JP3289298B2 - ツールのチャック構造 - Google Patents

ツールのチャック構造

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JP3289298B2 JP00857992A JP857992A JP3289298B2 JP 3289298 B2 JP3289298 B2 JP 3289298B2 JP 00857992 A JP00857992 A JP 00857992A JP 857992 A JP857992 A JP 857992A JP 3289298 B2 JP3289298 B2 JP 3289298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ツールのチャック構
造、詳しくは主として縦形ブローチ盤の引抜きブローチ
に用いるチャック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来縦形ブローチ盤は、ツールホルダー
に多数の切刃を固定したブローチを用い、該ブローチの
前記ツールホルダーの基端側を上部チャック装置を介し
て上部シリンダ装置に連動させると共に、先端(引張
端)側を下部チャック装置を介して下部シリンダ装置に
連動させ、これら上下部シリンダ装置の動作により前記
ツールホルダーを下方に引張り、前記切刃によりワーク
の引抜きによる切削加工を行うようにしているが、特に
前記ツールホルダーの先端側(引張端)をチャックする
チャック装置には、切粉などが混入した切削液が流下す
ることから、図8に示した構造となっている。
【0003】即ち、図8に示したブローチ盤ツールのチ
ャック構造は、前記ツールを構成するツールホルダーA
の先端部を受入れる保持孔BをもったチャックボディC
に、前記ツールホルダーAの先端部に設けるツール頭部
aを係止し、前記ツールホルダーAの保持孔Bへの受入
量を規制するストッパーSを設けると共に、このストッ
パーSの上方部に前記保持孔Bに対し出入し、前記保持
孔Bへの進入時に、前記ツールホルダーAの先端部に設
けるネック部bに係合するチャック爪Pを摺動自由に保
持し、また、前記チャックボディCの上部に前記チャッ
ク爪Pの背面に係合して該チャック爪Pを進出させる筒
状のカム部材Dを前記チャックボディCに沿って上下移
動可能に支持して構成している。
【0004】しかも、以上の構成において、前記保持孔
Bは、ツールホルダーAが密接状に、つまり、前記保持
孔BとツールホルダーAとの隙間に前記切削液が侵入し
ないような内径に形成して前記ツールホルダーAを密接
状に嵌合させると共に、前記チャック爪Pを摺動自由に
保持する横孔Eも、該横孔Eとチャック爪Pとの摺動隙
間に前記切削液が侵入しないように形成して、前記チャ
ック爪Pを密接状に嵌合させており、また、前記チャッ
クボディCに沿って上下移動する前記カム部材Dも、該
カム部材Dの内周面と前記チャックボディCの外周面と
の移動隙間に前記切削液が侵入しないように前記内周面
を形成して前記チャックボディCに密接状に嵌合させて
いる。
【0005】そして、前記チャック爪Pには、該チャッ
ク爪Pが前記保持孔Bに対し進出するとき、つまり、前
記ネック部bに係合するとき、前記チャック爪Pの背面
側室が負圧になって、該チャック爪Pの進出移動が阻害
されるのを防ぐための均圧孔Fを形成しているのであ
る。
【0006】尚、以上の構成において、前記カム部材D
には当たりGをもった鍔Hを一体に設けると共に、前記
カム部材DとチャックボディCとの間に、前記カム部材
Dを上向きに付勢するスプリングKを介装しており、前
記チャックボディCの上動時、前記当たりGが静止側部
材Mのストッパ面Nに接触することにより前記カム部材
Dの移動を止め、該カム部材Dを前記スプリングKに抗
して前記チャックボディCに対し相対的に下動させ、前
記チャック爪Pの前記ネック部bへの係合を解除して前
記ツールホルダーAの前記チャックボディCからの離脱
を可能とし、また、前記チャックボディCの下動時、前
記スプリングKの付勢力で前記カム部材Dを前記チャッ
クボディCに対し相対的に上動させ、該カム部材Dのカ
ム面で前記チャック爪Pを進出させて前記ネック部bに
係合させ、前記ツールホルダーAをチャックボディCに
