JP3288914B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3288914B2
JP3288914B2 JP35260495A JP35260495A JP3288914B2 JP 3288914 B2 JP3288914 B2 JP 3288914B2 JP 35260495 A JP35260495 A JP 35260495A JP 35260495 A JP35260495 A JP 35260495A JP 3288914 B2 JP3288914 B2 JP 3288914B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体上に画像を
形成して、形成した画像を、中間転写体に転写する画像
形成装置、特に中間転写体、感光体の合理的位置関係を
考慮した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、カラー画像を形成するため
に、感光ドラムと現像器をそれぞれ4個ずつ用意して構
成する装置が知られているが、これは装置が大型化する
とともにコストがアップするという問題がある。一方、
1個の感光ドラムに移動式現像器を用いて各所望の色を
現像する毎にその現像器が感光ドラムに接近、離間をさ
せる方式も存在するが、この方式は小型化になる反面、
画像の位置ずれを防止する設定作業、制御等が複雑とな
る。
【0003】また、シート状転写体を筒状に包囲して円
筒状の中間転写ドラムを構成し、該ドラムの内部に一次
転写ローラ、バックアップローラ等を設けた装置は、特
開平6ー161292号公報において知られている。前
記したシート状転写体を筒状に包囲して円筒状の中間転
写ドラムを製造するには、シート状転写体を直接筒状に
成形して、該円筒状シート体を、中空の回転軸両端に設
けた円形のフランジに嵌合して形成する方法が考えられ
るが、これは中間転写体ドラムの外径に適合して円筒状
シートを製作しなければならず、また、それ専用の装置
を製造しなければならず、高度な技術を必要とするとと
もに、コストが上昇するという問題がある。
【0004】したがって、シート状転写体を帯状に成形
して、長方形状に切断して、その端部を支持部材により
固設して中間転写体ドラムを製造すると、異なった円筒
形状の中間転写ドラムに対応することができ、設計の自
由度が増し、コストの上昇を押さえることができる。
【0005】ところが、前記従来技術に開示された一次
転写ローラ、バックアップローラ等は、前記転写ドラム
の回転中心から放射方向に植設した軸の先端に各ローラ
を回動自在に配置し、シート状転写体を押圧するもので
あり、シート端部の継ぎ目に前記した支持部材が位置し
ていると、前記各ローラが支持部材に接触することとな
り、該ローラを変形させ画像形成に悪影響を及ぼした
り、各ローラの耐久性を低下させるという問題がある。
したがって、本願出願人は本願出願に先立って、各ロー
ラを前記支持部材に接触させないために、中間転写シー
トの回転とともに前記支持部材がローラに接近すると、
該ローラを前記支持部材から離間させる機構を出願した
(特願平7ー214212号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記支
持部材の接近により、前記各ローラの1つが中間転写シ
ートの内面から離間すると、中間転写シートは、その部
分の内面から押圧がなくなり、その部分の円形状が崩れ
て振動を起こす。また、前記支持部材が通過し、ローラ
が中間転写シートの押圧状態に復帰したときに該ローラ
と共に振動する。これは、感光ドラムは固定され、中間
転写シートはフレキシブルに変形可能な転写体であるた
めである。そのために、前記支持部材が前記感光ドラム
下を通過しないときに、前記感光ドラムから中間転写シ
ートに転写する必要がある。
【0007】一方、複数の色を重ねて画像形成する場合
は、色ズレのバラツキを防止しなければならない。この
バラツキが起こるとコントラストの悪い画像が形成され
るとともに、色再現性が低下する。これを防止するには
感光ドラムと中間転写シートの送り量を一定に同期する
ことであるが、両者をギア連結させ、両者のバックラッ
シュを排除するという公知の方法を用いることにより解
決される。したがって、感光ドラム上の露光位置を電気
的に正確に制御しておけば、機械的誤差を排除して、電
気的制御誤差範囲に画像ズレを押さえることができる。
【0008】しかしながら、従来は、この電気的制御の
ためのイニシャル信号は、感光ドラム及び中間転写体を
駆動するモータの制御クロックもしくは、モータの回転
パルス数を基本として発生し、言い換えればモータの回
転数を用いて各部の電気的制御をおこなっていた。
【0009】そして、該モータから感光ドラム及び中間
転写体へは、前記モータを高精度のステップモータとし
て、そのモータの出力軸に設けたギアから連結すれば、
少ないギアのバックラッシュ防止対策をおこなえばよい
が、その場合は、モータが大型化するとともに、コスト
が上昇するという問題があり、小型モータを用い、減速
ギアを介して感光ドラム及び中間転写体に駆動力が伝達
される構成が採用されている。したがって、減速ギア列
を介してモータから感光ドラム及び中間転写体に連結し
ているために、前記イニシャル信号のみでは前記モータ
が所定数回転したとしても、かならずしも感光ドラムの
露光位置を正確に合わせることは困難である。
【0010】また、カラー画像の形成においては、感光
ドラム上の露光位置の制御のみでなく、感光ドラムに対
応する複数の現像器を交互に交換して制御しなければな
らず、すなわち、現像スリーブの回転、及びバイアス電
圧の印加、帯電等諸操作のタイミングをスムーズに行う
必要がある。これが適正に行われないと、高バイアス電
圧によりキャリア引きによる画像不良、トナーによる機
内汚染等が発生する。したがって、前記感光ドラム、現
像器、中間転写体等の諸操作をタイミングよく行うとと
もに、前記諸操作のタイムラグ等を考慮した電気的及び
機械的構成を採用することが望まれる。
【0011】本発明は上述の事情に鑑み成されたもの
で、本発明の目的は、中間転写体、感光ドラム及び制御
信号発生手段等の合理的な位置関係を有した画像形成装
置を提供することである。また、本発明の他の目的は、
装置が小型化するとともに、製造コストを下げる画像形
成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、露光手段によ
り感光体上に光が照射されて形成された潜像にトナーを
付着させてトナー像を形成し、該トナー像を、画像転写
可能部と画像転写不能部とを設けてなる中間転写体に転
写するように構成した画像形成装置において、 検知信号
に基づき生成される前記中間転写体上の該転写開始基準
位置から転写位置までの周面(以下、転写前移動域)の
距離をWとし、前記中間転写体上の前記画像転写不能部
の周面距離をQとして、該Qと前記Wとの関係をQ≦W
と設定し、前記画像転写不能部を前記転写前移動域内に
設けることを第1の要旨とする。 本発明のように、画像
転写不能部を前記転写前移動域内に設けて構成し、Q≦
Wと設定すると、中間転写体上のK0点から時計方向回
転でK1点にいたる周面距離を記録媒体の走行方向にお
ける記録距離Xとして用いることができ、小型な画像形
成装置を提供できる。
【0013】また、本発明は前記中間転写体の画像転写
可能部をシート体で形成し、内部から該シート体に押圧
接離可能に複数のローラを配置し、前記画像転写不能部
には前記シート体端部が固持されるとともに、前記中間
転写体の回動によって前記複数のローラを順次接離する
カム部材を配設して構成することを第2の要旨とする。
即ち具体的には図6に示すように、中間転写シート26
の端部を固定する支持体に設けられたカム35は、バッ
クアップローラ58A〜58D、バックアップ補助ロー
ラ57A、57B、第1転写ローラ59A、59B等の
各ローラの中間転写シート26への押圧を中間転写体1
1の回動によって順次解除し、前記支持体への前記ロー
ラへの接触を防止する。 したがって、前記カム35によ
り前記ローラによる中間転写シート26への押圧が解除
される区域である中間転写体の周面距離Qに対応する部
分は画像転写不能部を形成する。 このように構成する
と、前記中間転写体上の前記画像転写不能部を前記転写
前移動域内に設けているので、前記画像転写不能部に設
けられたカム部材により、複数のローラの中間転写シー
トとの接触・離反を制御するのにかかわらず、中間転写
体を大型化することもなく、小型な画像形成装置を提供
することができる。
【0014】更に本発明は、前記中間転写体を1回転ご
とに検知する回転検知手段を設け、 前記回転検知手段の
検知信号に基づいて前記露光手段による、前記感光体へ
光が照射されるように構成し、 前記感光体の露光位置か
ら前記中間転写体へトナー像が転写される転写位置まで
の周面距離をV、 前記検知信号が発生した際に基準とな
る転写開始基準位置を前記中間転写体上に設け、該転写
開始基準位置から前記転写位置までの周面(以下、転写
前移動域)の距離をW、 記録媒体の最大記録領域長に対
応する中間転写体周面距離X、 前記中間転写体の半径を
Rとすると、 前記V、W、Xの関係を、「V<W≦2π
R−X」と構成するのがよい。
【0015】図1に示すように、時計方向に回動する中
間転写体11が図示の位置に来たとき信号発生手段(O
Dセンサ)69が、パルス信号を発生する。 この信号を
受けて、現像器1の現像スリーブ用モータは、回転を始
め、感光ドラム9Aを帯電し、中間転写体11は、時計
方向に回動を続け、所定のタイムラグTの後にK1点が
K2点の位置に到達したときに、レーザAの照射を始
め、現像器1にバイアス電圧が印加される。 したがっ
て、中間転写体に転写される感光体上の潜像形成が中間
転写体の1回転ごとに検知する回転検知信号に基づいて
前記タイムラグT後に行われるので、その潜像の形成位
置に前記転写開始基準位置を正確に対応させることがで
きる。 そして、感光ドラム9A上のK4−K0間の周面
距離Vが、中間転写体11上のK2−K0間の周面距離
V′と等しければ、感光ドラム9Aが反時計方向に回転
し、レーザAの照射位置K4の点がK0の点まで回動し
たときに、中間転写体11上のK2の位置はK0の位置
に一致する。 したがって、前記感光体の露光位置から前
記中間転写体へトナー像が転写される転写位置までの周
面距離をVと、前記検知信号が発生した際に基準となる
転写開始基準位置を前記中間転写体上に設け、該転写開
始基準位置から前記転写位置までの周面の距離である、
転写前移動域Wとは、V<Wの関係に構成することが必
要である。尚、現像器1の現像スリーブ用モータ、感光
ドラム9Aのチャージャ、レーザA、現像器1のバイア
ス電圧回路等は、それ固有の性能により、それらの能力
を発揮するには、前述したように回転検知手段(ODセ
ンサ)69によるパルス信号の発生から、初期立ち上が
り時間を必要とし、前記タイムラグTが要求されるが、
このタイムラグTは、各部品の性能の向上、設計仕様の
変更等により限りなく零に近づけることが可能であり、
それによって、V≒Wに限りなく近づけることが可能で
あることは勿論のことである。
【0016】また、記録媒体の走行方向における最大記
録領域長に対応する中間転写体周面距離Xとしたとき
は、前記回転検知手段69(ODセンサ)の信号発生時
の前記転写位置K0から前記中間転写体上の転写開始基
準位置K1までの前記中間転写体上の転写前移動域の周
面距離Wは、中間転写体11の半径をRとすると、前記
Wは(2πR−X)を越えることはできない。
【0017】そして、このように構成することにより、
中間転写体の1回転毎にODセンサからイニシャル信号
が発生し、その信号を起点として各部の動作を制御して
いるので、前記感光ドラム、現像器、中間転写体等の諸
操作をタイミングよく行うことができ、キャリア引きに
よる画像不良、トナーによる機内汚染等が発生すること
がなく、中間転写体、感光ドラム及び制御信号発生手段
等の合理的な位置関係を有し、装置が小型化するととも
に、製造コストを下げる画像形成装置を提供することが
できる。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。
【0025】本発明の実施例に係る画像形成装置は、図
2に示すように、図示しない光源からの光線をポリゴン
ミラー2、レンズ系3、等で構成される光走査系1によ
りミラー4、5、6及び7、8を介して、角度θ離れて
配置された感光ドラム9A及び9Bに静電潜像が形成さ
れる。これらの感光ドラム9A、9Bには、該感光ドラ
ムを帯電するチャージャ87A、87Bおよび、感光ド
ラム上の残留トナーを除去するクリーニングブレード8
8A、88Bを有した残留トナー除去手段が設けられて
いる。
【0026】感光ドラム9A、9Bの表面は、中間転写
シート26に接触する。該中間転写シート26は体積抵
抗率が1010〜1014Ωcmの中抵抗領域にある抵抗体
で構成し、厚さ150μm程度のポリカーボネイト、ポ
リイミド、ポリエーテルエーテルケトン等で成形されて
いる。
