JP3287607B2 - 酸素富化生成物流の製造方法 - Google Patents

酸素富化生成物流の製造方法

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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はガス成分として主として酸素と窒
素とを含む混合ガス、例えば空気から変圧式吸着(pr
essure swing adsorption)
(PSA)を用いて酸素富化ガスを得る方法に関する。
【0002】変圧式吸着装置と方法は、空気を含めた混
合ガスから酸素富化流を製造するために広く用いられて
おり、多くのこのような装置と方法が用いられてきた。
【0003】このような装置では、時間が短いことが
分の1種の吸着に用いられるシーブ材の良好な利用を可
能にするので、方法の実施に比較的短時間のサイクルを
用いることが有利である。サイクル時間が短い場合、拡
散抵抗を減ずるために、一般により微細な粒度のシーブ
材を用いる。短いサイクル時間の典型的な例は米国特許
第4,194,891号と第4,194,892号に述
べられている。上記特許の方法によると酸素生産量は増
加するが、収率はかなり低く、例えば10〜20%収率
である。
【0004】通常の真空PSA方法は高い酸素収率(5
0〜60%)を達成するが、生産速度はやや低い。通常
の3床PSA方法の生産速度は特に高いとはいえず;例
えば、典型的に、床サイズファクター(bed siz
e factor)はゼオライト約2000〜2600
kg/トン(metric ton)酸素生産量/日で
ある。
【0005】最適には、通常の3床系によって代表され
る高収率と共に迅速なサイクル時間と微細なシーブ粒子
とによって例示される高い生産速度を得ること、しかも
費用がかからず、操作が比較的簡単な方法を持つことが
明らかに望まれる。
【0006】本発明のPSA方法はコストを最少にし、
操作の簡単さを維持しながら、先行技術の欠点を解決す
ることによって、高い酸素収率並びに高い生産速度によ
って酸素富化生成物を得る。
【0007】この装置はシーブ材を適切に利用して短い
サイクル時間を用いるが、2床のみを必要にするにすぎ
、従って、今まで高収率を得るために必要であった先
行技術の3床方法を非常に簡単化する。
【0008】以下に示すように、他の特徴の1つは、2
吸着カラム系と共に真空ポンプを連続使用する又はほぼ
連続的に使用することによる動力節約である。このこと
は、均圧操作の一部又は全てを実施し、この間に第1カ
ラムの出口端部からの酸素富化流を第2カラムの出口端
部に供給し、第1カラムの入口端部から窒素富化ガスを
脱着することによって達成される。この手段によると、
均圧操作の少なくとも一部中に並びに残りの工程中に真
空ポンプが作用する。真空ポンプは全サイクル中に連続
的に又は殆ど連続的に作用するので、その使用、従って
その動力消費は最適化される。
【0009】従って、高い収率と生産速度とを有する2
床PSA方法を、例えば20〜35メッシュサイズのよ
うな、比較的微粒子のゼオライトシーブ材を用いて、ま
た例えば8〜12メッシュサイズのような大きい粒子に
よっても、40秒間未満、好ましくは約25〜30秒間
の短いサイクル時間において実施する。圧力変動の範囲
は脱着のための300torr未満、好ましくは200
torrまでの真空と、5psig未満、好ましくは3
psig未満の最大生成物圧力とを用いる。
【0010】本発明は特許第3091505号に係る発
明のプロセスを改良したものである。その特許発明の態
様では、各サイクルにつき全体で6工程においてプロセ
スを実施する。工程1〜3では、第1カラムが連続的に
真空ポンプによって排気され、工程4〜6では、第2カ
ラムが真空ポンプによって排気される。従って、この態
様では、全サイクルを通して真空ポンプが用いられる。
均圧工程である工程1と4では、ガスが排気中のカラム
から他方のカラムへ導かれる;工程2と5では、排気中
ではないカラムが生成物溜めから逆充填ガスを受容し;
工程3と6では、排気中ではないカラムが供給ガスを受
容して、生成物を生産し、生成物ガスは排気中のカラム
のパージに用いられる。
【0011】一方、本発明の第1実施態様では、各サイ
クルにつき全体で8工程においてプロセスを実施する。
工程1〜4では、第1カラムが連続的に真空ポンプによ
って排気され、工程5〜8では、第2カラムが真空ポン
プによって連続的に排気される。従って、この実施態様
では、全サイクルを通して真空ポンプが用いられる。均
圧工程である工程1と5では、ガスが排気中のカラムか
ら他方のカラムへ導かれる;工程2と6では、排気中で
はないカラムが生成物溜めから逆充填ガスを受容し;工
程3と7では、排気中ではないカラムが供給ガスを受容