チャックし、前記チャックボディCの下動に前記ツール
ホルダーAを追従させて、ワークの加工を行うようにし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上如く構成す
るチャック構造において、前記チャックボディCの保持
孔BとツールホルダーAとの隙間は、前記切削液が侵入
しないような隙間になっているが、隙間がある以上前記
切粉などの異物が混入した切削液は、前記隙間を介して
前記ネック部bの周りに侵入するし、また、前記ネック
部b側に侵入した切削液は該ネック部bの周りに滞留す
ることになるのである。
【0008】そして、前記チャック爪Pには前記均圧孔
Fが設けられているため、前記ネック部bの周りに侵入
して滞留する切削液は前記均圧孔Fを介して前記チャッ
ク爪Pの背面側室Yに廻りこみ前記背面側室Yにおいて
も前記切削液に混入する切粉等の異物が滞留するのであ
って、その一部が前記チャック爪Pと横孔Eとの間の摺
動隙間に侵入することになるのてある。
【0009】このため前記チャック爪Pの摺動が悪くな
り、該チャック爪Pの摺動不良が生じチャックミスを犯
す問題が発生するのである。従って、チャックミスが生
じた場合、ワークの加工設備の運転を停止して洗浄等の
保守をする必要があり、また、保守時間も長時間必要と
なるため、設備の嫁動率が低下し、生産性をあげられな
い問題があった。
【0010】本発明の目的は、チャック爪の移動不良に
よるチャックミスをなくし、加工設備の嫁動率を向上さ
せ、生産性を向上できるようにする点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、先端部にネック部2aとツール頭部2b
とをもった例えばブローチ盤ツールのチャック構造にお
いて、前記ツールの先端部を受入れる保持孔11と、前
記ツール頭部2bを係止する係止面19aをもち、前記
保持孔11への前記ツールの受入量を規制するストッパ
ー19とを設け、上下動可能に支持されるチャックボデ
ィ10と、該チャックボディ10に、前記保持孔11に
対し出入可能に保持され、前記保持孔11への進入時前
記ネック部2aに係合するチャック爪20と、前記チャ
ックボディ10に沿って上下移動可能に支持され、内部
に前記チャック爪20の背面と係合するカム面15aを
もった背面室15bを設け、前記チャック爪20を進出
させる筒状のカム部材15とを備えると共に、前記カム
部材15に前記背面室15bを大気に開放する均圧通路
24を設け、前記ネック部2aの周りと、前記保持孔1
1における前記係止面19aの下方側との間に、前記ネ
ック部2aの周りを下向きに開放する液抜き通路25を
設けたのである。
【0012】
【作用】前記ツールによるワークの加工部に、主として
油から成る切削液が供給され、この切削液に切削加工に
より生ずる切粉などの異物が混入し、斯く切粉等が混入
した切削液が前記保持孔11と、該保持孔11に受入れ
られてチャックされるツールとの間の隙間に侵入し、こ
の隙間から該ネック部2aの周りに侵入してもこの侵入
液は、滞留することなく前記液抜き通路25を介して保
持孔11の下方に流出させられるのであり、また、前記
チャック爪20には従来例のような均圧孔を設けずに、
前記カム部材15に均圧通路24を設けているから、従
来例のように前記ネック部2aの周りから切削液が均圧
孔を介してチャック爪の背面室15bに廻り込むことは
ないし、また、前記カム部材15とチャックボディ10
との間の移動隙間から前記背面室15bに切削液が侵入
しても、前記均圧通路24を介して大気に排出されて、
前記背面室15bにも滞留しないのであって、前記チャ
ック爪20と、該チャック爪20が出入りする横孔など
の移動経路内面との隙間に前記切削液が侵入するのを回
避できるのである。
【0013】従って、前記均圧通路24により前記背面
室15bが負圧になるのをなくし、前記チャック爪20
の移動を円滑にできながら、前記チャック爪20とその
移動経路内面との間に侵入する切粉などの異物によるチ
ャックミスも回避でき、チャックミスによる加工設備の
嫁動率低下を防止でき、生産性を向上できるのである。
【0014】
【実施例】図1〜図5に示した実施例は縦形ブローチ盤
におけるブローチのチャック構造であって、前記ブロー
チ1は、ツールホルダー2と該ホルダー2に保持される
多数の切刃3とから成り、前記ツールホルダー2の先端
部即ち、引張端部には、ネック部2aと上下両側に傾斜
面をもったツール頭部2bとを設けている。
【0015】また、前記ツールホルダー2をチャックす
るチャックボディ10は、上下に貫通する保持孔11を
もち、その下端部を、図示していないが下部に設ける油
圧シリンダ装置に連動させて上下動可能に支持してお
り、また、このチャックボディ10の上部には、ストッ
パ面12をもった静止部材13が配設されている。ま
た、前記チャックボディ10の上端部には、後記するカ
ム部材15より大径とし、該カム部材15とチャックボ
ディ10との間の隙間に切粉等の異物が混入した切削液
が侵入するのを防止する侵入防止傘16を設け、この傘
16には、該傘16で受止める前記切削液を前記カム部
材15の径方向外方に案内するガイドキャップ17を取
付けている。
【0016】そして、前記チャックボディ10の上部に
は、前記保持孔11に開口する横孔18を放射状に複数
個設けると共に、これら横孔18の下方側には、前記保
持孔11に受入れる前記ツールホルダー2のツール頭部
2bを係止する係止面19aをもち、前記ツールホルダ
ー2の保持孔11への受入量を規制するストッパー19
を設けている。
【0017】このストッパー19は、前記チャックボデ
ィ10と一体に形成してもよいが、主として別部材とし
て圧入等により嵌合するのであって、その上面に、前記
ツール頭部2bの傾斜状下面を係止する傾斜状の係止面
19aを設けており、この係止面19aによる前記ツー
ル頭部2bの係止により、前記ネック部2aが、前記横
孔18の形成位置に位置づけられるのである。また、前
記横孔18には、前面にテーパー面をもったチャック爪
20をそれぞれ前記保持孔11に対し出入可能に保持し
ており、前記チャック爪20の進出で前記ネック部2a
に係合し、この係合により前記チャックボディ10に前
記ツールホルダー2をチャックするようになっている。
【0018】また、前記チャックボディ10の上部に
は、内部に前記チャック爪20の背面と係合するカム面
15aをもった背面室15bを設け、前記チャック爪2
0を保持孔11に対し進出させる筒状のカム部材15
を、前記チャックボディ10に沿って上下移動可能に支
持すると共に、このカム部材15と前記チャックボディ
10との間に、前記カム部材15を上向きに付勢するス
プリング21を介装するのである。
【0019】前記カム部材15は、前記背面室15を挟
んで上下に前記チャックボディ10の外周面と摺接する
摺接内面を備えると共に、外面には、前記静止部材13
に設けるストッパー面12に当接する当たり22をもっ
た鍔23を設けており、この鍔23の形成部位より下方
には、前記背面室15bを大気、詳しくは、前記チャッ
クボディ10より下方に設ける切削液タンク(図示せ
ず)に開放する均圧通路24を設けている。
【0020】そして、前記ネック部2aの周りと前記保
持孔11における係止面19aとの間には、前記ネック
部2aの周りを下向きに開放する液抜き通路25を設け
るのである。
【0021】図1乃至図5に示した実施例では、前記ツ
ールホルダー2のツール頭部2bを、図2に示したよう
に2面カットしてカット部4を設け、前記ツール頭部2
bを前記係止面19aに係止したとき、前記カット部4
とチャックボディ10の保持孔11内周面との間に第1
通路25aを設けると共に、前記ストッパー19も、図
3に示したように2面カットしてカット部26を形成
し、このカット部26と前記チャックボディ10の保持
孔11内周面との間に前記第1通路25aに連続する第
2通路25bを形成し、更に前記チャックボディ10に
おいて前記ストッパー19を受止める受止段27の内側
を斜断して前記第2通路25bの下端部を前記保持孔1
1に連通するように形成している。
【0022】尚、前記受止段27の斜断は、前記ストッ
パー19のカット部26に対応して部分的に設けてもよ
いが、全周面を斜断してもよい。この場合、前記ストッ
パー19の受止段27による受止面積は減少するが、前
記カット部26以外の全周にわたり前記受止段27で受
止められるから、受止強度が低下することはない。
