JP3290121B2 - 床下先行配線装置 - Google Patents
床下先行配線装置Info
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Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
に関するものである。
る床を構成するにあたって、フリーアクセスフロアを構
成する床材である床パネルを敷設する前に、スラブのよ
うな床基材の上に電力線や情報線等のケーブルを先行配
線し、その後、床パネルを施工するようにしている。
えば、図23に示すように、床パネルの施工前に、一端
を分電盤4に接続した電力線よりなるケーブル6を床ス
ラブの上に直接転ばし配線し、その後、床パネルを施工
するようにしている。この従来例にあっては、ケーブル
を直接床スラブ上に転ばし配線して先行配線するので、
後から床パネルを敷設する際、ケーブルを破損しやすい
という問題があり、また、火災の際にもケーブルが燃え
やすく、また、ケーブルが発火した場合に延焼し易く、
また、ケーブルの整理が行いにくく、誤って切断したり
するおそれがあり、また、ケーブルがねずみなどにかじ
られるおそれがある。
行配線に当たってダクトを床スラブ上に配設し、このダ
クト内に配線することが行われているが、この従来例に
あっては、配線が固定化されてしまって、配線のフレキ
シブルさがなく、施工中にケーブルの配線状態を変えた
り、配線を増やしたり、減らしたりするのが非常に面倒
で、また、ケーブルの引き出し位置の変更等にも容易に
対応できないという問題があった。
の問題点に鑑みて発明したものであって、床パネルの施
工の際に先行配線したケーブルを破損したりせず、ま
た、ケーブルがねずみにかじられるのを防止でき、ま
た、火災の際に燃えにくく、ケーブルが発火しても延焼
しにくく、また、ケーブルの整理がし易く、しかも、配
線がフレキシブルにでき、配線の変更が容易に行え、ま
た、ケーブルの引き出し位置の変更に容易に対応できる
床下先行配線装置を提供することを課題とするものであ
る。
めに 、本発明の床下先行配線装置は、断面凹状の配線用
トレー3の上開口部にジャンクションボックス2の下側
の一部が沈み込んで取付けられて配線用トレー3の内側
底面とジャンクションボックス2の下面部との間に配線
用空間15を形成し、このジャンクションボックス2の
配線用トレー3内に沈んだ部分に配線用トレー3内に通
線するケーブル6をジャンクションボックス2内に内蔵
した接続器1に接続するためのケーブル通線部16を設
け、ジャンクションボックス2の配線用トレー3の上方
に露出した部分にジャンクションボックス2に内蔵した
接続器1に接続するケーブル9の引き出し部17を設け
て成ることを特徴とするものである。このような構成と
することで、配線用トレー3内にケーブル6を配線して
ケーブル6を配線用トレー3により保護し、配線用トレ
ー3の上開口部に取付けたジャンクションボックス2内
に設けた接続器1にケーブル6を接続する場合には、ジ
ャンクションボックス2の下部の配線用トレー3内に沈
み込んだ部分に形成したケーブル通線部16からケーブ
ル6を通して接続器1に接続するものであって、ケーブ
ル6を配線用トレー3の上方に引き出すことなくジャン
クションボックス2内の接続器1に接続できるものであ
り、また、接続器1から床上等にケーブル9を引き出す
にはジャンクションボックス2の配線用トレー3の上方
に露出した部分に設けた引き出し部17から引き出すも
のである。そして、配線用トレー3の上開口部に複数の
ジャンクションボックス2を取付けた場合、任意のジャ
ンクションボックス2に任意のケーブル6を引き込まな
い場合には配線用トレー3の内側底面とジャンクション
ボックス2の下面部との間の配線用空間15を通してジ
ャンクションボックス2に邪魔されることなく、配線用
トレー3内の通線ができるものである。
部の両縁部に外側方に向けて突出する鍔部18を設け、
この鍔部18に高さ調整手段を有するトレー支持具19
を設けることが好ましい。このような構成とすること
で、床スラブのような床下地22が凹凸していても、高
さ調整をした状態で安定して支持できるものである。ま
た、ジャンクションボックス2が、上面が開口した長方
形箱状をし且つ横幅が配線用トレー3の内部の幅よりも
僅かに小さい寸法をしたボックス本体20の側面に配線
用トレー3の鍔部18に保持されるための支持部21を
設け、ボックス本体20の長手方向の両端部の下部にケ
ーブル通線部16を設け、ボックス本体20の長手方向
両端部の上部にケーブルの引き出し部17を設け、ボッ
クス本体20の内部に接続器1を内装して構成してある
ことが好ましい。このような構成とすることで、支持部
21を利用してジャンクションボックス2を下部の一部
が配線用トレー3の内部に沈み込んだ状態で取付けるこ
とができ、しかも、取付けた状態で、ジャンクションボ
ックス2の長手方向の両端部の下部に設けたケーブル通
線部16が配線用トレー3内において配線用トレー3の
長手方向に面し、配線用トレー3内に配線したケーブル
6をケーブル通線部16を容易に通線してジャンクショ
ンボックス2内の中央部に配置した接続器1に接続でき
るようになっている。
ンクションボックス2が、上面が開口した長方形箱状を
したボックス本体20の下部に固定用足部41を設け、
ボックス本体20の長手方向の両端部の下部に電線管1
4の端部がはめ込まれてケーブル6が挿通されるケーブ
ル通線部16を設け、ボックス本体20の長手方向両端
部の上部にケーブル9の引き出し部17を設け、ボック
ス本体20の内部に接続器1を内装して構成してあるこ
とが好ましい。このような構成とすることで、電線管1
4に接続したジャンクションボックス2を固定用足部4
1で立設支持し、ボックス本体20の長手方向の下部に
設けたケーブル通線部16にはめ込んだ電線管14内か
ら導出したケーブル6を通して内部の接続器1に接続
し、また、上部に設けた引き出し部17からケーブル9
を引き出すことができるものである。
形態に基づいて説明する。図1には本発明の概略配線図
を示し、図2は施行状態の一部省略した斜視図を示すも
のである。図1においてAは壁側を示し、Bは床側を示
している。スラブのような床下地22上にフリーアクセ
スフロアを形成するのであるが、本発明はこのフリーア
クセスフロアを構成する床材である床パネル11の施工
前に、ケーブル6を先行配線するための発明である。
スラブのような床下地22に配線用トレー3を先行して
配置する。この配線用トレー3には接続器1を内蔵した
ジャンクションボックス2が適宜間隔で配置される。配
線用トレー3の中には一端が壁24に沿って配設された
分電盤4や情報盤5に接続された電力線6aや情報線6
b等のケーブル6が通してあり、上記ケーブル6がジャ
ンクションボックス2に取付けた接続器1に接続してあ
る。
のものであり、金属などにより形成してあり、この配線
用トレー3の上開口部の両縁部に外側方に向けて鍔部1
8が突出してある。壁24と床下地22とのなすコーナ
部分においては図7(b)に示すようなコーナ接続部材
44を配設して、一端部が分電盤4や情報盤5に接続さ
れて壁24に沿って配設された配線用トレー3の下端部
と床下地22に沿って配設する配線用トレー3とを図
1、図7(a)のように接続するものである。配線用ト
レー3を床下地22に配設する場合、図1に示すように
分電盤4や情報盤5に近い側から、主配線用トレー3
X、中分岐配線用トレー3Y、小分岐配線用トレー3Z
等の複数段階に枝別れするトレーにより構成してある。
ー3Yを分岐したり、あるいは主配線用トレー3Xから
中分岐配線用トレー3Yと小分岐配線用トレー3Zを分
岐したり、あるいは中分岐配線用トレー3Yから小分岐
配線用トレー3Zを分岐したりするに当たっては、図8
(b)(c)に示すような分岐ジョイナ25を用いて配
線用トレー3同士を接続して分岐するものである。この
場合、分岐ジョイナ25はジョイナ本体25aの4側面
部又は3側面部に側面開口部25bを設け、この側面開
口部25bに配線用トレー3の端部をはめ込むことで接
続するものである。ジョイナ本体25aの上端部にはジ
ョイナ蓋25cがねじ具のような固着具により取付けら
れる。
するには図11(b)に示すような直線状ジョイナ26
を用いて図11(a)のようにねじ具により接続するも
のである。また、配線用トレー3の端部において他の配
線用トレー3を接続しない場合には図12(b)に示す
ようなエンド部材27を配線用トレー3の端部に取付け
るものである。
に示すように、高さ調整手段を有するトレー支持具19
を設けてある。トレー支持具19は図9に示す実施形態
においては、下端部を床下地22に載置する高さ調整ボ
ルト19aを鍔部18に挿通し、この高さ調整ボルト1
9aに螺合した複数のナット19bを鍔部18の上下両
面に圧接するように構成してあり、ナット19bの位置
調整をすることで配線用トレー3の高さ調整をするよう
になっている。
うな床下地22に配線用トレー3を先行して配置するに
当たっては、床パネル11を支持するための支柱12を
さけた位置、つまり、支柱12間に配線用トレー3が配
設される。ここで、配線用トレー3の配設に先立って床
下地22に予め支柱12を配設固着した後、支柱12間
に配線用トレー3を配設したり、あるいは、床下地22
に配線用トレー3を配設した後に支柱12を床下地22
に配設固着してもよい(この場合、例えば、床下地22
に墨線などの目印を施して、後で取付ける支柱12の位
置を避けた位置に配線用トレー3を配設する)。図10
(a)に示すように、隣接する支柱12間には取付け台
13が配置され、この取付け台13を配線用トレー3の
下面に交差するようにして当接した状態でねじ具のよう
な固着具により配線用トレー3を取付け台13に固着
し、取付け台13の両端部の支持部13aを支柱12に
嵌め込み支持して支柱2間に配設した配線用トレー3が
幅方向に移動しないように取付けてある。
13を長手方向に複数の分割取付け台13bに分割し、
分割取付け台13bの端部同士をスライド自在に重ね、
一方の分割取付け台13bに設けた長孔13cから挿入
したねじ13dを他方の分割取付け台13bに設けたね
じ孔(図示せず)に螺合し、ねじ13dを緩めること
で、取付け台13を伸縮自在としたものであり、これに
より、隣接する支柱12間の距離に応じて取付け台13
の長さを調整でき、また、隣接する支柱12に取付け台
13の両端部の支持部13aを嵌め込み支持するに当た
り、取付け台13を縮めた状態で両端部の支持部13a
を隣接する支柱12に対向させ、この状態で取付け台1
3を伸ばして両端部の支持部13aを隣接する支柱12
に嵌め込み支持させ、その後ねじ13dを締め付けると
いうような取付け方ができるものである。
ョンボックス2は、図4に示すように、上面が開口した
長方形箱状をし且つ横幅が配線用トレー3の内部の幅よ
りも僅かに小さい寸法をしたボックス本体20の両側面
の上下方向の略中間部分に支持部21を設け、ボックス
本体20の長手方向の両端部の下部に孔や、あるいはノ
ックアウト孔を形成するためのノックアウト打抜き用部
等よりなるケーブル通線部16を設け、また、ボックス
本体20の長手方向の両端部の上部に孔や、あるいはノ
ックアウト孔を形成するためのノックアウト打抜き用部
等よりなる引き出し部17を設け、更に、ボックス本体
20内の長手方向の略中間部に接続器1を取付けて構成
してある。また、ボックス本体20の上面開口には蓋体
28が被せてあって、ねじ部により着脱自在に取付けて
ある。
宜位置に上記のジャンクションボックス2が取付けられ
るが、この場合、ボックス本体20の下部を配線用トレ
ー3の上開口部から内部に入れてボックス本体20の下
部を配線用トレー3の内部の上部に沈め込み、この状態
で、ボックス本体20の支持部21を配線用トレー3の
上開口の両側縁に設けた鍔部18に載置して、ねじ具に
より取付けるものである。このようにして取付けた場
合、ジャンクションボックス2の長手方向の両端部の下
部に設けたケーブル通線部16が配線用トレー3内にお
いて配線用トレー3の長手方向と直交するように位置す
るものである。また、ジャンクションボックス2の長手
方向の両端部の上部に設けた引き出し部17が配線用ト
レー3よりも上方に突出した位置において露出するよう
になっている。
は、配線用トレー3としては電力線配線トレー3aと、
情報線配線トレー3bとがある。一端部が分電盤4や情
報盤5に接続された電力線6aや情報線6b等のケーブ
ル6が上記のようにして配設された配線用トレー3内に
通線されるのであるが、この場合、分電盤4に一端部を
接続したケーブル6である電力線6aは電力線配線トレ
ー3aに通線して配線し、また、情報盤5に一端部を接
続したケーブル6である情報線6bは情報線配線トレー
3bに通線して配線するものであって、電力線6aと情
報線6bとが共通の配線用トレー3に混在しないように
なっている。
線用トレー3の長手方向の任意の位置のジャンクション
ボックス2の接続器1に接続されるのであるが、この場
合、当該ジャンクションボックス2の長手方向の端部の
下部に設けた孔や、あるいはノックアウト孔を形成する
ためのノックアウト打抜き用部等よりなるケーブル通線
部16を利用して該ケーブル6を導入して接続器1に接
続するようになっている(ノックアウト打抜き用部の場
合にはノックアウトしてノックアウト孔を形成して通線
する)。
ー3の上開口のジャンクションボックス2を取付けた部
分以外の部分にはカバー40が被せらて、固着手段によ
り着脱自在に取付けられる。図4、図6、図13にはジ
ャンクションボックス2に設ける電力線用の接続器1の
例が示してある。ここで用いる接続器1は上記ケーブル
6又は送りケーブル6′を接続するための主幹線用のケ
ーブル接続部30と、後述の配線器具部材10のケーブ
ル9の一端部を接続するための引き出し用ケーブル接続
部31とを設けてある。図4、図6、図13に示す実施
形態においては4分岐用の接続器の例が示してある。
図示を省略しているが速結端子により構成してあり、配
線用トレー3内に通線したケーブル6の端部をジャンク
ションボックス2の一端部の下部に設けたケーブル通線
部16を通して、ジャンクションボックス2内に設けた
接続器1の速結端子よりなる主幹線用のケーブル接続部
30に接続するものである。なお、また、送り配線する
場合には、図18に示すように該ジャンクションボック
ス2の接続器1の他端部の主幹線用のケーブル接続部3
0に送り配線用のケーブル6′の一端部を接続し、この
送り配線用のケーブル6′を該ジャンクションボックス
2の他端部の下部に設けたケーブル通線部16を通して
配線用トレー3内に通線し、送り配線を必要とする別の
ジャンクションボックス2の一端部の下部に設けたケー
ブル通線部16を通して、この別のジャンクションボッ
クス2内に設けた接続器1の速結端子よりなる主幹線用
のケーブル接続部30に接続するものである。このよう
にして次々と送り配線をすることが可能である。また、
配線用トレー3内には複数本のケーブル6が通線される
が、任意のケーブル6は配線用トレー3に取付けた複数
のジャンクションボックス2のうち、目的とする位置の
ジャンクションボックス2に至るまでの間に他のジャン
クションボックス2がある場合には、図18に示すよう
に、他のジャンクションボックス2の下面部と配線用ト
レー3内側底面との間に形成された配線用空間15を通
って配線用トレー3内を目的とする位置に取付けてある
ジャンクションボックス2まで通線するのである。
にジャンクションボックス2に内蔵された接続器1に差
し込み接続される差込みプラグ7を接続すると共にケー
ブル9の他端にコンセント8を接続して構成してある。
本実施形態においては、差込みプラグ7はハーネスプラ
グにより構成してあり、また、ジャンクションボックス
2に設けた引き出し用ケーブル接続部31は上記ハーネ
スプラグ7が機械的且つ電気的に接続自在になったハー
ネス接続部により構成してあり、ハーネスプラグをハー
ネス接続部に接続した状態で、ハーネスプラグに設けた
ロック部(図示せず)がハーネス接続部に設けた係止凹
部32にロックされて接続状態が保たれるようになって
おり、接続を解除する場合には、ハーネスプラグに設け
た操作部33を操作することで、ロック部による係止凹
部32への係止を解除し、この状態で引き抜くことで、
接続を解除できるようにしてある。
用トレー3の上方位置において露出するジャンクション
ボックス2の両端部長手方向の端部の上部に設けた引き
出し部17から引き出される(この場合、引き出し部1
7の引き出し部17やこの引き出し部17に対応する蓋
体28に対向する部分がノックアウト打抜き用部の場合
にはノックアウトしてノックアウト孔を形成して通線す
る)ものであり、この引き出したケーブル9の一端部に
設けたコンセント8は後工程で施工される床パネル11
の上方に配置されるか、又は、床パネル11に設けた切
欠部や孔部に取付けられるようになっている。
電力線用の配線器具部材であって配線9が電力線により
構成してある。そして図14においてはコンセント8が
後工程で施工される床パネル11の上方側に配置される
ものである。また、図16に示す配線器具部材10にお
いてはコンセント8が後工程で施工される床パネル11
の切欠部や孔部に取付けられるものであり(つまりこの
例ではインナーコンセントの例が示してあり)、このイ
ンナーコンセントとなるコンセント8には開閉自在な蓋
板35が取付けてあって、蓋板35が床パネル11の上
面に載置する床仕上げ材34の上面とほぼ面一となるよ
うに施工される。
電力線配線トレー3aに取付けたジャンクションボック
ス2に電力線用の接続器1aを取付けて、この電力線用
の接続器1aに電力線6aの端部を接続し、また、該接
続器1aに電力線用のケーブル9を接続した例を示した
が、図17には配線用トレー3である情報線配線トレー
3bに取付けたジャンクションボックス2に取付ける情
報線用の接続器1bの例が示してある。この例においは
配線6として情報線6bが、ケーブル9として情報線が
用いられて、それぞれ情報線用の接続器1bの主幹線用
のケーブル接続部30や引き出し用ケーブル接続部31
に接続されるものである。
クションボックス2に設けた接続器1に接続するに当た
っては、机やテーブル等の配置がおおよそ決まった段階
で、配線器具部材10の差込みプラグ7を近くのジャン
クションボックス2内に内蔵された接続器1に差込み接
続するものである。そして、これらの施工の後、図2に
示すように、支柱12に床パネル11を支持し、床パネ
ル11を敷設した後に、その上に床仕上げ材34を敷設
し、その後、机やテーブル等を配設するものである。
態が示してある。本実施形態においては、配線用トレー
3の一部を電線管14とした例である。すなわち、図1
9においては、配線用トレー3の一部である小分岐配線
用トレー3Zに代えて電線管14を用いた例であり、中
分岐配線用トレー3Yに電線管14の一端部を接続する
ことで分岐してある。電線管14が接続されるジャンク
ションボックス2は図20、図21に示すように、上面
が開口した長方形箱状をしたボックス本体20の下部に
固定用足部41を設けてあり、この固定用足部41を床
下地22に固着具により固着することで、ボックス本体
20が固定される。ボックス本体20の長手方向の両端
部の下部に電線管14の端部がはめ込まれてケーブル6
が挿通されるケーブル通線部16が設けてあり、このケ
ーブル挿通部16は孔、あるいはノックアウト孔を形成
するためのノックアウト打抜き用部等により形成してあ
る。また、ボックス本体20の長手方向両端部の上部に
ケーブル9の引き出し部17を設けてあり、この引き出
し部17も孔、あるいはノックアウト孔を形成するため
のノックアウト打抜き用部等により形成してある。更
に、ボックス本体20の内部の長手方向の略中間部分に
は接続器1が内装してある。また、ボックス本体20の
上面開口には蓋体28が被せてあって、ねじ部により着
脱自在に取付けられる。
がはめ込まれ、配線用トレー3内から電線管14内に通
したケーブル6をケーブル挿通孔16からボックス本体
20内に導入して前述の実施形態と同様に接続器1に接
続される。また、必要に応じて接続器1に送りケーブル
6′を接続してボックス本体20の他端部に設けたケー
ブル挿通孔16にはめ込んだ電線管14に挿通して送り
配線してもよい。また、接続器1に配線器具部材10の
ケーブル9を接続し、このケーブル9はジャンクション
ボックス2の両端部長手方向の端部の上部に設けた引き
出し部17から引き出されるものであり、この引き出し
たケーブル9の一端部に設けたコンセント8は後工程で
施工される床パネル11の上方に配置されるか、又は、
床パネル11に設けた切欠部や孔部に取付けられるよう
になっている。
2内に4分岐の接続器1を設けた例が示してあり、図2
2には2分岐の接続器1を設けた例が示してある。この
ように、配線用トレー3の一部を電線管14とすること
で、ケーブル6の保護がより確実に行えるものであり、
また、配線用トレー3の一部である小分岐配線用トレー
3Zに代えて電線管14を用いた場合には、最終分岐部
分であるので、電線管14から分岐する必要がなくて、
電線管14への通線が容易に行えることになる。
は、上述のように 、断面凹状の配線用トレーの上開口部
にジャンクションボックスの下側の一部が沈み込んで取
付けられて配線用トレーの内側底面とジャンクションボ
ックスの下面部との間に配線用空間を形成し、このジャ
ンクションボックスの配線用トレー内に沈んだ部分に配
線用トレー内に通線するケーブルをジャンクションボッ
クス内に内蔵した接続器に接続するためのケーブル通線
部を設け、ジャンクションボックスの配線用トレーの上
方に露出した部分にジャンクションボックスに内蔵した
接続器に接続するケーブルの引き出し部を設けてあるの
で、配線用トレーに通線したケーブルをジャンクション
ボックスに引き入れて接続器に接続するにはケーブルを
配線用トレーの上方に引き出すことなくジャンクション
ボックス内の接続器に接続できるものであり、また、接
続器から床上等にケーブルを引き出すにはジャンクショ
ンボックスの配線用トレーの上方に露出した部分に設け
た引き出し部から引き出すことができるものであり、ま
た、任意のジャンクションボックスに任意のケーブルを
引き込まない場合には配線用トレーの内側底面とジャン
クションボックスの下面部との間の配線用空間を通して
ジャンクションボックスに邪魔されることなく、配線用
トレー内の通線ができるものであり、このように、簡単
な構成で配線を整理して床下先行配線ができるものであ
る。
記請求項1記載の発明の効果に加えて、断面凹状の配線
用トレーの上開口部の両縁部に外側方に向けて突出する
鍔部を設け、この鍔部に高さ調整手段を有するトレー支
持具を設けてあるので、床スラブのような床下地が凹凸
していても、高さ調整をした状態で安定して支持できる
ものである。
記請求項1記載の発明の効果に加えて、ジャンクション
ボックスが、上面が開口した長方形箱状をし且つ横幅が
配線用トレーの内部の幅よりも僅かに小さい寸法をした
ボックス本体の側面に配線用トレーの鍔部に保持される
ための支持部を設け、ボックス本体の長手方向の両端部
の下部にケーブル通線部を設け、ボックス本体の長手方
向両端部の上部にケーブルの引き出し部を設け、ボック
ス本体の内部に接続器を内装して構成してあるので、簡
単な構成で支持部を利用してジャンクションボックスを
下部の一部を配線用トレーの内部に沈み込んだ状態で取
付けることができるものであり、また、取付けた状態
で、ジャンクションボックスの長手方向の両端部の下部
に設けたケーブル通線部が配線用トレー内において配線
用トレーの長手方向に面し、配線用トレー内に配線した
ケーブルをケーブル通線部を容易に通線してジャンクシ
ョンボックス内の中央部に配置した接続器に接続できる
ものであって、簡単な構成で、配線用トレー内に配線し
たケーブルの接続器への接続が容易にできるものであ
る。
述のように、ジャンクションボックスが、上面が開口し
た長方形箱状をしたボックス本体の下部に固定用足部を
設け、ボックス本体の長手方向の両端部の下部に電線管
の端部がはめ込まれてケーブルが挿通されるケーブル通
線部を設け、ボックス本体の長手方向両端部の上部にケ
ーブルの引き出し部を設け、ボックス本体の内部に接続
器を内装して構成してあるので、電線管に接続したジャ
ンクションボックスを固定用足部で立設支持し、ボック
ス本体の長手方向の下部に設けたケーブル通線部にはめ
込んだ電線管内から導出したケーブルを通して内部の接
続器に接続し、また、上部に設けた引き出し部からケー
ブルを引き出すことができるものである。
を取付けた状態の一部分解斜視図である。
続している状態の一部分解斜視図である。
を取付けた状態の断面図である。
視図である。
している部分の斜視図を示し、(b)は同上に用いるコ
ーナ接続部材を示す斜視図である。
接続している部分の斜視図を示し、(b)は同上に用い
る分岐ジョイナを示す斜視図であり、(c)分岐ジョイ
ナを示す分解斜視図である。
持している状態の斜視図であり、(b)は同上の正面図
である。
ことを示す分解斜視図であり、(b)は同上の取付け台
の長さ調整機構部分を示す斜視図である。
ーを接続している部分の斜視図であり、(b)は同上に
用いる直線状ジョイナを示す斜視図である。
取付けた部分の斜視図であり、(b)は同上に用いるエ
ンド部材を示す斜視図である。
斜視図であり、(b)は同上の回路図である。
視図である。
た差込みプラグを示す斜視図である。
視図である。
の実施形態の分解斜視図である。
図である。
続した状態の一部分解斜視図である。
部分解斜視図であり、(b)は正面図である。
態を示す一部分解斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 断面凹状の配線用トレーの上開口部にジ
ャンクションボックスの下側の一部が沈み込んで取付け
られて配線用トレーの内側底面とジャンクションボック
スの下面部との間に配線用空間を形成し、このジャンク
ションボックスの配線用トレー内に沈んだ部分に配線用
トレー内に通線するケーブルをジャンクションボックス
内に内蔵した接続器に接続するためのケーブル通線部を
設け、ジャンクションボックスの配線用トレーの上方に
露出した部分にジャンクションボックスに内蔵した接続
器に接続するケーブルの引き出し部を設けて成ることを
特徴とする床下先行配線装置。 - 【請求項2】 断面凹状の配線用トレーの上開口部の両
縁部に外側方に向けて突出する鍔部を設け、この鍔部に
高さ調整手段を有するトレー支持具を設けて成ることを
特徴とする請求項1記載の床下先行配線装置。 - 【請求項3】 ジャンクションボックスが、上面が開口
した長方形箱状をし且つ横幅が配線用トレーの内部の幅
よりも僅かに小さい寸法をしたボックス本体の側面に配
線用トレーの鍔部に保持されるための支持部を設け、ボ
ックス本体の長手方向の両端部の下部にケーブル通線部
を設け、ボックス本体の長手方向両端部の上部にケーブ
ルの引き出し部を設け、ボックス本体の内部に接続器を
内装して構成してあることを特徴とする請求項1記載の
床下先行配線装置。 - 【請求項4】 ジャンクションボックスが、上面が開口
した長方形箱状をしたボックス本体の下部に固定用足部
を設け、ボックス本体の長手方向の両端部の下部に電線
管の端部がはめ込まれてケーブルが挿通されるケーブル
通線部を設け、ボックス本体の長手方向両端部の上部に
ケーブルの引き出し部を設け、ボックス本体の内部に接
続器を内装して構成してあることを特徴とする床下先行
配線装置。
Priority Applications (8)
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JP34432797A JP3290121B2 (ja) | 1997-11-29 | 1997-11-29 | 床下先行配線装置 |
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