JP3300704B2 - 自動分析装置および方法 - Google Patents

自動分析装置および方法

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JP3300704B2
JP3300704B2 JP2001290383A JP2001290383A JP3300704B2 JP 3300704 B2 JP3300704 B2 JP 3300704B2 JP 2001290383 A JP2001290383 A JP 2001290383A JP 2001290383 A JP2001290383 A JP 2001290383A JP 3300704 B2 JP3300704 B2 JP 3300704B2
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和由 池田
弘生 篠原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、多種類の
試薬が収納された試薬ボトルを多数配置できる自動分析
装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】血清等の試料の成分分析を自動で行なう
自動分析装置においては、測定したい成分(測定項目)
に反応する試薬を試料に添加し、その発色状態等を光学
的測定手段等により測定し、その成分を求めることが行
われている。
【0003】かかる自動分析には測定項目に適した試薬
が必要であり、殆どの場合、測定項目の数だけ試薬の数
も必要である。加えて、試薬の保存性や反応過程の前処
理等の事情から、2つ以上に試薬を分け、測定時にまず
第1番目の試薬を添加し、その後に第2番目の試薬を添
加するというように、1つの測定項目に対し、複数の試
薬が必要になる場合がある。特に現状では、2つの試薬
を必要とする測定項目が多い。
【0004】また、測定可能な項目の数は測定技術の進
歩と共に増えており、自動分析装置には少しでも多くの
試薬を架設可能なことが強く要求されている。即ち、幅
広い項目をいつでも測定可能な自動分析装置が求められ
ており、多数の試薬を架設することが必須の条件になっ
てきた。
【0005】従来の自動分析装置には「試薬庫」と呼ば
れる、試薬を収納しておくための特定の場所が設けられ
ている。該試薬庫の形状は様々であり、円形テーブル状
のものや箱型のものがある。この試薬庫に試薬の入った
試薬ボトルを格納するが、どの測定項目の試薬を、どこ
の位置に格納したかは、オペレータが自動分析装置のキ
ーボードやCRT等ら、その位置情報等を入力してお
く。
【0006】ところが試薬数が増えてくると、試薬ボト
ルの位置情報入力もオペレータにとっては大変な作業と
なる。また、試薬の量が不足した等の理由で試薬ボトル
を取り外す等の作業は毎日の作業となることも多く、試
薬庫へ戻す場合に、その位置を間違えてしまうと、正し
い測定結果が得られないことが起きてしまう。
【0007】そこで、最近では、試薬ボトルに試薬の情
報(種類,ロット番号等)に対応したバーコードラベル
を貼付し、これを試薬庫に備えたバーコードリーダが読
むことによって、試薬庫のどの位置に試薬ボトルを置い
ても、正しく測定項目に合った試薬を選別でき、それを
分注することができるようになってきた。
【0008】前述のバーコードを読むという観点から
は、図4および図5に示すように、円形の可動型試薬庫
100が、構成が簡単なので製作しやすい。該試薬庫1
00は試薬を吸引するプローブ(図示せず)の位置へ試
薬を移動させるもので、回転運転により、対象試薬ボト
ルをそのプローブ位置へ運んでいく。
【0009】そして、可動型試薬庫100は、その内部
に回転台101を備え、該回転台101上には仕切板1
02により仕切られた所定位置に多数の試薬ボトル10
3が放射状に載置されている。試薬ボトル103にはバ
ーコード104が印刷されたラベル105が貼付されて
いる。
【0010】また、試薬庫100の外周部には、光を投
射してバーコード104で反射させた反射光を読み取る
方式のバーコードリーダ106が固定配置され、試薬庫
100を回転させて所望の試薬ボトル103のバーコー
ド104を読み取ることが可能である。なお、これに対
し、試薬庫が固定式である場合には、バーコードリーダ
自体を動かす必要があり、構成が複雑になってしまう。
【0011】一方、前述の如く架設試薬数は少しでも多
い方が好ましく、その場合にも試薬ボトルのバーコード
が読み取り可能であることが望ましい。かかる要望に適
う試薬庫として、例えば図6に示すように、試薬載置用
の回転台111,112を同心円状に配置した試薬庫1
10が考えられる。このようにすれば、収納可能な試薬
数を飛躍的に増加させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6か
らも明らかなように、バーコードリーダ106により外
側の回転台112に載置された試薬ボトル103のバー
コード104を読み取ることは可能であるものの、内側
の回転台111上の試薬ボトル103のバーコード10
4を読み取ることは、外側の試薬ボトルがバーコードリ
ーダ106の投射光を遮断するので、不可能である。
【0013】そこで、本発明の目的は、試薬載置用(被
検出部材配置用)の回転台(被検出部材配置手段)が同
心円状に配置された場合に、最内周の回転台に載置され
た試薬ボトル(被検出部材)のバーコード(識別用符
号)をもバーコードリーダ(符号読取手段)により読み
取り可能にした自動分析装置および自動分析方法を提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、試薬を収納するとともに、収納する試薬
に関する情報を付した試薬収納手段を配置可能であると
共に同心円状に配置された複数の試薬載置手段と、前記
複数の試薬載置手段をそれぞれ独立して回転駆動可能と
なるように駆動する駆動手段と、前記複数の試薬載置手
段に配置された試薬収納手段に付された情報を読み取り
可能な読取手段と、前記読取手段による読取内容を記憶
する記憶手段と、前記試薬載置手段を内部に有し、断熱
するための試薬庫と、前記試薬庫の前記読取手段に対向
する位置に設けられ、前記読取手段からのビームが入射
可能であるとともに断熱するための窓と、前記複数の試
薬載置手段上に設けられ、複数の前記試薬収納手段をほ
ぼ密に放射状に配置可能にするとともに、各試薬収納手
段の配置位置間を仕切る仕切り手段と、前記試薬庫内を
保冷する保冷手段と、前記試薬載置手段において、前記
読取手段により読み取り可能な位置にある仕切り位置を
確認する確認手段を備え、前記複数の試薬載置手段のう
ち、少なくとも最も外側の試薬載置手段における前記仕
切り手段で仕切られた位置の少なくとも一箇所を空けて
おき、前記駆動手段は、前記試薬載置手段上の空けられ
ている仕切り位置が前記窓に対向するように該試薬載置
手段を回転駆動し、前記空けられている仕切り位置のあ
る試薬載置手段の内側の試薬載置手段を前記駆動手段に
よって駆動させることにより前記窓および前記空けられ
ている仕切り位置を介して前記空けられている仕切り位
置のある試薬載置手段の内側の試薬載置手段に配置され
た試薬収納手段に付された情報を前記確認手段により確
認しながら前記読取手段による読み取り内容を前記記憶
手段に記憶することを特徴とするものである。
【0015】本発明によれば、例えば、複数の試薬載置
手段のうち、最も内側の試薬載置手段に配置された試薬
収納手段に付された情報を読み取る場合には、その最も
内側の試薬載置手段より外側にある試薬載置手段上にお
ける仕切り手段で仕切られた位置の少なくとも一箇所を
空けておき、その試薬載置手段上の空けられている仕切
り位置が試薬庫における窓に対向するように試薬載置手
段を回転駆動し、最も内側の試薬載置手段を回転駆動さ
せることにより窓および空けられている仕切り位置を介
して最も内側の試薬載置手段上に配置された試薬収納手
段に付された情報を読み取るとともに、その読み取り内
容ことができるので、複雑な構成を必要とせずに架設可
能な試薬数を増やすことができ、幅広い項目をいつでも
測定可能にするとともに、試薬収納手段に付された情報
を読取手段により読み取り可能な位置にある仕切り位置
を確認しながら読取手段による読み取り内容を記憶する
ので、試薬を効率良く保冷しながら同心円状の複数の試
薬載置手段に配置したすべての試薬収納手段に付された
情報を一つの読取手段により読み取ることができ、さら
にどの測定項目の試薬がどの仕切り位置にあるかを判明
させることができる。
【0016】
【発明の実態の形態】以下、本発明を図示の実施形態例
に基づいて説明する。なお、既に説明した部分には同一
符号を付し、重複記載を省略する。図1および図2は本
実施形態例の試薬庫(部材収納庫)の平面図であり、図
3は該試薬庫を適用した自動分析装置の全体構成を示す
ブロック図である。
【0017】図1に示すように、試薬庫1は、3重の同
心円状に内側から順に第1乃至第3の回転台2,3,4
が配置され、各回転台2,3,4はそれぞれ独立して回
転可能に構成されている。第1回転台2は仕切板5a,
5b,5c…により等間隔に仕切られることにより試薬
載置用の部屋が形成されていて、全ての部屋に試薬ボト
ル103を収容することが可能である。
【0018】第2回転台3も同様に仕切板6a,6b,
6c…により等間隔に仕切られて試薬載置用の部屋が形
成されているが、その内の1個の部屋3Aを除いた他の
部屋に試薬ボトル103を収容することが可能である。
即ち、部屋3Aは、バーコードリーダ106から試薬ボ
トル103のバーコードへの光投射を遮る遮蔽物を収納
することが禁止されている。
【0019】同様に、第3回転台4も仕切板7a,7
b,7c…により等間隔に仕切られて試薬載置用の部屋
が形成されているが、その内の1個の部屋4Aを除いた
他の部屋に試薬ボトル103を収容することが可能であ
る。即ち、部屋4Aは、バーコードリーダ106から試
薬ボトル103のバーコードへの光投射を遮る遮蔽物を
収納することが禁止されている。
【0020】そして、最内周の試薬ボトル103のバー
コードを読み取る場合には、オペレータが操作盤(図示
せず)からその旨を入力すると、第2,第3の回転台
3,4はそれぞれの部屋3A,4Aがバーコードリーダ
106に対向した位置で停止される。この状態ではバー
コードリーダ106と最内周の第1回転台2との間には
バーコードリーダ106の読取視野を遮る物体が存在し
ないので、該第1回転台2上の試薬ボトル103Aのバ
ーコードを読み取ることが可能になる。
【0021】また、第2回転台2上の試薬ボトル103
のバーコードを読み取る場合には、オペレータが操作盤
(図示せず)からその旨を入力すると、図2に示すよう
に、第3の回転台4は部屋4Aがバーコードリーダ10
6に対向した位置で停止される。この状態ではバーコー
ドリーダ106と第2回転台3との間にはバーコードリ
ーダ106の読取視野を遮る物体が存在しないので、該
第2回転台3上の試薬ボトル103Bのバーコードを読
み取ることが可能になる。
【0022】次に、図3に基づいて以上のように構成さ
れた試薬庫(但し、ここでは2重の同心円状である)を
使用した自動分析装置を説明する。図3において、11
は試料を載置するサンプラで、ここに試料を容器にいれ
て複数個一度にセット可能である。12のサンプリング
アームであり、試料をサンプリングするプローブ13を
備えており、該プローブ13はチューブ14を介して試
料を吸引・吐出するためのポンプ15に接続されてい
る。16は反応管テーブルであり、ここに載置された反
応管列が逐次回転され、測光部17の光路を横切ったと
きに、該反応管の反応溶液が測光され、濃度換算(演
算)される。
【0023】18と19はそれぞれ第1,第2試薬アー
ムであり、各アームにプローブ20,21が備えられて
おり、試薬ポンプ22,23にそれぞれチューブで接続
されている。プローブ20,21等はそれぞれ試薬庫1
A,1B(後述する)に配置されている試薬を吸引し、
該試薬は反応管テーブル16上の反応管に分注される。
26,27は試料と試薬の混合液を撹拌する撹拌子アー
ムである。
【0024】試薬庫1A,1Bは、図で示したように2
重の同心円状の試薬配列をもつ試薬庫である。106
A,106Bは、それぞれ試薬庫1A,1Bの外縁に設
置されたバーコードリーダである。試薬ボトル(図示せ
ず)の収容される試薬庫1A,1Bの壁には、バーコー
ドリーダ106A,106Bの読み取りのためのガラス
窓が設けられ、断熱の効果と共に試薬庫内に該バーコー
ドリーダのビーム(投射光)が入射されるようになって
いる。
【0025】30,31は、各試薬庫1A,1Bの外周
側配列と内周側配列とを区切る仕切り板である。この仕
切り板により各部屋が形成される。各仕切板30,31
にもバーコードリーダ106A,106Bに対抗する位
置にガラス窓が設けれられている。なお、図示しないモ
ータが配置されていて、各試薬庫1A,1Bの各試薬配
列テーブルはそれぞれ独立に駆動可能に構成されてい
る。
【0026】また、以上に説明した試薬庫,バーコード
リーダ等を駆動制御するのは、CPU部32とインター
フェース部33であり、コンソール部34からの指示次
に説明する)に基づいて測定動作を制御し、測光部17
から得られたデータに基づいて濃度値を計算し、出力装
置35により印字等を行う。
【0027】前記コンソール部28には、測定に必要な
パラメータが入力される。このパラメータはサンプラ1
6に載置された試料をどの項目で測定するかの指示や、
測定波長、サンプリング量等の情報である。これらの情
報は記憶装置36に貯えられ、該情報が必要な場合には
CPU部32から逐次参照される。
【0028】前述の情報入力が終わると、測定開始の指
示がやはりコンソール部34から指示される。この測定
開始の指示を受け取ったCPU部32は、各測定動作機
器を制御し、試料のサンプリングを実行するが、その前
に測定に必要な試薬が、試薬庫1A,1Bのどの位置に
置かれているかを調べる動作を行なう。
【0029】この動作を第1試薬庫1Aの動作で説明す
る。先ず、試薬庫1Aの内外周のテーブルをそれぞれ原
点位置(適宜に定めておく)に移動する。そして、バー
コードリーダ106Aを動作させ、第1試薬庫1Aの外
周テーブルのみ回転を行なう。バーコードリーダ106
Aには、読み取り窓を通して外周テーブルの試薬のバー
コードラベルが見えるので、その内容を読み取り、CP
U部32にデータを転送する。CPU部32は、今試薬
庫1Aのどの部屋が読み取り可能位置にいるかを制御し
ながらバーコードリーダ106Aからのデータを確認し
ているため、各部屋の試薬のバーコードの内容が判明す
る。
【0030】このため、そのラベルの内容から、どの測
定項目の試薬がどの部屋にあるかを判定でき、その試薬
情報を記憶部36に記録する。1周回ったところで外周
側の読み取りは終了する。
【0031】次に内周側の読み取りを行う。先ず、外周
側テーブルの読み取り用スペース部(読取空間)Sをバ
ーコードリーダ106Aに対向する位置まで回転移動さ
せる。この移動量は、外周側の場合と同様に、記憶部3
6に試薬情報として記憶される。そして、バーコードリ
ーダ106Aを動作させ、第1試薬庫1Aの内周側の試
薬配列テーブルを回転駆動させながら、その内周側の試
薬配列テーブルに配置された試薬ボトルに付されたバー
コードの内容を外周側テーブルの読み取り用スペース部
(読取空間)を介して読み取り、CPU部32にデータ
を転送する。CPU部32は、今試薬庫1Aのどの部屋
が読み取り可能な位置にあるかを制御しながらバーコー
ドリーダ106Aで読み取られたデータを確認して、各
部屋毎の試薬ボトルの内容を判明させる。
【0032】以上の動作により、第1試薬庫1Aにおけ
る試薬のバーコードの読み取りが完了する。第2試薬庫
1Bにおける試薬のバーコードについても同様な動作を
行うことにより、全ての試薬バーコードの読み取りを行
うことができる。こうして、試薬の位置情報や種類情報
等が判明したので、通常のサンプラ上の試料の測定を開
始すればよい。このようにすることで、2重の同心円状
の試薬庫にできるだけ多くの試薬ボトルを配置した状態
で、すべての試薬ボトルに付されたバーコードを1つの
バーコードリーダを用いて読み取りできる。したがっ
て、同心円状に多数の試薬配列テーブルを配置できるの
で収納可能な試薬数を飛躍的に増加できるとともに、バ
ーコードリーダを増やすことなく、収納したすべての試
薬に関する情報を把握することができる。ここでは、試
薬庫は2重同心円状のもので説明したが、さらに独立駆
動可能な試薬配列テーブルを多重同心円状にさらに追加
させ、上記のように読取空間を設けるだけで、試薬数を
さらに増加させながら試薬ボトルを試薬配列テーブルに
収納した状態ですべての試薬に関する情報を把握するこ
とができる。
【0033】なお、一般に、試薬は保冷(10℃以下
等)しておく必要があり、試薬庫には保冷機能が設けら
れている。保冷手段には冷凍機から冷風を供給する手段
やペルチェ素子を使用する手段等があるが、効率良く保
冷するには、断熱材を挿入したり、できるだけ試薬ボト
ルを密に収容することが好ましい。
【0034】また、本実施形態例ではバーコードリーダ
およびその読取空間をそれぞれ1個設けた場合を説明し
たが、それぞれ2個以上設けてもよい。このようにすれ
ば、同一回転台上に多数の試薬ボトルを配置した場合に
も、短時間の内に所望の試薬ボトルの情報の読み込み・
読み出しが可能となる。更に、本実施形態例では試薬ボ
トルを収納する試薬庫の場合について説明したが、収納
する部材は試薬ボトルに限らないことは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複雑な構成を必要とせずに架設可能な試薬数を増やすこ
とができ、幅広い項目をいつでも測定可能にするととも
に、試薬を効率良く保冷しながら同心円状の複数のテー
ブル上に配置したすべてのボトルに付されたバーコード
を一つの読取手段により読み取ることができ、さらに測
定に必要な試薬がどこに配置されているかを把握するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例の要部平面図であって、最
内周の回転台上の試薬ボトルのバーコードを読み取る場
合の図である。
【図2】同実施形態例の要部平面図であって、中間の回
転台上のバーコードを読み取る場合の図である。
【図3】本発明を自動分析装置に適用した場合のシステ
ム構成図である。
【図4】従来の試薬庫の斜視図である。
【図5】同従来の試薬庫の平面図である。
【図6】同従来の試薬庫の単純な改善案の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 試薬庫(部材収納庫) 2 最内周の回転台(被検出部材配置手段) 3 中間の回転台(被検出部材配置手段) 3A 部屋(読取空間) 4 最外周の回転台(被検出部材配置手段) 4A 部屋(読取空間) 103 試薬ボトル(被検出部材) 106 バーコードリーダ(符号読取手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−359154(JP,A) 特開 平6−230016(JP,A) 特開 昭63−3265(JP,A) 特開 平5−297007(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/00 G01N 35/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試薬を収納するとともに、収納する試薬に
    関する情報を付した試薬収納手段を配置可能であると共
    に同心円状に配置された複数の試薬載置手段と、 前記複数の試薬載置手段をそれぞれ独立して回転駆動可
    能となるように駆動する駆動手段と、 前記複数の試薬載置手段に配置された試薬収納手段に付
    された情報を読み取り可能な読取手段と、 前記読取手段による読取内容を記憶する記憶手段と、 前記試薬載置手段を内部に有し、断熱するための試薬庫
