JP3301831B2 - 横型回転圧縮機のターミナル被覆装置 - Google Patents
横型回転圧縮機のターミナル被覆装置Info
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Description
ーターミナルを備え、このリレーターミナルには、それ
を被覆してリレーターミナルに接続されたリード線を上
方に引き出すターミナルボックスを取り付けた横型回転
圧縮機のターミナル被覆装置に関するものである。
縦型回転圧縮機を横方向に設置したものであり、その構
造としては図7及び図8に示すようなものが一般的であ
った。即ち、略円筒形の高圧密閉容器1内には図示しな
いロータとステータ及び駆動軸から成る駆動部と、駆動
軸にて回転されるローラとシリンダから成る圧縮部とが
収納されており、駆動部に通電されてローラが回転運転
を行うことによって吸入冷媒を圧縮し、吐出するもので
ある。
された場合に密閉容器1の上端となる位置には、オーバ
ーロードリレー等のリレーターミナル2が設けられてい
るが、この場合圧縮機100は横置きされているため、
リレーターミナル2は密閉容器1の右側部に位置してい
る。このリレーターミナル2にはターミナルボックス3
がボルト6にて螺着され、外部から保護されている。こ
のターミナルボックス3はリレーターミナル2を被覆
し、そこに接続されたリード線5を本来は側方に引き出
すものであるが、この場合、回転圧縮機100は横置き
されているため、ターミナルボックス3の開口3Aは上
方に開放しており、リード線5は係る開口3Aから上方
に引き出されていた。
との間には、図9に示すようなガスケット101が介設
されている。ガスケット101は海綿体や雲母等にて作
成されており、前記ターミナルボックス3の端面形状に
合致した形状を成し、内側には前記リレーターミナル2
が臨む窓孔101A、101A及びボルト6が通過する
孔101Bが形成され、リレーターミナル2に嵌め込ま
れてターミナルボックス3と密閉容器1との間の緩衝材
となると共に、両者間からターミナルボックス3内に侵
入する塵埃を阻止するものである。
縮機ではターミナルボックス3の開口3Aが上方に開放
しており、この開口3Aからリード線5が上方に引き出
されていたため、開口3Aから直接、或いはリード線5
を伝って雨水や結露水がターミナルボックス3内に侵入
し、リレーターミナル2に付着して絶縁不良となり、漏
電故障が発生する問題があった。更に、ガスケット10
1がリレーターミナル2に嵌着されてターミナルボック
ス3と密閉容器1間を密封しているため、ターミナルボ
ックス3内に水が侵入した場合にそれらの逃げ場が無く
なり、ターミナルボックス3内に溜まってリレーターミ
ナル2が浸水し、絶縁不良となる問題もあった。
るために成されたものであり、リレーターミナルの絶縁
不良の発生を有効に防止することができる横型回転圧縮
機のターミナル被覆装置を提供することを目的とする。
ナル被覆装置は、密閉容器の側部にリレーターミナルを
備えると共に、このリレーターミナルを被覆し、そこに
接続されたリード線を上方に引き出す開口を有するター
ミナルボックスを取り付けて成る横型回転圧縮機におい
て、前記開口は前記リレーターミナルを被覆する部分よ
りも上方に突出した位置で上方に向けて形成され、前記
ターミナルボックスの上部及び前記リード線を被覆する
カバーを設け、前記カバーは、上壁、前壁及び後壁を備
えて下方に開放すると共に、前記後壁は前記ターミナル
ボックスの上部外形形状で切り欠かれて後方に開放し、
前記上壁は前記ターミナルボックスの前記開口上方に位
置して前記開口から上方に引き出されたリード線を前記
下方の開放部分へ案内するよう湾曲状をなしており、前
記カバーは、前記後壁の切り欠き部分と前記ターミナル
ボックスとの対応状態で前記ターミナルボックスと前記
密閉容器にボルトにて共締め固定した構成である。
置は、請求項1において、前記ターミナルボックスと前
記密閉容器との間には、前記リレーターミナルが嵌め込
まれる窓孔が形成されたガスケットが介設され、前記ガ
スケットの最下部には前記窓孔と外部とを連通する水抜
き用の通路を切り欠き形成したことを特徴とする。
被覆装置によれば、密閉容器1の側部のリレーターミナ
ル2を被覆するターミナルボックス3の外側に、ターミ
ナルボックス3の上方に位置してそこから上方に引き出
されたリード線5を下方に案内する上壁9Aを備えたカ
バー9を取り付けたので、ターミナルボックス3の開口
3Aから直接、或いはリード線5を伝ってターミナルボ
ックス3内に侵入する雨水や結露水を確実に阻止でき
る。従って、リレーターミナル2に水滴が付着すること
による絶縁不良の発生を未然に防止することができる。
ターミナル被覆装置によれば、ターミナルボックス3と
