JP3299032B2 - 初期値設定回路 - Google Patents

初期値設定回路

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JP3299032B2
JP3299032B2 JP10291094A JP10291094A JP3299032B2 JP 3299032 B2 JP3299032 B2 JP 3299032B2 JP 10291094 A JP10291094 A JP 10291094A JP 10291094 A JP10291094 A JP 10291094A JP 3299032 B2 JP3299032 B2 JP 3299032B2
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    • H03K17/223Modifications for ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied in field-effect transistor switches
    • HELECTRICITY
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/356008Bistable circuits ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied; storing the actual state when the supply voltage fails

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源投入時に、半導体
集積回路の内部回路の誤動作を防ぐために、この内部回
路の動作状態を一意的に所定の初期状態に決める初期値
設定回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような初期値設定回路として
図8に示すものが知られている。以下、図8の初期値設
定回路について説明する。
【0003】図8の初期値設定回路において、50は入
力端子、51は電源Vccに接続されたNチャネルMOS
トランジスタであって、そのゲートには前記入力端子5
0が接続される。52はキャパシタであって、前記MO
Sトランジスタ51のオン時に電源Vccから電荷の供給
を受ける。53は前記NチャネルMOSトランジスタ5
1とキャパシタ52の接続点の電位が供給される出力ノ
ード、54は前記出力ノード53に接続されたPチャネ
ルMOSトランジスタであって、そのゲートには電源V
ccが接続される。55は前記出力ノード53に接続され
たインバータである。
【0004】また、60はセット・リセット回路であっ
て、この回路には、出力端子56と、電源投入時に動作
状態(電圧レベル)が一意的に決まらない信号線57
と、この出力端子56と信号線57との間に配置された
オア回路58とが備えられる。このオア回路58には、
前記インバータ55の出力が入力される。
【0005】前記図8に示す従来の初期値設定回路で
は、電源投入時には入力端子50の電圧レベルがローレ
ベルであり、従ってNチャネルMOSトランジスタ51
はオフし、またキャパシタ52の容量カップリングによ
り出力ノード53の電圧レベルもローレベルであり、従
ってインバータ55はハイレベルの初期設定信号を出力
し、その結果、セット・リセット回路の出力端子56の
電圧レベルはハイレベルとなって、半導体集積回路の内
部回路の電圧レベルをハイレベルに初期設定する。この
状態では、PチャネルMOSトランジスタ54は電源電
圧Vccの印加によりオフしている。
【0006】その後、入力端子50の電圧レベルがハイ
レベルになると、NチャネルMOSトランジスタ51が
オンして、キャパシタ52が充電され、出力ノード53
がハイレベルになり、従ってインバータ55の出力がロ
ーレベルになってハイレベルの初期設定信号の出力が停
止され、その結果、半導体集積回路の内部回路は信号線
57の電圧レベルに応じて動作状態が変化する。前記初
期設定のリセット後は、入力端子50の電圧レベルをロ
ーレベルにすることにより、NチャネルMOSトランジ
スタ51をオフし、キャパシタ52への充電を停止す
る。
【0007】一方、電源をオフする(切る)と、Pチャ
ネルMOSトランジスタ54はゲート電圧が0vとなる
ので、オンして、前記キャパシタ52に蓄えられた電荷
がPチャネルMOSトランジスタ54を経てグランドに
放電され、出力ノード53の電圧レベルをローレベルの
初期状態に戻す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の初期値設定回路では、次の欠点があった。すなわ
ち、半導体集積回路の内部回路の初期状態のリセット後
(即ち、出力ノード53のハイレベル状態時)、キャパ
シタ52に蓄えられた電荷がリークにより減少し、その
リーク量が増大すると、出力ノード53の電圧レベルが
