JP3302936B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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Description
信を行なう超音波診断装置に関する。
発生開始タイミングをずらすことにより、体内のある被
検部において超音波ビームの収束を行なう送信フォーカ
シングの技術は現在では公知のものとなっている。ビー
ム制御には、セクタ走査とリニア走査がある。
図である。図10において、1は探触子であり、配列さ
れた振動子11〜18を含む。30は送信タイミング信
号を発生する送信タイミング制御回路、31〜38は送
信タイミング制御回路30のタイミング信号にもとづき
送信パルスを発生する送信パルス発生回路であるドライ
バ、40は振動子11〜18により受信されたエコーを
遅延加算する受信ビームフォーマである。まず送信タイ
ミング制御回路30は、超音波ビームを集束させたい部
位に同時に到達するようなタイミングで送信タイミング
信号をドライバ31〜38に出力する。ドライバ31〜
38は、受けた信号をもとに高電圧の送信パルスを発生
し、振動子11〜18に送る。ここで、各ドライバと各
振動子は1対1に接続されている。振動子11〜18で
超音波に変換された信号は、図示されない体内において
反射し、振動子11〜18において電気信号に変換され
て受信ビームフォーマ40にて遅延加算される。
図である。図11において、1は探触子であり、配列さ
れた振動子11〜26を含む。30は送信タイミング信
号を発生する送信タイミング制御回路、31〜38は送
信パルスを発生する送信パルス発生回路であるドライ
バ、40は受信のためのビームフォーマ、41〜48は
スイッチである。スイッチ41〜48は、図示されてい
るような2対1のスイッチであり、a−cまたはb−c
に接続が切換可能である。
動することで走査を行なう。たとえばスイッチ41〜4
8を全てa−cに接続すると、選択される振動子は11
〜18であり、ビームの中心は振動子14と15の間に
なる。次に、スイッチ41のみをb−cに切り替えると
選択される振動子は12〜19となり、ビームの中心は
振動子15と16の間に移動する。このようにスイッチ
41〜48を順次切り替えることによってビーム位置を
移動させ、走査を行なう。
つ移動するが、振動子1/2分のピッチで移動すること
もできる。この場合にはスイッチ41〜48はa−cま
たはb−cに接続するか、いずれにも接続しないの3と
おりが選択できるようにしておく。例えば、スイッチ4
1〜48を全てa−cに接続すると、選択される振動子
は11〜18であり、ビームの中心は振動子14と15
の間になる。次にスイッチ41のみを「いずれにも接続
しない」に切り替えると選択される振動子は12〜18
となり、ビームの中心は振動子15に移動する。さらに
スイッチ41をb−cに接続すると、ビーム中心は振動
子15と16の間に移動する。このようにして、振動子
間隔の1/2のピッチでのビーム移動が可能である。
ド画像の走査の他に、パルスドプラのための走査や、カ
ラーフローのための走査があり、最近ではBモードとこ
れらのモードが両立してリアルタイムで行なえるよう
に、送信パルスごとにモードを切り替えるような機能を
備える装置が多くなっている。Bモードに較べ、パルス
ドプラやカラーフローではその特質により送信の波数を
増やすのが通常であるが、同一の振幅により波数を増や
すと送信パルスのパワーが増大する。安全性を考慮する
ために最大パワーは制限されており、これを越えないよ
うにする必要があるが、波数の多いパルスドプラやカラ
ーフローに合わせて送信振幅を下げると、Bモードの画
像が暗くなりノイズが多くなるという問題が発生する。
このため、異なる送信振幅を発生するために、例えば特
開平5−161646号公報のように複数の送信ドライ
バを用意することが考えられている。
の例である。図12において、1は探触子であり、振動
子11〜18を含む。30は送信タイミング制御回路、
131〜138は送信パルス発生回路であるドライバ
で、それぞれa,bの2つのドライバを有する。71〜
78はスイッチで、制御回路30のタイミングパルスを
ドライバ131〜138のa,bいずれのドライバに送
