JP3293770B2 - 引き戸装置 - Google Patents

引き戸装置

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JP3293770B2
JP3293770B2 JP06411898A JP6411898A JP3293770B2 JP 3293770 B2 JP3293770 B2 JP 3293770B2 JP 06411898 A JP06411898 A JP 06411898A JP 6411898 A JP6411898 A JP 6411898A JP 3293770 B2 JP3293770 B2 JP 3293770B2
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正勝 町村
嗣男 井上
弘 鈴木
弘康 岡村
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新日軽株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地面から浮いた状態
で開閉作動するノンレールタイプの引き戸装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】一般に、回動して開閉するタイプの門扉は
扉を開閉するためのスペースが敷地側に必要であるた
め、狭小な敷地では取り付けが不適である。また、門扉
の開閉用スペースは空けておかなければならないので、
ガーデニング等や物置きのための自由度が失われてい
た。
【0003】近年、人口の老齢化が進むにつれて開口部
の段差を小さくして安全に歩行できるようなバリアフリ
ー構造が要求され、建屋の内部だけでなく、門などにお
いてもその需要が高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みて成立したものであって、引き戸の走行レールを用い
ないことによって、レールにつまづくことなく安全に歩
行でき、車椅子での移動も支障のない、いわゆるノンレ
ールタイプの引き戸の引き戸装置を提供することをその
課題とする。
【0005】
【発明の属する技術分野】本発明は地面から浮いた状態
で開閉作動するタイプの引き戸装置に関する。
【0006】
【従来技術】そこで、レールにつまづくようなことなく
歩行でき、車椅子での移動でも支障なく移動することが
できる引き戸装置として、図9(a) に示されるように、
地面上に間隔をおいて平行に立設された内壁ユニット2
0と外壁ユニット21との間に適宜の保持手段によって
引き戸22を地面から浮いた状態で摺動自在に支持した
ものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の構造
では、内外壁ユニット20、21の間に引き戸22を取
り付ける場合、内外壁ユニット20、21の間から引き
戸22をスライドさせて挿入するのが最も簡易で施工し
やすい。ただし、同図(b) のようにスライド方向の延長
側に戸当り柱23や壁24があるときは、特に引き戸2
2を外すときに戸当り柱23を取り外すか、壁24を破
壊しなければならないという問題がある。したがって、
同図(a) のように、引き戸22を内外壁ユニット20、
21の上部から両壁ユニット間に建て込むしか方法がな
い。しかし、この場合はかなりの重量の引き戸22を内
壁ユニット20よりも高く持ち上げなければならないと
いう問題がある。
【0008】本発明は上記問題点を解消し、引き戸の取
り付け・取り外し作業を容易に行なうことができる引き
戸装置を提供することをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明に係る引き戸装置は、地面上に間隔をおいて
平行に立設された内壁ユニットと外壁ユニットとの間に
上下に引き戸案内部材を取り付け、上記引き戸案内部材
に引き戸を地面から浮いた状態で摺動自在に支持すると
ともに、上記内壁ユニットを上部ユニットと下部ユニッ
トに分離可能としたことを特徴とする。
【0010】なお、前記下部ユニットと前記上部ユニッ
トとは互いに嵌合して固定されるようにするのが好まし
い。
【0011】また、前記下部の引き戸案内部材は、前記
外壁ユニットと前記下部ユニットとの間に取り付けるの
が好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は門袖の正面図、図2は図1
のX−X線上の断面図、図3は図1のY−Y線上の断面
図である。門袖の開口部Aには引き戸1が摺動自在に配
置されている。符号2は外壁ユニット、3は内壁ユニッ
トを示す。4は戸当り柱である。
【0013】外壁ユニット2と内壁ユニット3とは地面
上に間隔をおいて平行に立設されている。内外の壁ユニ
ット3、2は、それぞれ間隔をおいて植設された1対の
中空のアルミニウムの押出形材製支柱5の周囲(対向面
は除く)を囲うように同じ押出形材製下地材6を張設し
たもの(図3参照)で、各下地材6の外表面に形成され
たタイル受け片6aにはレンガタイル7が係止されて張
設されている。
【0014】外壁ユニット2は通常は複数のユニットを
長手方向に連結して門袖の一部を構成するもので、各ユ
ニット2a、2b・・・の一端の支柱5と他端の支柱5
との端面形状を互いに嵌合可能な凹状、凸状に形成し、
他のユニットに対して嵌合させながら長手方向に適宜数
のユニットを連結して全体の長さを調整することができ
るように構成されている。
【0015】また、図3に示されるように、外壁ユニッ
ト2は内壁ユニット3より高く形成されている。そし
て、内外両壁ユニット3、2の上端の間はカバー材8で
覆われている。
【0016】次に、外壁ユニット2と内壁ユニット3と
の間には引き戸案内部材が取り付けられている。引き戸
案内部材は上下に配置された戸車ユニット9、10によ
って構成されている。戸車ユニット9、10は、図3、
図4、図5に示すように、細長の箱形に形成された支持
体11の両端に戸車ホルダ12を取り付け、戸車ホルダ
12に戸車13を回転自在に支持したものである。上下
部の戸車ユニット9、10の支持体11は、外壁ユニッ
ト2と内壁ユニット3の各支柱5の対向面に突出して固
定された取付片14に固定されている。したがって、外
壁ユニット2と内壁ユニット3とは上記戸車ユニット
9、10によって連結されている。
【0017】引き戸1は縦框と横框とを方形に框組み
し、内側に格子等を組み付けたもので、上記上下部の各
戸車ユニット9、10の両端に取り付けられた上下部の
戸車13の間に、地面から浮いた状態で摺動自在に支持
されている。
【0018】次に、開口部Aの引き戸1の支持側とは反
対側の端部には、閉じ時の引き戸1の先端を受ける戸当
り柱15が設けられている。図4、図5のように、戸当
り柱15は地中に支持されているとともに、門袖の端部
に固定固定されているもので、戸当り面には開き時の引
き戸1の先端部の飲み込み部16が形成されている。
【0019】上記構成によれば、上下の戸車ユニットに
支持された引き戸1を摺動させることによって開口部A
を開閉することができる。引き戸1は引き戸案内部材に
地面から浮いた状態で摺動自在に支持されているので、
地面にレールを敷設しなくても引き戸1の開閉作動を行
なうことができる。
【0020】なお、引き戸案内部材は上下部の戸車ユニ
ット9、10によって構成される例に限定されない。例
えば、引き戸1の上部を摺動案内面として構成し、引き
戸の下部を戸車によって案内する構成でもよく、あるい
は引き戸の上部を戸車で吊って支持案内する構成でもよ
い。
【0021】次に、内壁ユニット3は互いに分離可能な
上部ユニット3aと下部ユニット3bとから構成されて
いる。すなわち、図6に示されるように、上部ユニット
3aは2本(3本以上でもよい)の上部柱5aとこれら
の周囲に張設された下地材6aとから成り、また下部ユ
ニット3bは2本(3本以上でもよい)の下部柱5bと
これらの周囲に張設された下地材6bとから成ってい
る。そして、図7のように上部ユニット3aの上部柱5
aと下部ユニット3bの下部柱5bとは連結金具17を
介して連結されている。連結金具17は下部柱5bの内
側に嵌合した状態でネジ固定されている。
【0022】ここで、引き戸1を取り付ける場合の施工
手順について主に図8(a) (b) によって説明すると、ま
ず、同図(a) のように外壁ユニット2を設置し、次に内
壁ユニット3の下部ユニット3bを設置する。下部柱5
bには連結金具17が固定され、その上部は上方に突出
している。その後、外壁ユニット2と内壁ユニット3の
下部ユニット3bとの間に下部戸車ユニット10を配置
し、内外壁ユニット2の支柱5の取付片14に固定する
(図5参照)。これによって外壁ユニット2の内側で
は、図8(a) のように内壁ユニット3の下部ユニット3
bの上方が開放された状態となっている。そこで、引き
戸1を外壁ユニット2の内側の、下部戸車ユニット10
上に建て込む。さらに、同図(b) のように内壁ユニット
3の上部ユニット3aの上部柱5aを下部ユニット3b
の下部柱5bの連結金具17に嵌合して上部ユニット3
aと下部ユニット3bとを連結固定する。そして、上部
戸車ユニット9を内外壁ユニットの取付片14に固定
し、さらに内壁ユニット3の下地材にレンガタイルを張
設し、最後に図3に示す笠木カバーを取り付けて完成す
る。なお、内壁ユニット3の上部ユニット3aを取り付
ける際に、その内側に上部戸車ユニット9を予め取り付
けておき、上部ユニット3aの取り付けとともに上部戸
車ユニット9を外壁ユニット2の支柱5の取付片14に
固定するようにしてもよい。
【0023】なお、下部柱5bと上部柱5aには予め下
地材6を固定しておくのが好ましいが、引き戸1を取り
付けた後に下地材6を固定し、レンガタイルを張設する
ようにしてもよい。いずれにしても、連結された上下部
ユニット3bに対して下地材とレンガタイルとは面一に
連続する。
【0024】上記構成によれば、内壁ユニット3を上部
ユニット3aと下部ユニット3bに分離可能としたの
で、引き戸1を取り付けるときは、まず下部ユニット3
bと下部の戸車ユニット10のみを設置し、この状態で
引き戸1を取り付ければよい。また、引き戸1を外すと
きは上部ユニット3aと上部戸車ユニット9を外してか
ら行なえばよい。したがって、引き戸1を新規に取り付
ける時には引き戸1を下部ユニット3bの高さ分だけ持
ち上げればよい。また、引き戸の交換や戸車や引き戸の
走行点検などのメンテナンスのために外すときも、引き
戸1を下部ユニット3bの高さ分だけ降ろせばよい。
【0025】なお、引き戸案内部材は上下部の戸車ユニ
ットによって構成される例に限定されない。例えば、引
き戸の上部を摺動案内面として構成し、引き戸の下部を
戸車によって案内する構成でもよく、あるいは引き戸の
上部を戸車で吊って支持案内する構成でもよい。したが
って、引き戸の取り付け、取り外しは、引き戸案内部材
の構成によって適宜変えればよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、内壁ユニ
ットを上部ユニットと下部ユニットに分離可能としたの
で、引き戸を取り付けるときは初めに下部ユニットのみ
を設置し、さらに下部の引き戸案内部材を取り付けてお
いてから引き戸を取り付け、その後に下部ユニット上に
上部ユニットを連結するとともに上部の引き戸案内部材
を取り付ければよい。また、引き戸を外すときは上部ユ
ニットと上部の引き戸案内部材のみを外しておく。した
がって、取り付け時には引き戸を下部ユニットの高さ分
だけ持ち上げればよい。また、外すときも引き戸を下部
ユニットの高さ分だけ降ろせばよい。このように、引き
戸の取り外しの持ち上げ又は降ろしの高さは小さいの
で、その新規の取り付け、引き戸交換、メンテナンスな
どにおける引き戸の取り外しは非常に容易となる。
【0027】請求項2に係る発明によれば、さらに、下
部ユニットと上部ユニットとは互いに嵌合して固定する
ことができるので、容易に組み立てることができる。
【0028】請求項3に係る発明によれば、下部の引き
戸案内部材は外壁ユニットと下部ユニットとの間に取り
付けられているので、引き戸の取り付け時に予め固定し
ておくことができる。このため、引き戸を安定に支持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】門袖の正面図
【図2】図1のX−X線上の断面図
【図3】図1のY−Y線上の要部の断面図
【図4】上部の戸車ユニットの配置態様を示す断面図
【図5】下部の戸車ユニットの配置態様を示す断面図
【図6】内壁ユニットの構成態様説明図
【図7】(a) (b) は内壁ユニットの支柱の連結態様を示
す平面図と要部の側面図
【図8】(a) (b) は引き戸の建て込み態様説明図
【図9】(a) (b) は引き戸を建て込む場合の問題を示す
説明図
【符号の説明】
1 引き戸 2 外壁ユニット 3 内壁ユニット 3a 上部ユニット 3b 下部ユニット 9 上部戸車ユニット 10 下部戸車ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 弘康 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日 軽株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−30389(JP,A) 実開 平4−108800(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 11/00 - 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面上に間隔をおいて平行に立設された
    内壁ユニットと外壁ユニットとの間に上下に引き戸案内
    部材を取り付け、上記引き戸案内部材に引き戸を地面か
    ら浮いた状態で摺動自在に支持するとともに、上記内壁
    ユニットを上部ユニットと下部ユニットに分離可能とし
    たことを特徴とする引き戸装置。
  2. 【請求項2】 前記下部ユニットと前記上部ユニットと
    は互いに嵌合して固定されたものである請求項1記載の
    引き戸装置。
  3. 【請求項3】 前記下部の引き戸案内部材は前記外壁ユ
    ニットと前記下部ユニットとの間に取り付けられた請求
    項1記載の引き戸装置。
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