JP3300998B2 - 三次元座標測定装置 - Google Patents

三次元座標測定装置

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JP3300998B2 JP30803593A JP30803593A JP3300998B2 JP 3300998 B2 JP3300998 B2 JP 3300998B2 JP 30803593 A JP30803593 A JP 30803593A JP 30803593 A JP30803593 A JP 30803593A JP 3300998 B2 JP3300998 B2 JP 3300998B2
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菊雄 志村
晴夫 谷
英一 山室
憲治 谷浦
江 尹
祐一 大橋
裕幸 土金
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株式会社ソキア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ある地点の三次元の位
置を測定する三次元座標測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ある地点(目標点)Pの三次元の
位置を測定するために、その目標点Pに対して基準にな
る位置0からの距離Dと基準の方向からの方向角θhお
よび水平面からの高度角θvを測定することにより算出
する方法が実用化されている。概念図を示す図9により
更に詳細に説明すると、基準の位置0にトータルステー
ションを設置し、目標点の鉛直線上のP(x,y,z)
点にコーナープリズムを置き、トータルステーションに
組み込まれている光波距離計によって基準の位置0とコ
ーナープリズム間の距離を求め、トータルステーション
の視準望遠鏡によってコーナープリズムを視準して、ト
ータルステーションに組み込まれているロータリーエン
コーダによって基準の方向からの方向角θhおよび水平
面からの高度角θvを計ることにより、目標点Pの三次
元座標P(x,y,z)が算出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のトータルステー
ションによる方法では、目標点にスタッフを垂直に立
て、トータルステーションの視準望遠鏡でコーナープリ
ズムを視準しなければならないので、取扱いが面倒であ
るとともに時間がかかるという不都合があった。また効
率よく多数の地点の位置を求めるためには、トータルス
テーションを操作し、目標点のコーナープリズムを視準
する人と、コーナープリズムを次の目標点に移動し、ト
ータルステーションの方向へコーナープリズムを向けて
設置する人との最低2人の作業者が必要であり、また目
標点で測定結果を知りたい場合やトータルステーション
側からコーナープリズム側に指示を出したい、あるいは
その逆の場合など、何等かの方法、例えば身ぶり手振り
や別にトランシーバーなどを使用して両者の間で通信す
る必要があった。また、トータルステーションで直接視
準できないような物陰や、コーナープリズムを目標点の
鉛直線上に直接置くことが難しい壁や天井などのような
場所にある目標点の測定は作業上非常に面倒であった。
【0004】本発明は、上述のような従来の課題を解決
するためになされたもので、視準望遠鏡でコーナープリ
ズムを視準する必要がなく、且つスタッフを垂直に立て
なくても測定することができる三次元座標測定装置を提
供することを目的とし、また、ただ一人の作業者で測定
を行なうことができ、かつ作業者が測定結果などのデー
タを常にその場で利用できて作業を効率化することがで
きる三次元座標測定装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】又、反射手段にプリズムを用いた場合には
プリズムで反射される光の他、ガラス面で反射される光
や壁等で反射される光を受光するという欠点があるが、
本発明は、受光手段がガラス面等で反射される光を受光
せずS/N比の良い信号を得て、測定精度の高い測定値
を得ることをも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的の1つを達成す
るためには、請求項1記載の発明は、装置本体とスタッ
フと処理装置とから成り、該装置本体は、鉛直軸回りに
回転する回転部に鉛直軸回りに互いに適当な角度離され
