JP3297925B2 - 信号処理用プロセッサ - Google Patents

信号処理用プロセッサ

Info

Publication number
JP3297925B2
JP3297925B2 JP23300591A JP23300591A JP3297925B2 JP 3297925 B2 JP3297925 B2 JP 3297925B2 JP 23300591 A JP23300591 A JP 23300591A JP 23300591 A JP23300591 A JP 23300591A JP 3297925 B2 JP3297925 B2 JP 3297925B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
processor
register
data
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23300591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0573516A (ja
Inventor
清一郎 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP23300591A priority Critical patent/JP3297925B2/ja
Publication of JPH0573516A publication Critical patent/JPH0573516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3297925B2 publication Critical patent/JP3297925B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Complex Calculations (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン信号な
どの画像信号をディジタル信号処理するプログラマブル
な信号処理用プロセッサ、特に多数のアプリケーション
に適応できるようにしてその処理能力を改善した信号処
理用プロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】画像信号例えばテレビジョン信号をリア
ルタイム処理する場合には、普通のコンピュータのよう
に一つの演算器(プロセッサエレメント)に命令を順々
に与える形ではデータの速度に間に合わないので、その
場合には、並列に多数用意された演算器により処理を分
担させて実行させることによって実現している。
【0003】しかし、この構成では、適用される特定の
アプリケーションに必要な処理手順を実現できるよう
に、用意された複数の演算器をその処理手順に沿って接
続してしまうため、そのように構成された信号処理用プ
ロセッサではプログラマビリティがなく、多くのアプリ
ケーションに対応できない。これを解決する手段として
マルチポートメモリを使用した信号処理用プロセッサが
提案されている(例えば、「特願平2−16725号」
(以下、先願という)など)。
【0004】先願に開示された構成は、図5に示すよう
に共有メモリである1つのマルチポートメモリ20と、
これに設けられた多数のポートに接続される複数のプロ
セッサエレメントPE(すなわち演算器)で構成され
る。本例では、4個のプロセッサエレメント2〜5が接
続されており、その構造の柔軟性により、適用されるア
プリケーションにとって必要な処理手順をプログラマブ
ルに実現している。
【0005】マルチポートメモリ20は、同時にアクセ
ス可能なポートを複数持つか、あるいはそれを疑似的に
実現できるメモリ構造を持ったものが使用される。本例
では前者を例示する。したがって、図5に示すマルチポ
ートメモリ20は、出力ポートPOがPO1〜PO12
までの12ポートあり、入力ポートPIがPI1〜PI
8まで8ポートある。合計20ポートあるので独立して
アクセスできる系統は20系統となる。これらの入出力
ポートを指定するには対応するアドレスが必要になるか
ら、実際の構成ではアドレス発生回路やアドレスコント
ローラ(何れも図示しない)などが設けられている。
【0006】マルチポートメモリ20のアドレスを発生
させることによってマルチポートメモリ20に接続され
た複数のプロセッサエレメント2〜5の接続状態を任意
に規定することができるから、これによって適用される
複数のアプリケーションに必要な処理手順をプログラマ
ブルに実現することができる。すなわちこのプロセッサ
構成は、所謂構造可変なものとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
構成された信号処理用プロセッサ10では、何らかの画
像用途のアプリケーション(例えば、異なる複数の画像
圧縮処理用のアプリケーション)に適用する場合には、
多数のプロセッサエレメントが必要になるから、マルチ
ポートメモリ20としては非常に多数のポートを持つ必
要があり、そうなると現実問題としてその実現性が乏し
くなる。
【0008】また、その構造の柔軟性を生かすために
は、個々のプロセッサエレメントにそれぞれプログラム
制御回路を持たせて、何のアプリケーションに対する処
理でもできるようにしておく必要がある。しかし、画像
処理では高速で多量のデータを扱うので、現状の半導体
技術による演算器、すなわち各プロセッサエレメントの
処理能力はわずかであり、ひとつの処理を複数のプロセ
ッサで並列処理することが多く、各プロセッサエレメン
トのプログラムは同じ内容になることが多い。そのた
め、各プロセッサエレメントに搭載されるプログラム制
御回路は冗長になりがちである。
【0009】そこで、この発明ではこのような課題を解
決したものであって、プログラム制御回路の冗長性を排
除しながらプログラマブルな処理を可能にした信号処理
用プロセッサを提案するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ためこの発明では、同時アクセス可能な複数のポート及
びメモリを有するマルチポートメモリと、複数のポート
に接続された第一および第二のサブプロセッサとを備え
る信号処理用プロセッサにおいて、外部より供給された
データを記憶しているメモリから並列的に読み出された
データを直列的に第一のサブプロセッサに供給する第一
の出力レジスタと、第一のサブプロセッサから直列的に
供給されたデータを並列的にメモリに供給する第一の入
力レジスタと、メモリから第一の出力レジスタを介して
並列的に読み出されたデータを直列的に第二のサブプロ
セッサに供給する、第一の出力レジスタに接続された第
二の出力レジスタと、第二のサブプロセッサから直列的
に供給されたデータを並列的にメモリに供給する、第一
の入力レジスタとメモリとの間に接続された第二の入力
レジスタとをマルチポートメモリに内蔵したものであ
る。また、第一および第二のサブプロセッサのうち少な
くとも一方は、少なくとも一定走査期間の間シフトを続
けてその間の入力データを蓄積できる入力シフトレジス
タと、その入力シフトレジスタからその一定走査期間毎
に並列にデータを受け取る第一メモリと、該第一メモリ
から随時必要に応じて記憶されたデータを読み出しては
演算して第二メモリに書き込むSIMD制御されたプロ
セッサアレイ部と、一定走査期間毎に並列にデータを第
二メモリから受け取る出力シフトレジスタとを含むもの
である。
【0011】
【作用】図1に例示したマルチポートメモリ20は4つ
の入力ポートと4つの出力ポートとを持っている。その
うちの2つの出力ポートと2つの入力ポートを使用して
サブプロセッサ30,40がつながっている。サブプロ
セッサ30,40はSIMD制御(Single Instruction
stream Multi Data stream)されたプログラマブルな
プロセッサである。サブプロセッサ30では出力レジス
タOR3の直列出力画像データをその入力としてこれに
所定の算術演算や論理演算処理などが施される。
【0012】そして、信号処理後の画像データが入力レ
ジスタIR3に入力され、これがメモリ21を経て出力
レジスタOR1若しくはOR2より出力され、あるいは
別の処理のためにサブプロセッサ40に出力される。サ
ブプロセッサ40に関しても同様である。
【0013】サブプロセッサ30,40は、SIMD制
御であるから従来のような各プロセッサエレメントに設
けられたプログラム制御回路の冗長性の心配はない。ま
たサブプロセッサ30,40は画像の水平走査期間を単
位に処理するので、その水平走査期間の時間に現状の半
導体技術による演算器でも多くの命令を実行できるの
で、プログラマビリティが高い。マルチポートメモリ2
0とサブプロセッサ30,40との接続関係もフレキシ
ブルである。
【0014】
【実施例】続いて、この発明に係る信号処理用プロセッ
サの一例を画像信号処理用に適用した場合につき、図面
を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は画像信号処理用に適用したときの信
号処理用プロセッサ10の一例を示すものであって、マ
ルチポートメモリ20とこのマルチポートメモリ20の
入出力ポートに接続された複数のサブプロセッサ、本例
では2個のサブプロセッサ30,40とで構成される。
サブプロセッサ30,40には、図5において説明した
プロセッサエレメント(プロセッサアレイ)が多数使用
されており、プロセッサと呼べるハードウェア単位とな
っている。次に、各部の構成を説明する。
【0016】マルチポートメモリ20としては、説明の
都合上4つの入力ポートと4つの出力ポートを有するマ
ルチポートメモリとして構成されたものを例示する。マ
ルチポートメモリ20の内部に設けられた半導体メモリ
21は1フィールド若しくは1フレームの画素数に相当
するメモリ容量をもつ。
【0017】4つの入力ポートPI1〜PI4に対応し
て4つの入力レジスタIR1〜IR4が配され、各入力
レジスタIR1〜IR4に転送された入力画像データS
I1〜SI4はアドレスによって指定されたメモリ21
の対応するエリアに記憶される。
【0018】メモリ21は少なくともその横方向に1水
平走査期間(1H)分の画素数のメモリセルが配列され
て構成され、したがってメモリ21とレジスタとの間の
画像データの受渡しは、1水平走査期間分の時間に1回
並列に行なわれる。
【0019】アドレスを指定することによってメモリ2
1より読み出された画像データは指定された出力レジス
タに転送される。入力レジスタと同じく4つの出力レジ
スタOR1〜OR4で構成され、それぞれより出力画像
データSO1〜SO4が出力される。
【0020】マルチポートメモリ20の詳細を図2を用
いて説明する。説明の都合上、読み出し処理系から説明
