JP3303047B2 - 妨害波印加装置 - Google Patents
妨害波印加装置Info
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- JP3303047B2 JP3303047B2 JP16401496A JP16401496A JP3303047B2 JP 3303047 B2 JP3303047 B2 JP 3303047B2 JP 16401496 A JP16401496 A JP 16401496A JP 16401496 A JP16401496 A JP 16401496A JP 3303047 B2 JP3303047 B2 JP 3303047B2
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- Japan
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- wave
- interference wave
- power transformer
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- insulated power
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- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波雑音による
電気，電子，及び通信用の各種機器の誤動作を評価する
イミュニティ試験で使用される妨害波印加装置であっ
て、詳しくはその伝導妨害波イミュニティ試験で使用さ
れる低周波帯域の妨害波に適用可能な妨害波印加装置に
関する。
電気，電子，及び通信用の各種機器の誤動作を評価する
イミュニティ試験で使用される妨害波印加装置であっ
て、詳しくはその伝導妨害波イミュニティ試験で使用さ
れる低周波帯域の妨害波に適用可能な妨害波印加装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の妨害波印加装置は、通称
として結合減結合回路網（ＣＤＮ／Ｃｏｕｐｌｉｎｇ
Ｄｅｃｏｕｐｌｉｎｇ Ｎｅｔｗｏｒｋ）とも呼ばれ
る。図２は、このような従来の２線用ＣＤＮの基本構成
を示したものである。
として結合減結合回路網（ＣＤＮ／Ｃｏｕｐｌｉｎｇ
Ｄｅｃｏｕｐｌｉｎｇ Ｎｅｔｗｏｒｋ）とも呼ばれ
る。図２は、このような従来の２線用ＣＤＮの基本構成
を示したものである。
【０００３】この２線用ＣＤＮは、被測定装置が接続さ
れる被測定側ＳX の端子と対局装置が接続される電源側
（対局装置側）ＳD の端子との間にそれぞれ所定のイン
ダクタンスのコイルＬ１，Ｌ２を介挿して成る２線に対
し、コイルＬ１の被測定側ＳX から直列にコンデンサＣ
１及び抵抗Ｒ１を接続すると共に、コイルＬ２の被測定
側ＳX から直列にコンデンサＣ２及び抵抗Ｒ２を接続し
た上、各抵抗Ｒ１，Ｒ２をそれぞれ妨害波発生装置に接
続される印加側ＳI の端子に接続する一方、コイルＬ１
の電源側ＳD にコンデンサＣ３を介挿して接地接続する
と共に、コイルＬ２の電源側ＳD にコンデンサＣ４を介
挿して接地接続して成っている。
れる被測定側ＳX の端子と対局装置が接続される電源側
（対局装置側）ＳD の端子との間にそれぞれ所定のイン
ダクタンスのコイルＬ１，Ｌ２を介挿して成る２線に対
し、コイルＬ１の被測定側ＳX から直列にコンデンサＣ
１及び抵抗Ｒ１を接続すると共に、コイルＬ２の被測定
側ＳX から直列にコンデンサＣ２及び抵抗Ｒ２を接続し
た上、各抵抗Ｒ１，Ｒ２をそれぞれ妨害波発生装置に接
続される印加側ＳI の端子に接続する一方、コイルＬ１
の電源側ＳD にコンデンサＣ３を介挿して接地接続する
と共に、コイルＬ２の電源側ＳD にコンデンサＣ４を介
挿して接地接続して成っている。
【０００４】ここで、抵抗Ｒ１，Ｒ２は印加側ＳI の出
力インピーダンスを決定する抵抗値となっており、コン
デンサＣ１，Ｃ２の静電容量は線間のインピーダンスを
大きくして無効電流を抑制可能な容量値に設定されてい
る。又、コイルＬ１，Ｌ２は被測定側ＳX から電源側Ｓ
D への妨害波の漏れを阻止し得るインダクタンスに設定
されており、コンデンサＣ３，Ｃ４はコイルＬ１，Ｌ２
のインダクタンスとの比で電源側ＳD への妨害波を吸収
可能な容量値に設定されている。
力インピーダンスを決定する抵抗値となっており、コン
デンサＣ１，Ｃ２の静電容量は線間のインピーダンスを
大きくして無効電流を抑制可能な容量値に設定されてい
る。又、コイルＬ１，Ｌ２は被測定側ＳX から電源側Ｓ
D への妨害波の漏れを阻止し得るインダクタンスに設定