て配置され、第1及び第2の出射光を夫々鉛直軸に対し
て互いに反対方向に適当な角度傾けた平面内で且つ適当
な発散角を持たせて出射させる第1及び第2の送光手段
と、該第1及び第2の送光手段から出射されかつ前記ス
タッフで反射された第1及び第2の出射光を夫々受光し
電気信号に変換する第1及び第2の受光手段と、該第1
及び第2の受光手段が前記第1及び第2の出射光を夫々
受光した瞬間の水平角を検出する水平角検出手段とを具
備し、前記スタッフは、測定地点に押しあてる測定端と
それから所定の間隔をおいて配置された3個以上の反射
手段とを具備し、前記処理装置は、前記装置本体とスタ
ッフのどちらか一方に配設され、前記水平角検出手段で
検出した水平角から測定地点に押しあてたスタッフの測
定端の三次元座標を算出するものであることを特徴と
し、上記目的の他の1つを達成するために請求項2記載
の発明は、前記装置本体は、前記スタッフとの間の通信
を行なう通信手段を有し、前記スタッフは前記装置本体
との通信を行なう通信手段と、前記三次元座標等を表示
する表示装置とを有することを特徴とする。
【0007】又、上記目的の他の1つを達成するため
に、請求項11記載の発明は、前記送光手段の射出する
射出光は直線偏光の光であり、前記受光手段に前記直線
偏光の光の偏光面と同じ方向の偏光軸を有する偏光板フ
ィルターを備えた請求項1乃至請求項10記載の三次元
座標測定装置であり、請求項12記載の発明は、前記送
光手段の射出する射出光は直線偏光の光であり、前記反
射手段は前記射出光の偏光面に対して主軸が約45度傾
いた1/4波長板を入射面及び射出面に備え、前記受光
手段は前記射出光の偏光面に対して偏光軸が90度傾い
た偏光板フィルターを備えた請求項1乃至請求項10記
載の三次元座標測定装置であり、請求項13記載の発明
は、前記送光手段の射出する光は円偏光の射出円偏光光
であり、前記反射手段は入射面及び射出面に同じ向きの
主軸を有する1/4波長板を備え、前記受光手段は受光
1/4波長板と偏光フィルターとを備え、前記受光1/
4波長板と前記偏光フィルターとは、前記射出円偏光光
とは逆向きの回転の円偏光光を透過させるように互いに
配置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項10記
載の三次元座標測定装置である。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、図1において
装置本体1の回転部4が回転すると、第1及び第2の送
光手段から出射された一対の平面状の出射光5a,5b
は図1に示すように、スタッフ2の反射手段例えば各コ
ーナープリズム151,152,153で順次反射され、
第1の出射光5aに対しては、コーナープリズムの個数
分の回数の反射光が第1の受光手段の受光部に受光され
る。同様に第2の出射光5bに対しては第1の出射光5
aとは逆の順に各コーナープリズム153,152,15
1で反射され第2の受光手段の受光部に受光され、各反
射光が受光された瞬間の水平角が水平角検出手段て検出
され、処理装置に入力される。処理装置は、検出された
水平角、装置本体の位置、第1及び第2の出射光の配置
の定数及びスタッフのコーナープリズムの配置の定数よ
りスタッフの測定端の位置(三次元座標)を計算する。
【0009】なお、図1に示すようにスタッフを縦に配
置する場合ばかりでなく、スタッフを横に配置して三次
元座標の測定を行うこともあり、そのときには第1の射
出光5aが各コーナープリズム151,152,153
反射されれば、第2射出光5bもそれと同じ順に反射さ
れる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、計算によ
り得られたスタッフの測定端の三次元座標は通信手段で
スタッフに送られスタッフに配設された表示器に表示さ
れ、あるいは水平角検出手段により検出された水平角が
通信手段によりスタッフに送られ、スタッフに配置され
た処理装置で計算された前記三次元座標は前記表示器に
表示される。
【0011】前記処理装置により行なわれる目標点の三
次元座標の計算は、以下のような理論に基づいて行なわ
れる。地図等を作成するための基準となる三次元直交座
標系を測量座標系と呼ぶことにし、目標点の座標はこの
座標で求めるものとする。
【0012】その前提として以下の事項が既知であると
する。 a) 測量座標系での装置本体の基準となる点の三次元座
標。装置本体の基準となる点を、一対の出射光の平面と
