JP3301902B2 - 外部接続端子のカバー開閉装置及び電子機器 - Google Patents

外部接続端子のカバー開閉装置及び電子機器

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JP3301902B2
JP3301902B2 JP29388195A JP29388195A JP3301902B2 JP 3301902 B2 JP3301902 B2 JP 3301902B2 JP 29388195 A JP29388195 A JP 29388195A JP 29388195 A JP29388195 A JP 29388195A JP 3301902 B2 JP3301902 B2 JP 3301902B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラの
ように、電源用、データ転送用等の外部接続端子を具え
ている電子機器において、外部接続端子を取付けている
電子機器の開口部に開閉可能に嵌合し、外部接続端子を
利用しないときには、開口部をカバーによって遮蔽し、
外部接続端子を保護するカバー開閉装置と、該カバー開
閉装置を具えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラは、該カメラに内蔵され
たフラッシュメモリ、カメラに外部から着脱可能なPC
メモリカード等のメモリ装置に、撮影データを記憶す
る。このうち、メモリ装置がカメラに内蔵されている場
合、撮影データをパソコン、プリンタ等の再生機器へ転
送するために、データ転送用接続端子(90)がカメラに配
備される。また、通常の電子機器は、外部の交流電源を
整流して利用することができ、そのための外部電源用接
続端子(91)を具えている。前記データ転送用接続端子(9
0)、外部電源用接続端子(91)等の外部接続端子(9)を使
用しないとき、特に、携帯時または撮影時においては、
それら接続端子の破損または誤動作を防止するために、
接続端子部分をカバーにより遮蔽して保護せねばならな
い。前記カバーには、カメラに着脱可能なもの、また
は、カメラにスライド収納可能に配備されたものがあ
る。後者においては、図1のように、カメラのシャーシ
(1)の端面に開口部(10)を設け、その内部に外部接続端
子(9)が配備される。該接続端子(9)は、接続ケーブル
と接続可能な位置にホルダー(3)等の固定手段によって
固定されている。ホルダー(3)は、開口部(10)に出没可
能に嵌合したカバー(2)を具えて、これを押出し方向に
付勢し、且つカバー(2)が操作側から指の力によって押
圧されると、開口部(10)から一段下がってスライドせし
める。
【0003】従来のカバー(2)及びホルダー(3)は、図
6に示すように形成されている。ホルダー(3)は、シャ
ーシ(1)の裏面に固定した枠体であって、シャーシ(1)
の開口部(10)に対応する位置に外部接続端子(9)を取付
けるべき端子取付け面(70)を具えている。カバー(2)
は、ホルダー(3)の枠体に嵌合し、カバー(2)の閉じ側
端部及び開き側端部から側方へ突出した突軸(41)(43)
を、ホルダー(3)の側壁(6)内面に形成したガイド溝(6
0)(63)に係止して、ホルダー(3)の枠内にてカバー(2)
の開閉方向にスライド可能に支持されている。ホルダー
(3)の閉じ側のガイド溝(60)は、シャーシ開口部(10)か
ら離れるように斜めに傾斜し、開き側のガイド溝(63)は
押圧方向に形成された垂直部(64)とスライド方向に形成
された水平部(65)を有するL字状に形成されている。カ
バー(2)は、シャーシ開口部(10)に嵌合する遮蔽部(20)
を具え、ホルダー(3)から突出した弾性片(8)が遮蔽部
(20)裏面を押上げて、開口部(10)への嵌合を保持してい
る。
【0004】カバー(2)によるシャーシ開口部(10)の遮
蔽時は、図7(a)のように、弾性片(8)により、カバ
ー遮蔽部(20)は押し出され、該開口部(10)に嵌合してい
る。開口部(10)を開くときは、該遮蔽部(20)を指によ
り、弾性片(8)の付勢力に抗して押圧すると、図7
(b)のように、カバー(2)は、閉じ側の突軸(41)を回
転軸として、シャーシ(1)内に沈み込むように回転運動
し、開き側の突軸(43)は、対応するガイド溝(63)の垂直
部(64)を移動する。さらに、遮蔽部(20)を指により開き
側(図1では、カメラの下方)へ力を加えると、カバー
(2)は、図7(c)のように、閉じ側のガイド溝(60)及
び開き側のガイド溝(63)の水平部(65)に沿って、シャー
シ(1)の裏側をスライドして、端子取付け面(70)が開口
部(10)に露出して、外部接続端子(9)と接続ケーブルを
繋ぐことができる。カバー(2)により開口部(10)を閉じ
るには、遮蔽部(20)を閉じ側(図1では、カメラの上
方)へ力を加えると、前述とは逆方向にスライドして、
上記図7(a)の状態に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなカバー開
閉装置の場合、ホルダー(3)の弾性片(8)は、端子取付
け面(70)上を覆い隠さないように、端子取付け面(70)よ
りも開き側に寄せて配備される必要がある。ところが、
弾性片(8)は、カバー(2)の遮蔽時に、カバー(2)の遮
蔽部(20)の真ん中を付勢せねばならないため、端子取付
け面(70)は、シャーシ開口部(10)の閉じ側半分まで突出
して配備されることになる。従って、該開口部(10)
は、少なくとも端子取付け面(70)の2倍以上の広さに
する必要がある。もし、前記弾性片(8)が遮蔽部(20)を
付勢する位置を、遮蔽部(20)の開き側端部に寄せると、
それにより弾性片(8)のホルダー(3)への固定位置をさ
らに開き方向にずらす必要があり、ホルダー(3)が大型
化することになる。しかも、カバー(2)を押込む運動
は、閉じ側の突軸(41)を回転軸とする回転運動であるか
ら、回転運動によるカバーの変位は、遮蔽部(20)の真ん
中よりも開き側端部の方が大きい。それにより弾性片
(8)の付勢力が大きくなり、それに抗して指は遮蔽部(2
0)を大きく押圧する必要がある。カバー(2)の変位量は
変えずに、弾性片(8)の付勢力を小さくするには、弾性
片(8)の長さをさらに長くする必要があり、ホルダー
(3)が大型化することになる。
【0006】カバー(2)は、突軸(41)を中心にして回動
するのであるが、カバー(2)の操作者に、指によってカ
バー遮蔽部(20)全体を押圧して押込む感覚を与えるため
に、突軸(41)及びホルダー(3)のガイド溝(60)を、開口
部(10)から出来るだけ離して配備する必要がある。も
し、突軸(41)から開口部(10)までの距離が近ければ、回
転半径が小さいので、所望の押込み変位を得るには、遮
蔽部(20)の開き側端部を押圧する必要があり、押圧部分
が狭くなって指の一部に負担が集中し、操作者に不快感
を与える。しかしながら、もし突軸(41)から開口部(10)
までの距離を遠くにとり、回転半径を大きくすれば、遮
蔽部(20)の全体を押圧して所望の押込む変位は得られる
が、ホルダー(3)が大型化することになる。
【0007】
【本発明の目的】本発明は、ホルダー(3)を大型化せ
ず、開口部(10)と略同じ大きさのカバー(2)によって、
開口部(10)を遮蔽し、また、回転軸を設けず、遮蔽部(2
0)全体を押圧してカバー(2)をスライドできるカバー開
閉装置及びそれを用いた電子機器を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため、
本発明は以下のように構成される。シャーシの開口部に
嵌合する遮蔽部を具えたカバーと、該カバーをスライド
可能に支持するホルダーとから構成され、カバーの閉じ
側端部には第1突軸が、開き側端部には第2突軸が側方
へ突出しており、ホルダーの側壁の閉じ側には、第1
突軸を摺動可能に嵌める第1ガイド溝が形成され、該両
