JP3289758B2 - 同期電動機の界磁極位置補正方法 - Google Patents

同期電動機の界磁極位置補正方法

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JP3289758B2 JP32536194A JP32536194A JP3289758B2 JP 3289758 B2 JP3289758 B2 JP 3289758B2 JP 32536194 A JP32536194 A JP 32536194A JP 32536194 A JP32536194 A JP 32536194A JP 3289758 B2 JP3289758 B2 JP 3289758B2
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同期電動機のベクトル制
御方法に関し、特に界磁極位置の補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同期電動機のベクトル制御は、位
置検出器(レゾルバやパルス検出器)により界磁極位置
を検出し、界磁極位置に同期した位相の正弦波電流の振
幅および位相の制御を行い電磁力制御を行うものであ
る。一般に、同期電動機の界磁極位置と検出器の検出信
号による位置とはかならずしも一致しない。今、実際の
界磁極位置をφ、検出した界磁極位置をθ、φとθの差
をδ1 、印加する電流の位相をρ、電流位相の補正量を
γ、実際の界磁極位置φと印加する電流の位相差をδと
すると、次の(1)式から(3)式が成立する。 φ=θ+δ1 …(1) ρ=θ+γ …(2) δ=φ−ρ=δ1 −γ …(3) また、界磁極の大きさをΦ、印加する電流の大きさをI
とすると、発生電磁力Tは、 T=K*Φ*I*cos(δ) …(4) となる。ただし、Kは正の定数である。発生電磁力T
は、回転形の同期電動機の場合は発生トルクであり、直
動形の同期電動機の場合は発生推力である。以下、回転
形の同期電動機で説明を行う。発生トルクが最大にな
る、電流位相の補正量γ(=δ1 )は、印加する電流に
よらず発生電磁力Tが零になる電流位相の補正量δ0
90°ずらしたものである。
【0003】この電流位相の補正量を求める方法とし
て、発生トルクの極性に応じて電流位相の補正量γを更
新していく方法(本出願人による特開昭61−9218
7)がある。この方法は、電流位相の補正量γ1 、γ
2 、(ただしγ1 <δ0 <γ2 )をそれぞれ下限値、上
限値とする範囲内にある補正量γ3 (例えばγ3 =(γ
1+γ2 )/2)を与えて、発生トルクの極性を調べ、
このときの発生トルクの極性が下限の補正量γ1 のとき
の発生トルクの極性と異なった場合は、上限の補正量γ
2 を補正量γ3 で更新し、上限の補正量γ2 のときの発
生トルクの極性と異なった場合には下限の補正量γ1
補正量γ3 で更新する。この処理を所定回数繰り返して
得られた補正量γの最終値をδ0 としている。発生トル
クの極性の判定法としては、本出願人が提案した特開昭
61−92187号および特開昭62−31385号が
ある。前者は、速度ループをかけて速度フィードバック
がネガティブフィードバックになるときは、発生トルク
の極性は正、ポジティブフィードバックになるときは発
生トルクの極性は負としている。後者では、発生トルク
の極性を、トルク指令の符号と速度変化(加速度)の符
号が一致したときを正、一致しないときを負としてい
る。また、トルク指令としては、最大のトルク指令を与
えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、いずれの方
法にしても、発生トルクの極性のみを利用して電流位相
の補正量を求めているので、使用するトルク指令を大き
くすると、電動機が動く量が大きくなり、使用するトル
ク指令を小さくすると、発生トルクの極性の判断の精度
が悪くなる。本発明の目的は、電動機の動きが少なく、
かつ発生電磁力の極性の判断の精度を落とさずに電流位
相の補正量を求めることができる、同期電動機の界磁極
位置補正方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の、同期電動機の
界磁極位置補正方法は、印加する電流の位相(ρ)の補
正量(γ)を変化させて、印加する電流の大きさにかか
わらず、トルクまたは推力である発生電磁力が零になる
電流位相補正量(δ0 )を、発生電磁力の極性を加速度
の極性より判定して求め、この電流位相補正量(δ0
を用いて発生電磁力が最大になる電流位相の補正量(δ
1 )を導出し、この電流の位相の補正量(δ1 )と位置
検出器で検出された仮の界磁極位置(φ)より印加する
電流の位相(ρ)を決定して同期電動機をベクトル制御
する方法において、トルク指令または推力指令である
磁力指令を仮の目標値まで単調増加させて加速度を随時
求めていき、加速度が大きいときは目標値を小さくし、
加速度が小さいときは目標値を大きくすることを特徴と
する。
【0006】本発明の他の、同期電動機の界磁極位置補
正方法は、印加する電流の位相(ρ)の補正量(γ)を
変化させて、印加する電流の大きさにかかわらず、トル
クまたは推力である発生電磁力が零になる電流位相補正
量(δ0 )を、発生電磁力の極性を加速度の極性より判
定して求め、この補正量(δ0 )を用いて発生電磁力が
最大になる電流位相補正量(δ1 )を導出し、この電流
位相補正量(δ1 )と位置検出器で検出された仮の界磁
極位置(φ)より印加する電流の位相(ρ)を決定して
同期電動機をベクトル制御する方法において、トルク指
令または推力指令である電磁力指令を0から第1の目標
値まで単調に変化させ、第1の目標値の時間を軸として
対称に0まで単調に変化させ、次に電磁力指令0を軸と
して対称に第1の目標値と絶対値が等しい極性の異なる
第2の目標値まで変化させ、再び0まで単調に変化さ
せ、さらに今までと全く逆に電磁力指令を第2の目標
値、0、第1の目標値、0と変化させることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】したがって、加速度が大きいときは、発生電磁
力が大きいので電磁力指令を小さくしても外乱に打ち勝
つことができ、その結果回転量(移動量)を小さくする
ことができる。また、加速度が小さいときは、当然回転
量(移動量)が小さいので電磁力指令を大きくすること
ができ、発生電磁力の極性の判断精度を上げることがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図3は、本発明の同期電動機の界磁極位置
補正方法が適用される同期電動機(3相)のベクトル制
御による駆動装置の回路構成を表すブロック図である。
エンコーダ7は、同期電動機6の回転位置を検出する。
マイクロプロセッサ1は、トルク指令iとカウンタ8で
検出された同期電動機6の位置xを用いて演算を行い、
2相の電流指令Iu、IvをそれぞれD/A変換器2、
3によってデジタル/アナログ変換して2相/3相変換
回路4に出力する。2相/3相変換回路4は、入力した
2相の電流指令を3相の電流指令iu、iv、iwに変
換し、パワーアンプ5を制御する。パワーアンプ5は、
これら3相の電流指令iu、iv、iwに対応した電流
を同期電動機6に供給して同期電動機6を駆動する。
【0009】図4は、マイクロプロセッサ1のブロック
図である。界磁極位置演算器101は、位置情報xより
仮の界磁極位置θを演算する。速度演算器102は、位
置情報xの時間差分(微分)で速度を演算する。加速度
演算器103は、速度演算器102の速度情報の時間差
分(微分)で加速度を演算する。トルク指令発生器10
4は、界磁極位置補正量の推定中は、後述のパターンに
従ったトルク指令iを発生し、推定後は制御に応じたト
ルク指令iを生成する。トルク極性判定器105は、加
速度情報をもとに実際の界磁極位置φと印加する電流指
令の位相ρとの位相差δに係わるcos(δ)の符号を
判定する。すなわち、トルク極性判定器105は、電流
位相の補正量δ1 の推定中は、任意の電流位相補正量γ
に対して、まずトルク指令0のときの速度変化(加速
度)Acc1を記憶する。Acc1は外乱による加速度
である。ここで、加速度Acc1を予め設定している加
速度Acc2と比較して大きい方を加速度の大きさを判
定する基準加速度Acc0とする。できれば、Acc0
はAcc1よりも5%以上大きい値とする。一定時間お
きに加速度Acc3を計算し、基準加速度Acc0より
大きくなったときの加速度の符号で発生トルクの極性を
判断する。もし、指令が最大トルク指令になっても加速
度Acc3が基準加速度Acc0より小さい場合はその
時の加速度Acciの符号で発生トルクの極性を判断す
る。なお、加速度Acc1、Acc3は加速度演算器1
03が測定する。電流位相補正器106は後述する方法
により電流位相補正量δ0 を推定し、発生トルクの極性
が正になるように電流位相補正量γ=δ1 (=δ0 +9
0°)またはγ=δ1 (=δ0 −90°)を出力する。
加算器107は、界磁極位置演算器101の出力である
仮の界磁極位置θと電流位相補正器106の出力である
電流位相補正量γを加算して印加する電流の位相ρを出
力する。この電流の位相ρは正弦関数発生器110によ
ってsin(ρ)に変換される。また、電流の位相ρと
−120°発生器108の出力を加算器109で加算す
ることによりρ−120°となり、正弦関数発生器11
1によってsin(ρ−120°)に変換される。正弦
関数発生器110、111はそれぞれ印加する電流位相
ρおよびρ−120°をアドレスとして与えることで、
プログラムメモリ上に記憶されているsin関数を取り
出すことができる。乗算器112、113はトルク指令
発生器104から出力されたトルク指令iにそれぞれs
in(ρ)、sin(ρ−120°)を乗じて2相の電
流指令Iu、Ivを出力する。
【0010】次に、本実施例における電流位相補正量δ
1 の推定方法を図1のフローチャートを参照にしながら
説明する。 (処理21)初期値を設定する。すなわち、電流位相補
正量γ=0°、推定回数j=1、時間t=−m・Δt
(=t-1)とする。ただし、mは正の整数である。時間
tは、トルク指令iの計算や加速度の測定等の処理の基
準時間である。処理22に進む。 (処理22)後述の方法でトルク指令iを計算する。処
理23に進む。 (処理23)時間tを判定する。t=0の場合、処理2
4に進む。t=k・Δtの場合、処理26に進む。t=
1MAXの場合、処理28に進む。t=t8 (t 8 =8・
1MAX)の場合、処理32に進む。その他は、処理31
に進む。ただし、kは正の整数で、k・△t<t1MAX
ある。t1MAXはトルク指令iがiMAX になる時間であ
る。
【0011】(処理24)加速度Acc1を測定する。
処理25に進む。 (処理25)加速度Acc1の絶対値とあらかじめ設定
している加速度Acc2(>0)を比較して大きい方を
基準加速度Acc0(>0)とする。処理31に進む。 (処理26)加速度Acc3を測定する。処理27に進
む。 (処理27)加速度Acc3の絶対値と基準加速度Ac
c0を比較する。|Acc3|がAcc0より大きいと
きは処理29へ、そうでないときは処理31に進む。 (処理28)加速度Acc3を測定する。処理29へ進
む。 (処理29)後述の方法で電流位相補正量γを更新す
る。処理30に進む。
【0012】(処理30)トルク指令iを作成する基準
時間t1 を求める。t1 =tとする。ここで、tは加速
度Acc3の絶対値が基準加速度Acc0より大きくな
った時間か、t1MAXである。処理31に進む。 (処理31)時間を更新する。t=t+Δtとする。処
理22に進む。 (処理32)時間を初期値に戻す。t=−m・Δtとす
る。処理33に進む。 (処理33)推定回数jと最大推定回数jmAX とを比較
する。jがjmAX より小さいときは処理34へ、そうで
ないときは処理35へ進む。 (処理34)推定回数jを更新する。j=j+1とす
る。処理22に進む。 (処理35)後述の方法によりで電流位相補正量δ1
決定する。処理を終了する。
【0013】次に、図2により電流位相補正量γを更新
する方法を説明する。 (処理41)推定回数jを判定する。j=1の場合は処
理42に、j=2〜j mAX の場合は、処理45に進む。
なお、図1の説明よりj>jmAX になることはない。 (処理42)加速度Acc3の符号を調べる。Acc3
≧0の場合は、処理43に進む。Acc3<0の場合
は、処理44に進む。 (処理43)正の加速度が得られる限界値(以下、正の
限界値と略す)γp 、負の加速度が得られる限界値(以
下、負の限界値と略す)γm を初期化する。γ p =0
°、γm =180°とする。処理48に進む。なお、γ
p は加速度Acc3≧0と判断した時のδ0 にもっとも
近い電流位相補正量γを入れる。γm は加速度Acc3
<0と判断した時のδ0 にもっとも近い電流位相補正量
γを入れる。
【0014】(処理44)正の限界値γp 、負の限界値
γm を初期化する。γp =180°、γm =0°とす
る。処理48に進む。 (処理45)加速度Acc3の符号を調べる。Acc3
≧0の場合は、処理46に進む。Acc3<0の場合
は、処理47に進む。 (処理46)正の限界値γp を更新する。γp =γとす
る。処理48に進む。 (処理47)負の限界値γm を更新する。γm =γとす
る。処理48に進む。 (処理48)次に使用する電流位相補正量γを計算す
る。γ=(γp +γm )/2とする。処理を終了する。 次に、図5をもとにトルク指令iを発生させる方法を述
べる。時間の区切りt2 〜t8 は、処理30で決まった
1 をもとに次のように決める。
【0015】 t2 =2・t13 =3・t14 =4・t15 =5・t16 =6・t17 =7・t18 =8・t1 トルク指令iは以下のように決定する。t-1≦t<0の
ときは、i=0とする。t-1=−m・Δtである。0≦
t<t1 のときは、i=f(t)とする。関数f(t)
は、f(0)=0、かつf(t1 )=iMAX で区間0≦
t≦t1 で単調増加するものとする。なお、iMAX は最
大のトルク指令が望ましいが、最大トルク指令より小さ
くてもかまわない。例えば最大トルク指令の90%や5
0%でよい。
【0016】t1 ≦t<t2 のときは、i=f(t2
t)とする。t2 ≦t<t3 のときは、i=−f(t−
2 )とする。t3 ≦t<t4 のときは、i=−f(t
4 −t)とする。t4 ≦t<t5 のときは、i=−f
(t−t4 )とする。t5 ≦t<t6 のときは、i=−
f(t6 −t)とする。t6 ≦t<t7 のときは、i=
f(t−t6 )とする。t7 ≦t<t8 のときは、i=
f(t8 −t)とする。図6は、f(t)として1次関
数を用いた例で、t1 =t1MAXの場合である。 f(t)=iMAX /t1MAX・t 図7は、図6と同じf(t)を使用しているが、tがt
1MAXになる前に|Acc3|>Acc0となった場合
で、t1 =t1MID(<t1MAX)のときの例である。トル
ク指令iの目標値の絶対値は、時間t1 におけるトルク
指令iMID (<i MAX )になる。また、トルク指令iを
与える時間は8・t1MAX+t-1から8・t 1MID+t-1
なり、短縮される。
【0017】図8は、印加する電流の大きさによらず発
生トルクが0となる電流位相補正量δ0 から最大トルク
が得られる電流位相補正量δ1 を求める方法を説明する
図である。図8において斜線の部分がAcc3≧0にな
る電流位相補正量γの範囲である。電流位相補正量γ=
0°のときの加速度Acc3の符号により次の組み合わ
せが考えられる。 (1)Acc3≧0のとき(図8(1)と(4)に対
応) δ1 =δ0 −90° (2)Acc3<0のとき(図8(2)と(3)に対
応) δ1 =δ0 +90° なお、δ0 は必ず0°と180°の間で求まる。
【0018】以上、回転形の同期電動機について説明し
たが、直動形の同期電動機でもトルクを推力に置き換え
ることにより同様のことがいえる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、下記の
ような効果がある。 (1)請求項1の発明は、加速度の大きさに応じて与え
る電磁力指令を変更することにより、回転量(移動量)
を少なく、かつ発生電磁力の極性の判断の精度を落とさ
ずに電流位相の補正量を求めることができる。 (2)請求項2の発明は、第2の目標値の後の0指令ま
でで速度を開始時点と同じに戻すことで、最後の0指令
までで位置も開始時点と同じに戻すことができる。電流
位相の補正量を変化させても外乱が変化しなければ、同
じ条件で加速度の極性を判断できる。 (3)請求項3の発明は、関数の発生が簡単にできる。 (4)請求項4の発明は、加速度が大きいときに電磁力
指令を小さくするので、仮の目標値のままよりも回転量
(移動量)が少なくなる。 (5)請求項5の発明は、外乱による加速度よりも基準
加速度を大きくしているので、外乱による電磁力極性判
定のミスをなくすことができる。 (6)請求項6の発明は、各補正量に対し、直前の0指
令における外乱加速度を測定することができるので、外
乱が変化しても対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図2】本発明の電流位相補正量を更新する方法を示す
フローチャートである。
【図3】本発明が適用される同期電動機ベクトル制御の
回路構成を示すブロック図である。
【図4】マイクロプロセッサ1を表すブロック図であ
る。
【図5】本発明のトルク指令の生成法を説明する図であ
る。
【図6】本発明のトルク指令を一次関数用いて生成する
場合を説明する図である。
【図7】本発明のトルク指令を一次関数用いて生成し、
かつ加速度が大きくて推力指令がiMAX まで必要としな
い場合を説明する図である。
【図8】本発明の電流位相補正量δ1 を求める説明図で
ある。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ 2、3 D/A変換器 4 2/3相変換回路 5 パワーアンプ 6 同期電動機 7 エンコーダ 8 カウンタ 21〜35、41〜48 処理 101 速度検出器 102 加速度検出器 103 トルク極性判定器 104 トルク指令発生器 105 仮の磁極位置検出器 106 電流位相補正器 107 −120°発生器 108、109 加算器 110、111 正弦関数発生器 112、113 乗算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 21/00 H02P 5/408

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印加する電流の位相(ρ)の補正量
    (γ)を変化させて、印加する電流の大きさにかかわら
    、トルクまたは推力である発生電磁力が零になる電流
    位相補正量(δ0 )を、前記発生電磁力の極性を加速度
    の極性より判定して求め、前記電流位相補正量(δ0
    を用いて前記発生電磁力が最大になる電流位相補正量
    (δ1 )を導出し、前記電流位相補正量(δ1 )と位置
    検出器で検出された仮の界磁極位置(φ)より印加する
    電流の位相(ρ)を決定して同期電動機をベクトル制御
    する方法において、トルク指令または推力指令である
    磁力指令を仮の目標値まで単調増加させて前記加速度を
    随時求めていき、前記加速度が大きいときは前記目標値
    を小さくし、前記加速度が小さいときは目標値を大きく
    することを特徴とする、同期電動機の界磁極補正方法。
  2. 【請求項2】 印加する電流の位相(ρ)の補正量
    (γ)を変化させて、印加する電流の大きさにかかわら
    、トルクまたは推力である発生電磁力が零になる電流
    位相補正量(δ0 )を、前記発生電磁力の極性を加速度
    の極性より判定して求め、前記電流位相補正量(δ0
    を用いて前記発生電磁力が最大になる電流位相補正量
    (δ1 )を導出し、前記電流位相補正量(δ1 )と位置
    検出器で検出された仮の界磁極位置(φ)より印加する
    電流の位相(ρ)を決定して同期電動機をベクトル制御
    する方法において、トルク指令または推力指令である
    磁力指令を0から第1の目標値まで単調に変化させ、第
    1の目標値の時間を軸として対称に0まで単調に変化さ
    せ、次に前記電磁力指令0を軸として対称に第1の目標
    値と絶対値が等しい極性の異なる第2の目標値まで変化
    させ、再び0まで単調に変化させ、さらに今までと全く
    逆に前記電磁力指令を第2の目標値、0、第1の目標
    値、0と変化させることを特徴とする、同期電動機の界
    磁極補正方法。
  3. 【請求項3】 前記電磁力指令を与える関数が、単調に
    変化させる区間で一次曲線である、請求項1または2記
    載の同期電動機の界磁極位置補正方法。
  4. 【請求項4】 前記電磁力指令を0より仮の第1の目標
    値まで変化させている間に前記加速度を逐次検出し、前
    記加速度の大きさが基準の加速度より大きくなれば、第
    1の目標値をその時点の電磁力指令に変更する、請求項
    2記載の同期電動機の界磁極位置補正方法。
  5. 【請求項5】 電磁力指令0の時の加速度より大きい値
    を前記基準の加速度とする請求項4記載の同期電動機の
    界磁極位置補正方法。
  6. 【請求項6】 ある補正量と次の補正量の間で電磁力指
    令0の区間を設ける請求項2記載の同期電動機の界磁極
    位置補正方法。
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