装置本体の回転軸(鉛直軸)との交点、すなわち、測量
座標系の原点(0,0,0)とする。測量座標系のX軸
は原点を通る東西方向の直線であり、東方向を正とし、
Y軸は原点を通る南北方向の直線であり、北方向を正と
し、Z軸は原点を通る鉛直線であり、上方を正とする。
【0013】b) 水平角を示すエンコーダの出力が0の
瞬間での前記一対の出射光が形成する2平面の方程式
は、 a0X+b0Y+c0Z=0 (1) d0X+e0Y+f0Z=0 (2) (1)式は第1の送光手段の出射光の平面の方程式であ
り、a0,b0,c0はその係数である。また(2)式は第2
の送光手段の出射光の平面の方程式であり、d0,e0
0はその係数である。
【0014】c) スタッフ固有の座標系での座標として
与えられた例えば3個のコーナープリズムと測定端の相
対的位置関係。 スタッフ固有の座標系は、スタッフ先端の測定端を原点
[座標値(0,0,0)]とし、この原点と少なくとも
3個のコーナープリズムのうち原点ともっとも離れてい
るコーナープリズムを結ぶ直線をz軸とし、原点より当
該コーナープリズムに向う方向を正とする。原点を通り
z軸に直角でスタッフの前後方向の直線をy軸とし、後
方向を正とするものである。スタッフは目標点に測定端
が押し当てられて固定されているものとする。装置本体
の回転部が回転し、第1及び第2の送光手段から出射す
る一対の光がスタッフのコーナープリズムで反射して第
1及び第2受光手段の受光部で夫々受光された瞬間の水
平角が水平角検出手段で検出されるので、その瞬間の夫
々の光の平面の方程式が水平角を示すエンコーダの出力
が0の時の夫々の平面を夫々の水平角だけ回転した平面
の方程式として得ることができる。すなわち、第1及び
第2の出射光の平面が第j番目のコーナープリズム上に
ある瞬間の平面の方程式は、 ajX+bjY+cjZ=0 (3) djX+ejY+fjZ=0 (4) 第1番目の出射光が第j番目のコーナープリズム上にあ
る瞬間のエンコーダの出力をαjとすると、(3)式中の係
数aj,bj,cjは(1)式中の係数より下記のように計算
される。 aj=a0cos αj+b0sin αj (5) bj=−a0sin αj+b0cos αj (6) cj=c0 (7) 同様に、第2番目の出射光が第j番目のコーナープリズ
ム上にある瞬間のエンコーダの出力をβjとすると、(4)
式中の係数dj,ej,fjは(2)式中の係数より下記のよ
うに計算される。 dj=d0cos βj+e0sin βj (8) ej=−d0sin βj+e0cos βj (9) fj=f0 (10) (3)(4)式の方程式で表される2つの光の平面は、測量座
標系の空間で交差し、その交線は装置本体の基準となる
点(測量座標系の原点0(0,0,0))と該1個のコ
ーナープリズムの光学的な中心を結ぶ直線であり、その
方程式は(3)(4)式で表わされる2つの平面の方程式から
求めることができる。
【0015】
【数1】
【0016】上記交線の方程式は上式において、lj,
mjおよびnjは直線の方向余弦であり、(5)〜(10)式で
表される係数により下記のように計算される。
【0017】
【数2】
【0018】(3)〜(15)式を3個のコーナープリズムに
適用することにより装置本体の基準となる点と3個のコ
ーナープリズムとを結ぶ直線の方程式(16)(17)(18)を得
る。
【0019】
【数3】
【0020】(16)(17)(18)は第1番目、第2番目及び第
3番目のコーナープリズムの測量座標系における三次元
座標を満足するので、下記の条件式をたてることができ
る。
【0021】
【数4】
【0022】上式中(X1,Y1,Z1)(X2,Y2
2)(X3,Y3,Z3)は、夫々第1番目、第2番目及
び第3番目のコーナープリズムの測量座標系における三
次元座標であり、未知数である。上記3式中には6個の
条件式と9個の未知数が含まれ、このままでは解くこと
ができない。そこで既知である3個のコーナープリズム
間の距離を未知数で表わす下記の3個の条件式を加える
ことにより、未知数で3個のコーナープリズムの測量座
標系における三次元座標を求めることができる。
【0023】
【数5】
【0024】(22)(23)(24)式中の(x1,y1,z1
(x2,y2,z2)(x3,y3,z3)は夫々第1番目,
第2番目及び第3番目のコーナープリズムのスタッフ固
有の座標系における三次元座標であり、既知である。
【0025】次にスタッフの測定端の測量座標系におけ
る三次元座標を求める。それにはスタッフ固有の座標系