【0027】そして、感光ドラム9Aには、前段側の現
像器であるブラック色トナーの現像器10A、及びマゼ
ンタ色トナーの現像器10Bが付設され、感光ドラム9
Bには、後段側の現像器であるシアン色トナーの現像器
10C、イエロー色トナーの現像器10Dが付設されて
いる。これらの現像器は、軸89A、89B、89C、
89Dにより回動可能であって、且つ時計方向に図示し
ない手段により付勢されるとともに、図示しないカム軸
駆動機構によって正逆回転可能なカム軸85A、85
B、85C、85Dにより、それぞれ位置規制されてい
る。
【0028】感光ドラム9A、9Bは、該ドラムが1回
転ごとに前記現像器から順次一色ずつ現像され、中間転
写シート26にクーロン力により転写される。一色の転
写が終わると、感光ドラムはクリーニングブレード88
A、88B等でトナーを取り除いた後に、他の色が感光
ドラムに現像される。具体的には、感光ドラム9Aから
中間転写シート26にブラック色が転写され、その後感
光ドラム9Bの位置に回転した中間転写シート26は、
感光ドラム9Bからシアン色を転写される。
【0029】感光ドラム9Aは中間転写シート26にブ
ラック色を転写後は残留トナーを除去手段で取り除き、
マゼンタ色を現像し、該マゼンタ色を中間転写シート2
6に転写する。同じように、感光ドラム9Bにおいても
シアン色を転写後は、残留トナーを除去手段で取り除
き、イエローを現像して、転写が行われる。
【0030】4色のトナーが中間転写シート26に転写
されると、用紙カセット14に収納されている用紙がロ
ーラ15等によって通路16、17を通って、中間転写
シート26と第2転写ローラ19間に搬送され、該用紙
に各画像を形成するトナーが転写され、転写された用紙
は搬送装置20に排出され、搬送ベルト21により、定
着部22に搬送される。定着部22においては、定着ロ
ーラ23及び加圧ローラ24により定着され、ローラ2
5によって外部に排出される。
【0031】次に、中間転写ドラム11及びその内部構
成を説明する。図3は、中間転写ドラム11とその周囲
の機構を示す概略図である。同図において、円筒状に形
成される中間転写ドラム11の外周部を包囲して、感光
ドラム9A及び9Bと接触する中間転写シート26は、
その端部を支持体36(図4、図5)に固着される。
【0032】その状態を、図4及び図5を用いて説明す
る。図4は、図3のA−A断面図、図5は、図4のB−
B方向から見た図である。図4に示すように、円筒状に
形成される中間転写ドラム11は、円筒状の両端部にフ
ランジ29を備え、このフランジ29の中央部には開口
孔29bが開設され、該開口孔29bには軸頭28の基
部28bがフランジ29を回動可能に嵌合され、鍔部2
8cのビス31によりフランジ29の上下方向の位置を
規制している。
【0033】軸頭28の中心には孔28dが開設され、
該孔28dには中間転写ドラム軸27の両端部に設けら
れた小径端部27aが嵌合し、ビス30により固着され
る。フランジ29の外周部には歯車29aが削設され、
該歯車29aは駆動源12(図2)に連結するギア44
(図3、図5)と噛合する。軸頭28は図示しない装置
の基板部に固着され、フランジ29は軸頭28を軸とし
て、駆動源12からの駆動力を受けて回転可能に構成さ
れる。
【0034】図4及び図5において、フランジ29に
は、歯車29aの近傍に凹陥部29cが設けられ、該凹
陥部29cには支持体36がビス32によって固着さ
れ、両フランジ間は、この支持体36によって一体化さ
れる。長方形状に形成された中間転写シート26は、そ
の端部に両面テープ78により押さえ板37を貼着し、
支持体36に該押さえ板37をビス32で固着すること
により、取り付ける。フランジ29の外面29eの歯車
29aの近傍には、突起29dが突設され、フランジ2
9の回動とともに回動する前記突起29dの回動域に
は、前記突起29dを検知して、後述するCPU62
(中央演算素子)に信号を送出するフォトセンサ69が
配置されている。
【0035】一方、中間転写ドラム11の内部には、図
3に示すように、バックアップ補助ローラ57A、57
B、バックアップローラ58A〜58D、第1転写ロー
ラ59A、59B等が、軸53A〜53Hにより中間転
写シート26に所定押圧力で付勢されて設けられてい
る。
【0036】バックアップ補助ローラ57A、57Bを
取り付けた軸53A、53D、バックアップローラ58
Cを取付けた軸53G、及びバックアップローラ58D
を取り付けた軸53Hは中間転写体11の回転中心11
aから外方に放射する放射状軸として構成され、軸53
Aの近傍に該軸53Aと平行に設けた第1転写ローラ5
9Aを取り付けた軸53B及び、軸53Dの近傍に該軸
53Dと平行に設けた第1転写ローラ59Bを取り付け
た軸53E、バックアップローラ58A、58Bを取り
付けた軸53C、53F等は中間転写ドラム11の回転
中心11aから右方に離れた位置から外方に向かう非放
射状軸として構成される。
【0037】これらの放射状軸及び非放射状軸等の軸5
3は、図4に示すように、中間転写軸27にビス51で
固着された軸支持体52に植設され、頭部53aにはゴ
ム等の弾性部材で成形されたダンパ55が貼着され、軸
53には2軸軸受56の軸孔56bが摺動可能に嵌合
し、該2軸軸受56は軸53に巻回されたコイルバネ5
4により、図3上左方向に付勢され、ダンパ55が2軸
軸受に当接した位置でローラ57Aが中間転写シート2
6に所定押圧力で押圧するように構成される。
【0038】これらの、軸53、コイルバネ54、ダン
パ55、及びローラ57が中間転写シート26に所定押
圧力で押圧する構成は、バックアップ補助ローラ57B
においても同様であり、また、その他のローラ58A〜
58D、第1転写ローラ59A、59Bにおいても中間
転写シート26に押圧する所定押圧力の違いはあって
も、他の構成は同じである。
【0039】さて、ここで、再度図3に戻り、中間転写
ドラム11の内部には、カム35が支持体36に設けら
れ、固着部78を構成している。そして、該固着部78
と前記中間転写シート26とで中間転写ドラム11が構
成され、前記カム35は中間転写ドラム11が時計方向
に回転するとき、各ローラを中間転写シート26から離
間して、支持体36にローラが接触しないように押し下
げる働きをなすものである。このカム35は図5に示す
ように、支持体36の端部近傍に1個ずつ設けられ、図
4に示すように2軸軸受56の軸孔56aと嵌合する小
径の軸部57Aaとローラ最外径部との間にある軸部5
7Aaより大径の段部57Abに当接して、ローラの中