るかを選択する。スイッチ81〜88はドライバ131
〜138のa,bの使用する側のドライバと振動子11
〜18を接続するスイッチ、70はドライバ131〜1
38のb側のための高圧電源、80はドライバ131〜
138のa側のための高圧電源、40は受信ビームフォ
ーマである。ドライバ131a〜138aおよび131
b〜138bの送信出力振幅は、高圧電源80および高
圧電源70の出力電圧VaおよびVbにより決定され
る。
0の出力電圧Vbは低く、高圧電源80の電圧Vaは高
く設定しておき、Bモードにおいてはスイッチ71〜7
8および81〜88は全てスイッチがa側に接続し、高
圧電源80による電圧Vaを用いてドライバ131a〜
138aにより送信パルスを発生、ドプラモードにおい
ては、スイッチ71〜78および81〜88は全てスイ
ッチがb側に接続し、高圧電源70による電圧Vbを用
いてドライバ131b〜138bにより送信パルスを発
生する、というようにモードにより分けて使用される。
従来の方法では、Bモードにおいては1回の送信に用い
るドライバの数は使用する振動子と同一なだけ必要であ
った。また、Bモードとパルスドプラやカラーフローを
同時に行いたい場合には、それぞれの送信出力に合わせ
るために、それぞれのモードのためのドライバを用意
し、切り替えて使用する必要があり、使用する振動子の
倍のドライバが必要になるという問題を有していた。
示すように、複数の振動子11、12と13、14と1
5、16と17、18とを、それぞれ1つのドライバ3
1、33、35、37で駆動することを考えると、送信
・受信ともに複数の探触子が束ねられてしまうため、複
数の振動子が1つの振動子としての役目しか果たさず、
振動子数を半分にしたのと同等になり、サイドローブが
増えるなどの問題が発生する。
ドライバにより優れたビーム形状を実現し、画質の高い
超音波診断装置を提供することを目的とするものであ
る。
成するために、複数の振動子とドライバの接続をダイオ
ードなどのスイッチを用いることで、送信波形発生時の
みに複数の振動子が接続されるようにして、受信時の各
振動子を分離することで高い画質を実現するようにした
ものである。
た複数の振動子と、前記複数の振動子に接続されるダイ
オードからなる第1のスイッチと、前記第1のスイッチ
に接続される第2のスイッチと、前記第1及び第2のス
イッチを経由して前記振動子に送信パルスを供給するド
ライバと、前記ドライバから送信パルスを発生するため
のタイミング信号をON−OFFするためのドライバ選
択スイッチと、前記ドライバ選択スイッチを介して前記
ドライバにタイミング信号を供給する送信タイミング制
御回路と、前記ドライバで送信パルスを発生するための
第1及び第2の高圧電源とから構成され、Bモードのみ
のような単一モードでは、前記第1及び第2の高圧電源
の電圧を等しくし、前記ドライバと前記振動子が1対1
で接続するように前記第2のスイッチおよび前記ドライ
バ選択スイッチを切り替え、B−パルスドプラモードの
ような複合モードでは、第1の状態では第1の高圧電源
を選択し、第2の状態では第2の高圧電源を選択し、1
つの前記ドライバと2つの前記振動子を接続するように
前記第2のスイッチを設定することを特徴とする超音波
診断装置であり、セクタ走査におけるドライバと振動子
の間にスイッチを設けることで、受信時における分解能
の低下を起こすことなく、ドライバの数を低減すること
ができる。
振動子と、前記複数の振動子に接続されるダイオードか
らなる第1のスイッチと、前記第1のスイッチのうち半
数に接続される第2のスイッチと、前記第1及び第2の
スイッチに接続される出力制限用ダイオードと、前記出
力制限用ダイオード、前記第1及び第2のスイッチを経
由して前記振動子に送信パルスを供給するドライバと、
前記ドライバから送信パルスを発生するためのタイミン
グ信号をON−OFFするためのドライバ選択スイッチ
と、前記ドライバ選択スイッチを介して前記ドライバに
タイミング信号を供給する送信タイミング制御回路と、
前記ドライバで送信パルスを発生するための第1及び第
2の高圧電源とから構成され、Bモードのみのような単
一モードでは、前記第1及び第2の高圧電源の電圧を等
しくし、前記ドライバと前記振動子が1対1で接続する
ように前記第2のスイッチおよび前記ドライバ選択スイ
