JP3298746B2 - 加工性および溶接性の良い高強度熱延鋼板 - Google Patents

加工性および溶接性の良い高強度熱延鋼板

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加工性および溶接性の良
い高強度熱延鋼板に係り、特に近時の建設機械の軽量化
に即応せしめ引張強さ950N/mm2 以上の建設機械に
好適な加工性および溶接性の良い高強度熱延鋼板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年における建築物の高層化にともなっ
て、トラック・クレーンなどの建設機械も大型化して高
層に高重量物を吊り上げられる機種が要求されるように
なった。それにともないクレーンの自重を軽くする必要
があり、強度の高い鋼板が必要とされるようになった。
なお、建設機械の製造工程では曲げ加工およびアーク溶
接が行われ、これらの施工性に優れた鋼板が要求され
る。
【0003】従来、前述のような需要家の要求に応える
950N/mm2 級以上の高強度熱延鋼板としては、特開
平5−271865号公報があり、その方法として特開
平5−230529号公報に示されるものがある。この
発明は、高強度を得るのに熱間圧延後に30℃/s以上の
冷却速度で冷却し、微細なフェライト結晶粒と微細なT
iCを得、所定の強度を達成するという技術であるが、
この鋼板および方法で確かに当初の目的である、良好な
加工性、溶接性は十分に確保されている。
【0004】しかし、現実の構造物を設計する際に、耐
座屈性などの安全性に本質的に重要なのは、降伏点より
も比例限であり、需要家からは比例限が850N/mm2
以上の鋼板を要求されるようになった。実際に特開平5
−271865号公報の鋼板を調査すると、0.2%耐
力で定義される降伏点は890N/mm2 以上であるが比
例限は800N/mm2 程度と低く、需要家の要求には到
底応えられるものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、曲げ加工
性、溶接性が良好な引張強さ950N/mm2 以上の高強
度熱延鋼板で、特に比例限が850N/mm2 以上である
鋼板を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次のとお
りである。重量比でC:0.05〜0.15%、Si:
1.50%以下、Mn:0.70〜2.50%、Ni:
0.25〜1.5%、Ti:0.12〜0.30%、
B:0.0005〜0.0030%、P:0.020%
以下、S:0.010%以下、sol.Al:0.010〜
0.10%、N:0.0050%以下、必要に応じてC
r:1.00%以下を含み、かつC+Si/30+Mn
/20+Ni/60+5B≦0.27を満足し、残部は
Feおよび不可避的不純物よりなる鋼であって、フェラ
イト結晶粒の粒径が10μm以下であり、かつ10nm以
下の大きさのTiCと10μm以下の大きさの鉄炭化物
が析出している高強度熱延鋼板である。以下、本発明の
詳細について説明する。本発明の目的には、強度、靭
性、曲げ加工性、溶接性の4つの特性を満足する必要が
ある。曲げ加工性、溶接性については、特開平5−27
1865号公報で述べられた通りである。曲げ加工性は
A系介在物となるMnSの存在により悪化するが、鋼中
にTiを添加することによりこれをC系介在物であるT
iSに変え、曲げ性を改善している。溶接性の評価項目
には、溶接作業性、溶接継手の強度、靭性がある。溶接
の作業性は、溶接前の予熱温度が低いことが望ましい
が、鋼板についている露を除去するなどのため50℃の
予熱は必要である。
【0007】予熱温度50℃で溶接割れの発生を防止す
るためには焼入れ性を制御する必要があり、そのために
は炭素等量C+Si/30+Mn/20+Ni/60+
5Bを0.27以下にすれば良く、鋼成分はこれを満足
するように制限されている。溶接継手の強度に対しても
溶接予熱温度が低いことが有効である。溶接継手の靭性
は、溶接材料および溶接条件が影響するが、母材からの
対策も必要で、本発明鋼の場合にはNiを添加してい
る。
【0008】次に引張強さに関して説明する。強度を上
げる方法は冶金学的には、固溶強化、変態組織強化、析
出強化、組織微細化などの幾つかの方法があるが、95
0N/mm2 級に引張強さを上げることは、単独の強化機
構では難しい。ここでは種々検討の結果、析出強化とフ
ェライト組織微細化効果を組み合わせて達成した。
【0009】まず、Ti添加の効果について説明する。
特開平5−271865号公報では微細なTiC量を、
TOTAL TiからO,N,Sと結合したものを除いた有効
Tiから、酸溶解法分析で測定したTiCの量を差し引
