JP3303321B2 - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JP3303321B2
JP3303321B2 JP01542292A JP1542292A JP3303321B2 JP 3303321 B2 JP3303321 B2 JP 3303321B2 JP 01542292 A JP01542292 A JP 01542292A JP 1542292 A JP1542292 A JP 1542292A JP 3303321 B2 JP3303321 B2 JP 3303321B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の油圧機器分野等
において好適に使用される圧力補償形の流量制御弁に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の流量制御弁として、図2および
図3に示すものが知られている。図2のものは、ボディ
101内の近接位置に穴102、103をあけ、一方の
穴102内に圧力補償用のスプール104をスリーブ1
05を介して摺動可能に嵌装し、他方の穴103内に流
量設定用のピストン106を保持具107を介して摺動
可能に嵌装したものである。そして、図中矢印(破線)
に沿って流入口108から流出口109に流体を流した
とき、スプール104がボディ101との間に形成され
る絞り部104aの開度を自動調節しながら周知の圧力
補償作用を営み、ピストン106とボディ101の間に
形成される可変オリフィス部110の開度に応じた一定
流量を流出口109から流出させるようになっている。
また、図3のものは、円筒状ボディ201の内周にスプ
ール202を摺動可能に嵌装し、そのスプール202
と、該ボディ201の基端側に螺装した調節ねじ部20
3との間にスプリング204を弾設したものである。そ
して、図中矢印(破線)に沿って流入口206から流出
口205に流体を流したとき、スプール202がボディ
201との間に形成される絞り部202aの開度を自動
調節しながら周知の圧力補償作用を営み、流入口206
の直後に設けた固定オリフィス207の開度に応じた一
定流量を該流出口205から流出させるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図2に示す
ものは、ボディ101を含めた弁全体の外形が複雑な形
状になるため、使用目的であるブロック等に単に穴を明
けて挿入するというわけにはいかない。そのため、この
制御弁をブロック等とは別体に設置して外部配管により
接続するか、ブロック内に工数をかけて埋設するかの作
業が必要になり、何れにしても繁雑な取付作業とコスト
高を招く欠点がある。その点、図3に示すものは、使用
目的であるブロック等に単に穴を明けて挿入するカート
リッジタイプであるため、使い勝手の面で格段に優れる
が、反面、このものは固定オリフィス207によって流
量が一義的に決定されているため、調節ねじ部203を
操作してスプリング204の弾性付勢力を変えることで
僅かに設定流量を変化させ得るのみである。このため、
流量調節幅が狭く、汎用性に乏しいという欠点がある。
その上、このものは設定流量を増す目的でスプリング2
04の弾性付勢力を強化した場合に、圧力差がかなり大
きくならないとスプール202が作動し始めないことに
なり、対圧力特性が劣悪なものになり易いという欠点も
抱える。
【0004】本発明は、これらの不具合を解消した流量
制御弁を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0006】すなわち、本発明に係る流量制御弁は、ボ
ディに形成した筒部と、ボディと前記筒部との間に形成
された環状隙間に摺動可能に挿入した圧力補償用のスプ
ールと、前記筒部の内周に同心状に嵌装したピストンと
を具備してなり、ピストンと筒部との間に、該ピストン
を通じて外部操作可能な可変オリフィス部を構成したこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成のものであると、ボディの筒部
内外にスプールおよびピストンが重合配置されることに
なる。そのため、この流量制御弁はブロック等の使用目
的に穴を明けて挿入するだけで取付けを完了することが
できる。しかも、このものは可変オリフィス部を有して
いるため、広範囲に亘って流量設定を行うことができ、
しかもスプールに付帯するスプリング力の弾性付勢力は
小さいままであるから大流量設定時にも対圧力特性が低
下するようなことがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1を参照して
説明する。
【0009】この流量制御弁Aは、ボディたる外筒1の
内周に筒部たる内筒2を螺着してなるもので、外筒1と
内筒2の螺合部3よりも先端側に環状隙間4を形成して
いる。また、前記外筒1の周壁および内筒2の周壁には
それぞれそれらの筒1、2の内外を連通させる円形状の
開口部1a、2aが形成され、内筒2の内周と外筒1の
外周とが開口部2a、環状隙間4および開口部1aを介
して連通している。そして、前記環状隙間4に円筒状の
スプール5を摺動可能に嵌挿している。
【0010】スプール5は、ランド部5aに連続する位
