JP3293956B2 - 乗物の位置を決定する方法及びシステム - Google Patents

乗物の位置を決定する方法及びシステム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に位置測定システム
に係り、より詳細には、地表面又はその付近における乗
物の地球上の位置を決定するシステム及び方法に係る。
【0002】
【従来の技術】米国を含む多数の国の政府は、一般に全
世界的な位置決めシステム即ちGPSと称する地球的な
位置測定システムを現在開発している。この全世界的な
位置決めシステムは、地球をめぐる軌道に配置された多
数のサテライトを含んでいる。このGPSサテライト
は、電磁信号を送信するように設計されている。これら
の電磁信号から、地表面又はその付近にあるGPS受信
局の絶対位置もしくは地球上の位置、即ち、地球の中心
に対する位置を最終的に決定することができる。
【0003】米国政府は、この全世界的な位置決めシス
テムをNAVSTARと命名した。NAVSTAR G
PSは、1993年に米国政府により運営に入ると宣誓
されることが予想される。NAVSTAR GPSは、
6つの軌道の各々に4個のGPSサテライトを配すると
想定している。全部で24個のサテライトが常時軌道に
あり、そのうちの21個のGPSサテライトが動作しそ
して3個のサテライトが予備となる。6つの軌道は、地
球に対して相互に直交する平面を有する。これらの軌道
は極上でもないし赤道上でもない。更に、GPSサテラ
イトはほぼ12時間ごとに軌道を1周する。
【0004】このNAVSTAR GPSを使用する
と、各軌道にあるGPSサテライトからGPS受信局に
対する相対的な距離即ち範囲を電磁信号を用いて決定す
ることができる。サテライトから受信局までの相対的な
距離を一般に擬似距離と称している。
【0005】NAVSTAR GPSにおいては、電磁
信号が全てのGPSサテライトから単一キャリア周波数
で常時送信される。しかしながら、GPSサテライトの
各々は異なるゴールドコードを有していて、信号を区別
できるようになっている。NAVSTAR GPSにお
いては、各GPSサテライトごとに独特の擬似ランダム
信号を用いてキャリア周波数が変調される。従って、N
AVSTAR GPSの軌道上にあるサテライトは、キ
ャリア周波数を復調したときに識別することができる。
【0006】更に、NAVSTAR GPSは、擬似ラ
ンダム番号(PRN)信号を用いてキャリア波信号を変
調する2つのモードを想定している。「粗い/収集」モ
ード即ち「C/A」モードと称する1つのモードにおい
ては、PRN信号が1.023MHzのチップレートを
有するゴールドコードシーケンスである。このゴールド
コードシーケンスは、この技術で良く知られた通常の擬
似ランダムシーケンスである。チップとは、擬似ランダ
ムコードの1つの個々のパルスである。擬似ランダムコ
ードシーケンスのチップレートとは、シーケンスにおい
てチップが発生される率である。従って、チップレート
は、コードの繰り返し率をそのコードにおける構成要素
の数で分割したものに等しい。従って、C/Aモードに
ついては各ゴールドコードシーケンスに1.023のチ
ップが存在し、シーケンスが1ミリ秒ごとに一度繰り返
される。4つのGPSサテライトから1.023MHz
のゴールドコードシーケンスを使用することにより、地
上受信局の地球上の位置をほぼ60ないし300mの精
度で決定することができる。
【0007】NAVSTAR GPSにおける第2の変
調モードを、「精密」又は「保護」(P)モードと一般
に称している。このPモードにおいては、擬似ランダム
コードが10.23MHzのチップレートを有する。更
に、このPモードシーケンスは非常に長いものであっ
て、シーケンスの繰り返しは267日ごとに一度以下で
ある。その結果、地上受信局の地球上の位置は、ほぼ1
6ないし30mの精度内で決定することができる。
【0008】しかしながら、このPモードシーケンスは
米国政府によって機密保持されていて公表されていな
い。換言すれば、Pモードは、米国政府が許可した地上
受信局しか使用できないようになっている。
【0009】NAVSTAR GPSのより詳細な説明
については、参考としてここに取り上げる1983年1
0月の「プロシーディングズ・オブ・ザ・IEEE」の
第71巻、第10号に掲載されたパーキンソン、ブラッ
ドフォードW.及びギルバート、ステファンW.著の
「NAVSTAR:グローバルポジショニングシステム
の10年後」と題する論文を参照されたい。又、NAV
STAR GPSを用いた乗物の位置決め/航行システ
ムの詳細な説明については、参考としてここに取り上げ
る1990年12月3日に出願された「乗物の位置決定
システム及び方法(Vehicle Position Determination Sy
stem and Method)」と題する米国特許出願第07/62
8,560号を参照されたい。
【0010】地上受信局が別々のサテライトからの種々
のC/A信号を区別するために、これら受信局は、通
常、ゴールドコードシーケンスを局部的に発生する複数
の種々のゴールドコードソースを備えている。各々の局
部的に導出されるゴールドコードシーケンスは、各々の
GPSサテライトからの各独特のゴールドコードシーケ
ンスに対応している。
【0011】擬似距離は、電磁信号の送信時間と受信時
間との間の伝播時間遅延を測定することによって決定さ
れる。NAVSTAR GPSでは、電磁信号は、これ
らの信号がGPSサテライトから送信される時間に連続
的にエンコードされる。送信時間を受信時間から差し引
いて時間遅延を決定することができる。この計算した時
間遅延から、伝播時間に送信速度(約2.997924
58*108 m/s)を乗算することにより擬似距離を
正確に導出することができる。
【0012】GPS受信局の絶対位置は、少なくとも3
つのGPSサテライトの擬似距離を使用し、三角法を含
む簡単な幾何学理論によって決定することができる。地
球上の位置推定の精度は、サンプリングされるGPSサ
テライトの数によっても一部左右される。より多くのG
PSサテライトを計算に使用すると、地球上の位置推定
の精度を高めることができる。
【0013】従来は、4つのGPSサテライトをサンプ
リングして、地球上の各位置推定値が決定される。3つ
のサテライトを使用して三角法を実行することができ
る。第4のサテライトを使用して、GPS受信局とGP
Sサテライトの間の回路クロックの差に起因するエラー
が修正される。クロックの差は、数ミリ秒程度の大きさ
である。受信局から4つ以上のサテライトが「見える」
のが理想である。即ち、受信局は、4つ以上のサテライ
トから信号を受信する。この場合、最も正確な位置を与
える4つのサテライトが使用される。これらの選択され
た4つのサテライトを通常「コンステレーション(星
座)」と称する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】位置推定の精度は、最
終的に、コンステレーションにおけるサテライト間の空
間関係に基づいている。即ち、多数の見ることのできる
サテライトから「最良」の4つのサテライトが選択され
たとしても、位置決定の精度はコンステレーションごと
に変化する。4つのサテライトについての「理想的」な
コンステレーションは、受信局の真上にある1つのサテ
ライトと、互いに且つ受信局から等距離にある3つのサ
テライトとで構成される。この「理想的」なコンステレ
ーションからずれると、位置推定の精度が悪化する。
【0015】例えば、2つのサテライトが互いに相対的
に接近することによって問題が顕著になる。各サテライ
トからの擬似距離は、受信局が存在する地表面上に特定
の幾何学的な領域又はエリアを与えるものとして考える
ことができる。擬似距離を追加するごとに、この領域が
限定されていく。2つのサテライトが互いに離れるほ
ど、2つの領域の重畳が少なくなる。即ち、各々の擬似
距離は位置の推定に対して大きな限定効果を与える。こ
れとは逆に、2つのサテライトが空間的に接近するほ
ど、領域の一致が大きくなり、限定効果が小さくなる。
これは、位置推定のエラーを増大する。
【0016】本発明は、上記した問題の1つ以上を解消
するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの特徴にお
いては乗物の位置を推定するシステムが提供される。こ
のシステムは、複数のソースから電磁信号を受け取り、
それに応答して、各ソースから乗物までの各距離と、各
ソースの各位置とを形成する。又、このシステムは、1
つのソースの位置を地球の反対側に投影し、それに応答
して、乗物の位置を決定する。
【0018】本発明の別の特徴においては、乗物の位置
を推定する方法が提供される。この方法は、複数のソー
スから電磁信号を受け取り、それに応答して、各ソース
から乗物までの各距離と、各ソースの各位置とを形成す
る段階を備えている。更に、この方法は、1つのソース
の位置を地球の反対側に投影し、その投影された位置及
び投影された距離を決定し、そしてそれに応答して、乗
物の位置を決定するという段階を備えている。
【0019】
【実施例】図1を参照すれば、本発明は、米国政府のN
AVSTAR全世界的位置決めシステム(GPS)のサ
テライトからの電磁信号を受け取るように構成される。
図示されたGPS100は、地球102の周りの6つの
相互に直交する軌道106Aないし106Fにある21
個のサテライト104Aないし104Uで構成される。
又、GPS100は、3つの別のサテライト(図示せ
ず)も備えている。しかしながら、本発明は、他の全世
界的位置決めシステムと共に機能するように適用するこ
ともでき、従って、1つのこのようなシステムに限定さ
れるものではない。
【0020】図2を参照すれば、本発明、即ち位置決定
システムもしくは乗物の位置決めシステム(VPS)2
02は、航行システム204と共に機能するように構成
される。この航行システム204は、位置決定システム
202から位置情報を受け取りそして所与の経路に沿っ
た乗物200の動きを制御することにより乗物200を
操縦する。好ましい実施例では、航行システム204は
乗物200に搭載されている。航行システム204は、
経路のモデル又は概念的表示を発生することにより予め
確立されているか又は動的に形成される経路に沿って乗
物200を誘導する。例えば、線や弧を用いて目的ポイ
ント間に乗物経路を確立することができる。更に、数学
的なBスプライン又はクロソイド曲線を用いて乗物20
0を航行すべき実際の経路モデルを作ることもできる。
【0021】VPS202は、GPSサテライト104
からの信号を受信する。更に、1つ以上の擬似サテライ
ト208も使用される。この擬似サテライトは、GPS
サテライトをエミュレートするために地表面上又はその
付近に置かれたシステムとして定義される。この擬似サ
テライトは、典型的に、充分なサテライトを見ることの
できない地域に使用される。好ましい実施例では、ベー
スステーション206が設けられる。このベースステー
ション206は、サテライト104及び擬似サテライト
208からの信号を受け取る。ベースステーション20
6はホスト処理システム224を備えているのが好まし
い。このホスト処理システム224は、位置決定システ
ム202と航行システム204の両方に対し機能を遂行
する。
【0022】位置決定システム202については、ホス
ト処理システム224がGPSデータ及び/又は擬似サ
テライトからのデータを受け取りそして既知の基準ポイ
ントとして働いて、乗物位置推定の精度を向上する助け
となる(以下参照)。ホスト処理システム224は、受
け取ったデータのバイアス又はエラーを決定することに
より位置推定の精度を向上させる。次いで、このバイア
スが、乗物200に搭載の位置決定システム202へ送
られる。これらのバイアスは、サテライトからの電磁信
号のエラーによって生じる位置推定のエラーを排除する
助けとして使用される。
【0023】ホスト処理システム224は、更に、航行
システム204に関連した機能を備えている。ホスト処
理システム224は、人間の運行管理者とほぼ同じ結果
になるように乗物200のスケジュール及び発進を取り
扱う。従って、ホスト処理システム224は、乗物20
0の運行サイクルを決定することができる。
【0024】ホスト処理システム224は、更に、GP
S処理システムを備えている。ホスト処理システム22
4のGPS処理システムは、空間バイアスを計算するの
に使用すべきGPSデータ及び位置推定値を発生する。
ベースステーション206におけるホスト処理システム
224の目的は、(1)乗物200の運行を監視し、
(2)空間的バイアスを形成するところの既知の地球上
の基準ポイントを与え、そして(3)必要に応じて高速
データ通信チャンネルを経て乗物200に追加の情報を
与えることである。
【0025】好ましい実施例において、ベースステーシ
ョン206は乗物200に接近して配置され、好ましく
は20マイル以内に配置される。この地理的に接近した
関係は、ベースステーション206と乗物200との間
に通信チャンネルを介して効果的な無線通信を与える。
又、乗物200により受信されるサテライトの送信をベ
ースステーション206によって受信されるものと比較
するための正確な基準ポイントも与える。
【0026】正確な空間的バイアスを計算するためには
地理的に接近した基準ポイントが必要とされる。空間的
及びクロックのバイアスは、実際には、NAVSTAR
GPS及びGPS処理システム210に本来存在する
コモンモードノイズである。空間的バイアスは、ベース
ステーション206においていったん計算されると、乗
物200へ送られる。
【0027】1つの実施例において、空間的バイアス
は、最良に適合する方法を用いてサテライトの軌道モデ
ルをパラボラとして最初に形成することにより決定され
る。このパラボラモデルを用いて、サテライトの軌跡ポ
イント即ち予想位置が決定される。これらの軌跡ポイン
トとベースステーション206の既知の位置との間の距
離を決定することができ、これを「予想擬似距離」と称
する。空間的バイアスとは、実際の擬似距離と「予想擬
似距離」との間の差である。
