JP3294064B2 - スラスト軸受装置 - Google Patents

スラスト軸受装置

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JP3294064B2 JP16792395A JP16792395A JP3294064B2 JP 3294064 B2 JP3294064 B2 JP 3294064B2 JP 16792395 A JP16792395 A JP 16792395A JP 16792395 A JP16792395 A JP 16792395A JP 3294064 B2 JP3294064 B2 JP 3294064B2
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昭民 金子
武朗 牧野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/23Gas turbine engines
    • F16C2360/24Turbochargers

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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機、過給機、循環
機、膨張機、ターボ機械等の回転機械に適用されるスラ
スト軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスラスト軸受装置を図3〜4に示
す。図3はスラスト軸受装置の断面図で、図4は図3の
IV−IV断面図である。図で示すように、回転軸1にはス
ラストディスク2が装着され、同スラストディスク2を
挟んだ両側には、軸受ハウジング20にピボット21を
介して取付けられた複数のパッド3が配設されている。
このパッド3は、図4で示すように例えば円周上に6枚
が均等配置され、ピボット21の先端部で回動できるよ
うに取付けられていて、定位置に配置されたパッド3と
回転するスラストディスク2との間に潤滑油や気体より
成る潤滑膜を形成してスラストディスク2を浮上支持さ
せ、回転軸1を軸方向の所定位置に支承し高速回転する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスラスト軸受
は、パッド3がピボット21を介して軸受ハウジングに
装着されているが、複数枚(上記従来例では、片側6
枚)のパッド3のスラストディスク2面に対する浮上高
さを合わせることが難しく、所定の軸受特性(浮上量)
が得られないという問題があった。また、運転中に回転
軸1が変形したり、外乱によるスラストディスク2表面
の傾きに対し個々のパッドの軸方向位置が決まっている
ため局部的に接触したりするという問題があった。
【0004】本発明の目的は、これらの問題点を解消
し、スラストディスク2表面の傾きに追従できる最適な
パッド支持構造を有し、所定の軸受性能が得られるスラ
スト軸受装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスラスト軸
受装置は、転軸に取付けられたスラストディスク
(2)を有し、軸受ハウジング(7)に支持手段を介し
て取付けられた複数枚のパッド(3)を前記スラストデ
ィスク(2)を挟んだ両側に配設してなるスラスト軸受
装置であって、前記軸受ハウジング(7)に軸支された
ピン(4)によって回動自在に支持された外側支持リン
グ(8)と、同外側支持リング(8)に軸支されたピン
(5)によって回動自在に支持された内側支持リング
(9)と、同内側支持リング(9)に軸支されたピン
(6)によって回動自在に支持された支持片(10)
よりなるジンバル機構と、同ジンバル機構上の前記支持
(10)の、前記内側支持リング(9)用のピン
(6)の両側に2つのピボット(21,21)を設け、
前記ピボット(21,21)の夫々に前記パッド(3)
を回動可能に支持してなることを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明のスラスト軸受装置によれば、回転する
スラストディスクと、同スラストディスクを挟んで両側
に配置されたパッドとの間に潤滑膜を形成して、スラス
トディスクを浮上させ、回転軸を軸方向位置に支承して
高速回転する。そして、何らかの外乱によって回転軸が
励振されると、回転軸の振動振幅は増大しようとする
が、それらの振動振幅は、回転軸に取付られたスラスト
ディスク表面とパッドの間に形成された潤滑膜及びパッ
ドを介して軸支されたピンに伝達される。
【0007】同ピンに伝達された振動振幅は、ピンが装
着されているジンバル機構に伝達され、同ジンバル機構
では半径方向面内で前記パッドが自由に回動できるの
で、スラストディスク表面の傾きが発生しても、その傾
きにパッドが自由に回動して追従する。この追従作用に
より、スラストディスク表面とパッドが常に適正間隔で
平行に維持され、スラストディスクの浮上量が安定的と
なり、所定の軸受特性が得られるようになっている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜2により詳細
に説明する。図1はスラスト軸受装置の正面図(図2の
I−I断面図)で、図2はスラスト軸受装置の断面図で
ある。図において、従来装置と同一部分は同一符号で示
し重複する説明は省略する。本発明のスラスト軸受装置
では、回転軸に取付られたスラストディスク2の両側
に、同スラストディスクの両面を挟んで複数枚つまりこ
の例では図1に示すように6枚のパッド3を配設し、回
転軸1の回転によって発生するスラストディスク2表面
とパッド3との間に潤滑膜を形成して、回転軸1を軸方
向に支承するスラスト軸受であり、何らかの外乱によっ
て、回転軸のスラストディスク2に傾きが発生しても、
その傾きにパッド3が追従できるように、ジンバル機構
でパッドを支承させるようにしたものである。
【0009】4は軸受ハウジング7に軸支されたピン
