JP3294550B2 - 縦穴掘削機の簡易脱着継手接続用の油圧回路 - Google Patents

縦穴掘削機の簡易脱着継手接続用の油圧回路

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JP3294550B2 JP15627998A JP15627998A JP3294550B2 JP 3294550 B2 JP3294550 B2 JP 3294550B2 JP 15627998 A JP15627998 A JP 15627998A JP 15627998 A JP15627998 A JP 15627998A JP 3294550 B2 JP3294550 B2 JP 3294550B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータに
接続される縦穴掘削機本体側の油圧管路と油圧ポンプや
油タンクに接続される油圧パワーユニット側の油圧管路
とを備え、これらの油圧管路を簡易脱着継手により着脱
可能に接続する縦穴掘削機の簡易脱着継手接続用の油圧
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】場所打ち杭等の縦孔を施工する工法とし
て、オールケーシング工法、リバースサーキュレーショ
ン工法、アースドリル工法等の工法が知られており、こ
れらの工法では、ケーシングドライバを始め種々の縦穴
掘削機を使用する。こうした縦穴掘削機には、油圧モー
タや油圧シリンダのようなアクチュエータに接続される
縦穴掘削機本体側の複数の油圧管路と、油圧ポンプや油
タンクに接続される油圧パワーユニット側の複数の油圧
管路とを備え、縦穴掘削機本体側及び油圧パワーユニッ
ト側の複数の油圧管路同士を簡易脱着継手により着脱可
能に接続して油圧回路を構成したものがある。本発明
は、こうした縦穴掘削機の簡易脱着継手接続用の油圧回
路について、簡易脱着継手による油圧回路の接続作業を
従来よりも簡単に行えるように、改良を加えようとする
ものである。
【0003】そこで、本発明の技術内容の理解を容易に
するため、縦穴掘削機の代表例として、オールケーシン
グ工法を実施するためのケーシングドライバを挙げ、ケ
ーシングドライバについての従来の簡易脱着継手接続用
の油圧回路の技術内容を図3を用いて説明する。図3
は、従来のケーシングドライバの簡易脱着継手接続用の
油圧回路を示す油圧回路図である。
【0004】ケーシングドライバは、方形の枠状のベー
スフレームと、ケーシングを挿通させて把持するケーシ
ング掴み用バンド等のケーシングの把持装置と、この把
持装置を回転駆動する油圧モータ等で構成された回転駆
動装置と、ベースフレーム上に昇降自在に設置され把持
装置や回転駆動装置を取り付けた昇降フレームと、この
昇降フレームを昇降させて把持装置を回転駆動装置とと
もに上昇下降させるスラストシリンダ等の昇降駆動装置
とを備えている。そして、ケーシングを把持装置で把持
し、把持装置を回転駆動装置で回転駆動しながら昇降駆
動装置で下降させてケーシングを地中に押し込むように
構成されており、ケーシングに溜った土砂は、ハンマー
グラブ等の掘削具で排土する。こうしたケーシングドラ
イバは、従来周知のものであるので、図3には、把持装
置や回転駆動装置や昇降駆動装置等におけるアクチュエ
ータやこのアクチュエータを駆動するための油圧回路だ
けを示している。以上のことを前提にして、ケーシング
ドライバの簡易脱着継手接続用の油圧回路について説明
する。図では、この油圧回路の構成要素に符号を付ける
場合に同等の構成要素が複数あるとき、その構成要素を
表す符号の後にa,b……の添字を付けているが、以下
の説明を行うに当たっては、説明の都合上必要なときに
だけこうした添字を付ける。
【0005】まず、アクチュエータについて説明する
と、図3において、11は昇降フレームに設置され昇降
フレーム上の回転体を介してケーシング掴み用バンドを
回転駆動するアクチュエータとしての油圧モータ、12
はケーシング掴み用バンドを開閉駆動するアクチュエー
タとしての油圧式のバンドシリンダ、13はベースフレ
ームの四隅に設けられケーシング掴み用バンドや油圧モ
ータ11を設置した昇降フレームを上昇下降させるアク
チュエータとしてのスラストシリンダ、14はベースフ
レームの底部四隅に設けられケーシングドライバを地面
に設置する際にその姿勢を水平に調整するアクチュエー
タとしての水平調整シリンダである。バンドシリンダ1
2は、互いに回動可能に枢着した複数のバンド部材(図
示せず)とともにケーシング掴み用バンドを構成し、そ
