JP3289663B2 - 圧電トランスインバータ - Google Patents

圧電トランスインバータ

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JP3289663B2
JP3289663B2 JP00497798A JP497798A JP3289663B2 JP 3289663 B2 JP3289663 B2 JP 3289663B2 JP 00497798 A JP00497798 A JP 00497798A JP 497798 A JP497798 A JP 497798A JP 3289663 B2 JP3289663 B2 JP 3289663B2
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  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電トランスインバ
ータに関し、特にスイッチングトランジスタのゲートが
電気的に切断状態になった場合に、スイッチングトラン
ジスタからの発煙等を防止することが可能な圧電トラン
スインバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流電圧を所望の交流電圧に変換
するために、圧電トランスを用いた圧電トランスインバ
ータが提案されている。
【0003】一般に圧電トランスは、圧電材料に1次側
及び2次側の電極を付け、1次側でトランスの共振周波
数の電圧を印加してトランスを共振させ、この機械的振
動によって2次側に変換した電圧を取り出す素子であ
る。電磁トランスと比較して小型化や薄型化が図れる特
徴があり、液晶による表示装置のバックライト電源など
に注目されている素子である。
【0004】また、圧電トランスは狭い共振周波数の範
囲において動作する素子である為、共振周波数以外の成
分で駆動した場合、圧電トランスの二次側では共振周波
数成分しか取り出すことができず、エネルギの損失とな
って圧電トランスの効率を低下させることになる。従っ
て、共振周波数以外の成分を含まない正弦波で圧電トラ
ンスを駆動することが重要である。そのため、従来で
は、圧電トランスを位相の異なる二つの半波正弦波で駆
動し、圧電トランスを等価的に共振周波数の正弦波で駆
動する方法が知られている。
【0005】この種の圧電素子としての圧電トランスの
駆動回路の従来例としては、例えば特開平9−1076
84号公報に開示された「圧電トランス駆動回路」があ
る。この発明を圧電トランスインバータに適用した場合
について、図10を参照して説明する。
【0006】この圧電トランスインバータ29は、図1
0に示すように、圧電トランス1と、昇圧回路4と、周
波数制御回路3と、駆動電圧制御回路10と、調光回路
11と、ヒューズ12とを主要部材として構成され、圧
電トランス1から出力された電圧V0 は、負荷2に入力
されている。以下に、図10に示される各部材について
説明する。
【0007】圧電トランス1は、一次側電極から交流電
圧を入力し圧電効果を利用して二次側電極からV0 を出
力する。
【0008】分周回路9は、スイッチングトランジスタ
7とスイッチングトランジスタ8とを、それぞれのゲー
トに交互にパルスを出力することにより、交互に駆動す
る。つまり、分周回路9は、スイッチングトランジスタ
7、及びスイッチングトランジスタ8のそれぞれのゲー
トに、それぞれゲート信号Vg1、及びVg2を出力し、ス
イッチングトランジスタ7及びスイッチングトランジス
タ8を交互に駆動する。
【0009】周波数制御回路3は、負荷2からの電流I
0 が入力し、分周回路9及び駆動電圧制御回路10に対
し駆動信号Vr を出力する。駆動電圧制御回路10は、
圧電トランス1を駆動するVd1、Vd2のピーク電圧を一
定に制御する。
【0010】調光回路11は、駆動電圧制御回路10に
対し駆動停止信号を発生し、駆動オン、オフのデューテ
ィ制御を行うと共に、駆動停止の間VCO(電圧制御発
振器)の周波数が変化しないよう周波数制御回路3に制
御信号を出力する。
【0011】ヒューズ12は、直流電圧VDDに接続され
る。コイル5は、一端が圧電トランス1の一次側電極の
一方と接続し、他端が駆動電圧制御回路10に接続して
いる。
【0012】スイッチングトランジスタ7は、コイル5
及び圧電トランス1の1次側電極の一方に接続してい
る。
【0013】コイル6は、一端が圧電トランス1の他方
の一次側電極と接続し、他端が駆動電圧制御回路10に
接続している。
【0014】スイッチングトランジスタ8は、コイル6
及び圧電トランス1の他方の一次側電極に接続してい
る。
【0015】上記構成により、図10に示される圧電ト
ランスインバータ29は、直流電圧VDDを高圧の交流電
圧VO に変換して負荷2に供給する。
【0016】この構成により、直流電圧VDDが変動して
も負荷2に一定の電圧、電流を出力できるので入力電圧
範囲が広くても安定した動作ができ、また圧電トランス
1を正弦波あるいはこれに近似する信号で駆動し、この
駆動周波数が変化しないので変換効率の低下を防止する
ことができる。さらに圧電トランス1は電磁トランスに
比べて1000[V]以上の高圧を発生させても薄型
化、細型化を行うことが可能である。
【0017】次に、図10に示される従来の圧電トラン
スインバータ29の動作についてさらに詳細に説明す
る。分周回路9から出力された位相が互いに逆相のクロ
ックVg1およびVg2によりスイッチングトランジスタ7
および8が交互にオン状態になり、コイル5とコイル6
に直流電源VDDから電流を流し、電流エネルギーとして
チャージする。スイッチングトランジスタ7、スイッチ
ングトランジスタ8がオフになるとチャージしていたエ
ネルギーを放出し、電圧エネルギーとしてVDDより高い
電圧を発生する。
【0018】この電圧は、圧電トランス1と負荷2の等
価入力容量と、コイルのインダクタンスによって電圧共
振波形にして、圧電トランス1の共振周期の半分の時間
でゼロ電圧になる正弦波、あるいはこれに近似する信号
の半波に設定する。
【0019】発生した電圧は圧電トランス1の一次側の
電極に交互に入力されるので、等価的に正弦波あるいは
これに近似する信号の波形が駆動電圧として圧電トラン
ス1を振動させ、圧電トランス1の形状によって決定さ
れる昇圧比N倍の出力電圧VO が二次側電極から出力さ
れる。この電圧VO が負荷2に印加され、負荷を流れて
帰還するIO が周波数制御回路3に入力される。周波数
制御回路3は、分周回路9に対して圧電トランス1を駆
動する周波数を発生し、負荷2からの帰還電流IO が所
定の値になるまで駆動周波数の掃引を続け、所定の値が
得られた周波数で停止する。
【0020】ここで、図10に示される周波数制御回路
3の構成について、図4を参照して説明する。ただし、
図4に示される周波数制御回路の構成は、この従来の圧
電トランスインバータに適用されるのみではなく、後述
するように、本発明に係る圧電トランスインバータにも
適用されるものである。従って、図4に、本発明及び従
来の圧電トランスインバータに用いられる周波数制御回
路の構成のブロック図を示す。
【0021】周波数制御回路3は図4に示すように、電
流電圧変換回路13、整流回路14、比較器15、積分
回路16、比較器17、VCO18から構成されてい
る。
【0022】負荷2から帰還される電流IO が電流電圧
変換回路13で交流電圧に変換され、整流回路14で直
流電圧に変換され、比較器15に入力される。比較器1
5では基準電圧Vref と比較され、入力電圧が小さい場
合、積分回路16に高レベルの信号を出力する。
【0023】積分回路16は高レベルの電圧が入力され
た期間、出力電圧が一定の割合で上昇するように構成さ
れていて、この出力電圧はVCO18に入力される。V
CO18は入力された電圧に反比例した周波数を出力す
る電圧制御発振器で、VCO18の発振周波数を分周回
路9で分周し、この周波数で圧電トランス1を駆動す
る。よって比較器15に基準電圧Vref より小さい電圧
が入力された場合、駆動周波数は下がり続ける。
【0024】ここで、図10に示される圧電トランス1
の周波数−昇圧比特性について、図8を参照して説明す
る。ただし、図8に示される圧電トランス1の周波数−
昇圧比特性は、この従来の圧電トランスインバータに適
用されるのみではなく、後述するように、本発明に係る
圧電トランスインバータにも適用されるものである。従
って、図8に、本発明及び従来の圧電トランスインバー
タに用いられる圧電トランスの周波数−昇圧比特性を示
す。
【0025】図8は圧電トランス1の周波数−昇圧比特
性を示したグラフであるが、これに示すように圧電トラ
ンス1の駆動周波数がf1から下がるように設定されて
いる。
【0026】従って、圧電トランス1の最も昇圧比の高
い共振周波数frに近づくことになり、圧電トランス1
の昇圧比が増加し、圧電トランス1の出力電流が時間的
に増加する。駆動周波数f0 において比較器15に入力
される電圧が基準電圧Vrefより大きくなるとき、比較
器15の出力電圧が低レベルになる。
【0027】この信号により積分回路16の出力信号
は、低レベルになる直前の電圧を保ったままになり、V
CO18の出力周波数が一定になり、圧電トランス1が
一定の周波数で駆動される。
【0028】ここで、図10に示される負荷2が、例え
ば冷陰極管のとき、直流電圧VDDが低い場合などに出力
電圧VO が放電開始電圧に達しないと、比較器15に入
力電圧が基準電圧Vref より大きくなる帰還電流Io
発生しない状況がある。
【0029】この状況下では図4に示される比較器15
の出力は高レベルのままとなり駆動周波数は低下を続け
る。図8に示す周波数f2になると、積分回路16の出
力を入力する比較器17は、基準電圧Vmin より大きく
なって高レベルの信号を積分回路16に対して出力す
る。この高レベルの信号により積分回路16はリセット
され出力電圧は最低電圧となり、VCO18の出力は分
周回路9が周波数f1を出力する状態になる。駆動周波
数はf1から低下し、上記の動作を繰り返すことで、直
流電圧VDDが所定の電圧に回復した場合に冷陰極管を正
常に点灯させることが出来る。
【0030】次に、図10に示される駆動電圧制御回路
10の構成について、図5を参照して説明する。ただ
し、図5に示される駆動電圧制御回路の構成は、この従
来の圧電トランスインバータに適用されるのみではな
く、後述するように、本発明に係る圧電トランスインバ
ータにも適用されるものである。従って、図5に、本発
明及び従来の圧電トランスインバータに用いられる駆動
電圧制御回路の構成のブロック図を示す。図5におい
て、駆動電圧制御回路10は、直流電源V DD と昇圧回路
4との間に接続されたスイッチングトランジスタ21
と、スイッチングトランジスタ21のドレイン端子とグ
ランド間に接続されたダイオード30と、分圧・整流回
路20と、比較器19と、により構成される。
【0031】駆動電圧制御回路10は、図5に示すよう
に、スイッチングトランジスタ7のドレイン電圧波形V
d1を分圧・整流回路20で分圧、整流してVc として出
力し、比較器19の非反転入力端子に入力し、反転入力
端子にVCO18で発生した周波数の三角波Vr を入力
し、その比較結果をスイッチングトランジスタ21のゲ
ートに入力する回路である。
【0032】ここで、図7にドレイン電圧波形Vd1を分
圧、整流した電圧Vc 、周波数制御回路3で発生した周
波数の三角波Vr 、スイッチングトランジスタ21のゲ
ート電圧Vg3、分周回路9の出力電圧Vg1、Vg2、スイ
ッチングトランジスタ7のドレイン電圧波形Vd1、スイ
ッチングトランジスタ8のドレイン電圧波形Vd2の動作
のタイミングチャートを示す。
【0033】ただし、この図7に示されるタイミングチ
ャートは、この従来の圧電トランスインバータに適用さ
れるのみではなく、後述するように、本発明に係る圧電
トランスインバータにも適用されるものである。従っ
て、図7に、本発明及び従来の圧電トランスインバータ
に用いられるタイムチャートを示す。
【0034】図7に示されるように、ドレイン電圧が高
いと非反転入力端子電圧Vc が大きくなり、比較器19
に入力されるVc が大きいほどスイッチングトランジス
タ21のゲート電圧Vg3が出力される時間の比が大き
い。
【0035】これにより、図5に示される駆動電圧制御
回路10のスイッチングトランジスタ21のソース・ド
レイン間オープンの時間が長く、昇圧回路4への入力電
力が小さいため、スイッチングトランジスタドレイン電
圧Vd1、Vd2が低くなる制御が行われる。ドレイン電圧
が低いと、非反転入力端子電圧Vc が小さくなり、比較
器19に入力されるVc が小さいほどスイッチングトラ
ンジスタ21のゲート電圧Vg3が出力される時間の比が
小さい。これにより、スイッチングトランジスタ21の
ソース・ドレイン間オープンの時間が短く昇圧回路4へ
の入力電力が大きいため、スイッチングトランジスタド
レイン電圧Vd1、Vd2が高くなる制御が行われる。
【0036】この連続制御によりスイッチングトランジ
スタドレイン電圧Vd1、Vd2が一定の電圧値に制御さ
れ、圧電トランスを駆動する電圧を一定に保つ動作を行
うことができ、直流電圧VDDが広い範囲で変動しても圧
電トランス1を安定に動作させることが出来る。
【0037】次に、図10に示される調光回路11の構
成について、図6を参照して説明する。ただし、図6に
示される調光回路の構成は、この従来の圧電トランスイ
ンバータに適用されるのみではなく、後述するように、
本発明に係る圧電トランスインバータにも適用されるも
のである。従って、図6に、本発明及び従来の圧電トラ
ンスインバータに用いられる調光回路の構成のブロック
図を示す。
【0038】調光回路11は、図6に示すように、駆動
周波数より十分に低い調光周波数を発振する三角波発振
回路22と比較器23から構成されており、比較器23
で調光電圧と三角波発振回路22の出力波形を比較し
て、デューティが可変されたパルス信号を出力する。
【0039】この信号は、周波数制御回路3と駆動電圧
制御回路10に出力されており、この信号が高レベルの
期間はスイッチングトランジスタ21をオフさせて圧電
トランス1の駆動を停止させるとともに、VCO18の
周波数が変化しないように積分回路16の出力電圧をホ
ールドさせる働きをする。
【0040】このような構成により、従来の圧電トラン
スインバータは、小型、薄型で、広い入力電圧範囲で高
い効率で動作可能であるとしている。
【0041】一方、以上の各部材により構成された、図
10に示される圧電トランスインバータ29は、さらな
る小型化、低コスト化が要求されている。
【0042】小型化等を実行する為には電気回路部全て
を一つにIC化するのが理想的だが、周波数制御回路
3、分周回路9、トランジスタ21及びダイオード30
を除く駆動電圧制御回路10、調光回路11の小信号の
回路と、スイッチングトランジスタ7、スイッチングト
ランジスタ8、トランジスタ21及びダイオード30の
大電力部分をワンチップ化するよりも、この駆動回路に
おいて大電力を出力する場合や、小電力を出力する場合
に、スイッチングトランジスタ及びダイオードをICに
外付けしてそれぞれの用途に適応するように構成した方
が汎用性が高くなる。
【0043】従って、図10に示される周波数制御回路
3、分周回路9、駆動電圧制御回路10、調光回路11
の小信号部分をIC化し、スイッチングトランジスタ
7、スイッチングトランジスタ8の大電力部分は安価な
モールド樹脂でパッケージされた小型なものを使用する
ことで、圧電トランス1を効率よく駆動し、かつ、汎用
性が高く、小型化、低コスト化を図ることができるとし
ている。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
図10に示されるような従来の圧電トランスインバータ
には、次のような問題点があった。この問題点につい
て、以下図面を参照して説明する。
【0045】図10に示されるように、従来の圧電トラ
ンスインバータは、分周回路9とスイッチングトランジ
スタ7およびスイッチングトランジスタ8が、上記理由
の通り基板実装上において両者の間には電気的な接続が
必要であるため、分周回路9のQ出力、Q反転(以下、
Qバーと記す。)出力端子のハンダ不良やパターン配線
の断線等の不具合が発生した状態で通電すると異常状態
が発生することがある。
【0046】例えば、分周回路9のQバー出力端子から
スイッチングトランジスタ8のゲート端子へのパターン
配線が図10のa点で断線し、スイッチングトランジス
タ8のゲートがオープンになり、スイッチングトランジ
スタ7が分周回路9のQ出力にて駆動されている様な、
片側のみの駆動状態となった場合について説明する。
【0047】この場合の図10に示される圧電トランス
インバータの動作波形を図11に示す。この場合、それ
ぞれのスイッチングトランジスタにはNチャネルMOS
FETを使用している。図11において、t1〜t2の
期間はスイッチングトランジスタ7、及びスイッチング
トランジスタ8が分周回路9によって逆位相のクロック
で交互に駆動されている正常動作時であり、t3以降は
a点が断線しスイッチングトランジスタ7のみが分周回
路9にて駆動されている異常動作時である。
【0048】t2〜t3の期間でコイル5に蓄えたエネ
ルギはt3〜t4の期間で放出されるが共振条件が崩れ
ているため、スイッチングトランジスタ7のドレイン電
圧Vd1は(d)の波形となる。
【0049】このVd1が圧電トランス1の入力容量に
よりスイッチングトランジスタ8のドレインへ容量結合
されているため、スイッチングトランジスタ8のドレイ
ン電圧Vd2は(e)の波形となる。
【0050】t3〜t4の期間のVd2の波形はVd1の波
形の直流成分がカットされているため、圧電トランス1
はVd1側の一次電極の電位が高くなっている。
【0051】t4でスイッチングトランジスタ7がオン
状態になるとVd1は0〔V〕になるが、圧電トランス
1の入力容量に蓄えられた電荷の量はt4前後の瞬間の
値では不変なため、Vd2は負電圧になる。
【0052】だが、NチャネルMOSFETはその構造
上、図9に示すようにドレイン・ソース間にダイオード
Dが、ゲート・ドレイン間に容量Cがある為、ゲートが
オープンになっているスイッチングトランジスタ8に
も、寄生する容量CによってVd2が容量結合され(g)
に示すVg2のゲート波形が発生しこの電圧でバイアスさ
れスイッチングトランジスタ8がオンしたり、Vd2が負
電圧になると寄生するダイオードDが導通状態になるこ
とでドレイン電流Id2として(i)に示される様な大電
流が流れる。
【0053】ドレイン電流Id2は図10においてコイル
5、コイル6、スイッチングトランジスタ7、スイッチ
ングトランジスタ8で構成される閉回路を流れている
為、ヒューズ12にはId2の大電流が流れない。従っ
て、回路動作は停止することなくスイッチングトランジ
スタ7のみを駆動し続けることで、スイッチングトラン
ジスタ8には(i)の様なId2が流れ、徐々に発熱して
いき、許容発熱量を超えた時点で発煙、発火、破裂等
(以下、これらをまとめて発煙等と記す。)することに
なる。
【0054】以上の発煙等は、圧電トランス1を高効率
で駆動させる為にコイル5とスイッチングトランジスタ
7、コイル6とスイッチングトランジスタ8によって等
価的に正弦波あるいはこれに近似する信号を作り出し、
この信号で圧電トランスを駆動する回路構成において固
有の問題である。
【0055】なお、コイルを電磁トランスに置き換えて
使用した場合も同様に発煙することになる。実際に直流
電圧VDDに12[V]を、定格1.25[A]のヒュー
ズ12を、一次側と二次側の巻線比が1:2でオートト
ランス接続された電磁トランスを、スイッチングトラン
ジスタに2SK2111を使用し、正常状態のとき負荷
2に4[W]程度出力している圧電トランス駆動回路に
おいて、分周回路9とスイッチングトランジスタ7およ
び8のゲート間のどちらか一方の電気的接続が失われる
異常状態の場合、異常状態になって数10[s]後、ス
イッチングトランジスタからの発煙が見られる。
【0056】現在、製品の安全性が厳しく要求される状
況であり、異常時における発火、発煙等の発生は安全性
から見て問題であり、これを防止し安全性の向上を図ら
なければならない。
【0057】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、圧電トランスを効率よく駆動し、かつ汎用性が高
く、小型化、低コスト化を図ると共に、スイッチングト
ランジスタからの発煙等を防止することが可能な圧電ト
ランスインバータを提供することを目的とする。
【0058】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
圧電効果を利用して、一次側電極から入力した電圧を
交流電圧として二次側電極に出力する圧電トランスと、
一端が前記圧電トランスの一次側電極の一方に接続され
た第1のコイル及び一端が前記圧電トランスの一次側電
極の一方に接続された第1の電界効果トランジスタと、
一端が前記圧電トランスの一次側電極の他方に接続され
た第2のコイル及び一端が前記圧電トランスの一次側電
極の他方に接続された第2の電界効果トランジスタと、
前記第1の電界効果トランジスタ、及び第2の電界効果
トランジスタのそれぞれを交互に駆動させるためのゲー
ト信号を出力する分周回路とを備えた昇圧手段とを有す
る圧電トランスインバータにおいて、一端が前記第1の
電界効果トランジスタのゲートに接続され、他端がヒュ
ーズ、または直流電源に接続された第1の抵抗と、一端
が前記第2の電界効果トランジスタのゲートに接続さ
れ、他端が前記ヒューズ、または直流電源に接続された
第2の抵抗とを有することを特徴とする。
【0059】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1のコイルの他端、及び前記第2の
コイルの他端が接続された第3のスイッチングトランジ
スタと、前記第3のスイッチングトランジスタのドレイ
ン端子とグランド間に接続されたダイオードとを有し、
前記第3のスイッチングトランジスタのON、OFFを
制御することにより、前記圧電トランスの駆動電圧を所
定の電圧に制御する駆動電圧制御回路を有することを特
徴とする。
【0060】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、前記第1の抵抗、及び第2の抵抗
が、前記分周回路による前記第1の電界効果トランジス
及び第2の電界効果トランジスタのドライブ能力を阻
害しないような十分に高い抵抗であることを特徴とする
請求項1又は2に記載の圧電トランスインバータ。
【0061】請求項4記載の発明は、圧電効果を利用し
て、一次側電極から入力した電圧を交流電圧として二次
側電極に出力する圧電トランスと、一端が前記圧電トラ
ンスの一次側電極の一方に接続された第1のコイル及び
一端が前記圧電トランスの一次側電極の一方に接続され
た第1の電界効果トランジスタと、一端が前記圧電トラ
ンスの一次側電極の他方に接続された第2のコイル及び
一端が前記圧電トランスの一次側電極の他方に接続され
た第2の電界効果トランジスタと、前記第1の電界効果
トランジスタ、及び第2の電界効果トランジスタのそれ
ぞれを交互に駆動させるためのゲート信号を出力する分
周回路とを備えた昇圧手段とを有する圧電トランスイン
バータにおいて、一定の直流電圧を出力する定電圧回路
と、一端が前記第1の電界効果トランジスタのゲートに
接続され、他端が前記定電圧回路に接続された第1の抵
抗と、一端が前記第2の電界効果トランジスタのゲート
に接続され、他端が前記定電圧回路に接続された第2の
抵抗とを有することを特徴とする。
【0062】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記第1のコイルの他端、及び前記第2の
コイルの他端が接続された第3のスイッチングトランジ
スタと、前記第3のスイッチングトランジスタのドレイ
ン端子とグランド間に接続されたダイオードとを有し、
前記第3のスイッチングトランジスタのON、OFFを
制御することにより、前記圧電トランスの駆動電圧を所
定の電圧に制御する駆動電圧制御回路を有することを特
徴とする。
【0063】請求項6記載の発明は、請求項4又は請求
項5に記載の発明において、前記第1の抵抗、及び第2
の抵抗が、前記分周回路による前記第1の電界効果トラ
ンジスタ及び第2のト電界効果ランジスタのドライブ能
力を阻害しないような十分に高い抵抗であることを特徴
とする。
【0064】請求項7記載の発明は、圧電効果を利用し
て、一次側電極から入力した電圧を交流電圧として二次
側電極に出力する圧電トランスと、一端が前記圧電トラ
ンスの一次側電極の一方に接続された第1のコイル及び
一端が前記圧電トランスの一次側電極の一方に接続され
た第1の電界効果トランジスタと、一端が前記圧電トラ
ンスの一次側電極の他方に接続された第2のコイル及び
一端が前記圧電トランスの一次側電極の他方に接続され
た第2の電界効果トランジスタと、前記第1の電界効果
トランジスタ、及び第2の電界効果トランジスタのそれ
ぞれを交互に駆動させるためのゲート信号を出力する分
周回路とを備えた昇圧手段とを有する圧電トランスイン
バータにおいて、一端が前記第1の電界効果トランジス
のゲートに接続され、他端がヒューズ、または直流電
源に接続された第1の抵抗と、一端が前記第2の電界効
果トランジスタのゲートに接続され、他端が前記ヒュー
ズ、または直流電源に接続された第2の抵抗と、一端が
前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続され、
他端が接地された第3の抵抗と、一端が前記第2の電界
効果トランジスタのゲートに接続され、他端が接地され
た第4の抵抗とを有することを特徴とする。
【0065】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、前記第1のコイルの他端、及び前記第2の
コイルの他端が接続された第3のスイッチングトランジ
スタと、前記第3のスイッチングトランジスタのドレイ
ン端子とグランド間に接続されたダイオードとを有し、
前記第3のスイッチングトランジスタのON、OFFを
制御することにより、前記圧電トランスの駆動電圧を所
定の電圧に制御する駆動電圧制御回路を有することを特
徴とする。
【0066】請求項9記載の発明は、請求項7又は8に
記載の発明において、前記第1の抵抗、前記第2の抵
抗、前記第3の抵抗、前記第4の抵抗が、前記分周回路
による前記第1の電界効果トランジスタ及び第2の電界
効果トランジスタのドライブ能力を阻害しないような十
分に高い抵抗であることを特徴とする。
【0067】請求項10記載の発明は、分周回路から出
力された信号を2つの電界効果トランジスタのそれぞれ
のゲートに入力させて圧電トランスを駆動することによ
り、変換した電圧を取り出す圧電トランスインバータに
おいて、前記分周回路と、前記2つの電界効果トランジ
スタのいずれか一方のゲートとの電気的接続が失われる
異常状態が発生した場合に、前記電界効果トランジスタ
をバイアスしてヒューズに電流を流して、該ヒューズを
溶断することにより、前記電界効果トランジスタからの
発煙を防止することを特徴とする。
【0068】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明において、前記ヒューズに電流を流すために、前
記2つの電界効果トランジスタのそれぞれが、一端が前
電界効果トランジスタのゲートに接続され、他端が前
記ヒューズ、または直流電源に接続された抵抗を有する
ことを特徴とする。
【0069】請求項12記載の発明は、請求項10記載
の発明において、前記ヒューズに電流を流すために、前
記2つの電界効果トランジスタのそれぞれが、一端が前
電界効果トランジスタのゲートに接続され、他端が、
一定の直流電圧を供給する定電圧回路に接続された抵抗
を有し、該定電圧回路が、前記ヒューズまたは直流電源
と接続されていることを特徴とする。
【0070】請求項13記載の発明は、請求項10記載
の発明において、前記ヒューズに電流を流すために、前
記2つのトランジスタのそれぞれが、一端が前記電界効
果トランジスタのゲートに接続され、他端が前記ヒュー
ズ、または直流電源に接続された第1の抵抗と、一端が
前記電界効果トランジスタのゲートに接続され、他端が
接地された第2の抵抗とを有することを特徴とする。
【0071】従って、本発明に係る圧電トランスインバ
ータは、圧電トランスを効率よく駆動しかつ汎用性が高
く、小型化、低コスト化を図った圧電トランスの駆動回
路であって、2つの電界効果トランジスタのゲートに抵
抗(プルアップ抵抗や分圧抵抗)を付加し、一方の電界
効果トランジスタのゲートとこれを駆動する分周回路が
断線等により電気的接続を失なう異常状態が発生した場
合に、バイアスすることでヒューズに大電流が流れる電
流経路を作り出し、ヒューズを切断することで、電界効
果トランジスタからの発煙を防止し安全性の向上を図る
ものである。
【0072】ここで、本発明に係る圧電トランスインバ
ータの作用について、本発明に係る圧電トランスインバ
ータの第1、第2、及び第3の実施形態を示す図1、図
2及び図3を参照してさらに詳細に説明する。
【0073】図1、図2、及び図3において、分周回路
9にて交互にクロックで駆動されているスイッチングト
ランジスタ7および8のうち、一方のスイッチングトラ
ンジスタのゲートと分周回路9との間のパターン配線の
断線等によりスイッチングトランジスタが分周回路9に
駆動されなくなると、このスイッチングトランジスタの
ゲートに付加された、図1〜図2におけるプルアップ抵
抗24および25、または図3におけるプルアップ抵抗
24とプルダウン抵抗26の分圧抵抗、プルアップ抵抗
25とプルダウン抵抗27の分圧抵抗によってスイッチ
ングトランジスタをバイアスすることでヒューズ12に
大電流が流れる電流経路を作り出しヒューズ12を切断
(溶断)することで回路動作を停止させ発煙を防止す
る。
【0074】即ち、本発明は、圧電トランスを二つのス
イッチングトランジスタで駆動する圧電トランスインバ
ータにおいて、分周回路と2つのスイッチングトランジ
スタのゲート間のいずれか一方の電気的接続が失われる
異常状態の場合、スイッチングトランジスタをプルアッ
プ抵抗または分圧抵抗によってバイアスすることで、ド
レイン電流の電流経路をヒューズを介して流れる様に変
更し、ヒューズを切断して回路動作を停止させ、スイッ
チングトランジスタからの発煙等を防止する回路であ
る。
【0075】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る圧電トランス
インバータの実施形態について図面を参照して説明す
る。
【0076】図1に、本発明に係る圧電トランスインバ
ータの第1の実施形態の構成のブロック図を示す。
【0077】図1に示されるように、この第1の実施形
態に係る圧電トランスインバータ28aは、一次側電極
から交流電圧を入力し圧電効果を利用して二次側電極か
ら出力する圧電トランス1と、直流電圧VDDを正弦波あ
るいはこれに近似する信号に変換して圧電トランス1を
駆動する昇圧回路4と、スイッチングトランジスタ7お
よび8を交互にクロックで駆動する分周回路9とを有す
る。
【0078】さらに、分周回路9に対し駆動信号を出力
する周波数制御回路3と、圧電トランス1を駆動するV
d1、Vd2のピーク電圧を一定に制御する駆動電圧制御回
路10と、駆動電圧制御回路10に対し駆動停止信号を
発生し駆動オン、オフのデューティ制御をおこなうとと
もに駆動停止の間、VCO(電圧制御発振器)の周波数
が変化しないよう周波数制御回路3に制御信号を出力す
る調光回路11とを有する。さらに、直流電源VDDに接
続したヒューズ12とを有する。
【0079】さらに、圧電トランス1の一次側電極の一
方と駆動電圧制御回路10に接続したコイル5と、コイ
ル5と圧電トランス1の一次側電極の一方に接続したス
イッチングトランジスタ7と、スイッチングトランジス
タ7のゲートに接続したプルアップ抵抗24と、圧電ト
ランス1の他方の一次側電極と駆動電圧制御回路10に
接続したコイル6と、コイル6と圧電トランス1の他方
の一次側電極に接続したスイッチングトランジスタ8
と、スイッチングトランジスタ8のゲートに接続したプ
ルアップ抵抗25とを有する。
【0080】この様に、図1に示される圧電トランスイ
ンバータ28aは、直流電圧VDDを、コイルとスイッチ
ングトランジスタの組み合わせを二組使用することで正
弦波あるいはこれに近似する信号に変換し、圧電トラン
ス1を駆動し、高圧の交流電圧VO に変換して負荷2に
供給する。
【0081】なお、図1において、従来技術である図1
0に示される圧電トランスインバータ29と同様な構成
要素には同一の符号を付し、その構成、及び動作は、前
述の通りなので省略する。
【0082】また、図1に示される本発明に係る圧電ト
ランスインバータ28aの第1の実施形態と、図10に
示される従来の圧電トランスインバータとの相違点は、
スイッチングトランジスタ7および8のゲートとヒュー
ズ12との間にそれぞれプルアップ抵抗24および25
を接続した点である。
【0083】このプルアップ抵抗24および25によ
り、分周回路9とスイッチングトランジスタ7および8
のゲート間との電気的接続が失われる異常状態が発生し
た場合、そのスイッチングトランジスタをバイアスする
ことで強制的にオン状態にすることができる。
【0084】次に、図1に示される本発明に係る圧電ト
ランスインバータ28aの第1の実施形態の動作につい
て、以下に説明する。
【0085】まず、圧電トランス1は、分周回路9から
交互に出力される正弦波あるいはこれに近似した信号の
半波の電圧Vd1、Vd2を圧電トランス1の一次側電極の
一方と他方に入力することで等価的に正弦波あるいはそ
れに近似した信号で駆動され、二次側電極よりVd1、V
d2をN倍に昇圧した電圧Vo を出力する。
【0086】この電圧Vo が負荷2に印加され、負荷2
を流れて帰還する電流Io が周波数制御回路3に入力さ
れる。周波数制御回路3は、分周回路9に対して圧電ト
ランス1を駆動する2倍の周波数を発生し、負荷2から
の帰還電流Io が所定の値になるまで駆動周波数の掃引
を続け、所定の値が得られた周波数で停止する。
【0087】また、圧電トランス1に入力されているV
d1またはVd2を駆動電圧制御回路10に入力することで
直流電圧VDDが増大してもVd1、Vd2のピーク電圧が一
定になる様に制御されており、調光回路11は、駆動電
圧制御回路10に対し駆動周波数より十分低い周波数の
制御信号を出力し、昇圧回路4に供給する電力を時分割
で制御させることで負荷2に供給する電圧Vo または負
荷2を流れる電流Ioの実効値を低下させることがで
き、昇圧回路4に電力が供給されていない間にVCO
(電圧制御発振器)の周波数が変化しないよう周波数制
御回路3にホールド信号を出力する。
【0088】プルアップ抵抗24および25は、分周回
路9とスイッチングトランジスタのゲート間が電気的接
続されている正常な状態の場合、分周回路9のドライブ
能力を阻害しない様に十分高い抵抗値を設定している。
【0089】このプルアップ抵抗24および25は、分
周回路9とスイッチングトランジスタ7および8のゲー
ト間のいずれか一方の電気的接続が失われた異常な状態
の場合にはそのスイッチングトランジスタをバイアス
し、ヒューズ12に大電流が流れる電流経路を作り出す
ことでヒューズ12を切断し、回路動作を停止する様に
動作する。
【0090】従って、図1に示される本発明に係る圧電
トランスインバータの第1の実施形態によれば、分周回
路9と、スイッチングトランジスタ7、若しくはスイッ
チングトランジスタ8との間において、電気的な接続状
態が失われたとしても、スイッチングトランジスタ7、
若しくはスイッチングトランジスタ8からの発煙等の発
生を防止することができる。
【0091】次に、本発明に係る圧電トランスインバー
タの第2の実施形態について以下に説明する。図2に、
本発明に係る圧電トランスインバータの第2の実施形態
の構成のブロック図を示す。なお、図2に示される各部
材において、図1に示される各部材と同様な構成要素は
同一の符号で示し、その構成、及び動作は、前述の通り
であるので省略する。
【0092】図2に示される本発明に係る圧電トランス
インバータ28bの第2の実施形態と、図1に示される
本発明に係る圧電トランスインバータ28aの第1の実
施形態との相違点は、直流電圧VDDが変動しても一定の
直流電圧を出力する定電圧回路281が付加されてお
り、この出力にプルアップ抵抗24及び25が接続され
る点である。
【0093】図1に示した本発明の第1の実施形態にお
いては、直流電圧VDDの電圧範囲が広い場合、スイッチ
ングトランジスタのゲートをバイアスする電圧が変化す
るが、このバイアス電圧は使用するスイッチングトラン
ジスタのゲート・ソース間電圧の定格内電圧においても
あまり高い電圧を印加すると、スイッチングトランジス
タ7及び8のオン抵抗が非常に小さくなる。
【0094】そこで分周回路9とスイッチングトランジ
スタのゲート間の電気的接続が失われる異常状態の場合
に過大なドレイン電流が流れてしまい、ヒューズ12が
切断するまでの時間でそのスイッチングトランジスタが
発煙等を発生することがある。ゆえに広範囲な直流電圧
DDで動作する圧電トランス駆動回路の場合、直流電圧
DDにプルアップすることは好ましくなく、このスイッ
チングトランジスタのゲート電圧は適切なバイアス値に
設定することが重要である。
【0095】例えば定格1.25[A]の速断型のヒュ
ーズ12と、58[uH]のコイル5およびコイル6
と、スイッチングトランジスタ7およびスイッチングト
ランジスタ8に2SK2111を使用した時、分周回路
9とスイッチングトランジスタのゲート間のいずれか一
方の電気的接続が失われた異常状態の場合に直流電源V
DDが12[V]、プルアップ抵抗が1[MΩ]の場合、
オン抵抗が小さくなり過大なドレイン電流が流れる為、
ヒューズが切断するよりも速くそのスイッチングトラン
ジスタが発煙等するが、直流電源VDDが12[V]、定
電圧回路29の出力が5[V]、プルアップ抵抗が10
0[kΩ]の場合、オン抵抗があまり小さくならず過大
なドレイン電流が流れない為、そのスイッチングトラン
ジスタからの発煙等が発生する以前にヒューズが切断す
ることで安全に回路動作を停止させることが出来る。
【0096】従って、図2に示される発明に係る圧電ト
ランスインバータ28bの第2の実施形態においては、
圧電トランス1を効率よく駆動しかつ汎用性が高く、小
型化、低コスト化を図った広範囲な直流電圧VDDで動作
する圧電トランスインバータであり、定電圧回路281
を設けてこの出力にプルアップすることで、分周回路9
とスイッチングトランジスタのゲート間の電気的接続が
失われる異常状態の場合に、スイッチングトランジスタ
からの発煙等を防止することができる。
【0097】次に、本発明に係る圧電トランスインバー
タの第3の実施形態について以下に説明する。なお、図
3に示される各部材において、図1に示される各部材と
同様な構成要素は同一の符号で示し、その構成、及び動
作の詳細については前述の通りであるので省略する。
【0098】図3に示される本発明に係る圧電トランス
インバータ28cの第3の実施形態において、図1に示
される本発明に係る圧電トランスインバータ28aの第
1の実施形態との相違点は、直流電圧VDDが単一の電圧
を使用している点と、スイッチングトランジスタ7およ
び8のゲートにそれぞれプルダウン抵抗26および27
を接続した点である。
【0099】スイッチングトランジスタに接続したプル
アップ抵抗とプルダウン抵抗による分圧値によりスイッ
チングトランジスタをバイアスすることでも、分周回路
9とスイッチングトランジスタ7および8のゲート間の
いずれか一方の電気的接続が失われた異常状態の場合、
ヒューズ12に大電流が流れる電流経路を作り出し、ス
イッチングトランジスタからの発煙等を防止することが
できる為、直流電圧VDDを単一の電圧で使用している圧
電トランスインバータの場合、プルアップ抵抗のプルア
ップ先を直流電圧VDDまたはヒューズ12に接続するこ
とが可能となり、別途にバイアス用電源(例えば、図2
中の定電圧回路281)の必要がなくなる。
【0100】なお、直流電圧VDDが、プルアップ抵抗と
プルダウン抵抗による分圧値によりスイッチングトラン
ジスタをバイアスしてもヒューズ12に大電流が流れる
電流経路を作り出すことが出来ない程の低電圧の場合
は、図1または図2に示される実施形態を用いる。
【0101】従って、この本発明に係る圧電トランスイ
ンバータの第3の実施形態においても、圧電トランスを
効率よく駆動しかつ汎用性が高く、小型化、低コスト化
を図った広範囲な直流電圧VDDで動作する圧電トランス
駆動回路に関し、分周回路9とスイッチングトランジス
タのゲート間のいずれか一方の電気的接続が失われる異
常状態の場合にスイッチングトランジスタからの発煙等
を防止することができる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分周回路と2つのスイッチングトランジスタのゲートと
の間のどちらか一方の電気的接続が失われた異常状態の
場合に、スイッチングトランジスタのゲートを抵抗にお
いてバイアスし、ヒューズに大電流が流れる電流経路を
作り出し、スイッチングトランジスタから発煙等が発生
する前にヒューズを切断することにより、圧電トランス
を効率よく駆動し、かつ汎用性が高く、小型化、低コス
ト化を図ると共に、スイッチングトランジスタからの発
煙を防止し安全性の向上を図ることが可能な圧電トラン
スインバータを提供することができる。
【0103】また、駆動電圧制御回路により、圧電トラ
ンスの駆動電圧を所定の電圧に制御しているため、広い
入力電圧範囲で、かつ、高い効率で変換電圧を得ること
が可能な圧電トランスインバータを提供することができ
る。
【0104】さらに、第1の抵抗、第2の抵抗、第3の
抵抗、第4の抵抗が、十分に高い抵抗であることから、
分周回路による第1のスイッチングトランジスタ及び第
2のスイッチングトランジスタのドライブ能力が阻害さ
れてしまうことを防止することが可能な圧電トランスイ
ンバータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電トランスインバータの第1の
実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る圧電トランスインバータの第2の
実施形態の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る圧電トランスインバータの第3の
実施形態の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明、及び従来の圧電トランスインバータに
具備される周波数制御回路の構成の一例を示すブロック
図である。
【図5】本発明、及び従来の圧電トランスインバータに
具備される駆動電圧制御回路の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明、及び従来の圧電トランスインバータに
具備される調光回路の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明、及び従来の圧電トランスインバータの
動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明、及び従来の圧電トランスインバータの
動作の周波数−昇圧比特性を示すグラフである。
【図9】本発明、及び従来のスイッチングトランジスタ
の構成を示す概念図である。
【図10】従来の圧電トランスインバータの構成を示す
ブロック図である。
【図11】図10に示される圧電トランスインバータの
動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 圧電トランス 2 負荷 3 周波数制御回路 4 昇圧回路 5 コイル 6 コイル 7 スイッチングトランジスタ 8 スイッチングトランジスタ 9 分周回路 10 駆動電圧制御回路 11 調光回路 12 ヒューズ 13 電流電圧変換回路 14 整流回路 15 比較器 16 積分回路 17 比較器 18 VCO 19 比較器 20 分圧整流回路 21 スイッチングトランジスタ 22 三角波発振回路 23 比較器 24 プルアップ抵抗 25 プルアップ抵抗 26 プルダウン抵抗 27 プルダウン抵抗 28a、28b、28c 圧電トランスインバータ 281 定電圧回路 29 圧電トランスインバータ 30 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/42 - 7/98 H02M 3/00 - 3/44 G02F 1/133 H05B 41/24 - 41/282 H05B 41/30 - 43/02

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電効果を利用して、一次側電極から入
    力した電圧を交流電圧として二次側電極に出力する圧電
    トランスと、 一端が前記圧電トランスの一次側電極の一方に接続され
    た第1のコイル及び一端が前記圧電トランスの一次側電
    極の一方に接続された第1の電界効果トランジスタと、
    一端が前記圧電トランスの一次側電極の他方に接続され
    た第2のコイル及び一端が前記圧電トランスの一次側電
    極の他方に接続された第2の電界効果トランジスタと、
    前記第1の電界効果トランジスタ、及び第2の電界効果
    トランジスタのそれぞれを交互に駆動させるためのゲー
    ト信号を出力する分周回路とを備えた昇圧手段とを有す
    る圧電トランスインバータにおいて、 一端が前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続
    され、他端がヒューズ、または直流電源に接続された第
    1の抵抗と、 一端が前記第2の電界効果トランジスタのゲートに接続
    され、他端が前記ヒューズ、または直流電源に接続され
    た第2の抵抗とを有することを特徴とする圧電トランス
    インバータ。
  2. 【請求項2】 前記第1のコイルの他端、及び前記第2
    のコイルの他端が接続された第3のスイッチングトラン
    ジスタと、 前記第3のスイッチングトランジスタのドレイン端子と
    グランド間に接続されたダイオードとを有し、 前記第3のスイッチングトランジスタのON、OFFを
    制御することにより、前記圧電トランスの駆動電圧を所
    定の電圧に制御する駆動電圧制御回路を有することを特
    徴とする請求項1記載の圧電トランスインバータ。
  3. 【請求項3】 前記第1の抵抗、及び第2の抵抗が、前
    記分周回路による前記第1の電界効果トランジスタ及び
    第2の電界効果トランジスタのドライブ能力を阻害しな
    いような十分に高い抵抗であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の圧電トランスインバータ。
  4. 【請求項4】 圧電効果を利用して、一次側電極から入
    力した電圧を交流電圧として二次側電極に出力する圧電
    トランスと、 一端が前記圧電トランスの一次側電極の一方に接続され
    た第1のコイル及び一端が前記圧電トランスの一次側電
    極の一方に接続された第1の電界効果トランジスタと、
    一端が前記圧電トランスの一次側電極の他方に接続され
    た第2のコイル及び一端が前記圧電トランスの一次側電
    極の他方に接続された第2の電界効果トランジスタと、
    前記第1の電界効果トランジスタ、及び第2の電界効果
    トランジスタのそれぞれを交互に駆動させるためのゲー
    ト信号を出力する分周回路とを備えた昇圧手段とを有す
    る圧電トランスインバータにおいて、 一定の直流電圧を出力する定電圧回路と、 一端が前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続
    され、他端が前記定電圧回路に接続された第1の抵抗
    と、 一端が前記第2の電界効果トランジスタのゲートに接続
    され、他端が前記定電圧回路に接続された第2の抵抗と
    を有することを特徴とする圧電トランスインバータ。
  5. 【請求項5】 前記第1のコイルの他端、及び前記第2
    のコイルの他端が接続された第3のスイッチングトラン
    ジスタと、 前記第3のスイッチングトランジスタのドレイン端子と
    グランド間に接続されたダイオードとを有し、 前記第3のスイッチングトランジスタのON、OFFを
    制御することにより、前記圧電トランスの駆動電圧を所
    定の電圧に制御する駆動電圧制御回路を有することを特
    徴とする請求項4記載の圧電トランスインバータ。
  6. 【請求項6】 前記第1の抵抗、及び第2の抵抗が、前
    記分周回路による前記第1の電界効果トランジスタ及び
    第2のト電界効果ランジスタのドライブ能力を阻害しな
    いような十分に高い抵抗であることを特徴とする請求項
    4又は5に記載の圧電トランスインバータ。
  7. 【請求項7】 圧電効果を利用して、一次側電極から入
    力した電圧を交流電圧として二次側電極に出力する圧電
    トランスと、 一端が前記圧電トランスの一次側電極の一方に接続され
    た第1のコイル及び一端が前記圧電トランスの一次側電
    極の一方に接続された第1の電界効果トランジスタと、
    一端が前記圧電トランスの一次側電極の他方に接続され
    た第2のコイル及び一端が前記圧電トランスの一次側電
    極の他方に接続された第2の電界効果トランジスタと、
    前記第1の電界効果トランジスタ、及び第2の電界効果
    トランジスタのそれぞれを交互に駆動させるためのゲー
    ト信号を出力する分周回路とを備えた昇圧手段とを有す
    る圧電トランスインバータにおいて、 一端が前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続
    され、他端がヒューズ、または直流電源に接続された第
    1の抵抗と、 一端が前記第2の電界効果トランジスタのゲートに接続
    され、他端が前記ヒューズ、または直流電源に接続され
    た第2の抵抗と、 一端が前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続
    され、他端が接地された第3の抵抗と、 一端が前記第2の電界効果トランジスタのゲートに接続
    され、他端が接地された第4の抵抗とを有することを特
    徴とする圧電トランスインバータ。
  8. 【請求項8】 前記第1のコイルの他端、及び前記第2
    のコイルの他端が接続された第3のスイッチングトラン
    ジスタと、 前記第3のスイッチングトランジスタのドレイン端子と
    グランド間に接続されたダイオードとを有し、 前記第3のスイッチングトランジスタのON、OFFを
    制御することにより、前記圧電トランスの駆動電圧を所
    定の電圧に制御する駆動電圧制御回路を有することを特
    徴とする請求項7記載の圧電トランスインバータ。
  9. 【請求項9】 前記第1の抵抗、前記第2の抵抗、前記
    第3の抵抗、前記第4の抵抗が、 前記分周回路による前記第1の電界効果トランジスタ及
    び第2の電界効果トランジスタのドライブ能力を阻害し
    ないような十分に高い抵抗であることを特徴とする請求
    項7又は8に記載の圧電トランスインバータ。
  10. 【請求項10】 分周回路から出力された信号を2つの
    電界効果トランジスタのそれぞれのゲートに入力させて
    圧電トランスを駆動することにより、変換した電圧を取
    り出す圧電トランスインバータにおいて、 前記分周回路と、前記2つの電界効果トランジスタのい
    ずれか一方のゲートとの電気的接続が失われる異常状態
    が発生した場合に、 前記電界効果トランジスタをバイアスしてヒューズに電
    流を流して、該ヒューズを溶断することにより、前記
    界効果トランジスタからの発煙を防止することを特徴と
    する圧電トランスインバータ。
  11. 【請求項11】 前記ヒューズに電流を流すために、 前記2つの電界効果トランジスタのそれぞれが、一端が
    前記電界効果トランジスタのゲートに接続され、他端が
    前記ヒューズ、または直流電源に接続された抵抗を有す
    ることを特徴とする請求項10記載の圧電トランスイン
    バータ。
  12. 【請求項12】 前記ヒューズに電流を流すために、 前記2つの電界効果トランジスタのそれぞれが、 一端が前記電界効果トランジスタのゲートに接続され、
    他端が、一定の直流電圧を供給する定電圧回路に接続さ
    れた抵抗を有し、 該定電圧回路が、前記ヒューズまたは直流電源と接続さ
    れていることを特徴とする請求項10記載の圧電トラン
    スインバータ。
  13. 【請求項13】 前記ヒューズに電流を流すために、 前記2つのトランジスタのそれぞれが、 一端が前記電界効果トランジスタのゲートに接続され、
    他端が前記ヒューズ、または直流電源に接続された第1
    の抵抗と、 一端が前記電界効果トランジスタのゲートに接続され、
    他端が接地された第2の抵抗とを有することを特徴とす
    る請求項10記載の圧電トランスインバータ。
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