【0023】しかして以上の構成において、前記チャッ
クボディ10にツールホルダー2をチャッキングするに
は、前記チャックボディ10を上動させ、前記ツールホ
ルダー2を、上部の油圧シリンダ(図示せず)の動作で
下動させ、その先端部を前記チャックボディ10の保持
孔11に、前記ツール頭部2bが前記ストッパー19の
係止面19aに係止されるまで挿入するのである。
【0024】この場合、前記チャックボディ10は、図
1に示したように上動させておき、前記当たり22を前
記静止部材13のストッパー面12に接触させ、前記カ
ム部材15を前記スプリング21に抗して前記チャック
ボディ10に対し相対的に下動させるのであって、この
下動により前記チャック爪20は、前記カム部材15に
よるバックアップが解除され進入位置から後退位置まで
自由に摺動できるようにするのである。
【0025】従って、前記ツールホルダー2の挿入で前
記チャック爪20は後退し、前記頭部2bが前記係止面
19aに係止した位置で前記ネック部2bが後退したチ
ャック爪20に対向することになる。
【0026】この状態で前記チャックボディ10を下動
させるのであって、この下動により前記スプリング21
の作用でカム部材15がチャックボディ10に対し相対
的に上動し、前記カム部材15のカム面15aにより前
記チャック爪20を進出させ、図5に示した位置で前記
チャック爪20の背面をバックアップするのであり、そ
の後は前記チャックボディ10の下動と共にカム部材1
5も下動し、前記チャック爪20によるネック部2aと
の係合が維持された状態で前記ツールホルダー2が下動
し、該ツールホルダー2に保持する多数の切刃3の引抜
きで例えばロータリー圧縮機におけるシリンダのブレー
ド溝の切削加工を行うのである。
【0027】また、この切削加工時、加工部には前記静
止部材13の液供給路13aから、主として油から成る
切削液か供給されるのであって、この切削液は切削によ
り生ずる切粉などの異物と共に下方に落下するのであ
り、斯く流下する切粉などの異物が混入した切削液の大
半は前記傘16及びガイドキャップ17を介して前記チ
ャックボディ10の外側から下方に設ける切削液タンク
に排出されるのであるが、一部の切削液は、前記保持孔
11とツールホルダー2との間の隙間から前記ネック部
2aの周りの空間部や、カム部材15の摺接面とチャッ
クボディ10の外周面との間の隙間から前記背面室15
bに前記異物を伴って侵入することになる。
【0028】所が、前記ネック部2aの周りは、前記液
抜き通路25を介して下方に開放しているから、前記ネ
ック部2aの周りに侵入した前記切削液は前記空間部に
滞留することなく下方に排出されるし、また、前記背面
室15bは、前記均圧通路24を介して大気に開放して
いるので、前記背面室15bに侵入した前記切削液も外
部に排出されることになるのである。この結果、前記チ
ャック爪20と横孔18との間の隙間には前記切削液が
侵入することが少なくなり、前記隙間に侵入する前記切
削液中の切粉により前記チャック爪20の摺動が阻害さ
れるのを有効に防止できるのである。このため、前記チ
ャック爪20の摺動不良によるチャックミスを防止でき
るのであって、チャックミスによるブローチ盤の嫁動率
が低下するのを防止でき、その嫁動率が向上し、生産性
を上げることができるのである。
【0029】以上説明した実施例は、前記ツール頭部2
b及びストッパー19を2面カットしてそれぞれカット
部4,26とし、これらカット部4,26により前記液
抜き通路25を形成したが、図6に示したように前記チ
ャックボディ10の保持孔内周面に、切溝28を設けて
前記液抜き通路25を形成してもよいし、また、図7に
示したように前記ストッパー19の係止面19aに切溝
を設けて前記液抜き通路25の第2通路25bを形成し
てもよい。
【0030】また、前記均圧通路24は図1及び図4に
示したように均圧孔により形成してもよいが、前記カム
部材15の下方側摺接面に切溝を設けて形成してもよ
い。
【0031】更に、以上の実施例は縦形ブローチ盤のブ
ローチをチャックするチャック構造で説明したが、ブロ
ーチ以外のツールをチャックする場合にも適用できる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上のように、先端部にネック
部2aとツール頭部2bとをもった主としてブローチの
チャック構造において、前記ツールの先端部を受入れる
保持孔11と、前記ツール頭部2bを係止する係止面1
9aをもち、前記保持孔11への前記ツールの受入量を
規制するストッパーー19とを設け、上下動可能に支持
されるチャックボディ10と、該チャックボディ10
に、前記保持孔11に対し出入可能に保持され、前記保
持孔11への進入時前記ネック部2aに係合するチャッ
ク爪20と、前記チャックボディ10に沿って上下移動
可能に支持され、内部に前記チャック爪20の背面と係
合するカム面15aをもった背面室15bを設け、前記
チャック爪20を進出させる筒状のカム部材15とを備
えると共に、前記カム部材15に前記背面室15bを大
気に開放する均圧通路24を設け、前記ネック部2aの
周りと、前記保持孔11における前記係止面19aの下
方側との間に、前記ネック部2aの周りを下向きに開放
する液抜き通路25を設けたのであるから、切粉などの
異物が混入した切削液などの作動液が前記保持孔11と
該保持孔11に受入れるツールとの間の隙間から前記ネ
ック部2aの周りに侵入しても、前記液抜き通路25に
より下方に排出させれるし、また、前記チャック爪20
の背面室15bに前記切削液などの作動液が侵入しても
前記均圧通路24を介して外部に排出させられるのであ
る。
【0033】従って、前記チャック爪20と該チャック
爪20が出入りする移動経路内面との隙間に前記動作液
が侵入するのを回避できるのであって、前記均圧通路2
4によりチャック爪20の移動を円滑にできながら、チ
ャックミスを回避でき、チャックミスによる加工設備の
嫁動率が低下するのを防止できるのであり、嫁動率が向
上し、生産性を向上することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明チャック構造の一実施例を示す要部の断
面図。
【図2】図1のA−A線における断面図。
【図3】図1のB−B線における断面図。
【図4】図1に示した実施例の液抜き通路を説明する部
分拡大断面図。
【図5】図1に示した実施例の作動を説明する断面図。
【図6】液抜き通路の第2実施例を示す図4に対応した
部分拡大断面図。
【図7】液抜き通路の第3実施例を示す図4に対応した
部分拡大断面図。
【図8】従来例を示す要部の断面図。
【符号の説明】
1 ブローチ 2 ツールホルダー 2a ネック部 2b ツール頭部 10 チャックボディ 11 保持孔 15 カム部材 15a カム面 15b 背面室 19 ストッパー 19a 係止面 20 チャック爪 24 均圧通路 25 液抜き通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 31/107 B23B 31/00 B23D 41/04 B23Q 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部にネック部2aとツール頭部2b
    とをもったツールのチャック構造であって、前記ツール
    の先端部を受入れる保持孔11と、前記ツール頭部2b
    を係止する係止面19aをもち、前記保持孔11への前
    記ツールの受入量を規制するストッパー19とを設け、
    上下動可能に支持されるチャックボディ10と、該チャ
    ックボディ10に、前記保持孔11に対し出入可能に保
    持され、前記保持孔11への進入時前記ネック部2aに
    係合するチャック爪20と、前記チャックボディ10に
    沿って上下移動可能に支持され、内部に前記チャック爪
    20の背面と係合するカム面15aをもった背面室15
    bを設け、前記チャック爪20を進出させる筒状のカム
    部材15とを備えると共に、前記カム部材15に前記背
    面室15bを大気に開放する均圧通路24を設け、前記
    ネック部2aの周りと、前記保持孔11における前記係
    止面19aの下方側との間に、前記ネック部2aの周り
    を下向きに開放する液抜き通路25を設けていることを
    特徴とするツールのチャック構造。
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