する。図では、紙面の都合上3入力、3出力の構成を例
示する。
【0021】N×M個のメモリセルを有した半導体メモ
リ21の行線はデコーダ22の出力信号で選択される。
デコーダ22にはセレクタ23で選択された6つの各ポ
ートのアドレスの上位ビットAUW1,AUW2,AU
W3,AUR1,AUR2,AUR3が供給される。セ
レクタ23はコントロール回路24からの制御信号で制
御される。出力レジスタOR1はレジスタR1Rとシフ
トレジスタSR1Rとで構成され、出力レジスタOR2
は同じくレジスタR2RとシフトレジスタSR2Rとで
構成され、そして出力レジスタOR3もレジスタR3R
とシフトレジスタSR3Rとで構成される。
【0022】1行の読み出しデータが発生するメモリ2
1のM本の接続線はレジスタR1Rの入力端子に接続さ
れる。レジスタR1RのM個の出力端子に対してレジス
タR2Rの入力端子が接続され、レジスタR2RのM個
の出力端子に対してレジスタR3Rの入力端子が接続さ
れる。これらレジスタR1R,R2R,R3Rにはコン
トロール回路24から共通に、所定周期のシフト信号S
FTRが供給される。レジスタR1R,R2R,R3R
の出力端子にそれぞれシフトレジスタSR1R,SR2
R,SR3Rのパラレル入力端子が接続される。
【0023】コントロール回路24からシフトレジスタ
SR1R,SR2R,SR3Rに対してパラレルロード
信号LD1R,LD2R,LD3Rがそれぞれ供給され
る。パラレルロード信号のタイミングでレジスタR1
R,R2R,R3Rの出力が各シフトレジスタSR1
R,SR2R,SR3Rにロードされる。シフトレジス
タSR1R,SR2R,SR3Rにはシフトクロック
(図示せず)がそれぞれ供給され、このシフトクロック
によってシフトレジスタの内容が順次横方向に転送され
てシリアル出力SO1,SO2,SO3として出力され
る。
【0024】そして、コントロール回路24からの制御
信号でセレクタ23によりアドレスの上位ビットが降順
に、つまりAUR3,AUR2,AUR1の順序で選択
される。これに応じてレジスタR1R,R2R,R3R
の順で縦方向にシフトさせるシフト信号SFTRがコン
トロール回路24から発生する。3系統の行アクセスが
終了したタイミングでレジスタR1R,R2R,R3R
の内容がシフトレジスタSR1R,SR2R,SR3R
にパラレルロードされる。そして、そのあと横方向のシ
フトクロックによりシフトレジスタSR1R,SR2
R,SR3Rの内容がシリアル出力SO1,SO2,S
O3として出力される。
【0025】コントロール回路24の制御は一巡の手順
を繰り返して制御信号を発生する。その場合にアクセス
が不要なポートに対してはパラレルロード信号LD1
R,LD2R,LD3Rが出力されないように制御され
る。
【0026】次に、データの書き込み系について説明す
る。この書き込み系に設けられた入力レジスタIR1,
IR2,IR3は何れも出力レジスタOR1,OR2,
OR3と同様に、シフトレジスタSR1W,SR2W,
SR3WとレジスタR1W,R2W,R3Wとで構成さ
れている。
【0027】メモリ21の上側で列の接続線に対してレ
ジスタR3Wのパラレル出力端子が接続される。レジス
タR3Wのパラレル入力端子に対してレジスタR2Wの
パラレル出力端子が接続され、レジスタR2Wのパラレ
ル入力端子に対してレジスタR1Wのパラレル出力端子
が接続される。各レジスタR1W,R2W,R3Wに対
してはシフトレジスタSR1W,SR2W,SR3Wの
出力端子が接続されている。
【0028】シリアル書き込みデータSI1,SI2,
SI3がシフトレジスタSR1W,SR2W,SR3W
に供給される。各シフトレジスタSR1W,SR2W,
SR3Wにはコントロール回路24からシフトクロック
(図示しない)が供給され、横方向にシフトされる。
【0029】次に、パラレルロード信号LDWでシフト
レジスタSR1W,SR2W,SR3WからレジスタR
1W,R2W,R3Wへの書き込みデータの転送がなさ
れる。
【0030】次に、レジスタR1W,R2W,R3Wの
データはシフト信号SFTWにより縦方向にシフトす
る。りこのシフトと同期してアドレスデコーダ22はA
UW3,AUW2,AUW1のアドレス上位をセレクタ
で選択してメモリ21の書き込み位置を指定する。
【0031】この時、書き込み動作と読み出し動作とを
切り替えるための制御信号WEがコントロール回路24
からメモリ21に供給される。
【0032】このようにメモリ21に対して複数の入力
レジスタIR1,IR2,IR3と共に複数の出力レジ
スタOR1,OR2,OR3を設け、これらを適宜制御
することによってマルチポートメモリ20を実現でき
る。
【0033】次に、サブプロセッサ30,40について
説明する。プログラマブルに実現するプロセッサの構成
としては、1ビットALU(算術演算ユニット)による
プロセッサアレイをVRAMに組み込んだ形のプロセッ
サ(SVP)例えば、「JIM CHILDERS,et al "SVP:SERI
AL VIDEO PROCESSOR" IEEE1990 CUSTOM INTEGRATED CI
RCUITS CONFERENCE 17.3」などを使用することができ
る。
【0034】サブプロセッサ30,40は同一構成であ
るので、一方のみ説明する。サブプロセッサ30を再掲
すると、図3のようになる。
【0035】図に示すサブプロセッサ30は、VRAM