側壁の開き側には、第2突軸を摺動可能に嵌める第2ガ
イド溝が形成され、第1ガイド溝は斜めに形成された部
分を有し、該部分は、カバーを閉じた際に該カバーの遮
蔽部がシャーシの開口部に嵌合するように、閉じ側では
開口部近くに位置すると共に、カバーを開き側にスライ
ドするにつれて、開口部から離れるように開き側に向か
って下降し、第2ガイド溝は、押圧方向、さらにはスラ
イド方向へと続くL字状に形成され、ホルダーは、ホル
ダーから開口部に向かって延びる弾性片を具え、該弾性
片は、カバーを開口部に向かって押出付勢し、 遮蔽部
を開口部へ嵌合せしめるカバー開閉装置であって第1
ガイド溝の斜めに形成された部分の溝底は、基端が側壁
に固定され、先端が押圧方向に弾性変形可能な撓み片に
よって形成され、遮蔽部に対する押圧操作により、弾性
片及び撓み片を変形させて、カバー全体を押圧方向に変
位させる。
【0009】
【作用及び効果】カバーの遮蔽部を指によって押圧する
と、遮蔽部は、ホルダーの第1ガイド溝の底部を形成す
撓み片を変形させ、遮蔽部の閉じ側端部もシャーシ内
に沈み込み、カバー操作者に遮蔽部全体を押圧してシャ
ーシ内に押込む感覚を与えることができ、装置の小型化
が可能となる。さらに、カバーの沈込み変位量は、遮蔽
部のどの位置でも略同じであり、カバーに対する弾性片
の付勢位置を遮蔽部の任意の位置に設けても、弾性片の
付勢力はほとんど変らない。該付勢位置を遮蔽部の開き
側端面に形成した外縁とすれば、開口部の広さは端子取
付け面の広さと同じ程度に狭くし、電子機器のデザイン
を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に沿って詳述する。本発明のカバー開閉装置
は、図1のように、カメラのシャーシ(1)の端面に開口
部(10)を矩形状に開設し、その内部に配備される。
【0011】カバー(2)及びホルダー(3)は、合成樹脂
の射出成形により、図2の形状に形成される。カバー
(2)は、シャーシ開口部(10)に嵌合する遮蔽部(20)を有
する。該遮蔽部(20)は、開口部(10)及びシャーシ(1)表
面に沿う形に形成されるが、シャーシ(1)が丸みを帯び
ているため、閉じ側より開き側の方が厚く形成されてい
る。遮蔽部(20)の操作側表面は、押圧操作する指の滑り
を防止するため、粗面に形成され、且つ、該表面の中心
から開き側の位置に、V字状の溝(25)が形成される。遮
蔽部(20)の閉じ側端面には、カバー(2)を閉じる際にス
ライド操作する指が掛かるように、取っ手(24)がアーチ
状に配備される。遮蔽部(20)の裏側表面には、図4のよ
うに、カバー(2)開放時に後記するホルダー(3)の弾性
片先端(80)を係止し、カバー(2)の開放状態を保持する
ための掛り爪(50)が閉じ側端部に配備される。遮蔽部(2
0)の開き側端面には、後記する弾性片(8)の付勢力を受
ける段縁(23)が配備され、該段縁(23)の裏側表面に、弾
性片(8)の先端部に形成された突起(82)が嵌まる溝(51)
が形成される。遮蔽部(20)の側壁(22)のスライド方向の
閉じ側端部に設けた脚片(40)から第1突軸(41)が、開き
側端部に設けた脚片(43)から第2突軸(43)が側方へ突出
している。なお、ホルダー(3)からカバー(2)が抜出る
のを防止するために、4つの突軸のうち何れか1つが、
他の突軸よりも長く形成される。本実施例の場合は、第
1突軸の一方(41a)が長く形成されている。
【0012】ホルダー(3)は、カバー(2)がスライド移
動できるように、矩形の枠状に形成される。該枠の長手
方向の両側壁(6)のカバー閉じ側に第1ガイド溝(60)
が、カバー開き側に第2ガイド溝(63)が開設される。
1ガイド溝(60)はカバー(2)の第1突軸(41)と、第2ガ
イド溝(63)は第2突軸(43)と係合する位置に形成され
る。閉じ側の第1ガイド溝(60)は、カバー(2)を閉じた
際にカバー遮蔽部(20)がシャーシ開口部(10)に嵌合する