ッチを切り替え、B−パルスドプラモードのような複合
モードでは、第1の状態では第1の高圧電源を選択し、
第2の状態では第2の高圧電源を選択し、1つの前記ド
ライバと2つの前記振動子を接続するように前記第2の
スイッチを設定することを特徴とする超音波診断装置で
あり、スイッチとしてダイオードを使用することで、ス
イッチの切り替え制御を行なう手間を省き、低いコスト
によりドライバの数を低減することができる。また、リ
ニア走査におけるドライバと振動子を切り替えるための
第1のスイッチの間に第2のスイッチを設けることで、
受信時における分解能の低下を起こすことなく、ドライ
バの数を低減することができる。
振動子と、前記複数の振動子のうち隣り合った2つの前
記振動子を接続するダイオードスイッチと振動子選択ス
イッチとが直列接続された連結回路と、前記複数の振動
子に接続されるダイオードからなる第1のスイッチと、
前記第1のスイッチに接続される出力制限用ダイオード
と、前記出力制限用ダイオード及び前記第1のスイッチ
を経由して前記振動子に送信パルスを供給するドライバ
と、前記ドライバから送信パルスを発生するためのタイ
ミング信号をON−OFFするためのドライバ選択スイ
ッチと、前記ドライバ選択スイッチを介して前記ドライ
バにタイミング信号を供給する送信タイミング制御回路
と、前記ドライバで送信パルスを発生するための第1及
び第2の高圧電源とから構成され、Bモードのみのよう
な単一モードでは、前記第1及び第2の高圧電源の電圧
を等しくし、前記ドライバと前記振動子が1対1で接続
するように前記第2のスイッチおよび前記ドライバ選択
スイッチを切り替え、B−パルスドプラモードのような
複合モードでは、第1の状態では第1の高圧電源を選択
し、第2の状態では第2の高圧電源を選択し、1つの前
記ドライバと2つの前記振動子を接続するように前記第
2のスイッチを設定することを特徴とする超音波診断装
置であり、スイッチとしてダイオードを使用すること
で、スイッチの切り替え制御を行なう手間を省き、低い
コストによりドライバの数を低減することができる。
イオードが双方向性で、前記ドライバがバイポーラパル
スを発生するようにしたものである。
を用いて説明する。なお、説明の便宜上、以下の各実施
の形態を示す図面では、従来例の説明に用いた符号を同
様な構成要素に対して用いてある。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける超音波診断装置の送信回路のブロック図である。図
1において、1は探触子であり、配列された振動子11
〜18を含む。30は送信タイミング信号を発生する制
御回路、31、33、35、37は制御回路30のタイ
ミング信号にもとずき送信パルスを発生する送信パルス
発生回路であるドライバ、40は振動子11〜18によ
り受信されたエコーを遅延加算する受信ビームフォー
マ、51〜66はそれぞれ隣り合う2個の振動子を1個
のドライバに接続するスイッチであり、互いに極性を逆
にして並列接続された2つのダイオードからなる。
較し、ダイオード51〜66がドライバ31、33、3
5、37と振動子11〜18の間に入っている点が異な
る。送信時には、高い電圧を持つ送信パルスがドライバ
31、33、35、37から出力される。このパルスが
振幅が大きいためにダイオード51〜66はオンになり
ダイオード51〜66を通過し、振動子11〜18に達
する。次に振動子11〜18により体内からの信号が受
信された場合、この受信信号は振幅が小さいために、ダ
イオード51〜66はオフのままであり、隣り合った振
動子が接続されることはない。つまりダイオード51〜
66は、送信時のみにオンになるスイッチと同じ役割を
果たす。もちろんダイオード51〜66の代わりに送信
時のみオンするようなスイッチを使用してもよいが、切
換手段が必要なことなどからダイオードを用いるほうが
よい。
イオード51〜66を設けることにより、送信パルスの
みを複数の振動子が共有し、受信時には独立することが
できるため、送信・受信時の両方で接続されている図1
3の場合に比べて、良好なビーム形状を得ることができ
る。
置の送信回路のブロック図である。図2において1は探
触子で、配列された振動子11〜26を含む。30は送
信タイミング信号を発生する送信タイミング制御回路、
