JP3301906B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3301906B2
JP3301906B2 JP02421496A JP2421496A JP3301906B2 JP 3301906 B2 JP3301906 B2 JP 3301906B2 JP 02421496 A JP02421496 A JP 02421496A JP 2421496 A JP2421496 A JP 2421496A JP 3301906 B2 JP3301906 B2 JP 3301906B2
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秀治 柳瀬
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茂樹 吉田
直樹 北山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の洗濯装置を
一つのハウジング内に収容し、分け洗いのできる洗濯機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記の洗濯機としては、従来より全自動
洗濯槽と洗濯専用槽とからなる洗濯機が知られている。
その構成は、洗濯水を溜める外槽内に、洗濯物を収容し
て回転する内槽を設け、さらに内槽内に洗濯物と洗濯水
を攪拌する攪拌翼を設けた洗濯、すすぎ、脱水ができる
主洗濯装置と、一重の槽で攪拌翼が主洗濯装置と同様に
槽の底面に敷設され、洗濯,すすぎを行なって脱水はし
ないタイプの副洗濯装置とが、一つのハウジング内に設
けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
洗濯機では、主洗濯装置と副洗濯装置のそれぞれが、略
正方形の平面形状を有しており、且つ洗濯槽が類似の構
成であるので、隣接して配置すると、無駄なスペースが
生じていた。また、充分な洗濯能力を付与しようとする
と、洗濯機全体の大きさが大きくなり、特に、横幅が家
庭用の洗濯パンの寸法(標準的には750ミリ)を越え
てしまい、一般家庭用としては不適当な大きさとなって
いた。
【0004】そこで、本発明の主な目的は、小型化を図
り且つ分け洗いのできる洗濯機を提供することである。
また、本発明の他の目的は、使い勝手のよい分け洗いの
できる洗濯機を提供することである。
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項に係る発明の洗
濯機は、底面と底面の周囲から立ち上がった側面とを
有する、洗濯水及び洗濯物を入れるための洗濯槽と、洗
濯槽内に設けられ、中心軸を中心に回転または回動する
円板、及び円板表面に突設された突起部を有する、洗濯
水及び洗濯物を攪拌するための攪拌翼と、攪拌翼を駆動
する駆動機構とを備え、洗濯槽の側面は、一対の長手側
面と、一対の短側面とを有し、平面形状が、前記一対の
長手側面で区画される一対の長辺Dと、前記一対の短側
面で区画される一対の短辺Wからなる略長方形状の内形
をし、攪拌翼は、前記一対の長手側面のうちの一方の長
手側面に、その中心軸が長手側面と直交するように設け
られており、攪拌翼の円板の直径Aは、前記短辺Wの寸
法Wと比べて、W<Aに設定されており、駆動機構は、
攪拌翼の設けられた前記一方の長手側面に沿って設けら
れている第1の洗濯装置第1の洗濯装置の攪拌翼に対
向する前記他方の長手側面に隣接して配置され、洗濯水
及び洗濯物を入れるための洗濯槽を備えた第2の洗濯装
置第1の洗濯装置及び第2の洗濯装置を収容するハウ
ジング上記〜を備え、前記ハウジング内の第1の洗
濯装置の洗濯槽と第2の洗濯装置の洗濯槽との間に区画
された空間に、第1の洗濯装置の前記駆動機構が配置さ
れていないことを特徴とするものである。
【0010】上記構成によれば、ハウジング内の第1の
洗濯装置の洗濯槽と第2の洗濯装置の洗濯槽との間に区
画された空間に、第1の洗濯装置の駆動機構は配置され
ないので、上記の空間を小さくすることができ、両洗濯
槽の間の距離を狭くすることができる。従って、両洗濯
槽の間で洗濯物を移動し易い。また、第1の洗濯装置の
洗濯槽内に溜めた水中で、攪拌翼を回転させると、洗濯
槽内の水は跳ねて、飛沫が攪拌翼の設けられた長手側面
と反対側に向けて飛ぶことがある。このとき、飛沫が飛
ぶ方向には、第2の洗濯装置が設けられているので、そ
の方向にある床、壁面等と攪拌翼の間を離すことができ
る。その結果、飛沫は、床、壁面等に到達しにくく、水
飛びを抑制することができる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る洗濯機を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の洗濯機の概略構成
の断面正面図である。図2は、図1に示す洗濯機の断面
平面図である。図3は、図1に示す洗濯機の断面側面図
である。なお、正面は、使用者が操作するために位置す
る側とする。
【0024】(1) 先ず、全体構成を説明する。図1及び
図2を参照して、この洗濯機は、その外形を決定し、例
えば左右方向に長く延びた長辺と前後方向に延びた短辺
とを有した長方形の平面形状のハウジング1と、ハウジ
ング1内に収容された主洗濯装置20と、主洗濯装置2
0に隣接してハウジング1内に配置された副洗濯装置4
0と、副洗濯装置40及び主洗濯装置20を制御する制
御部(図示せず)とを備えている。制御部は、主洗濯装
置20と副洗濯装置40とをそれぞれ独立して運転する
ことができ、洗濯物に応じた分け洗いをすることができ
る。
【0025】主洗濯装置20は、後述するように公知の
全自動洗濯機と略同様の構成を有し、制御部の指令によ
って、洗濯物の洗い、すすぎ及び脱水を行うことができ
る。また、主洗濯装置20は、平面視でハウジング1内
の右寄りの大部分、例えば、ハウジング1の平面形状の
短辺を一辺とする略正方形の部分に配置されている。副
洗濯装置40は、後述するように、洗濯物の洗い及びす
すぎを行うことができる。副洗濯装置40は、主洗濯装
置20の占めた残りの部分、例えば、平面視でハウジン
グ1内の左寄りに、ハウジング1の平面形状の短辺を長
辺とする前後に長い長方形状の部分に配置され、主洗濯
装置20よりも少容量に設定されている。
【0026】ハウジング1は、箱状に形成され、その内
上部であって、主洗濯装置20の配置される部分と副洗
濯装置40の配置される部分との間には、前面から後面
に掛け渡された桟状の補強部材1dが設けられている。
この補強部材1dと前後の側面との間、及び前後の側面
と右側面との間の各隅部に、主洗濯装置20を取り付け
るための取付け鍔部1aが設けられている。
【0027】また、ハウジング1には、ハウジング1の
上面を形成し、上記の両洗濯装置の上方に開口する2つ
の開口部を区画する上部パネル2が備えられている。上
部パネル2には、両洗濯装置の間で洗濯物の移動を行な
いやすいように、上記の2つの開口部の間であって他の
部分よりも低く形成された凹部が備えられている。ま
