧延時にシートバー
接合部が分離することなく、良好な連続圧延を継続でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接合部冷却装置の第1実施形態が
組み込まれた仕上圧延機の入側搬送ラインを模式的に示
す線図
【図2】前記入側搬送ラインで用いられている接合装置
の原理的な構成を示す側面図
【図3】同じく平面図
【図4】前記接合部冷却装置の構成を示す側面図
【図5】前記接合部冷却装置の作用を説明するための線
【図6】本発明に係る接合部冷却装置の第2実施形態の
構成を示す側面図
【図7】本発明法の作用を従来法と比較して説明するた
めの線図
【符号の説明】 10a…先行鋼片 10b…後行鋼片 10c…突き合わせ部 22…接合装置 26…接合部冷却装置 30…仕上圧延機第1スタンド 40a、40b、80a、80b、82a、82b…ノ
ズルヘッダ 42…ノズル 44…バルブ 46…連結部材 50…走行台車 52…駆動モータ 54…車輪 56…ボディ 58…レール 60a、60b…加速時マスキング装置 62a、62b…減速時マスキング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C21D 9/52 102 C21D 9/52 102 9/573 101 9/573 101Z (72)発明者 桂 重史 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (72)発明者 磯山 茂 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (72)発明者 平林 毅 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (72)発明者 田代 勝三 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (56)参考文献 特開 平6−262244(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 45/02 320 B21B 1/26 B21B 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱間仕上圧延に先立ち、先行するシートバ
    ーの後端部と後行するシートバーの先端部を加熱・昇
    温、押圧して突き合わせ接合するに際して、 シートバー接合部を冷却するための、シートバー走行速
    度に同期して走行する冷却手段とマスキング手段とを用
    いて、 該冷却手段の走行速度がシートバー走行速度に同期する
    際の加減速中は、シートバーに冷却剤がかからないよう
    にして、シートバー接合部直近のみを冷却することを特
    徴とする熱間圧延におけるシートバー接合部の冷却方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記冷却手段が複数種
    類設けられ、シートバーの厚さ、走行速度、接合部温度
    に応じて、使用する冷却手段の種類や冷却時間を決める
    ことを特徴とする熱間圧延におけるシートバー接合部の
    冷却方法。
  3. 【請求項3】熱間仕上圧延に先立ち、先行するシートバ
    ーの後端部と後行するシートバーの先端部を加熱・昇
    温、押圧して突き合わせ接合する際のシートバー接合部
    の冷却装置において、 シートバー接合部を冷却するための冷却手段が搭載され
    た、シートバー走行速度に同期して走行する走行台車
    と、 該走行台車の走行速度がシートバー走行速度に同期する
    際の加減速中は、シートバーに冷却剤がかからないよう
    にするためのマスキング手段とを備え、 シートバー接合部直近のみを冷却することを特徴とする
    熱間圧延におけるシートバー接合部の冷却装置。
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