31、33、35、37は送信タイミング制御回路30
のタイミング信号にもとずき送信パルスを発生する送信
パルス発生回路であるドライバ、40は振動子11〜1
8により受信されたエコーを遅延加算する受信ビームフ
ォーマ、41〜48は使用する振動子を選択することで
ビーム位置を変化させる第1のスイッチ、51〜66は
それぞれ隣り合う2個の振動子を1個のドライバに接続
するする第2のスイッチであり、互いに極性を逆にして
並列接続した2つのダイオードからなる。
いて、開口を移動できるような第1のスイッチ41〜4
8を加えたものであり、基本的な動作は第1の実施の形
態と同様である。ダイオード51〜66がドライバ3
1、33、35、37とスイッチ41〜48の間に入っ
ているため、送信時には高い電圧を持つ送信パルスがド
ライバ31、33、35、37から出力される。このパ
ルスは、振幅が大きいためにダイオード51〜66はオ
ンになり、ダイオード51〜66を通過し、振動子11
〜18に達する。次に振動子11〜18により体内から
の信号が受信された場合、この受信信号は振幅が小さい
ためにダイオード51〜66はオフのままであり、隣り
合った振動子が接続されることはない。つまりダイオー
ド51〜66は、送信時のみにオンになるスイッチと同
じ役割を果たす。
を移動する場合の動作を図3および図4を用いて説明す
る。図3は振動子11〜18を用いてビーム中心を振動
子14と15の間に位置させた場合である(丸印が、振
動子に対応する位置。上より振動子11、12、13、
・・・18)。このときには振動子11と12をドライ
バ31、振動子13と14をドライバ33、振動子15
と16をドライバ35、振動子17と18をドライバ3
7が駆動し、駆動タイミングは図3の送信タイミング制
御回路30の上に図示したように、中央の振動子に接続
されているドライバ33、35は遅く、端部の振動子に
接続されているドライバ31、37は早いタイミングで
パルスを発生する。この結果、出力は探触子1の左に図
示したようになる。
について図4を用いて説明する。このとき振動子12と
19をドライバ31、振動子13と14をドライバ3
3、振動子15と16をドライバ35、振動子17と1
8をドライバ37が駆動し、駆動タイミングは図4の送
信制御回路30の上に図示したように行われ、出力は探
触子1の左に図示したようになる。開口位置により端か
ら2chずつ束ねられるか、あるいは、両端を束ねて残
りを2chずつ束ねるというように、ビーム形成方法に
幾分の差異が発生するが、実使用上では使用する振動子
の数が多いため、ビームの形状はほとんど変化がなく、
問題にはならない。
ニア走査の場合においても、ダイオード51〜66を設
けることにより、送信パルスのみを複数の振動子が共有
し、受信時には独立することができるため、ドライバの
数を低減しつつ、ビーム形状の劣化を抑えることができ
る。
施の形態における超音波診断装置の送信回路のブロック
図である。図5において、1は探触子で、配列された振
動子11〜26を含む。30は送信タイミング信号を発
生する送信タイミング制御回路、31、33、35、3
7は送信タイミング制御回路30のタイミング信号にも
とずき送信パルスを発生する送信パルス発生回路である
ドライバ、40は振動子11〜18により受信されたエ
コーを遅延加算する受信ビームフォーマ、41〜48は
使用する振動子を選択することでビーム位置を変化させ
る第1のスイッチ、51〜66はそれぞれ隣り合う2個
の振動子を1個のドライバに接続するする第2のスイッ
チであり、互いに極性を逆にして並列接続した2つのダ
イオードからなる。全体の構成は図2と同じである。
子の2分の1のピッチで行うものであり、図5は振動子
12〜18を用いてビーム中心を振動子15の位置に設
定したときの動作について図解している(丸印が、振動
子に対応する位置。上より振動子12、13、14、・
・・18)。振動子12をドライバ31、振動子13と
14をドライバ33、振動子16をドライバ35、振動
子17と18をドライバ37で駆動する。振動子15は
使用しない。駆動タイミングは図5の送信タイミング制
御回路30の上に図示したように、開口の端部の振動子
を駆動するドライバほど早いタイミングでパルスの発生
が行われ、出力は探触子1の左に図示したようになる。