ように、閉じ側では開口部(10)近くに位置しさらに
カバー(2)を開き側にスライドするにつれて、開口部(1
0)から離れるように斜めに形成される部分を有する
ガイド溝(60)の傾斜した部分の溝底は、基端側壁
(6)に固定され、斜めに延びて、先端は撓み可能な撓み
片(61)によって構成する。なお、カバー(2)の長い第1
突軸(41a)に対応して、支持翼(62)が第1ガイド溝(60)
の溝底側の縁に沿って側方に突出している。開き側の
ガイド溝(63)は、前述のように、閉じ側では開口部(1
0)に近い側に形成され、押圧及びスライド移動可能なよ
うに、垂直部(64)と水平部(65)を有する略L字状に形成
されている。
【0013】ホルダー(3)内の閉じ側部分で、シャーシ
開口部(10)に対応する位置に、端子取付け面(70)が形成
される。端子取付け面(70)には、外部接続端子(9)を接
続ケーブルへ繋ぐための開口部(71)が形成される。ま
た、図3のように、端子取付け面(70)とホルダー側壁
(6)の間には、閉じ側の位置にあるカバー(2)の脚片(4
0)が移動できるように、凹部(72)が溝状に形成されてい
る。ホルダー(3)の開き側部分には、側壁(6)(6)間に
ブリッジ(31)が形成され、該ブリッジ(31)の中央部に弾
性片(8)が配備される。該弾性片(8)は、ブリッジ(31)
中央部から、シャーシ開口部(10)へ向かって伸びて、先
端部は、スライド方向に平行に伸びている。また、先端
部には、突起(82)が開口部(10)に向かって形成されてい
る。弾性片(8)の先端(80)は、遮蔽部(20)の開き側端部
を付勢して開口部(10)に嵌合して保持するために、さら
に開口部(10)へ向かって伸びている。そして、ホルダー
側壁(6)の裏側の閉じ側部分、中央部分及び開き側部分
には、ホルダー(3)をシャーシ(1)に固定するための孔
を有する脚片(30)が突出している。同様に、ホルダー
(3)の閉じ側端面にも脚片(30)が配備される。
【0014】次に、前記のように形成されたカバー開閉
装置をシャーシ(1)に取付ける手順を説明する。ホルダ
ー(3)にカバー(2)を嵌め込む。このとき、カバー(2)
の長い第1突軸(41a)を、対応するホルダー(3)の第1
ガイド溝(60)の閉じ側先端に嵌め、この第1突軸(41a)
第1ガイド溝(60)に沿ってスライドして、カバー(2)
を斜めにずらして、他方の第1突軸(41)を対応する第1
ガイド溝(60)に嵌める。それから、カバー(2)をホルダ
ー(3)に沿うようにして、第2突軸(43)をホルダー(3)
の切欠き部(66)上に置き、ホルダー側壁(6)を少し外側
へ広げてカバー(2)を押込む。ホルダー(3)の端子取付
け面(70)に外部接続端子(9)を取付けて、ホルダー(3)
の脚片(30)をネジ等でシャーシ(1)に固定する。
【0015】以上のようにして、本発明のカバー開閉装
置がシャーシ(1)に固定されたときの断面図が図5であ
る。以下、カバー開閉装置の動作を説明する。なお、図
5において、端子取付け面(70)及び外部接続端子(9)
は、一点鎖線で示した。カバー(2)の遮蔽時は、図5
(a)のように、弾性片(8)がカバー遮蔽部(20)の閉じ
側端部及び段縁(23)を押出し付勢しており、遮蔽部(20)
がシャーシ開口部(10)に嵌合し、さらに弾性片(8)の突
起(82)が段縁(23)の溝(51)に嵌合して、その状態を保持
する。カバー(2)を開くには、遮蔽部(20)を指により操
作側から押圧すると、図5(b)のように、ホルダー
(3)の弾性片(8)及び撓み片(61)が撓んで、カバー(2)
全体が押圧変位する。さらに、遮蔽部(20)を指により開
き側へ力を加えると、カバー(2)の突軸(41)(43)は、図
5(c)のように、ホルダー(3)のガイド溝(60)(63)に
沿ってスライドする。閉じ側の第1突軸(41)が撓み片(6
1)の部分を過ぎると、撓み片(61)に働いていた押圧力が
なくなるので、撓み片(61)は元の形状に戻るが、弾性片