間転写シート26と非接触の状態にローラを押し下げ
る。
【0040】次に、このように構成された本実施例の動
作を図6を用いて説明する。中間転写ドラム11が時計
方向に回転すると、カム35の下辺35aは、まずライ
ンL1が軸53Aの中心線S1となす角度α57Aでロ
ーラ57Aの段部57Abと当接する。そして、カム3
5の回動につれてカム35の下辺35aはラインL2に
示すように角度α57Aを増しながら移動する。
【0041】このカム35の移動につれて、ローラ57
Aは仮想線(一点鎖線)に示すように下降するが、第1
転写ローラ59Aが取付られている軸53Bは軸53a
と平行に傾斜しているので、ローラ57Aはローラ59
Aに接触することはない。カム35の下辺35aがL3
の位置(角度α59A)に到るとローラ59Aの段部5
9Abと接触し、ローラ57Aとともにローラ59Aも
下降を始める。カム35の移動につれて、ローラ57A
は仮想線で示す最下点から上昇を始めカム35の下辺3
5aがL4の位置(角度β57A)に到ると、カム35
の下辺35aはローラ57Aの段部57Abから離脱が
始まる。
【0042】ほぼ、このL4と同じ頃、ローラ59Aは
仮想線で示す最下点に至り、カム35の下辺35aがL
5の位置(角度α58A)に到る。カム35の移動につ
れて、ローラ59Aは仮想線で示す最下点から上昇を始
めカム35の下辺35aがL6の位置(角度β59A)
に到ると、カム35の下辺35aはローラ59Aの段部
59Abから離脱が始まる。ほぼ、このL6と同じ頃、
ローラ58Aは仮想線で示す最下点に至り、カム35の
移動につれて、ローラ58Aは仮想線で示す最下点から
上昇を始めカム35の下辺35aがL7の位置(角度β
58A)に到ると、カム35の下辺35aはローラ58
Aの段部58Abから離脱が始まる。
【0043】ほぼ、このL7と同じ頃、カム35の下辺
35aは、ローラ57Bの段部57Bbと接触する。爾
後、前述したローラ57A、59A及び58Aと同じ動
作をローラ57B、59B、58Bが行い、カム35の
回動につれてカム35の下辺35aはラインL8(角度
α58C)にいたる。カム35の移動につれて、ローラ
58Cは仮想線で示す最下点に至り、カム35の移動に
つれて、ローラ58Cは仮想線で示す最下点から上昇を
始めカム35の下辺35aがL9の位置(角度β58
C)に到ると、カム35の下辺35aはローラ58Cの
段部58Cbから離脱が始まる。
【0044】カム35の回動につれて、カム35の下辺
35aはラインL10(角度α58D)にいたる。カム
35の移動につれて、ローラ58Dは仮想線で示す最下
点に至り、カム35の移動につれて、ローラ58Dは仮
想線で示す最下点から上昇を始めカム35の下辺35a
がL11の位置(角度β58D)に到ると、カム35の
下辺35aはローラ58Dの段部58Dbから離脱が始
まる。
【0045】上述したように、本実施例においては、中
間転写ドラム11内には、感光ドラム9から潜像を中間
転写シート26に転写する第1転写ローラ59、この転
写ローラの上流側に位置して前記中間転写シート26を
より感光ドラム側に押し上げるバックアップ補助ローラ
57、中間転写ドラムの回転を良好に行わせるバックア
ップローラ58が設けられている。これらのローラは、
前記中間転写シート26に向かってバネ54により付勢
力を有した軸受56に回転可能に回転軸が嵌合し、前記
中間転写シート26に接触する大径部57と前記軸受5
6間に介在する前記大径部57より小径の段部57Ab
とが設けられている。
【0046】一方、カム35が前記中間転写ドラム11
内に前記中間転写シート26と一体的に設けられ、前記
中間転写ドラム11の回転により、前記段部57Abと
係合して前記付勢力に抗して前記ローラを押し下げるこ
とにより、前記中間転写シート26の回転に同期して前
記複数のローラを順次所定量前記中間転写シート26か
ら離間させる。
【0047】したがって、前記ローラを押し下げるカム
の形状を適宜に選定することによって、押し下げ深さ、
及び押し下げに寄与する中間転写シート26の回転角度
を設定することができる。尚、カム35はローラの段部
に当接して該ローラを押し下げているが、前記段部を設
ける代わりに小径の前記軸部を延在して、その軸部を押
し下げてもよいものである。
【0048】そして、前記中間転写シート26の端部を
前記支持部材36に固設し、前記カム35によって、前
記ローラが前記支持部材36と所定量非接触状態となる
ように前記中間転写体ドラム11の回転軸方向に離間さ
せるように構成しているので、前記ローラは支持部材3
6と接触することがなく、前記中間転写シート26の端
部の継ぎ目に前記した支持部材36が位置していても、
前記各ローラが支持部材36に接触することがなく、該
ローラを変形させ画像形成に悪影響を及ぼしたり、各ロ
ーラの耐久性を低下させることがない。
【0049】また、複数のローラを、前記中間転写ドラ
ム11の回転中心から放射状に外方に向かう軸芯方向を
有した放射状軸53A、53D、53G、53Hと、該
回転軸中心より外れた位置から外方に向かう軸芯方向を
有した非放射状軸53B、53C、53E、53Fとで
それぞれ保持されるとともに、前記放射状軸と隣合う前
記非放射状軸は両者のローラの摺動がお互いに干渉しな
い範囲で離間して構成されているので、複数のローラ間
の距離を最小距離に設定することができる。
【0050】すなわち、隣合う2個のローラの配置は、
両者とも中間転写ドラム11の回転軸中心と放射方向に
摺動するように設定すると、両者のローラがカムに押さ
れて降下すると、両者は互いに接近して、その外周が接
触してしまう。ところが、一方のローラを放射方向摺動
に設定し、他方を非放射方向摺動に設定すると、両ロー
ラを接近して配設しても両ローラが押し下げられたと
き、お互いに接近しないか、または、接近しても干渉し
ない。したがって、中間転写ドラム11の外径を大きく
することがなく、より多くのローラを省スペースで配置
することができ、各用途に合わせてローラの外径を選択
することができる。
【0051】また、前記非放射状軸は、隣合う前記放射
状軸と平行に配置された平行非放射状軸を有して構成し
ているので、両ローラを接近して配設しても両ローラが
押し下げられたとき、お互いに接近しない。そして、隣
合う一方の前記放射状軸と平行に配置しているので、前
記一方の放射状軸と平行状態を脱してまで隣合う他方の
放射状軸に接近することはなく、さらに小径の中間転写
体を提供できるとともに、小型な画像形成装置の提供が
可能である。
【0052】図6に示すように、カム35の下辺35a