1のスイッチ41〜48の切り替えによるビーム位置変
更を振動子ピッチの半分で行なうことにより、リニア走
査のビーム移動ピッチを半分に低減することで、高密度
な走査を少ないドライバで実現することができる。な
お、本実施の形態3では、ビーム制御が左右で完全に対
称にはならないが、実際の装置では数十〜百数十程度の
振動子を用いるため、この差は比較的小さくなり問題に
ならない。
施の形態における超音波診断装置の送信回路のブロック
図である。図6において、1は探触子で、配列された振
動子11〜18を含む。30は送信タイミング信号を発
生する送信タイミング制御回路、31〜38は送信タイ
ミング制御回路30のタイミング信号にもとずき送信パ
ルスを発生する送信パルス発生回路であるドライバ、4
0は振動子11〜18により受信されたエコーを遅延加
算する受信ビームフォーマ、81〜88は使用する振動
子を選択する振動子選択スイッチ、91〜106はそれ
ぞれ隣り合う2個の振動子を1個のドライバに接続する
スイッチであり、互いに極性を逆にして並列接続した2
つのダイオードからなる。70、80はドライバ31〜
38のための高圧電源、111〜114は使用するドラ
イバを選択するドライバ選択スイッチである。
る。まず通常のBモードのみの走査においては、高圧電
源70と80は同一の電圧に設定されている。ドライバ
選択スイッチ111〜114はa、bともにオンになっ
ており、ドライバ31〜38までのすべてが使用され
る。振動子選択スイッチ81〜88はすべてa側がオン
になっており、ドライバ31は振動子11、ドライバ3
2は振動子12、というようにダイオード91〜106
を介して接続される。この動作は図10に示した第1の
従来例の場合とまったく同一となる。
に行う場合について説明する。高圧電源70はパルスド
プラ用の比較的低い電圧、高圧電源80はBモード用の
比較的高い電圧に設定される。Bモードにおいては、ド
ライバ選択スイッチ111〜114はaのみがONにあ
り、ドライバ31、33、35、37から駆動パルスが
出力される。振動子選択スイッチ81、83、85、8
7はa、bともにオンにされ、振動子選択スイッチ8
2、84、86、88はa、bともにオフになる。この
結果、ドライバ31は振動子11、12、ドライバ33
は振動子13、14、ドライバ35は振動子15、1
6、ドライバ37は振動子17、18をそれぞれ駆動す
る。
接続が行われる。ドライバ選択スイッチ111〜114
はbのみがONになり、ドライバ32、34、36、3
8から駆動パルスが出力される。振動子選択スイッチ8
1、83、85、87はa、bともにオフにされ、振動
子選択スイッチ82、84、86、88はa、bともに
オンになる。この結果、ドライバ32は振動子11、1
2、ドライバ34は振動子13、14、ドライバ36は
振動子15、16、ドライバ38は振動子17、18を
それぞれ駆動する。
モード、ドプラモードで駆動するドライバを切り替えて
使用し、1つのドライバで複数の振動子に接続すること
で、ドライバの数を増やすことなく、モード間の高速切
換に対応することができる。また、通常のBモードでは
振動子とドライバを1対1に接続することができ、画質
の劣化のない画像を得ることができる。
ける超音波診断装置の送信回路のブロック図である。図
7において、1は探触子で、配列された振動子11〜1
8を含む。30は送信タイミング信号を発生する送信タ
イミング制御回路、131、133、135、137は
送信タイミング制御回路30のタイミング信号にもとず
き送信パルスを発生する送信パルス発生回路であるドラ
イバで、それぞれa、bの2つのドライバを有する。4
0は振動子11〜18により受信されたエコーを遅延加
算する受信ビームフォーマ、51〜66は出力制限用ダ
イオード、91〜106はそれぞれ隣り合う2個の振動
子を1個のドライバに接続するスイッチであり、互いに
極性を逆にして並列接続した2つのダイオードからな
る。70、80はドライバ131、133、135、1
37のための高圧電源、111〜114は使用するドラ
イバを選択するドライバ選択スイッチ、121〜128
は隣り合う振動子を同じ送信パルス発生回路におけるそ
れぞれのドライバに接続するための振動子選択スイッチ
である。
る。まず通常のBモードのみの走査においては、高圧電
源70と80は同一の電圧に設定されている。ドライバ
選択スイッチ111〜114はa、bともにオンになっ
ており、ドライバ131、133、135、137の
a、bの両方が使用される。振動子選択スイッチ121
〜128はオフになっている。この状態は図10に示し
た従来例1の場合とまったく同一となる。
に行う場合について説明する。電源70はパルスドプラ
用の比較的低い電圧、電源80はBモード用の比較的高
い電圧に設定される。Bモードにおいては、ドライバ選
択スイッチ111〜114はaのみがONになり、ドラ
イバ131、133、135、137のa側から駆動パ
ルスが出力される。振動子選択スイッチ121、12
3、125、127はオンになり、振動子選択スイッチ
122、124、126、128はオフになる。この結
果、ドライバ131aは振動子11、12、ドライバ1
33aは振動子13、14、ドライバ135aは振動子
15、16、ドライバ137aは振動子17、18をそ
れぞれ駆動する。
接続が行われる。ドライバ選択スイッチ111〜114
はbのみがONになり、ドライバ131、133、13
5、137のb側から駆動パルスが出力される。振動子
選択スイッチ121、123、125、127はオフに
なり、振動子選択スイッチ122、124、126、1
28はオンになる。この結果、ドライバ131bは振動
子11、12、ドライバ133bは振動子13、14、
ドライバ135bは振動子15、16、ドライバ137
bは振動子17、18をそれぞれ駆動する。
モード、ドプラモードで駆動するドライバを切り替えて
使用し、1つのドライバで複数の振動子に接続すること
で、ドライバの数を増やすことなく、モード間の高速切
換に対応することができる。また、通常のBモードでは
振動子とドライバを1対1に接続することができ、画質
の劣化のない画像を得ることができる。さらに、本実施
の形態5は、実施の形態4の構成に比べ、スイッチの量
を減らすことができるという利点を持つ。
ける超音波診断装置の送信回路のブロック図である。本
実施の形態6は、送信駆動パルスがユニポーラ駆動でプ
ラス側にのみに送信波形が発生することを想定してお
り、バイポーラの駆動波形を使用するためには、図8に
示すような回路が必要である。この構成は図7に示した
実施の形態5の構成に対し、ドライバ131、133、
135、137がバイポーラ駆動であることと、出力を
制限するダイオード51〜66、151〜166がバイ
ポーラ波形に対応した形に接続されている点を除けば図
7と同じである。
ける超音波診断装置の送信回路のブロック図である。図
9において、1は探触子で、配列された振動子11〜1
8を含む。30は送信タイミング信号を発生する送信タ
イミング制御回路、131、133、135、137は
送信タイミング制御回路30のタイミング信号にもとず
き送信パルスを発生する送信パルス発生回路であるドラ
イバで、それぞれa、bの2つのドライバを有する。4
0は振動子11〜18により受信されたエコーを遅延加
算する受信ビームフォーマ、51〜58は出力制限用ダ
イオード、91〜106はそれぞれ隣り合う2個の振動
子を1個のドライバに接続するスイッチであり、互いに
極性を逆にして並列接続した2つのダイオードからな
る。70、80はドライバ131、133、135、1
37のための高圧電源、111〜114は使用するドラ
イバを選択するドライバ選択スイッチ、121、12
3、125、127は隣り合う振動子をスイッチ92、
95、98、101を介して接続する振動子選択スイッ
チである。
る。まず通常のBモードのみの走査においては、高圧電
源70と80は同一の電圧に設定されている。ドライバ
選択スイッチ111〜114はa、bともにオンになっ
ており、ドライバ131、133、135、137の
a、bの両方が使用される。振動子選択スイッチ12
1、123、125、127はオフになっている。この
状態は図10に示した従来例1の場合とまったく同一と
なる。
に行う場合について説明する。電源70はパルスドプラ
用の比較的低い電圧、電源80はBモード用の比較的高
い電圧に設定される。振動子選択スイッチ121、12
3、125、127はオンになっている。Bモードにお
いては、ドライバ選択スイッチ111〜114はaのみ
がONになり、ドライバ131、133、135、13