    と、 前記試薬庫の前記読取手段に対向する位置に設けられ、
    前記読取手段からのビームが入射可能であるとともに断
    熱するための窓と、 前記複数の試薬載置手段上に設けられ、複数の前記試薬
    収納手段をほぼ密に放射状に配置可能にするとともに、
    各試薬収納手段の配置位置間を仕切る仕切り手段と、 前記試薬庫内を保冷する保冷手段と、 前記試薬載置手段において、前記読取手段により読み取
    り可能な位置にある仕切り位置を確認する確認手段を備
    え、 前記複数の試薬載置手段のうち、少なくとも最も外側の
    試薬載置手段における前記仕切り手段で仕切られた位置
    の少なくとも一箇所を空けておき、前記駆動手段は、前
    記試薬載置手段上の空けられている仕切り位置が前記窓
    に対向するように該試薬載置手段を回転駆動し、前記空
    けられている仕切り位置のある試薬載置手段の内側の試
    薬載置手段を前記駆動手段によって駆動させることによ
    り前記窓および前記空けられている仕切り位置を介して
    前記空けられている仕切り位置のある試薬載置手段の内
    側の試薬載置手段に配置された試薬収納手段に付された
    情報を前記確認手段により確認しながら前記読取手段に
    よる読み取り内容を前記記憶手段に記憶することを特徴
    とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】測定項目に応じた試薬を反応管に分注し、
    試料と反応させ、その反応液を分析する自動分析装置に
    おいて、 試薬を収納するとともに、収納する試薬に関する情報を
    付した試薬収納手段を配置可能であると共に同心円状に
    配置された複数の試薬載置手段と、 前記複数の試薬載置手段をそれぞれ独立して回転駆動可
    能となるように駆動する駆動手段と、 前記複数の試薬載置手段に配置された試薬収納手段に付
    された情報を読み取り可能な読取手段と、 前記読取手段による読取内容を記憶する記憶手段と、 前記試薬載置手段を内部に有し、断熱するための試薬庫
    と、 前記試薬庫の前記読取手段に対向する位置に設けられ、
    前記読取手段からのビームが入射可能であるとともに断
    熱するための窓と、 前記複数の試薬載置手段上に設けられ、複数の前記試薬
    収納手段をほぼ密に放射状に配置可能にするとともに、
    各試薬収納手段の配置位置間を仕切る仕切り手段と、 前記試薬庫内を保冷する保冷手段とを備え、 前記複数の試薬載置手段のうち、少なくとも最も外側の
    試薬載置手段上における前記仕切り手段で仕切られた位
    置の少なくとも一箇所を空けておき、前記駆動手段は、
    前記試薬載置手段上の空けられている仕切り位置が前記
    窓に対向するように該試薬載置手段を回転駆動し、前記
    空けられている仕切り位置のある試薬載置手段の内側の
    試薬載置手段を前記駆動手段によって駆動させることに
    より前記窓および前記空けられている仕切り位置を介し
    て前記空けられている仕切り位置のある試薬載置手段の
    内側の試薬載置手段上に配置された試薬収納手段に付さ
    れた情報を前記読取手段により読み取るとともに、その
    読み取り内容に基づき収納された試薬の測定項目と試薬
    収納手段が配置されている仕切り位置とを対応づけて前
    記記憶手段に記憶することを特徴とする自動分析装置。
  3. 【請求項3】測定項目に応じた試薬を反応管に分注し、
    試料と反応させ、その反応液を分析する自動分析装置に
    おいて、 試薬を収納するとともに、収納する試薬に関する情報を
    付した試薬収納手段を配置可能であると共に同心円状に
    配置された複数の試薬載置手段と、 前記複数の試薬載置手段をそれぞれ独立して回転駆動可
    能となるように駆動する駆動手段と、 前記複数の試薬載置手段に配置された試薬収納手段に付
    された情報を読み取り可能な読取手段と、 前記読取手段による読取内容を記憶する記憶手段と、 前記試薬載置手段を内部に有し、断熱するための試薬庫
    と、 前記試薬庫の前記読取手段に対向する位置に設けられ、
    前記読取手段からのビームが入射可能であるとともに断
    熱するための窓と、 前記複数の試薬載置手段上に設けられ、複数の前記試薬
    収納手段をほぼ密に放射状に配置可能にするとともに、
    各試薬収納手段の配置位置間を仕切る仕切り手段と、 前記試薬庫内を保冷する保冷手段とを備え、 前記複数の試薬載置手段のうち、少なくとも最も外側の
    試薬載置手段における前記仕切り手段で仕切られた位置
    の少なくとも一箇所を空けておき、前記駆動手段は、前
    記試薬載置手段上の空けられている仕切り位置が前記窓
    に対向するように該試薬載置手段を回転駆動し、前記空
    けられている仕切り位置のある試薬載置手段の内側の試
    薬載置手段を前記駆動手段によって駆動させることによ
    り前記窓および前記空けられている仕切り位置を介して
    前記空けられている仕切り位置のある試薬載置手段の内
    側の試薬載置手段上に配置された試薬収納手段に付され
    た情報を前記読取手段により読み取り、該試薬収納手段
    が配置されている仕切り位置と前記読み取り内容を前記
    記憶手段に記憶するとともに、前記記憶手段における記
    憶内容に基づき、測定に必要な試薬を収容する試薬収納
    手段が前記試薬載置手段におけるどの仕切り位置に配置
    されているかを調べる手段を備えることを特徴とする自
    動分析装置。
  4. 【請求項4】前記複数の試薬載置手段のうち、最も外側
    の試薬載置手段の内側に配置された試薬載置手段に配置
    された試薬収納手段に付された情報に対する前記読取手
    段による読み取りを指示する指示手段を備え、 前記指示手段からの指示に基づき、前記駆動手段は、読
    み取りの指示のあった試薬載置手段の外側に配置された
    試薬載置手段上の空けられている仕切り位置が前記窓に
    対向するように該試薬載置手段を回転駆動することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の自動分析
    装置。
  5. 【請求項5】断熱し窓を有する試薬庫内に同心円状に配
    置され、仕切り板を介して複数のボトルをほぼ密に放射
    状に配置可能な複数の試薬載置手段をそれぞれ独立して
    回転駆動させ、前記試薬庫内を保冷しながら前記試薬載
    置手段に配置された試薬収納手段に付された情報を読み
    取り、測定項目に応じた試薬を収容する試薬収納手段か
    ら試薬を反応管に分注して試料と反応させ、その反応液
    を分析する自動分析方法において、 前記複数の試薬載置手段のうち、少なくとも最も外側の
    試薬載置手段上における仕切り手段で仕切られた位置の
    少なくとも一箇所を空けておく工程と、 前記試薬載置手段上の空けられている仕切り位置が前記
    窓に対向するように該試薬載置手段を回転駆動する工程
    と、 前記空けられている仕切り位置のある試薬載置手段の内
    側の試薬載置手段を前記駆動手段によって駆動させて前
    記窓および前記空けられている仕切り位置を介して前記
    空けられている仕切り位置のある試薬載置手段の内側の
    試薬載置手段上に配置された試薬収納手段に付された情
    報を読み取る工程と、 前記読み取り内容に基づき収納された試薬の測定項目と
    試薬収納手段が配置されている仕切り位置とを対応づけ
    て記憶する工程と、 前記記憶に基づき、測定に必要な試薬を収容する試薬収
    納手段が前記試薬載置手段におけるどの仕切り位置に配
    置されているかを調べる工程とからなることを特徴とす
    る自動分析方法。
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