JP2766727B2 - 微小重力下の液体計量方法 - Google Patents
微小重力下の液体計量方法Info
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- JP2766727B2 JP2766727B2 JP30640790A JP30640790A JP2766727B2 JP 2766727 B2 JP2766727 B2 JP 2766727B2 JP 30640790 A JP30640790 A JP 30640790A JP 30640790 A JP30640790 A JP 30640790A JP 2766727 B2 JP2766727 B2 JP 2766727B2
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- Japan
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- liquid
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- gas
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、微小重力下における液体の計量方法に関す
る。
る。
微小重力下における液体の計測方法については、まだ
確立されてなく、地上における液量計量方法において
は、例えば、第３図に示す如く方法が一般的である。す
なわち、容器201に被計量液202を入れると重力の作用に
より液体202と気体203とが分離して液面204が形成さ
れ、この液位を計測し体積を求める方法である。
確立されてなく、地上における液量計量方法において
は、例えば、第３図に示す如く方法が一般的である。す
なわち、容器201に被計量液202を入れると重力の作用に
より液体202と気体203とが分離して液面204が形成さ
れ、この液位を計測し体積を求める方法である。
微小重力下では、第４図に示す如く、重力が作用しな
くなり、液面の位置が定まらず、従来の液面計の液位計
測による方法では計量不能であった。
くなり、液面の位置が定まらず、従来の液面計の液位計
測による方法では計量不能であった。
本発明は、上記欠点を解消するためのものであって、
その目的とするところは、密閉できる計量容器内に被計
量液体を入れ、該容器に体積変化を与え、該体積変化に
よる内部圧力の変化を検出し、上記体積変化量と内部圧
力変化量から液体と気体の体積の割合を求め、液体の体
積を求める方法を提供するものである。
その目的とするところは、密閉できる計量容器内に被計
量液体を入れ、該容器に体積変化を与え、該体積変化に
よる内部圧力の変化を検出し、上記体積変化量と内部圧
力変化量から液体と気体の体積の割合を求め、液体の体
積を求める方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、微小重力下における液体の体積を計量する
計量方法において、密閉可能な計量容器に被計量液体を
入れて密閉し、アクチュエータによって上記計量容器内
の体積を変化させ、該体積変化による内部圧力変化を圧
力検出器によって検出し、上記体積変化量と内部圧力変
化量から、上記計量容器内の液体と気体の割合を求める
微小重力下の液体計量方法にある。
計量方法において、密閉可能な計量容器に被計量液体を
入れて密閉し、アクチュエータによって上記計量容器内
の体積を変化させ、該体積変化による内部圧力変化を圧
力検出器によって検出し、上記体積変化量と内部圧力変
化量から、上記計量容器内の液体と気体の割合を求める
微小重力下の液体計量方法にある。
本発明の原理を以下に示す。
密閉容器内に液体と気体が混在している状態において
液体の圧縮性が無視出来ると仮定すると気体の体積をVG
とすると下式が成り立つ PVG＝RT 温度が一定の状態では PVG＝一定 PdVG＋VGdp＝０ 即ち、体積変化dVGを与えた時の圧力変化dPを計測する
ことにより、気体の体積が求まる。
液体の圧縮性が無視出来ると仮定すると気体の体積をVG
とすると下式が成り立つ PVG＝RT 温度が一定の状態では PVG＝一定 PdVG＋VGdp＝０ 即ち、体積変化dVGを与えた時の圧力変化dPを計測する
ことにより、気体の体積が求まる。
液体の体積は、密閉容器内の全体積より気体の体積を
差し引く事により求める事が可能となる。
差し引く事により求める事が可能となる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明すると、
第１図は、本発明に係る計量システムを示す概念図、第
２図は、容器内の体積変化と圧力変化の関係を示す図で
ある。図中101は密閉容器、102は被計量液体、103は気
体、104は気液界面、105はベローズ、106は圧力計、107
はアクチュエータ、108は信号処理装置、109は止栓を示
している。
第１図は、本発明に係る計量システムを示す概念図、第
２図は、容器内の体積変化と圧力変化の関係を示す図で
ある。図中101は密閉容器、102は被計量液体、103は気
体、104は気液界面、105はベローズ、106は圧力計、107
はアクチュエータ、108は信号処理装置、109は止栓を示
している。
第１図において101は密閉容器であって、圧力計106
と、アクチュエータ107と、該アクチュエータ107によっ
て前記容器101の体積を変化させるベローズ105と、密閉
構造の止栓109が配設されている。108は信号処理装置で
あって、アクチュエータ107による密閉容器101内の気体
103の体積変化と該容器内の圧力変化を処理し、気体の