ハイレベルからローレベルに変化し、このためインバー
タ55は初期設定信号(ハイレベル)を出力し、セット
・リセット回路の出力端子56の電圧レベルもハイレベ
ルとなって、半導体集積回路の内部回路が誤ってハイレ
ベルに初期設定されてしまう不具合がある。
【0009】そこで、例えば、前記図8の回路を改良し
た初期値設定回路として、図9に示す回路を提案するこ
とができる。
【0010】図9に示す初期値設定回路は、基本的に
は、図8の回路におけるPチャネルMOSトランジスタ
54を削除し、その代りに、Pチャネルトランジスタで
構成するフィードバックトランジスタ70を付加したも
のである。
【0011】前記フィードバックトランジスタ70は、
電源Vccと出力ノード53とに接続され、ゲートにはイ
ンバータ55の出力側が接続される。従って、キャパシ
タ52の充電電荷により出力ノード53がハイレベルの
とき、即ちインバータ55の出力がローレベルのとき、
フィードバックトランジスタ70がオンして、電源から
電荷をキャパシタ52に補充して出力ノード53のハイ
レベルを維持し、また電源オフ時には、キャパシタ52
に蓄えられた電荷を出力ノード53及びフィードバック
トランジスタ70を介して放電するようにしている。
【0012】尚、図9では、入力端子50が接続される
トランジスタ51をPチャネルトランジスタで構成し、
また、インバータ55を具体的に電源Vccに接続された
Pチャネルトランジスタ55aと、グランドに接続され
たNチャネルトランジスタ55bとを並列接続した構成
としている。また、セット・リセット回路71では、電
源投入時に電圧レベルが一意的に決まらない信号線B、
Cが入力されるナンド回路71aと、このナンド回路7
1aの出力と前記インバータ55の出力とを入力するノ
ア回路71bとにより構成し、インバータ55のハイレ
ベル出力を初期設定信号としてセット・リセット回路7
1のノア回路71bの出力をローレベルとすることによ
り、半導体集積回路の内部回路の動作状態を初期設定す
る。
【0013】しかしながら、前記提案の初期値設定回路
であっても、瞬時停電、又は電源切直後での電源再投入
があった場合には、内部回路の初期設定を行うことがで
きない欠点を有することが判った。その原因の詳細を以
下に説明する。
【0014】すなわち、内部回路の初期設定をリセット
した状態にある場合には、既述の通り出力ノード53が
フィードバックトランジスタ70のオンにより電源Vcc
から電荷補充を受けて、その電圧レベルはハイレベルに
あり、それに伴いインバータ55の出力がローレベルに
あって初期設定信号をリセットしているが、この状態で
電源をオフした場合には、電源電圧Vccは0vにまで下
がり、このため、キャパシタ52に蓄えられた電荷がフ
ィードバックトランジスタ70から電源に向って放電さ
れ、出力ノード53の電圧レベルは低下する。しかし、
出力ノード53の電圧レベルがフィードバックトランジ
スタ70の閾値電圧Vtにまで低下すると、この時点で
フィードバックトランジスタ70がオフするため、出力
ノード53の電圧レベルは0vとならず、前記閾値電圧
Vtが残存する。この残存した電圧Vtを形成する電荷
は、時間経過に伴いキャパシタ52から徐々にリーク
し、やがて出力ノード53の電圧レベルは0vとなり、
このような状況で次の電源投入が行われる通常の場合に
は、インバータ55の出力がハイレベルとなり(インバ
ータ55のPチャネルトランジスタ55aを通じて電源
電圧Vccが供給されてハイレベルとなり)、初期設定信
号が出力される。これに対し、瞬時停電又は電源切直後
に電源再投入があった場合には、出力ノード53の電圧
レベルはほぼ前記閾値電圧Vtにある一方、インバータ
55の出力側の電圧レベルは、内蔵のNチャネルトラン
ジスタ55bを介してグランドレベルにあり、このた
め、この状況で電源電圧Vccが0vから上昇し始める
と、この電源電圧Vccがフィードバックトランジスタ7
0の閾値電圧Vtを越えた時点でフィードバックトラン
ジスタ70がオンして、図10に示すように電源から出
力ノード53に電荷が供給され、出力ノード53の電圧
レベルは電源電圧Vccにまで上昇してハイレベルとな
る。その結果、インバータ55では、Pチャネルトラン
ジスタ55aがオフし、Nチャネルトランジスタ55b
がオンして、インバータ55の出力はローレベルを維持
し、初期設定信号(ハイレベル出力)は出力されない。
従って、瞬時停電時又は電源切直後の電源再投入時には
半導体集積回路の内部回路を初期設定することができな
い。
【0015】以上、出力ノードを初期状態ではローレベ
ルとし、そのリセット時にハイレベルとした初期値設定
回路について説明したが、その反対に、出力ノードを初
期状態ではハイレベルとし、そのリセット時にローレベ
ルとした初期値設定回路であっても、前記のようなフィ
ードバックトランジスタを備える限り、同様の欠点を有
する。
【0016】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、前記フィードバックトランジスタ等
のフィードバック用スイッチング手段を備えた初期値設
定回路において、瞬時停電時や電源切直後の電源再投入
時であっても、初期設定信号を確実に出力できるように
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明では、前記従来の欠点を生じる原因が、瞬時
停電時や電源切直後の電源再投入時にインバータの正常
動作が確保されない前の段階で、そのインバータの不正
常動作に伴いフィードバック用スイッチング手段が誤動
作する点にあることから、瞬時停電時や電源切直後の電
源再投入時にフィードバック用スイッチング手段の正常
動作を確保する構成とする。
【0018】すなわち、請求項1記載の発明の初期値設
定回路では、出力ノードと、前記出力ノードの電位を設
定電位に初期設定するキャパシタと、外部から入力され
る初期状態リセット信号により制御され、前記出力ノー
ドを前記初期設定された設定電位とは異なる電位に設定
する初期状態リセット用スイッチング手段と、入力段が
前記出力ノードに接続され、出力ノードの電位を反転し
た電位を出力するインバータと、前記インバータの出力
により制御され、前記出力ノードの電位を保持するフィ
ードバック用スイッチング手段と、電源電圧が規定値に
上昇する電源投入時に、電源電圧が前記インバータの正
常動作が確保される電圧値に達するまで前記フィードバ
ック用スイッチ手段の作動及び前記初期状態リセット用
スイッチング手段の作動を制限する制限手段とを備えた
構成としている。
【0019】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の発明の初期値設定回路において、初期状態リ
セット用スイッチング手段を削除した構成としている。
【0020】更に、請求項3記載の発明では、前記請求
項1又は請求項2記載の初期値設定回路の制限手段を限
定して、制限手段は、電源に接続され、電源電圧がイン
バータの正常動作が確保される電圧値に達して初めて活
性化されて、電源電圧をフィードバック用スイッチ手段
及び初期状態リセット用スイッチング手段に供給するも
のである構成としている。
【0021】加えて、請求項4記載の発明では、前記請
求項3記載の初期値設定回路の制限手段を更に限定し、
制限手段は、電源に接続された2個のMOSトランジス
タより成るカレントミラー回路と、前記カレントミラー
回路の一方のMOSトランジスタに接続され、前記カレ
ントミラー回路の他方のトランジスタの導通非導通電圧
を決定する1個又は複数個の導通非導通電圧設定用MO
Sトランジスタとから成り、前記カレントミラー回路の
他方のMOSトランジスタには出力端子が接続される構
成としている。
【0022】更に加えて、請求項5記載の発明では、前
記請求項3又は請求項4記載の初期値設定回路の制限手
段に対し、前記制限手段から出力される電圧の立上りを
滑らかにする他のキャパシタを接続する構成としてい
る。
【0023】また、請求項6記載の発明では、前記請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5記載
の初期値設定回路において、フィードバック用スイッチ
ング手段はMOSトランジスタより構成され、前記MO
Sトランジスタに並列に接続される他のMOSトランジ
スタを備え、前記他のMOSトランジスタは、前記MO
Sトランジスタの閾値電圧よりも閾値電圧が低い構成と
している。
【0024】
【作用】以上の構成により、請求項1、請求項3及び請
求項4記載の発明では、瞬時停電時や、電源切直後の電
源再投入時には、インバータが正常動作を行うまでの間
のフィードバック用スイッチング手段の不正常な作動が
制限手段により制限されるので、この瞬時停電時等であ
っても半導体集積回路の内部回路は確実に初期設定され
る。
【0025】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の発明の作用の他に、電源投入時には、電源電
圧がインバータの正常動作が確保される電圧にまで上昇
した時点で制限手段の作動が停止するので、この制限手
段の停止を初期状態のリセット信号として用いて、半導
体集積回路の内部回路の初期設定をリセットすることが
可能となる。
【0026】更に、請求項5記載の発明では、制限手段
から出力される電圧値の上昇の速度を他のキャパシタに
より調整することができる。
【0027】加えて、請求項6記載の発明では、他のM
OSトランジスタにより、出力ノードの電位を確実に前
記他のMOSトランジスタの閾値電圧にまで低下させ
て、その出力ノードを初期状態の設定電位にすることが
できる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0029】(第1の実施例)以下、本発明の第1の実
施例について図1を参照しながら説明する。
【0030】図1は本発明の第1の実施例の初期値設定
回路を示す。同図において、1は電源に接続されて電源
電圧Vccが所定電圧に達するまで活性化されない内部
電源回路、3は初期値設定回路の初期設定値をリセット
するための初期状態リセット信号/RSTが入力される入力
端子、Tr1は前記初期状態リセット信号/RSTの入力端子
3がゲートに接続されたPチャネルのトランジスタで構
成された初期状態リセット用スイッチング手段であっ
て、そのドレインには、前記内部電源回路1が接続され
る。前記初期状態リセット信号/RSTは、図3に示すよう
な動作をする。
【0031】また、C1は一端がグランドに接続された
キャパシタ、INV1は入力段のレベルを反転した電位
を出力するインバータであって、このインバータINV
1は、電源電圧Vccが印加されるPチャネルのMOSト
ランジスタTr10 と、グランドに接続されたNチャネル
のMOSトランジスタTr11 とを直列に接続した回路か
ら成る。
【0032】更に、Aは出力ノードであって、前記出力
ノードAには、前記キャパシタC1の他端と、前記初期
状態リセット用スイッチング手段Tr1のソースと、前記
インバータINV1の入力段とが接続される。従って、
前記キャパシタC1は、電源投入時に出力ノードAをグ
ランドレベル(設定電位)に初期設定し、初期状態リセ
ット用スイッチング手段Tr1は、初期状態リセット信号
/RSTがローレベルのときオンして、内部電源回路1の出
力電圧を出力ノードAに供給することにより、前記出力
ノードAをハイレベル(前記初期設定された設定電位と
は異なる電位)に設定する。
【0033】加えて、Tr5はPチャネルのトランジスタ
で構成されたフィードバック用スイッチ手段であって、
このフィードバック用スイッチ手段Tr5は、そのドレイ
ンが前記内部電源回路1に、そのソースが前記出力ノー
ドAに各々接続され、そのゲートが前記インバータIN
V1の出力側に接続される。従って、フィードバック用
スイッチ手段Tr5は、そのオン時(インバータINV1
の出力がローレベルのとき)に内部電源回路1の出力電
圧を出力ノードAに供給して、前記出力ノードAをハイ
レベル(初期設定された設定電位とは異なる電位)に保
持する。
【0034】また、2はセット・リセット回路であっ
て、前記セット・リセット回路2には、電源投入時にレ
ベルが一意的に定まらない2本の信号線B,Cが入力さ
れるNAND回路5と、前記NAND回路5の出力及び
前記インバータINV1の出力が入力されるNOR回路
6とを有し、出力端子OUT1には前記NOR回路6の出力
側が接続される。
【0035】次に、前記内部電源回路1の内部構成を図
2に示す。同図の内部電源回路1において、Tr2,Tr3
は、電源電圧Vccが印加され、カレントミラー回路10
を形成する2個のPチャネルのMOSトランジスタであ
る。また、PTr1〜PTrnは、前記カレントミラー回路
10の一方のトランジスタTr2とグランドとの間に接続
された複数個(n個)の他のPチャネルのMOSトラン
ジスタであって、これ等のトランジスタPTr1〜PTrn
は、前記カレントミラー回路10の他方のトランジスタ
Tr3の導通非導通の電圧を決定し、電源電圧Vccがこれ
等の複数個のトランジスタPTr1〜PTrnの各閾値電圧
Vpt1 〜Vptn の合計値と前記カレントミラー回路10
の一方のトランジスタTr2自身の閾値電圧Vt1との合計
値に等しい設定電圧Vcc0 に達すると、カレントミラー
回路10の2個のトランジスタTr2,Tr3がONする構
成である。前記カレントミラー回路10の他方のトラン
ジスタTr3にはカレントミラー回路10の出力端子11
が接続され、この出力端子11には、カレントミラー回
路10の2個のトランジスタTr2,Tr3のON時に電源
電圧Vccと同電位の電圧が現れる。尚、前記複数個の導
通非導通電圧設定用のトランジスタPTr1〜PTrnは、
電源からグランドに流れる貫通電流を抑えて、低電流化
を図る作用をも有する。
【0036】従って、前記内部電源回路1は、以上の構
成により、電源電圧Vccが設定電圧(複数個のトランジ
スタPTr1〜PTrnの各閾値電圧Vpt1 〜Vptn の合計
値と前記カレントミラー回路10の一方のトランジスタ
Tr2自身の閾値電圧Vt1との合計値)Vcc0 に達して初
めて活性化される。前記設定電圧Vcc0 は、インバータ
INV1の正常動作が確保される設定最低電圧値以上の
電圧値に設定される。よって、電源電圧が規定値に上昇
する電源投入時には、前記フィードバック用スイッチ手
段Tr5が不正常にオンしても、電源電圧VccVccが前記
設定電圧Vcc0 に達するまでの間は出力ノードAに電圧
を供給しないようにフィードバック用スイッチ手段Tr5
による作動(出力ノードAへの電圧供給)を制限する制
限手段15を構成している。
【0037】以上のように構成された本実施例の初期値
設定回路について、以下、その動作を図3を参考に説明
する。
【0038】先ず、通常の動作を先に説明する。電源投
入時、初期状態リセット信号/RSTはハイレベルにある。