して、生成物を生産し;工程4と8では、排気中ではな
いカラムが供給ガスを受容して、生成物を生産し続け、
生成物ガスは排気中のカラムのパージに用いられる。換
言すると、この実施態様のサイクルは、この実施態様で
は排気中ではないカラムが生成物を生産し、他方のカラ
ムがパージなしに排気されること以外は、特許第309
1505号に係る発明の態様と同じである。この実施態
様のサイクルは該特許発明の態様のサイクルよりも効率
がよい。
【0012】本発明の第2実施態様では、各サイクル
つき全体で10工程においてプロセスを実施する。工程
2〜5では、第1カラムが連続的に真空ポンプによって
排気され、工程7〜10では、第2カラムが真空ポンプ
によって連続的に排気される。従って、この実施態様で
は、操作サイクルの10工程の中の8工程を通して真空
ポンプが用いられる。均圧工程である工程1と6では、
ガスが丁度生産を終了したカラムから他方のカラムへ導
かれる;やはり均圧工程である工程2と7では、排気中
のカラムから他方のカラムへガスが導かれる;工程3と
8では、排気中ではないカラムが生成物溜めから逆充填
ガスを受容し;工程4と9では、排気中ではないカラム
が供給ガスを受容して、生成物を生産し;工程5と10
では、排気中ではないカラムが供給ガスを受容して、生
成物を生産し続け、生成物ガスは排気中のカラムのパー
ジに用いられる。従って、この実施態様のサイクルはこ
の実施態様が排気なしの均圧工程を含むこと以外は、
実施態様のサイクルと同じである。この実施態様の利
点は、均圧操作中にガスを供給する床の変動(dist
urbance)が少ないことであり、これはこの床が
均圧操作の初期部分中の両床間の差圧が最大であるとき
に両端部から減圧されないからである。
【0013】図1は本発明の方法の概略流れ図であり;
図2は特許第3091505号に係る発明の態様のカラ
ムサイクルを説明し;図3は本発明の第1実施態様のカ
ラムサイクルを説明し;図4は本発明の第2実施態様の
カラムサイクルを説明する。
【0014】参考のため、特許第3091505号に係
る発明の態様(以下、参考の態様という)のサイクルを
図1に示す概略流れ図と図2のカラムサイクルとに関し
て詳しく説明する。
【0015】最初に図1と図2では、例えば空気のよう
な、主として酸素と窒素とを含むガスから連続的に発生
する酸素富化ガス流を製造する装置を概略的に示す。2
吸着カラムAとBの各々は窒素を選択的に吸着しうる吸
着剤を含む。
【0016】参考の態様および本発明の全てのプロセス
実施態様では、吸着カラムに比較的微粒子の、すなわち
約8〜35メッシュ、好ましくは約12〜20メッシュ
のゼオライトを充填する。典型的なゼオライトシーブ材
は種々なゼオライト製造業者からビーズ又はペレットと
して入手可能である。プロセス実施態様の各工程の制御
は通常の手段によって、例えば標準の商業的設計のソレ
ノイド操作弁を制御するためのタイマーによって調節さ
れる。
【0017】参考の態様の工程1(図2に示す)では、
弁1Aと2Aとを閉じることによって、第1カラムAの
下端すなわち入口端部を閉鎖する。カラムAの上端すな
わち出口端部では、弁4Aと5Aとを閉じ、弁3Aを開
く。第2カラムBに関しては、弁9Bと10Bとを閉じ
る;従って、カラムBの出口からのガスは弁3Aを通っ
てカラムAの出口に導入され、この流れは弁8Bによっ
て制御される。同時に工程1では、カラムBの入口端部
において弁6Bが閉じるが、弁7Bは開く;従って、ガ
スは真空ポンプ16によってカラムBの入口端部からガ
スが引き出される。
【0018】この工程中、初期にはカラムA内の圧力よ
りも高いカラムB内の圧力を利用して、両カラム内の圧
力を実質的に等しくする。すなわち、カラムBは工程1
の開始時には、約1010torr(4.84psi
g)の正圧であるが、工程1の終了時までに約500t
orr(−5.03psig)に低下し、カラムAは工
程1を約200torr(−10.83psig)の圧
力で開始し、470torr(−5.61psig)に
昇圧する。それ故、工程1の終了時に、カラム圧力は本
質的に等しくなる。工程1は非常に迅速に、好ましくは
約2〜6秒間に、さらに好ましくは約4秒間に行われ
る。
【0019】工程2では、弁3Aが閉じ、弁5Aと24
が開き、溜め18からの酸素富化生成物ガスがカラムA
の出口に導入され、計量弁26によって制御されて、カ
ラムAを逆充填し、カラムAの圧力をさらに高める。典
型的に、生成物溜め内の圧力は約800torrである
ので、カラムA内の圧力は470torr(−5.61
psig)から約660torr(−1.93psi
g)まで上昇し続ける。同時に、ガスは依然として真空
ポンプ16によってカラムBの出口から開放弁7Bを通
って引き出され、カラムB内の圧力は降下し続ける。こ
の圧力は工程2では500torr(−5.03psi
g)から約450torr(−6.00psig)まで
低下する。工程2の時間も非常に迅速であり、好ましく
は約1〜5秒間に、さらに好ましくは約3秒間に終了す
る。
【0020】工程3では、弁1Aは開き、主として酸素
と窒素とを含む空気又は他の供給ガスが所定供給圧力下
で、ライン14を通ってカラムAの入口に導入される。
入口圧力は変動しうるが、入口圧力は理想的には3〜7
psigの最小所定圧力を有し、より好ましくは約5p
sigの最小値を有する。カラムAの出口では、弁5A
が閉じ、弁4Aが開く。従って、供給空気はカラムAを
通過し、カラムAでは窒素が吸着され、酸素富化生成物
流がカラムAの出口端部を出て、弁4A、逆止め弁11
を通り、ライン20を通って生成物溜め18に達する。
この工程中に、カラムAの圧力は酸素富化生成物の製造
時に660torr(−1.93psig)から101
0torr(4.84psig)まで上昇する。同時
に、工程3では、カラムBの入口端部からガスが引き出
され続けて、真空ポンプ16によってカラムBから窒素
富化ガスを脱着又は排気する。カラムBのその入口から
の脱着と同時に、弁10Bと24が開き、酸素富化生成
物流がカラムBの出口に導入されて、カラムBをパージ
する。酸素富化生成物流の流れは計量弁26によって制
御される。従って、カラムBはその出口に導入された酸
素富化ガス流によってパージされ、その入口から窒素富
化ガスを引き出すことによって脱着される。従って、カ
ラムB内の圧力は、真空ポンプ16による引き出しが妨
害されずに続くときに、典型的には約450torr
(−6.10psig)から約200torr(−1
0.83psig)まで低下し続ける。工程3も非常に
迅速に、好ましくは約10〜25秒間に、より好ましく
は約18秒間に実施される。
【0021】工程4まで続けると、均圧を再び、今度は
カラムAの今や高圧のガスをカラムBに導入することに
よって実施する。これはカラムAの出口の弁4Aを閉
じ、弁3Aを開くことによって実施される。カラムBの
出口では、弁10Bが閉じ、ガスは計量弁8Bによって
制御されて、均圧のためにカラムAからカラムBに達す
る。同時に、当然、供給流はカラムAの入口の弁1Aを
閉じることによって遮断され、弁2Aを開くと、ガスが
真空ポンプ16によってカラムAの入口端部から引き出
される。カラムBの入口は弁7Bを閉じることによって
完全に閉鎖される。
【0022】それ故、工程4では、カラムA内とカラム
B内の圧力が大体等しくなり、カラムA内の圧力は約1
010torr(4.84psig)から約500to
rr(−5.03psig)まで低下し、カラムB内の
圧力は約200torr(−10.83psig)から
約470torr(−5.61psig)まで上昇す
る。工程4は好ましくは約2〜約6秒間の時間内に、よ
り好ましくは約4秒間に実施される。
【0023】工程5では、弁3Aが閉じて、カラムAの
出口端部を完全に閉鎖し、ガスはカラムAの入口端部か
ら引き出され続け、圧力を典型的には500torr
(−5.03psig)から450torr(−6.0
0psig)まで低下する。弁10Bと28が開き、生
成物溜め18からの酸素富化生成物はカラムBに入り、
カラムBの圧力が典型的に約470torr(−5.6
1psig)から約660torr(−1.93psi
g)まで上昇するように、計量弁30によって制御され
て、このカラムを逆充填する。再び、工程2と同様に、
逆充填工程は約1〜5秒間に、好ましくは約3秒間に行
われる。
【0024】最後に工程6では、弁6Bが開き、圧縮供
給流がカラムBの入口に導入される。弁9Bが開くと、
カラムBからの酸素富化生成物流が逆止め弁12を通っ
て、ライン20を介して生成物溜め18に達する。
【0025】工程6では、弁24と5Aが開き、これに
よって酸素富化ガスは計量弁26によって制御されてカ
ラムAの出口に入り、カラムAをパージする。カラムA
のパージと同時に、ガスは真空ポンプ16によってカラ
ムAの入口から引き出されて、窒素富化ガスを脱着又は
排気し続ける。典型的に、この場合にも、カラムA内の
圧力は約450torr(−6.00psig)から約
200torr(−10.83psig)まで低下し、
カラムB内の圧力は約660torr(−1.93ps
ig)から約1010torr(4.84psig)ま
で上昇する。工程6の時間は約10〜約25秒間、好ま
しくは約18秒間である。
【0026】工程6の終了時に、全工程順序を連続サイ
クル基準で繰り返し、各工程中に生成物は連続的に生成
物溜め18から弁32を通って取り出される。
【0027】図から分かるように、この参考の態様で
は、真空ポンプ16を連続的に用いて、2カラムのいず
れからか交互にガスを引き出すので、真空ポンプが効果
的に利用されて、全サイクルを通しての動力使用が最小
になる。
【0028】次に図3を説明すると、図3には図2に示
した基本サイクルの変更である本発明の態様を示す。図
3のサイクルの工程1、2、5及び6はそれぞれ、図2
サイクルの工程1、2、4及び5と同じである。図3サ
イクルの工程3は図2サイクルの工程3と同じである
が、図3の工程3中にはカラムBを生成物ガスによって
パージしない。同様に、図3サイクルの工程7は図2サ
イクルの工程6とは、図3サイクルの工程7中にはカラ
ムAをパージしないことで、異なる。この結果は図3サ
イクルの工程3中は弁10Bと24とを閉じた状態に維
持し、工程7中は弁5Aと24とを閉じた状態に維持す
ることによって生ずる。
【0029】従って、図3サイクルの工程3では、弁1
Aが開き、主として酸素と窒素とを含む空気その他の供
給ガスが所定の供給圧力下でカラムAの入口に導入され
る。入口圧力は変動しうるが、理想的には3〜7psi
gの所定最小値を有し、好ましくは約5psigの最小
値を有する。カラムAの出口では、弁5Aが閉じ、弁4
Aが開く。供給空気はカラムAを通過し、カラムAでは
窒素が吸着され、酸素富化生成物流がカラムAの出口端
部を出て、弁4A、逆止め弁11を通り、ライン20を
通って生成物溜め18に達する。この工程中に、カラム
Aの圧力は酸素富化生成物の製造時に約660torr
(−1.93psig)から約900torr(2.7
1psig)まで上昇する。工程3では、カラムBの入
口端部からガスが引き出され続けて、真空ポンプ16に
よってカラムBから窒素富化ガスを脱着又は排気する。
従って、カラムB内の圧力は、真空ポンプ16による引
き出しが妨害されずに続くときに、典型的には約450
torr(−6.00psig)から約210torr
(−10.64psig)まで低下し続ける。工程3は
非常に迅速に、好ましくは約8〜20秒間、より好まし
くは約13秒間のサイクル時間範囲内に実施される。
【0030】同様に、図3サイクルの工程7では、弁6
Bが開き、供給ガスがカラムにその入口を通って導入
される。カラムBの出口では、弁9Bが開くと、カラム
Bからの酸素富化生成物流が逆止め弁12、ライン20
を介して生成物溜め18に達する。工程7中に、カラム
A内の圧力は約450torr(−6.00psig)
から約210torr(−10.64psig)まで低
下し、カラムB内の圧力は約660torr(−1.9
3psig)から約900torr(2.71psi
g)まで上昇する。工程7の時間は約8〜約20秒間、
好ましくは約13秒間である。
【0031】図3サイクルの工程4と8は図2サイクル
の工程3と6に同じであるが、図3サイクルの工程4と
8の持続時間は図2サイクルの工程3と6の持続時間よ
りも短い。また、図3サイクルの工程4と8とにおいて
排気されるカラムの初期圧力は、図3サイクルの工程3
と7における吸着剤の排気の持続のために、図2サイク
ルの工程3と6とにおいて排気されるカラムの初期圧力
よりも低い。
【0032】従って、図3サイクルの工程4では、弁1
Aと4Aが開き、それによって、カラムAで製造された
酸素富化生成物流が逆止め弁11とライン20とを通っ
て生成物溜め18に入り、工程8では、弁6Bと9Bが
開き、それによって、カラムBで製造された酸素富化生
成物流が逆止め弁11とライン20とを通って生成物溜
め18に達する。また、工程4では、弁7B、10B、
24が開き、それによって酸素富化ガスはカラムBをパ
ージすることができ、真空ポンプ16はカラムBを排気
し続けることができる。工程8中に、弁2A、5A、2
4も開き、それによって酸素富化ガスはカラムAをパー
ジすることができ、真空ポンプ16はカラムAを排気し
続けることができる。
【0033】工程4では、カラムB内の圧力は約210
torr(−10.64psig)から約200tor
r(−10.83psig)まで低下し、カラムA内の
圧力は約900torr(2.71psig)から約1
010torr(4.84psig)まで上昇する。同
様に、工程8では、カラムA内の圧力は約210tor
r(−10.64psig)から約200torr(−
10.83psig)まで低下し、カラムB内の圧力は
約900torr(2.71psig)から約1010
torr(4.84psig)まで上昇する。工程4と
8の時間は約5〜約15秒間、好ましくは約10秒間で
ある。
【0034】上記から、この実施態様の全サイクル時間
が通常約16〜約46秒間の範囲内であることが分か
る。好ましい実施態様では、8工程サイクルの全時間は
約40秒間未満、最も好ましくは約30秒間である。
【0035】この実施態様でも、真空ポンプ16を連続
的に用いて2カラムのいずれかから交互にガスを引き出
し、サイクル全体を通しての動力使用を最小にするため
に、真空ポンプが効果的に用いられる。
【0036】次に、図4を説明すると、図4には図3に
示した基本サイクルの変更態様を示す。図4のサイクル
の工程3、4、5、8、9及び10はそれぞれ、図3サ
イクルの工程2、3、4、6、7及び8と同じである。
図4サイクルの工程1は図3サイクルの工程1とは、図
4サイクルの工程1ではカラムBを排気しないことで、
異なる。同様に、図4サイクルの工程6は図3サイクル
の工程5とは、図4サイクルの工程6ではカラムAを排
気しないことで、異なる。この結果は図4サイクルの工
程1では弁7Bを閉じた状態に維持し、図4サイクルの
工程6では弁2Aを閉じた状態に維持することによって
生ずる。図4サイクルの工程2と7は図3サイクルの工
程1と5とは、これらの工程の持続時間及びこれらの工
程の開始時の圧力が同じでないことでのみ異なる。
【0037】図4サイクルの工程1では、弁3Aが開
き、全ての他の弁(弁32を除く)は閉じる。この工程
中にガスはカラムBからカラムAに達する。この工程中
も、カラムA中の圧力は典型的に約200torr(−
10.83psig)から約400torr(−6.9
6psig)まで上昇し、カラムB内の圧力は約101
0torr(4.84psig)から約750torr
(−0.19psig)まで低下する。工程1は非常に
迅速に、好ましくは約2〜6秒間のサイクル時間範囲
内、より好ましくは約4秒間のサイクル時間範囲内に実
施される。
【0038】同様に、図4サイクルの工程6では、弁3
Aが開き、全ての他の弁(弁32を除く)は閉じる。こ
の工程中にガスはカラムAからカラムBに達し、カラム
B中の圧力は典型的に約200torr(−10.83
psig)から約400torr(−6.96psi
g)まで上昇し、カラムA内の圧力は約1010tor
r(4.84psig)から約750torr(−0.
19psig)まで低下する。工程6も同様に、好まし
くは約2〜6秒間のサイクル時間範囲内、より好ましく
は約4秒間のサイクル時間範囲内に実施される。
【0039】図4サイクルの工程2と7は図3サイクル
の工程1と5に同じである、但し図4サイクルの工程2
と7の好ましい持続時間は図3サイクルの工程1と5の
好ましい持続時間よりも短く、図4サイクルの工程2と
7において排気されるカラムの初期圧力は、工程1と6
において丁度生産を終了したカラムから丁度再生を終了
したカラムにガスが移動するために、図3サイクルの工
程1と5において排気されるカラムの初期圧力よりも低
い。
【0040】図4サイクルの工程1では、カラムB内の
圧力は約1010torr(4.84psig)から約
750torr(−0.19psig)まで低下し、カ
ラムA内の圧力は約200torr(−10.83ps
ig)から約400torr(−6.96psig)ま
で上昇する。同様に、工程6では、カラムA内の圧力は
約1010torr(4.84psig)から約750
torr(−0.19psig)まで低下し、カラムB
内の圧力は約200torr(−10.83psig)
から約400torr(−6.96psig)まで上昇
する。工程1と6の時間は約2〜6秒間、好ましくは約
4秒間である。
【0041】図4サイクルの工程2では、カラムB内の
圧力は約750torr(−0.19psig)から約
500torr(−5.03psig)まで低下し、カ
ラムA内の圧力は約400torr(−6.96psi
g)から約470torr(−5.61psig)まで
上昇する。同様に、工程7では、カラムA内の圧力は約
750torr(−0.19psig)から約500t
orr(−5.03psig)まで低下し、カラムB内
の圧力は約400torr(−6.96psig)から
約470torr(−5.61psig)まで上昇す
る。工程2と7の時間は約1〜5秒間、好ましくは約3
秒間である。
【0042】この実施態様では、真空ポンプ16を連続
的に用いて、このサイクルの10工程の中の8工程にお
いて2カラムのいずれからか交互にガスを引き出す。従
って、サイクルの大部分を通しての動力使用を最小にす
るために、真空ポンプが効果的に用いられる。カラムの
排気に真空ポンプが用いられない工程では、真空ポンプ
はポンプに空気を供給することによって、任意に、作動
し続ける。
【0043】上記から、この実施態様の全サイクル時間
が通常約17〜約51秒間の範囲内であることが分か
る。好ましい実施態様では、10工程サイクルの全時間
は約40秒間未満、理想的には約30秒間である。
【0044】本発明を下記実施例によってさらに説明す
る、実施例中、部、%及び比は、他に指示しないかぎ
り、容量(volume)を基準にするものである。
【0045】参考例 図1に示した装置と、図2に示した工程順序とを用い