は、各ローラに対して角度αで侵入接触し、角度βで離
脱する。この侵入接触する角度は、各ローラの軸を放射
状軸とせず、時計方向にずれた位置からの非放射状軸と
すると、大きくとることができる。この角度を大きくと
ることにより、カム35が各ローラの段部に接触すると
き軸に垂直方向に掛かる力を弱めることができ、軸の耐
久性が向上するので望ましい。
【0053】しかしながら、省スペースの観点から考え
ると、すべてを非放射状軸とすると、ローラを近接して
配置する必要がある場合には、かえって大型化する。し
たがって、その際には、放射状軸と非放射状軸との組み
合わせが望ましい。そして、62°〜115°の間、製
造、組立誤差等を考慮すると、60°〜120°の間で
ローラとカム35の接触、離脱が行われるのが望まし
い。
【0054】また、頭部に弾性緩衝部材55を有する軸
53と、互いに直角方向に開設した2個の軸孔を有した
2軸軸受とを設け、該2軸軸受56の一方の軸孔に前記
複数のローラの一つを回動可能に嵌合するとともに、他
方の軸孔に前記放射状軸もしくは非放射状軸を前記中間
転写シート26押圧方向に付勢力を付与して摺動可能に
嵌合して構成し、前記複数のローラの前記中間転写シー
ト26への押圧復帰時の衝撃を緩和するように構成して
いる。
【0055】よって、前記弾性緩衝部材55により前記
中間転写シート26へのローラの復帰接触時における衝
撃が緩和され、前記複数のローラを順次連続して、中間
転写ドラム11に離間接触を繰り返しても振動を極力押
さえることができるとともに、負荷変動の少ない中間転
写ドラム11の提供を可能とし、画像形成への悪影響を
排除できるとともに、異音、騒音が少ない耐久性が向上
した画像形成装置を提供することができる。
【0056】次に、感光ドラム9Aと中間転写体11と
の関係をさらに詳しく説明する。図1に示すように、中
間転写シート26は半径Rを有して、その端部を前述し
た支持体36に固着されている。そして、中間転写体1
1の近傍には前述したODセンサ29が配置され、中間
転写体11に設けられた突起29dが前記ODセンサを
横切る毎に、信号を送出するように構成されている。
【0057】したがって、時計方向に回動する中間転写
体11が図示の位置に来たとき回転検知手段(ODセン
サ)69が、図8上、パルス信号(300)を発生す
る。この信号(300)を受けて、現像器1の現像スリ
ーブ用モータは、回転を始め(301)、感光ドラム9
Aを帯電(302)し、前記信号(300)からタイム
ラグTの後にレーザAの照射(303)を始め、現像器
1にバイアス電圧が印加(304)される。
【0058】この間に、中間転写体11は、時計方向に
回動を続け、K1点がK2点の位置に到達したときに、
前記レーザAの照射(303)が始まる。今、感光ドラ
ム9A上のK4−K0間の周面距離Vが、中間転写体1
1上のK2−K0間の周面距離V′と等しければ、感光
ドラム9Aが反時計方向に回転し、レーザAの照射位置
K4の点がK0の点まで回動したときに、中間転写体1
1上のK2の位置はK0の位置に一致する。
【0059】したがって、前記回転検知手段の信号をイ
ニシャルとしてタイムラグTの後に露光される前記感光
体上の露光位置から中間転写体への転写位置までの前記
感光体露光面上の露光像移送域の周面距離をVと、前記
回転検知手段の信号発生時の前記転写位置K0から前記
中間転写体上の転写開始基準位置K1までの前記中間転
写体上の転写前移動域の周面距離をWとは、V<Wに構
成することが必要である。これを、V>Wと設定すると
中間転写シート上への転写開始端はオーバーランして一
致しない。尚、現像器1の現像スリーブ用モータ、感光
ドラム9Aのチャージャ、レーザA、現像器1のバイア
ス電圧回路等は、それ固有の性能により、それらの能力
を発揮するには、前述したようにODセンサ69による
パルス信号(300)の発生から、初期立ち上がり時間
を必要とし、前記タイムラグTが要求されるが、このタ
イムラグTは、各部品の性能の向上、設計仕様の変更等
により限りなく零に近ずけることが可能であり、それに
よって、V≒Wに限りなく近ずけることが可能である。
【0060】さて、転写開始基準位置K1は、転写位置
K0において転写が開始されるが、そのときには、後端
が前記K1点近傍に位置していた支持部36に設けられ
たカム部材35は、中間転写体の転写開始基準K1が転
写位置K0に至ると、1点鎖線の35′に位置に至り、
一旦押し下げて、中間転写シート26から離間させた第
1転写ローラ59Aを、図示の押圧位置に復帰させ、転
写可能な状態を形成する。
【0061】爾後は、記録媒体の走行方向における最大
記録領域長に対応する中間転写周面距離Xとしたとき、
その距離に対応する感光ドラム9Aの画像が中間転写シ
ート26に転写終了まで転写が続き、第1転写ローラ5
9Aへのバイアス電圧の印加が停止するまで転写され
る。前記周面距離Wは、中間転写体11の半径をRとす
ると、前記Wは(2πR−X)を越えることはできない
範囲で構成されている。
【0062】そして、このように構成することにより、
中間転写体の1回転毎にODセンサからイニシャル信号
が正確に発生し、その信頼できる信号を起点として各部
の動作を制御しているので、前記感光ドラム、現像器、
中間転写体等の諸操作をタイミングよく行うことがで
き、キャリア引きによる画像不良、トナーによる機内汚
染等が発生することがなく、中間転写体、感光ドラム及
び制御信号発生手段等の合理的な位置関係であるため、
装置が小型化するとともに、製造コストを下げる画像形
成装置を提供することができる。
【0063】また、図1の実施例においては、前記中間
転写体上の前記画像転写不能部の周面距離Qと前記Wと
の関係をQ≦Wと設定し、前記画像転写不能部を前記転
写前移動域内に設けて構成している。したがって、中間
転写体上のK0点から時計方向回転でK1点にいたる周
面距離を記録媒体の走行方向における記録距離Xとして
用いることができ、小型な画像形成装置を提供すること
ができる。
【0064】さらに、図1のように、カム35部材の後
端35bを中間転写体の前記転写開始基準位置K1に近
接して配置させると、中間転写体上のK1の位置から反
時計方向にK0点を経てさらにK3点にいたる周面距離
を記録媒体の走行方向における記録距離Xとして用いる
ことができ、さらに小型な画像形成装置を提供すること
ができる。また、逆に、前記画像転写不能部の周面距離
Qを長くして、カム部材35の前端35cを図示の転写
位置K0よりさらに時計方向に延在させると、前記記録
距離Xは前記周面距離が増えた分だけ短くなり、記録距
