JP3290576B2 - 手動装置付き作業用車両 - Google Patents

手動装置付き作業用車両

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JP3290576B2 JP30034895A JP30034895A JP3290576B2 JP 3290576 B2 JP3290576 B2 JP 3290576B2 JP 30034895 A JP30034895 A JP 30034895A JP 30034895 A JP30034895 A JP 30034895A JP 3290576 B2 JP3290576 B2 JP 3290576B2
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剛史 竹山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば前部にバ
ケットを装着した建設車両などの作業用車両に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、作業用車両の一例である建設車両
は、車体に前車輪と後車輪とが設けられるとともに、車
体の中間上部に運転席が設けられている。そして車体の
前部からは、前方へ伸びるブームが上下揺動自在に設け
られ、このブームの先端にバケット装置(作業装置)を
設けられている。さらに前記ブームを上下揺動させる荷
役シリンダーや、ブームに対してバケット装置を回動さ
せるバケットシリンダーなどが設けられ、そして両シリ
ンダーに接続される油圧ユニットが車体内に配設されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような建設車両に
より所期のバケット作業を行っている際に、たとえば岩
石の出現などにより、破砕作業や切削作業などが必要に
なり、また除雪作業を行っている際に、路面や舗道のア
イスバーンを破砕する作業などが必要になる。このよう
な突発作業が必要になったとき、ハンドブレーカ(手動
装置)やコンプレッサなどを用意しなければならず、運
搬設置など準備作業や設備費などに問題がある。
【0004】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、手動装置やコンプレッサなどを用意することなく、
突発の作業に迅速に対処し得る手動装置付き作業用車両
を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の手動装置付き作
業用車両は、作業装置を装備した車体の後部に、油圧ホ
ースの収納装置と手動装置の収納部とを設け、前記収納
装置は車体の後部上に設けられるもので、前後方向のリ
ール軸の前部側に取り付けたリール体と、後部側に取り
付けたハンドルとを有するとともに、リール体により油
圧ホースを巻き取り、引き出し可能に構成し、前記車体
内に作業装置用の油圧ユニットを設け、この油圧ユニッ
トに前記油圧ホースの基端側を接続するとともに、油圧
ホースの先端に前記手動装置を接続自在に構成したこと
を特徴としたものである。
【0006】ここで、作業装置はバケット装置などであ
り、また手動装置はハンドブレーカや油圧カッターや油
圧オーガなどである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、油圧
ユニットの油圧を利用して、作業装置による作業など、
所期の作業を行える。そして作業中において、突発的な
破砕作業などが必要になったとき、まず収納装置から油
圧ホースを引き出すとともに、収納部から手動装置を取
り出す。この状態で油圧ユニットの油圧を手動装置側に
送ることで、この手動装置を使用して破砕作業などを行
える。所期の作業を行ったのち、手動装置を収納部に収
納させ、ハンドルを介してリール体を巻き取り方向に回
転させ、油圧ホースを収納装置に収納させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。作業用車両の一例である建設車両
(小型のホイールローダ)1は、車体2に前車輪3と後
車輪4とが設けられるとともに、車体2の中間から後部
寄りの上部に運転部5が設けられている。そして車体2
の前部からは前方へ伸びるブーム6が、その後端が左右
方向の支軸7を介して車体2側に連結されることで、上
下揺動自在に設けられている。さらにブーム6の先端に
は、左右方向の横ピン8を介して、バケット装置(作業
装置の一例)9が回動自在に設けられている。
【0009】前記ブーム6を上下揺動させる荷役シリン
ダー10が、車体2側とブーム6との間に設けられ、さら
にブーム6に対してバケット装置9を回動させる起倒シ
リンダー11が、ブーム6とバケット装置9側との間に設
けられる。そして車体2内には、両シリンダー10,11に
接続される油圧ユニット15が配設され、この油圧ユニッ
ト15は、油圧ポンプ16や油圧タンク17などにより構成さ
れている。なお車体2の後部にはカウンターウエイト12
が設けられている。
【0010】前記運転部5には開閉自在なエンジンルー
ムカバー13が設けられ、このエンジンルームカバー13の
後方でかつ車体2の上部には固定カバー14が設けられ
る。そして固定カバー14上に、油圧ホース30の収納装置
の一例であるリール装置20が設けられるとともに、固定
カバー14上の一側方でかつ車体2の上部には、手動装置
の収納部の一例である収納台35が設けられる。
【0011】前記リール装置20は、前記固定カバー14上
から立設されるリール取付台21を有し、このリール取付
台21の上部に設けられた軸受部33に、前後方向のリール
軸22が回転のみ自在に設けられている。このリール軸22
はリール取付台21に対して貫通され、そして前部側の突
出部にリール体23が取り付けられるとともに、後部側の
突出部にハンドル24が取り付けられている。
【0012】なおリール装置20には、巻き取り時の逆転
を防止するための逆転防止装置(つめ車内蔵)や、引き
出し時の空転(空回り)を防止するためのリール空転防
止装置などが設けられている。またハンドル24は、地上
側から操作し易いように、後部に配置されかつ大径に形
成されている。
【0013】前記リール体23の後面側には、周方向の複
数箇所に被ストッパー部(凹部)25が形成され、これら
被ストッパー部25に係脱自在なストッパー体26がリール
取付台21側に設けられ、以て任意の位置でリール体23を
ロック可能に構成されている。前記リール軸22の軸心部
分には給油路27と排油路28とが形成され、ここで給油路
27は前部側に開放され、また排油路28は後部側に開放さ
れている。
【0014】前記リール体23に巻き取られ、またリール
体23から巻き戻される前記油圧ホース30は、給油ホース
部31と排油ホース部32とがクランプ止めされたツイン形
式であって、土場での引きずりにより損傷されることを
防止するために耐摩耗性高圧ゴムホースなどにより形成
され、また前記バケット装置9の前方をも含めて車体2
の周囲で手動作業し得るに十分な長さにしてある。そし
て給油ホース部31の基端が前記給油路27に接続されると
ともに、排油ホース部32の基端が前記排油路28に接続さ
れている。
【0015】前記収納台35は、ハンドブレーカー(手動
装置の一例)37を収納するもので、前記リール装置20の
一側方において車体2側に取付られており、さらに開閉
自在でかつ盗難防止のロック付きのカバー体36を有して
いる。ここで収納台35は、ハンドブレーカー37の脱着を
容易にするために、車体2の左側(一側)の後車輪ハウ
ス上でかつフェンダの上に配設され、以てハンドブレー
カー37が前後方向にコンパクトに納められるように構成
されて、乗り降りをしやすくするとともに、後方や一側
方からの損傷防止を図っている。そして前記ハンドブレ
ーカー37に、前記給油ホース部31や排油ホース部32の先
端が、それぞれ接続金具(ワンタッチカプラ)38,39を
介して接続自在に構成されている。
【0016】前記給油路27と排油路28とは前記油圧ユニ
ット15に接続されている。すなわち油圧ユニット15から
の給油配管(ホースなど)40が、ロータリージョイント
41を介して前記給油路27に接続され、また油圧ユニット
15への排油配管(ホースなど)42が、軸受部33に設けら
れたジョイント43などを介して前記排油路28に接続され
ている。これにより、結果的に前記油圧ユニット15に前
記油圧ホース30の基端側が接続されることになる。
【0017】前記給油配管40の中間にはコントロールバ
ルブ45が設けられ、さらにコントロールバルブ45の下流
には、操作レバー46により切換え操作される油圧切換え
バルブ47が設けられる。前記給油配管40は、コントロー
ルバルブ45から分岐状となって前記シリンダー10,11な
ど他の装置へ接続され、またシリンダー10,11など他の
装置の排油口は前記排油配管42に合流状となる。
【0018】ここで油圧切換えバルブ47は、地上側から
操作レバー46を切換え操作することで、走行やバケット
装置9を作動したときと、ハンドブレーカー37を作動し
たときとの油圧の切換えを行う。これにより、油圧切換
えバルブ47をオフに切り替えて油圧を迂回配管44へ流す
ことで、ハンドブレーカー37の脱着時の誤動作を防止し
得るとともに、長い(10m位)油圧ホース30による圧力
損失で走行速度が落ちるのを防止し得る。
【0019】なお運転部5には手動装置用アクセルレバ
ー50が設けられ、この手動装置用アクセルレバー50によ
り、ハンドブレーカー37を作動したときのエンジン回転
数(吐き出し量)を1300〜1500rpm に設定(固定)する
ことで、低騒音化を図っている。また前記リール装置20
の一側で固定カバー14上には、油圧ホース30の引き出し
方向を案内するためのホースガイド51が設けられ、この
ホースガイド51は任意に位置決めが可能である。
【0020】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。切換えバルブ47をオフに切り替えた状態
で、ブーム6を下方へ揺動させバケット装置9を接地さ
せたのち、車体2を前進走行させることで、土砂のすく
いとりを行えるなど、所期のバケット作業を行える。
【0021】このような作業中において、たとえば岩石
が露出して突発的な破砕作業が必要になったとき、まず
切換えバルブ47がオフのまま、リール装置20のストッパ
ー体26を外し、そして油圧ホース30を少し(2m位)引
き出す。次いで収納台35からハンドブレーカ37を外して
地上に置く。次いでブレーカ使用場所の長さまで油圧ホ
ース30を引き出したのち、ストッパー体26を、対向した
被ストッパー部25に作用させる。この状態でエンジンを
かけ、手動装置用アクセルレバー50を引き上げてエンジ
ン回転数を設定したのち、操作レバー46を介して切換え
バルブ47をオンに切換える。これによりハンドブレーカ
37が油圧ユニット15側に接続され、以てブレーカ作業を
行える。
【0022】所期のブレーカ作業を終えたとき、まず操
作レバー46を介して切換えバルブ47をオフに切換えて、
ハンドブレーカ37を油圧ユニット15側に対して遮断させ
たのち、手動装置用アクセルレバー50を押し下げる。そ
してハンドブレーカ37を収納台35に納める。次いでリー
ル装置20のストッパー体26を外し、ハンドル24を介して
リール体23を巻き取り方向に回転させ、油圧ホース30の
巻き取りを行う。これにより所期の巻き取りを終えたな
らば、ストッパー体26を、対向した被ストッパー部25に
作用させる。
【0023】上記した実施の形態では、手動装置として
ハンドブレーカ37が示されているが、これは油圧カッタ
ーや油圧オーガなども採用し得るものである。その場合
に手動装置と油圧ホース30との脱着は、接続金具38,39
を介して容易に行える。
【0024】上記した実施の形態では、切換えバルブ47
や手動装置用アクセルレバー50を設けることで、作業性
などを向上できるが、これらを省略した構成であっても
よい。
【0025】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、油
圧ユニットの油圧を利用して、作業装置による作業用車
両の本来の作業を行うことができる。そして突発的な作
業が必要になったとき、収納装置から油圧ホースを引き
出すとともに、収納部から手動装置を取り出すことで、
油圧ユニットの油圧を利用して手動装置による作業を行
うことができ、以て別個に手動装置やコンプレッサなど
を用意することなく、突発の各種作業に迅速に対処でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、手動装置付
き作業用車両の側面図である。
【図2】同手動装置付き作業用車両の要部の側面図であ
る。
【図3】同手動装置付き作業用車両の要部の背面図であ
る。
【図4】同手動装置付き作業用車両におけるリール装置
部分の縦断側面図である。
【図5】同手動装置付き作業用車両における油圧系統図
である。
【符号の説明】
1 建設車両(作業用車両) 2 車体 5 運転部 6 ブーム 9 バケット装置(作業装置) 10 荷役シリンダー 11 起倒シリンダー 15 油圧ユニット 20 リール装置(収納装置) 21 リール取付台 22 リール軸 23 リール体 24 ハンドル 27 給油路 28 排油路 30 油圧ホース 35 収納台(収納部) 37 ハンドブレーカ(手動装置) 38 接続金具 39 接続金具 40 給油配管 42 排油配管 45 コントロールバルブ 47 切換えバルブ 50 手動装置用アクセルレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−72327(JP,A) 実開 平6−71543(JP,U) 実開 平3−86151(JP,U) 実開 昭62−133789(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/00 B66F 9/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業装置を装備した車体の後部に、油圧
    ホースの収納装置と手動装置の収納部とを設け、前記収
    納装置は車体の後部上に設けられるもので、前後方向の
    リール軸の前部側に取り付けたリール体と、後部側に取
    り付けたハンドルとを有するとともに、リール体により
    油圧ホースを巻き取り、引き出し可能に構成し、前記車
    体内に作業装置用の油圧ユニットを設け、この油圧ユニ
    ットに前記油圧ホースの基端側を接続するとともに、油
    圧ホースの先端に前記手動装置を接続自在に構成したこ
    とを特徴とする手動装置付き作業用車両。
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