37、入力シフトレジスタ31、出力シフトレジスタ3
5、プログラム制御部36を有し、VRAM37は図の
ようにプロセッサアレイ部33と一対のメモリ32、3
4とで構成されている。
【0036】この構成において、入力ビデオ信号(nビ
ットのディジタル画像データ)は入力ポート38を経て
入力シフトレジスタ31に導かれ、並列nビットの入力
画像データが画素を単位として順次右方向にシフトされ
る。水平方向のレジスタ段数は、本例では画像データの
1水平走査期間のデータ数分(つまり画素数分)を有
し、入力画像データのデータレートに合わせたクロック
で1水平走査期間の間シフトされる。したがって、入力
シフトレジスタ31には1水平走査期間の画像データが
蓄積される。
【0037】入力シフトレジスタ31に蓄積された入力
画像データは、1水平走査期間毎にVRAM37を構成
する第1のメモリ32に移される。メモリ書き込み動作
は、入力シフトレジスタ31の各段において同時に行な
われる。つまり、プログラムで指定された第1のメモリ
32のアドレスに対応する1水平走査期間の画素数分の
メモリセル(例えば、入力シフトレジスタ31の各段の
真下に存在するメモリセルの横1列)に対して画像デー
タの書き込みが同時に行なわれる(並列書き込み処
理)。
【0038】第1のメモリ32に書き込まれた画像デー
タは、過去に同様にして書き込まれたデータや、後述す
るプロセッサアレイ部33での演算結果で第1のメモリ
32に再書き込みされた画像データなどと共に記憶され
る。そして、この画像データが随時必要に応じて読み出
され、これがプロセッサアレイ部33での算術演算や論
理演算処理用データなどとして使用される。
【0039】第1のメモリ32を構築する水平方向に配
列されたメモリセルの数は1水平走査期間の画素数に一
致するが、その垂直方向におけるメモリセルの数は特に
制限されるものではない。実施例では10ライン程度の
メモリセルを持っている。
【0040】プロセッサアレイ部33では、上下に存在
する第1および第2のメモリ32,34からの画像デー
タがプログラムに応じて読み出されて、これに必要な算
術演算処理、あるいは論理演算処理が施されて、再びメ
モリ32あるいは34の所定のアドレス(プログラムよ
って指定される)に書き込まれる。
【0041】プロセッサアレイ部33は、第1および第
2のメモリ32,34の各セルの縦1列ごとに1つのプ
ロセッサエレメント33a(斜線図示)が対応してお
り、そのプロセッサエレメント33aは1ビットのAL
U(算術論理演算ユニット)として構成されている。す
なわちこのプロセッサエレメント33aはその水平方向
に対してのみ1水平走査期間の画素数に一致する数だけ
配列されており、垂直方向には配列されていない。
【0042】プロセッサエレメント33aのそれぞれは
1ビットのALUであるから、これらのプロセッサエレ
メント33aの全てはビット処理に分解して1ビット、
1ビット処理が進められることになる。
【0043】プロセッサアレイ部33は入出力の速度と
は別の動作速度でプログラム制御部36により制御され
る。そしてその制御は、いわゆるSIMD制御であるか
ら、全てのプロセッサエレメント33aは1つのプログ
ラムにより連動して動作する。
【0044】第2のメモリ34は、第1のメモリ32と
同様に構成されたものが使用され、したがって、その水
平方向に1水平走査期間の画素数に一致する数だけメモ
リセルが配列されている。第2のメモリ34からの1水
平走査期間分の画像データは同時に出力シフトレジスタ
35の各段に転送することができる。
【0045】出力シフトレジスタ35のレジスタ段数
は、1水平走査期間の画素数分だけあり、出力画像のデ
ータレートに合ったクロックで画像データが横方向にシ
フトされて、出力ポート39側に画像データがシリアル
に出力される。
【0046】以上のように構成されたサブプロセッサ3
0に対して、図1に示すように第3の出力レジスタOR
3より直列出力された1H分の画像データが入力シフト
レジスタ31を経由してと第1のメモリ32に転送され
るので、この画像データがサブプロセッサ30内でプロ
グラム制御部36の制御のもとで所定の信号処理がプロ
セッサアレイ部33を使用してビット単位で並列処理さ
れ、その処理結果が第2のメモリ34に記憶される。
【0047】そして、第2のメモリ34に記憶された画
像データが出力シフトレジスタ35を介して第3の入力
レジスタIR3に直列転送されて、再びマルチポートメ
モリ20に処理後の画像データが渡される。他方のサブ
プロセッサ40についても同様な処理が行なわれる。
【0048】どのサブプロセッサを使用して信号処理す
るかはマルチポートメモリ20に対するポート制御によ
って決まる。
【0049】このように、図5で使用されているプロセ
ッサエレメント2〜5に代えて、プロセッサエレメント
を多数並べて構成されたプロセッサアレイ部33を持つ
それ自体プロセッサと呼べる処理能力を持つサブプロセ
ッサ30,40を使用しているので、図5に示したプロ
セッサエレメントに比べて処理能力が遥かに大きくな
る。その分、信号処理用のプロセッサとして必要なサブ
プロセッサの数が減少するので、使用するマルチポート
メモリ20は多数のポートを必要としない。
【0050】勿論、マルチポートメモリ20を使用して
いるので、処理手順のプログラマビリテーは失われるこ
とはない。
【0051】図4はこの発明の他の例を示す構成であ
る。この例はマルチポートメモリ20の下側に2つのサ
ブプロセッサ30,40が位置するように配置したとき
の構成例を示すものであって、メモリ21の上段には2
個の入力レジスタIR1,IR2と2個の出力レジスタ
OR1,OR2が配され、メモリ21の下段には2個の
入力レジスタIR3,IR4と2個の出力レジスタOR
3,OR4が配される。その動作は図1の場合と同様で
あるのでその説明は割愛する。
【0052】このように、この発明ではレジスタやサブ
プロセッサの配置、使用個数、レジスタのデータシフト
方向、マルチポートメモリのポート数などには特に制限
されるものではない。勿論、信号処理としては画像信号
に限られるものではない。また、サブプロセッサとして
は、一部のサブプロセッサにのみ図3に示した構成のも
のを用いて、残りのサブプロセッサにはそうでない構成
のものを用いることも可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明ではマル
チポートメモリと、1ビットALUによるプロセッサア
レイをVRAMに組み込んだ形であって、SIMD制御
されるプロセッサをサブプロセッサとし、これらを組み
合わせてプロセッサを構成している。
【0054】これによれば、マルチポートメモリによる
構造の柔軟性を保つことができるので、様々なアプリケ
ーションにおける画像処理手順をプログラマブルに実現
できると共に、SIMD制御を利用しているので、サブ
プロセッサに使用されるプログラム制御回路の冗長性を
排除して、回路規模を削減できる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る信号処理用プロセッサの一例を
示す系統図である。
【図2】マルチポートメモリの一例を示す系統図であ
る。
【図3】サブプロセッサの一例を示す系統図である。
【図4】この発明に係る信号処理用プロセッサの他の例
を示す系統図である。
【図5】従来の信号処理用プロセッサの一例を示す系統
図である。
【符号の説明】
10 信号処理用プロセッサ 20 マルチポートメモリ 21 半導体メモリ 30,40 サブプロセッサ 31,41 入力シフトレジスタ 32,42 第1のメモリ 33,43 プロセッサアレイ部 34,44 第2のメモリ 35,45 出力シフトレジスタ IR1,IR2,IR3 入力レジスタ OR1,OR2,OR3 出力レジスタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/16,15/80 G06T 1/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同時アクセス可能な複数のポート及びメ
    モリを有するマルチポートメモリと、前記複数のポート
    に接続された第一および第二のサブプロセッサとを備え
    る信号処理用プロセッサにおいて、 外部より供給されたデータを記憶している前記メモリか
    ら並列的に読み出されたデータを直列的に前記第一のサ
    ブプロセッサに供給する第一の出力レジスタと、 前記第一のサブプロセッサから直列的に供給されたデー
    タを並列的に前記メモリに供給する第一の入力レジスタ
    と、 前記メモリから前記第一の出力レジスタを介して並列的
    に読み出されたデータを直列的に前記第二のサブプロセ
    ッサに供給する、前記第一の出力レジスタに接続された
    第二の出力レジスタと、 前記第二のサブプロセッサから直列的に供給されたデー
    タを並列的に前記メモリに供給する、前記第一の入力レ
    ジスタと前記メモリとの間に接続された第二の入力レジ
    スタとを前記マルチポートメモリに内蔵したことを特徴
    とする信号処理用プロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記第一および第二のサブプロセッサの
    うち少なくとも一方は、少なくとも一定走査期間の間シ
    フトを続けてその間の入力データを蓄積できる入力シフ
    トレジスタと、その入力シフトレジスタからその一定走
    査期間毎に並列にデータを受け取る第一メモリと、該第
    一メモリから随時必要に応じて記憶されたデータを読み
    出しては演算して第二メモリに書き込むSIMD制御さ
    れたプロセッサアレイ部と、一定走査期間毎に並列にデ
    ータを前記第二メモリから受け取る出力シフトレジスタ
    とを含むことを特徴とする請求項1記載の信号処理用プ
    ロセッサ。
JP23300591A 1991-09-12 1991-09-12 信号処理用プロセッサ Expired - Fee Related JP3297925B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23300591A JP3297925B2 (ja) 1991-09-12 1991-09-12 信号処理用プロセッサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23300591A JP3297925B2 (ja) 1991-09-12 1991-09-12 信号処理用プロセッサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0573516A JPH0573516A (ja) 1993-03-26