の駆動により複数のバンド部材をケーシングに押し当て
てこれを把持することができるようしている。なお、ケ
ーシングの把持装置としては、リング状の回転体とこれ
に挿通したケーシングとの間の間隙に楔状のチャック部
材を嵌入して、楔作用でケーシングを把持するようにし
たチャック装置もあるから、バンドシリンダ12に代え
て、こうしたチャック装置を駆動する油圧シリンダを設
けてもよい。
【0006】次に、これらのアクチュエータを駆動する
ための図3の油圧回路について説明すると、図3の油圧
回路は、大別すると、アクチュエータ11〜14に接続
される複数の油圧管路を備えたケーシングドライバ本体
1側の油圧回路と、油圧ポンプ21や油タンクに接続さ
れる複数の油圧管路を備えた油圧パワーユニット2側の
油圧回路とからなり、両油圧回路を油圧ホース3で接続
している。ケーシングドライバ本体1側の油圧回路につ
いて述べると、15a,15bは油圧モータ11に接続
され一方に圧油を供給したとき他方から圧油を排出する
ように切り換えられる油圧管路、16a,16bはバン
ドシリンダ12に接続され一方に圧油を供給したとき他
方から圧油を排出するように切り換えられる油圧管路、
17a,17bはスラストシリンダ13に接続され一方
に圧油を供給したとき他方から圧油が排出するように切
り換えられる油圧管路、18a,18bは水平調整シリ
ンダ14に接続され一方に圧油を供給したとき他方から
圧油を排出するように切り換えられる油圧管路である。
こうした圧油の流れの切り換えは、後述する各方向切換
弁22により行われる。各油圧管路15a,15b,1
6a,16b,17a,17b,18a,18bには、
それぞれ、手動操作で開閉でき油タンクに接続される残
圧抜き用のストップ弁61a,61b,16c,61
d,61e,61f,61g,61hがバイパス管路に
より接続されている。
【0007】油圧パワーユニット2側の油圧回路につい
て述べると、21はケーシングドライバ本体1側の油圧
回路における各アクチュエータ11〜14を駆動するた
めの油圧の発生源となる油圧ポンプ、22aは中立位置
から左位置及び右位置に切り換えることによりそれぞれ
油圧モータ11a,11bを正転及び逆転させるように
圧油の流れの方向を切り換える4ポート3位置の電磁式
の方向切換弁、22bは中立位置から左位置及び右位置
に切り換えることによりそれぞれバンドトシリンダ12
a,12bを伸長及び縮小するように圧油の流れの方向
を切り換える同様の方向切換弁、22cは中立位置から
左位置及び右位置に切り換えることによりそれぞれスラ
ストトシリンダ13a〜13dを伸長及び縮小するよう
に圧油の流れの方向を切り換える同様の方向切換弁、2
2dは中立位置から左位置及び右位置に切り換えること
によりそれぞれスラストトシリンダ14a〜14dを伸
長及び縮小するように圧油の流れの方向を切り換える同
様の方向切換弁である。
【0008】23a及び23bは、方向切換弁22aの
左位置への切り換えによりそれぞれ油圧ポンプ21及び
油タンクに接続され、右位置への切り換えによりそれぞ
れ油タンク及び油圧ポンプ21に接続される油圧管路で
ある。24a及び24b、25a及び25b、26a及
び26bも、それぞれ、方向切換弁22b,22c,2
2dの切り換えにより同様にして油圧ポンプ21や油タ
ンクに接続される油圧管路である。各油圧管路23a,
23b,24a,24b,25a,25b,26a,2
6bには、それぞれ、手動操作で開閉でき油タンクに接
続される残圧抜き用のストップ弁62a,62b,62
c,62d,62e,62f,62g,62hがバイパ
ス管路により接続されている。これらのストップ弁62
及び前記のストップ弁61は、同じ働きをする同一構造
のものであり、その働きについては後に詳述する。
【0009】油圧パワーユニット2側の各油圧管路23
a,23b,24a,24b,25a,25b,26
a,26bは、ケーシングドライバ本体1側の各油圧管
路15a,15b,16a,16b,17a,17b,
18a,18bと各油圧ホース3a,3b,3c,3
d,3e,3f,3g,3hにより接続する。41a,
41b,41c,41d,41e,41f,41g,4
1hは、これら各ケーシングドライバ本体1側の各油圧
管路15a,15b,16a,16b,17a,17
b,18a,18bと各油圧ホース3a,3b,3c,
3d,3e,3f,3g,3hの一方の端部とをそれぞ
れ接続するのに用いる簡易脱着継手、42a,42b,
42c,42d,42e,42f,42g,42hは、
油圧パワーユニット2側の各油圧管路23a,23b,
24a,24b,25a,25b,26a,26bと各
油圧ホース3a,3b,3c,3d,3e,3f,3
g,3hの他方の端部とをそれぞれ接続するのに用いる
簡易脱着継手である。これらの簡易脱着継手41,42
は、チェック弁を内蔵し押し込みにより互いに連結可能
な一対の連結部材からなり、連結部材の連結時にチェッ
ク弁の機能を解除して各連結部材の流路を開放し、連結
部材の非連結時にチェック弁の機能を発揮して各連結部
材の流路を閉鎖する。
【0010】こうした油圧回路を備えたケーシングドラ
イバの使用方法について説明する。まず、ケーシングド
ライバ本体1を縦穴の掘削位置の地面に設置し、方向切
換弁22dを左位置に切り換えて各水平調整シリンダ1
4a〜14dを伸ばすことにより、ケーシングドライバ
本体1の姿勢が水平になるように調整する。次いで、方
向切換弁22bを左位置に切り換えてバンドシリンダ1
2a,12bを伸ばすことによりケーシング掴み用バン
ドを開いてケーシングを挿通した後、方向切換弁22b
を右位置に切り換えてバンドシリンダ12a,12bを
縮めることによりケーシングをケーシング掴み用バンド
で把持する。しかる後、方向切換弁22aを左位置に切
り換えて油圧モータ11a,11bを回転駆動しながら
方向切換弁22cを右位置に切り換えてスラストシリン
ダ13a〜13dを縮めることにより、ケーシングを地
中に押し込んで縦穴を掘削する。こうしてスラストシリ
ンダ13a〜13dが略限界まで縮んだら、周知の方法
により、ケーシングのより上方を把持するようにケーシ
ング掴み用バンドで把持し直し、同様の操作を繰り返し
て縦穴を掘削する。その間、先端ケーシング内に溜った
土砂は、ハンマーグラブ等で適宜地上に搬出する。こう
した操作を繰り返してケーシングを地中に建て込んだ
ら、これに新たなケーシングを適宜継ぎ足して、同様の
作業を順次繰り返して縦穴を掘削する。
【0011】こうして縦穴を掘削して場所打ち杭等を造
成した後は、ケーシングドライバを次の縦穴の掘削位置
に移設するが、その場合には、ケーシングドライバ本体
1と油圧パワーユニット2とを分離した後、両者をそれ
ぞれ相伴クレーンにより所定位置まで移動する。ケーシ
ングドライバ本体1と油圧パワーユニット2とを分離す
るには、各簡易脱着継手41における一対の連結部材の
連結及び各簡易脱着継手42における一対の連結部材の
連結をそれぞれ解除することにより、ケーシングドライ
バ本体1側の各油圧管路15a〜18bと油圧パワーユ
ニット2側の各油圧管路23a〜26bとを繋いでいる
各油圧ホース3を取り外す。
【0012】こうしてケーシングドライバ本体1と油圧
パワーユニット2とを分離して所定位置まで移動した
ら、各簡易脱着継手41における一対の連結部材同士及
び各簡易脱着継手42における一対の連結部材同士をそ
れぞれ連結することにより、ケーシングドライバ本体1
側の各油圧管路15a〜18bと油圧パワーユニット2
側の各油圧管路23a〜26bとに各油圧ホース3を繋
いで、両者の各油圧管路を各油圧ホース3を介して接続
する。その場合、簡易脱着継手41,42の一対の連結
部材は、押し込みにより連結するため、ケーシングドラ
イバ本体1側の各油圧管路15a〜18b内や油圧パワ
ーユニット2側の各油圧管路23a〜26b内に残圧が
こもっていると、一対の連結部材の一方を他方に押し込
む作業が困難になる。そのため、図3の油圧回路では、
各油圧管路15a〜18b,23a〜26bにそれぞれ
ストップ弁61,62を設け、各簡易脱着継手41,4
2の連結部材を連結する際に各ストップ弁61、62を
開放して各油圧管路15a〜18b,23a〜26b内
の残圧をそれぞれ逃がすことにより、簡易脱着継手4
1,42の連結作業を支障なく行えるようにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た各ストップ弁61、62の開放作業やさらにはこれに
続く各ストップ弁61、62の閉鎖作業は、作業員が工
具を用いる等して手動操作により行うため、きわめて煩
雑な作業であり、簡易脱着継手41,42の数が増加す
るにつれてこうした傾向は一層助長される。こうしたこ
とから、簡易脱着継手41,42の数が多い場合、作業
員がストップ弁61、62の開放作業を省略し、簡易脱
着継手41,42における油圧ホース3側の連結部材を
他方の連結部材にハンマー等で打撃することにより無理
矢理押し込もうとして、簡易脱着継手41,42を破損
させるケースもみられた。
【0014】本発明は、従来の技術にみられるこうした
問題を解消しようとするものであって、その技術課題
は、縦穴掘削機本体側及び油圧パワーユニット側の各複
数の油圧管路を簡易脱着継手を用いて接続する場合にお
いてストップ弁を手動操作する負担を軽減することがで
きる縦穴掘削機の簡易脱着継手接続用の油圧回路を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のこうした技術課
題は、アクチュエータに接続される縦穴掘削機本体側の
複数の油圧管路と油圧ポンプや油タンクに接続される油
圧パワーユニット側の複数の油圧管路とを備え、押し込
みにより連結可能な一対の連結部材からなり連結部材の
連結時に各連結部材の流路を開放し連結部材の非連結時
に各連結部材の流路を閉鎖する簡易脱着継手を用いて、
縦穴掘削機本体側及び油圧パワーユニット側の各複数の
油圧管路を着脱可能に接続する縦穴掘削機の簡易脱着継
手接続用の油圧回路において、連結部材の非連結時に簡
易脱着継手に作用する油圧管路の残圧のうち、縦穴掘削
機本体側及び油圧パワーユニット側における少なくとも
一方の側の二つ以上の油圧管路の残圧を合流させること
のできる合流管路を設けて、それら二つ以上の油圧管路
の残圧を、逆流防止手段を介して合流管路に合流させる
ようにするとともに、合流管路に合流した残圧を手動操
作で逃がすことができるストップ弁を設けたことにより
達成される。
【0016】縦穴掘削機本体側及び油圧パワーユニット
側の各複数の油圧管路を、簡易脱着継手を用いて接続す
る場合において、簡易脱着継手に作用する油圧管路の残
圧をストップ弁を手動操作して逃がすとき、本発明で
は、縦穴掘削機本体側及び油圧パワーユニット側におけ
る少なくとも一方の側の二つ以上の油圧管路の残圧を合
流管路に合流させてストップ弁で逃がすようにしている
ので、従来の技術に比べて、ストップ弁の数を減らすこ
とができて、ストップ弁を手動操作する負担を軽減する
ことができる。また、本発明では、前記二つ以上の油圧
管路の残圧を合流管路に合流させる場合に、特に逆流防
止手段を介して合流させるようにしているので、前記二
つ以上の油圧管路の圧油のうちの合流管路に導かれる高
圧側の圧油が他の油圧管路に逆流して駆動時のアクチュ
エータの動作に悪影響を及ぼしたり非駆動時のアクチュ
エータを作動させたりするようなことはない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、縦穴掘削機の代表例として
ケーシングドライバを示し、本発明が実際上どのように
具体化されるのかを示す具体化例を図1及び図2に基づ
いて説明することにより、本発明の実施の形態を明らか
にする。図1は、本発明のケーシングドライバの簡易脱
着継手接続用の油圧回路に関する第1の具体化例を示す
油圧回路図、図2は、本発明のケーシングドライバの簡
易脱着継手接続用の油圧回路に関する第2の具体化例を
示す油圧回路図である。図1及び図2において図3と同
一の符号を付けた部分は、同図と同等の部分を表すの
で、詳述しない。
【0018】図1及び図2の油圧回路は、アクチュエー
タとしての油圧モータ11、バンドシリンダ12、スラ
ストシリンダ13及び水平調整シリンダ14に接続され
るケーシングドライバ本体1側の複数の油圧管路15a
〜18bと油圧ポンプ21や油タンクに接続される油圧
パワーユニット2側の複数の油圧管路23a〜23bと
を備え、これらケーシングドライバ本体1側の各油圧管
路15a〜18bと油圧パワーユニット2側の各油圧管
路23a〜26bとを、それぞれ簡易脱着継手41a〜
h,42a〜hを用いて、各油圧ホース3a〜hを介し
て着脱可能に接続するようにしている点において、すで
に説明した図3の油圧回路と基本的な仕組みが変わらな
い。また、ケーシングドライバ本体1側の油圧回路及び
油圧パワーユニット2側の油圧回路にそれぞれストップ
弁61及びストップ弁62を設けている点でも変わらな
い。
【0019】そこで、まず、図1の油圧回路の特徴的な
技術内容について説明すると、図1において、63はケ
ーシングドライバ本体1側の各油圧管路15a〜18b
の残圧を合流させることのできる合流管路としての圧抜
き用配管であり、この圧抜き用配管63には、各油圧管
路15a〜18bからそれぞれ分岐する油圧管路を接続
して各油圧管路15a〜18bの残圧を合流させ得るよ
うにしている。その場合、油圧管路15aにはチェック
弁51a、油圧管路15bにはチェック弁51b、油圧
管路16aにはチェック弁51c、油圧管路16bには
チェック弁51d、油圧管路17aにはチェック弁51
e、油圧管路17bにはチェック弁51f、油圧管路1
8aにはチェック弁51g、油圧管路18bにはチェッ
ク弁51hを設けて、油圧管路15a〜18bの残圧を
逆流防止手段としてのチェック弁51a〜51hを介し
て圧抜き用配管63に合流させるようにしている。この
圧抜き用配管63には、油タンクに接続されるストップ
弁61を設けて、圧抜き用配管63に合流した残圧を、
1個のストップ弁61を通じて手動操作で油タンクに逃
がすことができるようにしている。
【0020】64は油圧パワーユニット2側の各油圧管
路23a〜26bの残圧を合流させることのできる合流
管路としての圧抜き用配管であり、この圧抜き用配管6
4には、各油圧管路23a〜26bからそれぞれ分岐す
る油圧管路を接続して各油圧管路23a〜26bの残圧
を合流させ得るようにしている。その場合、ケーシング
ドライバ本体1側と同様、油圧管路23aにはチェック
弁52a、油圧管路23bにはチェック弁52b、油圧
管路24aにはチェック弁52c、油圧管路24bには
チェック弁52d、油圧管路25aにはチェック弁52
e、油圧管路25bにはチェック弁52f、油圧管路2
6aにはチェック弁52g、油圧管路26bにはチェッ
ク弁52hを設けて、油圧管路23a〜26bの残圧を
逆流防止手段としてのチェック弁52a〜52hを介し
て圧抜き用配管64に合流させるようにしている。この
圧抜き用配管64には、ケーシングドライバ本体1側と
同様、油タンクに接続されるストップ弁62を設けて、
圧抜き用配管64に合流した残圧を、1個のストップ弁
62を通じて手動操作で油タンクに逃がすことができる
ようにしている。
【0021】以上の図1の油圧回路において、ケーシン
グドライバ本体1と油圧パワーユニット2とを分離する
ときは、図3の油圧回路と同様、各簡易脱着継手41,
42における一対の連結部材の連結をそれぞれ解除する
ことにより各油圧ホース3を取り外す。また、ケーシン
グドライバ本体1と油圧パワーユニット2とを結合する
ときは、各簡易脱着継手41,42における一対の連結
部材同士をそれぞれ押し込んで連結することにより、ケ
ーシングドライバ本体1側の各油圧管路15a〜18b
と油圧パワーユニット2側の各油圧管路23a〜26b
とを各油圧ホース3a〜3hを介して接続する。
【0022】こうして各油圧管路15a〜18bと各油
圧管路23a〜26bとを、簡易脱着継手41,42を
用いて接続する場合において、各油圧管路15a〜18
b,23a〜26bに残圧がこもっているとき、残圧抜
き用のストップ弁61,62を手動操作で開放してその
残圧を油タンクに逃がす。その場合、各油圧管路15a
〜18b及び各油圧管路23a〜26bの残圧をそれぞ
れ合流管路としての圧抜き用配管63及び圧抜き用配管
64に合流させてストップ弁61及びストップ弁62で
逃がすようにしているので、ストップ弁61及びストッ
プ弁62をケーシングドライバ本体1側及び油圧パワー
ユニット2側の油圧回路にそれぞれ1個ずつ設ければよ
く、ストップ弁の数を必要最小限に押さえることができ
る。したがって、従来の技術に比べて、残圧抜き用のス
トップ弁61,62の数を激減させることができて、ス
トップ弁61,62を手動操作する負担を大幅に軽減す
ることができる。なお、これらのストップ弁61,62
は、ケーシングドライバによる縦穴の掘削時には閉鎖し
ておけばよい。
【0023】また、図1の油圧回路では、各油圧管路1
5a〜18b,23a〜26bの残圧を圧抜き用配管6
3,64に合流させる場合に、各油圧管路15a〜18
b及び各油圧管路23a〜26bの残圧をそれぞれチェ
ック弁51a〜51h及びチェック弁52a〜52hを
介して合流させるようにしているので、各油圧管路15
a〜18b,23a〜26bの圧油のうちの圧抜き用配
管63,64に導かれる高圧側の圧油が他の油圧管路に
逆流して、駆動時のアクチュエータの動作に悪影響を及
ぼしたり非駆動時のアクチュエータを作動させたりする
ようなことはない。例えば、方向切換弁22aの左位置
への切り換えにより、油圧管路15aを油圧ポンプ21
に、油圧管路15bをタンクに接続して油圧モータ11
を正転させている場合、油圧管路15aの高圧の圧油が
チェック弁51aを介して導入されて圧抜き用配管63
内の圧油が高圧となるが、その高圧の圧油は、チェック
弁51b〜51hで遮断されて他の各油圧管路15b〜
18bに流入することがないため、油圧モータ11の動
作に悪影響を及ぼしたり、非駆動時のバンドシリンダ1
2、スラストシリンダ13及び水平調整シリンダ14を
作動させたりするようなことはない。その場合、油圧管
路23aの高圧の圧油もチェック弁52aを介して導入
されて圧抜き用配管64内の圧油も高圧となるが、その
高圧の圧油は、チェック弁52b〜52hで遮断されて
他の各油圧管路23b〜26bに流入することがないた
め、同様の効果を奏する。
【0024】次に、図2の油圧回路の特徴的な技術内容
について説明すると、65aは油圧モータ11に接続さ
れるケーシングドライバ本体1側の一対の油圧管路15
a,15bの残圧を合流させることのできる合流管路と
しての圧抜き用配管、65bはバンドシリンダ12に接
続されるケーシングドライバ本体1側の一対の油圧管路
16a,16bの残圧を合流させることのできる同様の
圧抜き用配管、65cはスラストシリンダ13に接続さ
れるケーシングドライバ本体1側の一対の油圧管路17
a,17bの残圧を合流させることのできる同様の圧抜
き用配管、65dは水平調整シリンダ14に接続される
ケーシングドライバ本体1側の一対の油圧管路18a,
18bの残圧を合流させることのできる同様の圧抜き用
配管である。圧抜き用配管65aには油タンクに接続さ
れるストップ弁61aを、圧抜き用配管65bには油タ
ンクに接続されるストップ弁61bを、圧抜き用配管6
5cには油タンクに接続されるストップ弁61cを、圧
抜き用配管65dには油タンクに接続されるストップ弁
61dをそれぞれ設けて、各圧抜き用配管65a〜65
dに合流した残圧を、それぞれ各ストップ弁61a〜6
1dを通じて手動操作で油タンクに逃がすことができる
ようにしている。
【0025】71aは一対の入口が一対の油圧管路15
a,15bに接続され一つの出口が圧抜き用配管65a
に接続されてこれら一対の油圧管路15a,15bの圧
油うちの高圧側の圧油を選択して出口側に送り出す働き
をするシャトル弁、71bは一対の入口が一対の油圧管
路16a,16bに接続され一つの出口が圧抜き用配管
65bに接続されて同様の働きをするシャトル弁、71
cは一対の入口が一対の油圧管路17a,17bに接続
され一つの出口が圧抜き用配管65cに接続されて同様
の働きをするシャトル弁、71dは一対の入口が一対の
油圧管路18a,18bに接続され一つの出口が圧抜き
用配管65dに接続されて同様の働きをするシャトル弁
である。これらの各シャトル弁71a〜71dは、各圧
抜き用配管65a〜65dに合流したが圧油がそれそれ
各一対の油圧管路15a・15b,16a・16b,1
7a・17b,18a・18bに逆流するのを防止する
逆流防止手段としての働きをする。したがって、各一対
の油圧管路15a・15b,16a・16b,17a・
17b,18a・18bの圧油を各圧抜き用配管65a
〜65dに合流させる場合、各シャトル弁71a〜71
dを介して合流させる代わりに、各一対のチェック弁を
介して合流させるようにしてもよい。
【0026】66aは油圧パワーユニット2側の一対の
油圧管路23a,23bの残圧を合流させることのでき
る合流管路としての圧抜き用配管、66bは油圧パワー
ユニット2側の一対の油圧管路24a,24bの残圧を
合流させることのできる同様の圧抜き用配管、66cは
油圧パワーユニット2側の一対の油圧管路25a,25
bの残圧を合流させることのできる同様の圧抜き用配
管、66dは油圧パワーユニット2側の一対の油圧管路
26a,26bの残圧を合流させることのできる同様の
圧抜き用配管である。圧抜き用配管66aには油タンク
に接続されるストップ弁62aを、圧抜き用配管66b
には油タンクに接続されるストップ弁62bを、圧抜き
用配管66cには油タンクに接続されるストップ弁62
cを、圧抜き用配管66dには油タンクに接続されるス
トップ弁66dをそれぞれ設けて、各圧抜き用配管66
a〜66dに合流した残圧を、それぞれ各ストップ弁6
2a〜62dを通じて手動操作で油タンクに逃がすこと
ができるようにしている。
【0027】72aは一対の入口が一対の油圧管路23
a,23bに接続され一つの出口が圧抜き用配管66a
に接続されてこれら一対の油圧管路23a,23bの圧
油うちの高圧側の圧油を選択して出口側に送り出す働き
をするシャトル弁、72bは一対の入口が一対の油圧管
路24a,24bに接続され一つの出口が圧抜き用配管
66bに接続されて同様の働きをするシャトル弁、72
cは一対の入口が一対の油圧管路25a,25bに接続
され一つの出口が圧抜き用配管66cに接続されて同様
の働きをするシャトル弁、72dは一対の入口が一対の
油圧管路26a,26bに接続され一つの出口が圧抜き
用配管66dに接続されて同様の働きをするシャトル弁
である。これらの各シャトル弁72a〜72dは、各圧
抜き用配管66a〜66dに合流したが圧油がそれそれ
各一対の油圧管路23a・23b,24a・24b,2
5a・25b,26a・26bに逆流するのを防止する
逆流防止手段としての働きをする。
【0028】以上のように構成された図2の油圧回路で
は、各油圧管路15a〜18bと各油圧管路23a〜2
6bとを、多数の簡易脱着継手41,42を用いて接続
する場合に、各残圧抜き用のストップ弁61a〜61
d,62a〜62dを手動操作で開放すると、各一対の
油圧管路15a・15b,16a・16b,17a・1
7b,18a・18b及び各一対の油圧管路23a・2
3b,24a・24b,25a・25b,26a・26
bの残圧を、それぞれ、各シャトル弁71a〜71d及
び各シャトル弁72a〜72dを介して各圧抜き用配管
65a〜65d及び各圧抜き用配管66a〜66dに合
流させて油タンクに逃がすことができる。例えば、油圧
管路15aに高い残圧がこもって簡易脱着継手41aの
連結作業が困難なため、ストップ弁61aを開放した場
合、油圧管路15aの残圧がシャトル弁71aを経由し
て圧抜き用配管65aに導入され、ストップ弁61aか
ら油タンクに抜ける。そうすると、油圧管路15aの油
圧が低下するので、これと対をなす他方の油圧管路15
bの残圧も、シャトル弁71aを経由して圧抜き用配管
65aに導入され油タンクに抜ける。このように、一対
の油圧管路の残圧を合流管路としての圧抜き用配管に合
流させて1個のストップ弁で逃がすようにしているの
で、従来の技術に比べて、残圧抜き用のストップ弁の数
を半減させることができて、ストップ弁を手動操作する
負担を軽減することができる。
【0029】また、図2の油圧回路では、各一対の油圧
管路15a・15b,16a・16b,17a・17
b,18a・18b及び各一対の油圧管路23a・23
b,24a・24b,25a・25b,26a・26b
の残圧をそれぞれ各圧抜き用配管65a〜65d及び各
圧抜き用配管66a〜66dに合流させる場合に、逆流
防止手段としての各シャトル弁71a〜71d及び各シ
ャトル弁72a〜72dを介して合流させるようにして
いるので、アクチュエータ11〜14の何れかの駆動時
に、一対の油圧管路の圧油のうちの圧抜き用配管に導か
れる高圧側の圧油が他の低圧側の油圧管路に流入して当
該アクチュエータの動作に悪影響を及ぼすことはない。
例えば、油圧管路15aを油圧ポンプ21に、油圧管路
15bをタンクに接続して油圧モータ11を正転させて
いる場合、圧抜き用配管65aに導入された油圧管路1
5aの高圧の圧油は、シャトル弁71aで遮断されて他
方の低圧側の油圧管路15bに流入することがないた
め、油圧モータ11の動作に悪影響を及ぼすことがな
い。その場合、油圧管路23aの高圧の圧油も圧抜き用
配管66aに導入されるが、その高圧の圧油も、シャト
ル弁72aで逆流するのを防止されて他方の油圧管路2
3bに流入するようなことはない。
【0030】以上、縦穴掘削機の代表例であるケーシン
グドライバに関する油圧回路を例示して本発明の具体化
例を説明したが、縦穴掘削機本体側及び油圧パワーユニ
ット側の各複数の油圧管路を、簡易脱着継手を用いて着
脱可能に接続する油圧回路であれば、本発明は、他の縦
穴掘削機の油圧回路にも当然適用することができる。図
1及び図2の例では、油圧ホース3だけを独立して取り
外せるように、各油圧ホース3の両端部をケーシングド
ライバ本体1側及び油圧パワーユニット2側の各油圧管
路に簡易脱着継手41,42で着脱可能に連結する例を
示したが、各油圧ホース3の一方の端部だけを簡易脱着
継手で着脱可能に連結できるようにして他方の端部はケ
ーシングドライバ本体1側又は油圧パワーユニット2側
の油圧管路に他の手段で固定的に連結するようにしても
よく、要は、ケーシングドライバ本体1側の各油圧管路
と油圧パワーユニット2側の各油圧管路とを簡易脱着継
手で着脱可能に接続するようにしていればよい。
【0031】図1では、ケーシングドライバ本体1側の
全ての油圧管路15a〜18bや油圧パワーユニット2
側の全ての油圧管路23a〜26bの残圧を合流させる
ことのできる圧抜き用配管63や圧抜き用配管64を設
けた例を示し、図2では、ケーシングドライバ本体1側
の各一対の油圧管路15a・15b,16a・16b,
17a・17b,18a・18bや油圧パワーユニット
2側の各一対の油圧管路23a・23b,24a・24
b,25a・25b,26a・26bの残圧をそれぞれ
合流させることのできる圧抜き用配管65a〜65dや
圧抜き用配管66a〜66dを設けた例を示したが、ケ
ーシングドライバ本体1側の油圧管路15a〜18bや
油圧パワーユニット側の油圧管路23a〜26bの残圧
をそれぞれ半分ずつ圧抜き用配管に合流させるようにし
てもよく、要は、ケーシングドライバ本体1側や油圧パ
ワーユニット2側における二つ以上の油圧管路の残圧を
合流させることのできる合流管路を設ければ、ストップ