て、特許第3091505号に係る方法を実施して、酸
素富化生成物流を得た。2吸着カラムAとB(それぞ
れ、直径5.1cm(2インチ)、高さ38.1cm
(15インチ))に、ラン1〜3(表1)に対しては、
ラポルテ社(Laporte Co.)から商業的に入
手可能な0.4〜0.8mmビーズとしてカルシウムX
ゼオライトモレキュラーシーブ材と、ラン4に対しては
トーソー カンパニー(Tosoh Company)
からの1.5mmペレットとしてのゼオライト材(To
sohZeolum SA)とを充填した。サイクル中
の圧力変動範囲は3.5psig〜200torrであ
った。
【0046】サイクル時間、生産速度及び得られた収率
を表1に要約する。
【0047】 表1 ラン 1 2 3 4 サイクル時間(秒) 25 20 17 25 酸素純度(%) 93 93 93 93 かさ密度(kg/cm3) 681 681 681 620 酸素収率(%) 59 58 56 55 比生産(生産酸素標準リットル/時 40 51 59 40 /リットル床) 床サイズファクター(ゼオライトkg 535 420 375 487 /トン酸素/日) 上記試験から、各工程中にカラムのいずれかに真空を連
続的に適用する2カラム系によって高純度において高収
率と高生産速度とが達せられることが分かる。従って、
真空ポンプが効果的に用いられ、動力が節約される。サ
イクルは非常に迅速であり、シーブ材が良好に利用さ
れ、2床系の構成と作用は、より複雑で費用のかかる3
床系よりも明らかに有利である。
【0048】実施例1 図1に示した装置と、図3に示した工程順序とを用い
て、本発明の方法を実施して、酸素富化生成物流を得
た。吸着カラムAとBは直径61.0cm(24イン
チ)、長さ122cm(4フィート)であった。カラム
63.5cm(25インチ)のトーソーSAシーブ
と、15.2cm(6インチ)のアルミナとを充填し、
このアルミナはカラムの入口端部水分を吸着するため
に配置した。ランの持続時間は定常状態に達するために
充分であった。
【0049】サイクル時間、生産速度及び得られた収率
を表2に要約する。
【0050】 表2 工程 持続時間、秒 1と5 4 2と6 3 3と7 13 4と8 10 全サイクル時間 30 生成物純度(酸素%) 93.1 収率(%) 44.7 比生産(生成物Nm3/時/m3シーブ) 40.1 表2に示すように、本発明のこの実施態様のサイクルを
用いると、高い生成物純度と良好な収率とが得られる。
【0051】実施例2 図1に示した装置と、図4に示した工程順序とを用い
て、本発明の方法を実施して、酸素富化生成物流を得
た。吸着カラムAとBは直径4.3cm、長さ1.8m
であった。カラムに約1.7mの高さまでトーソーSA
500シーブを充填した。この実施例では、約30cm
のアルミナを充填した予備ガード(guard)床を水
分吸収のために各カラムに用いた。サイクル中に床が変
動したか否かを知るために、吸着剤床の上面に実験前に
ペイントを吹き付けた。ペイント層が保持されている
どうかを知るために、実験終了後に床の表面を調べた。
乱れた表面は床の変動を実証する。
【0052】サイクル時間、生産速度及び得られた収率
を表に要約する。
【0053】 表3 工程 持続時間、秒 1と6 4 2と7 3 3と8 3 4と9 10 5と10 10 全サイクル時間 30 生成物純度(酸素%) 93 収率(%) 49.2 比生産(生成物Nm3/時/m3シーブ) 41 上記表から分かるように、良好な性能結果が得られた。
床の表面を調べ、乱れていないことを発見した、このこ
とは吸着剤床の移動が生じないことを実証した。工程1
と6とを用いずに同じ試験を実施した場合に、床の変動
が検出された。従って、本発明の10工程サイクルはさ
らに有利である。
【0054】本発明の特定の実施態様を示したが、変更
がなされうるので、本発明がこれらに限定されないこと
を理解すべきであり、本発明は特許請求の範囲に入るよ
うな変更を含むものと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の概略流れ図である。
【図2】特許第3091505号に係る発明の態様のカ
ラムサイクルを説明する概略図である
【図3】本発明の第実施態様のカラムサイクルを説明
する概略図である
【図4】本発明の第実施態様のカラムサイクルを説明
する概略図である
【符号の説明】
A.吸着カラム B.吸着カラム 16.真空ポンプ 18.生成物溜め