置に円形状の開口部5bを有したもので、軸心方向に変
位したとき、開口部5bと前記外筒1の開口部1aとの
間に形成される絞り部6を全閉状態から全開状態まで変
化させ得るようになっている。なお、このスプール5の
右端側には螺合部3の内方端との間にスプリング7が弾
接してあり、このスプリング7によりスプール5を左端
側に弾性付勢している。また、スプール5には図示しな
いストッパが設けられ、絞り部6を全開にする位置を越
えて左方へ変位しないようになっている。
【0011】一方、前記内筒5の内周には、外部操作可
能なピストン8が摺動可能に嵌装してある。このピスト
ン8は、ねじ部8aを一体に有したもので、そのねじ部
8aを介して内筒2内に進退可能に螺入され、該内筒2
の開口部2aとの間に可変オリフィス部10を構成して
いる。そして、前記ねじ部8aを操作部8bを通じて操
作することにより、ピストン8を螺進退させ、可変オリ
フィス部10の開度を変化させ得るようになっている。
【0012】次に、本実施例を、図示のような入口ポー
ト11aおよび出口ポート11bを有するブロック11
に適用した場合の作用について説明する。
【0013】先ず、この流量制御弁Aの外筒1に設けた
ねじ部1bを当該ブロック11の内周めねじ部11cに
螺装し、内筒2の内周空間を入口ポート11aに臨ませ
るとともに外筒2の外周を出口ポート11bに臨ませて
配置する。そして、入口ポート11aより流体を流入さ
せる。すると、流体は図中矢印(破線)に沿って内筒2
の内周からオリフィス部10を介して環状隙間4に流入
し、しかる後、絞り部6を介して出口ポート11bに流
出する。その際、前記スプール5の左端側に入口圧力P
1 が作用し、右端側にオリフィス部10を通過した後の
中間圧力P2 が作用する(P1 ≧P2 )。この場合のス
プール5の受圧面積Sは、スプール外径をφF、スプー
ル内径をφGとして、S=π(φF2 −φG2 )/4で
あるから、トータルでF1 =S・(P1 −P2 )の液圧
付勢力がスプール5に作用することになる。そして、そ
の液圧付勢力F1 はスプリング力F2 と拮抗する。した
がって、設定流量以下のときはF1 <F2 となってスプ
ール5は動かないが、設定流量を上回るとF1 >F2
成立し、スプール5は図中右方向に変位し、その変位と
ともに絞り部6を絞る。そして、再び液圧付勢力F1
スプリング力F2 と釣り合う位置で静止する。したがっ
て、F2 を一定と見なせば、常にF1 (すなわち、P1
−P2 )が一定になるように制御され、出口ポート11
bに流出する流体の流量を一定に保つという作用を営
む。
【0014】また、このものは、スプール5が平衡状態
にあるときにピストン8をオリフィス部10の開度が減
少する方向に変位させたと仮定すると、P1 が大きくな
るので液圧付勢力F1 が弾性付勢力F2 に打ち勝って更
にスプール5を図中右行させ、次の平衡位置で静止し
て、絞り部6の開度を減少させる。したがって、オリフ
ィス部10の開度を減少させたときには小流量設定にな
り、増大させたときには大流量設定になる。
【0015】以上のような流量制御弁Aであると、ブロ
ック11に穴を明けて挿入するだけで使用できるため、
従来の外部配管タイプに比べて使い勝手が格段に向上し
たものになり、また、広範囲に亘る流量設定が可能であ
って大流量設定時に対圧力特性が低下することがないた
め、従来のカートリッジタイプに比べて格段に機能が向
上したものになるという優れた効果がある。
【0016】なお、本発明は上述した実施例のみに限定
されるものではない。例えば、前記実施例では可変オリ
フィス部が円形状の開口部を構成要素としているが、螺
旋溝や長孔を利用してもよい。その他、各部の具体的な
構成等も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が
可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る流量制御弁は、ボディの筒
部内外にスプールおよびピストンを重合配置するもので
あるため、ブロック等の使用目的に穴を明けて挿入する
だけで取付け可能な使い勝手の良好なものになり、しか
も、可変オリフィス部を有しており、広範囲に亘って流
量設定を行うことができるだけでなく大流量設定時にお
ける対圧力特性が良好となるので、制御弁としての性能
にも優れたものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体縦断面図。
【図2】従来例を示す図1に対応した図。
【図3】他の従来例を示す図1に対応した図。
【符号の説明】
1…ボディ(外筒) 2…筒部(内筒) 5…スプール 8…ピストン 10…可変オリフィス部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディに形成した筒部と、ボディと前記筒
    部との間に形成された環状隙間に摺動可能に挿入した
    力補償用のスプールと、前記筒部の内周に同心状に嵌装
    したピストンとを具備してなり、ピストンと筒部との間
    に、該ピストンを通じて外部操作可能な可変オリフィス
    部を構成したことを特徴とする流量制御弁。
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