JP3301155B2 - 土木用シート - Google Patents

土木用シート

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JP3301155B2 JP08846693A JP8846693A JP3301155B2 JP 3301155 B2 JP3301155 B2 JP 3301155B2 JP 08846693 A JP08846693 A JP 08846693A JP 8846693 A JP8846693 A JP 8846693A JP 3301155 B2 JP3301155 B2 JP 3301155B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、卓抜した耐アルカリ性
を有する土木用シートであって、特にコンクリートを壁
材とする補強盛土工法に好適な土木用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、土木用シート、特に補強盛土工法
に用いられる面状補強材(ジオテキスタイル)として
は、ポリビニルアルコール系繊維からなる織編物、たと
えば緯糸挿入ラッセル編地に塩化ビニール樹脂を塗布し
たものが採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるポリビ
ニルアルコール系繊維は、高温水下では極端に強力低下
をきたす欠点を有するもので、特に高温アルカリ水の下
では劣化速度も大きく実用的なものとはいえないもので
あった。
【0004】本発明は、高温アルカリ水という過酷な条
件下でも強力低下しにくく、耐久性に優れた土木用シー
トを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために次の手段を提案するものである。すなわ
ち、本発明の土木用シートは、鞘成分が、ポリオレフィ
ン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、メラミン樹脂、尿素樹
脂、フッ素系樹脂およびポリアミド系樹脂から選ばれた
少なくとも1種で構成されている芯鞘型複合長繊維から
なる糸条で製編織されたメッシュシートであって、該糸
条が合成樹脂被膜で被覆されていることを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】本発明は、土木用シート、特にコンクリートを
壁材として使用する補強盛土工法で使用される面状補強
材として、高温強アルカリ水という過酷な条件でも優れ
た耐久性を有し、さらに高強力で寸法安定性に優れ、か
つ、構造維持特性にも優れた土木用シートを提供せんと
して、鋭意検討したところ、特定な合成樹脂を鞘成分と
して有する芯鞘型複合繊維を基材として使用することに
よって、上述課題を解決することができることを究明し
たものである。
【0007】すなわち、本発明は、ポリオレフィン系樹
脂、ポリアクリル系樹脂およびポリアミド系樹脂がアル
カリに対して極めて耐久性を有する樹脂であることに着
目して、これらを鞘成分として利用し、アルカリに対し
て比較的弱いが、寸法安定性に優れた高強力成分である
芯成分を保護することにより、上記課題を見事に克服し
得たものである。
【0008】本発明でいう芯鞘型複合長繊維は、鞘成分
として、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレ
フィン系樹脂、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポ
リアクリル酸アミドなどを架橋させて得られるポリアク
リル系樹脂、および、ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン610ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂、メラミン
樹脂、尿素樹脂などや、これらの共重合樹脂などを被
覆、複合した繊維をいうものである。
【0009】これらの樹脂の中でも、ポリアミド系樹脂
が、耐アルカリ性、耐衝撃性、被膜特性および強力保持
率などの点で好ましく使用される。このポリアミド系樹
脂の中でも、さらに好ましくは硫酸相対粘度が2.8以
上、特に好ましくは3.0〜3.8の範囲にあるポリア
ミドがよい。かかるポリアミドとしては、ナイロン6
6、さらにはその共重合体、たとえばヘキサメチレンジ
アンモニウムアジペートとヘキサメチレンジアンモニウ
ムテレフタレートとの共重合ポリアミドが好ましい。特
にこの共重合ポリアミドは、芯成分としてポリエステル
を使用したときに界面剥離耐久性を著しく高く維持する
性質を発揮する。以上鞘成分について説明したが、かか
る鞘成分を被覆させる方法は、溶融押出法およびコーテ
ィング法のいずれでもよい。
【0010】次に、芯成分は、該複合繊維の強力、寸法
安定性を維持、補強する成分であり、高強力であるほど
好ましい。
