JPH0434293Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0434293Y2
JPH0434293Y2 JP10142787U JP10142787U JPH0434293Y2 JP H0434293 Y2 JPH0434293 Y2 JP H0434293Y2 JP 10142787 U JP10142787 U JP 10142787U JP 10142787 U JP10142787 U JP 10142787U JP H0434293 Y2 JPH0434293 Y2 JP H0434293Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
pressure
main body
valve body
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10142787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS646473U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10142787U priority Critical patent/JPH0434293Y2/ja
Publication of JPS646473U publication Critical patent/JPS646473U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0434293Y2 publication Critical patent/JPH0434293Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、流体回路の配管途中へ設置せられ圧
力流体の通過量を流入孔および流出孔の圧力が変
化しても一定に制御する圧力補償付流量制御弁に
関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の圧力補償付流量制御弁は、実公
昭61−31247号公報に示される第2図の如き構成
から成り、弁本体23の対向する両側面に接続ね
じを設けた流入孔24と流出孔25をそれぞれ開
口形成し、流入孔24と流出孔25に配管を螺合
することで流体回路を設けられている。流入孔2
4に流入する圧力流体は連通孔26、環状溝3
6、連通孔28、環状溝29、圧力補償スプール
34の孔31を流れ、絞り孔32により絞縮制御
されて摺動孔33を流れ流出孔25から流出す
る。そして、圧力補償スプール34が絞り孔32
前後の差圧により作用力とばね35のばね力との
平衡位置に軸方向摺動し、環状溝29と孔31と
で形成される可変絞り部30の開口面積を変化し
て絞り孔32の前後差圧を一定に補償し、流入孔
24および流出孔25の圧力変化にかかわらず圧
力流体の通過量を一定に制御している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、流入孔24と摺動孔33内周に形成
した環状溝29間を連通する流通路を形成するの
に、弁本体23の円形状に有した嵌合部41の外
周に流入孔24に連なる連通孔26と環状溝29
に連なる連通孔28を開口して設けた環状溝36
を窪み形成し、この環状溝36の開口を閉塞する
よう円筒部材37を外嵌固着しているため、弁本
体23と円筒部材37の嵌合面からの流体の外部
漏れを阻止するOリング38,39と円筒部材3
7を弁本体23から抜け出るのを阻止する止め輪
40が必要となり、弁を構成する部品点数が多
く、弁外形の寸法が大きくなると共に、廉価に製
作できない問題点があつた。
本考案は、かかる問題点を解決するもので、従
来弁よりも弁を構成する部品点数を減少して、弁
外形の寸法が大きくなるのを阻止できて廉価に製
作し得る圧力補償付流量制御弁を提供するもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案は、二つの本体部材の相互に
面する側面を摩擦圧接により一体的に固着せしめ
て形成した弁本体を有し、弁本体の固着部を介し
対向する両側面に開口して配管螺着用の接続ねじ
を有する流体の流入孔と流出孔を設け、弁本体の
一方の本体部材には固着する側面側の中央部に突
出して凸部を設け、内部に流出孔と連設して凸部
内まで延在した有底の摺動孔を設けると共に摺動
孔内周を窪ませて形成の環状溝と連通して凸部外
面に開口する連通孔を設け、かつ弁本体の他方の
本体部材には固着する側面側に一方の本体部材の
凸部を間隔を有して収容し流体の流通路を形成可
能な凹部を流入孔と連設して窪み形成しており、
一方の本体部材に有する摺動孔には内部に貫通の
流通孔に流体を絞縮制御する絞り孔を設けた円筒
状の圧力補償スプールを摺動自在に嵌挿し、圧力
