JP3294424B2 - スクロール冷凍機及びマルチスクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール冷凍機及びマルチスクロール圧縮機

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    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C23/00Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は負荷変動が特に大きく、
また省スペースの要求の強い食品店舗用に好適なスクロ
ール冷凍機及びマルチスクロ−ル圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍機は年間を通じて運転されるため、
負荷の変化も大きく、省エネとON/OFF頻度をおさ
えて信頼性を向上させるためには容量制御付の冷凍機が
必要である。◆従来の冷凍機は負荷変動に追従するため
小容量の冷凍機を複数台設置したり、あるいは特開平4
−31689号に見られるようにインバータによる容量
制御を実施していた。さらに、2台のスクロール圧縮機
を有する冷凍装置も特開平2−264177号で知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複数台の冷凍機を使用
する従来のものは設置スペースが大きく必要であり、ま
た配管工事費用等も高くなるなどの欠点があった。
【0004】また、インバータで圧縮機制御するタイプ
の冷凍機ではイニシャルコストが高くなる欠点がある。
【0005】さらに、2台のスクロール圧縮機を有する
冷凍装置のものでは圧縮機の1台駆動と2台駆動の二段
階制御しかできず、きめ細かな容量制御は不可能であ
り、また2台の圧縮機を設けるために、冷凍機の設置ス
ペ−スが大きくなる欠点があった。
【0006】本発明の目的は、安価で省スペース、かつ
きめ細かい容量制御を実施することのできるスクロール
冷凍機を実現することにある。
【0007】本発明の他の目的は、インバータなどの回
転数制御手段を用いることなく、2台の圧縮機で3段階
以上のきめ細かい容量制御を可能にするスクロール冷凍
機及びマルチスクロール圧縮機を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、容量小の圧縮機と、容量大の圧縮機とを
備え、両圧縮機の吸入配管どうし、及び吐出配管どうし
を接続し、両圧縮機を架台の上下に配置し、前記吐出配
管と前記吸入配管との間に凝縮器、減圧器、複数の蒸発
器を接続してマルチ冷凍機を構成し、低圧側圧力センサ
の信号に応じて圧縮機の運転台数を制御するコントロー
ラを内蔵する制御盤を備えた冷凍機において、シングル
スクロール圧縮機とされた横型の前記容量小の圧縮機
と、ツインスクロール圧縮機とされた横型の前記容量大
の圧縮機と、を備え、前記上下に配置された圧縮機を吐
出圧力と背圧の差により密閉容器内底部の油を軸受部に
給油する差圧給油方式とし、前記容量小の圧縮機を上段
に、前記容量大の圧縮機を下段に配置したものである。
【0009】また、上記のものにおいて、両圧縮機で圧
縮された冷媒ガスは、前記架台の上段に配置されたオイ
ルセパレータに入ることが望ましい。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】本発明は、1つの密閉容器内に2つのスクロー
ル圧縮機部を内蔵し、密閉容器内底部の油を軸受部へ差
圧給油するようにした横型のツインスクロール圧縮機
と、1つの密閉容器内に1つのスクロール圧縮機部を内
蔵し、密閉容器内底部の油を軸受部へ差圧給油するよう
にした横型のシングルスクロール圧縮機とを上下2段に
配置する構成としたので、設置スペ−スを小さくでき
る。仮に、差圧給油方式でない、例えば低圧チャンバ方
式のスクロール圧縮機を上下二段に設置すると各圧縮機
への給油がアンバランスになり、このためオイルレギュ
レ−タ等を設置するなど高価かつ複雑な構成となる。本
発明では差圧給油方式のスクロ−ル圧縮機を上下二段配
置とすることにより、オイルレギュレ−タ等の手段を設
けることなく圧縮機の二段配置を可能にしたものであ
る。
【0014】特に、容量の小さなシングルスクロ−ル圧
縮機を上段に、容量の大なるツインスクロ−ル圧縮機を
下段に配置する構成とすることにより、一般に少容量の
圧縮機の使用頻度は大容量のそれよりも高いから、上下
二段の圧縮機の油量がより均一化される。すなわち、圧
縮機使用中は油が密閉容器下部に溜り易いためである。
また、架台の下段前面にツインスクロール圧縮機を、
架台の下段後部には受液器を配置し、架台の上段前面に
シングルスクロール圧縮機と制御盤を、架台の上段後部
にはアキュムレータ,オイルセパレータ等の補器類を配
置するようにすることにより、機器を最小のスペ−スで
設置できると共に、制御盤とメンテ頻度の高い機器を前
面に配置できるから、操作,メンテを効率良く行える。
【0015】また、本発明ではツインスクロール圧縮機
とシングルスクロール圧縮機を組合わせ、低圧側圧力セ
ンサの信号に応じて前記各圧縮機部の運転台数を制御す
るコントローラを内蔵する制御盤を備えているので、イ
ンバータなどの高価な回転数制御手段を用いることな
く、2台の圧縮機で3段階以上のきめ細かい容量制御が
可能になる。
【0016】特に、ツインスクロール圧縮機に内蔵され
た2つの圧縮機部の容量を互いに相違させたり、ツイン
スクロール圧縮機に内蔵された2つの圧縮機部のそれぞ
れの容量をシングルスクロール圧縮機の容量よりも大と
する、あるいはツインスクロール圧縮機のうち大容量の
圧縮機の容量を、その小容量の圧縮機部の容量とシング
ルスクロール圧縮機の容量との和に対し相違させる等の
手段により、前記制御ステップを4〜7ステップに増加
でき、さらにきめ細かい容量制御が可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を図面に基づき
説明する。◆図1に本実施例の外観図を示す。架台1の
下段にはその前面に差圧給油方式のツインスクロール圧
縮機3を、その後面には重量の大きい受液器2を配置し
ている。また、架台1の上段前面には差圧給油方式のシ
ングルスクロール圧縮機4とコントロ−ラを内蔵するコ
ントロールボックス(制御盤)5を前側に配置し、後面
にはオイルセパレータ6,アキュ−ムレータ7a,7b
などの補器類を配置している。
【0018】このように配置することにより、スクロ−
ル冷凍機を構成する機器を最小のスペ−スで設置できる
と共に、制御盤とメンテ頻度の高い圧縮機を前面に配置
できるから、操作,メンテを効率良く行える。また、差
圧給油方式のスクロ−ル圧縮機を上下二段配置としたの
で、オイルレギュレ−タ等の手段を設けることなく圧縮
機の二段配置を可能にしたものである。
【0019】次に図1に示す冷凍機の冷凍サイクル系統
を図2で説明する。図2は複数の蒸発器を有するスクロ
−ル形マルチ冷凍機の冷凍サイクルを示している。◆ツ
インスクロール圧縮機3には圧縮機部3a,3bが内蔵
され、これらの圧縮機部3a,3bは容量が相違した
り、同一の場合もある。容量を同一にした場合にはツイ
ンスクロール圧縮機の製作が容易になる。逆に、容量を
相違させれば、制御ステップを増加できる。シングルス
クロール圧縮機4には圧縮機部4aが内蔵されている。
それぞれのスクロール圧縮機3,4の吐出配管8a,8
bは互いに接続され、圧縮された冷媒ガスは吐出配管8
を通ってオイルセパレータ6に入り、冷媒に含まれてい
た油は分離され、冷媒ガスは凝縮器9で熱交換されて液
化する。液冷媒は受液器18から各減圧器16を通り、
負荷側の各低圧側熱交換器(蒸発器)17で蒸発する。
各蒸発器17からの低温のガス冷媒はアキュームレータ
7a,7bに分かれ、ツインスクロール圧縮機3の圧縮
機部3a,3b及びシングルスクロール圧縮機4の圧縮
機部4aに吸入され、冷凍サイクルを形成する。吐出側
のオイルセパレータ6に溜った冷凍機油は電磁弁10を
介してアキュームレータ7a,7bの入口側にバイパス
し、冷媒ガスと共に、該アキュームレータから吸入配管
44a,44b,44cを通って各圧縮機3,4の圧縮
機部吸入口に流入する。前記電磁弁10は運転時のみO
Nする。また受液器18の出口側には凝縮された液冷媒
を電磁弁11a,11b,12および絞り装置13a,
13b,14を介してそれぞれのスクロール圧縮機部3
a,3b,4aの中間圧室に液インジェクションされ、
吐出ガス温度の異常上昇を防止している。電磁弁11
a,11b,12は吐出ガス温度検知センサ19と連動
し、運転時の吐出ガス温度が設定より高い時にONし、
液インジェクションを行なう制御になっている。圧縮機
の運転台数制御は吸入配管に取付けられた吸入圧力検知
センサ15の信号をコントロールボックス5(図1参
照)に内蔵されたマイコンによりあらかじめ決められた
運転パターンでスクロール圧縮機の各圧縮機部の運転を
制御する。
【0020】上記実施例において、各圧縮機部3a,3
b,4aの容量は同一でもかまわないが、互いに相違す
る容量の組合せとすることにより、制御ステップ数が増
え、一層きめ細かい制御が可能となる。以下、具体例で
説明する。
【0021】以下、シングルスクロール圧縮機の容量
A、ツインスクロール圧縮機に内蔵された2つの圧縮機
部の容量をそれぞれB,Cとして説明する。◆ 1)A=B=Cの場合:例えば、A=B=C=3HPの場
合、3HP−6HP−9HPの3段階制御可。◆ 2)A=B<CでかつA+B=Cの場合:例えば、A=
3HP、B=3HP、C=6HPの場合、3HP−6HP−9HP−
12HPの4段階制御可。◆ 3)A<B=Cの場合:例えば、A=3HP、B=C=5
HPの場合、3HP−5HP−8HP−10HP−13HPの5段階
制御可。◆ 4)A<B<Cの場合:例えば、A=3HP、B=5HP、
C=8HPの場合、3HP−5HP−8HP−11HP−13HP−
16HPの6段階制御可。◆ 5)A<B<CでかつA+B≠Cの場合:例えば、A=
3HP、B=4HP、C=5HPの場合、3HP−4HP−5HP−
7HP−8HP−9HP−12HPの7段階制御可。
【0022】次に、図1,図2に記載された差圧給油形
のシングルスクロール圧縮機4の一例を図3により説明
する。図3はシングルの横形冷媒スクロール圧縮機の全
体構造を示す断面図である。◆図において、密閉容器2
0内にはスクロール圧縮機構21とこれを駆動する電動
機22とが水平に配置して収納され、密閉容器下方は油
溜り23となっている。スクロール圧縮機構21は鏡板
上に渦巻き状のラップ25bをもつ旋回スクロール25
と、同じく鏡板上に渦巻き状のラップ24bをもつ固定
スクロール24と、固定スクロール24と一体化され旋
回スクロール25を支持するフレーム26とを具え、旋
回スクロール25のラップ25bと固定スクロール24
のラップ24bを噛み合わせた構成となっている。旋回
スクロール25とフレーム26の間には、旋回スクロー
ル25の自点を防止するオルダム機構27が設けられて
おり、電動機22は駆動軸28を介して旋回スクロール
25を旋回運動させるようになっている。駆動軸28は
フレーム26内に設置された主軸受37,シール軸受3
6及びモータ側軸受38により支持され、そのクランク
ピン28aは旋回スクロール25の背面に設けられた旋
回軸受35と嵌合されている。軸受ハウシング32の下
部には油溜り23内に開口する給油管30が設けられ、
ハウシング32内の油溜め33内に連通している。駆動
軸28内には一端が油溜め33に開口し、他端が旋回ス
クロール軸受ボス25c内に開口する差圧給油通路34
が設けてある。
【0023】電動機22により駆動軸28及びクランク
ピン28aを介して旋回スクロール25が旋回運動する
と、旋回スクロール25と固定スクロール24により形
成される複数の圧縮室がスクロールの中心方向に移動す
るに従い、容積を減少して吸入した冷媒ガスを圧縮す
る。圧縮されたガスは固定スクロール24の吐出孔4
0、さらに固定スクロール24の鏡板とフレーム26に
より形成された通路41a,41bを通って電動機22
を冷却した後、吐出管8aより吐出される。スクロール
が圧縮作用を行なうと、旋回スクロール25と固定スク
ロール24により形成される複数の密閉空間内のガス圧
によるスラスト方向のガス力が、旋回スクロール25と
固定スクロール24を引き離そうとするので、これを防
止するために、旋回スクロール25の背面とフレーム2
6で囲まれた背圧室42に導通路25dを介して圧縮途
中のガスを導き、旋回スクロール25の背面にガス圧を
作用させ旋回スクロール25を固定スクロール24に押
し付けている。この背圧室42内の圧力(以下、背圧と
呼ぶ)は冷媒ガスの吸入圧力と吐出圧力の中間である。
【0024】密閉容器20の下方の油溜り23の潤滑油
は、吐出圧力と背圧の差により、給油パイプ30,軸受
ハウジング32内の油溜め33及び駆動軸内の給油通路
34を経て軸受35を潤滑し、背圧室42に導かれる。
さらに、油溜め33の潤滑油の一部は圧力差により、シ
ール軸受36及び主軸受37を通り、背圧室42に導か
れる。モータ側軸受38への給油は、油溜め33の潤滑
油を粘性ポンプ31で加圧することにより行われる。◆
なお、43はインジェクションパイプ、43aはインジ
ェクション孔、44aは吸入配管である。
【0025】次に、図1,図2に記載された差圧給油形
のツインスクロール圧縮機3の詳細構造を図4により説
明する。◆圧縮機3は、密閉容器50内に2台の同一構
造・仕様の圧縮機部3a,3bを互いに電動機側を内側
として、水平で同軸的に収納している。各々の圧縮機部
3a,3bは、スクロール圧縮要素51,駆動軸52,
駆動軸52を支承するフレーム53、および電動機54
から構成されている。44bと44cは吸入配管、8b
は吐出配管、55a,55bは圧縮室に冷媒液を噴射す
るための液インジェクションパイプである。
【0026】駆動軸52はフレーム53で支承され、一
端に偏心軸56を有する。また駆動軸は、中心には偏心
軸56の端面に開口する給油孔57を有し、またこの給
油孔57と軸52の外面を連通する給油孔58を有す
る。また駆動軸52にはバランスウェイト59が取り付
けられている。
【0027】フレーム53に設けられたモータ側軸受6
0とスクロール側軸受61の二つの軸受は駆動軸5を支
承する。モータ側軸受60は軸受内面に螺旋状の溝を有
し、この溝の粘性ポンプ作用により、モータ側軸受60
への給油量を確保している。スクロール側軸受61が図
示の如く転がり軸受である場合は、スクロール側軸受6
1とモータ側軸受60との間にシールの役目をする軸受
を設ける。また、フレーム53には吸油管62が設置さ
れ、密閉容器下部の油溜63の油を駆動軸52の吸油孔
58部へ供給する。◆なお、その他の構成は図3で説明
したシングルスクロール圧縮機の場合とほぼ同一である
ので説明を省略する。
【0028】以上説明した実施例によれば、ツインスク
ロール圧縮機とシングルスクロール圧縮機を組合せるこ
とにより大容量のマルチスクロール冷凍機が提供でき、
負荷に応じきめ細かな台数制御が可能となるので、省エ
ネ運転が可能となり、ON/OFF頻度も低減するから
信頼性の向上が図れる。特に、互いに相違する容量のス
クロール圧縮機を組合せることにより、台数制御のステ
ップ数が増え、省エネ効果を更に増大できる。インバー
タ制御をすることなくきめ細かい台数制御が可能となる
から、イニシャルコストもおさえることができる高価が
ある。また、ツインスクロール圧縮機とシングル圧縮機
を2段積構造可能にしたことにより据付寸法を縮少で
き、省スペース化を図ることができるから、店舗などの
売場面積を有効活用できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、安価で省スペース、か
つきめ細かい容量制御を実施することのできるスクロー
ル冷凍機を実現できる。◆また、インバータなどの回転
数制御手段を用いることなく、2台の圧縮機で3段階以
上のきめ細かい容量制御を可能にするスクロール冷凍機
及びマルチスクロール圧縮機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の冷凍サイクルの一実施例を示す系統図
である。
【図3】本発明に使用されるシングルスクロール圧縮機
の一例を示す縦断面図である。
【図4】本発明に使用されるマルチスクロール圧縮機の
一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…架台、2…受液器、3…ツインスクロール圧縮機、
4…シングルスクロール圧縮機、5…コントロールボッ
クス(制御盤)、6…オイルセパレ−タ、7a,7b…
アキュ−ムレ−タ、15…吸入圧力検出センサ(低圧側
圧力センサ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 尚樹 静岡県清水市村松390番地 日立清水エ ンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−136960(JP,A) 実開 平4−91281(JP,U) 実開 平2−114874(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 23/00 - 29/103 331 F25B 31/00 - 31/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容量小の圧縮機と、容量大の圧縮機とを備
    え、両圧縮機の吸入配管どうし、及び吐出配管どうしを
    接続し、両圧縮機を架台の上下に配置し、前記吐出配管
    と前記吸入配管との間に凝縮器、減圧器、複数の蒸発器
    を接続してマルチ冷凍機を構成し、低圧側圧力センサの
    信号に応じて圧縮機の運転台数を制御するコントローラ
    内蔵する制御盤を備えた冷凍機において、 シングルスクロール圧縮機とされた横型の前記容量小の
    圧縮機と、ツインスクロール圧縮機とされた横型の前記
    容量大の圧縮機と、を備え、 前記上下に配置された圧縮機を吐出圧力と背圧の差によ
    り密閉容器内底部の油を軸受部に給油する差圧給油方式
    とし、 前記容量小の圧縮機を上段に、前記容量大の圧縮機を下
    段に配置したことを特徴とするスクロール冷凍機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、前記両圧
    縮機で圧縮された冷媒ガスは、前記架台の上段に配置さ
    れたオイルセパレータに入ることを特徴とするスクロー
    ル冷凍機。
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