密閉容器1間に介設されたガスケット4の最下部に、水
抜き用の通路4Cを切欠形成したので、ターミナルボッ
クス3内に雨水や結露水が侵入しても、通路より迅速に
ターミナルボックス3外へ排出される。従って、ターミ
ナルボックス3内に溜まった水によりリレーターミナル
2が浸水して絶縁不良が生ずる不都合を確実に防止する
ことができる。
る。図1は本発明を適用した横型回転圧縮機Cの正面
図、図2は同じく横型回転圧縮機Cの平面図、図3は同
じく横型回転圧縮機Cの側面図、図4は本発明のカバー
9の正面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は本発
明のガスケット4の正面図である。尚、各図において図
7乃至図9と同一符号は同一のものとする。
圧縮機Cは前述同様縦型回転圧縮機を横置きに設置した
ものであり、略円筒形の高圧密閉容器1内には図示しな
いロータとステータ及び駆動軸から成る駆動部と、駆動
軸にて回転されるローラとシリンダから成る圧縮部とが
収納されており、駆動部に通電されてローラが回転運転
を行うことによって吸入冷媒を圧縮し、吐出するもので
ある。
た場合に密閉容器1の上端となる位置には、オーバーロ
ードリレー等のリレーターミナル2が設けられている
が、この場合圧縮機Cは横置きされているため、リレー
ターミナル2は密閉容器1の右側部に位置している。こ
のリレーターミナル2にはターミナルボックス3がボル
ト6にて螺着され、外部から保護されている。このター
ミナルボックス3はリレーターミナル2を被覆し、そこ
に接続されたリード線5を本来は側方に引き出すもので
あるが、この場合、回転圧縮機Cは横置きされているた
め、ターミナルボックス3の開口3Aは上方に開放して
おり、リード線5は係る開口3Aから上方に引き出され
ている。
との間には、図6に示すようなガスケット4が介設され
ている。ガスケット4は海綿体や雲母等にて作成されて
おり、前記ターミナルボックス3の端面形状に合致した
形状を成し、内側には前記リレーターミナル2が臨む窓
孔4B、4B及びボルト6が通過する孔4Aが形成さ
れ、リレーターミナル2に嵌め込まれてターミナルボッ
クス3と密閉容器1との間の緩衝材となると共に、両者
間からターミナルボックス3内に侵入する塵埃等を阻止
する。このガスケット4の最下部となる位置には、窓孔
4Bと外部とを連通する水抜き用の通路4Cが切欠形成
されている。
バー9が設けられる(図3では破線で示す)。このカバ
ー9は図4及び図5に示す如く、所定の湾曲形状を呈し
た上壁9Aと、前壁9Bと、後壁9Cとから成り、下方
に開放すると共に、後壁9Cはターミナルボックス3の
上部の外形に合致した形状で切り欠かれ、後方に開放し
ている。カバー9の前壁9Bにはボルト6が通過する孔
9Dが穿設されており、前記後壁9Cの切欠部分にター
ミナルボックス3を対応させた状態で孔9Dにボルト6
を挿通し、ターミナルボックス3と密閉容器1に共締め
固定する。
3の上部及びリード線5を被覆しており、カバー9の上
壁9Aはターミナルボックス3の開口3A上方に位置
し、ターミナルボックス3から上方に引き出された前記
リード線5を下方に案内する。そして、リード線5は開
放されている下端から下方に引き出される。
固定脚である。この固定脚8にはバネ等の弾性部材にて
形成され、横型回転圧縮機Cが動作することに伴って発
生する振動を吸収するものである。
ら雨水等が降り掛かっても、それらの水滴はカバー9に
阻止されてターミナルボックス3には至らない。また、
ターミナルボックス3外のリード線5等に結露が生じて
も、リード線5はターミナルボックス3から下方に案内
されているので、これらの水滴がリード線5を伝って開
口3Aからターミナルボックス3内に侵入することも無
くなる。従って、ターミナルボックス3の開口3Aから
雨水や結露水が侵入し、リレーターミナル2に付着して
絶縁不良及び漏電故障に至る不都合が解消される。
が侵入し、或いはターミナルボックス3内で結露が発生
しても、それらはガスケット4下端部の通路4Cからタ
ーミナルボックス3外に排出されるので、ターミナルボ
ックス3内に水が溜まることがなくなり、リレーターミ
ナル2が浸水することにより発生する絶縁不良や漏電等
も防止できる。
具備した回転圧縮機Cを示したが、それに限らず、カバ
ー9或いは通路4のいずれか一方を備えたものでも差し
支えない。
ば、密閉容器の側部のリレーターミナルを被覆するター
ミナルボックスの外側に、ターミナルボックスの上方に
位置してそこから上方に引き出されたリード線を下方に
案内する上壁を備えたカバーを取り付けたので、ターミ
ナルボックスの開口から直接、或いはリード線を伝って
ターミナルボックス内に侵入する雨水や結露水を確実に