で、円周上に2個配置され、外側支持リング8を回動自
在に支承している。5は外側支持リング8に軸支された
ピンで、円周上に2個配置され、前記ピン4とは90°
位相がずれており、内側支持リング9を回動自在に支承
している。6は内側支持リング9に軸支されたピンで、
円周上に3個配置され、3個の支持片10を回動自在に
支承している。
【0010】21はパッド3を支持片10に支持するピ
ボットであり、1個の支持片10にはピン6を挟んで2
枚のパッド3がピボット21によって回動可能なように
支持されている。これらのピン4〜6と、軸受ハウジン
グ7と、外側支持リング8と、内側支持リング9と、支
持片10とでジンバル機構を構成し、ピボット21によ
ってパッド3を支持片10に回動可能なように支持して
いる。
【0011】このように構成されたスラスト軸受装置で
は、回転軸1に取付けられたスラストディスク2が回転
すると、ジンバル機構によって支承されたパッド3と、
スラストディスク2表面との間で潤滑膜を形成して、回
転軸1の軸方向位置を非接触状態で支承するようになっ
ている。そして、回転軸1が何らかの外乱によって振動
振幅が発生し、スラストディスク2表面に傾きが起こっ
ても、その傾きにパッド3が追従できるよう、パッド3
がジンバル機構で支承されている。
【0012】このジンバル機構によって支承されたパッ
ド3は、ピンと支持リングの組合せによって半径方向面
内で自由に回動できるもので、スラストディスク2表面
とパッド3との間を適正間隔で平行に保持できるので、
スラストディスクの浮上量が安定的となり、所定の軸受
特性が得られるものである。本発明は、上記のようにパ
ッド3をジンバル機構によって支承させたので、スラス
トディスク2表面に傾きが起こっても、その傾きにパッ
ド3が追従でき、回転軸1の軸方向位置を安定して浮上
させ、非接触状態を保持できるものである。
【0013】
【発明の効果】以上要するに本発明のスラスト軸受装置
は、軸受ハウジング7に支持手段を介して取付けられた
複数枚のパッド3と、回転軸1に取付られたスラストデ
ィスク2と、同スラストディスクを挟んだ両側に前記複
数枚のパッド3を配設したものであって、軸受ハウジン
グ7に軸支されたピン4によって回動自在に支持された
外側支持リングと、同外側支持リングに軸支されたピン
5によって回動自在に支持された内側支持リング9と、
同内側支持リングに軸支されたピン6によって回動自在
に支持された支持片10と、同支持片上に回動可能に支
持された前記複数枚のパッド3とを前記スラストディス
ク2の両側に具えて構成したことによって、複数枚のパ
ッド3がジンバル機構で支承されているので、ジンバル
作用によってパッド3平面の組み立て精度合せが解消さ
れ、スラスト軸受の浮上量が安定する効果がある。
【0014】に、潤滑膜が気体の場合には、従来組み
立て時に必要であった軸受ハウジングに対するパッドの
支持高さの調整が不要となる。また、運転中に回転軸
(ロータ)1が変形したり、外乱によるスラストディス
ク2表面の傾きが発生しても、その傾きにパッド3が追
従するので、スラストディスク2とパッド3の間隔が安
定的に保持され、局部的に接触したりすることがなく、
スラスト軸受の浮上量が安定し所定の非接触状態を維持
できる効果を奏したものであり産業上極めて有益なもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスラスト軸受装置の側面
図、
【図2】本発明のスラスト軸受装置の断面図、
【図3】従来のスラスト軸受装置の断面図、
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 スラストディスク 3 パッド 4 ピン 5 ピン 6 ピン 7 軸受ハウジング 8 外側支持リング 9 内側支持リング 10 支持片 21 ピボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−180827(JP,A) 実開 昭56−42530(JP,U) 実開 昭55−106727(JP,U) 実開 昭55−46814(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 17/00 - 17/26 F16C 21/00 - 27/08 F16C 33/00 - 33/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転軸に取付けられたスラストディスク
    (2)を有し、軸受ハウジング(7)に支持手段を介し
    て取付けられた複数枚のパッド(3)を前記スラストデ
    ィスク(2)を挟んだ両側に配設してなるスラスト軸受
    装置であって、前記軸受ハウジング(7)に軸支された
    ピン(4)によって回動自在に支持された外側支持リン
    グ(8)と、同外側支持リング(8)に軸支されたピン
    (5)によって回動自在に支持された内側支持リング
    (9)と、同内側支持リング(9)に軸支されたピン
    (6)によって回動自在に支持された支持片(10)
    よりなるジンバル機構と、同ジンバル機構上の前記支持
    (10)の、前記内側支持リング(9)用のピン
    (6)の両側に2つのピボット(21,21)を設け、
    前記ピボット(21,21)の夫々に前記パッド(3)
    を回動可能に支持してなることを特徴とするスラスト軸
    受装置。
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JP6222952B2 (ja) * 2013-03-19 2017-11-01 三菱日立パワーシステムズ株式会社 回転軸支持構造
KR102371208B1 (ko) * 2017-10-18 2022-03-04 한화파워시스템 주식회사 복수의 지지방식을 사용하는 틸팅 패드 베어링

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