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェレミー・ポール・ウィートランド イギリス国サリー,ギルドフォード, ザ・マウント,シェアボーン・コート 17 (72)発明者 シャン−ジャ・ドン アメリカ合衆国ニュージャージー州 07922,バークレー・ハイツ,クロムウ ェル・コート 31 (56)参考文献 特許3091505(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/04

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素を選択的に吸着しうる吸着剤を含む
    2個の吸着カラムと生成物溜めとを用いて少なくとも酸
    素と窒素とを含む供給ガスから酸素富化生成物流を製造
    する方法において、次の工程: (i)第2吸着カラムの入口からガスを引き出しなが
    ら、高圧の第2吸着カラムの出口から低圧の第1吸着カ
    ラムの出口にガスを導入し、両カラム内の圧力を実質的
    に等しくする工程; (ii)工程(i)の均圧工程後に、第2カラムの入口か
    らガスを引き出し続けながら、高圧の生成物溜め内に含
    まれる生成物ガスを第1カラムの出口に導入して、第1
    カラムを逆充填する工程; (iii)供給ガスを第1カラムの入口に所定圧力におい
    て導入し、第1カラムの出口から酸素富化ガス流を引き
    出し、前記酸素富化流を生成物溜め中に回収し、同時に
    第2カラムの入口からガスを引き出して、第2カラムか
    ら窒素富化ガスを脱着し、排気する工程; (iv)供給ガスを第1カラムの入口に所定圧力において
    導入し、第1カラムの出口から酸素富化ガス流を引き出
    し、前記酸素富化流を生成物溜め中に回収し、同時に第
    2カラムの入口からガスを引き出して、第2カラムから
    窒素富化ガスを脱着し、排気し続けながら、生成物流の
    一部を第2カラムの出口に導入して、第2カラムをパー
    ジする工程; (v)第1カラムの入口からガスを引き出しながら、
    期に高圧の第1カラムの出口から第2カラムの出口にガ
    スを導入して、両カラム内の圧力を実質的に等しくする
    工程; (vi)工程(v)の均圧後に、第1カラムの入口からガ
    スを引き出し続けながら、高圧の生成物溜め内に含まれ
    る酸素富化生成物流を第2カラムの出口に導入する工
    程; (vii)供給ガスを第2カラムの入口に所定圧力におい
    て導入し、第2カラムの出口から酸素富化ガス流を引き
    出し、前記酸素富化流を生成物溜め中に回収し、同時に
    第1カラムの入口からガスを引き出して、第1カラムか
    ら窒素富化ガスを脱着し、排気する工程;および、 (viii)供給ガスを第2カラムの入口に前記所定圧力に
    おいて導入し、第2カラムの出口から酸素富化流を取り
    出し、酸素富化ガスを前記生成物溜めに回収し、同時に
    第1カラムの入口からガスを引き出して、第1カラムか
    ら窒素富化ガスを脱着させ、排気しながら、生成物流の
    一部を第1カラムの出口に導入して、第1カラムをパー
    ジする工程を含み、 生成物溜めから酸素富化生成物ガスを引き出しながら、
    工程(i)〜(viii)を周期的に繰り返す前記方法。
  2. 【請求項2】 前記供給ガスが約3〜約7psigの圧
    力の空気であり、前記吸着剤が約8〜35メッシュのゼ
    オライトである請求項記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ゼオライトが約12〜約20メッシ
    ュのサイズを有するビーズ又はペレットの形状である請
    求項記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(i)と(v)とが約2〜6秒間
    行われ;前記工程(ii)と(vi)とが約1〜5秒間行わ
    れ;前記工程(iii)と(vii)とが約8〜20秒間行わ
    れ;工程(iv)と(viii)とが約5〜15秒間行われる
    請求項記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(i)と(v)とが約4秒間行わ
    れ;前記工程(ii)と(vi)とが約3秒間行われ;前記
    工程(iii)と(vii)とが約3秒間行われ;前記工程
    (iv)と(viii)とが約10秒間行われる請求項記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 前記供給ガスが約5psig未満の圧力
    である請求項記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記工程(i)から(viii)までが約4
    0秒間未満に実施される請求項記載の方法。
  8. 【請求項8】 窒素を選択的に吸着しうる吸着剤を含む