た、この洗濯機は、上部パネル2上に、主洗濯装置20
の開口部を覆う蓋3と、副洗濯装置40の開口部を覆う
蓋4とを備えている。
【0028】蓋4は、副洗濯装置40の設けられた部分
の平面形状と略等しく、前後に延びた長方形に形成さ
れ、その長辺を、ハウジング1の上面の左端部に沿わせ
て、左側面に沿って水平に延びた回動軸を回動中心とし
て開閉可能に取り付けられている(開成状態を図1の一
点鎖線で示す)。開成状態の蓋4は、上部パネル2上に
起立した状態を維持することができる。このように、ハ
ウジング1の端部で起立状態に開成される蓋4は、両洗
濯装置と機外との間の壁を構成することができるので、
両洗濯装置間での洗濯物の移動に際しての洗濯水の機外
への飛散を防止することができる。また、蓋4の開閉の
回動中心は、蓋4の長辺に沿っているので、蓋4は開閉
時にその短辺の長さの高さ方向の開閉スペースを必要と
するだけであり、開閉スペースを高さ方向に小さくする
ことができる。
【0029】上記蓋3は、主洗濯装置20の設けられた
部分の平面形状と略等しく、略正方形に形成され、その
一辺を、ハウジング1の上面の後端部に沿わせて、この
後端部に沿って水平に延びた軸線を回動中心として開閉
可能に、且つこの軸線と平行に、中央部で中折れ可能に
取り付けられている(開成状態を図3に一点鎖線で示
す)。従って、蓋3は中折れ可能であるので、高さ方向
の開閉スペースを小さくすることができる。従って、蓋
4の高さ方向に小さい開閉スペースと相まって、この洗
濯機の上方に衣類乾燥機等を設置する場合に、衣類乾燥
機の使い勝手をよくすることができる。
【0030】(2) 次に、主洗濯装置20を説明する。主
洗濯装置20は、内部に洗濯水及び洗濯物を収容して洗
濯する洗濯槽21と、洗濯槽21をハウジング1内に取
り付ける複数、例えば4本のつり棒26と、洗濯水を洗
濯槽21へ供給する為の給水機構(図示せず)と、洗濯
水を洗濯槽21から排出するための排水管29を含む排
水機構とを備えている。
【0031】上記洗濯槽21は、内部に洗濯水を貯留可
能な外槽22と、外槽22内に回動可能に設けられ、洗
濯物を収容する、表面に多数の小孔23aが開けられた
回転槽23と、上記回転槽23内の洗濯物及び洗濯水を
攪拌するために、回転槽23の底部にあって、円板形状
でその上面に凹凸が形成された攪拌翼24と、攪拌翼2
4及び回転槽23を駆動するための駆動装置25とを備
えている。駆動装置25は、モータ、軸受部、クラッチ
等を含み、洗い及びすすぎ時には攪拌翼24のみを一方
向または両方向に回転させ、脱水時には攪拌翼24及び
回転槽23をともに高速で一方向に回転させる。洗濯、
脱水後の洗濯水は、外槽22の底面に形成された排水口
22bに接続された上記排水管29を通じて機外へ排出
される。
【0032】上記つり棒26のそれぞれは、支持棒27
と、ばね28とを備え、外槽22の下部に設けられた取
付け座22aと、ハウジング1の上部に設けられた取付
け鍔部1aとを連結している。支持棒27は、上端を取
付け鍔部1aに吊り下げられ、下端を取付け座22aを
貫通して設けられている。取付け座22aを貫通した支
持棒27を内装するように、ばね28が、支持棒27の
下端と取付け座22aとの間に設けられている。このよ
うに、つり棒26は、攪拌翼24や回転槽23の回転時
の洗濯槽21の振動を抑制することができ、ハウジング
1の振動を抑制することができる。
【0033】(3) 次に、副洗濯装置40を図3も参照し
て説明する。副洗濯装置40は、略長方形状の内形を有
し、洗濯水及び洗濯物を入れるための洗濯槽41と、洗
濯槽41内の長手側面に設けられ、洗濯物及び洗濯水を
攪拌することのできる攪拌翼42と、攪拌翼42を駆動
するための駆動機構43とを備えている。また、攪拌翼
42は、水平方向に延びた中心軸である回転軸46を中
心に回転または回動する円板42aと、円板42aの表
面に突設された突起部42bとを備えている。後述する
ように攪拌翼42によって洗濯槽41内の洗濯水及び洗
濯物は、攪拌されて、洗濯物は、水流によって、及び攪
拌翼42や洗濯槽41の内面との摩擦によって洗浄され
る。また、同様にして濯がれる。
【0034】洗濯槽41は、底面41aと、底面41a
の周囲から立ち上がった側面である、対向する一対の長
手側面41b,41c及び対向する一対の短側面41
d,41eとを備えている。洗濯槽41の平面形状は、
これらの側面によって区画され、前記一対の長手側面で
区画される一対の長辺D(寸法D)と、上記一対の短側
面で区画される一対の短辺W(寸法W)とからなる略長
方形状に形成されている。この長方形の長辺をハウジン
グ1の左側面に沿わせて、洗濯槽41は前後に長く設け
られている。
【0035】洗濯槽41には、そこに溜める洗濯水の量
を規定する規定水位Hが設定されている。この規定水位
Hは、洗濯槽41内に洗濯水が充分に溜められ、洗濯物
を洗濯水中で攪拌できる洗濯水量に対応して設定され、
例えば、攪拌翼42の中心軸が、高さ方向においてこの
規定水位Hと底面41aとの中央付近に位置するように
設定されている。
【0036】また、底面41aと短側面41d,41e
との接続部41fは、凹湾曲面、例えば、攪拌翼42の
径と略等しい径の円周面に形成されている。従って、底
面41aは、攪拌翼42の回転に伴う水流を淀みなく案
内することができ、水流を弱めることなく、洗浄効果を
維持することができる。また、洗濯物も洗濯槽41内で
留まることなく攪拌翼42によって攪拌することができ
る。
【0037】攪拌翼42は、上記一対の長手側面の内の
主洗濯装置20寄りの一方の長手側面41bに、回転軸
46が長手側面41bに直交するように設けられてい
る。円板42aの中心位置は、以下のように設定されて
いる。すなわち、攪拌翼42の設けられた長手側面41
bに沿って、水平方向に見た長手側面41bの一端(前
端)から攪拌翼42の中心軸までの寸法C3と、水平方
向に見た長手側面41bの他端(後端)から攪拌翼42
の中心軸までの寸法C4とがほぼ等しく、垂直方向に見
た底面41aから攪拌翼42の中心軸までの寸法C2
と、垂直方向に見た規定水位Hから攪拌翼42の中心軸
までの寸法C1とがほぼ等しく、C1≒C2、C3≒C
4となるように設定されている。なお、C1≒C2≒C
3≒C4となるように設定されてもよい。
【0038】また、円板42aの直径Aは、W<Aに設
定されている。このように、円板42aの直径AがW<
Aに設定されることによって、攪拌翼42と対向する長
手側面41cとの距離は制限されるので、洗濯槽41内
の洗濯物は、攪拌翼42から余り離れることはなく、攪
拌翼42と充分に接触し、また、攪拌翼42によって発
生した水流が充分に洗濯物に当たることができる。従っ
て、上記水流及び攪拌翼42と摩擦によって、洗濯物の
攪拌、洗浄効果を高めることができる。さらに、洗濯物
は、攪拌翼42によって充分に攪拌されるので、攪拌翼
42の回転速度を、従来の噴流式洗濯機における700
〜800RPMに比べて、より低い回転速度、例えば、
200RPMとすることができ、布傷みを抑えることが
できる。
【0039】また、円板42aの直径AをW<A<0.