【0011】かかる芯成分に用いられる合成樹脂(繊
維)としては、たとえば、ポリエステル系樹脂(繊
維)、塩化ビニリデン系樹脂(繊維)、さらには8倍以
上に延伸して高強力化したポリオレフィン系繊維、アク
リル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維や、アラミド
繊維などの高強力繊維を使用することができる。これら
の中でも、特にポリエステル系樹脂(繊維)が寸法安定
性および強力維持特性の上から好ましく使用される。
【0012】かかるポリエステル系樹脂(繊維)の中で
も、繰り返し単位の少なくとも85モル%がポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
エチレン2,6ナフタレートなどのポリエステルであ
り、かつポリマの極限粘度が0.8以上、さらに好まし
くは0.85以上であり、さらに密度が1.395 g/
cm3 以上であるポリエステルがよい。
【0013】本発明の芯鞘複合型長繊維は、たとえば溶
融押出法で製造する場合は、2基のエクストルーダー型
紡糸機で、それぞれポリエステルおよびポリアミドを複
合紡糸する。紡糸速度は、好ましくは1500 m/分以
上、さらには2000 m/分以上の高速がよい。特にポ
リエステルは、未延伸糸の段階で20×10-3以上、さ
らには30×10-3以上の複屈折を有する高度に配向し
たものが好ましい。この未延伸糸は、連続延伸法で、好
ましくは180℃以上、さらに好ましくは200℃以上
で2段以上、さらには3段以上の多段で1.4〜3.5
倍に延伸する。また、本発明の芯鞘複合型長繊維は、上
述の高強力繊維をコーティング法で被覆することによっ
て製造することができる。すなわち、8倍以上に延伸し
て高強力化したポリオレフィン系繊維、アクリル系繊
維、ポリビニルアルコール系繊維や、アラミド繊維など
の高強力繊維を、ポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル
系樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フッ素系樹脂および
ポリアミド系樹脂から選ばれた少なくとも1種の樹脂溶
液を用い、これを塗布したり、浸漬したりして被覆する
のである。この方法では、該被覆樹脂中に衝撃緩衝材や
防腐剤など配合させたり、さらに発泡構造にすることも
できるなどの利点がある。
【0014】該複合繊維の複合比は、好ましくは繊維重
量の20〜60%が鞘成分とするのがよい。土の中での
鞘成分の耐久性および芯成分の強力利用率の上からする
と、さらに30〜50%の範囲で被覆するのが好まし
い。
【0015】かかる芯鞘複合型長繊維の代表的な断面構
造を図2〜4に示した。図2は同心円型複合繊維、図3
は海島型複合繊維、図4は分割型複合繊維の例であり、
本発明には、これらのいずれの芯鞘複合型長繊維も使用
することができる。図において3は、鞘成分、4は、芯
成分である。
【0016】かかる芯鞘型複合長繊維は複数本集束して
糸条とする。この場合、複数本集束して無撚りのまま使
用してもよいが、後の製編織特性を好都合に達成するた
めに、好ましくは次式で求められる撚係数Kが100〜
400、さらに好ましくは250〜350の範囲の撚り
をかけたものがよい。
【0017】K=T(D)1/2 ここで、T:10cmの間の撚数、D:糸条のトータル繊
度 かかる糸条を用いて、次に製編織されるが、織物として
は、絡み織、模紗織、3〜7本横絽組織などが好ましく
採用される。また編物としては、経編、中でもラッセル
編、特に緯糸挿入ラッセル編が好ましい。これらの中で
も絡み織、3本模紗織、ラッセル編が塩化ビニル樹脂の
被膜特性ならびに目合の調整のし易さから好ましく採用
される。
【0018】かかる編織物の目合は、好ましくは少なく
とも0.5cm、さらに好ましくは1.5〜3cmの範囲の
目合に調整する。
【0019】かくして得られたメッシュシートは、合成
樹脂を塗布されて、土木用シートにされる。この場合、
該合成樹脂に好ましくは濃色顔料を含有させて紫外線遮
蔽する。顔料の色相は、濃色であれば何でもよいが、特
に好ましくはカーボンブラックを含有させるのがよい。
この合成樹脂の塗布量は、該糸条重量の約100%以
上、さらに好ましくは150〜400%、特に250〜
350%塗布するのが、被膜特性ならびに耐久性の上か
ら好ましい。
【0020】該合成樹脂としては、衝撃緩衝性に優れて
いて、さらに耐腐食性、耐アルカリ性のものであれば制
約されないが、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、さ
らにはオレフィン系樹脂などが好ましく使用される。こ
れらの中でも弾性に優れたエラストマーが好ましく、さ
らには塩化ビニル系樹脂が好ましく使用される。
【0021】かかる合成樹脂を該メッシュシートに塗布
する際に、好ましくは少なくとも1000cps 、さらに
好ましくは2000〜3000cps の粘稠な液体に調整
するのがよい。勿論、かかる合成樹脂液には、各種添加
剤、たとえばステアリン酸カルシウムやステアリン酸バ
リウムなどの安定剤、防腐剤、酸化防止剤、耐候性向上
剤、撥水剤、防水剤、充填剤、補強材などを配合するこ
とができる。塗布方法は、浸漬法、コーティング法など
通常採用される方法でよい。
【0022】かくして得られる本発明の土木シートは、
図1のように、芯鞘複合型長繊維1からなる糸条で構成
されたメッシュシートの全体が合成樹脂2、特に塩化ビ
ニル樹脂で被覆された構造を有するものである。形態保
持ならびに強力維持成分である芯成分は、外皮の合成樹
脂被膜と鞘成分によって、二重に保護される結果、強ア
ルカリにも高温にも耐え得るものである。
【0023】
【実施例】次に実施例により、本発明をさらに詳しく説
明する。
【0024】実施例1 経糸に極限粘度が0.85のポリエステル芯成分と硫酸
相対粘度が3.2のポリアミド鞘成分の重量比が50対
50で、単糸繊度が4.2デニール、トータル繊度が6
000デニールの芯鞘型複合長繊維の撚り係数Kが31
0の甘撚糸を用い、緯糸に経糸と同一である芯鞘型複合
長繊維のトータル繊度が3000デニール、撚り係数K
が301の甘撚糸を用いて、緯糸3本引き揃え、経糸2
本絡織による縦、横とも1.5cm目合いのメッシュ状織
物を作成し、その織物にカーボンブラックを塩化ビニル
樹脂重量比の1.5%を添加した特種配合の塩化ビニル
樹脂の塗布量が繊維重量の285%になるようコーティ
ング加工して土木用シートを作成した。
【0025】この土木用シートを縦方向に長さ40cmで
幅1cmに裁断し、又、横方向に長さ40cmで幅1cmに裁
断して、30℃、PH13のカセイソーダ水溶液に17
5日間浸漬した耐アルカリ性試験後、試長30cm、引張
速度1.5cm/分の条件で引張強伸度を測定し、表1の
結果を得た。その結果、強力保持率が縦98.0%、横
98.2%と非常に耐アルカリ性の優れた土木用シート
であった。
【0026】実施例2 経糸、緯糸とも極限粘度が0.85のポリエステル芯成
分と硫酸相対粘度が3.2のポリアミド鞘成分の重量比
が60対40で、単糸繊度が4.2デニール、トータル
繊度が3000デニールの芯鞘型複合長繊維の撚り係数
Kが301の甘撚糸を用いて、三本模紗織による縦、横
とも1.0cm目合いのメッシュ状織物を作成し、その織
物にカーボンブラックを塩化ビニル樹脂重量比の1.5
%を添加した特種配合の塩化ビニル樹脂の塗布量が繊維
重量の170%になるようコーティング加工して土木用
シートを作成した。
【0027】この土木用シートを縦方向に長さ40cmで
幅1cmに裁断し、又、横方向に長さ40cmで幅1cmに裁
断して、85℃の高温水中で30分間処理した後、試長
30cm、引張速度1.5cm/分の条件で引張強伸度を測
定し、表1の結果を得た。その結果、強力保持率が縦9
5.4%、横94.8%と非常に耐高温水性の優れた土
木用シートであった。
【0028】実施例3 経糸に極限粘度が0.85のポリエステル芯成分と硫酸
相対粘度が3.2のポリアミド鞘成分の重量比が85対
15で、単糸繊度が4.2デニール、トータル繊度が6
000デニールの芯鞘型複合長繊維の撚り係数Kが31
0の甘撚糸を用い、緯糸に経糸と同一である芯鞘型複合
長繊維のトータル繊度が3000デニール、撚り係数K
が301の甘撚糸を用いて、緯糸3本引き揃え、経糸2
本絡織による縦、横とも1.5cm目合いのメッシュ状織
物を作成し、その織物にカーボンブラックを塩化ビニル
樹脂重量比の1.5%を添加した特種配合の塩化ビニル
樹脂の塗布量が繊維重量の285%になるようコーティ
ング加工して土木用シートを作成した。
【0029】この土木用シートを実施例1と同様の耐ア
ルカリ試験後、実施例1と同じ方法で引張強伸度を測定
し、表1の結果を得た。その結果、強力保持率が縦6
8.5%、横70.0%と耐アルカリ性の劣る土木用シ
ートであった。
【0030】実施例4 経糸に極限粘度が0.85のポリエステル芯成分と硫酸
相対粘度が3.2のポリアミド鞘成分の重量比が35対
65で、単糸繊度が4.2デニール、トータル繊度が6
000デニールの芯鞘型複合長繊維の撚り係数Kが31
0の甘撚糸を用い、緯糸に経糸と同一である芯鞘型複合
長繊維のトータル繊度が3000デニール、撚り係数K
が301の甘撚糸を用いて、緯糸3本引き揃え、経糸2
本絡織による縦、横とも1.5cm目合いのメッシュ状織
物を作成し、その織物にカーボンブラックを塩化ビニル
樹脂重量比の1.5%を添加した特種配合の塩化ビニル
樹脂の塗布量が繊維重量の285%になるようコーティ
ング加工して土木用シートを作成した。
【0031】この土木用シートを実施例1と同様の耐ア
ルカリ試験後、実施例1と同じ方法で引張強伸度を測定
した。又、実施例4と実施例1、実施例3の土木用シー
トについて、縦方向に長さ50cm、幅1cmに裁断し、つ
かみ間隔30cmで、25℃の雰囲気中で切断強度の60
%の荷重を1000時間載荷したクリープ試験後の伸び
率(以下クリープ率と言う)を測定し、表1の結果を得
た。その結果、強力保持率が縦98.7%、横98.5
%と耐アルカリ性の非常に優れた土木用シートであっ
た。しかし、実施例1、実施例3に比較してクリープ率
が大きく、土木用シートとして好ましくない結果であっ
た。
【0032】比較例1 極限粘度が0.87、単糸繊度が4.2デニールのポリ
エステル繊維を用いて、経糸はトータル繊度が6000
デニール、撚り係数Kが310の甘撚糸とし、緯糸はト
ータル繊度が3000デニール、撚り係数Kが301の
甘撚糸とした実施例1と同様のメッシュ状織物を作成
し、実施例1と同様の塩化ビニル樹脂をコーティング加
工して土木用シートを作成した。
【0033】この土木用シートを実施例1と同じ耐アル
カリ性試験後、実施例1と同じ条件で引張強伸度を測定
し、表1の結果を得た。その結果、強度、伸度とも大幅
に低下し、ポリエステル繊維の耐アルカリ性が低い影響
が顕著に表れ、土木用シートとして好ましくない結果で
あった。
【0034】比較例2 トータル繊度が3000デニールの高強度ビニロン繊維
を用いて、実施例2と同様の三本模紗織によるメッシュ
状織物を作成し、実施例2と同様に塩化ビニル樹脂をコ
ーティング加工して土木用シートを作成した。
【0035】この土木用シートを実施例2と同様に高温
水処理後、引張強伸度を測定し、表1の結果を得た。そ
の結果、強度が低下し、伸度が増大して土木用シートと
して好ましくない結果であった。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、高温アルカリ水という
過酷な条件下でも強力が低下しにくく、耐久性に優れた
土木用シートを提供を提供することができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土木シートの一例を示す斜視図
【図2】本発明の土木シートに使用される芯鞘複合型長
繊維の一例を示す断面図
【図3】本発明の土木シートに使用される芯鞘複合型長
繊維の他の一例を示す断面図
【図4】本発明の土木シートに使用される芯鞘複合型長
繊維の他の一例を示す断面図
【符号の説明】
1:芯鞘複合型長繊維 2:合成樹脂被膜 3:鞘成分 4:芯成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04G 21/28 E04G 21/28 B (56)参考文献 特開 平5−79006(JP,A) 特開 平4−327247(JP,A) 特開 平6−101143(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03M D01F D03D

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鞘成分が、ポリオレフィン系樹脂、ポリ
    アクリル系樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フッ素系樹
    脂およびポリアミド系樹脂から選ばれた少なくとも1種
    で構成されている芯鞘型複合長繊維からなる糸条で製編
    織されたメッシュシートであって、該糸条が合成樹脂被
    膜で被覆されていることを特徴とする土木用シート。
  2. 【請求項2】 鞘成分が、硫酸相対粘度が2.8以上で
    あるポリアミドである請求項1記載の土木用シート。
  3. 【請求項3】 芯鞘型複合長繊維の芯成分が、極限粘度
    が0.8以上であるポリエステルである請求項1記載の
    土木用シート。
  4. 【請求項4】 芯鞘型複合長繊維の芯成分が、高強力繊
    維である請求項1記載の土木用シート。
  5. 【請求項5】 鞘成分の芯鞘型複合長繊維に対する複合
    比が、重量比で20〜60%の範囲にある請求項1記載
    の土木用シート。
  6. 【請求項6】 糸条が、次式で求められる撚係数Kが1
    00〜400の範囲の撚糸である請求項1記載の土木用
    シート。 K=T(D)1/2 ここで、T:10cmの間の撚数、D:糸条のトータル繊
  7. 【請求項7】 メッシュ織物の経糸が、緯糸より高強力
    糸である請求項1記載の土木用シート。
  8. 【請求項8】 メッシュ織物が、少なくとも0.5cmの
    目合を有するものである請求項1記載の土木用シート。
  9. 【請求項9】 メッシュシートが、絡み織、3本模紗織
    またはラッセル編である請求項1記載の土木用シート。
  10. 【請求項10】 合成樹脂被膜が、繊維重量の少なくと
    も100%の塗布量で構成されたものである請求項1記
    載の土木用シート。
  11. 【請求項11】 合成樹脂が、濃色顔料含有塩化ビニー
    ル樹脂である請求項1記載の土木用シート。
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