JP3303216B2 - 低ロードノイズ乗用車タイヤ - Google Patents

低ロードノイズ乗用車タイヤ

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JP3303216B2
JP3303216B2 JP01972193A JP1972193A JP3303216B2 JP 3303216 B2 JP3303216 B2 JP 3303216B2 JP 01972193 A JP01972193 A JP 01972193A JP 1972193 A JP1972193 A JP 1972193A JP 3303216 B2 JP3303216 B2 JP 3303216B2
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JP
Japan
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tire
width
noise
road noise
passenger car
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義英 植田
政子 瓜生
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C19/00Tyre parts or constructions not otherwise provided for
    • B60C19/002Noise damping elements provided in the tyre structure or attached thereto, e.g. in the tyre interior

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気入り乗用車タイヤ
に関し、特に乗用車のロードノイズの低減化対策に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、車が荒れた路面を走行するとき、
車内では大きな騒音(ノイズ)が発生する。そしてこの
ノイズがいわゆるロードノイズ現象といわれるものであ
って、一般的には、凹凸路面上の走行時に発生するゴー
音としてよく知られていて、もう一方のタイヤの騒音と
してのパターンノイズと共にこのノイズ防止上重視され
ている。
【0003】ところで、上記ロードノイズの振動源は、
路面の凹凸に起因しているとみられており、走行する車
両と直接路面に接触するタイヤとの共振系がこれに関与
していると目されている。即ち、車両側のサスペンショ
ン系とタイヤ側の弾性振動との共振現象と更にこれとは
別に車室の気柱共鳴も共振系として挙げられている。こ
こで、これら振動を周波数域でみてみると最小可聴周波
数としての30〜60Hzと100〜315Hzとの混合系
としてとらえられている。前者はいわゆるこもり音であ
り、後者は一種の透過音としての高音であって、この中
でも特に250,315Hz音域では衝撃的な振動騒音と
してその対策が急がれている。
【0004】そこで、上記後者の騒音対策としてはタイ
ヤ側の対策のみではなく、当然車両側においても種々の
対策が講じられており、その一つとして例えば液体式減
衰マウントの採用がある。一方のタイヤ側における対策
としては、例えばその一例として、タイヤ構造内部にお
けるベルトエッジ部分を補強することによってタイヤシ
ョルダ部の振動をコントロールするという提案がなされ
ているが、このタイヤでは反対にタイヤの乗心地やころ
がり抵抗が悪化するという別の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまでに
おけるタイヤ側としてのロードノイズ対策としては、主
としてノイズ低減化のみを目的としているために、この
面での効果はある程度達成されるとしても、反面、タイ
ヤの特性の低下を犠牲にしなければならないという二律
背反の問題がある。
【0006】本発明は、叙上の如き実情に対処するため
になされたもので、ここではタイヤの性能を損なうこと
なく、ノイズレベルの低減を図ることを目的とするのも
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明者等はノイズレベルの低減化をはかるべく、先ず
従来のタイヤの内部形状とノイズ発生のメカニズムにつ
いて鋭意研究を重ねた結果、タイヤ内面の形状,構造が
ノイズ発生の原因に影響しているという事実を見出し、
本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、上記目的に適合する本発明の低ロー
ドノイズ乗用車タイヤはねトレッド幅の中心線本願発明
該幅の2/3の位置から最大タイヤ幅の位置に至る少な
くとも片方のタイヤ内面に、タイヤ周方向に延出する幅
3mm〜30mm、高さ0.5mm〜5mmの突条部を
少なくとも1個形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記基本構成を有する本発明に係る乗用車タイ
ヤによれば、タイヤ内面構造として、タイヤ周方向に延
出する特定サイズの突条部を特定位置において形成した
ので、該突条部がタイヤ内面特にタイヤのロードノイズ
の振動源とみられているタイヤショルダ部からサイドウ
オール部に至る特定領域において、一種の補強リブ作用
を行なって走行中におけるタイヤのこれらの部分の振動
によるノイズ発生をコントロールするものである。すな
わち、上記ノイズの音域は、周波数250〜315Hz帯
域において顕著な効果がみられ、したがって高い音色域
のノイズ低減化作用が確認される。また、これに伴っ
て、タイヤ性能としての乗心地やころがり抵抗等につい
ては何ら損なう要因とはなっていない。
【0010】
【実施例】以下、更に図を参照しつつ、本発明の実施例
について説明する。
【0011】図1は本発明に係る低ロードノイズ乗用車
タイヤの断面を示し、1はタイヤのトレッド部であっ
て、トレッド部1の幅はWT であり、またWは本タイヤ
の最大幅を示す。そして、同図に示す如く本発明はその
特徴としてタイヤ内面2側において、タイヤ周方向に突
条部3がトレッド幅WT の中心線Pから2/3 の位置Aを
起点として、そこからタイヤ最大幅の端部Bを終点とす
る範囲C内の少なくとも片方のタイヤ内面サイドに位置
して延出している。この場合、勿論左右両内面の範囲C
内に形成してもよいが、どちらか一方でもよい。しかし
ロードノイズ低減効果をより上げるためには両サイド部
に形成するのが好適である。また、突条部3の個数は1
個でもよいがそれ以上でもよい。
【0012】一方、該突条部のサイズは、タイヤ周方向
に延出する幅wが3mm〜30mm、高さhは0.5
mm〜5mmであることが必要である。
【0013】また、突条部3の上記所定位置に対して、
トレッド幅WT の中心線Pより2/3未満に存在する位
置、即ちAより内側のセンター寄りに位置する場合、お
よびタイヤ最大巾W端部Bより下側に存在する位置、即
ちビードワイヤ4寄りに位置する場合には、共にノイズ
低減効果は低くなる。更に、上記突条部3の大きさとし
て、幅wが3mm未満、またその高さhが0.5 mm未満
では共にノイズ低減の効果はみられない。
【0014】また一方において、上記幅w1 が30mm
以上である場合、またその高さhが5mm以上であって
も共に効果の増加はみられない代わりに逆にころがり抵
抗の悪化傾向がみられ、好ましくない。
【0015】従って上記理由より、突条部3の大きさは
幅wが3mm〜30mmの範囲内、高さhが0.5m
m〜5mmの範囲内に設定することが不可欠である。
た突条部3の形状としては当該効果が発揮できる範囲内
において種々の形態が適宜選択できる。
【0016】次に、表1において図1に示す本発明と図
4,5に示す従来のタイヤにおけるロードノイズの比較
試験結果を示す。また図3は表1における実験No. 7と
実験No. 11(比較例)のノイズ比較試験結果を示した
グラフであり、該グラフにおいて実線は実験No. 11
を、破線は実験No. 7をそれぞれ示している。
【0017】試験条件 騒音試験法 ; マイクロフォンを運転者の中央側耳元
に設置し、騒音計を通して計測する。 タイヤサイズ; 185/65R14 85S リムサイズ ; 14×5.5 −JJ 内 圧 ; 2.0 kgf /cm2 荷 重 ; 2人+測定機器+車両重量 速 度 ; 60km/h 試 験 車 ; 2000cc テストコース; 東洋ゴム工業社タイヤテストコース ころがり抵抗試験法;速度80km/h , 1.7m ドラム35
0kg ,空気圧2.0kgf/cm2 (数値の小さいほど良好)。 以下余白
【0018】
【表1】
【0019】上記表1において、実験No. 4〜9は本発
明の実施例であり、実験No. 1〜3および10,11は
比較例である。
【0020】表1から明らかなように、突条部3の位置
が、本発明の構成における範囲内、即ちC(図1参照)
範囲内にある場合には、ロードノイズ低減化に効果が表
れており、また突条部3のサイズも幅wが3mm以上
かつ30mm以下、高さhが0.5mm以上かつ5mm
以下では同様の効果があることが判る。一方、図3のグ
ラフから明らかな如く、本発明の実施例のタイヤでは従
来のタイヤ(実験NO.11)に比べて、騒音としては
高温圧に属する周波数250Hz帯においてノイズレベ
ルが顕著に低下しており、ロードノイズ低減化に効果が
あることが判る。
【0021】
【発明の効果】上記した如く、本発明の低ロードノイズ
乗用車タイヤによれば、タイヤ内面においてトレッド幅
の中心線より2/3 の位置から最大タイヤ幅の位置に至る
範囲において、上記タイヤ内面上に特定サイズの突条部
がタイヤ周方向に延出して形成されている、即ち、タイ
ヤ内面に一種のリブが形成されているので、ロードノイ
ズの発生原因の一つと目されているタイヤショルダー
部、サイドウオール部の振動源に対しよくコントロール
し、特に250Hz近辺の音圧レベルの増大を防止し、し
かもタイヤの他の性能の低下を損なうことなく、ロード
ノイズの低減化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すタイヤの概要断面図で
ある。
【図2】図1におけるタイヤ右肩部内面の概要部分拡大
図である。
【図3】比較試験の結果を示すグラフである。
【図4】従来のタイヤの概要断面図である。
【図5】図4のタイヤトレッドパターンを示す概要部分
平面図である。
【符号の説明】
1,11 トレッド部 2 内面側 3 突条部 4 ビードワイヤ 5,15 カーカス 6,16 ベルト A トレッド幅の2/3 の位置 a 縦溝 B タイヤ最大幅の端部 C トレッド幅の2/3 の位置からタイヤ最大幅の
位置に至る範囲 h 突条部の高さ P トレッド幅の中心線 W タイヤ最大幅 WT トレッド幅 w1 突条部の幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−167505(JP,A) 特開 昭63−291709(JP,A) 特開 平4−254203(JP,A) 特開 平4−278810(JP,A) 特開 平3−253406(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 5/00 B60C 9/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド幅の中心線より該幅の2/3の位
    置から最大タイヤ幅の位置に至る範囲少なくとも片方の
    タイヤ内面側に、タイヤ周方向に延出する幅3mm〜3
    0mm、高さ0.5mm〜5mmの突条部を少なくとも
    1個形成したことを特徴とする低ロードノイズ乗用車タ
    イヤ。
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DE3016255A1 (de) * 1980-04-26 1981-10-29 Messerschmitt-Bölkow-Blohm GmbH, 8000 München Gasgefuellter fahrzeugreifen
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