JP3299404B2 - 高強度アルミニウム合金およびその製造方法 - Google Patents
高強度アルミニウム合金およびその製造方法Info
- Publication number
- JP3299404B2 JP3299404B2 JP03690495A JP3690495A JP3299404B2 JP 3299404 B2 JP3299404 B2 JP 3299404B2 JP 03690495 A JP03690495 A JP 03690495A JP 3690495 A JP3690495 A JP 3690495A JP 3299404 B2 JP3299404 B2 JP 3299404B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum alloy
- strength aluminum
- dispersed
- matrix
- cubic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、延性に優れた高強度ア
ルミニウム合金およびその製造方法に関する。
ルミニウム合金およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の急冷凝固されたアルミニウム合金
の微細結晶組織は、急冷凝固法による組織の微細化によ
り高強度化されている(特開平5−1346号公報参
照)。さらに、微結晶組織ではなくさらに特定組成にお
いて急冷することによりアモルファス相を得ることによ
りさらに高強度な材料が得られている(特開平1−27
5732号公報参照)。さらに、アモルファス中にナノ
スケールの微結晶相が分散した結果、微細晶によりアモ
ルファス相が強化される(主相のアモルファスの変形を
微結晶が阻止する)ことが報告されている。
の微細結晶組織は、急冷凝固法による組織の微細化によ
り高強度化されている(特開平5−1346号公報参
照)。さらに、微結晶組織ではなくさらに特定組成にお
いて急冷することによりアモルファス相を得ることによ
りさらに高強度な材料が得られている(特開平1−27
5732号公報参照)。さらに、アモルファス中にナノ
スケールの微結晶相が分散した結果、微細晶によりアモ
ルファス相が強化される(主相のアモルファスの変形を
微結晶が阻止する)ことが報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の微細分散強化に
よる強化方法では、強化と共に延性、靭性を低下させる
恐れがあった。又、急冷により得られたアモルファスは
加熱により結晶化するために、微細結晶組織は加熱によ
り金属間化合物が粒成長するために、強度特性は熱間加
工後に低下する恐れがあった。本発明は延性、靭性に優
れ、熱間加工後も強度特性の低下のない高強度アルミニ
ウム合金を提供するものである。
よる強化方法では、強化と共に延性、靭性を低下させる
恐れがあった。又、急冷により得られたアモルファスは
加熱により結晶化するために、微細結晶組織は加熱によ
り金属間化合物が粒成長するために、強度特性は熱間加
工後に低下する恐れがあった。本発明は延性、靭性に優
れ、熱間加工後も強度特性の低下のない高強度アルミニ
ウム合金を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、主元素Alを
含む3元以上の元素で構成され、格子定数a=0.80
〜0.87nmからなる立方晶の金属間化合物が分散相
の主相として、マトリックスのアルミニウム又は過飽和
固溶体アルミニウム中に分散してなることを特徴とする
高強度アルミニウム合金である。上記立方晶の体積率
は、マトリックス又は過飽和固溶体アルミニウムとその
中に分散する他の分散相を含めた全体量の10〜40%
で、分散相のみでは80%以上である。
含む3元以上の元素で構成され、格子定数a=0.80
〜0.87nmからなる立方晶の金属間化合物が分散相
の主相として、マトリックスのアルミニウム又は過飽和
固溶体アルミニウム中に分散してなることを特徴とする
高強度アルミニウム合金である。上記立方晶の体積率
は、マトリックス又は過飽和固溶体アルミニウムとその
中に分散する他の分散相を含めた全体量の10〜40%
で、分散相のみでは80%以上である。
【0005】その組成は、一般式:AlbalCubFec
ReMd(ただしRはY,Ce,La,Mmから選ばれる
少なくとも1種の元素、MはTi,Zr,Hfから選ば
れる少なくとも1種の元素、b,c,e,dは原子パー
セントでb=2〜6.5、c=0.5〜4、e=0.5
