JP3287939B2 - プラスチック容器 - Google Patents

プラスチック容器

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JP3287939B2
JP3287939B2 JP02127494A JP2127494A JP3287939B2 JP 3287939 B2 JP3287939 B2 JP 3287939B2 JP 02127494 A JP02127494 A JP 02127494A JP 2127494 A JP2127494 A JP 2127494A JP 3287939 B2 JP3287939 B2 JP 3287939B2
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英雄 川島
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株式会社ジェイ・ピー・エム
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物公害問題の解消
及び省資源に寄与するプラスチック容器に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック容器の場合、廃棄物公害の
解消と省資源に寄与する製品の開発が急務である。例え
ば、鮮魚とか肉、野菜等を入れるPPC等のトレーの場
合、廃棄物による環境問題、ゴミの分別回収問題、ゴミ
嵩等の問題が指摘されている。
【0003】又、プラスチック容器であって、フィルム
から加工される所謂袋物の場合、商品を容れたときの形
態や展示効果及び開封後転倒しない等の特徴を有するも
のとして、例えばガゼット袋とか、底を舟型に形成した
所謂自立袋が使用されている。しかし、このガゼット袋
や自立袋の場合、フィルム自体にある程度の腰が必要で
あることから、複数のフィルムを貼り合わせた所謂複合
フィルム(ラミネートフィルム)が使用されるのが一般
的であり、このためにコスト高になると共に前記トレー
の場合と同じように廃棄物公害問題及び省資源化の問題
が指摘されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような公知のト
レーに代わるものとして、最近紙を主体としたトレーが
提案されているが、PPC製トレーに比較して質感、展
示効果、見栄え、コスト等の点で劣り、代替品とはなり
得ていないのが現状である。
【0005】本発明は斯る点に鑑みて提案されるもので
あって、その目的は、廃棄物公害問題を解消すると共に
省資源、コストの低減に寄与するプラスチック容器(ト
レー及び自立袋)を提案することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において提案する
プラスチック容器の構成は次のとおりである。
【0007】1.2枚のプラスチックフィルムを貼り合
わせる際に、その一方のフィルムに 熱発泡体層を筋状に
形成し、この熱発泡体面を内側に位置させて2枚のフィ
ルムを貼り合わせたのち、前記熱発泡体を加熱して熱膨
張させることにより 、容器に波又は筋を形成して成るプ
ラスチック容器。
【0008】2.熱発泡体が熱発泡性インキから成るプ
ラスチック容器。
【0009】上記プラスチック容器に用いられる2枚の
プラスチックフィルムとしてはポリオレフィン/ポリオ
レフィン、ポリオレフィン/ポリエステル或いは延伸ポ
リプロピレン等の組み合わせを任意に選択することがで
き、この組み合わせは自由である。又、2枚のプラスチ
ックフィルムは、夫々が特徴を持った性質を有するフィ
ルム(アルミ箔を貼り合わせたものを含む)を複合させ
たものを用いてもよい。
【0010】2枚のプラスチックフィルムは、同一形状
に成形され、中に空隙を形成する手段としては、ヒート
シールバーを用いて筋状の空隙を残して他をヒートシー
ルする方法或いは接着剤を用いて2枚のプラスチックフ
ィルムを貼り合わせる方法等を採用できる。
【0011】
【作用】2枚のプラスチックフィルムは、目的とする形
状を想定して設計された空隙を残して複合される。トレ
ーの場合、この複合されたプラスチックフィルムは、ト
レーとしての輪郭を形成する大きさにカットされる。そ
の上で、2枚の何れか一方の表面に熱発泡性インキを用
いて筋状に印刷を行い、この印刷面を内側にして2枚の
プラスチックフィルムを複合し、トレーの輪郭でカット
したのち、熱を加えて熱発泡性インキを発泡させること
により筋状に印刷した部分を膨出させ、これによりトレ
ーを形成する。
【0012】一方、自立袋の場合も、2枚のプラスチッ
クフィルム間に熱発泡体で筋を形成したのち、熱を加え
て発泡させることにより、袋に自立用の筋を形成し、こ
の筋を骨格にして自立させるものである。
【0013】
【実施例】図1及び図2は本発明に係るトレーであっ
て、このトレー1は、平面長方向の周囲に未シール部分
