JP3302953B2 - 道路工事警告用体感マット - Google Patents

道路工事警告用体感マット

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JP3302953B2 JP26041499A JP26041499A JP3302953B2 JP 3302953 B2 JP3302953 B2 JP 3302953B2 JP 26041499 A JP26041499 A JP 26041499A JP 26041499 A JP26041499 A JP 26041499A JP 3302953 B2 JP3302953 B2 JP 3302953B2
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健司 大竹
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、居眠り運転等に
より車輌が暴走し、道路上の工事現場への飛び込みを防
ぐために、工事現場の周囲に着脱自在に配置する、道路
工事警告用体感マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、道路上では様々な工事を行っ
ており、その際には工事現場区域を工事現場用防護柵等
で囲い、工事現場の位置を一般通行人や通行車輌に明示
し、関係者以外の侵入を防いでいた。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかしながら、通行している車輌の中に
は、居眠りや脇見運転等したドライバーによって工事現
場に飛び込む、所謂「飛び込まれ事故」が発生してお
り、これを未然に防ぐことが望まれている。
【0004】そこでこの発明は、居眠り等したドライバ
ーが運転する車輌が工事現場に接近するようなことがあ
ったとしても、その上を走行した際衝撃を体感すること
により、居眠りから覚め、ブレーキを踏んだり、又はハ
ンドルを切るなどして飛び込みを回避できる体感マット
を提供して、上記課題を解決するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、長方
形状の板体であって、長手方向に対する直角方向の垂直
断面が略山型形状のマットにおいて、当該略山型形状の
断面の一方の斜面を短い急傾斜にするとともに当該斜面
の端部を一定の厚さを有する段部とし、他方の斜面を長
い滑らかな傾斜とし、当該斜面の端部の厚さを上記一方
の端部より小さい厚さとして設け、車両の進入方向に対
して略直角方向に配置して使用する際、進入する車両が
最初に上記短い急傾斜側の段部と衝突するように配置す
る道路工事警告用体感マットとした。
【0006】請求項2の発明は、長方形状の板体であっ
て、長手方向に対する直角方向の垂直断面が略山型形状
のマットにおいて、当該略山型形状の断面の一方の斜面
を短い急傾斜にするとともに当該斜面の端部を一定の厚
さを有する段部とし、上記断面略山型形状の頂部を一定
幅の凸部として上記長手方向に帯状に設け、上記断面略
山型形状の他方の斜面を長い滑らかな傾斜とし、当該斜
面の端部を上記一方の端部より小さい厚さとして設け、
車両の進入方向に対して略直角方向に配置して使用する
際、進入する車両が最初に上記短い急傾斜側の段部と衝
突するように配置する道路工事警告用体感マットとし
た。
【0007】請求項3の発明は、長方形状の板体であっ
て、当該板体の裏面長手方向に複数の溝を設けた上記請
求項1又は請求項2何れかに記載の道路工事警告用体感
マットとした。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態例】次にこの発明の実施の形態例を
図に基づいて説明する。図1及び図2に示すのは、この
発明の第1の実施の形態例である。この第1の実施の形
態例の体感マット1は、硬質ゴムから成り、平面が長方
形状の板体で長手方向に直角な垂直断面は略山型であ
り、その頂部には一定幅の凸部2が上記長手方向に帯状
に設けられている。また接近する車輌に近い方の端部を
前側として一定の厚さを有する段部の前端部3としてい
る。上記凸部2を境にして後側の斜面の傾斜角度は、緩
やかな角度でその端部は、前側に比べ小さな段部からな
る後端部4と成っている。
【0010】さらにこの体感マット1の裏側には複数の
溝5を長手方向に穿っている。またこの体感マット1の
長手方向の一方の端部には、同型同大の体感マット1を
連結できる雄型の連結部として、円形凸部6を二つ突出
させており、また他方の端部には雌型の連結部として、
円形凹部7を二つ設けている。
【0011】次に、この様な体感マット1の使用につい
て説明する。図3に示すように、まず工事現場用防護柵
9で囲われた工事現場10において車輌11の飛び込み
が予想される側、即ち車輌11に対向する側に余裕を持
って、この発明の体感マット1を二組連結したものを三
個配置する。この時前端部3が外側即ち、最初に車輌と
接触するように配置する。連結の仕方はこの体感マット
1の一方の雌型の連結部である円形凹部7に他の体感マ
ット1の雄型の連結部である円形凸部6を嵌合して行
う。この様にして工事現場10の車輌11に対向する側
にこの体感マット1を配置する。
【0012】そして万一居眠りしたドライバーが運転す
る車輌11が接近したとしても、工事現場防護用柵の当
該車輌に対向する側にこの発明の体感マット1を配置し
てあるので、まず車輌11は体感マット1の前端部3に
衝突し、その衝撃はタイヤを通じてドライバーに伝わ
る。その後車輌11のタイヤはこの様な前端部3を乗り
上げて、第二番目の障害である凸部2に衝突する。この
時ドライバーには第二番目の衝撃が与えられる。その後
車輌11は緩やかな傾斜を下って行く。また通常、車輌
11がこの様な体感マットに乗り上げて頂部を超えて着
地する際には、その衝撃により大きな音が発生するもの
であるが、上記の通りこの発明の体感マットは傾斜が緩
やかであり、さらに硬質ゴムから成るので、この様な音
が発生しにくく、また発生しても吸収し易いものであ
る。
【0013】この様に車輌11はこの発明の体感マット
1上を走行する際に二度にわたって衝撃を受け、これら
の衝撃はタイヤを介してドライバーに伝わり、例えドラ
イバーが居眠りをしていてもこれらの衝撃により、目が
覚めてブレーキを踏んだり、又はハンドルを切ったりし
て工事現場内への飛び込みを回避できるものである。ま
たこの場合、工事現場から余裕を持って体感マットを設
置しているので、ドライバーは急ハンドル又は急ブレー
キを踏むようなことが無く、安全である。さらにこの発
明の体感マット1は上記の通り車輌11から衝突され、
踏み付けられ、乗り上げられるが、裏側の長手方向に複
数の溝5を穿っているので、路面8への密着度が良く、
また路面8に多少の凹凸があっても、路面8上をズレに
くいものである。
【0014】図4に示すのは、この発明の第2の実施の
形態例である。この第2の実施の形態例における体感マ
ット21は、平面が長方形状の板体であることは、上記
第1実施の形態例とほぼ同様であるが、長手方向に直角
な垂直断面が異なる。この第2の実施の形態例のもの
は、第1の実施の形態例のものより、より山型に近く、
また頂部は一定幅の凸部ではなく、尖った頂き部であ
る。またこの頂部を境にして前側となる一方の斜面は短
い急傾斜で、その前端部23は大きな段部と成ってい
る。さらに後側となる他方の斜面の後端部24は、段部
とはなっておらず、長い緩やかな傾斜面となっており、
そのまま路面25に接続されるものである。
【0015】この様な第2の実施の形態例の体感マット
21を使用した場合は、まず走行してきた車輌は前端部
23に衝突し、衝撃を受ける。そしてそのまま前端部2
3を乗り上がり、継いで頂部22へと進む。その後頂部
22を超えて着地する際に、第二回目の衝撃がある。こ
の頂部22を過ぎれば後は下り坂である。そして後端部
24は段部ではなく、緩やかに路面25へとつながって
いる。よって第2の実施の形態例では、衝撃は前端部2
3と頂部22の箇所で2度ドライバーに与えられる。ま
た頂部22を過ぎてタイヤが着地するのは緩やかな傾斜
面となっており、かつこれらが硬質ゴムであるため衝撃
音は小さい。
【0016】
【0017】
【0018】この様にこの発明の体感マットによれば、
当該マット上を車輌が走行する際に二度の衝撃を受ける
のでドライバーが居眠りをしていたとしても、目が覚め
工事現場内への飛び込みを回避できる。またこれらのマ
ットの頂部の凸部2等を超えた後は、滑らかな傾斜と成
っているので、走行するタイヤの回転により当該体感マ
ット1を巻き上げられるということがない。さらにこれ
らのマットは表面は前端部側及び後端部側のどちらも傾
斜しているので、雨天の際でも水が溜ることがなく、車
輌が当該マット上を走行してもスリップすることがなく
安全である。またこれらの体感マットは連結式であるた
め、道路幅やその他の状況に応じて様々に設定でき便利
である。
【0019】またこの発明の体感マットは当該マット上
を走行する際の衝撃によって、居眠りしたドイバーに注
意を与えるものであるが、正常に運転しているドライバ
ーが、この発明のマット上を走行したとしても、当該ド
ライバーは衝撃を感じるものの、当該体感マットが平坦
なものであるので、その他の不都合、例えば運転を妨げ