【0028】別の実施例においては、空間的バイアス
は、基準ポイントの既知の位置をその推定位置と比較す
ることにより決定される。例えば、GPSデータを使用
し、ベースステーション206のGPS処理システム
は、ベースステーション206の位置を推定する。この
推定値が既知の位置と比較され、その差が乗物200へ
送られて、将来の乗物位置推定に加味される。
【0029】本発明の好ましい実施例では、ベースステ
ーション206のホスト処理システム224は、更に、
乗物200の自主的な活動を整合し、そして位置決定シ
ステム202を人間の監視者とインターフェイスさせ
る。
【0030】位置決定装置202は、GPS処理システ
ム210を備えている。このGPS処理システム210
は、複数のGPSサテライト104及び/又は擬似サテ
ライト208から電磁信号を受け取り、そしてそれに応
答して、第1の位置推定値を形成する。
【0031】図3を参照すれば、GPS処理システム2
10のハードウェア構成の一実施例が示されている。乗
物に搭載のGPS処理システム210は、GPSアンテ
ナ302を備えている。好ましい実施例では、GPSア
ンテナ302は、電磁放射の無線スペクトルを受信す
る。しかしながら、本発明では、GPSサテライトがデ
ータをエンコードできるようにする信号の受信も意図さ
れる。適当なアンテナは米国マサチューセッツ州リトレ
トンのチュー・アソシエート・インクからモデル番号C
A3224として入手できる。
【0032】GPSアンテナ302は、GPS受信器3
06に接続される。この「接続」という用語は、通信を
確立するシステム又は方法を意味する。この接続システ
ム又は方法には、例えば、電子、光学及び/又は音響技
術が含まれると共に、ここに記載しない他のものも含ま
れる。
【0033】好ましい実施例では、GPS受信器306
は、GPSサテライト104及び/又は擬似サテライト
208によって送信されたGPSデータを処理する。G
PS受信器306は、データを受信したGPSサテライ
トの各々に対し擬似距離(距離)を計算する。これらの
サテライトは、GPS受信器306の「視界」内にある
といえる。擬似距離とは、GPS受信器306と選択さ
れたサテライトとの間の距離を、サテライトからの電磁
信号の送信時間と受信時間との間の時間遅延の関数とし
て推定したものをいう。好ましい実施例では、GPS受
信器306は、実際の擬似距離全てを並列に処理する。
適当な受信器は、米国カリフォルニア州トーランスのマ
グナボックス・アドバンスト・プロダクト・アンド・シ
ステムズ社からモデル番号MX4200、MX4818
及びMX7120として入手できるものである。
【0034】GPS相互通信プロセッサ308は、GP
S受信器306をGPSプロセッサ310及び第1GP
Sコンソール316に接続する。好ましい実施例では、
このGPS相互通信プロセッサ308はマイクロプロセ
ッサを備えている。適当なマイクロプロセッサは、米国
イリノイ州シャウンバーグのモトローラ社からモデル番
号MC68000として入手できる。GPS相互通信プ
ロセッサ308は、GPS受信器306と、GPSプロ
セッサ310と、第1GPSコンソール316との間の
データ交換を整合する。より詳細には、GPS相互通信
プロセッサ308は、GPS受信器306から擬似距離
データを受け取り、その擬似距離データをGPSプロセ
ッサ310へ中継する。好ましい実施例においては、こ
の擬似距離データは、GPS受信器306によって計算
された実際の擬似距離と、受信器306によって現在観
察されているサテライトの個数と、GPSプロセッサ3
10により必要とされるその他のGPSデータとを備え
ている。又、GPS相互通信プロセッサ308は、GP
S受信器306及びGPSプロセッサ310に関連した
状態情報を第1GPSコンソール316へ中継する。
【0035】GPSプロセッサ310は、これがGPS
受信器306から受け取ったデータを処理するために多
数のアルゴリズム及び方法を使用する。GPSプロセッ
サ310によって行われる機能は、図4及び図8ないし
12に関連して以下に説明する。好ましい実施例では、
GPSプロセッサ310はマイクロプロセッサを含んで
いる。適当なマイクロプロセッサは、モトローラ社から
部品番号MC68020として入手できるものである。
【0036】GPSプロセッサ310は、第2GPSコ
ンソール318及びGPS通信インターフェイスプロセ
ッサ312に接続される。この第2GPSコンソール3
18は、GPSプロセッサ310を操作しそして監視で
きるようにするユーザインターフェイスである。このG
PSコンソール318は公知のものであり、所望のコン
ソール機能を与える多数の形式の装置を入手することが
できる。1つの適当な装置は、米国マサチューセッツ州
メイナードのデジタル・イクイップメント社からモデル
番号VT220として入手できる。
【0037】GPS通信インターフェイスプロセッサ3
12は、本質的に入力/出力(I/O)ボードである。
これはデータ無線320及びGPSデータ収集装置31
4に接続される。GPS通信インターフェイスプロセッ
サ312は、GPSプロセッサ310と、データ無線3
20及びGPSデータ収集装置314との間のデータ交
換を整合する。1つの適当な通信インターフェイスプロ
セッサは、モトローラ社からモデル番号MVME331
として入手できる。
【0038】データ無線320は、乗物200のGPS
プロセッサ310と、ベースステーション206に配置
された同様のデータ無線との間に通信リンクを確立す
る。好ましい実施例では、データ無線320は、RF周
波数を用いて9600のボーレートで同期通信する。ベ
ースステーション206のデータ無線は、各サテライト
の空間バイアスの量に関する周期的な更新情報を乗物2
00のデータ無線320へ2Hz(1秒に2回)のレー
トで供給する。
【0039】GPSデータ収集装置314は、デスクト
ップ又はポータブルコンピュータのような多数の一般的
な電子処理及び記憶装置のいずれかである。
【0040】図4を参照すれば、GPS相互通信プロセ
ッサ308は、GPSデータ要求・デコード機能404
を組み込んでいる。図示されたように、GPS受信器3
06から送信されたデータは、このGPSデータ要求・
デコード機能404に入り、GPSプロセッサ310へ
中継される。
【0041】GPSプロセッサ310は、第1の位置推
定値を決定する手段406を組み込んでいる。コンソー
ル機能408は、第1の位置推定値決定手段406と第
2のGPSコンソール318との間のデータ交換を制御
する。それに応答して、VPS通信機能412は、第1
の位置推定値決定手段406とVPSシステム214と
の間のデータ交換を制御する。
【0042】制御ファイル410は、前にセーブしたフ
ァイルを含んでいて、第1の位置推定値決定手段406
によってGPSデータをいかに使用すべきかを示す。好
ましい実施例では、制御ファイル410は、ノイズスレ
ッシュホールド、応答速度、乗物の位置及び速度の初期
状態、第1の位置推定値決定手段406のリセットが生
じる前のずれの程度、許された不良測定の回数、及び/
又は測定と測定との間に割り当てられた時間を示す。
【0043】通信マネージャ機能416は、GPS相互
通信プロセッサ308の要求・デコード機能404を制
御し、そして無線リンクデータデコード機能418を経
て第1の位置推定値決定手段406へデータを中継す
る。通信マネージャ機能416は、更に、データ無線3
20から第1の位置推定値決定手段406へのデータの
流れを制御する。第1の位置推定値決定手段406から
データ無線320へのデータは、生のGPSデータ出力
機能420を経て流れる。
【0044】再び図2を参照すれば、VPS202は、
第2の位置推定値を形成する手段212と、第1及び第
2の位置推定値を受け取ってそれに応答して第3の位置
推定値を形成する手段214とを備えている。第2及び
第3の位置推定値を形成する手段212、214は、以
下、運動位置決めシステム(MPS)及びVPS処理シ
ステムと各々称することにする。通常、第2の位置推定
値は第1の位置推定値と組み合わされてフィルタされ、
より正確な第3の位置推定値を形成する。しかしなが
ら、ある場合に、第1の位置推定値が甚だしく不正確で
あると思われるときには、第2の位置推定値のみを使用
することが考えられる。
【0045】好ましい実施例では、MPS212は、走
行距離計216と、慣性基準ユニット(IRU)218
とを備えている。しかしながら、IRU218は、走行
距離計216なしで使用することもできる。IRU21
8は、リングレーザジャイロ222と、既知の設計の加
速度計220とを備えている。好ましい実施例では、I
RU218は、ボーイング767航空機に使用されてい
るシステムの複製であるが、この767航空機に対して
乗物200の力学的レベルが低いことを加味するように
変更されている。
【0046】IRU218は、乗物の位置を5Hzで、
速度を10Hzで、そしてロール、ピッチ及びヨーを5
0Hzで出力するように構成される。更に、走行距離計
216は、乗物200が走行した距離を20Hzで出力
するように構成される。
【0047】IRU218のレーザジャイロスコープに
は、最初に、乗物200の緯度、経度及び高度の推定値
を与えなければならない。このデータを基線位置推定値
として使用し、ジャイロスコープ222は、予め定めた
目盛りを地球102の回転に関連した力と共に用いて、
乗物200の現在位置の推定値を決定する。
【0048】この情報は、次いで、IRU218によ
り、加速度計220で得たデータと合成され、乗物の現
在位置の更に正確な第2の位置推定値が形成される。
【0049】図5を参照すれば、MPS212は、MP
S相互通信プロセッサ502を備えている。走行距離計
216及びIRU218は、このMPS相互通信プロセ
ッサ502によってVPS214に接続される。第2の
位置推定値及び走行距離計216からのデータは、MP
S相互通信プロセッサ502によってVPS214に送
信される。好ましい実施例では、MPS相互通信プロセ
ッサ502はマイクロプロセッサを備えている。1つの
適当なマイクロプロセッサは、モトローラ社から部品番
号MC68000として入手できるものである。MPS
相互通信プロセッサ502は、MPS212とVPS2
14との間のデータ交換を整合する。
【0050】図7には、VPS処理システム214のア
ーキテクチャの好ましい実施例が示されている。GPS
処理システム210及びMPS212は、VPSメイン
プロセッサ702に独自に接続されている。これらは独
立しているので、システムのうちの1つが故障しても、
他のものが不作動になることはない。従って、GPS処
理システム210が作動しない場合にも、データを収集
して、MPS212、ひいては、VPS214で処理す
ることができる。GPS処理システム210とMPS2
12は、図示されたように、VPSメインプロセッサ7
02へ信号を送信する。これらの信号は、位置、速度、
時間、ピッチ、ロール、ヨー及び距離のデータを含んで
いる。
【0051】VPSメインプロセッサ702は、VPS
I/Oプロセッサ704に接続される。VPSメイン
プロセッサ702は、図示されたように、第3の位置推
定値をVPS I/Oプロセッサ704に送信する。第
3の位置推定値は、上記したGPS、IRU及び走行距
離計のデータから導出され、より詳細には、乗物200
の第1及び第2の位置推定値から導出される。
【0052】本発明では、VPSメインプロセッサ70
2によりGPS処理システム210及びMPSシステム
212から信号を受け取り、VPSメインプロセッサ7
02へ送り込むシステム及び方法が意図される。好まし
い実施例では、VPSメインプロセッサ702はマイク
ロプロセッサを含んでいる。1つの適当なマイクロプロ
セッサは、モトローラ社から部品番号MC68020と
して入手できるものである。
【0053】図6を参照すれば、VPSメインプロセッ
サ702は、VPSカルマンフィルタ602及び重み付
け合成器604を組み込んでいる。図示されたように、
GPS信号と走行距離計信号は、重み付け合成器604
に直接送られる。IRU信号は、VPSカルマンフィル
タ602へ送られる。好ましい実施例においては、GP
S信号は2Hzのレートで送られる。走行距離計信号は
20Hzのレートで送られる。更に、第2の位置推定値
を含むIRU信号は、50Hzのレートで送られる。
【0054】VPSカルマンフィルタ602はIRU信
号を処理し、そのデータから余計なノイズをフィルタ
し、そして処理されたデータを重み付け合成器604へ
出力する。更に、VPSカルマンフィルタ602は重み
付け合成器604からの信号を受け取り、これはVPS
カルマンフィルタ602を新たな位置情報でリセットす
るのに用いられる。
【0055】重み付け合成器604は信号を処理し、そ
して使用されたデータ収集技術の推定精度に基づいて各
データに所定の重み付け係数を付与する。従って、好ま
しい実施例では、第1の位置推定値は、IRU信号の第
2の位置推定値よりも強く重み付けされる。この重み付
け構成の理由は、第1の位置推定値の方がIRUからの
第2の位置推定値よりも本来正確だからである。
【0056】しかしながら、速度は、IRU222によ
って更に正確に決定することができる。それ故、IRU
信号の速度成分は、GPS信号の速度成分よりも強く重
み付けすることができる。本発明の好ましい実施例で
は、GPS信号の速度成分を除いて、IRU信号の速度
成分が使用される。
【0057】重み付けされた合成器604は、20Hz
の出力を発生する。この出力は計算された全てのデータ
を含んでおり、VPSカルマンフィルタ602及びVP
SI/Oプロセッサ704の2つの位置に送られる。こ
の出力は、GPSサテライトに対する時間情報を含んで
いる。又、この出力は、乗物の位置、速度、ヨー、ピッ
チ及びロールに対する情報も含んでいる。更に、VPS
出力は、乗物200の第3の位置推定値を構成すること
に注意されたい。
【0058】重み付け合成器604からの別の出力は、
乗物200に関する速度データのみを含む。この速度デ
ータは、VPSメインプロセッサ702からGPS処理
システム210へ送られる。この速度データを用いて、
第1の位置推定値の精度が高められる。
【0059】図7に説明を戻すと、VPS I/Oプロ
セッサ704は、VPS通信インターフェイスプロセッ
サ706に接続される。好ましい実施例では、この通信
インターフェイスプロセッサ706は、モトローラ社か
ら入手できるMVME331プロセッサである。以下に
述べるように同じ目的を達成するものであればどんなプ
ロセッサでも使用できる。
【0060】好ましい実施例では、VPS通信インター
フェイスプロセッサ706は、3つの異なる装置、即ち
(1)VPSコンソール710、(2)データ収集装置
708、及び(3)航行システム204に接続される。
VPS通信インターフェイスプロセッサ706は、第3
の位置推定値を含むデータを20Hzのレートで上記3
つの装置へ送り込む。
【0061】VPSコンソール710はこの技術で良く
知られており、米国ミネソタ州ミネアポリスのデジタル
・イクイップメント社からモデル番号VT220として
入手できるものである。このVPSコンソール710
は、VPS I/Oプロセッサ704の現在状態を表示
するのに使用される。
【0062】VPSデータ収集装置708は、例えば、
デスクトップ又はポータブルコンピュータのような多数
の市販の電子処理・記憶装置のいずれかである。
【0063】図8ないし12を参照すれば、本発明は、
第1の位置推定値の精度を向上させることにより、乗物
の位置即ち第3の位置推定値の精度を向上させる。図8
に示すように、第1の位置推定値を形成する手段406
は、カルマンフィルタ802を備えている。
【0064】カルマンフィルタ802の機能の一部は、
擬似距離データに関連したノイズをフィルタ除去するこ
とである。このノイズは、例えば、電離層、クロック及
び/又は受信器ノイズを含む。ベースステーション20
8にあるホスト処理システム224のGPSカルマンフ
ィルタ802は、第1の位置推定値の精度を高めるため
に乗物200へ送られる空間的バイアスを計算する。こ
れに対し、乗物200のGPSカルマンフィルタ802
は、ベースステーション206から受け取る空間的バイ
アスを考慮に入れる。
【0065】GPSカルマンフィルタ802は、半適応
的に機能する。換言すれば、GPSカルマンフィルタ8
02は、許容できるデータ擾乱のスレッシュホールドを
乗物200の速度に基づいて自動的に修正する。「擾
乱」という用語は、規則的なコースからのずれを意味す
る。GPSカルマンフィルタ802の半適応機能は、本
発明の応答性及び精度を最適なものにする。
【0066】一般に、乗物200がその速度を特定量だ
け高めると、GPSカルマンフィルタ802はその許容
ノイズスレッシュホールドを上昇させる。同様に、乗物
200がその速度を所定量だけ下げると、GPSカルマ
ンフィルタ802はその許容ノイズスレッシュホールド
を下降させる。本発明のこの自動最適化技術は、移動及
び静止の両状態のもとで最も高レベルの正確さを与え
る。
【0067】本発明の最良の態様においては、GPSカ
ルマンフィルタ802のスレッシュホールドは、連続的
にも非常に短い個別間隔でも変化しない。むしろ、これ
らの間隔は長い個別間隔であり、従って、連続的に変化
するフィルタよりも正確さが劣る。しかしながら、本発
明のカルマンフィルタ802は、この連続変化フィルタ
よりも実施が容易で、コストが安く、しかも計算時間が
短くてすむ。しかし、連続的に変化するフィルタを使用
することもでき、本発明に包含されることに注意された
い。
【0068】動作に際し、GPSカルマンフィルタ80
2にはシステム始動時に初期値を与えねばならない。こ
の初期値と、GPS受信器306により収集されたGP
Sデータから、GPSカルマンフィルタ802は現在状
態(これは第1の位置推定値と、北航、東航及び高度に
ついての乗物速度とを含む)を推定する。GPSカルマ
ンフィルタ802は、繰り返し式に動作する。換言すれ
ば、この推定した状態は、次の繰り返しに対する初期値
であると仮定される。これは、新たなGPSデータ(更
新)と合成/フィルタされて、新たな現在状態を導出す
る。
【0069】通常の動作においては、第1の位置推定値
決定手段406は、受け取ったGPSデータを用いて第
1の位置推定値を計算する。このGPSデータは、少な
くとも4つのサテライトからの信号を含む。これらの受
け取った信号から、乗物位置決定手段202は実際の擬
似距離を計算する。三角法技術を使用し、その計算した
実際の擬似距離を用いて、乗物200の位置を推定する
ことができる。本発明は、少なくとも1つのサテライト
を地球の中心に対して180°のところに投影すること
により位置決定の精度を高める装置及び方法を具備す
る。
【0070】例えば、図9を参照すれば、通常の動作中
に、乗物200のGPS受信器306は、4つのサテラ
イトSV1 、SV2 、SV3 及びSV4 からGPSデー
タを受け取る。地球の中心CEに対する乗物のカルテシ
アン座標が三角法技術を用いて決定される。乗物のX、
Y及びZ座標は、次の式を解くことによって決定され
る。
【0071】 (X1 −Ux )2+(Y1 −Uy )2+(Z1 −Uz )2=(R1 −Cb )2 式1 (X2 −Ux )2+(Y2 −Uy )2+(Z2 −Uz )2=(R2 −Cb )2 式2 (X3 −Ux )2+(Y3 −Uy )2+(Z3 −Uz )2=(R3 −Cb )2 式3 (X4 −Ux )2+(Y4 −Uy )2+(Z4 −Uz )2=(R4 −Cb )2 式4 但し、Xn 、Yn 、Zn はnで指示された各サテライト
のカルテシアン座標であり、Rn は各々の実際の擬似距
離であり、Cb はクロックバイスであり、そしてUx
y 、Uz は乗物200の推定座標である。
【0072】乗物の緯度と経度はほぼ次の式で決定され
る。 U1at =cos-1{〔Ux 2 +Uy 2 1/2 /|U上バー|} 式5 Ulong=tan-1(Uy /Ux ) 式6 但し、U上バーは、Uの上にバー符号(−)を付したも
ので、これは次のように定められる。
【0073】 |U上バー|=〔Ux 2 +Uy 2 +Uz 2 1/2 式7
【0074】乗物の位置は上記したように決定されるの
が好ましい。しかしながら、上記したように、第1の位
置推定値の精度は、サテライト間の空間関係によって左
右される。一般的なルールは、コンステレーションにお
いてサテライトが離れているほど、位置決定の精度が高
くなることである。図9を参照すれば、例えば、サテラ
イトSV3 とSV4 が互いに接近している場合に、第1
の位置推定値は不正確にバイアスされる。
【0075】それ故、このバイアスを修正するか、又は
最も正確な第1の位置推定値を確保するために、第1の
位置推定値形成手段406は、少なくとも1つのサテラ
イトの位置を、図9に示すように、地球の中心に対して
180°のところに投影する手段804を備えている。
カルテシアン座標系900は、少なくとも1つの既知の
基準ポイント、例えば、ベースステーション206と、
地球の中心とによって定められた平面を含むものが使用
される。図9を参照すれば、例えば、平面YZは、地球
