JP3296794B2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP3296794B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6277Snap or like fastening comprising annular latching means, e.g. ring snapping in an annular groove

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気コネクタ、特
に一対のコネクタがプッシュプル方式で結合せる電気コ
ネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プッシュプル方式と呼ばれる結合をする
コネクタとしては、添付図面の図8に示されているよう
なものが知られている。図8において、一方のコネクタ
50は、接触子(図示せず)が植設されているハウジン
グ本体部51の前部から延出する筒状部52を有し、こ
の筒状部52の外周面に、前方(以下、コネクタが相手
コネクタの方へ向う嵌合方向を「前方」ということとす
る)へばね53によって付勢されているスリーブ54が
前後に移動可能に配されている。上記筒状部52の前端
外縁には環状の突起55がそして中間部には環状の突起
56が設けられている。スリーブ54は中間部内面に環
状の突起57が設けられていて、ばね53により前方へ
押し出されるスリーブ54の最前進位置(図8に示され
る位置)を規制している。該スリーブ54と筒状部52
との間には、上記突起56より前方にて環状空間59を
形成している。このスリーブ54には、該スリーブ54
が最前進位置にあるときに、上記筒状部52の突起55
と対応する位置に環状の凹部58が形成されている。
【0003】他方のコネクタ60は、接触子(図示せ
ず)が植設されているハウジング本体部61の外周に外
筒部62を有している。該外筒部62とハウジング本体
61との間には、コネクタの嵌合時に上記一方のコネク
タ50の筒状部52を受け入れる環状の受入溝部63が
形成されている。又、コネクタ嵌合時には、筒状部62
は一方のコネクタ50の環状空間59へ進入するように
なっている。上記外筒部62は、周方向の適宜箇所に、
軸方向に延びる二つのスリットとこれらを前方側で連通
せしめる連通溝64とによって形成された、該連通溝6
4側を前端とする可撓自在な腕部65を有している。該
腕部65の前端内面には突起66が設けられている。
【0004】このような一対のコネクタ50,60が図
8の矢印方向に嵌合される際には、一方のコネクタ50
の環状空間59内へ他方のコネクタ60の外筒部62が
案内されつつ進入する。外筒部62に設けられた腕部6
5の突起66は、突起55により半径外方に押されて腕
部65は撓み変形を生じ、この腕部65がスリーブ54
をその凹部58を形成する段部にて後方に押し、スリー
ブ54はばね53の付勢力に抗して後退させられる。腕
部65は、突起66が突起55を乗り越えた後に、原形
に復帰し、両突起66,55が軸方向に係止する。しか
る後、スリーブ54が前方に戻り、最早、他方のコネク
タ60に意図せぬ外力で作用して腕部65が半径外方の
力を受けてもスリーブ54に規制されて、撓むことがで
きず、一対のコネクタは分離されず結合を維持する。
【0005】又、一対のコネクタを分離したいときに
は、スリーブ54をばね53の力に抗して後退させてお
き、その状態で、他方のコネクタ60を後方へ引く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
従来のコネクタにあっては、嵌合方向の寸法が大きくな
ること、そして取扱いずらいことにおいて、改善される
べき点があった。
【0007】先ず、上記他方のコネクタ60の腕部65
は、所定の弾性撓み量を得るのに十分な弾性をもたなけ
ればならない。コネクタ50,60同士の係止を確実な
ものとするには、係止し合う突起55,66は或る程度
大きく突出している必要がある。突起66がこの突出量
を腕部65の弾性撓み変形により上記突起55を乗り越
えるには、腕部65を長く形成する必要がある。これ
は、コネクタ60、さらにはコネクタ50が嵌合時に長
くなってしまうことにつながる。