いたものとして定義したが、その後の研究により、強度
に寄与する微細なTiCの直接観察を図5(a),
(b)のように成功し、新たに強度に寄与するTiCの
定義を試みた。
【0010】TiCの大きさは熱間圧延の加熱温度、仕
上げ温度などで変化させることができるが、そのような
方法によりTiCの平均析出物径を変化させ、引張強さ
に及ぼす影響を調査した。その結果を図1に示す。析出
物径と密度は同時に変化するため単純に評価はできない
が、析出物の微細化と共に引張強さが大きくなり、10
nm以下の平均析出物径で950N/mm2 以上の引張強度
が得られることが分かる。
【0011】次に、フェライト結晶粒の細粒化による引
張強さ上昇の効果を説明する。結晶粒径は、Bの添加と
熱間圧延後の冷却速度などにより変化する。Bを添加し
熱間圧延後の冷却速度を変更して結晶粒径を変化させ、
結晶粒径が引張強さに及ぼす影響を調査した。その結果
を図2に示す。引張強さはフェライト結晶粒径の微細化
にともなって上昇するが、この図から分かるように10
μm以下の平均フェライト結晶粒径で950N/mm2
上の引張強さが得られることが分かる。
【0012】前述のような方法で引張強さは目標値を確
保できる。しかし、特開平5−271865号公報の発
明では、0.2%耐力で定義される降伏点は890N/
mm2以上には確保されているが、実際に構造物を設計す
る際に問題となる比例限は850N/mm2 未満に低下し
ていることが分かった。この問題に対して、本発明者ら
は、TiCの微細析出物と微細フェライト結晶粒に加
え、残留している固溶炭素を鉄炭化物に析出させること
により、溶接性、シャルピー衝撃特性を損なうことな
く、降伏点を890N/mm2 以上かつ比例限を850N
/mm2 以上にできることを新たに知見したのである。
【0013】図3に鉄炭化物の析出前後の降伏点近傍を
拡大した応力−歪線図を示す。実線で示したものが、鉄
炭化物が析出していない時のものであるが、降伏点は9
10N/mm2 と目標値を達成しているが、比例限は80
0N/mm2 まで低下しており、塑性変形が起こりやすく
なっていることが分かる。一方、鉄炭化物を析出させた
場合には、降伏点と共に比例限が940N/mm2 まで上
昇していることが分かる。これは、鉄炭化物を析出させ
ていない場合には、微量なマルテンサイト相、あるいは
残留オーステナイト相が存在し、複合組織鋼と同じ機構
により、降伏点近傍の応力−歪線図がラウンド状にな
り、比例限が低下したと考えられる。
【0014】一方、鉄炭化物を析出させた場合には、そ
の際の入熱によりマルテンサイト相、残留オーステナイ
ト相が分解され、また鉄炭化物も析出しているので、比
例限が大きく上昇するものと考えられる。鉄炭化物の大
きさは、例えば熱延巻取り後の再加熱温度でコントロー
ルできる。また、熱延巻取り後にレベラーなどで軽加工
を加えることで鉄炭化物の析出を促進することができ、
若干の歪を加えることは短時間の再加熱で比例限を上昇
させるために有効な方法である。
【0015】レベラーで軽加工を加え、再加熱温度を変
えることにより鉄炭化物の大きさを変え、比例限への影
響を調査した結果が図4である。鉄炭化物の形状は後で
図5(d)で示すように偏状であるので、ここでは大き
さとして長径を用いているが、10μm以下の大きさの
鉄炭化物が析出している場合には、比例限は850N/
mm2 以上になり目標値は達成されているが、10μm以
上の大きな鉄炭化物を析出させた場合には、強度と共に
比例限が低下し850N/mm2 以下になる。
【0016】10μm以下の適度な大きさの鉄炭化物を
析出させる方法として、例えば特願平5−286729
号の発明に示されるように、熱間圧延巻取り後にレベラ
ーなどで軽加工し、その後再加熱する、などが考えられ
る。以上のような、微細フェライト結晶粒、微細Ti
C、および鉄炭化物を得ることにより、所定の強度が得
られ、また、このような組織を有するため、この鋼板の
衝撃値も良好で−20℃以下のシャルピー衝撃試験破面
遷移温度が得られる。
【0017】本発明における上記鋼成分の限定理由は次
の如くである。 C:Cは高い引張強さを得るために最も効果的な元素で
あって、この目的のために少なくとも0.05%を必要
とする。しかし、Cの増加と共に加工性、靭性および溶
接割れ感受性が劣化するので、その上限を0.15%と
し、0.05〜0.15%の範囲に限定した。 Si:Siは強化元素として有用であるが、鋼を経済的
に製造するために1.50%を上限として添加すること
とした。
【0018】Mn:Mnも強度の向上には効果的な元素
であるが、溶接割れ感受性を劣化させる。強化元素とし
て少なくとも0.70%を必要とするが、2.50%を
超すと溶接割れ感受性の劣化が大となるので上限を2.