(8)は、常にカバー(2)を付勢している。そして、突軸
(41)(43)がガイド溝(60)(63)の開き側先端に達すると、
図5(d)のように、遮蔽部(20)がシャーシ開口部(10)
の略全体を開放して、端子取付け面(70)が露出し、取付
けた外部接続端子(9)を接続ケーブルと繋ぐことができ
る。さらに、遮蔽部(20)裏側の掛り爪(50)が弾性片(8)
の先端(80)に引っ掛かることにより、カバー(2)が開い
た状態を保持できる。カバー(2)を閉じるには、遮蔽部
(20)の取っ手(24)に指を引っ掛けて、閉じ側へ力を加え
ると、前述とは逆方向にスライドして、弾性片(8)の付
勢力により、上記図5(a)の状態に戻る。
【0016】よって、カバー(2)によって、シャーシ開
口部(10)の略全体を開閉することが出来るので、開口部
(10)の広さを端子取付け面(70)の広さ程度に狭くするこ
とができる。また、回転軸を設ける必要がないので、カ
バー(2)の寸法をシャーシ開口部(10)程度にすることが
できるので、カバー開閉装置の小型化が実現でき、電子
機器のデザインを高め、機器に内蔵される部品を増やす
ことが出来る。
【0017】なお、本実施形態では、シャーシ開口部(1
0)の形状は、矩形であるが、外部接続端子(9)が露出で
きるような形状であれば、自由に選択できる。その場
合、カバー遮蔽部(20)は、当然、開口部(10)に嵌合する
形状に形成する必要がある。また、外部接続端子(9)
は、ホルダー(3)ではなく、別の固定部材に、端子取付
け面(70)近くに固定して、接続ケーブルを、端子用開口
部(71)を通して繋ぐようにすることもできる。
【0018】上記実施形態の説明は、本発明を説明する
ためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限
定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、
本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の
範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であるこ
とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したデジタルカメラの概要図であ
り、(a)は外部端子の遮蔽状態、(b)は開放状態で
ある。
【図2】本発明のカバー開閉装置におけるカバーとホル
ダーの組立て時の斜視図である。
【図3】図2のホルダーをA−A線で破断した断面図で
ある。
【図4】本発明のカバー開閉装置におけるカバーを裏側
から見た斜視図である。
【図5】本発明の動作を示す概要図であって、(a)は
遮蔽状態、(b)はカバーを押込んでいる状態、(c)
はカバーをスライドしている状態、及び、(d)は開放
状態である。
【図6】従来のカバー開閉装置におけるホルダーとカバ
ーの組立て時の斜視図である。
【図7】従来のカバー開閉装置の動作を示す概要図であ
って、(a)は遮蔽状態、(b)はカバーを押込んでい
る状態、及び、(c)はカバーをスライドして外部端子
を開放している状態である。
【符号の説明】
(1) シャーシ (2) カバー (3) ホルダー (8) 弾性片 (41) 第1突軸 (43) 第2突軸 (60) 第1ガイド溝 (61) 撓み片 (63) 第2ガイド溝 (70) 端子取付け面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ(1)の開口部(10)に嵌合する遮
    蔽部(20)を具えたカバー(2)と、該カバー(2)をスライ
    ド可能に支持するホルダー(3)とから構成され、 カバー(2)の閉じ側端部には第1突軸(41)が、開き側端
    部には第2突軸(43)が側方へ突出しており、 ホルダー(3)の側壁(6)の閉じ側には、第1突軸(41)