JP3297925B2 true JP3297925B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=16948325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23300591A Expired - Fee Related JP3297925B2 (ja) 1991-09-12 1991-09-12 信号処理用プロセッサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3297925B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129490A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 National Institute Of Information & Communication Technology ディジタル放送対応型ソフトウェア無線機及び、画像信号処理装置
JP2011048579A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Univ Of Tokyo 画像処理装置及び画像処理方法
JP2014160516A (ja) * 2014-06-09 2014-09-04 Univ Of Tokyo 画像処理装置及び画像処理方法
US10795678B2 (en) * 2018-04-21 2020-10-06 Microsoft Technology Licensing, Llc Matrix vector multiplier with a vector register file comprising a multi-port memory

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
IEEE Trans.on Consumer Electronics,米国,1990年 8月 1日,Vol.36,No.3,P.318−326

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0573516A (ja) 1993-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4215401A (en) Cellular digital array processor
US4622632A (en) Data processing system having a pyramidal array of processors
US5421019A (en) Parallel data processor
EP0293700B1 (en) Linear chain of parallel processors and method of using same
US4739474A (en) Geometric-arithmetic parallel processor
US3979728A (en) Array processors
EP0539595A1 (en) Data processor and data processing method
JPH0727516B2 (ja) Simdアレイ・プロセツサ
US7386689B2 (en) Method and apparatus for connecting a massively parallel processor array to a memory array in a bit serial manner
JPH08194679A (ja) ディジタル信号処理方法及び装置並びにメモリセル読出し方法
JPH0689271A (ja) デジタル信号処理装置
US20040133750A1 (en) Apparatus for controlling access in a data processor
JPS61267148A (ja) 記憶回路
CA1207916A (en) Cmos multiport general purpose register
JP3297925B2 (ja) 信号処理用プロセッサ
USRE37060E1 (en) Apparatus for serial reading and writing of random access memory arrays
JPH0798980A (ja) マルチポートフィールドメモリ
US5021977A (en) Image data read out system in a digital image processing system
EP0465160B1 (en) Multiport memory
JPH04295953A (ja) 要素プロセッサの2次元アレイを内蔵する並列データ処理装置および要素プロセッサのサブアレイユニット
JPH1074141A (ja) 信号処理装置
US4970688A (en) Memory device having operating function
JPS62146064A (ja) マルチポ−トメモリ
JPH0683787A (ja) 並列プロセッサ
US4241413A (en) Binary adder with shifting function

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees