JP3290780B2 - フェライト加工品の洗浄方法およびその装置 - Google Patents

フェライト加工品の洗浄方法およびその装置

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JP3290780B2 JP23909893A JP23909893A JP3290780B2 JP 3290780 B2 JP3290780 B2 JP 3290780B2 JP 23909893 A JP23909893 A JP 23909893A JP 23909893 A JP23909893 A JP 23909893A JP 3290780 B2 JP3290780 B2 JP 3290780B2
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鐡郎 三浦
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三浦 俊之
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッド等に使用さ
れるフェライト加工品の洗浄に係り、特にフェライト加
工品の加工後にその表面に付く異物や油等の不純物を洗
い流すフェライト加工品の洗浄方法およびその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気ヘッド等に使用されるフェ
ライト加工品は、固相、液相或いは気相反応等の化学反
応を利用してフェライト粉末を作り、それを焼結して成
形、焼成、加工(研磨)等を行ってフェライト加工品と
して製造される。
【0003】この製造工程の間に、フェライト加工品の
表面には、成形時の潤滑の油、研磨時のク−ラント、雰
囲気中のチリや作業者の指油等の不純物が付着してしま
う。従来、このフェライト加工品の表面の不純物を除去
するためには、フロンや純水等を使用した洗浄が行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
フロンは、地球の電離層を破壊するとして、環境上、使
用に問題があると共に、後者の純水のみでは、高コスト
であり、また、洗浄の歩留まり、洗浄効果に今一歩のも
のがあり、よりよい洗浄方法が要望されている。
【0005】本発明は、上記の点に鑑み創案されたもの
で、環境に良好で、洗浄時の歩留まりがよく、洗浄効果
を向上させたフェライト加工品の洗浄方法およびその装
置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る発明
は、フェライト加工品を洗浄する方法において、水道水
を電解膜を介在させた陽極側電解筒領域および陰極側電
解筒領域に導き、これを電気分解することにより陰極側
電解筒領域に生成されるpH9.0〜pH10.5の範
囲内の電解アルカリ水を内部にヒータが配置された洗浄
槽に導き、これを40〜60℃の範囲内に前記ヒータで
加熱し、かかる加熱電解アルカリ水内に被洗浄フェライ
ト加工品を所定時間浸漬することを特徴とする。本願請
求項2に係る発明は、請求項1に記載のフェライト加工
品を洗浄する方法において、前記フェライト加工品の洗
浄は、前記加熱電解アルカリ水内に被洗浄フェライト加
工品を所定時間浸漬する前あるいは後に、前記電解アル
カリ水を、シャワー状態で前記被洗浄フェライト加工品
に吹き付けて行われることを特徴とする。本願請求項3
に係る発明は、請求項1または2に記載のフェライト加
工品の洗浄方法において、前記洗浄槽に被洗浄フェライ
ト加工品を浸漬して行われるフェライト加工品の洗浄
は、前記電解アルカリ水を所定間隔、所定水流で攪拌し
た状態に浸漬して洗浄されるものであることを特徴とす
る。本願請求項4に係る発明は、フェライト加工品の洗
浄装置において、水道水を電気分解することにより電解
アルカリ水を生成する電解装置と、該装置より生成され
る電解アルカリ水を貯水し、被洗浄フェライト加工品を
所定方法で洗浄する洗浄槽とからなり、該洗浄槽内に
は、洗浄槽内の電解アルカリ水を所定温度に加熱するヒ
ータ手段と、前記洗浄槽内の電解アルカリ水を汲み上
げ、これをフェライト加工品にシャワー状に噴射するシ
ャワー装置とからなることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記洗浄方法及びその装置によれば、電解アル
カリ水の酸化還元作用または極めて高い電気伝導度等の
作用により、フェライト加工品の表面に付着する油やチ
リ等の不純物を、効率よく洗浄することができる。した
がって、フェライト加工品の洗浄に対し、低コストで、
かつ、洗浄効果の優れた洗浄方法及びその装置を提供で
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明のフェライトの洗浄方法を実施
するための洗浄装置の一実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、電解アルカリ水を生成して、その生成され
たアルカリ水により被洗浄品であるフェライト加工品を
洗浄する洗浄装置の概要を示したものである。
【0009】図1において、1は、横幅19cm、高さ
15cm、容量1.25m3 の電解筒であり、陽極側電
極2および陰極側電極3が、電解膜4を介在して配置さ
れ、電解膜4の周囲に、それぞれ陽極側電解筒領域2a
および陰極側電解筒領域3aを有する。5は、フィルタ
であり、水道栓6と、前記陽極側電解筒領域2aおよび
陰極側電解筒領域3aを結ぶ配管7に設けられ、異物等
を除去するものである。このフィルタ5からでる配管7
は、分岐部8により分岐され、それぞれ流量調整弁9、
10を介して、配管11、12により、前記電解筒1の
陽極側電解筒領域2a、および陰極側電解筒領域3aに
接続されている。また、これらの陽極側電解筒領域2a
および陰極側電解筒領域3aは、それぞれ配管13、1
4により、処理された電解水が流出するように構成され
る。
【0010】一方、前記電解筒1の電極2、3には、商
用100ボルトを電源として、それぞれリレ−手段15
を介して、48V、40Aの直流電圧電流が、前記両電
極間に印加されるよう構成されるDC電源装置16が配
置される。また、前記配管13および14には、それぞ
れ流出する電解水の流出を変更する電磁切り換え弁17
および18が設けられる。これらの電磁切り換え弁1
7、18は、前記リレ−手段15に同期して、常に一定
の陽極水または陰極水が、一方のみから流出するように
構成されている。これは、電解の継続により、電極2、
3の劣化等を防止する必要があり、これを除去するため
に、逆電圧を電極に印加するように構成したが、そのた
めに電解処理の能率が低下するのを防止するために、逆
電圧を印加した場合にも、それぞれ陰極水であるアルカ
リ水を収集するためのものである。
【0011】そして、前記流出配管14は洗浄装置19
に接続されている。該洗浄装置19の洗浄槽19aの内
部には、ヒ−タ20が配置され、このヒ−タ20に10
0ボルト、10アンペアの電流を流して、電解アルカリ
水を40〜60℃にヒ−タ加熱するようにしている。な
お、21はドレンであり、弁22を介して汚れた沈殿物
や電解アルカリ水を除去できるようになっている。次
に、この装置を操作して、電解アルカリ水を得る方法に
ついて説明する。
【0012】まず、最初に、電極の一方を陽電極2、他
方を陰電極3として、これらの両電極間に48V、40
Aの直流電流を印加して、毎分1リットルから2.5リ
ットル程度の流量の電解アルカリ水を処理して、前記洗
浄槽19aに蓄える。また、所定の時間の経過毎に、前
記リレ−手段15を操作して、電流の流れを切り換える
とともに、前記電磁切り換え弁17、18を切り換え
て、電解アルカリ水を、同様に、前記洗浄槽19aに貯
水する。
【0013】洗浄槽19aが満水に近くなったら、前記
ヒ−タ20に通電して加熱を始め、前記洗浄槽内19a
では、常に電解アルカリ水の温度は、40〜60℃の範
囲内になるように前記ヒ−タ20に通電される。このよ
うに加熱された電解アルカリ水は、フェライト加工品の
洗浄水として使用可能な状態におかれる。
【0014】次に、このようにして生成された電解アル
カリ水等により、フェライトを洗浄する実施例を説明す
る。 実施例1 被処理洗浄品であるフェライト加工品を前記電解アルカ
リ水の貯水された前記洗浄装置19の洗浄槽19aに所
定時間、所定の接触比率で浸漬して、フェライト加工品
の洗浄を行った場合の例である。この実施例に使用する
フェライト加工品をフェライトサンプル30として図2
に示す。図2のに示した被処理洗浄フェライト加工品3
0は、品名EE29と称され、発明者の属する会社にメ
−カ−から納品されるフェライトサンプルであって、正
確な材質は、メ−カ−仕様により明らかにはされていな
い。なお、フェライトサンプル30は、加工メ−カ−で
は汚れにより、不良品とされる程度のものを使用した。
【0015】本実施例に使用したものは、図2に示すよ
うに、長さ48mm、幅23mm、奥行17mmであ
り、長さ方向途中に奥行方向に平行溝100、101が
設けられた断面E字形状を有するものである。なお、洗
浄の効果を比較するため、例えば、サンプル30では、
図2の矢印で示した面のみの目視検査を行い、洗浄効果
の程度具合を検証した。フェライトサンプル30を15
gとり、電解処理した電解アルカリ水(以下、「RED
水」と表示する。)100cc中に1:6〜1:7の接
触比率で浸漬させ、処理時間終了後、35℃のフラン器
中で15〜30分間乾燥させ、または、温風で1分間乾
燥させて、前記矢印面の外観検査をおこなった。
【0016】この例では、最初に常温冷水のRED水を
用いて、このRED水中に被洗浄フェライトサンプル3
0を浸漬して、その洗浄効果を比較した。すなわち、P
H9.0、PH9.6、PH10.0、PH10.55
およびPH11.1の各PH値における異なる冷水RE
D水中に前記被処理フェライトサンプル30を30分間
浸漬して、その洗浄効果を検証した。なお、PH値の指
標をとるため、他にPH9.0、PH9.5、PH1
0.0、PH11.0およびPH11.5の各種のPH
値を有するNaOH水中にも、同様の被処理フェライト
サンプル30を浸漬して、その洗浄の効果を検証して、
比較を行った。これらの結果を表1に示す。
【0017】
【表1】 表1中の各記号はそれぞれ次のような洗浄結果を示す。 (1) :よく汚れがおちた (2) :少し汚れが残る (3) :中程度汚れが残る (4) :ほとんど汚れがおちない 表1の洗浄結果から知りうるように、この例では、処理
前のサンプル30の汚れに大きなバラツキがあったせい
か、RED水と、NaOH水の両者の洗浄効果にほとん
ど差異が認められず、また、その洗浄の効果も優れたも
のではなかった。
【0018】次に、前記RED水およびNaOH水を5
0℃に加熱して、温水中に、前記被処理フェライトサン
プル30を浸漬して、その洗浄の効果を検証した。この
実施例においても、同様に、PH9.0、PH9.6、
PH10.0、PH10.55およびPH11.1の各
PH値における異なる温水RED水中に前記被処理フェ
ライトサンプル30を30分間浸漬して、その洗浄効果
を検証した。また、同様に、PH値の指標をとるため、
他にPH9.0、PH9.5、PH10.0、PH1
1.0およびPH11.5の各種のPH値を有する温水
のNaOH水中にも、同じ被処理フェライトサンプル3
0を浸漬して、その洗浄の効果を比較した。
【0019】その結果を表2に示す。
【表2】 なお、洗浄の効果を示す記号は、表1と同じ内容を示
す。この例でも、処理前のサンプル30の汚れ方にバラ
ツキはあるものの、RED水では、PH9.0からPH
10.55の範囲内で、かなりよくサンプル表面の汚れ
が落ちていることが認められ、この範囲内での洗浄の効
果が優れていることが知りうる。これの対し、NaOH
水では、PH10.0以上では、洗浄効果が認められる
ものの、PH10.0以下では、洗浄の効果がなく、実
際にNaOH水を洗浄水として使用するには問題がある
ことが判明した。少なくとも、実際上の取り扱いでは、
RED水による洗浄が優れていることが知りうる。
【0020】なお、温水のRED水での洗浄において、
PH9.0〜10.5までの範囲で効果がよく、PH1
1.0を越えると、洗浄効果に、いま一歩、優れている
とは言い難いような効果が現れたのは、別途の要因によ
ることが考えられる。すなわち、PH11.0を越える
と、もとの汚れよりも別の汚れが逆に付着するような場
合が生じているが、これは、H+ 、OH- 、Ca2+、N
+ 、Cl- などの増加(不純物の影響)によるものと
考えられる。すなわち、PH値が高くなるとクラスタ−
が小さくなり汚れがおちやすくなるらしいが、今回のサ
ンプルの場合は、表面に付着する不純物などの影響であ
ると考えられる。
【0021】次に、洗浄の効果のあった温水(50℃迄
加熱)RED水において、浸漬時間によって、その洗浄
にどの程度の差異が生じるかを比較、検討した。この実
施例においては、前記同様50℃まで加熱した温水RE
D水に同フェライトサンプル30を、15分間、10分
間、5分間、それぞれ浸漬した。それらの結果を表3、
表4、表5に示す。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】 この実施例においては、前記同様、フェライトサンプル
30を15gとり、温水(50℃加熱)RED水100
cc中に1:6〜1:7の接触比率で、各15分間、1
0分間、5分間浸漬させ、その後、35℃のフラン器中
で15〜30分間乾燥させ、または、温風で1分間乾燥
させて、前記矢印面の外観検査をおこなった。
【0025】また、同様に、PH8.50、PH9.0
2、PH9.52、PH10.0、PH10.55およ
びPH11.0のRED水を使用し、指標とするNaO
H水もPH8.50、PH9.00、PH9.50、P
H10.05、PH10.50およびPH11.0の温
水中に、各15分間、10分間、5分間浸漬し、その洗
浄効果を検証した。
【0026】前記表3〜5より、次のことが判明した。
なお、表3〜5においても、各記号は、表1と同様に、
それぞれ次のような洗浄結果を示す。 (1) :よく汚れがおちた (2) :少し汚れが残る (3) :中程度汚れが残る (4) :ほとんど汚れがおちない 接触時間を短縮した結果、表3〜5の三つの表を見てわ
かるように、結果に大変バラツキが多く、浸漬時間を短
くしても、フェライトサンプル30の洗浄効果にそれほ
どの差異は認められなかった。このことは、浸漬時間の
短縮は、洗浄効果に影響を及ぼさず、洗浄には、ある一
定程度以上の浸漬時間が不可欠であることを示してい
る。すなわち、上記の洗浄を行った短時間の浸漬によっ
ては、洗浄の効果が見い出せなかった同フェライトサン
プル30を、その後、加熱RED水(50℃)に浸漬し
て、接触時間を最初の浸漬時間と合計して30〜60分
になるようにして浸漬したところ、同サンプル30のほ
とんどがマイナス判定(洗浄効果がすぐれたもの)にな
り、洗浄の効果が著しいことが判明した。
【0027】このことは、加熱RED水によるフェライ
トサンプル30の洗浄には、ある一定程度以上の浸漬時
間があれば、かなりの洗浄効果が認められ、実用上に
も、大きく希望がもてることが判明した。実用上の効果
が見い出し得た理由としては、これまでテストしたサン
プルは、全て加工、研磨後に洗浄し、乾燥した後に汚れ
の見つかった不良品サンプルを使用したにもかかわらず
(そのため、長時間の接触でしか汚れが取れなかったと
考えられる。)、RED水による洗浄の結果では、通常
の洗浄工程に比し、優れた効果が見い出しえたからであ
る。すなわち、実用上は、かなり過酷な条件での洗浄の
部類に属するような本実施例のような洗浄は、そのよう
な苛酷な洗浄条件であっても、かなりの優れた洗浄効果
を示し、実用上の効果もかなり高いものである。通常
は、フェライト加工品の洗浄工程では、今回の洗浄テス
トに使用したものよりは、もっと仕上りに優れ、それ程
汚染されたものではないものを洗浄するのが常であり、
今回、実際に使用したようなメ−カ−納品では、汚染あ
りとされ、不良品となるようなものは、あまり洗浄の必
要がない。
【0028】したがって、通常のメ−カ−納品のもので
あるならば、このテストで使用したものほど汚染が厳し
くなく、その結果、正確な温度と、浸漬時間の管理さえ
しっかりすれば、フェライト加工品の洗浄に充分耐えう
るということになる。
【0029】実施例2 次に、実施例2として、上記浸漬洗浄に加えて、上記の
加熱RED水を攪拌しながら洗浄して、接触比率が効率
よく行われるようにしてみた。すなわち、図5に示すよ
うに、洗浄槽40aの電解アルカリ水中に設置した2組
の翼50a、50bとモ−タ51a、51bからなる攪
拌装置49a、49bで、物理的操作を加えながら接触
させ浸漬を試みた。
【0030】この実施例に使用したフェライト加工品
は、図2に示されるように、実施例1で使用した品名E
E29のフェライトサンプル30のほかに、図3に示し
たように、品名EE30と称される長さ50mm、幅2
5mm、奥行30mmを有し、長さ方向途中に、曲形溝
103、104が設けられている形状のものである。な
お、このサンプル31も、前記実施例1において使用さ
れたサンプル30と同様に、その材質については、メ−
カ−からは明らかにされてはいない。また、このサンプ
ル31についても、発明者会社において、汚れていると
して、不良品扱いされているもので、実際の使用には耐
えないものである。
【0031】まず、最初に、前記実施例1で使用したと
同様のフェライトサンプル30は、実施例1に使用した
と同様の洗浄装置40の洗浄槽40aに投入し、同洗浄
槽40aに貯水されたRED水を50℃に加熱し、さら
に、その加熱RED水を所定の攪拌装置49a、49b
で攪拌できるようにし、攪拌をしながらサンプル30の
浸漬、洗浄を行った。
【0032】また、接触比率としては、フェライトサン
プル30を15gとり、これを加熱RED水100cc
に対し、1:6〜1:7の接触比率で浸漬させるように
し、それとともに、このRED水を攪拌しつつ上記浸漬
を行った。攪拌をするRED水は、第1回目のフェライ
トサンプル30を使用した際には、PH9.02、PH
9.45、PH10.0、PH10.5およびPH1
1.0の各RED水を用い、さらに、指標として、前回
同様、PH9.0、PH9.5、PH10.0、PH1
0.5およびPH11.0の各NaOH水も使用した。
【0033】このテストでは、サンプル数の関係で、全
て一点のみのテストとなってしまった。したがって、効
率良く洗浄の効果を導き出そうとして、攪拌サイクルを
減少させて接触時間の短縮をねらったみた。したがっ
て、攪拌は、攪拌翼50a、51bを一分間に15秒攪
拌した後、次の45秒間は、攪拌翼50a、51bを停
止して、このサイクルを5分間の接触時間のものについ
ては、5回攪拌し、接触時間10分間のものについて
は、10回攪拌し、これを、それぞれ、15分接触、2
0分接触、25分、30分接触と、各6回のテストを繰
り返した。
【0034】また、第2回目のテストとして、フェライ
トサンプル31を17.5gとり、これを加熱RED水
120ccに対し、1:6〜1:7の接触比率で浸漬さ
せるようにし、それとともに、同様に、このRED水を
攪拌しつつ上記浸漬を行った。攪拌をするRED水につ
いても、この場合には、PH9.55のRED水、PH
10.05のRED水、PH10.5のRED水を各2
組づつとり、これらについてテストを行った。なお、前
記同様、指標として、PH10.0、PH10.5、P
H11.0の各2組のNaOH水を使用した。このよう
な条件のもとで、第2回目のテストでは、攪拌は、洗浄
槽40aの中央に仕切りを設け、左側の攪拌翼50aの
みを回転させ、右側の攪拌翼50bについては停止させ
て、同攪拌翼50aをそれぞれ5分間〜30分間の間に
わたり、常時回転させて、各6回のテストを行った。
【0035】それぞれ攪拌しながら所定の時間浸漬を行
った後、温風で1分間乾燥させてから、実施例1と同様
にフェライトサンプル30、31の所定のカット面(図
2、図3の矢印面)の外観検査を行った。その結果を、
表6、表7に示す。
【0036】
【表6】
【0037】
【表7】 なお、表6、表7においても、各記号は、表1と同様
に、それぞれ次のような洗浄結果を示す。 (1) :よく汚れがおちた (2) :少し汚れが残る (3) :中程度汚れが残る (4) :ほとんど汚れがおちない
【0038】また、第2回目のテストにおいては、表7
に示したように、同一PH値において、攪拌処理を行っ
たものと、これを行わずに単に浸漬処理のみを行った場
合とを比較した。表7の同一PH値の右側に示した値
は、浸漬処理のみを行って場合の洗浄の効果をみたもの
である。フェライトサンプル30または31は、前記同
様、加工メ−カ−での乾燥後の汚れによって不良品とさ
れるものを使用したためであろうか、結果にバラツキが
ある結果となってしまった。
【0039】特に、第1回目のテストでは、RED水を
30分接触させた洗浄では、ほとんど汚れが取れると予
想されたが、今回は全くとれていない結果となってい
る。これはサンプルによる当初の汚れかたのバラツキの
ためと考えられる。それにもかかわらず、明らかに攪拌
処理することによってRED水、NaOH水ともに洗浄
にある程度の効果が認められた。ちなみに攪拌の有無に
よるPHの変化は、処理前よりもRED水の場合0.5
〜1.0下がり、NaOH水の場合は0.2〜0.5下
がる程度で、攪拌の有無によるPH変化の差はほとんど
見られなかった。一方、第2回目のテストでは、サンプ
ルの品種をサンプル31に変え、全ての接触時間で攪拌
した場合と、攪拌は全く行わなかった場合とを比較し
た。そのため、その影響などが考慮されなければならな
いが、それにしても、この場合は、攪拌したものと、攪
拌しないものとの差異は見い出せなかった。
【0040】実施例3 次に、上記の実施例を通じて、浸漬前の前処理として、
粉塊を取り除くため、軽く2秒くらい水のシャワ−をあ
てたところ、洗浄に極めて優れた洗浄効果が見い出し得
たので、RED水による洗浄の前処理洗浄として、水に
よるシャワ−洗浄を試みた。
【0041】この洗浄に使用するフェライトサンプル
は、図4に示すような、品名EE32と称されるサンプ
ルを使用した。このサンプル32は、図4に示すよう
に、長さ54mm、幅30mm、奥行35mmであり、
長さ方向途中に、平行溝部と曲形溝部を合わせ持つ溝1
05、106が設けられている形状のものである。た
だ、このサンプル32は、上記実施例1、2で使用した
サンプル30、31のものと異なり、研磨工程終了直後
のものであって、洗浄する前(洗浄工程前)のものを使
用した。したがって、サンプル32の汚れは、前記実施
例1、2で使用したサンプル30、31とは異なり、汚
れ方にバラツキは少なく、また、同サンプル32は、水
を浸み込ませたスポンジ内で保存しておいて、乾燥して
いないものを使用した。したがって、サンプル表面の汚
れは、乾燥状態で表面に付着しているものと異なり、水
シャワ−で、比較的、簡単に洗い流すことが可能なもの
である。
【0042】洗浄の結果は、前記実施例1、2と同様、
所定のカット面(図4の矢印面)の外観検査によって行
った。洗浄の条件は次のようなものであった。フェライ
トサンプル32を15g採取し、これを加熱RED水1
00ccに対し、1:6〜1:7の接触比率で浸漬させ
て、洗浄の効果を検証した。すなわち、1〜2秒位水の
シャワ−で洗い流し、電解処理した電解アルカリ水等1
00ccに1:6〜1:7の接触比率で浸漬させ、処理
時間終了後、温風で1分間乾燥または自然乾燥させた
後、カット面の外観検査を行った。
【0043】また、前記実施例1、2と同様に、PH
9.02、PH9.55、PH10.05、PH10.
55およびPH11.0のRED水を使用し、指標とす
るNaOH水もPH9.0、PH9.5、PH10.
0、PH10.5およびPH11.0のものを加熱して
使用し、その各水中に、各5分、10分、15分、20
分、25分、30分の各時間の間、前記フェライトサン
プル32を浸漬し、その洗浄効果を検証した。
【0044】なお、この浸漬に際して、フェライトサン
プル32の表面の粉塊を除去するため、前もって1〜2
秒の間、水シャワ−を用いて、サンプル32を洗い流し
た。また、浸漬に最中には、水面に浮いてくるフェライ
トかすを、その都度磁石を用いて取り除いた。
【0045】この結果を表8に示す。
【表8】 なお、この表8においても、前述に用いた各記号と同様
に表記し、それぞれ次のような洗浄結果を示す。 (1) :よく汚れがおちた (2) :少し汚れが残る (3) :中程度汚れが残る (4) :ほとんど汚れがおちない
【0046】このテストでは、フェライトサンプルは、
もともと出願人会社の製品で、研磨工程終了直後で、洗
浄前のものを使用したので、汚れにバラツキはなく、洗
浄の効果が一層優れたものになると予想された。洗浄に
は、予想したとおり、一定の洗浄効果が見出されたが、
浸漬時間との関係では、長く浸漬させても、それ程の効
果は見い出しえないという結果を得た。すなわち、例え
ば、同じPH値では、10分間の浸漬接触では、比較的
優れた洗浄効果があるのに、20分、30分と、浸漬接
触の時間を延ばしても、洗浄の効果が上がるというもの
ではなく、むしろ、汚れの状態が悪くなった。この原因
については、種々のことが考えられるが、結果のみから
すると、洗浄には、少なくても10分程度の浸漬接触で
充分であり、あまり長時間の浸漬接触は必要ないという
結果が見い出せる。
【0047】この実施例では、加熱RED水による浸漬
接触の前処理として行ったシャワ−リングに思いがけな
い良い洗浄効果があることが判明した。当初は、これま
での洗浄工程から、シャワ−リングにも大した効果はな
いものと思われたが、シャワ−リングを実施してみると
思いのほか良い結果があるように思えた。このため、シ
ャワ−リングのみを行った場合の洗浄の効果だけを試み
