JP3292484B2 - スクリューデカンタ型遠心分離機の制御方法 - Google Patents

スクリューデカンタ型遠心分離機の制御方法

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JP3292484B2
JP3292484B2 JP05445591A JP5445591A JP3292484B2 JP 3292484 B2 JP3292484 B2 JP 3292484B2 JP 05445591 A JP05445591 A JP 05445591A JP 5445591 A JP5445591 A JP 5445591A JP 3292484 B2 JP3292484 B2 JP 3292484B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水処理場やし尿処理
場等で発生する汚泥を脱水するために用いられるスクリ
ューデカンタ型遠心分離機の制御方法に関し、ことに一
方向に回転する円筒形のドラムと、ドラム内においてド
ラムと同軸で、かつ回転差を有して同方向に回転するス
クリューコンベアとを有するスクリューデカンタ型遠心
分離機の制御方法に関する。
【0002】
【従来技術】スクリューデカンタ型遠心分離機の運転に
おいては、ドラム内での閉塞をもたらすことなく、得ら
れる脱水ケーキの濃度を一定にし、かつ含水率を最小に
することが求められる。そのための一つの方法として遠
心分離機を駆動するモータのほかにドラムとスクリュー
コンベアとの間の回転速度差を変化させる可変速バック
ドライブ装置を設け、汚泥の性状や処理量によって回転
速度差を手動で変化させたり、スクリューコンベアのト
ルク値が異常になったときドラム内での閉塞を防ぐため
回転速度差を安全側に自動的に大きくする制御方法が提
案されている。
【0003】スクリューデカンタ型遠心分離機を汚泥の
性状に対応して自動的に制御する方法も提案されている
(特開昭62−171759号)。この方法は、運転時
におけるドラムのトルク値をトルク検出器により検出
し、検出されたトルク値をプロセス調節器へフィードバ
ック信号として入力する。プロセス調節器ではフィード
バック信号とドラムの最適なトルク値として設定された
設定トルク値とを比較して偏差を求め、その偏差が解消
されるように制御器を介して可変速バックドライブ装置
の速度を変えることによりドラムとスクリューコンベア
の差速を自動的に調整してスクリューコンベアのトルク
値を設定トルク値になるように制御する方法よりなって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述する後者の方法に
よれば、汚泥の性状や処理量の変動に対して常に安定し
た運転を維持することができるが、検出したトルク値を
一旦電気信号に変え、設定トルク値との偏差を求めてか
ら可変速バックドライブ装置を制御し、しかも可変速バ
ックドライブ装置から変速機を介して回転速度差を調整
しているためトルク値の検出から回転速度差が実際に調
整されるまでにある程度の時間がかゝる。この応答時間
は減速比が大きくなればなる程長くなる。
【0005】本発明は、応答速度の速い制御方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題の解決手段】本発明のスクリューデカンタ型遠心
分離機の制御方法は、スクリューコンベアのトルク或い
は油圧を検出してその検出値により調節ポンプを直接制
御するようにしたものである。すなわち本発明は、運転
時のスクリューコンベアのトルク或いは油圧を検出器に
検出し、その検出値が設定範囲を越えたとき検出器
出力信号により切換弁を直接切換え、油圧モータを駆動
する調節ポンプの吐出量を増加させるとともに検出器に
よる検出値が設定範囲以下になったときに検出器の出力
信号により切換弁を直接切換えて調節ポンプの吐出量を
減少させるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】運転時のスクリューコンベアのトルク或いは油
圧の検出値が設定範囲を越え或いはそれ以下になったと
きその出力信号により切換弁が直接切換わる。これによ
りポンプの吐出量が増大或いは減少する。ポンプの吐出
量の増減は、上記トルク或いは油圧の検出値が設定範囲
内に納まるまで続き、設定範囲内に納まったとき停止す
る。
【0008】以上のようにしてスクリューコンベアのト
ルク或いは油圧が一定に維持されるようになる。
【0009】
【実施例】図は本発明方法で用いられるスクリューデカ
ンタ型遠心分離機を示すもので、モータ1によって回転
駆動される円筒形のドラム2と、ドラム内にドラム2と
同軸をなして内蔵され、油圧モータ3によって回転駆動
されるスクリューコンベア4と、モータ5によって回転
駆動され、油圧モータ3を駆動する調節ポンプ6と、調
節ポンプ6の吐出量を調整する調節弁7と、油圧モータ
3に送られる油圧の圧力を検出する圧力検出器8と、圧
力検出器8からの出力信号によって切換えられ、調節弁
7を作動する三位置切換弁9とから構成され、タンク1
0より汲み上げられ、調節ポンプ6により油圧モータ3
に送られた圧油で油圧モータ3が駆動され、スクリュー
コンベア4をドラム2とは回転差を有して同方向に回転
させるようになっている。図中、11はフィルターであ
り、12は調節弁7のピストンの位置を設定するユニッ
トである。
【0010】次に調節ポンプ6の制御方法について説明
する。運転時において、圧力検出器8によって検出され
た圧油の圧力値が設定範囲を越えたとき圧力検出器8か
らの出力信号により切換弁9が切換わり、調節弁7を作
動させて調節ポンプ6による吐出量を増加させる。油圧
モータ3に送られる圧油の増加に伴い、圧油の圧力が低
下し、設定範囲内に納まるようになると、切換弁9が中
立位置に切換わり、調節弁7を停止させる。これにより
調節ポンプは一定量の圧油を油圧モータ3に供給する。
【0011】圧力検出器8で検出した圧油の圧力値が設
定範囲以下になると、検出器8からの出力信号により切
換弁9が上記と逆に切換わり、調節弁7を逆方向に作動
させる。これにより調節ポンプ6による吐出量が減少
し、圧油の圧力が増加する。そして設定範囲内に達する
と、圧力検出器8からの出力信号により切換弁9が中立
位置に切換わる。
【0012】以上のようにして圧力が一定に維持された
状態でスクリューコンベアが駆動される。
【0013】
【発明の効果】本発明の制御方法によれば以上のよう
に、検出したトルク値或いは圧力値によって直接切換弁
を切換え、調節ポンプの出力を変えるようになってお
り、従来法のように、一旦電気信号に変えて設定値との
偏差を求める過程が必要でないうえ変速機も必要とせ
ず、トルク値或いは圧力値の検出信号から直接機械的制
御を行うようになっているからトルク値或いは圧力値の
検出から調節ポンプの出力を変えるまでの応答時間を短
くすることができ、マイコンなど電気制御装置も必要と
しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法で使用するスクリューデカンタ型遠
心分離機の概略図を示す。
【符号の説明】
2 ドラム 4 スクリューコン
ベア 3 油圧モータ 6 調節ポンプ 7 調節弁 8 圧力検出器 9 切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−91465(JP,A) 特開 昭55−131616(JP,A) 特開 昭56−130247(JP,A) 特開 昭62−171759(JP,A) 特開 昭57−10362(JP,A) 特開 昭62−220701(JP,A) 特開 平3−138468(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B04B 1/20 B04B 9/10 F15B 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転時のスクリューコンベアのトルク或い
    は油圧を検出器にて検出し、その検出値が設定範囲を越
    えたとき検出器の出力信号により切換弁を直接切換え、
    油圧モータを駆動する調節ポンプの吐出量を増加させる
    とともに検出器による検出値が設定範囲以下になったと
    きに検出器の出力信号により切換弁を直接切換えて調節
    ポンプの吐出量を減少させるようにしたことを特徴とす
    るスクリューデカンタ型遠心分離機の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101277443B1 (ko) * 2012-11-05 2013-06-27 정용원 세척 과정에서의 진동, 소음 및 시간을 줄인 유압차속제어형 원심분리기 및 그 제어 방법

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