JP3303899B2 - 氷蓄熱式冷凍機ユニット - Google Patents

氷蓄熱式冷凍機ユニット

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JP3303899B2
JP3303899B2 JP18680794A JP18680794A JP3303899B2 JP 3303899 B2 JP3303899 B2 JP 3303899B2 JP 18680794 A JP18680794 A JP 18680794A JP 18680794 A JP18680794 A JP 18680794A JP 3303899 B2 JP3303899 B2 JP 3303899B2
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祥治 田中
修行 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、氷蓄熱式冷凍機ユニッ
トに係り、特に、一般のビルなどの空調設備に使用する
凍結防止機構を設けた氷蓄熱式冷凍機ユニットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】氷蓄熱式冷凍機は経済的な夜間電力を利
用する冷房システムとして開発されており、省エネルギ
ー、省スペースのビル冷房として利用されている。従来
の氷蓄熱式冷凍機においては、放熱停止中における水熱
交換器内の冷水の凍結については配慮がなかれていなか
ったり、冷水ポンプを連続的に運転していただけであっ
た。しかし、放熱停止中で蓄熱運転時にブラインが水熱
交換器に流れ込むことにより、水熱交換器内の水が凍結
し、水熱交換器の破損につながるという問題があり、ま
た、放熱停止中も冷水ポンプを連続的に運転したのでは
不経済であり、経済的に問題であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決し、水熱交換器内の凍結を確実に防止
でき、省エネルギーで、安価な氷蓄熱式冷凍機ユニット
を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、冷凍機、氷蓄熱槽、水熱交換器、ブラ
インポンプ及び調節弁を配管で接続したブライン経路
と、水熱交換器、冷房負荷及び冷水ポンプを配管で接続
した冷水経路とを有し、前記冷凍機でブラインを冷却
し、該ブラインにて氷蓄熱槽の水を凍結させて蓄熱して
おき、放熱時には、氷蓄熱槽の氷の融解熱にて前記ブラ
インを冷却し、該ブラインを水熱交換器に導き、冷水を
冷却して冷房能力を取り出す氷蓄熱式冷凍機ユニットに
おいて、前記水熱交換器に温度センサーを取付け、放熱
停止中に該温度センサーが、所定の温度以下になった時
に冷水ポンプを運転し、所定の温度以上になった時に冷
水ポンプを停止するための制御手段を設けたものであ
る。上記において、水熱交換器内のブライン経路にも温
度センサーを設けるのがよい。
【0005】
【作用】氷蓄熱式冷凍機は経済的な夜間電力を利用する
ため、夜間に蓄熱運転を行い、昼間は夜間に蓄熱した冷
熱を放熱する運転を行っているが、蓄熱運転時におい
て、放熱がなされない時には、冷凍機で−5℃のブライ
ンが製造され、このブラインで氷蓄熱槽の水を氷に変換
して蓄熱している。この蓄熱運転時においては、ブライ
ンは水熱交換器を調節弁でバイパスして循環している
が、しかしながら、調節弁の故障、ゴミかみ、全閉時の
もれなどにより低温のブラインが徐々にではあるが水熱
交換器に流れ込む場合があり、この場合水熱交換器内の
水が凍結する恐れがある。凍結は水熱交換器の破損につ
ながり、ブラインが冷水系に流れ出したりする恐れがあ
る。本発明は、水熱交換器の内部又はケーシングに温度
センサーを取付けており、該温度センサーの検出値によ
り冷水ポンプを運転する制御手段を設けることにより、
温度降下により低温ブラインのもれを検出し、冷水ポン
プを運転して、凍結防止を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面を用いて具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 図1は、本発明の氷蓄熱式冷凍機ユニットの一例を説明
するためのフロー構成図である。図1において、1は冷
凍機、2は氷蓄熱槽、3は水熱交換器、4はブラインポ
ンプ、5、13は調節弁、6は冷水ポンプ、7はブライ
ン配管、8は冷水配管であり、9、11、12は温度セ
ンサーで、10は温度センサー9、11、12の温度を
検出して、調節弁5、13及び冷水ポンプ6をそれぞれ
制御するための制御盤である。
【0007】この氷蓄熱式冷凍機において、蓄熱運転時
は冷凍機1は−5℃のブラインを製造し、該ブラインは
調節弁5により水熱交換器3をバイパスし、蓄熱槽2に
導かれ、蓄熱槽内の水を氷にする。また、放熱運転時
は、蓄熱槽内の氷の融解熱を利用してブラインを冷却
し、水熱交換器出口の冷水温度11が所定(例えば7
℃)の温度になるように調節弁5により流量を調節した
り、蓄熱槽2へのブライン流入量を調節弁13で制御す
ることにより、水熱交換器入口温度12を調節する。冷
水ポンプ6は負荷側への冷水送水ポンプであり、放熱運
転時は運転し、放熱停止時は停止する。そして、放熱停
止時に、温度センサー9で、水熱交換器3内の冷水が氷
点に近づいた時、冷水ポンプを運転し、水熱交換器内の
冷水を氷点よりも高い冷水と入れ換えて、凍結を防止す
る。従って、温度センサー9は水熱交換器3内部に入っ
ていることが必要である。
【0008】上記の水熱交換器内の冷水の温度低下は、
冷水ポンプ6停止時のブラインもれによるため、温度セ
ンサー9はブラインのもれを検出でき、冷水ポンプ6運
転時に、ブラインとの熱交換を検出できる位置に取付け
ることが望ましい。本発明では、外部冷水で、もれこん
だブラインを氷点以上に加熱して、凍結の心配がない温
度となった段階で冷水ポンプを止めることにより凍結を
防止するとともに、頻繁な冷水ポンプの発停を防ぐもの
である。図2に冷水ポンプ6の強制運転の説明図を示
す。図2において、温度センサー9の温度が約0〜2℃
まで低下すると、冷水ポンプ6を運転し、温度センサー
9の温度が約2〜4℃まで上昇すると、冷水ポンプ6を
停止する。このように運転制御することにより、水熱交
換器内の凍結を省エネルギーで防止することができる。
【0009】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
省エネルギーで、しかも的確な凍結防止ができる氷蓄熱
式冷凍機ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の氷蓄熱式冷凍機ユニットの一例を示す
フロー構成図。
【図2】本発明による冷水ポンプの強制運転の説明図。
【符号の説明】
1:冷凍機、2:氷蓄熱槽、3:水熱交換器、4:ブラ
インポンプ、5:調節弁、6:冷水ポンプ、7:ブライ
ン配管、8:冷水配管、9:温度センサー、10:制御
盤、11:温度センサー、12:温度センサー、13:
調節弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−89946(JP,A) 特開 昭53−49356(JP,A) 特開 平2−192540(JP,A) 特開 平5−322274(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 102 F25D 17/02 303

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍機、氷蓄熱槽、水熱交換器、ブライ
    ンポンプ及び調節弁を配管で接続したブライン経路と、
    水熱交換器、冷房負荷及び冷水ポンプを配管で接続した
    冷水経路とを有し、前記冷凍機でブラインを冷却し、該
    ブラインにて氷蓄熱槽の水を凍結させて蓄熱しておき、
    放熱時には、氷蓄熱槽の氷の融解熱にて前記ブラインを
    冷却し、該ブラインを水熱交換器に導き、冷水を冷却し
    て冷房能力を取り出す氷蓄熱式冷凍機ユニットにおい
    て、前記水熱交換器に温度センサーを取付け、放熱停止
    中に該温度センサーが、所定の温度以下になった時に冷
    水ポンプを運転し、所定の温度以上になった時に冷水ポ
    ンプを停止するための制御手段を設けたことを特徴とす
    る氷蓄熱式冷凍機ユニット。
  2. 【請求項2】 前記水熱交換器内のブライン経路に温度
    センサーを設けたことを特徴とする請求項1記載の氷蓄
    熱式冷凍機ユニット。
JP18680794A 1994-07-18 1994-07-18 氷蓄熱式冷凍機ユニット Expired - Fee Related JP3303899B2 (ja)

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KR100467988B1 (ko) * 2002-07-13 2005-01-24 대하에너텍 주식회사 온도 조절이 가능해진 축냉식 냉동 시스템
KR101175516B1 (ko) * 2010-05-28 2012-08-23 엘지전자 주식회사 히트펌프 연동 급탕장치
JP5732709B1 (ja) * 2014-09-04 2015-06-10 オリオン機械株式会社 水素ガス冷却装置

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