た。この場合の比処理洗浄サンプル32は、品名EE3
2を使用した。これは、前のシャワ−洗浄の際に使用し
たサンプルと同じものである。したがって、研磨工程終
了直後のものであって、サンプル32の汚れにバラツキ
は少なく、また、同サンプル32は、水を浸み込ませた
スポンジ内で保存しておいて、乾燥していないものを使
用したので、サンプル表面の汚れは、水シャワ−で、比
較的、簡単に洗い流すことが可能なものである。
【0048】このようなサンプル32を用いて、シャワ
−時間を2秒とし、10個のサンプルについて洗浄のテ
ストを行った。
【0049】この結果を表9に示す。
【表9】 この表9の結果から明らかなように、約5〜6割の確率
で汚れが取れていることが知りうる。これは、被処理サ
ンプルが、乾燥状態のものではなく、シャワ−リングに
なじむものであったことが比較的良い結果を導き出して
いることを伺わせる。すなわち、フェライトサンプル3
2は、加工メ−カ−の製品で、研磨工程終了後(洗浄工
程前)のものであるため、汚れかたにはバラツキはない
ものを使用し、なお、かつ、サンプル32は、水をしみ
こませたスポンジ中に入れておいて保存したので、乾燥
状態にはなかったので、水シャワ−で、比較的、簡単に
洗い流すことができたものと考えられる。
【0050】これらのことから、フェライト洗浄工程で
最も重要なことは、サンプルを乾燥させないように保存
しておくこと、および、乾燥する前に、シャワ−リング
をすること、そして、その後加熱RED水で浸漬また
は、浸漬、攪拌による洗浄をすれば一層優れたものとな
ることが判明した。そこで、変形実施例または応用実施
例として、フェライト洗浄に関し、次のような洗浄装置
が考えられうる。
【0051】上記応用実施例に係る洗浄装置ついての概
要を図6に示す。図6に示す洗浄装置42は、水道水を
電気分解することにより電解アルカリ水(RED水)を
生成する電解装置と、該装置より生成されるRED水を
貯水する貯水槽とからなり、該洗貯水内には、張水され
たRED水を所定温度に加熱するヒ−タ手段20と、前
記洗浄槽42a内の電解アルカリ水を汲み上げる循環ポ
ンプと、この循環ポンプ55の先端に設けられたシャワ
−ノズルを有し、汲み上げたRED水をシャワ−状にフ
ェライトサンプルに吹きつけるシャワ−装置53と、前
記フェライトサンプルを所定間隔で載置し、前記シャワ
−ノズル直下で所定時間シャワ−洗浄し、その後、前記
被処理フェライトサンプルを乾燥炉56に導き、所定の
乾燥工程を行わしめるように、該フェライトサンプルを
搬送し、するベルトコンベア手段52とからなるもので
ある。すなわち、この洗浄装置42では、RED水を5
0℃にして貯水し、ポンプ手段55によって、このRE
D水を汲み上げ、シャワ−53に送り込み、シャワ−状
にして吹きつけてサンプル表面の汚れを落とすととも
に、その後、サンプルを乾燥して、自動的に洗浄を行え
るようにしたものである。
【0052】なお、本実施例では、浸漬工程を取らなか
ったが、前記シャワ−洗浄の後に、前記ベルトコンベア
52から、RED水を貯水して別途の洗浄槽内に、前記
サンプルを落下させ、所定の浸漬、接触工程を経た後
に、該サンプルを順次引き上げ、所定の搬送工程によ
り、乾燥炉等で乾燥ささせ、該サンプルが自動的に、R
ED水によるシャワ−洗浄、その後の、浸漬、接触洗浄
を行えるようにするものであってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明のフェライト
の洗浄方法及びその装置によれば、水道水を電気分解し
た電解アルカリ水を使用するので、環境にやさしいと共
に、洗浄効果が高く、フェライト加工品の洗浄に著しい
効果があり、しかも、特に、PH9.0〜PH10.5
0程度の電解アルカリ水を50℃に加熱して、フェライ
トの洗浄を行ったので、フェライト加工品の研磨後の汚
れや、異物付着物を効果的に除去することができ、洗浄
工程における歩留りを極めて優れて洗浄することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフェライトの洗浄方法に使用されるア
ルカリ水の生成装置及び洗浄装置の系統図。
【図2】本発明の洗浄テストに使用されたフェライト加
工品のサンプルの斜視図。
【図3】本発明の洗浄テストに使用されたフェライト加
工品のサンプルの斜視図。
【図4】本発明の洗浄テストに使用されたフェライト加
工品のサンプルの斜視図。
【図5】本発明の洗浄装置の第2実施例で、洗浄槽内に
攪拌装置を設けた概要図。
【図6】本発明の洗浄装置の応用実施例の概要を示す図
で、RED水を貯水し、加熱した後、これによりシャワ
−洗浄が、自動的に行われるようにした洗浄装置の概要
図。
【符号の説明】
1……………………………………電解筒 2……………………………………陽極側電極 3……………………………………陰極側電極 4……………………………………電解膜 5……………………………………フィルタ 6……………………………………水道栓 7……………………………………配管 8……………………………………分岐部 9、10……………………………流量調整弁 11、12…………………………配管 13、14…………………………配管 15…………………………………リレ−手段 16…………………………………DC電源装置 17、18…………………………電磁切り換え弁 19、40、41、42…………洗浄装置 19a、40a、41a、42a…洗浄槽 20…………………………………ヒ−タ 30、31、32…………………フェライトサンプル 49…………………………………攪拌装置 50…………………………………攪拌翼 51…………………………………モ−タ 52…………………………………コンベア 53…………………………………シャワ− 54…………………………………水道栓 55…………………………………循環ポンプ 56…………………………………乾燥炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−363187(JP,A) 特開 平4−349985(JP,A) 特開 平4−284884(JP,A) 特開 平3−234086(JP,A) 特開 平3−68700(JP,A) 特開 平3−65280(JP,A) 特開 平1−315013(JP,A) 実開 平5−27182(JP,U) 実公 昭63−10868(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/127 - 5/255 B08B 3/00 - 3/14 C02F 1/46 - 1/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道水を電解膜を介在させた陽極側電解筒
    領域および陰極側電解筒領域に導き、これを電気分解す
    ることにより陰極側電解筒領域に生成されるpH9.0
    〜pH10.5の範囲内の電解アルカリ水を内部にヒー
    タが配置された洗浄槽に導き、これを40〜60℃の範
    囲内に前記ヒータで加熱し、かかる加熱電解アルカリ水
    内に被洗浄フェライト加工品を所定時間浸漬することを
    特徴とするフェライト加工品を洗浄する方法。
  2. 【請求項2】前記フェライト加工品の洗浄は、前記加熱
    電解アルカリ水内に被洗浄フェライト加工品を所定時間
    浸漬する前あるいは後に、前記電解アルカリ水を、シャ
    ワー状態で前記被洗浄フェライト加工品に吹き付けて行
    われることを特徴とする請求項1に記載のフェライト加
    工品を洗浄する方法。
  3. 【請求項3】前記洗浄槽に被洗浄フェライト加工品を浸
    漬して行われるフェライト加工品の洗浄は、前記電解ア
    ルカリ水を所定間隔、所定水流で攪拌した状態に浸漬し
    て洗浄されるものであることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のフェライト加工品の洗浄方法。
  4. 【請求項4】水道水を電気分解することにより電解アル
    カリ水を生成する電解装置と、該装置より生成される電
    解アルカリ水を貯水し、被洗浄フェライト加工品を所定
    方法で洗浄する洗浄槽とからなり、該洗浄槽内には、洗
    浄槽内の電解アルカリ水を所定温度に加熱するヒータ手
    段と、前記洗浄槽内の電解アルカリ水を汲み上げ、これ
    をフェライト加工品にシャワー状に噴射するシャワー装
    置とからなることを特徴とするフェライト加工品の洗浄
    装置。
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