    を摺動可能に嵌める第1ガイド溝(60)が形成され、該両
    側壁(6)の開き側には、第2突軸(43)を摺動可能に嵌め
    る第2ガイド溝(63)が形成され、 第1 ガイド溝(60)は斜めに形成された部分を有し、該部
    分は、カバー(2)を閉じた際に該カバー(2)の遮蔽部(2
    0)がシャーシ(1)の開口部(10)に嵌合するように、閉じ
    側では開口部(10)近くに位置すると共に、カバー(2)を
    開き側にスライドするにつれて、開口部(10)から離れる
    ように開き側に向かって下降し、第2 ガイド溝(63)は、押圧方向、さらにはスライド方向
    へと続くL字状に形成され、 ホルダー(3)は、ホルダー(3)から開口部(10)に向かっ
    て延びる弾性片(8)を具え、該弾性片(8)は、カバー
    (2)を開口部(10)に向かって押出付勢し、 遮蔽部(20)
    を開口部(10)へ嵌合せしめるカバー開閉装置であって第1 ガイド溝(60)の斜めに形成された部分の溝底は、基
    端が側壁(6)に固定され、先端が押圧方向に弾性変形可
    能な撓み片(61)によって形成され、 遮蔽部(20)に対する押圧操作により、弾性片(8)及び撓
    み片(61)を変形させて、カバー(2)全体を押圧方向に変
    位させる、カバー開閉装置。
  2. 【請求項2】 ホルダー(3)は、シャーシ(1)の開口部
    (10)の長さの約2倍の長さを有し、ホルダー(3)の閉じ
    側端部の内側に外部接続端子取付け面(70)を形成してい
    る、請求項1に記載のカバー開閉装置。
  3. 【請求項3】 シャーシ(1)の開口部(10)に、該開口部
    (10)と嵌合する遮蔽部(20)を具えたカバー(2)と、該カ
    バー(2)をスライド可能に支持するホルダー(3)とから
    構成したカバー開閉装置を取り付けており、 ホルダー(3)は、閉じ側端部の内側に外部接続端子取付
    け面(70)を具えて、該取付け面(70)へ外部接続端子(9)
    を取り付けており、 カバー(2)の閉じ側端部には第1突軸(41)が、開き側端
    部には第2突軸(43)が側方へ突出しており、 ホルダー(3)の側壁(6)の閉じ側には、第1突軸(41)
    を摺動可能に嵌める第1ガイド溝(60)が形成され、該両
    側壁(6)の開き側には、第2突軸(43)を摺動可能に嵌め
    る第2ガイド溝(63)が形成され、 第1 ガイド溝(60)は斜めに形成された部分を有し、該部
    分は、カバー(2)を閉じた際に該カバー(2)の遮蔽部(2
    0)がシャーシ(1)の開口部(10)に嵌合するように、閉じ
    側では開口部(10)近くに位置すると共に、カバー(2)を
    開き側にスライドするにつれて、開口部(10)から離れる
    ように開き側に向かって下降し、第2 ガイド溝(63)は、押圧方向、さらにはスライド方向
    へと続くL字状に形成され、 ホルダー(3)は、ホルダー(3)から開口部(10)に向かっ
    て延びる弾性片(8)を具え、該弾性片(8)は、カバー
    (2)を開口部(10)に向かって押出付勢し、遮蔽部(20)を
    開口部(10)へ嵌合せしめ、第1 ガイド溝(60)の斜めに形成された部分の溝底は、基
    端が側壁(6)に固定され、先端が押圧方向に弾性変形可
    能な撓み片(61)によって形成され、 遮蔽部(20)に対する押圧操作により、弾性片(8)及び撓
    み片(61)を変形させて、カバー(2)全体を押圧方向に変
    位させる、カバー開閉装置を具えている電子機器。
JP29388195A 1995-11-13 1995-11-13 外部接続端子のカバー開閉装置及び電子機器 Expired - Fee Related JP3301902B2 (ja)

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