2を形成すると共にこの内側に平行な間隔で未シール部
分2aを形成することにより、内部に空隙3、3aを形
成し、この空隙3、3a内に逆止弁5付のエアー注入口
4からエアーを注入して膨らませた構造である。なお、
実施例の場合、周囲の空隙3と中の空隙3aとはその内
部で連通しており、エアー注入口4からエアーを注入し
た場合、全体の空隙3、3a内にエアーが行き渡る構造
である。
【0014】実施例のトレー1は上記の構造であって、
図2に示すように、従来例のトレーの場合と同じように
例えば鮮魚aをトレー1内に載せ、ラップbをかけて使
用する。
【0015】図3は、合掌貼りにより製袋した自立袋で
あって、この自立袋10は、図4に示すように2枚のプ
ラスチックフィルムを複合する際に表11と裏12側に
同じように逆台形の筋状未シール部分13、13aを形
成すると共に底辺14の未シール部分を袋の両サイド1
0aの部分まで一直線状延長し、逆止弁付のエアー注入
口15を延長未シール部分16の一部に設けたものであ
る。この自立袋10の場合もエアー注入口15から未シ
ール部分13、13a、16によって形成された空隙1
7内にエアーを注入すると、この未シール部分13、1
3a、16部分が膨出して骨格となり、袋内に物を入れ
て広げると、底の部分は図5に示す四角形に広がり、こ
の広がりにより置いた際に安定し、たての骨格によって
袋が崩れる(倒れる)のを防止する。図中18は所謂耳
に相当する部分であって、この耳18は外側に突出させ
ておいてもよいが、図3、図5において点線で示すよう
に内側に90度折り曲げて処理しておいてもよい。
【0016】なお、実施例は、袋の底の輪郭及び縦の四
隅に相当する部分に未シール部分(空隙)を形成した
が、底の部分にだけ未シール部分を形成し、底を安定さ
せ、縦の形は袋内に容れた内容物により保形するように
してもよく、未シール部分(空隙)の設計は任意であ
る。又、未シール部分13、13a、16内にエアーを
注入する順序は、袋内に物を入れてからでもよい。
【0017】トレー1及び自立袋10において、未シー
ル部分に相当する箇所に熱発泡性インキを用いて筋状の
骨格を印刷した場合、トレー1の場合は四角形にカット
した後に加熱室内にフィルムを入れると、インキが熱発
泡し、この発泡した部分がトレーとしての周囲と内部の
波形を形成する。一方自立袋の場合は、製袋後に加熱す
ることで、自立袋としての骨格が形成される。
【0018】図6は底を舟型に形成した自立袋であっ
て、この袋20は、横と縦に形成した未シール筋状空隙
21、21a内にエアーを注入して骨格を形成した実施
例、図7は同じように底を舟型に形成した自立袋であっ
て、この袋30は、横と縦に形成した未シール筋状空隙
31、31a内にエアーを注入して骨格を形成した実施
例である。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように、プラスチックフ
ィルムを用いてトレーを成形したことにより、従来の発
泡材を使用する場合に比較して廃棄処分した際の絶対的
なプラスチック量が大幅に減少し、この分廃棄物公害の
問題が解消されると共に使用するプラスチック量も少な
いので、省資源効果もある。又、紙製のトレー等に比較
して、商品形態、見栄えもよい。
【0020】次に、自立袋に本発明を実施することによ
り、従来のように腰の強い高価なフィルム材料を使用せ
ずとも自立袋を形成でき、この場合も廃棄物公害問題の
解消と省資源及び低コスト化に寄与できる。又、空隙内
からエアー、液体等を抜くことにより、嵩の問題も解消
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したトレーの説明図。
【図2】A−A′線断面図。
【図3】本発明を実施した自立袋の説明図。
【図4】物を入れる前の自立袋の説明図。
【図5】底が四角形に開放した自立袋の説明図。
【図6】底を舟型に形成した自立袋の説明図。
【図7】底を舟型に形成した自立袋の説明図。
【符号の説明】
1 トレー 2、2a 未シール部分 3、3a 空隙 4 エアー注入口 5 逆止弁 a 鮮魚 b ラップ 10 自立袋 11 表 12 裏 13、13a、16 未シール部分 14 底辺 15 エアー注入口 17 空隙 18 耳 20、30 自立袋

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のプラスチックフィルムを貼り合わ
    せる際に、その一方のフィルムに熱発泡体層を筋状に形
    成し、この熱発泡体面を内側に位置させて2枚のフィル
    ムを貼り合わせたのち、前記熱発泡体を加熱して熱膨張
    させることにより、容器に波又は筋を形成して成るプラ
    スチック容器。
  2. 【請求項2】 熱発泡体が熱発泡性インキから成る請求
    項1記載のプラスチック容器。
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