50%とし、0.70〜2.50%の範囲に限定した。 Ni:Niは溶接継手部の靭性向上に有効な元素であ
る。継手部シャルピーの破面遷移温度を0℃以下にする
ためには、少なくとも0.25%の添加が必要である。
Niの添加は多ければ多いほど、溶接継手部の靭性向上
に有効であるが、経済性の観点から上限を1.5%とし
た。
【0019】Ti:Tiは安価で、しかも少量の添加に
よってCと結合してTiCを形成し鋼を強化するので少
なくとも0.12%を必要とする。Tiが多くなると表
面疵の原因になるので上限を0.30%とした。 B:Bは熱間圧延終了後の冷却速度が20℃/s以上の急
冷下においてオーステナイトを安定化させ、微細組織を
得やすくする作用があるが、0.0005%未満では前
記作用に所望の効果が得られず、一方0.0030%以
上含有させてもその効果が飽和し、さらに鋳片割れなど
の表面疵が発生しやすくなることから、その含有量を
0.0005〜0.0030%に限定した。
【0020】Al:Al(sol.Al)は脱酸上0.01
0%以上必要であるが、0.10%を超すとフェライト
結晶粒の粗大化をきたし強度を劣化させるので0.10
%以下に限定した。 P,S:P,Sは、何れも不純物元素であって、鋼の延
性や靭性を害するので少ないほど好ましいものでPは
0.020%以下、Sは0.010%以下にする必要が
ある。
【0021】N:Nは本発明で特に添加したBと結合し
てBNを形成して、オーステナイトの安定に対し有効に
作用しなくなる。この防止策としてTiを添加するので
あるが、Nが多量にあるとBNを形成しその効果を減少
させてしまうので上限を0.0050%に限定した。 Cr:CrはMnと同様に鋼の強靭化に有効な元素であ
る。鋼の強靭化には望ましくは0.1%以上添加するの
が望ましいが、1.0%を超えて含有させてもそれ以上
の効果が得られないことから、その含有量を1.0%以
下とした。
【0022】上記の化学成分の範囲で、C+Si/30
+Mn/20+Ni/60+5Bなる式で示す値を0.
27以下に限定したのは、これを上まわると溶接時の予
熱温度が高くなり、作業性を悪化させるためである。 フェライト結晶粒:フェライト結晶粒を細かくすること
は強度を高くし、同時に靭性を向上させるのに有効であ
る。この効果を得るには微細TiCが析出した状態でフ
ェライト結晶粒を10μm以下に微細化することが必要
である。
【0023】微細TiC:引張強さ950N/mm2 以上
にするためには10nm以下の大きさのTiCが必要であ
る。大きさを変化させると、添加されているTi量はあ
る範囲で一定なので、析出物の密度も同時に変化する。
強度を出すための密度としては、直接サンプルから析出
物を抽出したレプリカ法による電子顕微鏡観察から、写
真上で1013個/m2 程度以上が必要である。
【0024】鉄炭化物:比例限を上昇させるためには鉄
炭化物を析出させることが必要である。析出する鉄炭化
物の形状は偏状であるので大きさの定義が難しいが、通
常の抽出レプリカ法による電子顕微鏡観察で、長径が大
体10μm以下にすることで比例限を850N/mm2
上にすることができる。その時の密度は、電子顕微鏡写
真上で、108 個/m2 以上程度である。
【0025】
【実施例】表1に示す本発明の範囲に含まれた成分を有
した鋼を、表2に示す条件で熱間圧延後、表3に示す加
工熱処理条件の鉄炭化物析出処理の有無による鋼板の材
質、組織を調査した。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】表4に、得られた鋼板の平均フェライト結
晶粒径、TiCの平均粒径、鉄炭化物の大きさ、およ
び、鋼板の機械的性質、溶接性試験結果を示す。引張試
験片およびシャルピー試験片は鋼板より圧延方向に並行
に採取し、広幅曲げ試験片は圧延方向に直角に採取し
た。溶接継手試験は60度のV開先形状で入熱10kJ/
cmのMAG溶接を行い、溶接ビードを削除して継手引張
試験を行い、ボンド部の継手シャルピー試験を行った。
【0032】これによると、鋼板No.1〜2は、熱間圧
延後に軽加工を施し、再加熱して鉄炭化物析出処理を施
したものであるが、TiCの大きさ、フェライト結晶粒
径、鉄炭化物の大きさ、を満足しており、目的の降伏
点、比例限、引張強さ、曲げ加工性、靭性および溶接性