るといった危険はなく安全なものである。
【0020】上記実施の形態例においては、この様な体
感マットを複数接続するための連結部として円形の凹凸
部を採用している、また体感マットを長手方向に連結し
ているが、連結構造はこの構造に限定されるものではな
い。またこの体感マットを工事現場の外側に設ける際、
一列だけでなく、並列に二列又は三列と複数列設置して
も良い。
【0021】請求項1又は請求項2の各発明によれば、
居眠りしているドライバーが運転する車輌が工事現場に
接近しても、当該工事現場の周囲にはこの発明の体感マ
ットを設置しているので、この体感マットの上を車両が
走行すれば、まず短い急傾斜側の段部と衝突し、その後
頂部や当該頂部を乗り越えて着地する際に二番目の衝撃
を受けることになる。この様に、ドライバーに衝撃を与
える箇所が二箇所あり、確実に衝撃を伝えることができ
るので、ドライバーは眠りから目覚めブレーキを踏む
か、又はハンドルを切るなどして、工事現場に飛び込む
のを防ぐことができる。またこれらの体感マットの頂部
等を超えた後は、滑らかな傾斜と成っているので、走行
するタイヤの回転により当該体感マットが巻き上げられ
るということがない。
【0022】さらにこれらのマットは表面は前端部側及
び後端部側のどちらも傾斜しているので、雨天の際でも
水が溜ることがなく、車輌が当該マット上を走行しても
スリップすることがなく安全である。また単純な形状の
板体であり、使用しない時に工事現場においても場所を
とらず、工事が終わればすぐ片付けることが出来、さら
に頂部等を過ぎてタイヤが着地するのは緩やかな傾斜面
となっているので衝撃音は小さい。
【0023】さらに請求項3の発明によれば、上記請求
項1又は請求項2の効果に加え、体感マットは車輌に衝
突され、踏み付けられ、乗り上げられるが、裏側の長手
方向に複数の溝を穿っているので、路面への密着度が良
く、また路面に多少の凹凸があっても、路面からズレに
くく、路面上に安定して設置できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態例の体感マットの
長手方向垂直断面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態例の体感マットの
平面図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態例の体感マット
を、工事現場の前方に設置した状態の説明図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態例の体感マットの
長手方向垂直断面図である。
【符号の説明】
1 体感マット 2 凸部 3 前端部 4 後端部 5 溝 21 体感マッ
ト 23 前端部 24 後端部 31 体感マット 33 前端部 34 後端部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状の板体であって、長手方向に対
    する直角方向の垂直断面が略山型形状のマットにおい
    て、当該略山型形状の断面の一方の斜面を短い急傾斜に
    するとともに当該斜面の端部を一定の厚さを有する段部
    とし、他方の斜面を長い滑らかな傾斜とし、当該斜面の
    端部の厚さを上記一方の端部より小さい厚さとして設
    け、 車両の進入方向に対して略直角方向に配置して使用する
    際、進入する車両が最初に上記短い急傾斜側の段部と衝
    突するように配置することを特徴とした、道路工事警告
    用体感マット。
  2. 【請求項2】 長方形状の板体であって、長手方向に対
    する直角方向の垂直断面が略山型形状のマットにおい
    て、当該略山型形状の断面の一方の斜面を短い急傾斜に
    するとともに当該斜面の端部を一定の厚さを有する段部
    とし、上記断面略山型形状の頂部を一定幅の凸部として
    上記長手方向に帯状に設け、上記断面略山型形状の他方
    の斜面を長い滑らかな傾斜とし、当該斜面の端部を上記
    一方の端部より小さい厚さとして設け、 車両の進入方向に対して略直角方向に配置して使用する
    際、進入する車両が最初に上記短い急傾斜側の段部と衝
    突するように配置することを特徴とした、道路工事警告
    用体感マット。
  3. 【請求項3】 長方形状の板体であって、当該板体の裏
    面長手方向に複数の溝を設けたことを特徴とする、上記
    請求項1又は請求項2何れかに記載の道路工事警告用体
    感マット。
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