阻止できる。従って、リレーターミナルに水滴が付着す
ることによる絶縁不良・漏電故障の発生を未然に防止す
ることができるものである。
ルボックスと密閉容器間に介設されたガスケットの最下
部に、水抜き用の通路を切欠形成したので、ターミナル
ボックス内に雨水や結露水が侵入しても、通路より迅速
にターミナルボックス外へ排出できる。従って、ターミ
ナルボックス内に溜まった水によりリレーターミナルが
浸水して絶縁不良・漏電故障が生ずる不都合を確実に防
止することができるものである。
る。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 密閉容器の側部にリレーターミナルを備
えると共に、このリレーターミナルを被覆し、そこに接
続されたリード線を上方に引き出す開口を有するターミ
ナルボックスを取り付けて成る横型回転圧縮機におい
て、前記開口は前記リレーターミナルを被覆する部分よ
りも上方に突出した位置で上方に開放しており、前記タ
ーミナルボックスの上部及び前記リード線を被覆するカ
バーを設け、前記カバーは、上壁、前壁及び後壁を備え
て下方に開放すると共に、前記後壁は前記ターミナルボ
ックスの上部外形形状で切り欠かれて後方に開放し、前
記上壁は前記ターミナルボックスの前記開口上方に位置
して前記開口から上方に引き出されたリード線を前記下
方の開放部分へ案内するよう湾曲状をなしていることを
特徴とする横型回転圧縮機のターミナル被覆装置。 - 【請求項2】 前記ターミナルボックスと前記密閉容器
との間には、前記リレーターミナルが嵌め込まれる窓孔
が形成されたガスケットが介設され、前記ガスケットの
最下部には前記窓孔と外部とを連通する水抜き用の通路
を切り欠き形成したことを特徴とする請求項1に記載の
横型回転圧縮機のターミナル被覆装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24932293A JP3301831B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 横型回転圧縮機のターミナル被覆装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24932293A JP3301831B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 横型回転圧縮機のターミナル被覆装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07106013A JPH07106013A (ja) | 1995-04-21 |
JP3301831B2 true JP3301831B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=17191282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24932293A Expired - Fee Related JP3301831B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 横型回転圧縮機のターミナル被覆装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3301831B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170124915A (ko) * | 2016-05-03 | 2017-11-13 | 엘지전자 주식회사 | 압축기 및 압축기용 차음부재 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50158205U (ja) * | 1974-06-17 | 1975-12-27 | ||
JPS60121274U (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-15 | 矢崎総業株式会社 | 防水コネクタ用ゴム栓 |
JPS60123880U (ja) * | 1984-01-25 | 1985-08-21 | 三菱自動車工業株式会社 | コネクタキヤツプ |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP24932293A patent/JP3301831B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07106013A (ja) | 1995-04-21 |
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