補償スプールの円筒外面に開口する孔と摺動孔内
周の環状溝とで圧力補償スプールの軸方向摺動に
より開口面積が変化する可変絞り部を形成し、圧
力補償スプールには絞り孔前後の流体圧力を両側
面に作用させると共に可変絞り部の開口面積の増
大方向にばね力を付与するばねを係装して成る。
〔作用〕
かかる本考案の構成において、流入孔に流入す
る圧力流体は、凹部と凸部間に形成の流通路、一
方の本体部材に設けた連通孔と環状溝、この環状
溝と圧力補償スプールの円筒外面に開口する孔と
で形成した可変絞り部、圧力補償スプールの流通
孔を流れ、絞り孔により絞縮制御されて流出孔か
ら流出し、圧力補償スプールは両側面に作用する
絞り孔前後の流体圧力の差圧による作用力とばね
の可変絞り部の開口面積の増大方向に付与するば
ね力との平衡位置に軸方向摺動し、絞り孔前後の
差圧を一定に補償するよう可変絞り部の開口面積
を設定する。この状態より、流入孔もしくは流出
孔の圧力変化に伴い、いま絞り孔前後の差圧が大
きくなると、圧力補償スプールはこの大きくなつ
た差圧による作用力とばね力との平衡位置すなわ
ち可変絞り部の開口面積減少方向へ軸方向摺動
し、また絞り孔前後の差圧が小さくなると、圧力
補償スプールはこの小さくなつた差圧による作用
力とばね力との平衡位置すなわち可変絞り部の開
口面積増加方向へ軸方向摺動する。この可変絞り
部の開口面積増減により絞り孔前後の差圧は一定
に補償され、絞り孔を流れる圧力流体の通過量は
流入孔および流出孔の圧力変化にかかわらず一定
に制御される。そして、二つの本体部材により形
成した弁本体を格別なシール部材、止め輪等の固
着部材を用いることなくその内部に流入孔からの
圧力流体が流出孔へ流れる流通路を形成するよう
設けているため、従来弁に比し弁を構成する部品
点数が減少され、弁外形の寸法が大きくなるのを
阻止できて廉価に製作できる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図において、1は弁本体で、二つの本体部
材1A,1Bの相互に面する側面を破線4で示す
部分で摩擦圧接により一体的に固着し形成してお
り、固着部を介して対向する軸方向の両側面に開
口して配管螺着用の接続ねじを設けた流入孔8と
流出孔9を設けている。弁本体1の一方の本体部
材1Aは固着する側面側の中央部に突出して凸部
2を設け、外周には工具を係合して回動できるよ
う六角状の回動部5を有し、内部には流出孔9と
連設して凸部2内まで延在した有底の摺動孔10
を設けている。11は摺動孔10内周を窪ませて
形成の環状溝12と連通して凸部2外面に開口す
る連通孔で、凸部2外周の周方向へ等間隔に4個
設けている。弁本体1の他方の本体部材1Bは固
着する側面側に本体部材1Aの凸部2を間隔を有
して収容し流体の流通路を形成可能な凹部3を流
入孔8と連設して窪み形成している。そして弁本
体1は流入孔8、凹部3、凸部2、摺動孔10、
流出孔9が同軸線上に配設するようにしている。
13は摺動孔10へ軸方向摺動自在に挿入した円
筒状の圧力補償スプールで、流出孔9側へ面した
一側面に開口して開口側にめねじ42を設けた流
通孔47と摺動孔10の底面側へ面した他側面に
開口して流通孔46とを小径の絞り孔19を介し
て同軸線上で連通するよう穿設している。16は
圧力補償スプール13の摺動孔10内周面と摺動
する円筒外面に開口する孔で、流通孔47に連通
して円筒外面の周方向へ等間隔に4個設けてい
る。15は絞り部材で、内部に流通孔43と小径
の絞り孔14とを同軸線上で連設して貫通穿設し
中空円筒状に形成しており、流通孔47のめねじ
42に螺合して圧力補償スプール13と一体的に
設けている。17は摺動孔10内周の環状溝12
と圧力補償スプール13の円筒外面に開口する孔
16とで形成の可変絞り部で、圧力補償スプール
13の軸方向摺動により開口面積が変化するよう
設けている。18は圧力補償スプール13の他側
面と摺動孔10底面との間に区画形成した圧力室
18で、圧力補償スプール13の流通孔46、絞
り孔19を介して絞り孔14前の流通孔47に連
通し、圧力室18へ流入したり圧力室18から流
出したりする圧力流体に絞り孔19で抵抗が与え
られることによつて圧力補償スプール13の急激
な摺動を阻止するようにしている。20は圧力補
償スプール13に係装したばねで、可変絞り部1
7の開口面積を増大する方向に圧力補償スプール
13を付勢するようばね力を付与している。48
はばね20が摺動孔10内で良好に伸縮できるよ
うばね20が配設される摺動孔10内周を窪ませ
て形成した環状溝である。21はばね受け部材
で、孔49を貫設して中空円筒状に形成して一側
部外周に鍔51を設けて摺動孔10内へ設置し、
摺動孔10を流れる圧力流体のばね20への影響
を軽減するようばね20を外嵌している。22は
止め輪で、摺動孔10内周の環状溝48と流出孔
9連設部間に形成した環状溝50に収装し、ばね