離Xをカバーするには中間転写体を大きくする必要があ
り、望ましくはない。
【0065】また、本実施例は、前記中間転写体の画像
転写可能部をシート体で形成し、内部から該シート体に
押圧接離可能に複数のローラを配置し、前記画像転写不
能部には前記シート体端部が固持されるとともに、前記
中間転写体の回動によって前記複数のローラを順次接離
するカム部材を配設して構成している。よって、前記中
間転写体上の前記画像転写不能部を前記転写前移動域内
に設けているので、前記画像転写不能部に設けられたカ
ム部材により、複数のローラの中間転写シートとの接触
・離反を制御するのにかかわらず、中間転写体を大型化
することもなく、小型な画像形成装置を提供することが
できる。
【0066】本発明に係る実施例の機械的部分は上述の
ように構成されるが、本発明に用いられる回路のブロッ
ク構成図は図7に示される。CPU(中央演算素子)6
2の入力端には、本画像形成装置による印刷をスタート
させるスタートスイッチ68、印刷動作を中断させる中
断スイッチ75、中間転写体11の回転を検出するOD
信号を発生するセンサ69、レーザのスキャン開始を検
出するセンサ67A、67Bが設けられている。前記セ
ンサ69からの信号はCPU62内のカウンタに積算さ
れ、該カウンタは印刷の終了により自動的にリセットさ
れる。
【0067】そして、CPU62の出力端は、モータ駆
動回路を備えたステップ駆動するモータ80A、80B
に接続され、該モータ80A、80Bは位置検出手段6
5A、65Bに接続され、該位置検出手段65A、65
Bの出力端はCPU62の入力端に接続されている。こ
れらの位置検出手段65A、65Bは、CPU62によ
り制御され、モータ80A、80Bのステップ数をカウ
ントし、そのカウント数に対応する位置信号をCPU6
2に送出するので、カム85の位置を検出することがで
きる。
【0068】CPU62の出力端は、さらにモータ駆動
回路を備えた中間転写体11及び感光ドラム9A、9B
を駆動するモータ12が接続され、該モータの出力端に
はスタート信号によりリセットされモータ回転数を検出
する回転数検出手段77が接続されている。また、CP
U62の出力端は、ポリゴンミラーを回転駆動するポリ
ゴンモータ76(M4)、第1現像器用MAGモータ6
3(M5)、第2現像器用MAGモータ64(M6)、
第3現像器用MAGモータ90(M7)、第4現像器用
MAGモータ91(M8)、が接続されている。
【0069】また、CPU62の出力端には、前段現像
器用のチャージャ87A、後段現像器用のチャージャ8
7B、現像器1(10A)用のバイアス回路92、現像
器2(10C)用のバイアス回路93、現像器3(10
B)用のバイアス回路94、現像器4(10D)用のバ
イアス回路95、前段現像器用の中間転写体バイアス回
路96、後段現像器用の中間転写体バイアス回路97、
第2転写バイアス回路98、中間転写体11用のクリー
ナー部13を駆動するプランジャ66A、第2転写ロー
ラ58Cを中間転写チート26に接近させるプランジャ
66Bが接続されている。
【0070】このように構成された本発明の実施例の動
作を詳細に説明する。画像記録装置が停止状態のとき
は、現像器10A及び10Bは、感光ドラム9Aから最
大距離離間した位置にある。図9において、スタートス
イッチ68(図7)が閉成されると、モータMI、M
2、M3及びM4が正転駆動(101)する。モータM
3の回転により、中間転写体11及び感光ドラム9A及
び9Bが回転駆動するとともに、モータM4の回転によ
りポリゴンミラーが回転駆動する。そして、感光ドラム
9Aに接触するクリーニングブレード88A及び感光ド
ラム9Bに接触するクリーニングブレード88Bによ
り、感光ドラム上の残留トナーが削りとらえれる。
【0071】一方、M1の回転により、所定ステップ数
回転すると(102)、CPU62はM1モータの回転
を停止(103)し、ステップAに至る。他方、後段現
像器側のモータM2が正転駆動すると、前述のM1の回
転による前段側現像器の動作と同じように、所定ステッ
プ数回転して(104)、CPU62はM2モータの回
転を停止(105)し、ステップAに至る。
【0072】図10は、モータ12(M3)により中間
転写体11が回動し、ODセンサ69により第1回目の
OD信号が入来した後の流れ図(1)である。ODセン
サ69から第1回目の信号が入来(106)し、中間転
写体11が所定量回転してカム35によって中間転写シ
ート26から離間していたバックアップローラ58Dを
中間転写シート26と接触位置に復帰させる若干前に、
プランジャ66Aが駆動(107)し、前記バックアッ
プローラ58Dの前記復帰に同期してクリーナー部13
のクリーニングブレード13aの先端を中間転写ベルト
26に押圧し、中間転写ベルト26の残留トナーを削り
取る。
【0073】一方、現像器10Aの現像スリーブ78A
は回転(108)し、感光ドラム9Aはチャージャ87
Aにより帯電(109)し、レーザAが照射を開始(1
10)し、現像器1の現像スリーブ78Aにバイアス電
圧が印加(111)され、チャージャ87Aにより帯電
した感光ドラム表面に静電潜像を形成し、現像器10A
は現像を開始する。
【0074】M3の回転により、感光ドラム9Aが所定
量回転すると、第1転写ローラ59Aにバイアス電圧が
印加(112)され、中間転写シート26に現像器10
Aにより形成された像が転写され、その像の転写開始端
は後段の感光ドラム9Bに向かって進行する。感光ドラ
ム9Bに付属される現像器2(10C)のMAGモータ
を駆動して(113)現像スリーブを回転し、感光ドラ
ム9Bはチャージャ87Bにより帯電(114)し、ス
テップBに至る。
【0075】図11において、レーザBが照射を開始
(115)し、現像器2(10C)の現像スリーブにバ
イアス電圧が印加(116)され、チャージャ87Bに
より帯電した感光ドラム表面に静電潜像を形成し、現像
器10Cは現像を開始する。M3の回転により、感光ド
ラム9Bが所定量回転すると、第1転写ローラ59Bに
バイアス電圧が印加(117)され、前記感光ドラム9
Aにより転写された画像の転写開始端を始点として中間
転写シート26に現像器10Bにより形成された像の転
写が始まる。
【0076】図示しないレーザAの走査域始端に設けら
れたセンサ67Aからの信号が所定回数入来(118)
すると、感光ドラム9Aの帯電を停止(119)し、レ
ーザAの照射が停止(120)され、現像スリーブ78
Aへのバイアス印加を停止(121)し、プランジャ6
6Aの駆動を停止(122)し、クリーナー部13のク
リーニングブレードは中間転写シート26から離間して
初期位置に復帰し、ステップCに至る。
【0077】図12は、第2回目のOD信号入来後の流
れ図(1)である。第2回目のOD信号が入来(12
3)すると、M1は正転駆動され(124)、現像器1
0Aの現像スリーブ用のモータ63が停止され(12
5)、第1転写ローラ59Aへのバイアス電圧の印加が
終了(126)する。図示しないレーザBの走査域始端
に設けられたセンサ67Bからの信号が所定回数入来
(127)すると、感光ドラム9Bの帯電を停止(12
8)し、レーザBの照射が停止(129)され、ステッ
プDに至る。
【0078】図13において、現像スリーブ78Bへの
バイアス印加を停止(130)し、現像器10Cの現像
が停止する。次に、現像器10Bの現像スリーブ用モー
タ64が駆動(131)し、感光ドラム9Aに帯電を開
始(132)する。一方、前段現像器10A、10Bに
おいては、モータM1が所定ステップ数だけ回動すると
(133)、位置検出手段65AはCPU62にカム軸
85A、85Bが所定位置に至った信号を送出する。現
像器10Aは感光ドラム9Aから離間し、現像器10B
が感光ドラム9Aに接近し、カム軸85A、85Bは所
定位置に至り、CPU62はM1を停止(134)する
とともに、爾後該位置検出手段65Aに入来するモータ
のステップ数を減算するように、該位置検出手段65A
に信号を送る。
【0079】レーザAが照射を開始(135)し、現像
スリーブ78Bにバイアス電圧が印加(136)され、
チャージャ87Bにより帯電した感光ドラム表面に静電
潜像を形成し、現像器10Bは現像を開始するととも
に、後段現像器は現像準備のため、モータM2(80
B)を駆動しカム軸85C及び85Dを回動させ(13
7)、ステップEに至る。
【0080】図14において、現像器10Cの現像スリ
ーブのモータ90が停止(138)して、現像器10C
の現像動作が終了する。次に、感光ドラム9Aに対応す
る第1転写ローラ59Aにバイアス電圧を印加し(13
9)、感光ドラム9Bに対応する第1転写ローラ59B
へのバイアス電圧印加を終了し(140)、現像器10
Dの現像スリーブ用のモータ91を駆動し(141)、
感光ドラム9Bに帯電する(142)。
【0081】そして、後段現像器10C、10Dにおい
ては、モータM2が所定ステップ数だけ回動すると(1
43)、位置検出手段65BはCPU62にカム軸85
C、85Dが所定位置に至った信号を送出する。前段現
像器10A及び10Bで説明したと同じように、現像器
10Cは感光ドラム9Bから離間し、現像器10Dが感
光ドラム9Bに接近し、カム軸85C、85Dは所定の
位置に至り、CPU62はM2を停止(144)すると
ともに、爾後該位置検出手段65Bに入来するモータの
ステップ数を減算するように、該位置検出手段65Bに
信号を送る。ついで、レーザBの照射が開始(145)
され、ステップFに至る。
【0082】図15において、現像器10Dの現像スリ
ーブにバイアス電圧を印加し(146)、感光ドラム9
Bに対応する第1転写ローラ59Bにバイアス電圧を印
加し(147)、プランジャ66Bを始動させる(14
8)。プランジャ66Bが始動すると、プランジャ駆動
部の先端と連絡している第2転写ローラ保持板99(図
3)が時計方向に回動し、該第2転写ローラ保持板99
に設けられている第2転写ローラ19(図1)は、中間
転写シート26を介してバックアップローラ58Cと対
向し、かつ、中間転写シート26を押圧して停止する。
【0083】次に、第2転写ローラ19にバイアス電圧
を印加(149)して、用紙カセット14からの用紙
に、中間転写シート26に転写されていた画像の転写を
開始する。図示しないレーザAの走査域始端に設けられ
たセンサ67Aからの信号が所定回数入来(150)す
ると、感光ドラム9Aの帯電を停止(151)し、レー
ザAの照射が停止(152)され、現像器10Bの現像
スリーブのバイアス電圧の印加が停止され(154)、
ステップGに至る。
【0084】図16は、第3回目のOD信号入来後の流
れ図(1)である。第3回目のOD信号が入来(15
5)すると、M1は逆転駆動され(156)、第1転写
ローラ59Aのバイアス電圧に印加が停止(157)さ
れ、プランジャ66Aが始動(158)される。このプ
ランジャ66Aの始動は、前述したと同様に、ODセン
サ69から第3回目の信号が入来し、中間転写体11が
所定量回転してカム35によって中間転写シート26か
ら離間していたバックアップローラ58Dを中間転写シ
ート26と接触位置に復帰させる若干前に、前記バック
アップローラ58Dの前記復帰に同期してクリーナー部
13のクリーニングブレード13aの先端を中間転写ベ
ルト26に押圧し、中間転写ベルト26の残留トナーを
削り取る。現像器10Bの現像スリーブ用のモータ64
が停止され(159)、感光ドラム9Bが帯電が停止
(160)し、現像器10Bの現像が停止する。次に、
現像器10Aの現像スリーブ用モータ63が駆動(16
1)し、レーザBの照射を停止(162)し、感光ドラ
ム9Aに帯電を開始(163)し、ステップHに至る。
【0085】図17において、前段現像器10A、10
Bにおいては、モータM1が所定ステップ数だけ逆転回
動すると(164)、位置検出手段65AはCPU62
にカム軸85A、85Bが所定位置に至った信号を送出
する。現像器10Bは感光ドラム9Aから離間し、現像
器10Aが感光ドラム9Aに接近し、カム軸85A、8
5BはP2の位置に至り、CPU62はM1を停止(1
65)するとともに、爾後該位置検出手段65Aに入来
するモータのステップ数を加算するように、該位置検出
手段65Aに信号を送る。
【0086】レーザAが照射を開始(166)し、現像
スリーブ78Aにバイアス電圧が印加(167)され、
現像スリーブ78Dにバイアス電圧が印加(168)さ
れ、そして、カム軸85C、85DのモータM2(80
B)が逆転駆動を開始(169)する。次に、第1転写
ローラ59Aにバイアス電圧を印加(170)し、第1
転写ローラ59Bのバイアス電圧を停止(171)し、
現像器10Dの現像スリーブのモータ91が停止(17
2)して、現像器10Dの現像動作が終了し、ステップ
Iに至る。
【0087】図18において、現像器10Cの現像スリ
ーブ用モータ90が駆動(173)され、感光ドラム9
Bに帯電する(174)。そして、後段現像器10C、
10Dにおいては、モータM2が所定ステップ数だけ逆
転回動すると(175)、位置検出手段65BはCPU
62にカム軸85C、85Dが所定位置に至った信号を
送出する。前段現像器10A及び10Bで説明したと同
じように、現像器10Dは感光ドラム9Bから離間し、
現像器10Cが感光ドラム9Bに接近し、カム軸85
C、85Dは所定の位置に至り、CPU62はM2を停
止(176)するとともに、爾後該位置検出手段65B
に入来するモータのステップ数を加算するように、該位
置検出手段65Bに信号を送る。
【0088】ついで、レーザBの照射が開始(177)
され、現像器10Cの現像スリーブにバイアス電圧を印
加し(178)、感光ドラム9Bに対応する第1転写ロ
ーラ59Bにバイアス電圧を印加し(179)、第2転
写ローラ19のバイアス電圧の印加を停止し(18
0)、プランジャ66Bを停止させる(181)。プラ
ンジャ66Bの停止により、プランジャ駆動部の先端と
連絡している第2転写ローラ保持板99(図3)が反時
計方向に回動し、該第2転写ローラ保持板99に設けら
れている第2転写ローラ19(図1)は、バネ99aに
抗して中間転写シート26から離間して初期位置に復帰
する。
【0089】次に、感光ドラム9Aの帯電が停止され
(182)、レーザAの照射が停止され(183)、現
像スリーブ78Aへのバイアス印加を停止(184)
し、プランジャ66Aの駆動を停止(185)し、クリ
ーナー部13のクリーニングブレードは中間転写シート
26から離間して初期位置に復帰し、ステップCに戻
り、爾後は印刷終了信号、もしくは中断信号が入来する
まで動作が繰り返される。
【0090】所定枚数の印刷が終了すると、端子73
(図7)に印刷終了信号が入来するか、もしくは中断ス
イッチ75が閉成されると、CPU62はM1〜M8に
停止信号を送出してモータ駆動を停止し、動作中のプラ
ンジャ66A、66B、その他各バイアス電圧の印加を
停止する。
【0091】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、感光ドラ
ム、現像器、中間転写体等の諸操作をタイミングよく行
うことができ、キャリア引きによる画像不良、トナーに
よる機内汚染等が発生することがなく、中間転写体、感
光ドラム及び制御信号発生手段等の合理的な位置関係を
有し、装置が小型化するとともに、製造コストを下げる
画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る概略図である。
【図2】 本発明が適用される画像形成装置の外観図で
ある。
【図3】 中間転写ドラムとその周辺の機構を示す概略
図である。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 図4のB−B方向から見た図である。
【図6】 中間転写ドラム内に配設したローラの作動図
である。
【図7】 本発明に用いられる回路のブロック構成図で
ある。
【図8】 本発明の実施例に係る各部の動作時期を示す
タイミングチャート図である。
【図9】 スタート時の流れ図である。
【図10】 第1回目OD信号入来後の流れ図(1)で
ある。
【図11】 第1回目OD信号入来後の流れ図(2)で
ある。
【図12】 第2回目OD信号入来後の流れ図(1)で
ある。
【図13】 第2回目OD信号入来後の流れ図(2)で
ある。
【図14】 第2回目OD信号入来後の流れ図(3)で
ある。
【図15】 第2回目OD信号入来後の流れ図(4)で
ある。
【図16】 第3回目OD信号入来後の流れ図(1)で
ある。
【図17】 第3回目OD信号入来後の流れ図(2)で
ある。
【図18】 第3回目OD信号入来後の流れ図(3)で
ある。
【符号の説明】
9 感光ドラム 11 中間転写ドラム 19 第2転写ローラ 26 中間転写シート 35 カム 57 バックアップ補助ローラ 58 バックアップローラ 59 第1転写ローラ 60 補助ローラ 62 CPU 69 フォトセンサ(ODセン
サ) 70 OD信号入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−152220(JP,A) 特開 平7−212552(JP,A) 特開 平6−308798(JP,A) 特開 平7−325455(JP,A) 特開 平7−128996(JP,A) 特開 平6−161292(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光手段により感光体上に光が照射され
    て形成された潜像にトナーを付着させてトナー像を形成
    し、該トナー像を、画像転写可能部と画像転写不能部と
    を設けてなる中間転写体に転写するように構成した画像
    形成装置において、検知信号に基づき生成される前記中間転写体上の該転写
    開始基準位置から転写位置までの周面(以下、転写前移
    動域)の距離をWとし、前記中間転写体上の前記画像転
    写不能部の周面距離をQとして、該Qと前記Wとの関係
    をQ≦Wと設定し、前記画像転写不能部を前記転写前移
    動域内に設けるとともに、 前記中間転写体の画像転写可能部をシート体で形成し、
    内部から該シート体に押圧接離可能に複数のローラを配
    置し、前記画像転写不能部には前記シート体端部が固持
    され、 更に前記中間転写体の回動によって前記複数のローラを
    順次接離するカム部材が配設されている ことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体を1回転ごとに検知する
    回転検知手段を設け、 前記回転検知手段の検知信号に基づいて前記露光手段に
    よる、前記感光体へ光が照射されるように構成し、 前記感光体の露光位置から前記中間転写体へトナー像が
    転写される転写位置までの周面距離をV、 前記検知信号が発生した際に基準となる転写開始基準位
    置を前記中間転写体上に設け、該転写開始基準位置から
    前記転写位置までの周面(以下、転写前移動域)の距離
    をW、 記録媒体の最大記録領域長に対応する中間転写体周面距
    離X、 前記中間転写体の半径をRとすると、 V<W≦2πR−X である ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像転写不能部の後端と中間転写体
    の前記転写開始基準位置の間隔は、前記画像転写不能部
    の前端と前記転写位置の間隔より小に構成したことを特
    徴とする請求項記載の画像形成装置。
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