【0008】次に、コネクタの嵌合時には、一方のコネ
クタ50のスリーブ54は大きく後退せねばならない。
これは、コネクタの嵌合を行う作業者が、両コネクタ5
0,60の外周を把持して作業できないことを意味す
る。通常、コネクタの外周にてしっかりと把持した方
が、作業しやすいが、スリーブ54を把持するとこのス
リーブが後退できないからである。
【0009】本発明は、このような従来コネクタが有し
ていた不具合を改善し、小型化が可能で作業のし易い電
気コネクタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電気コネク
タは、互に嵌合される一対のコネクタから成っており、
一方のコネクタのハウジングは前方へ突出し周方向に延
びる受入部が設けられ、他方のコネクタのハウジング
は、上記受入部内に入り込みこれを受入するための受入
周面が形成されている。この受入部と受入周面とは係止
手段によって係止可能そして解除手段によって係止解除
可能となっている。
【0011】かかる電気コネクタにおて、本発明では、
係止手段は、上記他方のコネクタの受入周面に形成され
た環状溝部へ装着された弾性拡径体と、上記一方のコネ
クタの受入部の前縁部内縁に形成され、コネクタ嵌合開
始時に弾性拡径体と当接して該弾性拡径体を縮径せしめ
る加圧部と、加圧部よりも後方位置で上記受入部に形成
され半径内方に開口し周方向に延びる係止溝とを備えて
いる。該係止溝は縮径解除後の拡径時の弾性拡径体が収
容されて該弾性拡径体と後方に係止可能になっている。
【0012】上記、解除手段は、上記一方のコネクタの
受入部及び他方のコネクタの受入周面いずれかの面上を
移動可能に前方へばねにより付勢されたスリーブの前端
内縁に半径内方に突出形成された解除突起を有してお
り、スリーブ後退時に該解除突起の弾性拡径体上への乗
り上げを可能とする傾斜当接部が、解除突起及び弾性拡
径体の少なくとも一方に設けられている。
【0013】このような構成の一対のコネクタの嵌合時
には、一方のコネクタの加圧部が他方のコネクタの弾性
拡径体を半径内方に圧し、これを弾性縮径せしめる。他
方のコネクタは、弾性拡径体が縮径することにより、一
方のコネクタの加圧部を通過可能となる。弾性拡径体
は、上記加圧部を通過して係止溝の位置に至ると縮径力
が解除されて原形に復帰し拡径する。かくして、一対の
コネクタは上記弾性拡径体を介して互いの抜けが防止さ
れる。
【0014】かかる一対のコネクタの結合を解除すると
きには、スリーブを後退させる。スリーブは解除突起を
有しており、該解除突起が弾性拡径体に対して、乗り上
げてこれを縮径する。したがって、弾性拡径体は係止溝
との係止がなくなり、一対のコネクタは互に抜出可能と
なる。
【0015】本発明において、他方のコネクタは、所定
の半径位置で周方向の一部分の範囲に、軸方向に環状溝
部の位置まで延出して弾性拡径体の過大拡径を阻止する
規制片を有していることが好ましい。こうすることによ
り、弾性拡径体は安定した状態で作動する。
【0016】上記弾性拡径体は、一つの形態として、周
方向の一箇所にスリットが形成されたC型リングとする
ことができる。
【0017】他方のコネクタは、周方向の少なくとも一
箇所に、C型リングの側縁に形成された切欠部へ係合す
る突片を有していることとすれば、C型リングの周方向
位置のずれを防止でき、例えば、スリット部に上記規制
片を位置せしめスリット部におけるC型リングの変形を
規制できる。
【0018】
【発明実施の形態】以下、添付図面の図1ないし図7に
もとづき、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし
図3は本発明の一実施形態の電気コネクタの軸線を含む
一つの面での断面図を示し、図1は一対のコネクタが嵌
合開始時、図2は嵌合前、図3は嵌合完了時をそれぞれ
示している。
【0019】図において、一方のコネクタ10は他方の
コネクタ30と嵌合して結合されるようになっている。
【0020】一方のコネクタ10は絶縁材料から成り、
全体外形が軸線12を中心とした筒状をなすハウジング
11を有し、該ハウジング11には上記軸線12に平行
な方向に延びる複数の接触子13が植設されている。該
接触子13は前端(以下、コネクタの嵌合方向、すなわ
ち相手コネクタに向く方向を「前方」と呼び、その端部を
「前端」とする。)側に、ハウジングの接触子用開孔1
4に臨む雌型接触部13Aを、後端側に、ハウジング1
1外へ突出する結線部13Bを有している。
【0021】上記ハウジング11は、前方に開口し周方
向に延びる受入空間15を形成する受入部16を有して
いる。この受入空間15の奥部には、シール用のОリン
グ17が配設されている。上記受入部16には、半径方
向に貫通する窓状の係止溝18が、周方向の複数箇所で
周方向に延びるように形成されている。該受入部16に
は係止溝18より前方の前端内縁に加圧部19が設けら
れている。該加圧部19の前内周縁はテーパ面19Aと
なっている。上記受入部16、受入空間15、係止溝1
8そして加圧部19については、後述の他のコネクタ3
0の説明の際に、その関連において再度説明する。
【0022】上記ハウジング11の後部外周面には、上
記受入部16に対して段をなす小径部20が形成され、
この小径部20の後部にねじ面が設けられここに保持筒
体21が固定されており、環状の空間22にコイル状の
圧縮ばね23が配設されている。
【0023】上記ハウジング11の外周にはスリーブ2
4が設けられている。該スリーブ24は外周面に前後移
動操作の便宜のために凹凸条24Aが形成されており、
内周面には中間位置にて環状の係止凸部24Bが設けら
れている。該スリーブ24は、上記係止凸部24Bは前
面がハウジング11の受入部16の後端面16Aに当接
し、後面が上記ばね23の前端を受けており、上記係止
凸部24Bよりも前方部分が上記嵌合筒状部16と、そ
して係止凸部24Bよりも後方部分が保持筒体21上に
あって、案内されている。
【0024】次に、他方のコネクタ30は、接触子(図
示せず)が植設された絶縁材料から成るハウジング31
が前方へ突出せる筒状部32を有し、該筒状部32が既
述の上記一方のコネクタ10の受入空間15に受け入れ
られる内径・外径そして長さ寸法となっている。該筒状
部32には、さらに前方に突出する環状突部32Bが設
けられていて、上記筒状部32が受入空間15に進入し
た際に、該受入空間15の奥部にあるОリング17を半
径内方に圧縮する内径となっている。又、上記筒状部3
2の外周面は、上記一方のコネクタの受入部16を受け
る受入周面32Aを形成している。
【0025】他方のコネクタ30のハウジング31の外
周面には環状溝部33が形成されていて、該環状溝部3
3に弾性拡径体をなすC型リング34が嵌着されてい
る。このC型リング34は、周方向の一箇所でスリット
が形成されていて、外力を受けて弾性縮径、そして外力
の解除により弾性拡径が可能となっている。該C型リン
グ34は拡径時に上記環状溝部33よりも半径方向に突
出している。該型Cリング34は外周前縁にテーパ面3
4Aが形成されていて、拡径時に既述した一方のコネク
タの受入部16の前端内縁設けられた加圧部19のテー
パ面19Aと当接可能となっている。すなわち、C型リ
ング34は、一方のコネクタ10の受入空間へ筒状部3
2が進入する際に、上記テーパ面19Aによって加圧さ
れて半径内方へ弾性縮径してさらなる前進が可能とな
り、加圧部19を通過したときに、原形へ弾性復帰、す
なわち拡径して既述の係止溝18へ収まる。該C型リン
グ34と係止溝18は、その際、該C型リング34の後
退を阻止するように該C型リング34と係止する。
【0026】かかる他方のコネクタ30は、上記筒状部
32の内部が凹部35をなしていて、コネクタの嵌合時
に、この凹部35内に上記一方のコネクタ10の前部を
受入するようになっているが、本発明ではこの形態に限
定されず、両コネクタ10,30のハウジング前端面同
士が当接し合う形式のものでもよい。
【0027】本実施形態のコネクタは、図1ないし図3
に示された一つの周方向位置での断面図とは異なる構成
を、他の周方向位置で有している。図4(A)は図1に
対して周方向に90°ずれた位置での軸線を含む面にお
ける断面図であり、図4(B),(C)は図4(A)における
B−B,C−C断面図をそれぞれ示している。又、図5
は、図4(A)におけるB−Bで断面をした際の他方のコ
ネクタについての斜視図である。すなわち、図1ないし
図3は図4(B),(C)におけるX−X線、図4(A)は図
4(B),(C)におけるY−Y線での断面である。なお、
これらの図において、すでに図1ないし図3で説明した
部分にはそれらの符号を付してある。