受け部材21が摺動孔50に収装し、ばね受け部
材21が摺動孔10から抜け出るのを阻止するよ
う設けている。
次にかかる構成の作動を説明する。
第1図は弁の非作動状態を示し、圧力補償スプ
ール13はばね20のばね力により付勢されて左
方端に位置し、可変絞り部17の開口面積を最大
にしている。この状態より、流入孔8に圧力流体
を流入すると、この圧力流体は、凹部3と凸部2
間に形成の流通路、連通孔11、環状溝12、可
変絞り部17、孔16、流通孔47、流通孔43
を流れ、絞り孔14により絞縮制御されて摺動孔
10、ばね受け部材21の孔49を流れ流出孔9
から流出すると共に、絞り孔14前の圧力流体の
一部は絞り孔19、流通孔46を流れ圧力室18
に流入し、圧力補償スプール13は絞り孔14前
後の流体圧力の差圧による作用力とばね20のば
ね力との平衡位置に右方向へ軸方向摺動し、可変
絞り部17の開口面積を減少設定して絞り孔14
前後の差圧を一定に補償する。この状態より、い
ま流入孔8の流体圧力が上昇するかもしくは流出
孔9の流体圧力が下降して絞り孔14前後の差圧
が大きくなると、圧力補償スプール13はこの大
きくなつた差圧による作用力とばね20力との平
衡位置にさらに右方向へ軸方向摺動して可変絞り
部17の減少設定した開口面積をさらに減少し、
この可変絞り部17の開口面積の減少により絞り
孔14前の流体圧力が下降して絞り孔14前後の
差圧を一定にする。また、逆に、流入孔8の流体
圧力が下降するかもしくは流出孔9の流体圧力が
上昇して絞り孔14前後の差圧が小さくなると、
圧力補償スプール13はこの小さくなつた差圧に
よる作用力とばね20力との平衡位置に左方向へ
軸方向摺動して可変絞り部17の減少設定した開
口面積を増加し、この可変絞り部17の開口面積
の増加により絞り孔14前の流体圧力が上昇して
絞り孔14前後の差圧を一定にする。このように
して、流入孔8および流出孔9の圧力変化にかか
わらず絞り孔14前後の差圧を一定に補償し、絞
り孔14を流れる圧力流体の通過量を一定に制御
する。
かかる作動で、弁本体1を格別なシール部材、
止め輪等の固着部材を用いることなくその内部に
流入孔8から圧力流体が流出孔9へ流れる流通路
を形成するよう設けているため、従来弁に比し弁
を構成する部品点数が減少され、弁外形の寸法が
大きくなるのを阻止できて廉価に製作できる。ま
た、弁本体1を構成する他方の本体部材1Bに設
けた凹部3に間隔を有して一方の本体部材1Aに
設けた凸部2を収容して流入孔6に連設する環状
の流通路を形成しているため、流入孔に連なつて
孔を設けているものに比し、圧力流体の流通面積
を大きく設けることができて流入孔から流れる圧
力流体の流れ抵抗を減少でき、弁の最低作動圧力
を小さくするとができて用途の拡大を図れる。
〔考案の効果〕
このように本考案は、二つの本体部材の相互に
面する側面を摩擦圧接により一体的に固着せしめ
て形成した弁本体を有し、弁本体の固着部を介し
対向する両側面に開口して配管螺着用の接続ねじ
を有する流体の流入孔と流出孔を設け、弁本体の
一方の本体部材には固着する側面側の中央部に突
出して凸部を設け、内部に流出孔と連設して凸部
内まで延在した有底の摺動孔を設けると共に摺動
孔内周を窪ませて形成の環状溝と連通して凸部外
面に開口する連通孔を設け、かつ弁本体の他方の
本体部材には固着する側面側に一方の本体部材の
凸部を間隔を有して収容し流体の流通路を形成可
能な凹部を流入孔と連設して窪み形成しており、
一方の本体部材に有する摺動孔には内部に貫通の
流通孔に流体を絞縮制御する絞り孔を設けた円筒
状の圧力補償スプールを摺動自在に嵌挿し、圧力
補償スプールの円筒外面に開口する孔と摺動孔内
周の環状溝とで圧力補償スプールの軸方向摺動に
より開口面積が変化する可変絞り部を形成し、圧
力補償スプールには絞り孔前後の流体圧力を両側
面に作用させると共に可変絞り部の開口面積の増
大方向にばね力を付与するばねを係装しているた
め、従来弁に比し弁を構成する部品点数が減少さ
れ、弁外形の寸法が大きくなるのを阻止できて廉
価に製作することができる。
また、流入孔に連設して環状の流通路を形成し
ているため、流入孔に連なつて孔を設けているも
のに比し、圧力流体の流通面積を大きく設けるこ
とができて流入孔から流れる圧力流体の流れ抵抗
を減少でき、弁の最低作動圧力を小さくできて用
途の拡大を図れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した圧力補償付
流量制御弁の縦断面図、第2図は従来例を示した
圧力補償付流量制御弁の縦断面図である。 1……弁本体、1A,1B……本体部材、2…
…凸部、3……凹部、8……流入孔、9……流出
孔、10……摺動孔、11……連通孔、12……
環状溝、13……圧力補償スプール、14……絞
り孔、16……孔、17……可変絞り部、20…
…ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二つの本体部材の相互に面する側面を摩擦圧接
    により一体的に固着せしめて形成した弁本体を有
    し、弁本体の固着部を介し対向する両側面に開口
    して配管螺着用の接続ねじを有する流体の流入孔
    と流出孔を設け、弁本体の一方の本体部材には固
    着する側面側の中央部に突出して凸部を設け、内
    部に流出孔と連設して凸部内まで延在した有底の
    摺動孔を設けると共に摺動孔内周を窪ませて形成
    の環状溝と連通して凸部外面に開口する連通孔を
    設け、かつ弁本体の他方の本体部材には固着する
    側面側に一方の本体部材の凸部を間隔を有して収
    容し流体の流通路を形成可能な凹部を流入孔と連
    設して窪み形成しており、一方の本体部材に有す
    る摺動孔には内部に貫通の流通孔に流体を絞縮制
    御する絞り孔を設けた円筒状の圧力補償スプール
    を摺動自在に嵌挿し、圧力補償スプールの円筒外
    面に開口する孔と摺動孔内周の環状溝とで圧力補
    スプールの軸方向摺動により開口面積が変化する
    可変絞り部を形成し、圧力補償スプールには絞り
    孔前後の流体圧力を両側面に作用させると共に可
    変絞り部の開口面積の増大方向にばね力を付与す
    るばねを係装して成る圧力補償付流量制御弁。
JP10142787U 1987-07-01 1987-07-01 Expired JPH0434293Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10142787U JPH0434293Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10142787U JPH0434293Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS646473U JPS646473U (ja) 1989-01-13
JPH0434293Y2 true JPH0434293Y2 (ja) 1992-08-14

Family

ID=31330410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10142787U Expired JPH0434293Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0434293Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS646473U (ja) 1989-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3749122A (en) System for installing fluid elements in conduit circuits
US4083380A (en) Fluid valve assembly
US4860788A (en) Metering valve
US20050028876A1 (en) Method of mixing fluids using a valve
JPH0310444Y2 (ja)
US4300748A (en) Axial flow valve
JP4107074B2 (ja) 流量制御弁
US5328147A (en) Two stage pressure control valve
US4964611A (en) Valve for pressurized media
US4795129A (en) Normally closed fluid switching logic element
US6971625B2 (en) Pilot operated valve with variable piston orifice
US3896844A (en) Fluid flow regulating apparatus
US3983893A (en) Flow divider valve assembly
JPH0434293Y2 (ja)
US4512358A (en) Compact long-life by-pass and pressure unloader valve
US3921658A (en) Pressure balancing valve
JPH0755022A (ja) 弁装置
JPS6135823Y2 (ja)
JP2912620B2 (ja) 切換弁
JPH11108217A (ja) 湯水圧力バランサ
JP2531884Y2 (ja) スプールバルブ
JPH029156Y2 (ja)
US5477878A (en) Flow control valve
WO2024009693A1 (ja)
JPS6131247Y2 (ja)