の中心CEと、既知の位置のベースステーション206
を含んでいる。X及びZ軸は、互いに且つY軸に対して
直角である。
【0076】投影された位置SV4'のカルテシアン座標
は、X4'、Y4'及びZ4'である。この投影された位置
は、次の式で決定される。 X4'=−X4 式8 Y4'=−Y4 式9 Z4'=−Z4 式10 投影された位置SV4'をサテライトの元の即ち実際の位
置に代わって使用して、乗物の位置が推定される。
【0077】手段806は、投影された位置を使用し、
それに応答して、有効擬似距離(破線902で示した)
を決定する。図10を参照すれば、有効擬似距離は幾何
学的に決定される。図10は、地球の中心CE、乗物2
02、第4サテライトSV4及び第4サテライトの投影
された位置SV4'の相対的な位置を示している。図示さ
れた各エレメントは、地球の中心CE、乗物202及び
第4サテライトSV4によって定められた平面内にあ
る。第4サテライトSV4 と乗物202との間の計算さ
れた擬似距離は1002で示されている。第4サテライ
トと地球の中心CEとの間の距離は既知であり、100
4で示されている。更に、地球の中心CEと乗物202
との間の距離は1006で示されている。第4サテライ
トSV4 は地球の反対側へ投影される。有効擬似距離R
E (902で示す)を決定するために、次のような幾何
学的な観察を行う。
【0078】線1002の長さ=線1002’の長さ、
線1004の長さ=線1004’の長さ、そして線10
06の長さ=線1006’の長さ。これは各線上にクロ
スするマークで示されている。同じ本数のクロスマーク
をもつ線が同じ長さを有する。更に、図における角度
は、次の関係を有する。
【0079】角度a=角度a’、角度b=角度b’、そ
して角度c=角度c’。乗物202と投影されたサテラ
イトとの間の有効擬似距離RE は、線902の長さに等
しい。それ故、RE は幾何学の合同によって導出するこ
とができる。1つの実施例では、RE が次のように決定
される。
【0080】 RE =〔B2 +C2 −2BC cos p〕1/2 式11 但し、p=π−a 式12 但し、a=cos-1〔(B2 +C2 −A2 )/2BC〕 式13 ここで、A、B、Cは、GPSデータから決定され、各
々線1002、1004及び1006の長さに等しい。
【0081】有効擬似距離RE は第1の位置推定値を決
定するのに用いられる。それ故、式4は、次のようにな
る。 (X4'−Ux )2+(Y4'−Uy )2+(Z4'−Uz )2=(RE −Cb )2 式14
【0082】図11を参照し、乗物200の位置を推定
する本発明の方法の一実施例を説明する。第1の制御ブ
ロック1102において、複数のサテライト(SV1
いしSV4 )からの電磁信号が受信される。第2の制御
ブロック1104において、この受信した信号がデコー
ド又は処理され、実際の擬似距離が決定される。実際の
擬似距離は、その受信信号が送信されたときから受信さ
れたときまでの時間差から決定される。第3の制御ブロ
ック1106において、1つのサテライトの位置が地球
の中心に対して180°のところに投影される(式7な
いし9参照)。第4の制御ブロック1108において、
その投影されたサテライトの有効擬似距離(RE )が決
定される(式12参照)。更に、第5の制御ブロック1
110において、その計算された有効擬似距離と、他の
3つのサテライトに対する実際の擬似距離とを用いて、
乗物の位置が決定される。
【0083】図12を参照し、乗物200の位置を推定
する本発明の方法の別の実施例を説明する。第6の制御
ブロック1202において、複数のサテライト(SV1
ないしSV4 )からの電磁信号が受信される。第7制御
ブロック1204において、この受信した信号がデコー
ド又は処理され、実際の擬似距離が決定される。実際の
擬似距離は、その受信信号が送信されたときから受信さ
れたときまでの時間差から決定される。第8の制御ブロ
ック1206において、1つのサテライトの位置が地球
の中心に対して180°のところに投影される(式7な
いし9参照)。第9の制御ブロック1208において、
その投影されたサテライトの有効擬似距離(RE )が決
定される(式12参照)。第10の制御ブロック121
0において、その計算された有効擬似距離と、他の3つ
のサテライトに対する実際の擬似距離とを用いて、乗物
の位置の第1推定値が決定される。第11の制御ブロッ
ク1212において、乗物位置の第2の推定値がMPS
212により決定される。この第2の位置推定値は、第
1の位置推定値とは独立して決定されることに注意され
たい。即ち、第2の位置推定値は、手前のステップ(制
御ブロック1202ないし1210)の前に決定されて
もよいし、その後に決定されてもよいし又はその間に決
定されてもよい。第12の制御ブロックにおいて、乗物
位置の第3の推定値が、第1及び第2の位置推定値に基
づいて決定される。
【0084】
【発明の効果】以上、添付図面を参照してその動作を説
明したように、本発明は、GPSサテライトデータに基
づく位置推定の精度を高めるものである。乗物位置決定
システム202は、視界内にある全てのGPSサテライ
トから電磁信号を受信する。これらの電磁信号は、GP
S受信器306によってデコードされる。最良の結果を
得るためには、少なくとも4つのサテライトからの信号
が必要である。4つ以上のサテライトが使用できる場
合、即ち視野内にある場合には、乗物位置決定システム
202は、選択したコンステレーションの空間関係を最
適化するように最良の4つのサテライトを選択する。
【0085】更に、本発明は、考えられるコンステレー
ションの個数を増加することができる。換言すれば、サ
テライトの1つを地球の中心に対して180°のところ
に投影することにより、考えられるコンステレーション
の個数を顕著に増加することができる。例えば、5個の
サテライトが視野にある場合に、通常は4個のコンステ
レーションが考えられる。しかしながら、1つ以上のサ
テライトを180°投影することにより、考えられるコ
ンステレーションの個数を著しく増加することができ
る。唯一の制約は、サテライトが視界内になければなら
ないこと、即ち、GPS受信器306が特定のサテライ
トを使用するためにそこからの信号を受信しなければな
らないことである。更に、4つのサテライトしか使用で
きない場合にも、1つ以上のサテライトを投影すること
により、位置推定の精度を高めることができる。
【0086】1つ以上のサテライトを投影することによ
り、より正確な三角法を確保することができる。サテラ
イトは、最適な又は「最良」のコンステレーションに基
づいて選択される。上記システム及び方法を使用した場
合、「最良」のコンステレーションは、「実際」のサテ
ライトと、「投影」されたサテライトとの組み合わせを
含んでもよい。これは、サテライト間のあり得べき最良
の「分散」、即ち空間関係を確保する。
【0087】以上のように、乗物位置決定システム20
2は、サテライトを選択的に地球の反対側へ投影し、そ
して最も正確な位置推定値を与えるように最良のサテラ
イトコンステレーションを選択することができる。
【0088】好ましい実施例を特に図示して詳細に説明
したが、特許請求の範囲に規定する本発明の精神及び範
囲から逸脱せずに、その態様及び細部に種々の変更がな
され得ることは当業者に明らかであろう。
【0089】本発明の他の特徴、目的及び効果は、添付
図面、上記説明及び特許請求の範囲から明らかとなるで
あろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】6つの軌道に21個のサテライトをもつ全世界
的位置決めシステム(GPS)の概略図である。
【図2】本発明の一実施例による地球上の位置を決定す
るシステムもしくは乗物の位置を決定するシステム(V
PS)のブロック図で、GPS処理システム、移動位置
決めシステム(MPS)及びVPS処理システムを含む
ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例による図2のGPS処理シス
テムのブロック図で、GPS相互通信プロセッサ及びG
PSプロセッサを含むブロック図である。
【図4】本発明の一実施例による図3のGPS相互通信
プロセッサ及びGPSプロセッサの機能的ブロック図
で、第1の位置推定値を決定する手段を含むブロック図
である。
【図5】本発明の一実施例による図2の移動処理システ
ムのブロック図である。
【図6】本発明の一実施例による図2のVPSの機能的
ブロック図である。
【図7】本発明の一実施例による図2のVPSのブロッ
ク図である。
【図8】本発明の一実施例による図4の第1の位置推定
値決定手段を示す機能的ブロック図である。
【図9】本発明の一実施例によるサテライトの投影を示
すグラフである。
【図10】本発明の一実施例によるサテライトの投影を
幾何学的に示す図である。
【図11】本発明の一実施例により乗物の位置を決定す
る制御概念を示すフローチャートである。
【図12】本発明の別の実施例により乗物の位置を決定
する制御概念を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 全世界的位置決めシステム(GPS) 102 地球 104 サテライト 106 軌道 200 乗物 202 乗物位置決定システム(VPS) 204 航行システム 206 ベースステーション 208 擬似サテライト 210 GPS処理システム 212 移動位置決めシステム(MPS) 214 VPS処理システム 216 走行距離計 218 慣性基準ユニット(IRU) 220 加速度計 222 ジャイロ 224 ホスト処理システム 302 GPSアンテナ 306 GPS受信器 308 GPS相互通信プロセッサ 310 GPSプロセッサ 312 GPS通信インターフェイスプロセッサ 314 GPSデータ収集装置 316 第1GPSコンソール 318 第2GPSコンソール 320 データ無線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アダム ジェイ グッダート アメリカ合衆国 イリノイ州 61526 エーデルスタイン アールアール 1 ボックス 66エイ (56)参考文献 国際公開91/9275(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 5/00 - 5/14 G01C 21/00 - 21/24 G01C 23/00 - 25/00

Claims (31)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物の地球上の位置を推定するシステム
    において、 複数のソースから電磁信号を受け取り、それに応答し
    て、各々の上記ソースから上記乗物までの各距離と、各
    々の上記ソースの各位置とを形成する手段と、 1つの上記ソースの位置を地球の中心に対し地球の反対
    側に投影し、それに応答して、投影された位置を決定す
    る手段と、 上記投影された位置を受け取り、それに応答して、投影
    された距離を形成する手段と、 上記投影された距離及び他のソースからの距離を受け取
    り、それに応答して、上記乗物の位置を決定する手段と
    を備えたことを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 上記各位置は基準平面に対して決定され
    る請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 上記基準平面は、地球上の2つの既知の
    位置を含む請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 ベースステーションを備え、上記既知の
    位置の1つはこのベースステーションに対応する請求項
    3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 上記ソースの位置は、カルテシアン座標
    において定められる請求項1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 上記1つのソースの位置は、Xm 、Ym
    、Zm として定められ、そして上記投影された位置
    は、 X'm=−Xm 、 Y'm=−Ym 、及び Z'm=−Zm によって決定される請求項5に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 上記ソースは、全世界的な位置決めシス
    テムからの少なくとも4つのサテライトを含む請求項1
    に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 上記ソースは、全世界的な位置決めシス
    テムからのサテライトと、少なくとも1つの擬似サテラ
    イトとを含む請求項1に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 既知の位置にベースステーションを備
    え、このベースステーションは、基準受信器と、空間的
    なバイアスを決定する手段とを備えている請求項1に記
    載のシステム。
  10. 【請求項10】 上記空間的なバイアスは上記乗物へ戻
    すように通信される請求項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 上記ベースステーションは、上記ソー
    スから上記基準受信器までの推定擬似距離、実際の擬似
    距離及びクロックバイアスを決定する手段を備えている
    請求項9に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 上記空間的なバイアスは、上記推定擬
    似距離及び上記クロックバイアスを上記実際の擬似距離
    から差し引くことによって決定される請求項11に記載
    のシステム。
  13. 【請求項13】 上記ベースステーションは、上記ソー
    スから上記基準受信器までの擬似距離及びクロックバイ
    アスを決定する手段を備え、そして上記空間的なバイア
    スは、パラボラモデル及び1つの上記クロックバイアス
    についての関連値を各々の擬似距離から差し引くことに
    よって決定され、上記パラボラモデルはその手前の擬似
    距離からの時間にわたって構成される請求項9に記載の
    システム。
  14. 【請求項14】 上記空間的なバイアスは、上記ベース
    ステーションの既知の位置と、上記ベースステーション
    の位置の推定値との間の差によって決定される請求項9
    に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 上記空間的なバイアスは上記乗物へ戻
    すように通信される請求項9に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 乗物の地球上の位置を推定するシステ
    ムにおいて、 複数のソースから電磁信号を受け取り、それに応答し
    て、各々の上記ソースから上記乗物までの各距離と、各
    々の上記ソースの各位置とを形成する手段と、 1つの上記ソースの位置を地球の中心に対し地球の反対
    側に投影し、それに応答して、投影された位置を決定す
    る手段と、 上記投影された位置を受け取り、それに応答して、投影
    された距離を形成する手段と、 上記投影された距離及び他のソースからの距離を受け取
    り、それに応答して、上記乗物の第1の位置推定値を形
    成する手段と、 第2の位置推定値を形成する手段であって、走行距離計
    及び慣性基準ユニットを含んでいる手段と、 上記第1及び第2の位置推定値を受け取り、それに応答
    して、第3の位置推定値を形成する手段とを備えたこと
    を特徴とするシステム。
  17. 【請求項17】 上記第1の位置推定値を形成する手段
    は、カルマンフィルタを備えている請求項16に記載の
    システム。
  18. 【請求項18】 上記第3の位置推定値を形成する手段
    は、カルマンフィルタを備えている請求項16に記載の
    システム。
  19. 【請求項19】 上記第3の位置推定値を形成する手段
    は、重み付け合成器を備えている請求項16に記載のシ
    ステム。
  20. 【請求項20】 上記第3の位置推定値を形成する手段
    は、カルマンフィルタ及び重み付け合成器を備えている
    請求項16に記載のシステム。
  21. 【請求項21】 上記各々の位置は基準平面に対して決
    定され、上記基準平面は地球上に2つの既知の位置を含
    むと共にベースステーションを含んでおり、上記既知の
    位置の1つは上記ベースステーションに対応する請求項
    16に記載のシステム。
  22. 【請求項22】 上記ソースの位置はカルテシアン座標
    で定められ、上記1つのソースの位置は、Xm 、Ym 、
    Zm として定められ、そして上記投影された位置は、 X'm=−Xm 、 Y'm=−Ym 、及び Z'm=−Zm によって決定される請求項16に記載のシステム。
  23. 【請求項23】 上記ソースは、全世界的位置決めシス
    テムの少なくとも4つのサテライトより成る請求項16
    に記載のシステム。
  24. 【請求項24】 上記ソースは、全世界的な位置決めシ
    ステムからの4つのサテライトと、少なくとも1つの擬
    似サテライトとで構成される請求項16に記載のシステ
    ム。
  25. 【請求項25】 既知の位置にベースステーションを備
    え、このベースステーションは、基準受信器を含み、そ
    して空間的なバイアスを決定するのに用いられる請求項
    16に記載のシステム。
  26. 【請求項26】 上記空間的なバイアスは、上記乗物へ
    戻すように通信される請求項16に記載のシステム。
  27. 【請求項27】 乗物の地球上の位置を推定するシステ
    ムにおいて、該システムは、 複数のソースから電磁信号を受け取り、それに応答し
    て、第1の位置推定値を形成する手段と、走行距離計と慣性基準ユニットとを含む、第2の位置推
    定値を形成する手段と、 上記第1及び第2の位置推定値を受け取り、それに応答
    して、第3の位置推定値を形成する手段と、を備え、 上記第1の位置推定値を形成する手段は、更に、 上記電磁信号を受け取るアンテナと、上記ソースを追跡して各々の擬似距離を決定するように
    なっている、上記アンテナに接続された受信器と、 上記各々の擬似距離を受け取るようになっており、地球
    の中心に対し地球の反対側への上記ソースのうち1つの
    ソースの投影に基づいて、上記1つのソースに対応する
    有効擬似距離を決定する手段を含み、上記第1の位置推
    定値が上記有効擬似 距離及び他のソースの上記各擬似距
    離の関数となるようにするプロセッサと、を含むことを
    特徴とするシステム。
  28. 【請求項28】 上記第1の位置推定値を形成する手段
    は、上記アンテナを上記受信器に接続する前置増幅器を
    備えている請求項27に記載のシステム。
  29. 【請求項29】 上記第1の位置推定値を形成する手段
    は、上記受信器を上記プロセッサに接続する相互通信プ
    ロセッサを備えている請求項27に記載のシステム。
  30. 【請求項30】 乗物の位置を推定する方法において、 複数のソースから電磁信号を受け取り、それに応答し
    て、各々の上記ソースから上記乗物までの各距離と、各
    々の上記ソースの各位置とを形成し、 1つの上記ソースの位置を地球の中心に対し地球の反対
    側に投影し、それに応答して、投影された位置を決定
    し、 上記投影された位置を受け取り、それに応答して、その
    投影された距離を形成し、そして上記投影された距離及
    び他のソースからの距離を受け取り、それに応答して、
    上記乗物の位置を決定する、 という段階を備えたことを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 乗物の位置を推定する方法において、 複数のソースから電磁信号を受け取り、それに応答し
    て、各々の上記ソースから上記乗物までの各距離と、各
    々の上記ソースの各位置とを形成し、 1つの上記ソースの位置を地球の中心に対し地球の反対
    側に投影し、それに応答して、投影された位置を決定
    し、 上記投影された位置を受け取り、それに応答して、その
    投影された距離を形成し、 上記投影された距離及び他のソースからの距離を受け取
    り、それに応答して、第1の位置推定値を形成し、 走行距離計及び慣性基準ユニットから信号を受け取り、
    それに応答して、第2の位置推定値を形成し、そして上
    記第1及び第2の位置推定値を受け取り、それに応答し
    て、第3の位置推定値を形成する、 という段階を備えたことを特徴とする方法。
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