が得られている。No.1の鋼板のTiC、鉄炭化物を観
察したものが図5(b),(d)である。2nm程度の極
めて微細なTiCと1μm程度の大きさの鉄炭化物が析
出している様子が観察できる。
【0033】No.3は鉄炭化物析出処理を施していない
ものであるが、微細TiC、フェライト結晶粒径は所定
の範囲に含まれているが、鉄炭化物は析出していないの
で、比例限は800N/mm2 と低下している。この時の
TiCおよび鉄炭化物を観察したものが、図5(a),
(c)である。TiCは基本的には再加熱後のものと変
わらず、2nm程度の微細なものが観察される。鉄炭化物
に関しては、試料表面の凹凸によるコントラストが見ら
れるものの鉄炭化物は観察できない。No.4は、No.2
と同じ鋼であるが、やはり鉄炭化物析出処理を施してい
ないので、微細TiC、フェライト結晶粒径は所定の範
囲に含まれているが、比例限が750N/mm2 と低下し
ている。
【0034】
【発明の効果】本発明は、降伏点890N/mm2 以上、
比例限850N/mm2 以上、引張強さ950N/mm2
上を有し、かつ曲げ加工性、溶接性に優れた高強度熱延
鋼板であるから建設機械用の高強度熱延鋼板として極め
て有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】TiCの平均粒径が引張強さに及ぼす影響を示
した図表。
【図2】平均フェライト結晶粒径が引張強さに及ぼす影
響を示した図表。
【図3】降伏点の挙動に及ぼす鉄炭化物の影響を示した
図表。
【図4】鉄炭化物の大きさが比例限に及ぼす影響を示し
た図表。
【図5】(a)〜(d)は発明鋼、比較鋼の微細TiC
と鉄炭化物の結晶構造を示す電子顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩見 直樹 姫路市広畑区富士町1番地 新日本製鐵 株式会社 広畑製鐵所内 (56)参考文献 特開 平5−271865(JP,A) 特開 平5−230529(JP,A) 特開 平5−295485(JP,A) 特開 昭53−29219(JP,A) 特開 平2−301540(JP,A) 特開 平2−8349(JP,A) 特開 昭51−126320(JP,A) 特開 平7−138638(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 38/00 301 C22C 38/14 C22C 38/54 C22C 38/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量比で C :0.05〜0.15%、 Si:1.50%以下、 Mn:0.70〜2.50%、 Ni:0.25〜1.5%、 Ti:0.12〜0.30%、 B :0.0005〜0.0030%、 P :0.020%以下、 S :0.010%以下、 sol.Al:0.010〜0.10%、 N :0.0050%以下 を含み、かつ C+Si/30+Mn/20+Ni/60+5B≦0.
    27 を満足し、 残部はFeおよび不可避的不純物よりなる鋼であって、
    フェライト結晶粒の粒径が10μm以下であり、かつ1
    0nm以下の大きさのTiCと10μm以下の大きさの鉄
    炭化物が析出していることを特徴とする加工性および溶
    接性の良い高強度熱延鋼板。
  2. 【請求項2】 重量比で C :0.05〜0.15%、 Si:1.50%以下、 Mn:0.70〜2.50%、 Ni:0.25〜1.5%、 Ti:0.12〜0.30%、 B :0.0005〜0.0030%、 Cr:1.00%以下、 P :0.020%以下、 S :0.010%以下、 sol.Al:0.010〜0.10%、 N :0.0050%以下 を含み、かつ C+Si/30+Mn/20+Ni/60+5B≦0.
    27 を満足し、 残部はFeおよび不可避的不純物よりなる鋼であって、
    フェライト結晶粒の粒径が10μm以下であり、かつ1
    0nm以下の大きさのTiCと10μm以下の大きさの鉄
    炭化物が析出していることを特徴とする加工性および溶
    接性の良い高強度熱延鋼板。
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