この時、初期状態リセット用スイッチング手段Tr1はオ
フしている。従って、出力ノードAのレベルは、キャパ
シタC1による容量カップリングのためにローレベルと
なっている。その結果、インバータINV1はハイレベ
ルの初期設定信号を出力するので、セット・リセット回
路2の出力端子OUT1の出力はローレベルとなって、半導
体集積回路の内部回路がこのローレベルに初期設定され
る。
【0039】その後、電源電圧Vccが規定値(例えば3
V)を保持している状態で、初期状態リセット信号/RST
のレベルはローレベルとなる。これにより、初期状態リ
セット用スイッチング手段Tr1はオンし、電源からの電
荷が内部電源回路1及び前記初期状態リセット用スイッ
チング手段Tr1を経てキャパシタC1に充電されるの
で、出力ノードAのレベルはローレベルからハイレベル
になる。その結果、インバータINV1の出力はローレ
ベルとなって初期設定信号の出力が停止してリセットさ
れるので、セット・リセット回路2の出力端子OUT1の出
力は信号線B,Cのレベルに応じて変化して、半導体集
積回路の内部回路は前記信号線B,Cのレベルに応じて
動作状態が変化することになる。この状態では、フィー
ドバック用スイッチ手段Tr5がオンし、内部電源回路1
の電荷が前記フィードバック用スイッチ手段Tr5を経て
キャパシタC1に補充されるので、前記出力ノードAの
ハイレベルが保持されて、インバータINV1の初期設
定信号の出力の停止は維持される。
【0040】いま、前記の状態において、瞬時停電又は
電源切直後での電源再投入が行われた場合(以下、これ
等の場合を瞬時停電時等という)には、電源電圧Vccが
短期間の間低下するため、この低下している期間ではキ
ャパシタC1に蓄えられた電荷が出力ノードA及びフィ
ードバック用スイッチ手段Tr5を経て放電される。この
放電は、出力ノードAの電位がフィードバック用スイッ
チ手段Tr5の閾値電圧Vt5にまで低くなった時点で、前
記フィードバック用スイッチ手段Tr5がオフするため
に、停止し、出力ノードAの電位はこの閾値電圧Vt5に
保持される。
【0041】その後、電源電圧Vccが上昇し始めても、
電源電圧Vccが前記設定電圧Vcc0 に達するまでの間で
は、内部電源回路1は活性化されず、その出力端子11
の出力電圧は0vである。従って、インバータINV1
では、その入力段の電位が前述の通り出力ノードAの電
位であるフィードバック用スイッチ手段Tr5の閾値電圧
Vt5にあっても、電源電圧VccがPチャネルのトランジ
スタTr10 を経て出力側に印加されて、電源電圧Vccの
上昇によりインバータINV1の出力はやがてハイレベ
ルの初期設定信号を出力するので、セット・リセット回
路2の出力端子OUT1のレベルはローレベルとなって、半
導体集積回路の内部回路がこのローレベルに確実に且つ
一意的に初期設定されることになる。この際、フィード
バック用スイッチ手段Tr5は、前記インバータINV1
のハイレベルの出力によりオフするので、内部電源回路
1の出力は出力ノードAには印加されない。尚、仮にフ
ィードバック用スイッチ手段Tr5がオン状態にあって
も、前述の通り内部電源回路1は未だ活性化されず、そ
の出力端子11の出力は0vであるので、出力ノードA
の電位はローレベルに保たれる。更に、このような電源
電圧Vccが設定電圧Vcc0 未満の状態において、初期状
態リセット信号/RSTが電源電圧Vccの上昇に伴わず早期
にローレベルになると(図3の信号/RSTを参照)、初期
状態リセット用スイッチング手段Tr1がオンするが、内
部電源回路1は活性化されていず、その出力端子11の
出力は0vであるので、出力ノードAの電位はローレベ
ルに保たれる。
【0042】その後、電源電圧Vccが設定電圧Vcc0 に
達すると、内部電源回路1が活性化されて、その出力端
子11の出力電圧は電源電圧Vccとなる。従って、前記
内部電源回路1から電荷が初期状態リセット用スイッチ
ング手段Tr1を経てキャパシタC1に充電されて、出力
ノードAのレベルがハイレベルになるので、インバータ
INV1の出力はローレベルとなって、初期設定信号
(ハイレベル)がリセットされる。このインバータIN
V1のローレベル出力は、フィードバックスイッチング
手段Tr5の作用により、初期状態リセット信号/RSTのそ
の後のレベル変化に関係なく保持される。よって、前記
インバータINV1の出力(ローレベル)により、セッ
ト・リセット回路2の出力端子OUT1は信号線B,Cのレ
ベルに応じて変化するので、半導体集積回路の内部回路
の動作状態は信号線B,Cのレベルにより制御されるこ
とになる。
【0043】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例を図4に示す。
【0044】同図(a)は、前記図1に示す第1の実施
例の初期値設定回路の出力ノードAに他のNチャネルの
MOSトランジスタTr4のソースを接続したものであ
る。
【0045】前記他のMOSトランジスタTr4は、その
ドレインに電源電圧Vccが印加され、ゲート及びソース
は出力ノードAに接続される。このMOSトランジスタ
Tr4は、その閾値電圧Vt4がフィードバック用スイッチ
手段(MOSトランジスタ)T r5の閾値電圧Vt5より
も低い電圧値のものが使用される。
【0046】従って、本実施例においては、前記第1の
実施例と同様の動作を行う他、通常の電源切時や、瞬時
停電時等では、キャパシタC1に蓄えられた電荷がフィ
ードバック用スイッチ手段Tr5から放電される際に、そ
の電荷の一部が前記他のMOSトランジスタTr4を経て
放電されると共に、出力ノードAのレベルがフィードバ
ック用スイッチ手段Tr5の閾値電圧Vt5にまで低下して
前記フィードバック用スイッチ手段Tr5がオフしても、
前記他のMOSトランジスタTr4は、出力ノードAの電
位が自己の閾値電圧Vt4(Vt4<Vt5)にまで低下して
初めてオフするので、出力ノードAのレベルをその閾値
電圧Vt4にまで低く制限して、その出力ノードAのレベ
ルを確実にローレベルにする作用を奏する。
【0047】尚、前記他のMOSトランジスタTr4はN
チャネルのもので構成されているが、同図(b)に示す
ように、PチャネルのMOSトランジスタで構成しても
よいのは勿論である。
【0048】(第3の実施例)次に、本発明の第3の実
施例を図5に示す。
【0049】同図(a)は、前記図4に示す第2の実施
例の初期値設定回路の内部電源回路1の出力端子11に
他のキャパシタC2の一端を接続し、その他端をグラン
ドに接続したものである。
【0050】したがって、本実施例においては、前記他
のキャパシタC2により、同図(b)に示すように、電
源電圧Vccが設定電圧Vcc0 に達した時点から、内部電
源回路1の出力端子11から出力ノードAに出力される
電圧Vcc2の上昇の程度を同図に一点鎖線で示すように任
意に調整することができる。
【0051】(第4の実施例)以下、本発明の第4の実
施例について図6を参照しながら説明する。
【0052】図6は、前記第2の実施例を示す図4の初
期値設定回路の構成から初期状態リセット用スイッチン
グ手段Tr1を削除した構成である。すなわち、電源電圧
Vccが設定電圧Vcc0 に達するまでは、内部電源回路1
の0vの出力により半導体集積回路の内部回路を初期設
定し、その後、電源電圧Vccが設定電圧Vcc0 以上に上
昇すれば、内部電源回路1の電源電圧Vccの出力により
その初期状態をリセットするようにした構成である。
尚、同図では、図1に示すセット・リセット回路2は図
示していないが、存在する。
【0053】以下、本実施例の動作を具体的に説明す
る。先ず、通常の電源投入時においては、当初、出力ノ
ードAのレベルは、キャパシタC1による容量カップリ
ングのためにローレベルとなり、従ってインバータIN
V1の出力はハイレベルの初期設定信号を出力するの
で、セット・リセット回路2の出力端子OUT1はローレベ
ルとなって、半導体集積回路の内部回路がこのローレベ
ルに初期設定される。その後、電源電圧Vccが上昇して
設定電圧Vcc0 を越えると、内部電源回路1の出力端子
11から電源電圧Vcc(Vcc>Vcc0 )が供給され、そ
の電荷がキャパシタC1に充電されるので、出力ノード
Aの電位はハイレベルとなり、インバータINV1の出
力はハイレベルからローレベルに変化して初期設定信号
の出力を停止する。その結果、セット・リセット回路2
の出力端子OUT1のレベルが信号線B,Cのレベルに応じ
て変化して、半導体集積回路の内部回路の動作状態が信
号線B,Cのレベルに応じて変化する。
【0054】また、瞬時停電時等では、その当初で電源
電圧Vccが短期間の間低下すると、前記第2の実施例と
同様に、出力ノードAのレベルはトランジスタTr4の閾
値電圧Vt4(基本的にはフィードバック用スイッチ手段
Tr5の閾値電圧Vt5)となるが、その後に、電源電圧V
ccが上昇し始めても、その電源電圧Vccが設定電圧Vcc
0 未満の段階では、内部電源回路1の出力は0vである
ので、仮にフィードバック用スイッチ手段Tr5がオンし
ても出力ノードAのレベルはローレベルに保たれ、従っ
てインバータINV1からはハイレベルの初期設定信号
が確実に出力される。その後、電源電圧Vccが設定電圧
Vcc0 に達すると、内部電源回路1の出力端子11から
電源電圧Vcc(Vcc>Vcc0)が供給されて、キャパシタ
C1に電荷が充電されるので、出力ノードAのレベルは
ハイレベルとなり、インバータINV1の出力はハイレ
ベルからロウレベルにリセットされて、セット・リセッ
ト回路2の出力端子OUT1のレベルが信号線B,Cのレベ
ルに応じて変化して、半導体集積回路の内部回路の動作
状態が信号線B,Cのレベルに応じて変化する。
【0055】従って、本実施例では、電源投入時及び瞬
時停電時等において内部電源回路1の出力端子11の出
力をワンショットの信号として、このワンショット信号
を用いた半導体集積回路の内部回路の初期状態のセット
及びリセットを行うことができる。
【0056】尚、本第4の実施例では、前記第3の実施
例を示す図5の他のキャパシタC2を接続する必要はな
い。即ち、前記キャパシタC2の機能はキャパシタC1
が兼用する。
【0057】(第5の実施例)以下、本発明の第5の実
施例について図7を参照しながら説明する。
【0058】同図は、前記第1の実施例の図1の初期値
設定回路の初期状態リセット用スイッチング手段Tr1及
びフィードバック用スイッチング手段Tr5をPチャネル
のトランジスタで構成したのに代え、Nチャネルのトラ
ンジスタで構成し、回路の電圧関係を図1の回路とは逆
にした初期値設定回路を示す。
【0059】すなわち、図7において、キャパシタC1
´の他端は電源に接続され、初期状態リセット用スイッ
チング手段Tr1´のソースが内部電源回路1´を経てグ
ランドに接続される。また、フィードバック用スイッチ
ング手段Tr5´(Nチャネルのトランジスタ)はPチャ
ネルのトランジスタTr15 と共にフィードバックインバ
ータINV2を構成する。インバータINV1の出力は
セット・リセット回路2´においてインバータ11を経
てNOR回路6に入力される。他の構成は図1と同様で
あるので、同一部分に同一符号を付して、その説明を省
略する。
【0060】従って、本実施例では、電源投入時、当
初、初期状態リセット信号/RSTがローレベルにあると、
初期状態リセット用スイッチング手段Tr1´がオフし、
出力ノードAがハイレベルとなって、インバータINV
1はローレベルの初期設定信号を出力するので、セット
・リセット回路2´の出力端子OUT1はローレベルとなっ
て、半導体集積回路の内部回路がローレベルに初期設定
される。その後は、出力ノードAのレベルがフィードバ
ック用スイッチング手段Tr15 により保持されるので、
前記初期設定状態は保持される。
【0061】その後、初期状態リセット信号/RSTがハイ
レベルになると、初期状態リセット用スイッチング手段
Tr1´がオンし、出力ノードAがローレベルとなるの
で、インバータINV1の出力はハイレベルとなって初
期設定信号の出力が停止し、セット・リセット回路2´
の出力端子OUT1は信号線B、Cのレベルに応じて変化
し、半導体集積回路の内部回路は前記信号線B、Cのレ
ベルに応じて変化する。
【0062】そして、瞬時停電時等では、電源電圧が低
下した当初、初期設定信号の電位は、インバータINV
1のトランジスタTr10 から電源(0v)への放電によ
り低下し、インバータINV1のトランジスタTr10 の
閾値電圧Vt10 にまで低下した時点で放電の停止により
その閾値電圧Vt10 に維持される。その後、電源電圧V
ccが上昇すると、内部電源回路1´がない従来の場合で
は、インバータINV2の出力はそのNチャネルのトラ
ンジスタTr5' のオンによりハイレベルになり、出力ノ
ードAの電位はその電荷が前記オンしたトランジスタT
r5´を経てグランドに放電されてローレベルとなるた
め、インバータINV1の出力はハイレベルを維持し
て、初期設定信号(ローレベル)は出力されなくなる
が、本実施例では、フィードバック用スイッチング手段
Tr5´がオンしても、前記内部電源回路1´の存在によ
り、そのフィードバック用スイッチング手段Tr5´とグ
ランド間の接続が断たれるので、出力ノードAからフィ
ードバック用スイッチング手段Tr5´を経た放電が阻止
されて、出力ノードAの電位はキャパシタC1´とのカ
ップリングによりハイレベルとなる。その結果、インバ
ータINV1はローレベルの初期設定信号を出力するの
で、半導体集積回路の内部回路が一意的にローレベルに
初期設定されることになる。
【0063】尚、図示しないが、本実施例に示す図7の
初期値設定回路においても、前記図4及び図5の改良が
可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、請求項
3及び請求項4記載の発明の初期値設定回路によれば、
瞬時停電時や、電源切直後の電源再投入時であっても、
半導体集積回路の内部回路を確実に一意的に初期設定す
ることができる。
【0065】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の発明の作用の他に、電源投入時には、制限手
段がフィードバック用スイッチング手段の不正常な動作
を制限した後、その制限手段の停止動作をリセット信号
として用いるので、初期状態リセット用スイッチング手
段を設けなくても、半導体集積回路の内部回路の初期設
定をリセットすることが可能となる。
【0066】更に、請求項5記載の発明では、制限手段
から出力される電圧値の上昇の程度を他のキャパシタで
もって調整することができる。
【0067】加えて、請求項6記載の発明では、他のM
OSトランジスタにより、出力ノードの電位を確実に初
期状態の設定電位にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す初期値設定回路の
回路図である。
【図2】図1の内部電源回路の内部構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例の動作の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す初期値設定回路の
回路図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す初期値設定回路の
回路図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す初期値設定回路の
回路図である。
【図7】本発明の第5の実施例を示す初期値設定回路の
回路図である。
【図8】従来の初期値設定回路の回路図である。
【図9】図8に示す従来例を改良した提案例の初期値設
定回路の回路図である。
【図10】図9に示す提案例の初期値設定回路の作動の
説明図である。
【符号の説明】
1,1´ 内部電源回路 /RST 初期状態リセット信号 Tr1,Tr1´ 初期状態リセット用スイッチング
手段 10 カレントミラー回路 Tr4 トランジスタ Tr5,Tr5´ フィードバック用スイッチング手
段 PTr1〜PTrn トランジスタ C1,C1´ キャパシタ C2 他のキャパシタ INV1 インバータ INB2 フィードバック用インバータ 2 セット・リセット回路 OUT1 セット・リセット回路の出力端子 15 制限手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力ノードと、 前記出力ノードの電位を設定電位に初期設定するキャパ
    シタと、 外部から入力される初期状態リセット信号により制御さ
    れ、前記出力ノードを前記初期設定された設定電位とは
    異なる電位に設定する初期状態リセット用スイッチング
    手段と、 入力段が前記出力ノードに接続され、出力ノードの電位
    を反転した電位を出力するインバータと、 前記インバータの出力により制御され、前記出力ノード
    の電位を保持するフィードバック用スイッチング手段
    と、 電源電圧が規定値に上昇する電源投入時に、電源電圧が
    前記インバータの正常動作が確保される電圧値に達する
    まで前記フィードバック用スイッチ手段の作動及び前記
    初期状態リセット用スイッチング手段の作動を制限する
    制限手段とを備えたことを特徴とする初期値設定回路。
  2. 【請求項2】出力ノードと、 前記出力ノードの電位を設定電位に初期設定するキャパ
    シタと、 入力段が前記出力ノードに接続され、出力ノードの電位
    を反転した電位を出力するインバータと、 前記インバータの出力により制御され、前記出力ノード
    の電位を保持するフィードバック用スイッチング手段
    と、 電源電圧が規定値に上昇する電源投入時に、電源電圧が
    前記インバータの正常動作が確保される電圧値に達する
    まで前記フィードバック用スイッチ手段の作動を制限す
    る制限手段とを備えたことを特徴とする初期値設定回
    路。
  3. 【請求項3】 制限手段は、電源に接続され、電源電圧
    がインバータの正常動作が確保される電圧値に達して初
    めて活性化されて、電源電圧をフィードバック用スイッ
    チ手段及び初期状態リセット用スイッチング手段に供給
    するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の初期値設定回路。
  4. 【請求項4】 制限手段は、電源に接続された2個のM
    OSトランジスタより成るカレントミラー回路と、前記
    カレントミラー回路の一方のMOSトランジスタに接続
    され、前記カレントミラー回路の他方のトランジスタの
    導通非導通の電圧を決定する1個又は複数個の導通非導
    通電圧設定用MOSトランジスタとから成り、前記カレ
    ントミラー回路の他方のMOSトランジスタには出力端
    子が接続されることを特徴とする請求項3記載の初期値
    設定回路。
  5. 【請求項5】 制限手段には、前記制限手段から出力さ
    れる電圧の立上りを滑らかにする他のキャパシタが接続
    されることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の初
    期値設定回路。
  6. 【請求項6】 フィードバック用スイッチング手段はM
    OSトランジスタより構成され、前記MOSトランジス
    タに並列に接続される他のMOSトランジスタを備え、
    前記他のMOSトランジスタは、前記MOSトランジス
    タの閾値電圧よりも閾値電圧が低いことを特徴とする請
    求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5記
    載の初期値設定回路。
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