7Dのように設定した場合には、攪拌翼42の外周側の
空間にも洗濯物を充分に収容することができる。この外
周側の空間に収容された洗濯物は、攪拌翼42に接しつ
つ洗濯槽41内を移動する洗濯物と連れ回りし、洗濯槽
41の内面と擦れつつ、攪拌される。上記突起部42b
は、円板42aの周縁部の数カ所、例えば、3個所に均
等に配置され、円板42aの円周側の高さが高く、円板
42aの中央部には形成されていない。従って、突起部
42bは、攪拌翼42の回転に伴い広い部分を攪拌する
ことができるので、洗濯物の攪拌、洗浄効果を高めるこ
とができるだけでなく、突起部42bが中央部まで高い
場合に比べて、布のからみを少なくすることができる。
なお、図面上の円板42aの中央部は、回転軸46を収
容するために盛り上がったもので、攪拌用のものではな
い。なお、突起部42bは、必要に応じて、円板42a
の中央部まで設けられてもよい。
【0040】駆動機構43は、洗濯槽41外のハウジン
グ1内に、長手側面41bの外面から底面に沿って設け
られ、攪拌翼42を駆動するモータ44と、モータ44
の回転を伝達する伝達機構45とを備えている。伝達機
構45は、洗濯槽41の長手側面41bに回動自在に支
持され、円板42aの中心を通る軸線を板面に垂直に設
けた上記回転軸46と、回転軸46と一体回転する大プ
ーリ47と、大プーリ47に巻き掛けられたベルト48
と、ベルト48を駆動し、モータ44の出力軸に一体回
転する小プーリ49とを備えている。モータ44の回転
は、小プーリ49、ベルト48及び大プーリ47によっ
て減速されて、回転軸46から攪拌翼42へ伝達され
る。
【0041】モータ44は、洗濯槽41の底面に沿って
摺動可能に設けられている。モータ44の取付位置を底
面に沿って変位させる(図3の矢印M方向に)ことによ
り、モータ44の出力軸と大プーリ47との間の距離を
変化させてベルト48の張力を調整することができるの
で、モータ44の組み付けを容易に行うことができる。
【0042】モータ44は、上記制御部によって、所定
の回転数で、所定時間、一方向に、または、反転しなが
ら駆動され、攪拌翼42を所定の回転速度、例えば上記
の200RPMで駆動する。また、この回転速度を調整
することによって、洗濯物に応じた洗いを行うことがで
きる。例えば、回転速度を高回転にすることによって、
強い水流と攪拌翼42の摩擦によるハードな洗いを行う
ことができる。また、低回転では、やさしい水流による
ソフトな洗いを行うことができる。
【0043】また、攪拌翼42には、所定の停止位置が
設定されている。図3に示した攪拌翼42の位置はその
一例であり、図3の紙面右側に使用者が位置する場合の
停止位置である。この停止位置は、突起部42bが洗濯
物の取出しの邪魔にならずに洗濯槽41内の洗濯物を取
り出し易い位置であり、また、突起部42bの影に洗濯
物が隠れ難い位置であり、また、隣接する突起部42b
の間の開口が洗濯物の取り出し用開口として使用者から
見て最も大きく開口する位置でもある。例えば、突起部
42bが1枚や3枚の場合では、1枚が底面41a近傍
の使用者から最も遠い位置に来ることになる。
【0044】また、副洗濯装置40には、攪拌翼42の
上記の停止位置を検出するための、大プーリ47の近傍
に取り付けられた、大プーリ47の回転位置を検出でき
る公知の回転位置検出センサ51と、回転位置検出セン
サ51の検出信号を受けて攪拌翼42を所定の回転位置
で停止するようにモータ44を制御する位置制御部(図
示せず)とが備えられている。攪拌翼42の上記停止位
置に対応する大プーリ47の所定の回転位置で、回転位
置検出センサ51は検出信号を出力する。位置制御部
は、その検出信号を受けたときであって、且つ上記制御
部によるモータ44の所定の駆動の終了後に、直ちにモ
ータ44を停止させ、攪拌翼42は停止位置に止められ
る。
【0045】このように、副洗濯装置40では、所定の
停止位置に攪拌翼42を止められるので、突起部42b
が洗濯物の取出しを妨げない。また、副洗濯装置40に
は、洗濯槽41内への洗濯水の給水を行う給水機構(図
示せず)が備えられ、洗濯槽41内の上記規定水位Hに
まで給水される。また、洗濯槽41から洗濯水の排水を
行うために、洗濯槽41の最下部に形成された排水口4
1gに接続される排水管52を含む排水機構とが備えら
れている。
【0046】(4) 次に、上記主洗濯装置20と副洗濯装
置40との関連部分を説明する。副洗濯装置40の駆動
機構43は、ハウジング1内の、洗濯槽41と洗濯槽2
1の間の空間に配置されている。この空間は、両洗濯装
置の境界に形成された部分である。この空間に駆動機構
43が配置されているので、この空間のスペース効率を
高めることができ、それに伴い副洗濯装置40の外形寸
法を抑えることができる。従って、洗濯機の外形寸法も
抑えることができる。また、駆動機構43と、主洗濯装
置20が近づくので、洗濯機のメンテナンスに便利であ
る。
【0047】また、上記空間には、主洗濯装置20の部
材も配置することができる。例えば、上記取付け鍔部1
aの左側の2か所は、副洗濯装置40の主洗濯装置20
寄りの部分、例えば回転軸46の右端よりも、副洗濯装
置40側により接近して(回転軸46の右端よりも左側
に)設けられている。従って、上記の空間のスペース効
率を高めることができ、それに伴い主洗濯装置20の外
形寸法を抑えることができる。従って、洗濯機の外形寸
法もさらに抑えることができる。また、つり棒26は、
同じ外形寸法のハウジング1に、より大きな取付け間隔
で取り付けられるので、洗濯槽21を安定して支持する
ことができ、脱水時の安定度を向上させることができ
る。
【0048】また、この洗濯機は、ハウジング1内の主
洗濯装置20と副洗濯装置40との間の、上記上部パネ
ル2下面に防護部材5を備えている。防護部材5は、主
洗濯装置20の洗濯槽21には接触することができ、副
洗濯装置40には接触しない位置、例えば、副洗濯装置
40の主洗濯装置20寄りの部分である回転軸46の右
端よりも、主洗濯装置20寄りに設けられたゴム片であ
る。このように、上述のように、主洗濯装置20の運転
時に、洗濯槽21が振動するような場合でも、洗濯槽2
1が防護部材5に接触することによって、振動の振幅が
抑制され、洗濯槽21が副洗濯装置40に接触すること
を防止でき、副洗濯装置40の各部、例えば、伝達機構
45や洗濯槽41、及び洗濯槽21を保護することがで
きる。なお、防護部材5は、洗濯槽21の振動の振幅を
抑制できればどのような構成、材質でもよいが、ゴム材
のような緩衝機能を有する部材で形成されれば、洗濯槽
21の接触時の衝撃を緩和することができてより好まし
い。
【0049】ところで、従来の分け洗いを行う洗濯機で
は、主副洗濯装置共に、底面に攪拌翼を備えていたの
で、各洗濯装置の洗濯槽の平面形状は、略正方形とな
り、スペース効率が悪化していた。その結果、洗濯機の
横幅が家庭用の洗濯パンの寸法(標準的には750ミ
リ)を越えてしまい、一般家庭用としては不適当な大き
さとなっていた。
【0050】一方、本実施の形態によれば、この洗濯機
は、略正方形の平面形状の主洗濯装置20と、前後に長
い洗濯槽41を有した副洗濯装置40とで構成されるの
で、単一のハウジング1内に両洗濯装置を収容する場合
に、良好なスペース効率を実現することができる。それ
に加えて、両洗濯装置の間の空間も有効に利用されてい
るので、より一層良好なスペース効率を実現することが
できる。また、副洗濯装置40は、洗濯槽41の側面に
設けた攪拌翼42によって、洗濯物を攪拌し、充分な洗
浄能力を有するものである。従って、充分な洗浄能力を
有し、且つ横幅を家庭用の洗濯パンの寸法に収めること
のできる一般家庭用としては好ましい分け洗いのできる
洗濯機を実現することができるものである。
【0051】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図4は、この洗濯機の第2の実施の形態の概
略構成の断面正面図である。図5は、図4の断面側面図
である。本実施の形態では、第1の実施の形態の洗濯機
と、以下の点で異なっており、他の部分は同様である。
すなわち、副洗濯装置40に代えて、洗濯水を循環さ
せるための水路がさらに形成された副洗濯装置60が備
えられている。副洗濯装置60の攪拌翼62は、副洗
濯装置40の攪拌翼42とハウジング1内の配置が異な
る。第1の実施の形態の防護部材5が備えられていな
い。以下、異なる点を詳細に説明する。なお、第1の実
施の形態で説明した部分と同様の部分は、同じ符号を付
した。
【0052】(1) 先ず、副洗濯装置60を説明する。副
洗濯装置60は、洗濯水を循環させるための水路を形成
するために、副洗濯装置40の洗濯槽41及び攪拌翼4
2に代えて、洗濯槽61及び攪拌翼62を備えている。
さらに、洗濯槽61の内面には、洗濯水中の糸屑を補集
するリントフィルタ63を備えている。
【0053】洗濯槽61は、洗濯槽41と同様の内形を
有し、洗濯槽41と同様に構成された各部である底面6
1aと、一対の長手側面61b、61cと、一対の短側
面61d,61eとを備えている。上記一対の長手側面
の内の主洗濯装置20から遠い側の一方の長手側面61
bに、上記攪拌翼62が設けられている。なお、洗濯槽
41では、攪拌翼42の設けられた一方の長手側面41
bは、主洗濯装置20寄りに設けられていた。また、洗
濯槽61における規定水位Hや攪拌翼62の位置は、洗
濯槽41におけるそれらと同様に設定されている。
【0054】また、洗濯槽61には、攪拌翼62の設け
られた長手側面61bに沿って、後述する攪拌翼62の
裏羽62cによって移動される洗濯水を導くための循環
水路61hと、この循環水路61hを通った洗濯水の噴
出口61iとが形成されている。循環水路61hは、長
手側面61bを形成する部材内に形成されており、攪拌
翼62の裏面部分が嵌まり込む部分と、この嵌まり込む
部分から上方に延び、洗濯槽61内部の洗濯物の収容さ
れる部分とは区画されつつ上記の噴出口61iに至る水
路部分とを備えている。
【0055】噴出口61iは、洗濯槽61内の規定水位
Hよりも上方に開口して設けられ、ここに、上記のリン
トフィルタ63は取り付けられている。攪拌翼62は、
円板42aと同様の外形を有し、その中央部の表面(洗
濯槽61の内部に面する側の面)から裏面に連通する通
水孔62dを有する円板62aと、円板62aに突設さ
れ、突起部42bと同様の突起部62bと、円板62a
の裏面に突設された、洗濯水を移動させ得る裏羽62c
とを備えている。裏羽62cは、円板62aの径方向に
沿って複数、例えば8枚が、通水孔62dよりも外径寄
りの部分に設けられている。この裏羽62cが、上記循
環水路61hの嵌まり込む部分に収容されて、攪拌翼6
2の回転と伴に、その部分にある洗濯水を円板62aの
径方向に押し出す。
【0056】上記の洗濯水を循環させるための水路は、
攪拌翼62の通水孔62dから、循環水路61h、噴出
口61iによって形成され、上記各部から、リントフィ
ルタ63を通り、洗濯槽61内に洗濯水は循環する。こ
の洗濯水の流れを説明すると、攪拌翼62が回転する
と、裏羽62cによる遠心力によって、裏面部分の洗濯
水は、循環水路61hの水路部分に押し出される。押し
出された洗濯水は、循環水路61hを上昇し、噴出口6
1i、リントフィルタ63を通り、洗濯槽61内に循環
する。リントフィルタ63を通過する際に、洗濯水中の
糸屑は補集される。また、攪拌翼62の裏面部分の洗濯
水が押し出されるのに伴い、この部分には負圧が生じ、
通水孔62dから洗濯槽61内の洗濯水が攪拌翼62の
裏面部分へと流入する。
【0057】このように、上記の循環させるための水路
が、ポンプとして働く攪拌翼62の設けられている洗濯
槽61の長手側面61bに形成されているので、水路の
構成を簡単にすることができ、その結果、洗濯水の流通
する抵抗が低減される。従って、洗濯水を循環させるた
めのモータ44にかかる負荷も軽減することができる。
また、循環する水量を増やすことができるので、リント
フィルタ63による糸屑の補集能力を向上することがで
きる。
【0058】なお、上記の洗濯水を循環させるための水
路は、上記構成に限定されない。例えば、洗濯水の取り
入れ孔としては、円板62aに形成された通水孔62d
で無く、上記循環水路61hに連通し、洗濯槽61の下
方に形成された開口でもよい。また、循環水路61h
は、洗濯槽61の長手側面61bに沿って設けられてい
たが、長手側面61bに隣接する短側面61d,61e
に沿って設けられていてもよい。同様に、噴出口61i
は、短側面61d,61eに設けられていてもよいし、
リントフィルタ63が取りつけられていなくとも構わな
い。
【0059】また、副洗濯装置60は、洗濯水を循環さ
せるための水路が形成されているのに伴い、副洗濯装置
40に比べて、洗濯機の左右方向に沿った寸法が大きく
なっている。 (2) 次に、主洗濯装置20と副洗濯装置60との関連部
分を説明する。副洗濯装置60では、駆動機構43は、
ハウジング1内の主洗濯装置20から遠い側に設けられ
ており、洗濯槽61と洗濯槽21の間に配置されていな
い。従って、洗濯槽61は、洗濯槽21に接近させるこ
とができるので、洗濯槽21と洗濯槽61の間での洗濯
物の移動を容易にすることができる。
【0060】また、駆動機構43は、洗濯槽21に対し
て洗濯槽61を挟んで配置されるので、主洗濯装置20
の運転時に洗濯槽21が振動することがあっても、洗濯
槽21は、駆動機構43に直接衝突することは無く、破
損を防止することができる。また、仮に洗濯槽21が洗
濯槽61に衝突するような場合でも、洗濯槽61が緩衝
部材として働き、駆動機構43への衝撃を緩和すること