【0028】図において、他方のコネクタ30のハウジ
ング31の筒状部32には、周方向の適宜箇所(図示の
例では1箇所)に軸線方向に環状溝部33の位置まで延
びる規制片41が設けられている。又、上記筒状部32
の周方向の他の位置に軸方向に突出する突片42が設け
られている。該突片42は環状溝部33内のC型リング
34の側縁に形成された切欠部43に係合し、C型リン
グ34の周方向でのずれを防止している。そして、上記
規制片41は、かかるC型リング34のスリット34A
を覆うように位置しかつ周方向に所定幅を有しており、
C型リング34の該スリット34Aの部分での過大拡径
を阻止している。上記規制片及び突片は、適宜その数を
増やして周方向に分布して位置せしめてもよい。
【0029】上記筒状部32は、環状溝部33内のC型
リング34を半径方向にがたつかずに同心に位置づける
ために、周方向の二箇所に、C型リング34の内面に接
する支持部44を有している。
【0030】又、上記一方のコネクタ10のハウジング
11と他方のコネクタ30のハウジング31との嵌合部
分は、図にて省略された多極の接触子が互に所定関係を
確保できるように、略十字状の断面を有している共にキ
ー部も有していて、周方向にずれた位置では嵌合しない
ようになっている。
【0031】さらに、スリーブ24は、図4(B)に見ら
れるように、その前端内周縁に、周方向にてX−XとY
−Yとの中間位置に解除突起45を有している。該解除
突起45は、図6(A)のごとく後縁に傾斜当接部とし
てのテーパ部45Aを有している。該テーパ部45A
は、スリーブ24を後退せしめたときに、拡径時のC型
リング34の後縁に当接する位置にある。
【0032】このように構成される本実施形態のコネク
タの作動は次のごとくである。 先ず、コネクタの嵌合は図2の状態から図1の状態
を経て図3のごとくになされる。図2の状態にあるコネ
クタが図1の状態にもたらされると(このときスリーブ
24は何ら移動しない)、他方のコネクタ30の自由な
拡径状態にあるC型リング34は、そのテーパ面34A
が一方のコネクタ10の加圧部19のテーパ面19Aと
当接し半径内方へ圧せされる。したがって、C型リング
34は弾性縮径して上記加圧部19を通過可能となる。 C型リング34が加圧部19を通過して係止溝18の
位置まで達すると(このときには、互いの接触子同士は
すでに結合している)、C型リング34を縮径しておく
外力が解除されるので、該C型リング34はその弾性エ
ネルギーによって原形まで拡径復帰する。その結果、該
C型リング34の後縁と係止溝18の前縁とは係止し合
い、両コネクタ10,30は抜けなくなる。かくして、
両コネクタ10,30は結合状態を維持するが、その
際、他方のコネクタ30の環状突部32BがОリング1
7を圧して、シールを確保する。 次に、上記二つのコネクタ10,30を分離すると
きには、図6(A)の一方のコネクタ10のスリーブ2
4を、ばね23の付勢力に抗して、後方へ押して移動さ
せる。スリーブ24のテーパ部45AはC型リング34
へ乗り上げ、該C型リング34を縮径させる(図6
(B)参照)。かくして、両コネクタ10,30は分離
可能となり、図6(C)のごとく分離される。このと
き、スリーブ24はばね23の付勢力により前方へ押さ
れ原位置へ復帰する。
【0033】本発明では、スリーブはどちらのコネクタ
に設けられてもよい。既述の例では、スリーブは一方の
コネクタ側に設けられていたが、図7のごとく他方のコ
ネクタに設けることができる。この図7にて図6のもの
と共通部分には同一符号を付してある。
【0034】本願発明では、弾性拡径体はC型リングに
限定されない。例えば、コネクタと一体に形成された周
方向に延びる羽根部材がその周方向先端で拡径可能し弾
性を有しているという形態も可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のごとく、両コネクタを
弾性拡径体を介して係止せしめることとしたので、これ
に要する長手方向寸法がきわめて小さくてすみ、しか
も、半径方向寸法も大きくならないため、コネクタの小
型化が図れる。しかも、コネクタの嵌合時に、解除のた
めのスリーブに何ら影響がないので、スリーブ部分を保
持していてもコネクタの嵌合が可能となり、作業がしや
すくなるという利点をも得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコネクタであり、上半分
は周方向の一位置での断面図、下半分は側面図を示す。
【図2】図1の両コネクタの嵌合前の状態を示す断面図
である。
【図3】図1の両コネクタの嵌合完了の状態を示す断面
図である。
【図4】図4(A)は図1の嵌合状態における周方向の
他の位置での断面図であり、図4(B)は図4(A)に
おけるB−B断面図、図4(C)はC−C断面図であ
る。
【図5】図(C)に対応する位置で断面した他方のコネ
クタのみの斜視図である。
【図6】図1のコネクタの周方向のさらに他の位置での
断面図であり、図6(A)は両コネクタの嵌合時、図6
(B)は分離途中、図6(C)は分離完了時を示す。
【図7】本発明の他の実施形態を示す断面図である。
【図8】従来のコネクタの断面図である。
【符号の説明】
10 一方のコネクタ 11 ハウジング 16 受入部 18 係止溝 19 加圧部 23 ばね 30 他方のコネクタ 31 ハウジング 32A 受入周面 33 環状溝部 34 弾性拡径体(C型リング) 41 規制片 42 突片 43 切欠部 45 解除突起 45A 傾斜当接部(テーパ部)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/639 H01R 13/635

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互に嵌合される一対のコネクタのうち、
    一方のコネクタのハウジングは前方へ突出し周方向に延
    びる受入部が設けられ、他方のコネクタのハウジング
    は、上記受入部内に入り込みこれを受入するための受入
    周面が形成され、受入部と受入周面とは係止手段によっ
    て係止可能そして解除手段によって係止解除可能となっ
    ている電気コネクタにおいて、係止手段は、上記他方の
    コネクタの受入周面に形成された環状溝部へ装着された
    弾性拡径体と、上記一方のコネクタの受入部の前縁部内
    縁に形成され、コネクタ嵌合開始時に弾性拡径体と当接
    して該弾性拡径体を縮径せしめる加圧部と、加圧部より
    も後方位置で上記受入部に形成され半径内方に開口し周
    方向に延びる係止溝とを備え、該係止溝は縮径解除後の
    拡径時の弾性拡径体が収容されて該弾性拡径体と後方に
    係止可能になっており、解除手段は、上記一方のコネク
    タの受入部及び他方のコネクタの受入周面いずれかの面
    上を移動可能に前方へばねにより付勢されたスリーブの
    前端内縁に半径内方に突出形成された解除突起を有し、
    スリーブ後退時に該解除突起の弾性拡径体上への乗り上
    げを可能とする傾斜当接部が、解除突起及び弾性拡径体
    の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする電
    気コネクタ。
  2. 【請求項2】 他方のコネクタは、所定の半径位置で周
    方向の一部分の範囲に、軸方向に環状溝部の位置まで延
    出して弾性拡径体の過大拡径を阻止する規制片を有して
    いることとする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 他方のコネクタに設けられた弾性拡径体
    は周方向の一箇所にスリットが形成されたC型リングで
    あることとする請求項1又は請求項2に記載の電気コネ
    クタ。
  4. 【請求項4】 他方のコネクタは、周方向の少なくとも
    一箇所に、C型リングの側縁に形成された切欠部へ係合
    する突片を有していることとする請求項2又は請求項3
    に記載の電気コネクタ。
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EP99120788A EP0996201B1 (en) 1998-10-20 1999-10-20 Electrical connector
DE69929270T DE69929270T2 (de) 1998-10-20 1999-10-20 Elektrischer Stekverbinder

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