から測量座標系への座標変換の変換係数を求めることが
必要である。変換係数は、3個の回転要素と3個のシフ
ト量とから成り、すでに求まっている3個のコーナープ
リズムの測量座標系での座標と対応するスタッフ固有の
座標系における座標を使って求められる。
【0026】測量座標とスタッフ座標との関係は、行列
式を使って下記のように表わすことができる。
【0027】
【数6】
【0028】(25)式において(X,Y,Z)および
(x,y,z)はそれぞれ同一点の測量座標系及びスタ
ッフ固有の座標系の座標であり、X0,Y0,Z0はシフ
ト量,κ,ψ,ωは回転角である。コーナープリズムの
スタッフ固有の座標系の座標は既知であり、また測量座
標系の座標も前段階で求まっているから、未知数はシフ
ト量と回転角の6個のパラメータである。
【0029】第1番目,第2番目及び第3番目の3個の
コーナープリズムに対して(25)式をたてることにより6
個の未知数を含む9個の条件式ができるので、最小二乗
法等を利用して6個の未知数(X0,Y0,Z0,κ,
ψ,ω)の最適値を求める。
【0030】スタッフ先端の測定端のスタッフ固有の座
標系の座標は既知であり、(25)式で表わされる座標変換
式の未知数(X0,Y0,Z0,κ,ψ,ω)はすでに求
まっているので、これを(25)式に代入することによりス
タッフ先端の測定端の測量座標系の座標を計算する。ス
タッフの測定端のスタッフ固有の座標系の座標は前述の
ように(0,0,0)と定義しているので、結果的には
スタッフの測定端の測量座標系の座標はシフト量
(X0,Y0,Z0)と一致する。
【0031】請求項11記載の発明によれば、受光手段
が備えた偏光板フィルターは送光手段の射出する直線偏
光光の偏光面と同じ方向の偏光軸を有しているので、該
直線偏光光の偏光面とは異なる偏光面を有する光を透過
させない作用を営む。
【0032】請求項12の発明によれば、反射手段が備
える、射出光の偏光面に対して主軸が約45度傾いた1
/4波長板は反射光の偏光面の方向を射出光の偏光面の
方向から90度傾ける作用を営み、偏光軸が前記射出光
の偏光面に対して90度傾いた偏光板フィルターは、前
記90度傾いた偏光面を有する反射光とは異なる偏光面
を有する光を透過させない作用を営む。
【0033】請求項13記載の発明によれば、前記送光
手段の射出する光は円偏光の射出円偏光光であり、前記
反射手段は入射面及び射出面に同じ向きの主軸を有する
1/4波長板を備えているので、射出手段の射出した射
出円偏光光は、前記1/4波長板を透過して前記反射手
段で反射され、次いで前記1/4波長板の裏面に入射し
てこれを透過すると、例えば右回転の射出円偏光光は左
回転の円偏光光になる等、前記射出円偏光光とは逆向き
の円偏光光となる。前記受光手段は受光1/4波長板と
偏光フィルターとを備え、前記受光1/4波長板と前記
偏光フィルタとは、前記射出円偏光光とは逆向きの回転
の円偏光光を透過させるように互いに配置されているの
で、窓等で反射された前記射出円偏光光と同じ向きの円
偏光光は受光手段に到達しない。
【0034】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1及び2において、1は装置本体,2はスタッフ
である。装置本体1には、図2に示すように鉛直に配置
された回転軸3の回りに回転可能な回転部4が設けら
れ、回転部4には、第1及び第2の出射光5a,5bを
出射する第1及び第2の送光手段6a,6bと第1及び
第2の受光手段7a,7b(図6)と回転軸3の回転角
を検出するエンコーダ、水平角検出回路、処理装置及び
通信装置(図7,図8)と通信手段として電波を使用す
る場合にはアンテナ8が搭載されており、回転部4は適
当な速度で一方向に回転する。
【0035】第1及び第2の送光手段6a,6bは、図
3に明示するように、夫々光源9a,9b、コリメータ
レンズ10a,10b及びシリンドリカルリンズ11
a,11bとから成り、光源9a,9bからでた適当な
周波数で強度変調された光がコリメータレンズ10,1
0bによって平行光にされ、シリンドリカルレンズ11
a,11bによって平面状に約90°に発散されて夫々
第1の出射光5a及び第2の出射光5bを出射する。第
1の送光手段6aのコリメータレンズ10aの光軸12
aは略水平に配置され、シリンドリカルレンズ11aの
円筒面の軸はコリメータレンズ10aの光軸12aに直
交しかつ水平に対し約45°傾けられているため、第1
の出射光5aが作る平面は水平に対して約45゜だけ逆
に傾き、発散の中央の方向は略水平になる。第2の送光
手段6bのコリメータレンズ10bの光軸12aはコリ
メータレンズ10aの光軸12aに対して水平面内で約
90°離れ、かつシリンドリカルレンズ11bの軸はシ
リンドリカルレンズ11aと反対の方向に水平に対して
約45°傾けられているため、第1の出射光5a及び第
2の出射光5bが作る平面は2つのコリメータレンズ1
0a,10bの光軸12a,12bの中央の方向に対し
て対称の位置関係を呈し、逆ハの字型を呈している。第
1及び第2の出射光5a,5bの発散角及びアライメン
トの角度は45°,90°に限定する必要はなく、これ
らの光が交差しないように角度を決める。第1及び第2
の受光手段7a,7bの受光部13a,13bは、図4
に示すように、夫々第1及び第2のシリンドリカルレン
ズ11a,11bの中心からコーナープリズム(後述)
の有効径以内の距離Lで、第1及び第2の出射光5a,
5bが形成する平面内に配置される。かくして第1及び
第2の出射光5a,5bが形成する面がコーナープリズ
ムの光学的中心を通過した時、第1送光手段6a,コー
ナープリズム及び第1の受光手段7aの受光部13aと
第2送光手段6b,コーナープリズム及び第2の受光手
段7bの受光部13bが夫々同一平面内に位置され、そ
の時の希望する水平角を検出することができる。
【0036】スタッフ2は、図5に示すように適当な長
さを有し、一端(測定端)14で目標点を指示できるよ
うに尖った形状になっている。スタッフ2には、例えば
3個のコーナープリズム151,152,153が固設さ
れ、コーナープリズム152はコーナープリズム151
152を結ぶ直線から僅か偏位されている。このように
コーナープリズム152を僅かに偏位させると、スタッ
フ2の前記直線回りの回転に起因する測定誤差を消去す
ることができ、また端部が曲がっているスタッフの一端
(測定端)の座標を計測する場合に都合がよい。また、
コーナープリズム151と152間と、コーナープリズム
152と153間の距離が異なるように配置されている。
コーナープリズム151,152,153を不等間隔に配
置すると、検出された水平角からスタッフ2の一端が上
方にあるのかあるいは下方にあるのかを判別することが
できる。測定端14からコーナープリズム153までの
長さは使用し易い適当な長さにする。スタッフ2の上部
には、通信手段として例えば電波を使用した場合、アン
テナ16が取付けられ、スタッフ2のコーナープリズム
151,152,153の設置面とは反対面には表示器
(図7,図8)を装着し、通信装置(図7,図8)を内
蔵するケース18が取付けられる。
【0037】前記第1及び第2の受光手段7a,7b
は、図6に示すように、受光素子から成る受光部13
a,13bが、増幅器19,検波回路20及びハイパス
フイルタ21を介してコンパレータ22に接続されて構
成されている。この構成によれば、受光された光から電
気信号パルスが得られる。ハイパスフイルタ21のカッ
トオフ周波数は、コーナープリズム151,152,15
3からの反射光のうちで最もパルス幅の大きい最短使用
距離での反射光による受信信号の持つ周波数帯域以上を
通過させるように設定され、その周波数より低い壁など
での反射による不要光の信号をカットするから、コンパ
レータ22からコーナープリズムからの反射光による受
信信号のみ得られる。
【0038】スタッフ2は、測定時にコーナープリズム
151,152,153がおよそ装置本体1の方向に向い
ていれば、どのような傾きで目標点に接していてもよ
く、例としてスタッフ2が測定端14を下にしておよそ
鉛直に立てられている場合について説明する。装置本体
1の回転部4が回転し、第1の出射光5aがまずコーナ
ープリズム151に入射し、第1の受光部13aに反射
光を返す。同様に第1の出射光5aは順次コーナープリ
ズム152,153に入射し、第1の受光部13aに反射
光を返す。次に、第2の出射光5bがコーナープリズム
153,152,151の順に入射し、第2の受光部13
bに反射光を返す。第1及び第2の受光部13a,13
bには夫々3回の反射光が入力し、コンパレータ23か
ら夫々3個の電気信号パルス、合計で6個の電気信号パ
ルスが出力し、この電気信号パルスが図7に示すように
水平角検出回路23に入力する。エンコーダ24が接続
された水平角検出回路23は、各電気信号パルスが入力
した瞬間にエンコーダ24の出力を読み取って処理装置