ができる。なお、このような場合を想定すれば、洗濯槽
61の材質は、耐衝撃性の良好な部材を選定するのが好
ましく、これに代えて、第1の実施の形態で説明した防
護部材5を備えてもよい。
【0061】上記のように本実施の形態によれば、第1
の実施の形態の作用効果に加えて、副洗濯装置60は、
攪拌翼62の回転に伴う洗濯水の循環によって、洗浄効
果をより向上することができ、また、効果的に糸屑の補
集をすることができる。さらに、副洗濯装置60と主洗
濯装置20との間の距離が接近することによって、両洗
濯装置間の洗濯物の移動が容易になり、分け洗い洗濯機
としてより使い勝手のよい洗濯機とすることができる。
【0062】また、副洗濯装置60の洗濯槽61内に溜
めた水中で、攪拌翼62を回転させると、洗濯槽61内
の水は跳ねて、飛沫が攪拌翼62の設けられた長手側面
61bと反対側に、長手側面61cのある方向に向かっ
て飛ぶことがある。このとき、飛沫が飛ぶ方向には、主
洗濯装置20が設けられているので、第1の実施の形態
のようにその方向に主洗濯装置が設けられていない場合
に比べて、その方向にある床、壁面等と攪拌翼62の間
の距離を長くすることができる。その結果、洗濯槽61
の上部の開口部が開放されている場合であっても、飛沫
は、主洗濯装置20を越えて、床、壁面等に到達しにく
く、水飛びを抑制することができる。
【0063】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図6は、この洗濯機の第3の実施の形態の概
略構成の断面正面図である。図7は、図6の要部拡大正
面図である。図8は、図7の平面図である。本実施の形
態では、第1の実施の形態の洗濯機と、以下の点で異な
っており、他の部分は同様である。すなわち、主洗濯
装置20に代わる主洗濯装置70から副洗濯装置40に
代わる副洗濯装置80への通水路が備えられている。
副洗濯装置80には、通水路に接続され、洗濯槽の底面
にポンプ機能を有する攪拌翼82が、副洗濯装置40の
構成に加えてさらに備えられている。以下、異なる点を
詳細に説明する。なお、第1の実施の形態で説明した部
分と同様の部分は、同じ符号を付した。
【0064】(1) 先ず、主洗濯装置70を説明する。主
洗濯装置70は、第1の実施の形態の主洗濯装置20の
外槽22に代えて、外槽71を備え、他の部分は同じで
ある。外槽71は、外槽22の構成に加えて、外槽71
の底面に後述する管6の接続される通水口71cをさら
に備えている。
【0065】(2) 副洗濯装置80を説明する。副洗濯装
置80は、副洗濯装置40の洗濯槽41に代えて、洗濯
槽81を備えている。さらに、洗濯槽81の底面に設け
られ、洗濯物及び洗濯水を攪拌することのできる攪拌翼
82と、攪拌翼82を駆動するためのモータ、減速機等
を含む駆動機構83とを備えている。
【0066】洗濯槽81は、洗濯槽41の底面41aの
構成に、さらに攪拌翼82を設けられるようにした底面
81aを備えたことが洗濯槽41と異なり、他の部分は
同様に構成されている。従って、洗濯槽81の内形は、
洗濯槽41と同様の内形を有し、洗濯槽41と同様に構
成された一対の長手側面81b、81cと、一対の短側
面81d,81eとを備えている。
【0067】図7及び図8も参照して説明する。底面8
1aには、後述する攪拌翼82の裏羽82cによって移
動される洗濯水を導くための水路81jと、この水路8
1jを通った洗濯水の噴出口81kとが形成されてい
る。水路81jは、底面81aを形成する部材内に形成
されており、攪拌翼82の裏面部分が嵌まり込む部分
と、この嵌まり込む部分から洗濯槽81の長手方向に延
び、洗濯槽81内部の洗濯物の収容される部分とは区画
されつつ上記の噴出口81kに至る水路部分とを備えて
いる。
【0068】噴出口81kは、攪拌翼82の設けられた
近傍に開口している。攪拌翼82は、円板形状でその上
面に凹凸が形成され、洗濯槽81内の洗濯水及び洗濯物
を攪拌することができる。この円板の直径は、洗濯槽8
1の短側面の寸法Wと略等しく、洗濯槽81の長手側面
に設けられた攪拌翼42の径よりも小さく設定されてい
る。また、攪拌翼82は、裏面に突設されて洗濯水を移
動させ得る裏羽82cを備えている。裏羽82cは、攪
拌翼82の径方向に沿って複数、例えば6枚が設けられ
ている。この裏羽82cが、水路81jの上記嵌まり込
む部分に収容されて、攪拌翼82の回転とともに、その
部分にある洗濯水を攪拌翼82の径方向に押し出すこと
ができるので、後述する通水路に設けられてポンプとし
て機能するものである。
【0069】駆動機構83は、攪拌翼82の裏面に取り
付けられ、洗濯槽81の底面81aに回動自在に支持さ
れた回転軸87に接続されて、攪拌翼82を所定の回転
速度で駆動する。また、副洗濯装置80に備えられた排
水機構は、水路81jの上記の嵌まり込む部分の中央部
近傍に形成された排水口81gに一端を接続された排水
管84と、排水管84の他端に設けられ、上記制御部に
よって開閉制御される排水弁85と、排水弁85に接続
されて機外に排水を導出する排水管86とを含んでい
る。
【0070】副洗濯装置80の動作を説明する。副洗濯
装置80では、攪拌翼42と攪拌翼82とを、選択的に
駆動することによって洗浄効果の異なる以下の運転を行
うことができる。すなわち、攪拌翼42のみを駆動する
ことによって、上記の副洗濯装置40と同様の洗浄効果
を得ることができる。また、攪拌翼82のみを駆動する
ことによって、底面近傍の洗濯物を中心に洗うことがで
きるので、少量の洗濯物に適した洗濯を行なうことがで
きる。さらに、攪拌翼42及び攪拌翼82の両方を同時
に駆動することによって、洗濯槽81内の洗濯水及び洗
濯物を、より効果的に攪拌することができる。従って、
よりむらなく、高い洗浄効果を得ることができる。
【0071】(3) 主洗濯装置70から副洗濯装置80へ
の通水路を説明する。この洗濯機は、この通水路を構成
するために、一端を主洗濯装置70の通水口71cに接
続されて、他端を副洗濯装置80の排水管84に接続さ
れた管6と、管6の途中に設けられて上記制御部によっ
て開閉制御される弁7とを備えている。
【0072】従って、通水路は、主洗濯装置70の通水
口71cから、管6、排水管84を通り、副洗濯装置8
0の排水口81gから、水路81j、噴出口81kによ
って形成される。通水路による動作を説明する。主洗濯
装置70から副洗濯装置80への通水時には、弁7は開
かれ、排水弁85は閉じられる。これによって、上記の
通水路がつながり、洗濯槽21内の洗濯水は、管6、排
水管84、排水口81gを通じて、洗濯槽81へ流れ込
む。さらに、攪拌翼82が回転すると、裏羽82cによ
るポンプ作用によって、攪拌翼82の裏面部分にある洗
濯水は、水路81jの水路部分に押し出される。押し出
された洗濯水は、噴出口81kを通り、洗濯槽81内に
流出する。また、攪拌翼82のポンプ作用によって、洗
濯槽21から洗濯槽81へはスムーズに洗濯水を流出さ
せることができる。このように、洗濯槽21内に溜めら
れた洗濯水を、洗濯槽81へ移動させることによって、
洗濯水の再利用を図ることができる。例えば、洗濯槽2
1内の濯ぎに利用した洗濯水を、洗濯槽81の洗いに利
用することができる。
【0073】なお、副洗濯装置80の排水時には、弁7
は閉じられて、排水弁85が開かれる。上記のように本
実施の形態によれば、第1の実施の形態の作用効果に加
えて、副洗濯装置80は、底面に設けられた攪拌翼82
によって、洗濯物により適合した洗濯を行なうことがで
きる。さらに、通水路によって、洗濯水の有効利用を図
ることができる。従って、複数の洗濯槽を持つ分け洗い
洗濯機としてより使い勝手のよい洗濯機とすることがで
きる。
【0074】ところで、本発明のような複数の洗濯槽を
持つ分け洗い洗濯機では、主副両洗濯装置で分け洗いを
行うことができる。この際に、副洗濯装置で洗濯の済ん
だ洗濯物は、主洗濯装置に移されて、主洗濯装置で脱水
される。それゆえ、主副両洗濯装置間の洗濯物の移動が
し易い洗濯機が望ましい。特に、本発明の洗濯機は、上
述のように一般家庭用として、コンパクトな外形を有し
ているので、狭隘な場所に設置されることも想定され
る。このような場合でも、洗濯物の取り出し易さを確保
することが望ましい。
【0075】例えば、ハウジングの側面が部屋の壁面等
に接近している場合を考えると、上部の開口部の小さい
副洗濯装置に壁面等が接近する場合に、壁面が邪魔にな
り、副洗濯装置の正面に立っての作業を行ない難いこと
が想定される。このような場合に、上記第1〜第3の各
実施の形態のように、副洗濯装置が、主洗濯装置に対し
て、正面から見て左側に配置されていると、副洗濯装置
からの洗濯物の取出しを右腕で行ない難くなることがあ
る。
【0076】そこで、以下の第4の実施の形態の洗濯機
のように、副洗濯装置を正面から見て主洗濯装置の右側
に配置することによって、より多くの人、具体的には右
利きの人にとって使い勝手のよい洗濯機とすることがで
きる。以下、本発明の第4の実施の形態にかかる洗濯機
について説明する。図9は、第4の実施の形態にかかる
洗濯機の概略構成の断面正面図である。図10は、図9
の洗濯機の一部断面平面図であり、図9の一点鎖線B4
で切った状態の断面を示す。本実施の形態では、第1の
実施の形態の洗濯機と、以下の点で異なっている。すな
わち、ハウジング1に代えて、ハウジング100が備
えられている。主洗濯装置20に代えて、駆動装置の
構成が異なる主洗濯装置110が備えられている。副
洗濯装置40に代えて、洗濯槽及び攪拌翼の異なる副洗
濯装置120が備えられている。正面から見たハウジ
ング100内の配置は、主洗濯装置110は左側に、副
洗濯装置120は右側である。第1の実施の形態の防
護部材5が備えられていない。以下、異なる点を詳細に
説明する。なお、第1の実施の形態で説明した部分と同
様の部分は、同じ符号を付した。
【0077】(1) 先ず、ハウジング100を説明する。
ハウジング100は、第1の実施の形態のハウジング1
の内部配置を上記に対応して左右を逆にしたものであ
る。すなわち、ハウジング100の左側に、主洗濯装置
110が、取付け鍔部1aと同様の取付け鍔部100a
を介して、取り付けられ、上述のように副洗濯装置12
0がハウジング100の右側に取りつけられている。ハ
ウジング100には、その上面を形成する上部パネル1
02が備えられている。上部パネル102は、第1の実
施の形態で説明した上部パネル2の左右を逆に構成した
ものであり、その上部に蓋3、4が設けられている。
【0078】また、上部パネル102には、主洗濯装置
110に対応して、ハウジング100の平面形状の短辺
を一辺とする略正方形の部分に設けられた開口部103
と、副洗濯装置120に対応して、ハウジング100の
平面形状の短辺を長辺とする前後に長い長方形状の部分
に設けられた開口部104とが形成されている。例え
ば、開口部103は、ハウジング100の短辺寸法と略
等しい直径の円形に、また、開口部104は、ハウジン
グ100の短辺寸法と略等しい寸法を長辺とする長方形
に形成されている。このように、主洗濯装置110の上
部の開口部103は、副洗濯装置120の上部の開口部
104よりも、正面から見て大きいので、洗濯物の出し
入れが行ない易く、ハウジング100の主洗濯装置11
0側の側面(左側面)が部屋の壁面等に接近していて
も、使い勝手を損なうことがない。また、副洗濯装置1
20に壁面等が接近して、副洗濯装置120の正面に立
っての作業が行ない難いような場合でも、副洗濯装置1
20の上部の開口部104は、正面から見て相対的に小
さくとも、上述のように右側に設けられているので、開
口部104から洗濯物を容易に右手で取り出すことがで
きる。従って、右利きの人にとって使い勝手がよいこと
から、より多くの人に使い勝手が良く、狭隘な場所に設
置することができる洗濯機とすることができる。
【0079】また、ハウジング100は、その側面また
は背面の何れかからを選択して、主洗濯装置110及び
副洗濯装置120からの排水を導く排水管(図示せず)
を、外部へ導出することができる。そのために、ハウジ
ング100は、その後面にサービス用開口(図示せず)
を備えている。サービス用開口は、ハウジング100の
後面であって、主洗濯装置110の後方となる部分に形
成されている。サービス用開口は、通常は蓋101によ
って塞がれ、設置時やメンテナンス時に開けられて、ハ
ウジング100の内部を開放することができる。
【0080】(2) 次に、主洗濯装置110を説明する。
主洗濯装置110は、公知の全自動洗濯機と同様の構成
を有している。主洗濯装置110は、外槽22の底部
に、攪拌翼24及び回転槽23を駆動するための駆動装
置111と、排水口22bに接続された排水管(図示せ
ず)の途中に設けられて排水の流通を制御する排水弁1
12とを備えている。排水弁112は、取付け金具11
3を介して駆動装置111と一体的に取り付けられてい
る。取付け金具113は、外槽22の外底面に固定され
ている。なお、この構造は、先願(特公平5─8419
9等)に開示されているものと同様のものである。
【0081】駆動装置111は、駆動源としてのモータ
114と、モータ114からベルト115を介して駆動
伝達される機構部分116とを備えている。機構部分1
16は、軸受、クラッチ、排水弁112の開閉操作機構
等を含んでいる。駆動装置111は、駆動装置25と同
様にして、運転状態に応じて攪拌翼24及び回転槽23
を回転させる。
【0082】機構部分116は、外槽22の外底面の中
心に設けられている。また、モータ114と排水弁11
2とは、平面視で機構部分116を挟んだ両側に配置さ
れている。また、上述のように排水管のハウジング10
0からの導出を選択できるように、排水口22bは、ハ
ウジング100のサービス用開口の近く、例えば外槽2
2の後部寄りの部分に設けられている。また、排水弁1
12は、排水管の取回し作業がし易いように、副洗濯装
置120寄りのハウジング100内部の空間を空けるよ
うにして、サービス用開口の近く、例えばハウジング1
00内の後部左側に設けられている。その結果、モータ
114は、副洗濯装置120寄りのハウジング100内
の前部に配置され、平面視でハウジング100内の中心
寄りに設けられている。このように、比較的に重い部材
であるモータ114が、洗濯機の中心に近い位置にある
ことによって、中心から遠い位置にある場合に比べて、
洗濯機の安定性が増し、運転時に振動しにくくすること
ができる。
【0083】(3) 次に、副洗濯装置120を説明する。
副洗濯装置120は、第1の実施の形態の副洗濯装置4
0の洗濯槽41に代えて、高さ方向に幅の異なる洗濯槽
121を、また、攪拌翼42に代えて、外形のより小さ
い攪拌翼122を備えている。洗濯槽121は、底面1
21aと、一対の長手側面121b、121cと、一対
の短側面121d,121eとを備えている。上記一対
の長手側面の内の主洗濯装置110寄りの一方の長手側
面121bは、対向する長手側面121cとの間隔が異
なる上部121f、中部121g、及び下部121hを
備えている。長手側面121bの上部121fは、垂直
面からなり、長手側面121cとの間隔W1は、相対的
に広い。また下部121hは、垂直面からなり、長手側
面121cとの間隔W2は間隔W1よりも狭い。また、
中部121gは、上部121fと下部121hとを滑ら
かに接続する斜面で形成されている。なお、洗濯槽12
1の側面形状は洗濯槽41と同様である。
【0084】このように、洗濯槽121の開口部104
付近の長手側面同士の間隔W1は、より下方の間隔W2
よりも広いので、洗濯物を取り出し易い。また、攪拌翼
122は、長手側面121bの下部121hに、攪拌翼
122の下部が洗濯槽121の底面121aに接近して
設けられている。攪拌翼122は、攪拌翼42よりも外
径が小さい円板122aの表面に突起部122bが設け
られている。攪拌翼122の円板122aの直径A2
は、長手側面121bの下部121hと、これに対向す
る長手側面121cとの間隔W2よりも大きく、W2<
A2に設定されている。
【0085】また、攪拌翼122の直径A2は、攪拌翼
42の直径Aよりも小さくされているのに伴い、W2<
Wに設定されている。このように、攪拌翼122の直径
を小さくすることによって、洗濯槽122の幅W2を小
さくすることができる。その結果、本実施の形態では、
副洗濯装置120を、第1の実施の形態の副洗濯装置4
0よりも小さくすることができ、それに伴い、ハウジン
グ100の外形寸法をより小さくすることができる。な
お、幅W1は、幅Wとほぼ等しくされて、洗濯物の取り
出しやすさは確保されている。
【0086】また、洗濯槽121には、洗濯時の複数の
規定水位が設定されている。例えば、多くの洗濯物に対
応して水量の多い第1の水位H1及び、洗濯時の最低水
位であり、少ない洗濯物に対応して水量の少ない第2の
水位H2である。第2の水位H2では、攪拌翼122の
中心軸である回転軸46の中心位置は、底面121aと
水位H2との略中間となるが、攪拌翼122の上部は水
位H2よりも下方にある。このように、攪拌翼122の
上部は、洗濯時の最低水位である水位H2よりも下方に
あって、水面上に出ないので、攪拌翼122が洗濯時に
回転しても、水を撥ね上げず、確実に水飛びを抑制する
ことができる。
【0087】また、第1の水位H1では、回転軸46の
中心位置は、底面121aと水位H1との中間位置より
も下方にある。従って、回転軸46が中間位置よりも上
方にある場合に比べて、攪拌翼122の突起部122b
は、洗濯槽121内のより低い位置に配置される。その
結果、突起部122bは、洗濯物の取出しの邪魔になり
にくく、洗濯物の取出しをスムーズに行うことができ
る。
【0088】特に、攪拌翼122は、上述のように底面
121aに接近しており、さらに外径も小さいので、突
起部122bは、より一層邪魔になり難く、洗濯物の取
出しをより一層スムーズに行うことができる。攪拌翼1
22を駆動するための駆動機構43は、洗濯槽121の
長手側面121bの下部121hの外側に沿って設けら
れている。攪拌翼122のある長辺部分121bの下部
121hは、上部121fに対して攪拌翼122の表面
方向に張り出しているので、洗濯槽121の外側では、
下部121hは、上部121fよりも凹んでいる。駆動
機構43の突出部分、例えば回転軸46の左端部は、洗
濯槽121の左端部(上部121fの外側面)より突出
しないように設けられている。従って、第2の実施の形
態と同様に、洗濯槽121を洗濯槽21に接近させて配
置することができるので、洗濯槽21と洗濯槽121の
間での洗濯物の移動を容易にすることができ、より一層
使い勝手の良い洗濯機とすることができる。さらに、駆
動機構43が洗濯槽121の外側面から突出しないの
で、副洗濯装置120の外形寸法を小さくでき、ハウジ
ング100の外形寸法を小さくすることができる。
【0089】なお、長辺部分121bの下部121h
は、上部121fに対して、回転軸46の左端部が洗濯
槽121の左端部より突出しない程度にまで窪んでいな
くとも構わない。この場合でも、窪み量に応じて、駆動
機構43の突出部分の突出量を少なくできるので、それ
に応じて、洗濯槽121を洗濯槽21に接近させること
ができ、また、ハウジング100の外形寸法を小さくす
ることができる。
【0090】このように本実施の形態によれば、副洗濯
装置120を右側に配置することによって、また、攪拌
翼122が規定水位H1との中間よりも下方にあること
によって、また、攪拌翼122が底面121aに接近し
ていることによって、また、攪拌翼122の外径が小さ
いことによって、また、洗濯槽121の上部の幅W1を
下方の幅W2よりも広くすることによって、洗濯物の取
出しをより一層スムーズに行うことができる。従って、
より一層使い勝手を向上することができる。
【0091】また、副洗濯装置の洗濯槽の上部の開口部
の幅が同じ洗濯槽同士で比較すると、攪拌翼の設けられ
る洗濯槽の部分の幅が上部の開口部の幅と同じ場合、例
えば、第1〜第3の実施の形態に比較して、本実施の形
態では、攪拌翼122の設けられる洗濯槽121の部分
の幅W2が狭いので、洗濯物を、攪拌翼122と対向す
る長手側面121cとの間の幅の狭い部分に、強く挟み
込んで攪拌できる結果、より強い洗浄力が得られる。
【0092】特に、洗濯時に洗濯物が攪拌される洗濯槽
121内の部分である、長手側面121bの中部121
gが、傾斜状に形成されており、対向する長手側面12
1cとの間隔が異なっている。それゆえ、この部分を洗
濯物が攪拌されて上下移動することで、攪拌される洗濯
物は揉まれることとなり、その結果、長手側面同士の間
隔が一定の場合に比べて洗浄力がより一層向上する。
【0093】また、攪拌翼122は、底面121aに接
近しているので、洗濯槽121の底にある洗濯物をよく
攪拌でき、小径の攪拌翼122でも十分な洗浄が行え
る。また、洗濯物が少量で、洗濯槽121の底にだけあ
るような場合でも、効率よく攪拌することができる。な
お、本実施の形態では、長手側面121bの上部121
fは、垂直面としたが、これには、限定されず、中部1
21gと連続する傾斜面でも構わない。
【0094】なお、本発明の各実施の形態は、それぞれ
を同時に実施することができる。例えば、第2の実施の
形態の副洗濯装置60の底部に第3の実施の形態の副洗
濯装置80と同様の構成(攪拌翼82等)を設け、第3
の実施の形態の通水路を形成すれば、より使い勝手の良
い洗濯機とすることができる。また、上記の第2の実施
の形態では、副洗濯装置60の攪拌翼62は、主洗濯装
置20から遠い側に設けられていたが、第1の実施の形
態のように主洗濯装置20寄りの洗濯槽61の長手側面
に設けられてもよい。
【0095】また、上記の第1の実施の形態では、洗濯
槽21と洗濯槽41の間に配置されていたのは、副洗濯
装置40では、伝達機構45の一部であったが、他の部
材でもよく、この部分に配置される部材が多いほどスペ
ース効率を高くすることができ、それだけ洗濯機の外径
寸法を小さくすることができる。また、上記の第3の実
施の形態では、通水路は、副洗濯装置80の排水機構と
一部を共用していたが、それぞれを別個に構成しても構
わない。
【0096】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0097】
【0098】
【0099】
【発明の効果】 請求項に係る発明によれば、第1の洗
濯装置の駆動機構が、ハウジング内の2つの洗濯装置の
両洗濯槽の間に区画された空間に配置されないので、両
洗濯槽の間の距離を狭くすることができる。従って、両
洗濯槽の間で洗濯物を移動し易くすることができ、分け
洗いのできるこの洗濯機の使い勝手を向上することがで
きる。
【0100】また、第1の洗濯装置の攪拌翼と、それの
設けられた長手側面と反対側に向かる方向にある床、壁
面等との距離を、第2の洗濯装置を挟んで長くできる。
その結果、攪拌翼の回転に伴い生じる水の飛沫は、床、
壁面等に到達し難く、水飛びを抑制することができる。
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る洗濯機の概略
構成の正面断面図である。
【図2】図1に示す洗濯機の概略構成の平面断面図であ
り、図1の一点鎖線B1で切った状態の断面を示す。
【図3】図1に示す洗濯機の概略構成の側面断面図であ
り、図1の一点鎖線B2で切った状態の断面を示す。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る洗濯機の概略
構成の正面断面図である。
【図5】図4に示す洗濯機の概略構成の側面断面図であ
り、図4の一点鎖線B3で切った状態の断面を示す。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る洗濯機の概略
構成の正面断面図である。
【図7】図6に示す洗濯機の要部拡大した正面断面図で
ある。
【図8】図7に示す洗濯機の部分の平面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態にかかる洗濯機の概
略構成の正面断面図である。
【図10】図9に示す洗濯機の一部断面平面図であり、
図9の一点鎖線B4で切った状態の断面を示す。
【符号の説明】 1,100 ハウジング 4 蓋 5 防護部材 6 管(通水路) 7 弁 20,70,110 主洗濯装置(第2の洗濯装置) 21 洗濯槽 26 つり棒 40,60,80,120 副洗濯装置(第1の洗濯装
置) 41,61,81,121 洗濯槽 41a,61a,81a,121a 洗濯槽の底面 41b,61b,81b,121b 洗濯槽の一方の長
手側面 41c,61c,81c,121c 洗濯槽の他方の長
手側面 42,62,122 攪拌翼(側面攪拌翼) 42a,62a,122a 円板 42b,62b,122b 突起部 43 駆動機構 61h 循環水路 61i 噴出口 62c 裏羽 82 攪拌翼(底面攪拌翼) 82c 裏羽 121h 洗濯槽の長手側面の下部 H1,H2 規定水位 H2 最低水位
フロントページの続き (72)発明者 吉田 茂樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 北山 直樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 松本 雅和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−277386(JP,A) 特開 平4−197388(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 17/10 D06F 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面と底面の周囲から立ち上がった側面
    とを有する、洗濯水及び洗濯物を入れるための洗濯槽
    と、 洗濯槽内に設けられ、中心軸を中心に回転または回動す
    る円板、及び円板表面に突設された突起部を有する、洗
    濯水及び洗濯物を攪拌するための攪拌翼と、 攪拌翼を駆動する駆動機構とを備え、 洗濯槽の側面は、一対の長手側面と、一対の短側面とを
    有し、平面形状が、前記一対の長手側面で区画される一
    対の長辺Dと、前記一対の短側面で区画される一対の短
    辺Wからなる略長方形状の内形をし、 攪拌翼は、前記一対の長手側面のうちの一方の長手側面
    に、その中心軸が長手側面と直交するように設けられて
    おり、 攪拌翼の円板の直径Aは、前記短辺Wの寸法Wと比べ
    て、W<Aに設定されており、 駆動機構は、攪拌翼の設けられた前記一方の長手側面に
    沿って設けられている第1の洗濯装置第1の洗濯装置
    の攪拌翼に対向する前記他方の長手側面に隣接して配置
    され、洗濯水及び洗濯物を入れるための洗濯槽を備えた
    第2の洗濯装置第1の洗濯装置及び第2の洗濯装置を
    収容するハウジング上記〜を備え、前記ハウジング内の第1の洗濯装置の洗濯槽と第2の洗
    濯装置の洗濯槽との間に区画された空間に、第1の洗濯
    装置の前記駆動機構が配置されていない ことを特徴とす
    る洗濯機。
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