体積を算出する。
と、アクチュエータ107と、該アクチュエータ107によっ
て前記容器101の体積を変化させるベローズ105と、密閉
構造の止栓109が配設されている。108は信号処理装置で
あって、アクチュエータ107による密閉容器101内の気体
103の体積変化と該容器内の圧力変化を処理し、気体の
体積を算出する。
微小重力下では、液体102と気体103が混在した状態と
なっており、気液界面104は不定である。このような状
態においてアクチュエータ107によってベローズ105に変
位を与えることにより第２図に示すごとく、密閉容器10
1内に体積変化dVがおこりその体積変化に対応した圧力
変化dPが発生する。これらの体積変化dVおよび圧力変化
dPを信号処理装置108にて処理をして、前記密閉容器101
内の気体103の体積を求め、密閉容器内全体の体積から
気体の体積分を差し引いて液体の体積を求めることがで
きる。
なっており、気液界面104は不定である。このような状
態においてアクチュエータ107によってベローズ105に変
位を与えることにより第２図に示すごとく、密閉容器10
1内に体積変化dVがおこりその体積変化に対応した圧力
変化dPが発生する。これらの体積変化dVおよび圧力変化
dPを信号処理装置108にて処理をして、前記密閉容器101
内の気体103の体積を求め、密閉容器内全体の体積から
気体の体積分を差し引いて液体の体積を求めることがで
きる。
これらの手段を用いることによって、宇宙航行中の飛
行体に搭載された飲料水タンク、燃料油タンク等の置タ
ンク残水（油）量の計測が可能となる。
行体に搭載された飲料水タンク、燃料油タンク等の置タ
ンク残水（油）量の計測が可能となる。
本発明は、気液界面の位置、形状が定まらない微小重
力下においても液量を計ることを可能となる。
力下においても液量を計ることを可能となる。
第１図は、本発明・実施例に係る計量システムの概念
図、第２図は、本発明の実施例に係る容器内の体積変化
と圧力変化の関係を示す図、第３図は、従来の地上での
計量を示す概念図、第４図は、微小重力下での従来技術
の使用状況の説明図である。 101……密閉容器、105……ベローズ、106……圧力計、1
07……アクチュエータ、108……信号処理装置
図、第２図は、本発明の実施例に係る容器内の体積変化
と圧力変化の関係を示す図、第３図は、従来の地上での
計量を示す概念図、第４図は、微小重力下での従来技術
の使用状況の説明図である。 101……密閉容器、105……ベローズ、106……圧力計、1
07……アクチュエータ、108……信号処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 義人 兵庫県高砂市荒井町新浜２丁目１番１号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01F 22/00
Claims (1)
- 【請求項１】微小重力下における液体の体積を計量する
計量方法において、密閉可能な、計量容器に、被計量液
を入れて密閉し、アクチュエータによって上記計量容器
内の体積を変化させ、該体積変化による内部圧力変化を
圧力検出器によって検出し上記体積変化量と内部圧力変
化量から、上記計量容器内の液体と気体の割合を求める
微小重力下の液体計量方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30640790A JP2766727B2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 微小重力下の液体計量方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30640790A JP2766727B2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 微小重力下の液体計量方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04297829A JPH04297829A (ja) | 1992-10-21 |
| JP2766727B2 true JP2766727B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=17956646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30640790A Expired - Fee Related JP2766727B2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 微小重力下の液体計量方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2766727B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2622196A (en) * | 2022-08-31 | 2024-03-13 | Chiaro Technology Ltd | Measurement system |
-
1990
- 1990-11-13 JP JP30640790A patent/JP2766727B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04297829A (ja) | 1992-10-21 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |