JP3294379B2 - 受発光素子 - Google Patents

受発光素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ装置、光
ディスク装置等に用いることができる受発光素子に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】受発光素子の従来例としては、例えば図
3に示すものがある。この従来例の受発光素子は、「第
40回応用物理学関係連合講演会 講演予稿集 29p-c-
12」に記載されたものであり、受光素子21を拡散した
シリコン基板22上に、斜面の1つ(23a)が45°
をなす凹部23を形成し、凹部23内に半導体レーザ2
4を装着した構造を有している。
【0003】上記45°をなす斜面23aはマイクロミ
ラーの役割を果たす。すなわち、半導体レーザ24から
シリコン半導体基板22と平行をなす方向(水平方向)
に出射した光は、斜面23aでシリコン基板に対し垂直
方向に反射される。このようにして、実質的に面発光レ
ーザとして使用し得るとともに受光素子を具える、受発
光素子を構成している。
【0004】また、他の従来例としては、複数のレーザ
ダイオードをモノリシックに集積化したマルチビーム半
導体レーザが特開平3-187285号公報に開示されている
他、3つの半導体レーザを各々の発光点位置をずらして
サブマウント上にハイブリッドに集積化した半導体レー
ザ装置が特開平3-112184号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記「第40回応用物
理学関係連合講演会 講演予稿集 29p-c-12」に記載さ
れた従来例は、半導体レーザを1つしか設けていないの
で、複数の半導体レーザを比較的接近させて三次元的に
配置する必要がある場合に応用することができない。ま
た、特開平3-187285号公報に開示された従来例は、光軸
に対して垂直な直線上に発光点を配置しなければならな
いという配置上の制約がある。
【0006】また、特開平3-112184号公報に開示された
従来例は、発光点を三次元的に配置することはできる
が、サブマウント上にハイブリッドに集積化した3つの
半導体レーザの内の中心の半導体レーザを基準にして他
の2つの半導体レーザを位置決めしているので、3つの
半導体レーザをある程度の距離を隔てて位置決めする場
合、位置決め精度が低下してしまう。さらに、この従来
例は各半導体レーザの基板の厚さの相違を利用してサブ
マウント上の3つの半導体レーザの光軸に対する垂直方
向の位置決めを行っているので、光軸に対する垂直方向
の位置決め精度が基板の製造精度に左右されて低下して
しまう。さらに、上記特開平3-187285号公報および特開
平3-112184号公報の従来例は、独立の素子である半導体
レーザおよび受光素子を組み合わせているので、半導体
レーザおよび受光素子間の位置決めで所望の精度を得る
ことが難しい。
【0007】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであり、複数の半導体レーザの発光点が三次元的に
配置され、半導体レーザ間の位置決め精度および半導体
レーザと受光素子間の位置決め精度が良好になる受発光
素子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、受
光素子および凹部が形成された半導体基板と、前記凹部
に設けられた半導体レーザとより成る受発光素子におい
て、前記凹部は、斜面部を有するようにエッチングによ
り形成された第1の深さ寸法から成る第1の凹部および
斜面部を有するようにエッチングにより形成された前記
第1の深さ寸法とは異なる第2の深さ寸法から成る第2
の凹部の少なくとも2つの凹部から成り、前記第1の凹
部の底面に第1の半導体レーザが設けられ、前記第2の
凹部の底面に第2の半導体レーザが設けられ、前記第1
の半導体レーザと前記第2の半導体レーザとから出射し
た光は前記各凹部の斜面部によって反射されるようにし
たことを特徴とするものである。
【0009】本発明の受発光素子は、半導体基板に形成
する半導体レーザ設置用の凹部を、斜面部を有するよう
にエッチングにより形成された深さ寸法が異なる第1お
よび第2の凹部の少なくとも2つの凹部から成るように
したため、発光点相互間の三次元的な位置決めが、簡単
かつ高精度で実現できる利点がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1は本発明の受発光素子の第1実施例の
構成を示す図であり、図中1は半導体基板を示す。半導
体基板1には、4つの受光素子2a〜2dと、第1の凹
部3と、第2の凹部4とが形成されている。前記第1の
凹部3および第2の凹部4はある程度の距離を隔てて配
置され、それらの中には第1の半導体レーザ5および第
2の半導体レーザ6が夫々装着されている。
【0011】上記第1の凹部3および第2の凹部4は、
半導体エッチング技術を用いて形成されたものである。
凹部3および4の、4つの斜面の内の少なくとも1つ
(この場合、図示上方の斜面)は基板面(凹部底面)に
対し45°をなし、夫々、第1のマイクロミラー7およ
び第2のマイクロミラー8を形成している。
【0012】次に、この第1実施例の作用を説明する。
第1の半導体レーザ5および第2の半導体レーザ6から
水平方向(図1では紙面の下方から上方に向かう方向)
に出射された光は夫々、第1のマイクロミラー7および
第2のマイクロミラー8の45°の斜面で反射されて、
半導体基板1に対し垂直方向(紙面の裏側から表側へ貫
通する方向)に出射される。これら出射光は何らかの反
射物体で反射され、受発光素子側へ戻って来た反射光は
対応する受光素子2a、2bおよび受光素子2c、2d
で受光される。その際、上述したように第1の凹部3、
第2の凹部4は、半導体エッチング技術を用いて形成さ
れているので、半導体基板1上において第1のマイクロ
ミラー7および第2のマイクロミラー8の位置決めが良
好な精度でなされ、マイクロミラー7、8および受光素
子2a、2bおよび2c、2d間の位置決めも良好な精