    2個の吸着カラムと生成物溜めとを用いて少なくとも酸
    素と窒素とを含む供給ガスから酸素富化生成物流を製造
    する方法において、次の工程: (i)高圧の第2吸着カラムの出口から低圧の第1吸着
    カラムの出口にガスを導入する工程; (ii)前記第2吸着カラムの出口から前記第1吸着カラ
    ムの出口に、両カラム内の圧力が実質的に等しくなるま
    で、ガスを導入し続けながら、同時に第2カラムの入口
    からガスを引き出す工程; (iii)工程(ii)の均圧後に、第2カラムの入口から
    ガスを引き出し続けながら、高圧の生成物溜め内に含ま
    れる生成物ガスを第1カラムの出口に導入して、第1カ
    ラムを逆充填する工程; (iv)供給ガスを第1カラムの入口に所定圧力において
    導入し、第1カラムの出口から酸素富化ガス流を引き出
    し、前記酸素富化流を生成物溜め中に回収し、同時に第
    2カラムの入口からガスを引き出して、第2カラムから
    窒素富化ガスを脱着し、排気する工程; (v)供給ガスを第1カラムの入口に前記所定圧力にお
    いて導入し、第1カラムの出口から酸素富化ガス流を引
    き出し、酸素富化流を前記生成物溜め中に回収し、第2
    カラムの入口からガスを引き出して、第2カラムから窒
    素富化ガスを脱着し、排気し続けながら、生成物流の一
    部を第2カラムの出口に導入して、第2カラムをパージ
    する工程; (vi)高圧の第1吸着カラムの出口から低圧の第2吸着
    カラムの出口にガスを導入する工程; (vii)前記第1吸着カラムの出口から前記第2吸着カ
    ラムの出口へ、両カラムの圧力が実質的に等しくなるま
    で、ガスを導入し続けながら、同時に第1カラムの入口
    からガスを引き出す工程; (viii)工程(vii)の均圧後に、第1カラムの入口か
    らガスを引き出し続けながら、高圧の生成物溜め内に含
    まれる酸素富化生成物ガスを第2カラムの出口に導入す
    る工程; (ix)供給ガスを第2カラムの入口に所定圧力において
    導入し、第2カラムの出口から酸素富化流を引き出し、
    前記酸素富化流を生成物溜め中に回収し、同時に第1カ
    ラムの入口からガスを引き出して、第1カラムから窒素
    富化ガスを脱着し、排気する工程;および、 (x)供給ガスを第2カラムの入口に前記所定圧力にお
    いて導入し、第2カラムの出口から酸素富化流を引き出
    し、酸素富化ガスを前記生成物溜め中に回収し、第1カ
    ラムの入口からガスを引き出して、第1カラムから窒素
    富化ガスを脱着し、排気し続けながら、生成物流の一部
    を第1カラムの出口に導入して、第1カラムをパージす
    る工程を含み、 生成物溜めから酸素富化生成物ガスを引き出しながら、
    工程(i)から(x)までを周期的に繰り返す前記方法。
  9. 【請求項9】 前記供給ガスが約3〜約7psigの圧
    力の空気であり、前記吸着剤が約8〜35メッシュのゼ
    オライトである請求項記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ゼオライトが約12〜約20メッ
    シュのサイズを有するビーズ又はペレットの形状である
    請求項記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記工程(i)と(vi)とが約2〜6
    秒間行われ;前記工程(ii)と(vii)とが約1〜5秒
    間行われ;前記工程(iii)と(viii)とが約1〜5秒
    間行われ;前記工程(iv)と(ix)とが約8〜20秒間
    行われ;工程(v)と(x)とが約5〜15秒間行われる
    請求項記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記工程(i)と(vi)とが約4秒間
    行われ;前記工程(ii)と(vii)とが約3秒間行わ
    れ;前記工程(iii)と(viii)とが約3秒間行われ;
    前記工程(iv)と(ix)とが約10秒間行われ;前記工
    程(v)と(x)とが約10秒間行われる請求項11記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記供給ガスが約5psigの圧力で
    ある請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記工程(i)から(x)までが約40
    秒間未満に実施される請求項記載の方法。
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