JP3294906B2 - タンク内の液量測定方法 - Google Patents
タンク内の液量測定方法Info
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- JP3294906B2 JP3294906B2 JP15669093A JP15669093A JP3294906B2 JP 3294906 B2 JP3294906 B2 JP 3294906B2 JP 15669093 A JP15669093 A JP 15669093A JP 15669093 A JP15669093 A JP 15669093A JP 3294906 B2 JP3294906 B2 JP 3294906B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンク内の液量測定方
法に関する。
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にタンク内の液量を測定する場合
は、タンク内の液面にフロートを浮かせてその高さを検
出して液量に換算するフロート式の液面レベル計や、タ
ンク底部から液圧を検出して液量に換算する液圧検出方
式などが用いられる。
は、タンク内の液面にフロートを浮かせてその高さを検
出して液量に換算するフロート式の液面レベル計や、タ
ンク底部から液圧を検出して液量に換算する液圧検出方
式などが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術を用いて液量を測定する場合、タンク内
に汚泥やスラッジなどの堆積物が堆積すると誤差を生じ
て正確に測定することができないという欠点があった。
すなわち、フロート式液量計によって算出される液量に
は堆積物の体積を含むことになり、また液圧検出方式に
よって液量を算出する場合も堆積物の重量による圧力を
含んで算出することになるのである。
ような従来技術を用いて液量を測定する場合、タンク内
に汚泥やスラッジなどの堆積物が堆積すると誤差を生じ
て正確に測定することができないという欠点があった。
すなわち、フロート式液量計によって算出される液量に
は堆積物の体積を含むことになり、また液圧検出方式に
よって液量を算出する場合も堆積物の重量による圧力を
含んで算出することになるのである。
【0004】本発明は、上記のような従来技術の課題を
解決すべくしてなされたものであって、堆積物を含むタ
ンク内の液量を正確に測定することのできる方法を提供
することを目的とする。
解決すべくしてなされたものであって、堆積物を含むタ
ンク内の液量を正確に測定することのできる方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体を貯蔵す
るタンク内の液量を測定する際に、前記タンクの頂部付
近の側面に取付けたフロート式液面レベル計からの液面
測定信号と、前記タンクの底部に取付けられた液圧検出
器からの液圧測定信号とを用いて、前記タンクの底面に
堆積する堆積物の量を補正して液量のみを測定すること
を特徴とするタンク内の液量測定方法である。
るタンク内の液量を測定する際に、前記タンクの頂部付
近の側面に取付けたフロート式液面レベル計からの液面
測定信号と、前記タンクの底部に取付けられた液圧検出
器からの液圧測定信号とを用いて、前記タンクの底面に
堆積する堆積物の量を補正して液量のみを測定すること
を特徴とするタンク内の液量測定方法である。
【0006】
【作 用】本発明によれば、フロート式液面レベル計と
液圧検出器を併用して堆積物の量を算出して補正するよ
うにしたので、タンク内の液量を正確に測定することが
可能である。
液圧検出器を併用して堆積物の量を算出して補正するよ
うにしたので、タンク内の液量を正確に測定することが
可能である。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して詳しく説明する。図1に示すように、液体1を貯蔵
する水平方向の断面積がSなるタンク2の高さHの位置
にフロート式液面レベル計3が取付けられ、またその底
部には液圧検出器4が取付けられて、それぞれの液面お
よび液圧の測定信号HおよびPが測定演算装置5に入力
される。なお、この測定演算装置5には、設定器6を介
して大気圧P0 および堆積物の密度ρ1 ,液体の密度ρ
2 があらかじめ設定され、また測定演算装置5での演算
結果は出力装置7に出力されて、表示,記録などがなさ
れる。
して詳しく説明する。図1に示すように、液体1を貯蔵
する水平方向の断面積がSなるタンク2の高さHの位置
にフロート式液面レベル計3が取付けられ、またその底
部には液圧検出器4が取付けられて、それぞれの液面お
よび液圧の測定信号HおよびPが測定演算装置5に入力
される。なお、この測定演算装置5には、設定器6を介
して大気圧P0 および堆積物の密度ρ1 ,液体の密度ρ
2 があらかじめ設定され、また測定演算装置5での演算
結果は出力装置7に出力されて、表示,記録などがなさ
れる。
【0008】そこで、タンク2内に堆積するスラッジな
どの堆積物8が高さh1 だけ堆積したときの体積をv1
とし、そのときの液体1の高さをh2 ,その体積v2 と
すると、まず下記(1) 〜(3) 式が得られる。 V=v1 +v2 ……………(1) H=h1 +h2 ……………(2) P=P0 +ρ1 h1 +ρ2 h2 ……………(3) つぎに、体積物8および液体1の体積v1 ,v2 は下記
の(4) , (5) の関係式で表される。
どの堆積物8が高さh1 だけ堆積したときの体積をv1
とし、そのときの液体1の高さをh2 ,その体積v2 と
すると、まず下記(1) 〜(3) 式が得られる。 V=v1 +v2 ……………(1) H=h1 +h2 ……………(2) P=P0 +ρ1 h1 +ρ2 h2 ……………(3) つぎに、体積物8および液体1の体積v1 ,v2 は下記
の(4) , (5) の関係式で表される。
【0009】 v1 =Sh1 ……………(4) v2 =Sh2 ……………(5) 上記した(1) 〜(5) 式から堆積物8および液体1のそれ
ぞれの高さh1 ,h2が下記(6) , (7) 式によって求め
られる。 h1 =(P−ρ2 H−P0 )/(ρ1 −ρ2 ) ……………(6) h2 =(P−ρ1 H−P0 )/(ρ2 −ρ1 ) ……………(7) よって、堆積物8および液体1の体積v1 ,v2 は下記
(8) , (9) 式を用いることにより求めることができる。
ぞれの高さh1 ,h2が下記(6) , (7) 式によって求め
られる。 h1 =(P−ρ2 H−P0 )/(ρ1 −ρ2 ) ……………(6) h2 =(P−ρ1 H−P0 )/(ρ2 −ρ1 ) ……………(7) よって、堆積物8および液体1の体積v1 ,v2 は下記
(8) , (9) 式を用いることにより求めることができる。
【0010】 v1 =h1 ・S ……………(8) v2 =h2 ・S ……………(9)
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フロート式液面レベル計と液圧検出器を併用して堆積物
の量を算出して補正するようにしたので、タンク内にス
ラッジなどの堆積物が堆積しても液体と堆積物の量を別
々に測定することができ、これにより液体量の正確な測
定管理を行うことが可能となる。
フロート式液面レベル計と液圧検出器を併用して堆積物
の量を算出して補正するようにしたので、タンク内にス
ラッジなどの堆積物が堆積しても液体と堆積物の量を別
々に測定することができ、これにより液体量の正確な測
定管理を行うことが可能となる。
【0012】さらに、堆積物量を正確に把握することが
きるので、タンク内の清掃や堆積物排出時期の把握をも
正確に行うことが可能である。
きるので、タンク内の清掃や堆積物排出時期の把握をも
正確に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す概要図である。
1 液体 2 タンク 3 フロート式液面レベル計 4 液圧検出器 5 測定演算装置 6 設定器 7 出力装置 8 堆積物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古角 文雄 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭59−13918(JP,A) 特開 昭50−108962(JP,A) 特開 昭63−36117(JP,A) 実開 昭49−15956(JP,U) 実開 平3−91929(JP,U) 実開 平1−173640(JP,U) 実開 昭60−142792(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/00 G01F 17/00 G01F 23/14 G01F 23/30
Claims (1)
- 【請求項1】 液体を貯蔵するタンク内の液量を測定
する際に、前記タンクの頂部付近の側面に取付けたフロ
ート式液面レベル計からの液面測定信号と、前記タンク
の底部に取付けられた液圧検出器からの液圧測定信号と
を用いて、前記タンクの底面に堆積する堆積物の量を補
正して液量のみを測定することを特徴とするタンク内の
液量測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15669093A JP3294906B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | タンク内の液量測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15669093A JP3294906B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | タンク内の液量測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712617A JPH0712617A (ja) | 1995-01-17 |
JP3294906B2 true JP3294906B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=15633206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15669093A Expired - Fee Related JP3294906B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | タンク内の液量測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3294906B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3461291B2 (ja) | 1998-08-06 | 2003-10-27 | ヤマウチ株式会社 | 熱プレスのクッション材用ゴム、熱プレス用クッション材およびプリント基板の製造方法 |
JP2008096303A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Yokogawa Electric Corp | 投込式水位計 |
JP2009229333A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Jfe Engineering Corp | 二層液体の界面レベル検出方法および界面レベル検出装置 |
CN102954824A (zh) * | 2011-08-25 | 2013-03-06 | 江苏恩泰传感器有限公司 | 一种液位传感器 |
CN103148910B (zh) * | 2011-12-06 | 2017-11-28 | 张家港中集圣达因低温装备有限公司 | 卧式低温容器及其液位测量装置 |
KR102108027B1 (ko) * | 2018-05-02 | 2020-05-08 | 한국지질자원연구원 | 침전물의 높이를 측정할 수 있는 모니터링 장치 및 이를 이용한 침전물의 높이의 모니터링 방법 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP15669093A patent/JP3294906B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0712617A (ja) | 1995-01-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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