25に入力する。処理装置は25は、予め、装置本体1
の位置、出射光の配置の定数およびスタッフ2の測定端
14に対するコーナープリズム151,152,153
配置の定数が入力されているので、これらと入力された
6個の水平角の値からスタッフ2の測定端14の三次元
座標を計算する。測定値は、処理装置25に接続された
通信装置26のアンテナ8からスタッフ2に送出され、
スタッフ2のアンテナ27、通信装置28を経て表示器
29に表示される。
【0039】前記通信装置26,28は搬送破に電波を
使用したが、光を使用したものでも差し支えない。前記
実施例では、処理装置25は装置本体1に設けたが、図
8に示すようにスタッフ2側に設けてもよく、この場合
には、装置本体1に設けた水平角検出回路23で検出し
た6個の水平角を装置本体1からスタッフ2側に転送し
て処理装置25に入力させ、処理装置25で測定端14
の三次元座標を計算させ表示器29に表示させる。
【0040】この実施例では、処理装置25は前記スタ
ッフ2のケース18に内蔵されるが、処理装置25を本
体との通信装置28及び表示装置29と一体に構成し、
携帯できるようにしてもよい。
【0041】又、この実施例において、図10で示す様
に、第1の射出光50a及び第2の射出光50bは偏光
板42を透過して直線偏光の光となり、受光手段7aは
偏光板フィルター43を透過した入射光を受光するもの
であってもよい。偏光素子43の偏光軸を、偏光板42
により直線偏光された射出光の偏光面の方向と等しく配
置しておけば、壁などで反射されたランダムな偏光面を
有している光が入射しても、そのような光の光量は前記
偏光素子43で約半分に減衰され、S/N比の良い信号
を得ることができる。該偏光手段42は、光源9aとコ
リメーターレンズ41の間、コリメーターレンズ41と
シリンドリカルレンズ11aの間、又はシリンドリカル
レンズ11aとコーナープリズム151の間のいずれの
位置に置いてもよいが、偏光効率が最も高いのはコリメ
ーターレンズ41とシリンドリカルレンズ11aの間に
置いた場合である。なお、該偏光手段42には、偏光板
の他、光学薄膜による偏光ビームスプリッターやグラン
ティラープリズム、グラントムソンプリズムなどの各種
の偏光プリズムを用いることができ、いずれを用いた場
合にも該偏光手段42が射出光の偏光軸の向きを決定す
ることとなる。
【0042】更に、前記反射手段にコーナープリズムを
用い、前記射出光の偏光面に対して主軸が約45度傾い
た1/4波長板52を入射面及び射出面に配置しておけ
ば、図10に示す様に、光源9aから射出された光はコ
リメーターレンズ41を介し、偏光手段42で直線偏光
の光にされてシリンドリカルレンズ11aにより平面光
である射出直線偏光光51にされる。該射出直線偏光光
51は、その偏光軸に対して主軸が約45度傾いた1/
4波長板52を透過して円偏光光53となり、該円偏光
光53はコーナープリズム151で反射されて再度1/
4波長板52を透過して、前記射出直線偏光光51とは
偏光軸が90度傾いた入射直線偏光光54となる。偏光
板フィルター43の偏光軸は前記射出直線偏光光51の
偏光面と90度傾いている。前記入射直線偏光光54は
偏光板フィルター43を透過して受光手段7aに入射す
る。偏光板フィルター43は射出直線偏光光51とは偏
光軸が90度傾いた光のみを透過するので、壁で反射さ
れた反射光の様にランダムな偏光面を有する光は偏光素
子43を透過する光量が減少する。又、ガラス面やプリ
ズムからの反射光は偏光素子43を透過せず、受光素子
7aの受光する信号のS/N比をいっそう向上させるこ
とができる。
【0043】図11は本発明の他の実施例であり、第1
の射出光50a及び第2の射出光50bはコリメーター
レンズを透過後、偏光板42と該偏光板42の偏光軸と
は主軸が45度又は−45度傾いた送光1/4波長板6
1を透過して円偏光の光となりシリンドリカルレンズ1
1a又は11bにより、平面光である射出円偏光光62
となる。該射出円偏光光62は反射1/4波長板52を
透過して直線偏光光63となりコーナープリズム151
で反射されて反射1/4波長板52を前記射出円偏光光
62が入射した面と反対の面から再度透過して反射円偏
光光64になる。この様に射出円偏光光62が同一の1
/4波長板を表と裏から2度透過する結果、反射円偏光
光64の回転は射出円偏光光62の回転とは逆向きとな
る。
【0044】反射円偏光光64は受光1/4波長板65
を透過して入射直線偏光光66となる。偏光板フィルタ
ー43の偏光軸は、該入射直線偏光光66の偏光面と同
じ向きに配置されており、該入射直線偏光光66は前記
偏光板フィルター43を透過して受光手段7a又は7b
に入射する。
【0045】この場合にも射出光が直線偏光光であった
場合と同様に、壁などで反射されたランダムな偏光面を
有している光が入射しても、そのような光の光量は前記
偏光素子43で約半分に減衰される。又、ガラス面や鏡
などから反射された光の偏光面の回転は入射円偏光光6
2の回転が保存される結果、反射円偏光光64とは逆向
きの回転であるため受光1/4波長板65を透過した光
は前記入射直線偏光光66の偏光面とは90度傾いた偏
光面を有する直線偏光光となるため、偏光板フィルター
43を透過することができない。従ってS/N比の良い
信号を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明の構成によれば、測
点の座標測定の操作は従来の方法のように望遠鏡で目標
点を視準する必要がなく、また測定端を目標点に押し当
てるだけでスタッフはどちらに傾いてもよいので、取り
扱いが簡単であると共に、目標点が物陰にある場合、天
井、壁など従来の方法では非常に測定するのが面倒な場
合でも簡単に測定を行なうことができ、特に多数の地点
の測定には測定作業が効率よく行なえる効果がある。請
求項2記載の発明の構成によれば、一人の作業者が測定
が行なえ且つ測定結果を作業者がリアルタイムで利用で
きるという効果がある。
【0047】又、請求項11、請求項12、又は請求項
13記載の発明の構成によれば、S/N比の良い信号を
得ることができ、精度の高い測定値を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 配置状態を示す本発明の一実施例の斜視図
【図2】 上記実施例の装置本体の要部の構成を説明す
る斜視図
【図3】 (A),(B)は上記実施例の送光手段の平面図及
び側面図
【図4】 上記実施例の受光部とシリンドリカルレンズ
との関係を示す説明図
【図5】 上記実施例のスタッフの斜視図
【図6】 上記実施例の受光手段のブロック図
【図7】 上記実施例のブロック図
【図8】 他の実施例のブロック図
【図9】 従来の三次元座標測量方法の説明図
【図10】 他の実施例のブロック図
【図11】 他の実施例のブロック図
【符号の説明】
1 装置本体 2 スタッフ 3 回転軸 4 回転部 5a,5b 第1及び第2の出射光 6a,6b 第1及び第2の送光手段 7a,7b 第1及び第2の受光手段 9a,9b
光源 11a,11b シリンドリカルレンズ 13a,13
b 受光部 14 一端(測定端) 151,152,153 コーナープリズム 17 表示器 18 通信装
置 21 ハイパスフィルタ 23 水平角
検出回路 24 エンコーダ 25 処理装
置 26,28 通信装置 29
表示器 52 1/4波長板 43 偏光板
フィルター 62 射出円偏光光 65 受光1
/4波長板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷浦 憲治 神奈川県厚木市長谷字柳町260−63 株 式会社ソキア 厚木工場内 (72)発明者 尹 江 神奈川県厚木市長谷字柳町260−63 株 式会社ソキア 厚木工場内 (72)発明者 大橋 祐一 神奈川県厚木市長谷字柳町260−63 株 式会社ソキア 厚木工場内 (72)発明者 土金 裕幸 神奈川県厚木市長谷字柳町260−63 株 式会社ソキア 厚木工場内 (56)参考文献 特開 昭62−254085(JP,A) 特開 平4−70508(JP,A) 実開 昭59−152406(JP,U) 実開 平2−59417(JP,U) 実開 平3−257311(JP,U) 実開 平3−255910(JP,U) 特公 昭51−17057(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 15/00 G01C 15/06 G01B 11/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体とスタッフと処理装置とから成
    り、該装置本体は、鉛直軸回りに回転する回転部に鉛直
    軸回りに互いに適当な角度離されて配置され、第1及び
    第2の出射光を夫々鉛直軸に対して互いに反対方向に適
    当な角度傾けた平面内で且つ適当な発散角を持たせて出
    射させる第1及び第2の送光手段と、該第1及び第2の
    送光手段から出射されかつ前記スタッフで反射された第
    1及び第2の出射光を夫々受光し電気信号に変換する第
    1及び第2の受光手段と、該第1及び第2の受光手段が
    前記第1及び第2の出射光を夫々受光した瞬間の水平角
    を検出する水平角検出手段とを具備し、前記スタッフ
    は、測定地点に押しあてる測定端とそれから所定の間隔
    をおいて配置された3個以上の反射手段とを具備し、前
    記処理装置は、前記装置本体とスタッフのどちらか一方
    に配設され、前記水平角検出手段で検出した水平角から
    測定地点に押しあてたスタッフの測定端の三次元座標を
    算出するものであることを特徴とする三次元座標測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記装置本体は、前記スタッフとの間の
    通信を行なう通信手段を有し、前記スタッフは前記装置
    本体との通信を行なう通信手段と、前記三次元座標等を
    表示する表示装置とを有することを特徴とする請求項1
    記載の三次元座標測定装置。
  3. 【請求項3】 3個以上の前記反射手段を直線上に配置
    し、その内の少なくとも1個のコーナープリズムを該直
    線上から偏位させて配置したことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の三次元座標測定装置。
  4. 【請求項4】 3個以上の前記反射手段のうち、少なく
    とも1個の反射手段を不等間隔に配置したことを特徴と
    する請求項1,請求項2又は請求項3記載の三次元座標
    測定装置。
  5. 【請求項5】 前記反射手段はコーナープリズムである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の三次元座
    標測定装置。
  6. 【請求項6】 前記受光手段の受光部を出射光が形成す
    る平面内で且つ送光手段の近傍に配置したことを特徴と
    する請求項1乃至請求項5記載の三次元座標測定装置。
  7. 【請求項7】 前記通信手段に電波を使用したことを特
    徴とする請求項2乃至請求項6記載の三次元座標測定装
    置。
  8. 【請求項8】 前記通信手段に光波を使用したことを特
    徴とする請求項2乃至請求項6記載の三次元座標測定装
    置。
  9. 【請求項9】 前記処理手段と、装置本体との通信手段
    と、前記表示装置とを一体にして携帯自在としたことを
    特徴とする請求項2乃至請求項8記載の三次元座標測定
    装置。
  10. 【請求項10】 前記受光手段の電気回路は不要な反射
    光の信号を除去するためのハイパスフィルタを有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至9記載の三次元座標測定装
    置。
  11. 【請求項11】 前記送光手段の射出する射出光は直線
    偏光の光であり、前記受光手段に前記直線偏光の光の偏
    光面と同じ方向の偏光軸を有する偏光板フィルターを備
    えたことを特徴とする請求項1乃至請求項10記載の三
    次元座標測定装置。
  12. 【請求項12】 前記送光手段の射出する射出光は直線
    偏光の光であり、前記反射手段は前記射出光の偏光面に
    対して主軸が約45度傾いた1/4波長板を入射面及び
    射出面に備え、前記受光手段は前記射出光の偏光面に対
    して偏光軸が90度傾いた偏光板フィルターを備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項10記載の三次元座
    標測定装置。
  13. 【請求項13】 前記送光手段の射出する光は円偏光の
    射出円偏光光であり、前記反射手段は入射面及び射出面
    に同じ向きの主軸を有する1/4波長板を備え、前記受
    光手段は受光1/4波長板と偏光フィルターとを備え、
    前記受光1/4波長板と前記偏光フィルターとは、前記
    射出円偏光光とは逆向きの回転の円偏光光を透過させる
    ように互いに配置されたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項10記載の三次元座標測定装置。
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