弁を手動操作する負担を軽減できて、本発明の技術課題
は達成できる。こうして合流管路を設けて二つ以上の油
圧管路の残圧を合流させる場合、以上述べた例では、チ
ェック弁51,52やシャトル弁71,72を介して合
流させる例を示したが、これらは逆流防止手段としての
機能を果たすものであるから、要は、二つ以上の油圧管
路の残圧を、逆流防止手段を介して合流管路に合流させ
るようにすればよく、その手段は問わない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、押し込みにより連結可能な一対の連結部材からなり
連結部材の連結時に各連結部材の流路を開放し連結部材
の非連結時に各連結部材の流路を閉鎖する簡易脱着継手
を用いて、縦穴掘削機本体側及び油圧パワーユニット側
の各複数の油圧管路を着脱可能に接続する縦穴掘削機の
簡易脱着継手接続用の油圧回路において、「連結部材の
非連結時に簡易脱着継手に作用する油圧管路の残圧のう
ち、縦穴掘削機本体側及び油圧パワーユニット側におけ
る少なくとも一方の側の二つ以上の油圧管路の残圧を合
流させることのできる合流管路を設けて、それら二つ以
上の油圧管路の残圧を、逆流防止手段を介して合流管路
に合流させるようにするとともに、合流管路に合流した
残圧を手動操作で逃がすことができるストップ弁を設け
た」ので、本発明によれば、従来の技術に比べてストッ
プ弁の数を減らすことができて、縦穴掘削機本体側及び
油圧パワーユニット側の各複数の油圧管路を簡易脱着継
手を用いて接続する場合に、ストップ弁を手動操作する
負担を軽減することができる縦穴掘削機の簡易脱着継手
接続用の油圧回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーシングドライバの簡易脱着継手接
続用の油圧回路に関する第1の具体化例を示す油圧回路
図である。
【図2】本発明のケーシングドライバの簡易脱着継手接
続用の油圧回路に関する第2の具体化例を示す油圧回路
図である。
【図3】従来のケーシングドライバの簡易脱着継手接続
用の油圧回路を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 ケーシングドライバ本体 2 油圧パワーユニット 3 油圧ホース 11 油圧モータ 12 バンドシリンダ 13 スラストシリンダ 14 水平調整シリンダ 15,16,17,18 ケーシングドライバ本体側の
油圧管路 21 油圧ポンプ 22 電磁式の方向切換弁 23,24,25,26 油圧パワーユニット側の油圧
管路 41,42 簡易脱着継手 51,52 チェック弁 61,62 ストップ弁 63,64 圧抜き用配管 65,66 圧抜き用配管 71,72 シャトル弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 克己 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (56)参考文献 特開 昭61−270418(JP,A) 実開 平1−136541(JP,U) 実開 平1−136542(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 13/00 E02D 7/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータに接続される縦穴掘削機
    本体側の複数の油圧管路と油圧ポンプや油タンクに接続
    される油圧パワーユニット側の複数の油圧管路とを備
    え、押し込みにより連結可能な一対の連結部材からなり
    連結部材の連結時に各連結部材の流路を開放し連結部材
    の非連結時に各連結部材の流路を閉鎖する簡易脱着継手
    を用いて、縦穴掘削機本体側及び油圧パワーユニット側
    の各複数の油圧管路を着脱可能に接続する縦穴掘削機の
    簡易脱着継手接続用の油圧回路において、連結部材の非
    連結時に簡易脱着継手に作用する油圧管路の残圧のう
    ち、縦穴掘削機本体側及び油圧パワーユニット側におけ
    る少なくとも一方の側の二つ以上の油圧管路の残圧を合
    流させることのできる合流管路を設けて、それら二つ以
    上の油圧管路の残圧を、逆流防止手段を介して合流管路
    に合流させるようにするとともに、合流管路に合流した
    残圧を手動操作で逃がすことができるストップ弁を設け
    たことを特徴とする縦穴掘削機の簡易脱着継手接続用の
    油圧回路。
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