〜2、d=0.5〜2)のものである。そして、c/b
=1.25〜5.5の範囲がよく、さらに好ましくはc
/b=1.5〜3.0がよい。又、マトリックスの平均
結晶粒径が100〜500nmであり、立方晶を含む金
属間化合物相の平均粒径が10〜200nmである。か
かる合金の製造方法としては、前記一般式の組成となる
材料の溶湯を急冷して合金粉末とし、つづいて真空中で
300〜500℃で加圧成形する方法がある。加圧成形
の方法としては押出成形が適当である。
ReMd(ただしRはY,Ce,La,Mmから選ばれる
少なくとも1種の元素、MはTi,Zr,Hfから選ば
れる少なくとも1種の元素、b,c,e,dは原子パー
セントでb=2〜6.5、c=0.5〜4、e=0.5
〜2、d=0.5〜2)のものである。そして、c/b
=1.25〜5.5の範囲がよく、さらに好ましくはc
/b=1.5〜3.0がよい。又、マトリックスの平均
結晶粒径が100〜500nmであり、立方晶を含む金
属間化合物相の平均粒径が10〜200nmである。か
かる合金の製造方法としては、前記一般式の組成となる
材料の溶湯を急冷して合金粉末とし、つづいて真空中で
300〜500℃で加圧成形する方法がある。加圧成形
の方法としては押出成形が適当である。
【0006】CuとFe量の比と各量を上記のように規
定したのは、その組成範囲でないと本発明の特徴である
高強度、高延性特性の原因である立方晶が急冷凝固によ
り生成しないためである。Feの量が4原子パーセント
より多くなると、従来の報告にあるように耐熱性は向上
するが、延性、靭性、加工性に問題が生じ、実用上の問
題が生じる。Fe量が0.5原子パーセントより少なく
なると、耐熱性が低下すると共に強化が不十分になる。
又、Cuが6.5原子パーセントより多くなると、従来
ジェラルミン等で報告されているようなθ相等のAl−
Cu2元系の金属間化合物が晶出してしまい、押出や熱
間加工時に過時効により特性が劣化してしまう。Cu量
が2原子パーセントより少ないと強化に必要な立方晶が
生成せず、固溶してしまうために強化が十分ではない。
M元素は立方晶の生成に不可欠であり、金属間化合物と
して分散することにより強化元素として働くとともに、
固溶によりマトリックスの熱的安定性を向上させる働き
がある。その量が0.5原子パーセントより低いと強化
が十分でなく、又、2原子%より多いとAl−M系2元
の金属間化合物を生じ、粒界析出により合金は脆化して
しまう。
定したのは、その組成範囲でないと本発明の特徴である
高強度、高延性特性の原因である立方晶が急冷凝固によ
り生成しないためである。Feの量が4原子パーセント
より多くなると、従来の報告にあるように耐熱性は向上
するが、延性、靭性、加工性に問題が生じ、実用上の問
題が生じる。Fe量が0.5原子パーセントより少なく
なると、耐熱性が低下すると共に強化が不十分になる。
又、Cuが6.5原子パーセントより多くなると、従来
ジェラルミン等で報告されているようなθ相等のAl−
Cu2元系の金属間化合物が晶出してしまい、押出や熱
間加工時に過時効により特性が劣化してしまう。Cu量
が2原子パーセントより少ないと強化に必要な立方晶が
生成せず、固溶してしまうために強化が十分ではない。
M元素は立方晶の生成に不可欠であり、金属間化合物と
して分散することにより強化元素として働くとともに、
固溶によりマトリックスの熱的安定性を向上させる働き
がある。その量が0.5原子パーセントより低いと強化
が十分でなく、又、2原子%より多いとAl−M系2元
の金属間化合物を生じ、粒界析出により合金は脆化して
しまう。
【0007】R元素は立方晶の生成に不可欠であり、金
属間化合物として分散することにより強化元素として働
くと共に、急冷凝固時の過冷却度を向上させる効果があ
り、組織を微細化する。その量が0.5原子パーセント
より低いと強化が十分でなく、2原子パーセントより多
いとAl−M系2元の金属間化合物を生じ、合金は脆化
してしまう。又、Fe/Cuは1.25〜5.5より好
ましくは1.5〜3.0の範囲が所期の目的を達成する
上で適当な範囲である。
属間化合物として分散することにより強化元素として働
くと共に、急冷凝固時の過冷却度を向上させる効果があ
り、組織を微細化する。その量が0.5原子パーセント
より低いと強化が十分でなく、2原子パーセントより多
いとAl−M系2元の金属間化合物を生じ、合金は脆化
してしまう。又、Fe/Cuは1.25〜5.5より好
ましくは1.5〜3.0の範囲が所期の目的を達成する
上で適当な範囲である。
【0008】さらに、マトリックスの平均結晶粒径が1