されており、コンデンサＣ３，Ｃ４はコイルＬ１，Ｌ２
のインダクタンスとの比で電源側ＳD への妨害波を吸収
可能な容量値に設定されている。
【０００５】即ち、この２線用ＣＤＮでは、コンデンサ
Ｃ１，Ｃ２が妨害波発生装置から被試験装置への妨害波
の印加を行う結合回路を成し、コイルＬ１，Ｌ２が妨害
波の対向装置への漏れを防止するための減結合回路を成
している。
Ｃ１，Ｃ２が妨害波発生装置から被試験装置への妨害波
の印加を行う結合回路を成し、コイルＬ１，Ｌ２が妨害
波の対向装置への漏れを防止するための減結合回路を成
している。
【０００６】このような２線用ＣＤＮは、商用電源線で
妨害波の使用周波数が１５０ｋＨｚ以上となっており、
こうした仕様のものが既に開発されており、市販もされ
ている。
妨害波の使用周波数が１５０ｋＨｚ以上となっており、
こうした仕様のものが既に開発されており、市販もされ
ている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上述した妨害波印加装
置（２線用ＣＤＮ）の場合、コンデンサの静電容量，抵
抗の抵抗値，及びコイルのインダクタンスがそれぞれの
構成部分の機能に応じて厳密に設定され、妨害波の使用
周波数が１５０ｋＨｚ以上で適用されるものとなってい
るため、これよりも低い周波数帯域の妨害波を適用させ
ようとすると、各構成部がその時定数により大きくなり
過ぎ、小型で軽量に構成し難く、低い周波数帯域の妨害
波には適用できないという問題がある。
置（２線用ＣＤＮ）の場合、コンデンサの静電容量，抵
抗の抵抗値，及びコイルのインダクタンスがそれぞれの
構成部分の機能に応じて厳密に設定され、妨害波の使用
周波数が１５０ｋＨｚ以上で適用されるものとなってい
るため、これよりも低い周波数帯域の妨害波を適用させ
ようとすると、各構成部がその時定数により大きくなり
過ぎ、小型で軽量に構成し難く、低い周波数帯域の妨害
波には適用できないという問題がある。
【０００８】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、低い周波数帯域の
妨害波に関しても適用可能な小型で軽量に構成し得る妨
害波印加装置を提供することにある。
なされたもので、その技術的課題は、低い周波数帯域の
妨害波に関しても適用可能な小型で軽量に構成し得る妨
害波印加装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、妨害波
発生装置から被測定装置への妨害波の印加を行う結合回
路と、妨害波の対向装置への漏れを防止するための減結
合回路とを有する妨害波印加装置において、減結合回路
は絶縁電源トランスから成り、結合回路は絶縁電源トラ
ンスの一次側巻線に所定の抵抗値の抵抗を介挿して一端
を接続した中点タップから成る妨害波印加装置が得られ
る。
発生装置から被測定装置への妨害波の印加を行う結合回
路と、妨害波の対向装置への漏れを防止するための減結
合回路とを有する妨害波印加装置において、減結合回路
は絶縁電源トランスから成り、結合回路は絶縁電源トラ
ンスの一次側巻線に所定の抵抗値の抵抗を介挿して一端
を接続した中点タップから成る妨害波印加装置が得られ
る。
【００１０】又、本発明によれば、上記妨害波印加装置
において、絶縁電源トランスは一次側に被測定装置を接
続するための端子，二次側に対向装置を接続するための
端子をそれぞれ有し、中点タップは他端に妨害波発生装
置を接続するための端子を有する妨害波印加装置が得ら
れる。
において、絶縁電源トランスは一次側に被測定装置を接
続するための端子，二次側に対向装置を接続するための
端子をそれぞれ有し、中点タップは他端に妨害波発生装
置を接続するための端子を有する妨害波印加装置が得ら
れる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の妨
害波印加装置について、図面を参照して詳細に説明す
る。
害波印加装置について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【００１２】図１は、本発明の一実施例に係る妨害波印
加装置（ＣＤＮ）の基本構成を示したものである。
加装置（ＣＤＮ）の基本構成を示したものである。
【００１３】この妨害波印加装置（ＣＤＮ）も、妨害波
発生装置から被測定装置への妨害波の印加を行う結合回
路と、妨害波の対向装置への漏れを防止するための減結
合回路とを有するが、ここでは減結合回路が絶縁電源ト
ランスＴから成り、結合回路が絶縁電源トランスＴの一
次側巻線に所定の抵抗値の抵抗Ｒ３を介挿して一端を接
続した中点タップＱから成っている。ここで、絶縁電源
トランスＴは一次側（被測定側ＳX ）に被測定装置を接
続するための端子，二次側（電源側ＳD ）に対向装置を
接続するための端子をそれぞれ有し、中点タップＱは他
端の印加側ＳIに妨害波発生装置を接続するための端子
を有している。
発生装置から被測定装置への妨害波の印加を行う結合回
路と、妨害波の対向装置への漏れを防止するための減結
合回路とを有するが、ここでは減結合回路が絶縁電源ト
ランスＴから成り、結合回路が絶縁電源トランスＴの一
次側巻線に所定の抵抗値の抵抗Ｒ３を介挿して一端を接
続した中点タップＱから成っている。ここで、絶縁電源
トランスＴは一次側（被測定側ＳX ）に被測定装置を接
続するための端子，二次側（電源側ＳD ）に対向装置を
接続するための端子をそれぞれ有し、中点タップＱは他
端の印加側ＳIに妨害波発生装置を接続するための端子
を有している。
【００１４】このＣＤＮは、妨害波発生装置により下限
周波数１００Ｈｚまでの低い周波数帯域の妨害波を使用
可能になっている。即ち、ここでは低周波仕様の減結合
回路に絶縁電源トランスＴを使用している。又、印加す
る妨害波はコモンモードであり、電源はノーマルモード
であるから、結合回路は絶縁電源トランスＴの一次側に
コモンモードの妨害波を印加するための中点タップＱで
構成されている。
周波数１００Ｈｚまでの低い周波数帯域の妨害波を使用
可能になっている。即ち、ここでは低周波仕様の減結合
回路に絶縁電源トランスＴを使用している。又、印加す
る妨害波はコモンモードであり、電源はノーマルモード
であるから、結合回路は絶縁電源トランスＴの一次側に
コモンモードの妨害波を印加するための中点タップＱで
構成されている。
【００１５】即ち、このＣＤＮの場合、中点タップＱ付
きの絶縁電源トランスＴのみで結合回路及び減結合回路
が構成され、中点タップＱの他端の印加側ＳI の端子か
ら妨害波発生装置により印加されたコモンモードの妨害
波に関しては、絶縁電源トランスＴの一次側でノーマル
モード成分が打ち消し合うため、二次側には漏れが発生
しない。従って、このＣＤＮを用いれば、妨害波の対向
装置への漏れが安定して防止され、低周波の妨害波を使
用した上で被測定装置に対する伝導妨害波イミュニティ
試験を行うことができる。このＣＤＮの場合、使用周波
数の下限を１００Ｈｚとした構成であっても、従来の２
線ＣＤＮと比べて約１／２以下の重量に軽量化でき、し
かも小型に構成できるようになっている。
きの絶縁電源トランスＴのみで結合回路及び減結合回路
が構成され、中点タップＱの他端の印加側ＳI の端子か
ら妨害波発生装置により印加されたコモンモードの妨害
波に関しては、絶縁電源トランスＴの一次側でノーマル
モード成分が打ち消し合うため、二次側には漏れが発生
しない。従って、このＣＤＮを用いれば、妨害波の対向
装置への漏れが安定して防止され、低周波の妨害波を使
用した上で被測定装置に対する伝導妨害波イミュニティ
試験を行うことができる。このＣＤＮの場合、使用周波
数の下限を１００Ｈｚとした構成であっても、従来の２
線ＣＤＮと比べて約１／２以下の重量に軽量化でき、し
かも小型に構成できるようになっている。
【００１６】尚、実施例のＣＤＮでは妨害波発生装置に
より発生した妨害波を中点タップＱを介して絶縁電源ト
ランスＴに印加して被測定装置に対する伝導妨害波イミ
ュニティ試験を行うものとして説明したが、このＣＤＮ
を応用すれば、妨害波発生装置から印加する妨害波だけ
でなく、電源線に伝導される一般的な妨害波発生源の測
定にも適用できる他、絶縁電源トランスＴの伝送周波数
までの通信回線としても適用できる。
より発生した妨害波を中点タップＱを介して絶縁電源ト
ランスＴに印加して被測定装置に対する伝導妨害波イミ
ュニティ試験を行うものとして説明したが、このＣＤＮ
を応用すれば、妨害波発生装置から印加する妨害波だけ
でなく、電源線に伝導される一般的な妨害波発生源の測
定にも適用できる他、絶縁電源トランスＴの伝送周波数
までの通信回線としても適用できる。
【００１７】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明によれば、従
来の妨害波印加装置（２線ＣＤＮ）の回路構成を改良し
て結合回路及び減結合回路を中点タップ付きの絶縁電源
トランスのみで構成しているため、低い周波数帯域の妨
害波に関しても使用可能な軽量化された小型の妨害波印
加装置（ＣＤＮ）が得られるようになる。
来の妨害波印加装置（２線ＣＤＮ）の回路構成を改良し
て結合回路及び減結合回路を中点タップ付きの絶縁電源
トランスのみで構成しているため、低い周波数帯域の妨
害波に関しても使用可能な軽量化された小型の妨害波印
加装置（ＣＤＮ）が得られるようになる。
【図１】本発明の一実施例に係る妨害波印加装置（ＣＤ
Ｎ）の基本構成を示したものである。
Ｎ）の基本構成を示したものである。
【図２】従来の妨害波印加装置（２線用ＣＤＮ）の基本
構成を示したものである。
構成を示したものである。
Ｃ１〜Ｃ４ コンデンサ Ｌ１，Ｌ２ コイル Ｒ１〜Ｒ３ 抵抗 Ｑ 中点タップ Ｔ 絶縁電源トランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−297918（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−27848（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−27849（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−209300（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01R 31/00 G01R 31/30 H03B 29/00
Claims (2)
- 【請求項１】 妨害波発生装置から被測定装置への妨害
波の印加を行う結合回路と、前記妨害波の対向装置への
漏れを防止するための減結合回路とを有する妨害波印加
装置において、前記減結合回路は絶縁電源トランスから
成り、前記結合回路は前記絶縁電源トランスの一次側巻
線に所定の抵抗値の抵抗を介挿して一端を接続した中点
タップから成ることを特徴とする妨害波印加装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の妨害波印加装置におい
て、前記絶縁電源トランスは一次側に前記被測定装置を
接続するための端子，二次側に前記対向装置を接続する
ための端子をそれぞれ有し、前記中点タップは他端に前
記妨害波発生装置を接続するための端子を有することを
特徴とする妨害波印加装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16401496A JP3303047B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 妨害波印加装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16401496A JP3303047B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 妨害波印加装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1010177A JPH1010177A (ja) | 1998-01-16 |
| JP3303047B2 true JP3303047B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=15785148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16401496A Expired - Fee Related JP3303047B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 妨害波印加装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3303047B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006115401A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 通信線用適応型コモンモードノイズフィルタ |
| JP6182122B2 (ja) * | 2014-09-08 | 2017-08-16 | 日本電信電話株式会社 | 妨害波伝達特性測定システムおよび測定方法 |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP16401496A patent/JP3303047B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1010177A (ja) | 1998-01-16 |
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| Date | Code | Title | Description |
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