7のa側より駆動パルスが出力される。この結果、ドラ
イバ131aは振動子11、12、ドライバ133aは
振動子13、14、ドライバ135aは振動子15、1
6、ドライバ137aは振動子17、18をそれぞれ駆
動する。
接続が行われる。ドライバ選択スイッチ111〜114
はbのみがONになり、ドライバ131、133、13
5、137のb側から駆動パルスが出力される。この結
果、ドライバ131bは振動子11、12、ドライバ1
33bは振動子13、14、ドライバ135bは振動子
15、16、ドライバ137bは振動子17、18をそ
れぞれ駆動する。
モード、ドプラモードで駆動するドライバを切り替えて
使用し、1つのドライバで複数の振動子に接続すること
で、ドライバの数を増やすことなく、モード間の高速切
換に対応することができる。また、通常のBモードでは
振動子とドライバを1対1に接続することができ、画質
の劣化のない画像を得ることができる。さらに、本実施
の形態7は、実施の形態4の構成に比べ、ダイオードと
スイッチの量をさらに減らすことができるという利点を
持つ。なお、この構成も実施の形態5と同様にバイポー
ラ送信パルスに対応できるような回路構成にすることが
できる。
ように、セクタ走査において受信信号を各振動子で独立
させたまま送信ドライバの駆動パルスを複数の振動子に
入力させることができ、少ないドライバで画質劣化の少
ない画像を得ることができる。
て受信信号を各振動子で独立させたまま送信ドライバの
駆動パルスを複数の振動子に入力させることができ、少
ないドライバで画質劣化の少ない画像を得ることができ
る。
いて、ドライバの数を半分にしながらビーム移動間隔を
振動子のピッチの半分に落とすことができ、少ないドラ
イバで画質劣化の少ない画像を見ることができる。
スドプラあるいはカラーフローの複合モードを用いる装
置において、Bモードのみの場合には従来と同じ振動子
の駆動を行い、複合モードでは、ドライバを2つに分け
て複数振動子を1つのドライバで駆動を行うことで、ド
ライバの数を増やすことなく、送信パルス振幅の急速な
切換を可能にし、画質の劣化を少なくすることができ
る。
を行う超音波診断装置の送信回路のブロック図
を行う超音波診断装置の送信回路のブロック図
を行う超音波診断装置の送信回路のブロックの動作説明
図
を行う超音波診断装置の送信フロントエンドのブロック
の動作説明図
位を振動子間ピッチの半分とする超音波診断装置の送信
回路の動作説明図
を備えた超音波診断装置の送信回路のブロック図
を備えた超音波診断装置の送信回路のブロック図
を備えた超音波診断装置の送信回路のブロック図
を備えた超音波診断装置の送信回路のブロック図
行う超音波診断装置の送信回路のブロック図
行う超音波診断装置の送信回路のブロック図
備えた超音波診断装置の送信回路のブロック図
を低減した超音波診断装置の送信回路のブロック図
イオード) 70、80 高圧電源 71〜78 スイッチ 81〜88 振動子選択スイッチ 91〜106 スイッチ(ダイオード) 111〜114 ドライバ選択スイッチ 121〜128 振動子選択スイッチ 131〜138 送信パルス発生回路(ドライバ)
Claims (4)
- 【請求項1】 配列された複数の振動子と、前記複数の
振動子に接続されるダイオードからなる第1のスイッチ
と、前記第1のスイッチに接続される第2のスイッチ
と、前記第1及び第2のスイッチを経由して前記振動子
に送信パルスを供給するドライバと、前記ドライバから
送信パルスを発生するためのタイミング信号をON−O
FFするためのドライバ選択スイッチと、前記ドライバ
選択スイッチを介して前記ドライバにタイミング信号を
供給する送信タイミング制御回路と、前記ドライバで送
信パルスを発生するための第1及び第2の高圧電源とか
ら構成され、Bモードのみのような単一モードでは、前
記第1及び第2の高圧電源の電圧を等しくし、前記ドラ
イバと前記振動子が1対1で接続するように前記第2の
スイッチおよび前記ドライバ選択スイッチを切り替え、
B−パルスドプラモードのような複合モードでは、第1
の状態では第1の高圧電源を選択し、第2の状態では第
2の高圧電源を選択し、1つの前記ドライバと2つの前
記振動子を接続するように前記第2のスイッチを設定す
ることを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項2】 配列された複数の振動子と、前記複数の
振動子に接続されるダイオードからなる第1のスイッチ
と、前記第1のスイッチのうち半数に接続される第2の
スイッチと、前記第1及び第2のスイッチに接続される
出力制限用ダイオードと、前記出力制限用ダイオード、
前記第1及び第2のスイッチを経由して前記振動子に送
信パルスを供給するドライバと、前記ドライバから送信
パルスを発生するためのタイミング信号をON−OFF
するためのドライバ選択スイッチと、前記ドライバ選択
スイッチを介して前記ドライバにタイミング信号を供給
する送信タイミング制御回路と、前記ドライバで送信パ
ルスを発生するための第1及び第2の高圧電源とから構
成され、Bモードのみのような単一モードでは、前記第
1及び第2の高圧電源の電圧を等しくし、前記ドライバ
と前記振動子が1対1で接続するように前記第2のスイ
ッチおよび前記ドライバ選択スイッチを切り替え、B−
パルスドプラモードのような複合モードでは、第1の状
態では第1の高圧電源を選択し、第2の状態では第2の
高圧電源を選択し、1つの前記ドライバと2つの前記振
動子を接続するように前記第2のスイッチを設定するこ
とを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項3】 配列された複数の振動子と、前記複数の
振動子のうち隣り合った2つの前記振動子を接続するダ
イオードスイッチと振動子選択スイッチとが直列接続さ
れた連結回路と、前記複数の振動子に接続されるダイオ
ードからなる第1のスイッチと、前記第1のスイッチに
接続される出力制限用ダイオードと、前記出力制限用ダ
イオード及び前記第1のスイッチを経由して前記振動子
に送信パルスを供給するドライバと、前記ドライバから
送信パルスを発生するためのタイミング信号をON−O
FFするためのドライバ選択スイッチと、前記ドライバ
選択スイッチを介して前記ドライバにタイミング信号を
供給する送信タイミング制御回路と、前記ドライバで送
信パルスを発生するための第1及び第2の高圧電源とか
ら構成され、Bモードのみのような単一モードでは、前
記第1及び第2の高圧電源の電圧を等しくし、前記ドラ
イバと前記振動子が1対1で接続するように前記第2の
スイッチおよび前記ドライバ選択スイッチを切り替え、
B−パルスドプラモードのような複合モードでは、第1
の状態では第1の高圧電源を選択し、第2の状態では第
2の高圧電源を選択し、1つの前記ドライバと2つの前
記振動子を接続するように前記第2のスイッチを設定す
ることを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項4】 前記出力制限用ダイオードが双方向性
で、前記ドライバがバイポーラパルスを発生することを
特徴とする請求項3または4に記載の超音波診断装置。
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JP33166098A JP3302936B2 (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 超音波診断装置 |
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ID=18246164
Family Applications (1)
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JP33166098A Expired - Fee Related JP3302936B2 (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 超音波診断装置 |
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-
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- 1998-11-20 JP JP33166098A patent/JP3302936B2/ja not_active Expired - Fee Related
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