JP3288450B2 - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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晴彦 塩谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボディと閉塞部材と
のずれを防止するようにしたギヤポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】図2、図3に示した従来のギヤポンプ
は、ドライブギヤ1とドリブンギヤ2を組み込んだボデ
ィBの両側を、マウンティングフランジMとカバーCと
でふさいでいる。そして、上記ギヤ1、2の軸3〜6
は、これらマウンティングフランジMとカバーCとで回
転自在に支持されている。このようにしたボディB、マ
ウンティングフランジM及びカバーCは、4本のタイボ
ルト7〜10でしっかりと締結されている。いま、ドラ
イブギヤ1及びドリブンギヤ2を回転すると、低圧ポー
ト11から吸い込まれた流体が、両ギヤ1、2の歯溝で
運ばれて高圧ポート12から吐出することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
のギヤポンプでは、ボディBとマウンティングフランジ
M、あるいはボディBとカバーCとがすべって相対的な
ずれを生じるという問題があったが、その原因は次のと
おりである。すなわち、このポンプを駆動したとき、高
圧ポート12側の圧力が非常に高くなるが、一般にその
高圧は、矢印Hで示す範囲に作用することになる。この
ようにボディBの両側における圧力差が大きくなると、
それがマウンティングフランジMやカバーCにも作用す
るので、それらが低圧側にすべって、上記のように相対
的なずれが発生する。
【0004】このずれを防止するための手段がタイボル
ト7〜10であるが、このタイボルトによる摩擦力だけ
では、それらの相対的なずれを完全に防止しえない。こ
のようにボディBと、マウンティングフランジMあるい
はカバーCとが相対的にずれてしまうと、それらの間か
ら油が漏れたり、ギヤ1、2のかみ合いがずれたりする
ので、ポンプ効率が悪くなるという問題が発生する。こ
の発明の目的は、構成が簡単でしかも低コストで、ボデ
ィとカバー等の閉塞部材とのずれを防止できるギヤポン
プを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、一対のギヤ
を組み込んだボディと、このボディの一側あるいは両側
をふさぐカバー等の閉塞部材と、これらボディ及び閉塞
部材を締結するタイボルトとを備えたギヤポンプを前提
にするものである。上記のギヤポンプを前提にしつつ、
この発明は、上記ボディあるいは閉塞部材のいずれか一
方を、いずれか他方よりも硬質材で構成するとともに、
硬質材で構成したボディあるいは閉塞部材の合わせ面
に、それら両者のすべり方向に対してほぼ直角な方向に
走行する多数の凹凸を平行に形成した点に特徴を有す
る。
【0006】
【作用】この発明は、上記のように構成したので、ボデ
ィと閉塞部材とをタイボルトで締結すると、閉塞部材の
合わせ面が、ボディの側面に形成した凹凸に食込む。
【発明の効果】この発明のギヤポンプによれば、すべり
方向に対して直角な方向に走行するボディの凹凸が閉塞
部材に食い込むので、ボディと閉塞部材とのずれを確実
に防止でき、そのずれによるポンプ効率の低下も防止で
きる。また、ボディの側面に凹凸を形成するだけで、特
別な部品などを必要としないので、その構成が簡単であ
るとともに、低コストを維持できる。
【0007】
【実施例】図1に示した実施例は、ボディBは鉄系材料
で構成するとともに、マウンティングフランジM及びカ
バーCのそれぞれは、鉄系材料よりも軟質なアルミ製に
している。このようにしたボディBの両側に、縦方向の
細い溝からなる加工目13を入れて、ボディBの側面全
体に凹凸を形成している。そして、この凹凸を形成した
縦方向とは、ボディBとマウンティングフランジM、及
びボディBとカバーCのそれぞれのすべり方向に対して
ほぼ直角な方向である。このようにボディBの両側に、
加工目13を入れた以外は、図2、図3に示した従来の
ギヤポンプと同一の構成なので、その詳細な説明は省略
する。
【0008】上記のように加工目13を形成した鉄系材
料で構成したボディBの両側に、アルミ製のマウンティ
ングフランジMとカバーCとを合わせるとともに、それ
らをタイボルト7〜10でしっかりと締結する。このよ
うにタイボルトで締め付けることによって、軟質のマウ
ンティングフランジM及びカバーCの合わせ面が、硬質
のボディBの凹凸に食い込むことになる。したがって、
高圧ポート12の圧力が高くなっても、マウンティング
フランジMやカバーCのそれぞれが、位置ずれするよう
なことがなくなる。
【0009】なお、上記実施例の加工目13は、マウン
ティングフランジM等のすべり方向に対して直角の方向
に形成したが、例えば、網目状の加工目13を入れて凹
凸を形成するようにしてもよい。いずれにしても、マウ
ンティングフランジMやカバーCのすべり方向に対して
抵抗になるような凹凸であれば、どのようなものであっ
てもよいものである。ただし、上記実施例のように、縦
方向に多数の加工目13を入れて、凹凸を構成するの
が、最も加工しやすく、しかも安価な方法である。ま
た、上記実施例では、ボディBの両側に凹凸を形成する
ようにしたが、マウンティングフランジMあるいはカバ
ーCの合わせ面に凹凸を形成してもよい。ただし、この
場合には、ボディB側をアルミ製にして、マウンティン
グフランジM及びカバーC側を鉄系材料で構成しなけれ
ばならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバーを外した状態のボディの側面図である。
【図2】従来のギヤポンプの縦断面図である。
【図3】図2の III−III 線断面図である。
【符号】
B ボディ 1 ドライブギヤ 2 ドリブンギヤ M マウンティングフランジ C カバー 7 タイボルト 8 〃 9 〃 10 〃 13 加工目

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のギヤを組み込んだボディと、この
    ボディの一側あるいは両側をふさぐカバー等の閉塞部材
    と、これらボディ及び閉塞部材を締結するタイボルトと
    を備えたギヤポンプにおいて、上記ボディあるいは閉塞
    部材のいずれか一方を、いずれか他方よりも硬質材で構
    成するとともに、硬質材で構成したボディあるいは閉塞
    部材の合わせ面に、それら両者のすべり方向に対して抵
    抗になる方向に走行する多数の凹凸を形成したことを特
    徴とするギヤポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ボディあるいは閉塞部材の合わせ面
    に、発生油圧力に基因する前記ボディと閉塞部材との間
    とのすべり方向に対して直角な方向に走行する多数の凹
    凸を平行に形成したことを特徴とする請求項1記載のギ
    ヤポンプ。
  3. 【請求項3】 前記ボディあるいは閉塞部材の合わせ面
    に、網目状の加工目を入れて凹凸を形成してなる請求項
    1記載のギヤポンプ。
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