度でなされる。
【0013】したがって、第1の半導体レーザ5および
第2の半導体レーザ6を夫々、第1のマイクロミラー7
および第2のマイクロミラー8に対して位置決めするこ
とにより、半導体レーザ5および6は、ある程度の距離
を隔てて半導体基板上に配置したとき相互に自動的に精
度良く位置決めされ、さらに、半導体レーザ5および6
は、対応する受光素子2a、2bおよび受光素子2c、
2dに対しても自動的に精度良く位置決めされる。
【0014】なお、第1の凹部3と第2の凹部4との位
置関係および、マイクロミラー7、8と半導体レーザ
5、6の端面との間の距離は、図1に示したものに限定
されるものではなく、任意に変更することができる。そ
のような変更を行うことにより、複数(本実施例では2
つ)の半導体レーザを実質的に三次元的に配置すること
が可能となる。また、上記において、マイクロミラー
7、8と半導体レーザ5、6の端面との間の距離を変更
する代わりに、第1の凹部3および第2の凹部4の深さ
を異ならせてもよく、その場合も複数の半導体レーザを
実質的に三次元的に配置することが可能となる。
【0015】なお、上記実施例においては凹部を2つ設
けているが、これに限定されるものではなく、2つ以上
設けてもよい。
【0016】図2は本発明の受発光素子の参考例の構成
を示す図であり、図中11は半導体基板を示す。半導体
基板11には、2つの受光素子12a、12bと、凹部
13とが形成され、凹部13内には互いに波長が異なる
第1の半導体レーザ15および第2の半導体レーザ16
が装着されている。
【0017】上記凹部13は、半導体エッチング技術を
用いて形成されたものであり、その4つの斜面の内の少
なくとも1つ(この場合、図示上方の斜面)は基板面
(凹部底面)に対し45°をなし、マイクロミラー17
を形成している。このマイクロミラー17から第1、第
2の半導体レーザ15、16の端面15a、16aまで
の距離は図示のように異ならせてあるので、第1の半導
体レーザの端面15aと第2の半導体レーザの端面16
aとは同一平面上に位置することはない。
【0018】次に、この参考例の作用を説明する。第1
の半導体レーザ15および第2の半導体レーザ16から
水平方向(図2では紙面の下方から上方に向かう方向)
に出射された光は夫々、マイクロミラー17の45°の
斜面で反射されて、半導体基板11に対し垂直方向(紙
面の裏側から表側へ貫通する方向)に出射される。これ
ら出射光は何らかの反射物体で反射され、受発光素子側
へ戻って来た反射光は受光素子12a、12bで受光さ
れる。
【0019】その際、例えば、本参考例を受発光素子か
らの発散光をコリメータレンズで平行光束に変換するシ
ステムに適用する場合、マイクロミラー17から第1、
第2の半導体レーザの端面15a、16aまでの距離
を、コリメータレンズの色収差および像面湾曲に相当す
る分だけずらすことにより、第1の半導体レーザ15お
よび第2の半導体レーザ16から出射された発散光をど
ちらも正確に平行光束に変換することが可能となる。
【0020】なお、マイクロミラー17から第1、第2
の半導体レーザの端面15a、16aまでの距離を変更
したり、凹部13内において第1、第2の半導体レーザ
15、16の一方をスペーサを介して装着してレーザ装
着位置を深さ方向で異ならせることにより、複数(本参
考例では2つ)の半導体レーザを実質的に三次元的に配
置することが可能となる。また、上述したように凹部1
3は半導体エッチング技術を用いて形成されているの
で、半導体基板11上のマイクロミラー17および受光
素子12a、12b間の位置決めも良好な精度でなされ
る。したがって、半導体レーザ15および16は、受光
素子12a、12bに対して自動的に精度良く位置決め
される。
【0021】なお、上記参考例においては凹部13内に
半導体レーザを2つ設けているが、これに限定されるも
のではなく、2つ以上設けてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明の受発光素子は、半導体基板に形
成する半導体レーザ設置用の凹部を、斜面部を有するよ
うにエッチングにより形成された深さ寸法が異なる第1
および第2の凹部の少なくとも2つの凹部から成るよう
にしたため、発光点相互間の三次元的な位置決めが、簡
単かつ高精度で実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の受発光素子の第1実施例の構成を示
す図である。
【図2】 本発明の受発光素子の参考例の構成を示す図
である。
【図3】 従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2a〜2d 受光素子 3 第1の凹部 4 第2の凹部 5 第1の半導体レーザ 6 第2の半導体レーザ 7 第1のマイクロミラー 8 第2のマイクロミラー 11 半導体基板 12a、12b 受光素子 13 凹部 15 第1の半導体レーザ 16 第2の半導体レーザ 17 マイクロミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 5/00 - 5/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子および凹部が形成された半導体
    基板と、前記凹部に設けられた半導体レーザとより成る
    受発光素子において、 前記凹部は、斜面部を有するようにエッチングにより形
    成された第1の深さ寸法から成る第1の凹部および斜面
    部を有するようにエッチングにより形成された前記第1
    の深さ寸法とは異なる第2の深さ寸法から成る第2の凹
    部の少なくとも2つの凹部から成り、前記第1の凹部の
    底面に第1の半導体レーザが設けられ、前記第2の凹部
    の底面に第2の半導体レーザが設けられ、前記第1の半
    導体レーザと前記第2の半導体レーザとから出射した光
    は前記各凹部の斜面部によって反射されるようにしたこ
    とを特徴とする受発光素子。
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