00〜500nm、立方晶を含む金属間化合物相の平均
粒径が10〜200nmの範囲が強度、延性などの特性
を発揮する上で適当であり、それ以外の範囲では十分に
その特性は発揮できない。又、本発明において分散相の
主相である立方晶は格子定数a=0.80〜0.87n
mの範囲のものであり、それ以外ではアルミニウムの格
子定数のちょうど2倍近傍から外れるために延性、靭性
が低下してしまうと共に、実際上本合金請求範囲内で
は、この範囲の格子定数の本発明請求の立方晶は形成し
ない。である。この立方晶は分散相の主相であって体積
率で分散相全体の80%以上必要であり、100%が最
も好ましい。
00〜500nm、立方晶を含む金属間化合物相の平均
粒径が10〜200nmの範囲が強度、延性などの特性
を発揮する上で適当であり、それ以外の範囲では十分に
その特性は発揮できない。又、本発明において分散相の
主相である立方晶は格子定数a=0.80〜0.87n
mの範囲のものであり、それ以外ではアルミニウムの格
子定数のちょうど2倍近傍から外れるために延性、靭性
が低下してしまうと共に、実際上本合金請求範囲内で
は、この範囲の格子定数の本発明請求の立方晶は形成し
ない。である。この立方晶は分散相の主相であって体積
率で分散相全体の80%以上必要であり、100%が最
も好ましい。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明
する。 実施例1 ガスアトマイズ装置により平均冷却速度103K/se
cで表1に示す所定の成分組成になるアルミニウム基合
金粉末を作製する。作製されたアルミニウム基合金粉末
を金属カプセルに充填後、真空ホットプレスにより脱ガ
スを行いながら押出し用のビレットを作製する。このビ
レットを押出機にて300〜500℃の温度で押出しを
行った。上記製造条件により表1に示す組成(at%)
を有する23種の固化材(押出材)を得た。本発明固化
材についてTEM観察用試験片を切り出し、組織の観察
を行った。いずれの試料についても、平均結晶粒径10
0〜500nmのアルミニウム又はアルミニウム過飽和
固溶体のマトリックス中に平均粒径10〜200nmの
金属間化合物が分散した組織であり、金属間化合物は全
て格子定数a=0.80〜0.87nmからなる立方晶
からなるものであった。その体積率を表1に併記した。
する。 実施例1 ガスアトマイズ装置により平均冷却速度103K/se
cで表1に示す所定の成分組成になるアルミニウム基合
金粉末を作製する。作製されたアルミニウム基合金粉末
を金属カプセルに充填後、真空ホットプレスにより脱ガ
スを行いながら押出し用のビレットを作製する。このビ
レットを押出機にて300〜500℃の温度で押出しを
行った。上記製造条件により表1に示す組成(at%)
を有する23種の固化材(押出材)を得た。本発明固化
材についてTEM観察用試験片を切り出し、組織の観察
を行った。いずれの試料についても、平均結晶粒径10
0〜500nmのアルミニウム又はアルミニウム過飽和
固溶体のマトリックス中に平均粒径10〜200nmの
金属間化合物が分散した組織であり、金属間化合物は全
て格子定数a=0.80〜0.87nmからなる立方晶
からなるものであった。その体積率を表1に併記した。
【0010】
【表1】
【0011】上記の固化材について、表2に示すように
室温における引張強度および伸びに優れていることが分
る。又、ヤング率は91GPa以上であり、同一荷重が
かかるとたわみ量および変形量が小さくて済むといった
効果が期待できる。なお、市販のジェラルミルのヤング
率は70GPaである。さらに本発明の合金は300℃
高温下における引張強度および伸びにも優れていること
が分る。市販のジェラルミンは室温での引張強度が50
0MPaであり、300℃高温下における引張強度が1
00MPaである。したがって、本発明の合金固化材は
室温から300℃高温下までの引張強度および伸びに優
れ、ヤング率にも優れているということが分る。
室温における引張強度および伸びに優れていることが分
る。又、ヤング率は91GPa以上であり、同一荷重が
かかるとたわみ量および変形量が小さくて済むといった
効果が期待できる。なお、市販のジェラルミルのヤング
率は70GPaである。さらに本発明の合金は300℃
高温下における引張強度および伸びにも優れていること
が分る。市販のジェラルミンは室温での引張強度が50
0MPaであり、300℃高温下における引張強度が1
00MPaである。したがって、本発明の合金固化材は
室温から300℃高温下までの引張強度および伸びに優
れ、ヤング率にも優れているということが分る。
【0012】
【表2】
【0013】実施例2 ガスアトマイズ装置により平均冷却速度103K/se
cでAl98-3XCu2XFeXCe1Zr1の成分組成を有す
るアルミニウム基合金粉末を作製する。ついで実施例1
と同様にして固化材(押出材)を得た。上記固化材につ
いて、室温における引張強度および伸びの変化を、Fe
とCuとの割合の違いによって調べた。結果を図1に示
す。図1より本発明の組成範囲およびFeとCuとの割
合において、室温における引張強度および伸びに優れた
固化材(合金)が得られるということが分かる。なお、
実施例1と同様にTEM観察を行った結果、いずれの試
料も実施例1と同様の組織および平均粒径であった。
cでAl98-3XCu2XFeXCe1Zr1の成分組成を有す
るアルミニウム基合金粉末を作製する。ついで実施例1
と同様にして固化材(押出材)を得た。上記固化材につ
いて、室温における引張強度および伸びの変化を、Fe
とCuとの割合の違いによって調べた。結果を図1に示
す。図1より本発明の組成範囲およびFeとCuとの割
合において、室温における引張強度および伸びに優れた
固化材(合金)が得られるということが分かる。なお、
実施例1と同様にTEM観察を行った結果、いずれの試
料も実施例1と同様の組織および平均粒径であった。
【0014】実施例3 ガスアトマイズ装置により平均冷却速度103K/se
cで表3に示される成分組成A,B,C,Dを有するア
ルミニウム基合金粉末を作製する。以下実施例1と同様
に固化材(押出材)を得た。
cで表3に示される成分組成A,B,C,Dを有するア
ルミニウム基合金粉末を作製する。以下実施例1と同様
に固化材(押出材)を得た。
【0015】
【表3】
【0016】上記固化材について、その熱的安定性を調
べるため、室温における引張強度と673K、3.6K
/secの条件で熱処理を施した後の引張強度との比較
を行った。この結果を図2に示す。図2に示すように、
従来のAl−Cu系の合金にみられるような熱処理によ
る特性の劣化は認められず、熱間加工に非常に有利な熱
的安定性を有していることが分かる。又、伸びも同様に
熱処理後の低下は認められなかった。
べるため、室温における引張強度と673K、3.6K
/secの条件で熱処理を施した後の引張強度との比較
を行った。この結果を図2に示す。図2に示すように、
従来のAl−Cu系の合金にみられるような熱処理によ
る特性の劣化は認められず、熱間加工に非常に有利な熱
的安定性を有していることが分かる。又、伸びも同様に
熱処理後の低下は認められなかった。
【0017】なお、実施例1と同様に、熱処理を施す前
後の試料についてTEM観察を行った結果、熱処理前後
のいずれの試料も実施例1と同様の組織および平均粒径
であった。又、熱処理前後において、組織、マトリック
スの粒径および化合物の粒径にはほとんど変化がみられ
なかった。
後の試料についてTEM観察を行った結果、熱処理前後
のいずれの試料も実施例1と同様の組織および平均粒径
であった。又、熱処理前後において、組織、マトリック
スの粒径および化合物の粒径にはほとんど変化がみられ
なかった。
【0018】
【発明の効果】本発明は延性、靭性共に優れた高強度の
アルミニウム合金であって、その特性は熱間加工後にも
低下しない材料を提供することができる。
アルミニウム合金であって、その特性は熱間加工後にも
低下しない材料を提供することができる。
【図1】実施例2の材料の引張強度および伸びの試験結
果を示すグラフである。
果を示すグラフである。
【図2】実施例3の材料の熱的安定性を示すグラフであ
る。
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郭 俊清 宮城県黒川郡富谷町富ケ丘1−15−22− 103 (72)発明者 斉藤 孝治 宮城県仙台市若林区志波町1−24 (56)参考文献 特開 平6−17178(JP,A) 特開 平5−1346(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 21/00 - 21/12 C22C 1/04
Claims (7)
- 【請求項1】 一般式:Al bal Cu b Fe c R e M d (た
だしRはY,Ce,La,Mmから選ばれる少なくとも
1種の元素、MはTi,Zr,Hfから選ばれる少なく
とも1種の元素、b,c,e,dは原子パーセントでb
=2〜6.5、c=0.5〜4、e=0.5〜2、d=
0.5〜2)で構成され、格子定数a=0.80〜0.
87nmからなる立方晶の金属間化合物が分散相の主相
として、マトリックスのアルミニウム又は過飽和固溶体
アルミニウム中に分散してなることを特徴とする高強度
アルミニウム合金。 - 【請求項2】 マトリックス又は過飽和固溶体アルミニ
ウム中に分散する立方晶の体積率は、他の分散物を含め
た全体量の10〜40%である請求項1記載の高強度ア
ルミニウム合金。 - 【請求項3】 マトリックス又は過飽和固溶体アルミニ
ウム中に分散する分散相のうち立方晶の体積率が80%
以上である請求項1記載の高強度アルミニウム合金。 - 【請求項4】 c/b=1.25〜5.5である請求項
1記載の高強度アルミニウム合金。 - 【請求項5】 マトリックスの平均結晶粒径が100〜
500nmであり、立方晶を含む金属間化合物相の平均
粒径が10〜200nmである請求項1記載の高強度ア
ルミニウム合金。 - 【請求項6】 一般式:AlbalCubFecReMd(た
だしRはY,Ce,La,Mmから選ばれる少なくとも
1種の元素、MはTi,Zr,Hfから選ばれる少なく
とも1種の元素、b,c,e,dは原子パーセントでb
=2〜6.5、c=0.5〜4、e=0.5〜2、d=
0.5〜2)の組成となる材料の溶湯を急冷して合金粉
末とし、ついで真空中で300〜500℃で加圧成形
し、格子定数a=0.80〜0.87nmからなる立方
晶の金属間化合物が分散物の主相とすることを特徴とす
る高強度アルミニウム合金の製造方法。 - 【請求項7】 材料のc/b=1.25〜5.5である
請求項6記載の高強度アルミニウム合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03690495A JP3299404B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 高強度アルミニウム合金およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03690495A JP3299404B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 高強度アルミニウム合金およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08232032A JPH08232032A (ja) | 1996-09-10 |
JP3299404B2 true JP3299404B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=12482772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03690495A Expired - Fee Related JP3299404B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 高強度アルミニウム合金およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3299404B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7976775B2 (en) | 2007-03-26 | 2011-07-12 | National Institute For Materials Science | Sintered binary aluminum alloy powder sintered material and method for production thereof |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP03690495A patent/JP3299404B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08232032A (ja) | 1996-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0675209B1 (en) | High strength aluminum-based alloy | |
JP2911673B2 (ja) | 高強度アルミニウム合金 | |
JP3142659B2 (ja) | 高力、耐熱アルミニウム基合金 | |
US5607523A (en) | High-strength aluminum-based alloy | |
JP2954775B2 (ja) | 微細結晶組織からなる高強度急冷凝固合金 | |
JP2965774B2 (ja) | 高強度耐摩耗性アルミニウム合金 | |
JP2911708B2 (ja) | 高強度、耐熱性急冷凝固アルミニウム合金及びその集成固化材並びにその製造方法 | |
US5714018A (en) | High-strength and high-toughness aluminum-based alloy | |
JPH1030145A (ja) | 高強度アルミニウム基合金 | |
JP2807374B2 (ja) | 高強度マグネシウム基合金およびその集成固化材 | |
JP3299404B2 (ja) | 高強度アルミニウム合金およびその製造方法 | |
JP3203564B2 (ja) | アルミニウム基合金集成固化材並びにその製造方法 | |
EP0577944B1 (en) | High-strength aluminum-based alloy, and compacted and consolidated material thereof | |
JP3303682B2 (ja) | 超塑性アルミニウム合金およびその製造方法 | |
JP2790935B2 (ja) | アルミニウム基合金集成固化材並びにその製造方法 | |
JP3485961B2 (ja) | 高強度アルミニウム基合金 | |
JPH05125473A (ja) | アルミニウム基合金集成固化材並びにその製造方法 | |
EP0524527B1 (en) | Compacted and consolidated aluminium-based alloy material and production process thereof | |
JP2807400B2 (ja) | 高力マグネシウム基合金材およびその製造方法 | |
EP0540054A1 (en) | High-strength and high-toughness aluminum-based alloy | |
JP3414436B2 (ja) | 押出用アルミニウム合金 | |
JP2798840B2 (ja) | 高強度アルミニウム基合金集成固化材並びにその製造方法 | |
JP3053267B2 (ja) | アルミニウム基合金集成固化材の製造方法 | |
JPH09310160A (ja) | 高強度、高延性アルミニウム合金 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |